JPH0829798B2 - ビールのサービスシステム - Google Patents
ビールのサービスシステムInfo
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- JPH0829798B2 JPH0829798B2 JP3228789A JP22878991A JPH0829798B2 JP H0829798 B2 JPH0829798 B2 JP H0829798B2 JP 3228789 A JP3228789 A JP 3228789A JP 22878991 A JP22878991 A JP 22878991A JP H0829798 B2 JPH0829798 B2 JP H0829798B2
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- JP
- Japan
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- beer
- adjusting
- barrel
- beer barrel
- temperature
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B67—OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
- B67D—DISPENSING, DELIVERING OR TRANSFERRING LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B67D1/00—Apparatus or devices for dispensing beverages on draught
- B67D1/08—Details
- B67D1/12—Flow or pressure control devices or systems, e.g. valves, gas pressure control, level control in storage containers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B67—OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
- B67D—DISPENSING, DELIVERING OR TRANSFERRING LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B67D1/00—Apparatus or devices for dispensing beverages on draught
- B67D1/08—Details
- B67D1/12—Flow or pressure control devices or systems, e.g. valves, gas pressure control, level control in storage containers
- B67D1/1252—Gas pressure control means, e.g. for maintaining proper carbonation
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B67—OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
- B67D—DISPENSING, DELIVERING OR TRANSFERRING LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B67D1/00—Apparatus or devices for dispensing beverages on draught
- B67D1/08—Details
- B67D1/0801—Details of beverage containers, e.g. casks, kegs
- B67D2001/0812—Bottles, cartridges or similar containers
- B67D2001/082—Bottles, cartridges or similar containers arranged in parallel
Landscapes
- Devices For Dispensing Beverages (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はビール、特に生ビール
のサービスシステムに関する。即ち、ビヤホール、レス
トラン等の飲食店において、多数のドラフトタワー（ビ
ール放出口のこと）から飲みたいだけビールをジョッキ
に注ぐことができるサービスシステムである。
のサービスシステムに関する。即ち、ビヤホール、レス
トラン等の飲食店において、多数のドラフトタワー（ビ
ール放出口のこと）から飲みたいだけビールをジョッキ
に注ぐことができるサービスシステムである。
【０００２】
【従来の技術】予め定めた数組の一定分量ビールを、そ
の一定分量だけドラフトタワーから放出させるシステム
は従来から存在する。これはビールを詰めたビヤ樽に炭
酸ガス内包の圧縮ボンベで一定の気圧をかけ、このビヤ
樽から直接に、または、このビヤ樽を調整用のものとし
て使用し、これに短管を介して別の供給用ビヤ樽を連結
し、この供給用ビヤ樽からビールを取り出すもので、こ
の場合もビヤ樽と卓上のドラフトタワーとの間をパイプ
ラインで連結し、該ドラフトタワーで一定量のビールを
放出させるようにしたものである。
の一定分量だけドラフトタワーから放出させるシステム
は従来から存在する。これはビールを詰めたビヤ樽に炭
酸ガス内包の圧縮ボンベで一定の気圧をかけ、このビヤ
樽から直接に、または、このビヤ樽を調整用のものとし
て使用し、これに短管を介して別の供給用ビヤ樽を連結
し、この供給用ビヤ樽からビールを取り出すもので、こ
の場合もビヤ樽と卓上のドラフトタワーとの間をパイプ
ラインで連結し、該ドラフトタワーで一定量のビールを
放出させるようにしたものである。
【０００３】
【発明が解決しょうとする課題】しかしこの従来技術に
おいては、ビヤ樽内のビールは調整用または供給用のも
ののいずれも、うま味の出る飲み頃とされる５℃に冷却
され、またビール中の炭酸ガス含有率は、飲み頃とされ
る０．５％に保持するために、ビヤ樽内は１気圧を僅か
に越える程度の加圧しかかけられていない。高圧をかけ
ると上記両条件を同時に満足することができないからで
ある。しかし１気圧台ではビールを遠距離押し出す移送
圧力として十分でないので、ビヤ樽からドラフトタワー
までのパイプラインを長くとることはできない。即ち、
遠距離に亙ってビールを放出するのに十分な高気圧をか
けるにはビールを高温に保持しなければならないが、こ
れはうま味を落とすからできない。そうかといって低温
を保持したまま高圧をかければビール内に炭酸ガスを多
量に含有させてしまい、これもうま味を落とすからであ
る。したがって従来は上述の通り、ほぼ５℃、０．５％
の双方を保持したままパイプラインを配設せざるを得な
かったので、パイプラインはせいぜい２ｍ程度までしか
長くできなかった。結果、ビヤ樽（調整用および供給用
の両者または前者のみ）、ビヤ樽の冷却手段、ボンベ、
これら各器を連結する配線ならびにドラフトタワーとビ
ヤ樽とを接続するパイプライン、そしてそれらの付属機
器、これらの全部が、客卓近傍にすべて配設されなけれ
ばならないため、レストランの客卓回りが極端に混雑す
るおそれがあった。そこで従来はこのようなドラフトタ
ワーは１個のビヤ樽に接続可能な数だけ設置し、これを
給仕人が客の注文に応じて操作する方法をとっている。
おいては、ビヤ樽内のビールは調整用または供給用のも
ののいずれも、うま味の出る飲み頃とされる５℃に冷却
され、またビール中の炭酸ガス含有率は、飲み頃とされ
る０．５％に保持するために、ビヤ樽内は１気圧を僅か
に越える程度の加圧しかかけられていない。高圧をかけ
ると上記両条件を同時に満足することができないからで
ある。しかし１気圧台ではビールを遠距離押し出す移送
圧力として十分でないので、ビヤ樽からドラフトタワー
までのパイプラインを長くとることはできない。即ち、
遠距離に亙ってビールを放出するのに十分な高気圧をか
けるにはビールを高温に保持しなければならないが、こ
れはうま味を落とすからできない。そうかといって低温
を保持したまま高圧をかければビール内に炭酸ガスを多
量に含有させてしまい、これもうま味を落とすからであ
る。したがって従来は上述の通り、ほぼ５℃、０．５％
の双方を保持したままパイプラインを配設せざるを得な
かったので、パイプラインはせいぜい２ｍ程度までしか
長くできなかった。結果、ビヤ樽（調整用および供給用
の両者または前者のみ）、ビヤ樽の冷却手段、ボンベ、
これら各器を連結する配線ならびにドラフトタワーとビ
ヤ樽とを接続するパイプライン、そしてそれらの付属機
器、これらの全部が、客卓近傍にすべて配設されなけれ
ばならないため、レストランの客卓回りが極端に混雑す
るおそれがあった。そこで従来はこのようなドラフトタ
ワーは１個のビヤ樽に接続可能な数だけ設置し、これを
給仕人が客の注文に応じて操作する方法をとっている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明のビールのサービスシステムが採用する手段は、
調整用ビヤ樽を加温又は冷却することにより調整用ビヤ
樽内のビール温度を２０〜３３℃に調整保持する温度調
整手段と、この調整用ビヤ樽内の気圧を２〜３．５気圧
に保持する調整用ビヤ樽の一方に接続された圧縮ボンベ
と、この圧縮ボンベの加圧度合いを調整するレギュレー
タと、前記調整用ビヤ樽の他方に接続された供給用ビヤ
樽と、この供給用ビヤ樽に接続されたパイプラインと、
このパイプラインに接続されたドラフトタワーと、これ
ら供給用ビヤ樽、パイプライン、及び／又はドラフトタ
ワーを冷却する冷却手段と、を有し、上記温度調整手
段、圧縮ボンベ及びレギュレータによって調整用ビヤ樽
内のビールの炭酸ガス含有率をほぼ０．５％に維持し、
上記冷却手段によりビールをドラフトタワーからの放出
時にほぼ５℃になるように調整することを特徴とする。
本発明のビールのサービスシステムが採用する手段は、
調整用ビヤ樽を加温又は冷却することにより調整用ビヤ
樽内のビール温度を２０〜３３℃に調整保持する温度調
整手段と、この調整用ビヤ樽内の気圧を２〜３．５気圧
に保持する調整用ビヤ樽の一方に接続された圧縮ボンベ
と、この圧縮ボンベの加圧度合いを調整するレギュレー
タと、前記調整用ビヤ樽の他方に接続された供給用ビヤ
樽と、この供給用ビヤ樽に接続されたパイプラインと、
このパイプラインに接続されたドラフトタワーと、これ
ら供給用ビヤ樽、パイプライン、及び／又はドラフトタ
ワーを冷却する冷却手段と、を有し、上記温度調整手
段、圧縮ボンベ及びレギュレータによって調整用ビヤ樽
内のビールの炭酸ガス含有率をほぼ０．５％に維持し、
上記冷却手段によりビールをドラフトタワーからの放出
時にほぼ５℃になるように調整することを特徴とする。
【０００５】
【作用】本発明に係るビールのセルフサービスシステム
の構成は上記の通りであるから、調整用ビヤ樽内のビー
ルは炭酸ガスをほぼ０．５％含有しており、これと短管
を介して連結された供給用ビヤ樽内にも炭酸ガス０．５
％含有のビールが常に充満している。さらにこの供給用
ビヤ樽に接続された長いパイプライン中にもドラフトタ
ワー蛇口まで常に０．５％含有のビールが充満してい
る。これは炭酸ガスを内包する圧縮ボンベの炭酸ガス
が、この圧縮ボンベに直接接続された調整用ビヤ樽内の
ビールに炭酸ガスを必ずほぼ０．５％含有させるから
で、一旦そのような含有率に調整されたビールは、以
後、ガス抜きされた密閉通路内のどの地点においても同
一含有率を保持するからである。
の構成は上記の通りであるから、調整用ビヤ樽内のビー
ルは炭酸ガスをほぼ０．５％含有しており、これと短管
を介して連結された供給用ビヤ樽内にも炭酸ガス０．５
％含有のビールが常に充満している。さらにこの供給用
ビヤ樽に接続された長いパイプライン中にもドラフトタ
ワー蛇口まで常に０．５％含有のビールが充満してい
る。これは炭酸ガスを内包する圧縮ボンベの炭酸ガス
が、この圧縮ボンベに直接接続された調整用ビヤ樽内の
ビールに炭酸ガスを必ずほぼ０．５％含有させるから
で、一旦そのような含有率に調整されたビールは、以
後、ガス抜きされた密閉通路内のどの地点においても同
一含有率を保持するからである。
【０００６】調整用ビヤ樽内のビール温度が１０℃の時
は調整用ビヤ樽内の気圧を１．２５気圧に調整すればビ
ールの炭酸ガス含有率は０．５％となる。９℃以下の時
は気圧を１．２５気圧以下に下げなければならないが、
それでは５ｍ以上のパイプライン中にビールを移送する
のに十分な圧力はない。一方、調整用ビヤ樽内のビール
温度が３３℃の時は、調整用ビヤ樽内の気圧を３．５気
圧に上げれば、ビールの炭酸ガス含有率を０．５％に保
持できる。３４℃以上に温度上昇した時、調整用ビヤ樽
内の気圧を３．６気圧以上に上げると、ビールの炭酸ガ
ス含有率は０．５％以下に下がるからうま味を落とし、
採用することができない。したがって１年間を通じて本
発明のビールのセルフサービスシステムを稼働させるに
は、冬場に調整用ビヤ樽を加温する必要がある。また地
方によっては１年中加温する必要がある場合もある。特
にパイプラインが例えば３５ｍと長い場合にはそうであ
る。逆に暑い気候の地では調整用ビヤ樽を冷却する必要
も出る。平均的な気候の地域では、冬場は多少の加温を
行うか調整用ビヤ樽を室内に設置することで本システム
を稼働させることができる。また夏場は概ね外気温中に
放置すればよく、したがって温度調整手段は不要であ
る。あるいはパイプラインを短くすることが店内の構造
上可能なら、そのようにパイプラインを交換することで
対処することもできる。そしてこのように源部でビール
温度を高く保持しておいても、ドラフトタワー近傍のパ
イプラインの一定長さ域など、調整用ビヤ樽以外を急速
冷却することでビールを一瞬のうちにほぼ５℃にまで冷
却してドラフトタワーから放出させることができ問題は
ない。
は調整用ビヤ樽内の気圧を１．２５気圧に調整すればビ
ールの炭酸ガス含有率は０．５％となる。９℃以下の時
は気圧を１．２５気圧以下に下げなければならないが、
それでは５ｍ以上のパイプライン中にビールを移送する
のに十分な圧力はない。一方、調整用ビヤ樽内のビール
温度が３３℃の時は、調整用ビヤ樽内の気圧を３．５気
圧に上げれば、ビールの炭酸ガス含有率を０．５％に保
持できる。３４℃以上に温度上昇した時、調整用ビヤ樽
内の気圧を３．６気圧以上に上げると、ビールの炭酸ガ
ス含有率は０．５％以下に下がるからうま味を落とし、
採用することができない。したがって１年間を通じて本
発明のビールのセルフサービスシステムを稼働させるに
は、冬場に調整用ビヤ樽を加温する必要がある。また地
方によっては１年中加温する必要がある場合もある。特
にパイプラインが例えば３５ｍと長い場合にはそうであ
る。逆に暑い気候の地では調整用ビヤ樽を冷却する必要
も出る。平均的な気候の地域では、冬場は多少の加温を
行うか調整用ビヤ樽を室内に設置することで本システム
を稼働させることができる。また夏場は概ね外気温中に
放置すればよく、したがって温度調整手段は不要であ
る。あるいはパイプラインを短くすることが店内の構造
上可能なら、そのようにパイプラインを交換することで
対処することもできる。そしてこのように源部でビール
温度を高く保持しておいても、ドラフトタワー近傍のパ
イプラインの一定長さ域など、調整用ビヤ樽以外を急速
冷却することでビールを一瞬のうちにほぼ５℃にまで冷
却してドラフトタワーから放出させることができ問題は
ない。
【０００７】次にビヤ樽内のビールがなくなってきたと
きのビヤ樽交換方法について説明すると、まず圧縮ボン
ベの栓、ならびに供給用ビヤ樽の調整用ビヤ樽からの栓
を閉じてから、調整用ビヤ樽を外し、次に圧縮ボンベを
供給用ビヤ樽に接続し、そして供給用ビヤ樽の栓を開け
る。こうして空に近い調整用ビヤ樽をライン外に外し、
ビールの詰まった別の調整用ビヤ樽と交換する。そして
新たにライン中に入れられた調整用ビヤ樽に元のように
圧縮ボンベを連結してその栓を開け、調整用ビヤ樽内の
ビールの炭酸ガス含有率を０．５％に調整してから、供
給用ビヤ樽に短管を介して接続し、その栓を開ければよ
い。こうすれば交換作業中に客がドラフトタワーを開け
てビールを注いでも通常通りシステムは稼働することが
できるし、その後も変化なく稼働させることができる。
きのビヤ樽交換方法について説明すると、まず圧縮ボン
ベの栓、ならびに供給用ビヤ樽の調整用ビヤ樽からの栓
を閉じてから、調整用ビヤ樽を外し、次に圧縮ボンベを
供給用ビヤ樽に接続し、そして供給用ビヤ樽の栓を開け
る。こうして空に近い調整用ビヤ樽をライン外に外し、
ビールの詰まった別の調整用ビヤ樽と交換する。そして
新たにライン中に入れられた調整用ビヤ樽に元のように
圧縮ボンベを連結してその栓を開け、調整用ビヤ樽内の
ビールの炭酸ガス含有率を０．５％に調整してから、供
給用ビヤ樽に短管を介して接続し、その栓を開ければよ
い。こうすれば交換作業中に客がドラフトタワーを開け
てビールを注いでも通常通りシステムは稼働することが
できるし、その後も変化なく稼働させることができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の１実施例を示す図面を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【０００９】図１は請求項１に記載の技術を示す概念図
である。ただし図１では簡略化のため、一方で圧縮ボン
ベには調整用ビヤ樽１個しか接続して示さないが、他方
でレジ近傍に設置された積算表示計としてはドラフトタ
ワーを１０個有するシステムを示している。実際のサー
ビスシステムとしては、調整用ビヤ樽は例えば５個が圧
縮ボンベに接続され、そしてその場合はトラフトタワー
は１０個を配設される。換言すれば、図１ではレジ近傍
に設置する積算表示計にはこのような実際例のものを想
定して描いたが、他方で調整用ビヤ樽、供給用ビヤ樽、
これらから出るパイプライン並びにドラフトタワー、積
算表示計等については簡略化のため１系統しか示してい
ない。図２はビール中の炭酸ガス含有率が、気圧および
温度の影響で如何に変化するかを示す平衡圧図表であ
る。
である。ただし図１では簡略化のため、一方で圧縮ボン
ベには調整用ビヤ樽１個しか接続して示さないが、他方
でレジ近傍に設置された積算表示計としてはドラフトタ
ワーを１０個有するシステムを示している。実際のサー
ビスシステムとしては、調整用ビヤ樽は例えば５個が圧
縮ボンベに接続され、そしてその場合はトラフトタワー
は１０個を配設される。換言すれば、図１ではレジ近傍
に設置する積算表示計にはこのような実際例のものを想
定して描いたが、他方で調整用ビヤ樽、供給用ビヤ樽、
これらから出るパイプライン並びにドラフトタワー、積
算表示計等については簡略化のため１系統しか示してい
ない。図２はビール中の炭酸ガス含有率が、気圧および
温度の影響で如何に変化するかを示す平衡圧図表であ
る。
【００１０】図１において調整用ビヤ樽１０は、炭酸ガ
ス内包の圧縮ボンベ１に連結管５を介して接続されてい
る。圧縮ボンベ１にはレギュレータ２、栓３が取り付け
られ、調整用ビヤ樽内の気圧を２〜３．５気圧に保持し
ており、また、調整用ビヤ樽１０内のビール温度を２０
〜３３℃に保持するように加温または冷却する温度調整
手段６０がこの調整用ビヤ樽１０に設けられていて、調
整用ビヤ樽内のビールが炭酸ガス含有率をほぼ０．５％
に維持するよう調整可能にされている。もっとも温度調
整手段６０は、夏場、南方地、あるいは調整用ビヤ樽の
設置場所（例えば冬場は暖房施設近傍、夏場は屋外）次
第では、特に設けられていなくても差し支えない。上記
０００６項で説明したように、大気温度が２０〜３３℃
になる夏場には調整用ビヤ樽１０をそうした大気中に置
くだけで容易に温度調整できるからである。そこで温度
調整手段６０は図示していない。調整用ビヤ樽１０には
栓１１、連結管５の接続端部１２、及び供給用ビヤ樽２
０と連結する短管１５の接続端部１３とが取り付けら
れ、供給用ビヤ樽２０は調整用ビヤ樽１０に隣接設置さ
れて、調整用ビヤ樽１０同様に、栓２１、短管１５の接
続端部２２、およびパイプライン端部に接続される接続
端部２３が取り付けられている。これら栓２１、接続端
部２２は調整用ビヤ樽１０の栓１１、接続端部１２と同
一規格に構成され前記圧縮ボンベ１の連結管５に直接接
続できるようにされている。これら調整用ビヤ樽１０と
供給用ビヤ樽２０とは短管１５で連結される。
ス内包の圧縮ボンベ１に連結管５を介して接続されてい
る。圧縮ボンベ１にはレギュレータ２、栓３が取り付け
られ、調整用ビヤ樽内の気圧を２〜３．５気圧に保持し
ており、また、調整用ビヤ樽１０内のビール温度を２０
〜３３℃に保持するように加温または冷却する温度調整
手段６０がこの調整用ビヤ樽１０に設けられていて、調
整用ビヤ樽内のビールが炭酸ガス含有率をほぼ０．５％
に維持するよう調整可能にされている。もっとも温度調
整手段６０は、夏場、南方地、あるいは調整用ビヤ樽の
設置場所（例えば冬場は暖房施設近傍、夏場は屋外）次
第では、特に設けられていなくても差し支えない。上記
０００６項で説明したように、大気温度が２０〜３３℃
になる夏場には調整用ビヤ樽１０をそうした大気中に置
くだけで容易に温度調整できるからである。そこで温度
調整手段６０は図示していない。調整用ビヤ樽１０には
栓１１、連結管５の接続端部１２、及び供給用ビヤ樽２
０と連結する短管１５の接続端部１３とが取り付けら
れ、供給用ビヤ樽２０は調整用ビヤ樽１０に隣接設置さ
れて、調整用ビヤ樽１０同様に、栓２１、短管１５の接
続端部２２、およびパイプライン端部に接続される接続
端部２３が取り付けられている。これら栓２１、接続端
部２２は調整用ビヤ樽１０の栓１１、接続端部１２と同
一規格に構成され前記圧縮ボンベ１の連結管５に直接接
続できるようにされている。これら調整用ビヤ樽１０と
供給用ビヤ樽２０とは短管１５で連結される。
【００１１】前記調整用ビヤ樽１０は、台秤１６上に乗
せられる。台秤１６には調整用ビヤ樽１０内のビール残
量が少なくなったときの調整用ビヤ樽１０全体の重量値
を予め記憶させておき、この重量値を検知すると信号を
送信する手段を付設してある。発信した信号は接続線１
７経由で所望箇所、例えばレジ５０近傍あるいは調理場
等、に設置された警告灯５１ｂもしくは警告ブザーを作
動する。
せられる。台秤１６には調整用ビヤ樽１０内のビール残
量が少なくなったときの調整用ビヤ樽１０全体の重量値
を予め記憶させておき、この重量値を検知すると信号を
送信する手段を付設してある。発信した信号は接続線１
７経由で所望箇所、例えばレジ５０近傍あるいは調理場
等、に設置された警告灯５１ｂもしくは警告ブザーを作
動する。
【００１２】供給用ビヤ樽２０の前記接続端部２３は二
股に形成され、各端部にパイプライン２４、２５が接続
される。このパイプライン２４、２５の他の端部は各々
ドラフトタワー３０、３５に接続される。これらパイプ
ライン２４、２５は供給用ビヤ樽２０からドラフトタワ
ー３０、３５までの長さを、例えば３５ｍなど所望長さ
に配線することができる。ただし接続端部２３から三股
以上にパイプラインを接続することは避けた方がよい。
圧縮ボンベ１の押出力が分散し過ぎてドラフトタワー３
０、３５からのビール放出が確保されないおそれがある
からである。パイプライン２４、２５の管内径は、例え
ばウイリアムス・ハーゼンの流量公式に従って決定す
る。一般に例えば６ｍｍとか８ｍｍの管内径が適当であ
る。
股に形成され、各端部にパイプライン２４、２５が接続
される。このパイプライン２４、２５の他の端部は各々
ドラフトタワー３０、３５に接続される。これらパイプ
ライン２４、２５は供給用ビヤ樽２０からドラフトタワ
ー３０、３５までの長さを、例えば３５ｍなど所望長さ
に配線することができる。ただし接続端部２３から三股
以上にパイプラインを接続することは避けた方がよい。
圧縮ボンベ１の押出力が分散し過ぎてドラフトタワー３
０、３５からのビール放出が確保されないおそれがある
からである。パイプライン２４、２５の管内径は、例え
ばウイリアムス・ハーゼンの流量公式に従って決定す
る。一般に例えば６ｍｍとか８ｍｍの管内径が適当であ
る。
【００１３】ドラフトタワー３０、３５、パイプライン
２４、２５及び供給用ビヤ樽２０の全部又は一部に冷却
手段３８、３９を設置し、調整用ビヤ樽１０内のビール
温度が２０〜３３℃と高温でもドラフトタワー３０、３
５からの放出前に必ず通過する冷却域でビールを５℃に
まで瞬間的に冷却するようにしている。既に調整用ビヤ
樽１０内で炭酸ガス含有率を０．５％に調整されている
ビールは、一旦調整用ビヤ樽１０から出てしまえば、そ
の他の地域で冷却されても炭酸ガス含有率を変えるおそ
れはない。つまり調整用ビヤ樽１０自体を冷却しない限
り、他の箇所を冷却することは差し支えない。
２４、２５及び供給用ビヤ樽２０の全部又は一部に冷却
手段３８、３９を設置し、調整用ビヤ樽１０内のビール
温度が２０〜３３℃と高温でもドラフトタワー３０、３
５からの放出前に必ず通過する冷却域でビールを５℃に
まで瞬間的に冷却するようにしている。既に調整用ビヤ
樽１０内で炭酸ガス含有率を０．５％に調整されている
ビールは、一旦調整用ビヤ樽１０から出てしまえば、そ
の他の地域で冷却されても炭酸ガス含有率を変えるおそ
れはない。つまり調整用ビヤ樽１０自体を冷却しない限
り、他の箇所を冷却することは差し支えない。
【００１４】パイプライン２４、２５途中には流量計２
６、２７を設置する。これら流量計２６、２７は例え
ば、回転羽根上を流れる液体が、羽を回転させたその回
転数によって流量を測量するものとする。この流量計２
６から二股に接続線２８、２９を引き出し、１本の接続
線２８はドラフトタワー３０近傍、例えばドラフトタワ
−３０根部の客卓上に設置した積算表示計３１に接続し
てこれに測量値を表示させる。もう１本２９はレジ５０
の積算表示計５１に接続し、これに測量値を表示させ
る。したがって客は自分の持分のドラフトタワー３０に
所属の積算表示計３１の数値を見てレジで支払うことが
でき、レジ５０も同一数値を示す積算表示計５１に基づ
き清算できる。なお、積算表示計５１、５２、・・はレ
ジ５０の清算表示板５０ａにレジ操作者の操作により選
択されて表示される。清算が終わったらレジ操作者は、
その清算が終わった積算表示計５１所属のリセットボタ
ン５１ａを押せば、ドラフトタワー３０およびレジ５０
近傍の積算表示計３１、５１は０表示され次の客が使用
できる状態に戻される。このように各流量計から二股に
接続線が引き出され各々積算表示計に接続されてビール
の測量値を表示する。
６、２７を設置する。これら流量計２６、２７は例え
ば、回転羽根上を流れる液体が、羽を回転させたその回
転数によって流量を測量するものとする。この流量計２
６から二股に接続線２８、２９を引き出し、１本の接続
線２８はドラフトタワー３０近傍、例えばドラフトタワ
−３０根部の客卓上に設置した積算表示計３１に接続し
てこれに測量値を表示させる。もう１本２９はレジ５０
の積算表示計５１に接続し、これに測量値を表示させ
る。したがって客は自分の持分のドラフトタワー３０に
所属の積算表示計３１の数値を見てレジで支払うことが
でき、レジ５０も同一数値を示す積算表示計５１に基づ
き清算できる。なお、積算表示計５１、５２、・・はレ
ジ５０の清算表示板５０ａにレジ操作者の操作により選
択されて表示される。清算が終わったらレジ操作者は、
その清算が終わった積算表示計５１所属のリセットボタ
ン５１ａを押せば、ドラフトタワー３０およびレジ５０
近傍の積算表示計３１、５１は０表示され次の客が使用
できる状態に戻される。このように各流量計から二股に
接続線が引き出され各々積算表示計に接続されてビール
の測量値を表示する。
【００１５】
【発明の効果】本発明は上記の構成であるから圧縮ボン
ベ、調整用ビヤ樽、供給用ビヤ樽、冷却手段等、嵩張る
機器類を店内の余裕のある場所、あるいは店外にでも置
くことができ、店内の客卓上等にドラフトタワーを設
け、これらドラフトタワーに上記機器類を長いパイプラ
インで接続することができる。そしてこうすることによ
って、それらドラフトタワーから飲み頃とされる冷たい
ビールを直接ジョッキに注ぐことができる。しかもパイ
プラインの本数も殆ど無制限に増加できるから、規模の
大きなシステムでも容易に設置できる。
ベ、調整用ビヤ樽、供給用ビヤ樽、冷却手段等、嵩張る
機器類を店内の余裕のある場所、あるいは店外にでも置
くことができ、店内の客卓上等にドラフトタワーを設
け、これらドラフトタワーに上記機器類を長いパイプラ
インで接続することができる。そしてこうすることによ
って、それらドラフトタワーから飲み頃とされる冷たい
ビールを直接ジョッキに注ぐことができる。しかもパイ
プラインの本数も殆ど無制限に増加できるから、規模の
大きなシステムでも容易に設置できる。
【図１】図１は請求項１〜３に記載の技術を統合した形
で示す概念図である。
で示す概念図である。
【図２】図２はビール中の炭酸ガス含有率が、気圧およ
び温度の影響で如何に変化するかを示す平衡圧図表であ
る。
び温度の影響で如何に変化するかを示す平衡圧図表であ
る。
１ 圧縮ボンベ ５ 連結管 １０ 調整用ビヤ樽 １５ 短管 １６ 台秤 １７ 接続線 ２０ 供給用ビヤ樽 ２４ パイプライン ２６ 流量計 ２８ 接続線 ２９ 接続線 ３０ ドラフトタワー ３１ 積算表示計 ３８ 冷却手段 ５０ レジ ５０ａ 清算表示板 ５１ 積算表示計 ５１ａ リセットボタン ５１ｂ 警告灯
Claims (1)
- 【請求項１】 調整用ビヤ樽を加温又は冷却することに
より調整用ビヤ樽内のビール温度を２０〜３３℃に調整
保持する温度調整手段と、この調整用ビヤ樽内の気圧を
２〜３．５気圧に保持する調整用ビヤ樽の一方に接続さ
れた圧縮ボンベと、この圧縮ボンベの加圧度合いを調整
するレギュレータと、前記調整用ビヤ樽の他方に接続さ
れた供給用ビヤ樽と、この供給用ビヤ樽に接続されたパ
イプラインと、このパイプラインに接続されたドラフト
タワーと、これら供給用ビヤ樽、パイプライン、及び／
又はドラフトタワーを冷却する冷却手段と、を有し、上
記温度調整手段、圧縮ボンベ及びレギュレータによって
調整用ビヤ樽内のビールの炭酸ガス含有率をほぼ０．５
％に維持し、上記冷却手段によりビールをドラフトタワ
ーからの放出時にほぼ５℃になるように調整することを
特徴とするビールのサービスシステム。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3228789A JPH0829798B2 (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | ビールのサービスシステム |
| KR1019920013962A KR100207130B1 (ko) | 1991-08-14 | 1992-08-04 | 맥주의 공급방법 및 공급장치 |
| US07/927,597 US5303845A (en) | 1991-08-14 | 1992-08-10 | Beer self-service system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3228789A JPH0829798B2 (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | ビールのサービスシステム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0585595A JPH0585595A (ja) | 1993-04-06 |
| JPH0829798B2 true JPH0829798B2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=16881880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3228789A Expired - Lifetime JPH0829798B2 (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | ビールのサービスシステム |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5303845A (ja) |
| JP (1) | JPH0829798B2 (ja) |
| KR (1) | KR100207130B1 (ja) |
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-
1991
- 1991-08-14 JP JP3228789A patent/JPH0829798B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-08-04 KR KR1019920013962A patent/KR100207130B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1992-08-10 US US07/927,597 patent/US5303845A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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|---|---|
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