JPH0829578B2 - 化粧シ−ト - Google Patents
化粧シ−トInfo
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- JPH0829578B2 JPH0829578B2 JP61198649A JP19864986A JPH0829578B2 JP H0829578 B2 JPH0829578 B2 JP H0829578B2 JP 61198649 A JP61198649 A JP 61198649A JP 19864986 A JP19864986 A JP 19864986A JP H0829578 B2 JPH0829578 B2 JP H0829578B2
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- Japan
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- resin
- decorative sheet
- layer
- overcoat layer
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は家具や建材等の表面仕上げ材として使用され
る化粧シートに関するものである。
る化粧シートに関するものである。
［従来の技術］ 家具や建材等の表面硬度、耐擦傷性、耐摩耗性等を改
良するとともに色彩による意匠効果を付与するために、
表面仕上げ材として化粧シートを利用する方法が広く実
施されている。
良するとともに色彩による意匠効果を付与するために、
表面仕上げ材として化粧シートを利用する方法が広く実
施されている。
然して、前記化粧シートの代表的なものには、 （１）樹脂が含浸されている化粧シート用紙からなる樹
脂含浸紙に模様付けを行ない、必要に応じて前記模様付
け面に熱可塑性樹脂によるオーバーコート層を設けたも
の、 （２）模様付けされている化粧シート用紙に樹脂を含浸
させた後、必要に応じて熱可塑性樹脂によるオーバーコ
ート層を設けたもの、 （３）模様付けされている化粧シート用紙に樹脂を含浸
させた後、硬化型樹脂によるオーバーコート層を設けた
もの、 等がある。
脂含浸紙に模様付けを行ない、必要に応じて前記模様付
け面に熱可塑性樹脂によるオーバーコート層を設けたも
の、 （２）模様付けされている化粧シート用紙に樹脂を含浸
させた後、必要に応じて熱可塑性樹脂によるオーバーコ
ート層を設けたもの、 （３）模様付けされている化粧シート用紙に樹脂を含浸
させた後、硬化型樹脂によるオーバーコート層を設けた
もの、 等がある。
［発明が解決しようとする問題点］ ところで前記従来の化粧シートのうちの（１）項の化
粧シートは、化粧シートにおける着色模様が化粧シート
の表層部部分に位置される構造となるため、表面摩耗に
よって着色模様が消失して体裁の悪いものになる易いば
かりでなく、表面硬度の点でも満足されるものではな
い。
粧シートは、化粧シートにおける着色模様が化粧シート
の表層部部分に位置される構造となるため、表面摩耗に
よって着色模様が消失して体裁の悪いものになる易いば
かりでなく、表面硬度の点でも満足されるものではな
い。
また、前記（２）項の化粧シートは、着色模様が化粧
シート用紙の紙組織中に浸透している構造となるため、
着色模様に対する耐摩耗性能は比較的良好であるが、表
面層の硬度や耐擦傷性等の点で満足されるものではな
い。
シート用紙の紙組織中に浸透している構造となるため、
着色模様に対する耐摩耗性能は比較的良好であるが、表
面層の硬度や耐擦傷性等の点で満足されるものではな
い。
更に前記（３）項の化粧シートは、硬化型樹脂による
オーバーコート層の形成に際してその塗布量を多量にし
ないと、オーバーコート層にコート斑が発生し、均一な
厚さのオーバーコート層を有する化粧シートが得られな
いばかりか、オーバーコート層の形成を電離放射線硬化
型樹脂で行なう場合には、該オーバーコート層形成のた
めの塗布量が多量になると、硬化不良が発生し易く、特
に紫外線の照射によってオーバーコート層を硬化させる
ときに前記硬化不良が発生し易い。
オーバーコート層の形成に際してその塗布量を多量にし
ないと、オーバーコート層にコート斑が発生し、均一な
厚さのオーバーコート層を有する化粧シートが得られな
いばかりか、オーバーコート層の形成を電離放射線硬化
型樹脂で行なう場合には、該オーバーコート層形成のた
めの塗布量が多量になると、硬化不良が発生し易く、特
に紫外線の照射によってオーバーコート層を硬化させる
ときに前記硬化不良が発生し易い。
これに対し本発明は、化粧シートの最上層をなす硬化
型樹脂によるハードコート層を形成する際の樹脂の塗布
量が少量であっても、コート斑の発生がなく均質なハー
ドコート層が得られ、しかも、所望に応じて着色がなさ
れる場合には、硬化型樹脂またはゴム系樹脂による樹脂
含浸紙になる前の化粧シート用紙を着色したものである
ため、表面層の摩耗によって着色層が消失してしまうよ
うなことが無く、表面硬度，耐擦傷性，耐摩耗性等にお
いて優れた作用を有する化粧シートを提供する。
型樹脂によるハードコート層を形成する際の樹脂の塗布
量が少量であっても、コート斑の発生がなく均質なハー
ドコート層が得られ、しかも、所望に応じて着色がなさ
れる場合には、硬化型樹脂またはゴム系樹脂による樹脂
含浸紙になる前の化粧シート用紙を着色したものである
ため、表面層の摩耗によって着色層が消失してしまうよ
うなことが無く、表面硬度，耐擦傷性，耐摩耗性等にお
いて優れた作用を有する化粧シートを提供する。
［問題点を解決するための手段］ 本発明の化粧シートは、硬化型樹脂またはゴム系樹脂
による樹脂含浸処理が施されている化粧シート用紙から
なる樹脂含浸紙と、該樹脂含浸紙の片面に形成されてい
る透明樹脂層からなるオーバーコート層と、該オーバー
コート層を被覆するようにして形成されている硬化型の
透明樹脂層からなるハードコート層とからなるものであ
って、前記オーバーコート層が、アルキッド樹脂、ブチ
ル化アミノアルデヒド樹脂、フェノール樹脂、フタル酸
樹脂、アミノ・プラスト樹脂、ポリアミド樹脂、アクリ
ル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ビニルブチラー
ル樹脂、ニトロセルロース、エチルセルロース、酢酸セ
ルロース、塩化ゴム、環化ゴム、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレンビニルアセテート、及びポリエステ
ルのいずれかで形成されている。
による樹脂含浸処理が施されている化粧シート用紙から
なる樹脂含浸紙と、該樹脂含浸紙の片面に形成されてい
る透明樹脂層からなるオーバーコート層と、該オーバー
コート層を被覆するようにして形成されている硬化型の
透明樹脂層からなるハードコート層とからなるものであ
って、前記オーバーコート層が、アルキッド樹脂、ブチ
ル化アミノアルデヒド樹脂、フェノール樹脂、フタル酸
樹脂、アミノ・プラスト樹脂、ポリアミド樹脂、アクリ
ル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ビニルブチラー
ル樹脂、ニトロセルロース、エチルセルロース、酢酸セ
ルロース、塩化ゴム、環化ゴム、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレンビニルアセテート、及びポリエステ
ルのいずれかで形成されている。
上記構成による本発明の化粧シートにおいて、硬化型
樹脂またはゴム系樹脂による樹脂含浸処理が施される化
粧シート用紙には、所望に応じて着色が施されている。
樹脂またはゴム系樹脂による樹脂含浸処理が施される化
粧シート用紙には、所望に応じて着色が施されている。
本発明の化粧シートにおいて、樹脂含浸紙として使用
する化粧シート用紙は、例えば、セルロース繊維をはじ
め、レーヨン、ビニロン、ポリエステル等の合成もしく
は半合成繊維の単独または混合繊維を、通常の抄紙機で
ネットワーク状に抄造したシートが利用される。この化
粧シート用紙に隠蔽性を付与したりあるいは意匠効果を
与える等の目的において、二酸化チタンや各種着色剤を
混抄した着色抄造シートが利用されてもよい。
する化粧シート用紙は、例えば、セルロース繊維をはじ
め、レーヨン、ビニロン、ポリエステル等の合成もしく
は半合成繊維の単独または混合繊維を、通常の抄紙機で
ネットワーク状に抄造したシートが利用される。この化
粧シート用紙に隠蔽性を付与したりあるいは意匠効果を
与える等の目的において、二酸化チタンや各種着色剤を
混抄した着色抄造シートが利用されてもよい。
化粧シート用紙に所望に応じて付される着色処理は、
例えば木目模様、オニックス模様、マーブル模様、更に
は一般的な抽象模様等の印刷模様の付加や単色のベタ刷
り印刷等である。
例えば木目模様、オニックス模様、マーブル模様、更に
は一般的な抽象模様等の印刷模様の付加や単色のベタ刷
り印刷等である。
この着色処理は、従来公知の印刷用インキ、例えば印
刷インキ用ビヒクルに染料または顔料等の着色剤、可塑
剤、安定剤、ワックス、グリース、乾燥剤、補助乾燥
剤、硬化剤、増粘剤、分散剤、充填剤等を添加し、溶剤
または希釈剤を以って十分に混練した印刷用インキによ
る印刷等で得られる。
刷インキ用ビヒクルに染料または顔料等の着色剤、可塑
剤、安定剤、ワックス、グリース、乾燥剤、補助乾燥
剤、硬化剤、増粘剤、分散剤、充填剤等を添加し、溶剤
または希釈剤を以って十分に混練した印刷用インキによ
る印刷等で得られる。
なお、前記印刷インキ用ビヒクルとしては、例えば、
アマニ油、大豆油、合成乾性油等の各種の油脂類、ロジ
ン、コパールダンマル、硬化ロジン、ロジンエステル、
重合ロジン等の天然樹脂もしくは加工樹脂類、ロジン変
性フェノール樹脂、フェノール樹脂、マレイン酸樹脂、
アルキッド樹脂、石油系樹脂、ビニル系樹脂、アクリル
系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂、アミノア
ルキッド樹脂等の合成樹脂類、ニトロセルロース、エチ
ルセルロース、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、
塩化ゴム、環化ゴム等のゴム誘導体、膠、デキストリ
ン、カゼイン等が利用される。
アマニ油、大豆油、合成乾性油等の各種の油脂類、ロジ
ン、コパールダンマル、硬化ロジン、ロジンエステル、
重合ロジン等の天然樹脂もしくは加工樹脂類、ロジン変
性フェノール樹脂、フェノール樹脂、マレイン酸樹脂、
アルキッド樹脂、石油系樹脂、ビニル系樹脂、アクリル
系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂、アミノア
ルキッド樹脂等の合成樹脂類、ニトロセルロース、エチ
ルセルロース、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、
塩化ゴム、環化ゴム等のゴム誘導体、膠、デキストリ
ン、カゼイン等が利用される。
この着色処理は、例えば、グラビア印刷、ドライオフ
セット印刷、凸版印刷、シルクスクリーン印刷等の印刷
手段や描画等で行なわれる。
セット印刷、凸版印刷、シルクスクリーン印刷等の印刷
手段や描画等で行なわれる。
所望に応じて着色処理が施されている前記化粧シート
用紙に含浸される硬化型樹脂またはゴム系樹脂は、例え
ば、アクリル変性ウレタン、ポリエステル変性ウレタ
ン、その他のウレタン樹脂、アミノアルキッド樹脂、ポ
リエステル樹脂、アクリル変性樹脂、フェノール樹脂、
メラミン樹脂、メラミンアルキッド樹脂、エポキシ樹
脂、ジアリルフタレート樹脂等の硬化型樹脂、または、
SBR、NBR、MBR等のゴム系樹脂をアクリル酸エステルに
混合したラテックス等であり、ロールコート、グラビア
コート、エアナイフコート、リバースコート、デイップ
コート、バーコート等の塗工手段で含浸される。
用紙に含浸される硬化型樹脂またはゴム系樹脂は、例え
ば、アクリル変性ウレタン、ポリエステル変性ウレタ
ン、その他のウレタン樹脂、アミノアルキッド樹脂、ポ
リエステル樹脂、アクリル変性樹脂、フェノール樹脂、
メラミン樹脂、メラミンアルキッド樹脂、エポキシ樹
脂、ジアリルフタレート樹脂等の硬化型樹脂、または、
SBR、NBR、MBR等のゴム系樹脂をアクリル酸エステルに
混合したラテックス等であり、ロールコート、グラビア
コート、エアナイフコート、リバースコート、デイップ
コート、バーコート等の塗工手段で含浸される。
この樹脂含浸紙の片面に形成されているオーバーコー
ト層は透明樹脂層からなり、アルキッド樹脂、ブチル化
アミノアルデヒド樹脂、フェノール樹脂、フタル酸樹
脂、アミノ・プラスト樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル
樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ビニルブチラール
樹脂、ニトロセルロース、エチルセルロース、酢酸セル
ロース、塩化ゴム、環化ゴム、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレンビニルアセテート、及びポリエステル
のいずれかで形成されている。このオーバーコート層
は、好ましくは１〜２μ以上の厚さに形成されている。
ト層は透明樹脂層からなり、アルキッド樹脂、ブチル化
アミノアルデヒド樹脂、フェノール樹脂、フタル酸樹
脂、アミノ・プラスト樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル
樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ビニルブチラール
樹脂、ニトロセルロース、エチルセルロース、酢酸セル
ロース、塩化ゴム、環化ゴム、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレンビニルアセテート、及びポリエステル
のいずれかで形成されている。このオーバーコート層
は、好ましくは１〜２μ以上の厚さに形成されている。
オーバーコート層を形成する樹脂は、前記の樹脂含浸
紙における含浸樹脂に対する密着性が良好な樹脂が選択
されるのが好ましく、具体的には含浸樹脂と同系の樹脂
によるオーバーコート層にするのがよい。
紙における含浸樹脂に対する密着性が良好な樹脂が選択
されるのが好ましく、具体的には含浸樹脂と同系の樹脂
によるオーバーコート層にするのがよい。
なお、前述のオーバーコート層は、上記した樹脂から
なる主成分に所望の添加剤を添加して溶剤で十分に混練
した透明樹脂層形成用の混練物を、例えばロールコー
ト、グラビアコート、バーコート、エアナイフコート、
フローコート、デイップコート、スプレーコート等の塗
工手段で塗布するか、あるいは、適用される樹脂が熱可
塑性樹脂の場合には、押出コーテイング法を利用して直
接塗工する等して形成される。
なる主成分に所望の添加剤を添加して溶剤で十分に混練
した透明樹脂層形成用の混練物を、例えばロールコー
ト、グラビアコート、バーコート、エアナイフコート、
フローコート、デイップコート、スプレーコート等の塗
工手段で塗布するか、あるいは、適用される樹脂が熱可
塑性樹脂の場合には、押出コーテイング法を利用して直
接塗工する等して形成される。
このオーバーコート層を被覆するようにして形成され
ている透明樹脂層からなるハードコート層は、例えば1,
6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグ
リコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリ
アクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラメタリクレート、α，
ω−テトラアクリル・ビストリメチロールプロパンテト
ラヒドロフタレート、α，ω−ジメタクリル・ビスジエ
チレングリコールフタレート、ビスフェノールＡジグリ
シジルエーテルのジアクリレート、トリメチロールプロ
パンポリグリシジルエーテルポリアクリレート、スピロ
グリコールジグリシジルエーテルジアクリレート、シリ
コーンアクリレート、トリスアクリロイルオキシエチル
イソシアヌレート等をはじめ、トリレンジイソシアネー
トやイソホロンジイソシアネート等に２−ヒドロキシエ
チルアクリレート（HEA）を反応させた化合物、さらに
はヘキサンジオールとイソホロンジイソシアネートとHE
Aとを反応させた化合物等からなる多官能アクリレート
を使用した硬化型ハードコーテイング剤、アミノシラン
エポキシシランの部分加水分解物、シランカップリング
剤、アルキルトリアルコキシシラン、テトラアルキルコ
キシシランの部分加水分解物、コロイダルシリカ、アル
キルトリアルコキシシランの加水分解物等からなるシリ
コーン系ハードコーテイング剤等によって、例えば、グ
ラビアコート、ロールコート、リバースロールコート、
スムージングコード等の塗工手段で、厚さ１〜20μ程
度、好ましくは１〜５μ程度に形成される。
ている透明樹脂層からなるハードコート層は、例えば1,
6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグ
リコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリ
アクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラメタリクレート、α，
ω−テトラアクリル・ビストリメチロールプロパンテト
ラヒドロフタレート、α，ω−ジメタクリル・ビスジエ
チレングリコールフタレート、ビスフェノールＡジグリ
シジルエーテルのジアクリレート、トリメチロールプロ
パンポリグリシジルエーテルポリアクリレート、スピロ
グリコールジグリシジルエーテルジアクリレート、シリ
コーンアクリレート、トリスアクリロイルオキシエチル
イソシアヌレート等をはじめ、トリレンジイソシアネー
トやイソホロンジイソシアネート等に２−ヒドロキシエ
チルアクリレート（HEA）を反応させた化合物、さらに
はヘキサンジオールとイソホロンジイソシアネートとHE
Aとを反応させた化合物等からなる多官能アクリレート
を使用した硬化型ハードコーテイング剤、アミノシラン
エポキシシランの部分加水分解物、シランカップリング
剤、アルキルトリアルコキシシラン、テトラアルキルコ
キシシランの部分加水分解物、コロイダルシリカ、アル
キルトリアルコキシシランの加水分解物等からなるシリ
コーン系ハードコーテイング剤等によって、例えば、グ
ラビアコート、ロールコート、リバースロールコート、
スムージングコード等の塗工手段で、厚さ１〜20μ程
度、好ましくは１〜５μ程度に形成される。
［実施例］ 以下本発明の化粧シートの具体的な構成を製造実施例
を以って説明する。
を以って説明する。
実施例１ 50g/m2の純白の原紙［名古屋パルプ（株）製:NMF50］
の表面に、酢酸セルロースをベヒクルとするグラビアイ
ンキによるグラビア印刷にて、木目印刷を形成し、化粧
シート用紙を得た。
の表面に、酢酸セルロースをベヒクルとするグラビアイ
ンキによるグラビア印刷にて、木目印刷を形成し、化粧
シート用紙を得た。
次いで、前記化粧シート用紙に、変性アクリル樹脂10
0重量部と溶剤［酢酸エチル80重量部とトルエン20重量
部］30重量部とからなる含浸用樹脂を、含浸装置にて20
g（dry）/m2の割合に含浸、乾燥し、樹脂含浸紙を得
た。
0重量部と溶剤［酢酸エチル80重量部とトルエン20重量
部］30重量部とからなる含浸用樹脂を、含浸装置にて20
g（dry）/m2の割合に含浸、乾燥し、樹脂含浸紙を得
た。
さらに、前記樹脂含浸紙の印刷模様面側に、アクリル
ウレタン樹脂をグラビアロールコート法にて7g（dry）/
m2の割合に塗工、乾燥し、オーバーコート層を形成し
た。
ウレタン樹脂をグラビアロールコート法にて7g（dry）/
m2の割合に塗工、乾燥し、オーバーコート層を形成し
た。
続いて、前記オーバーコート層面にポリエステル系樹
脂を主成分とするUV硬化型ハードコート塗料［大日精化
（株）製：セイカビーム］を、厚さ３μに塗工し、160W
/cmの高圧水銀灯を１秒間照射してハードコート層を形
成することにより、本発明の１実施例品である化粧シー
トを得た。
脂を主成分とするUV硬化型ハードコート塗料［大日精化
（株）製：セイカビーム］を、厚さ３μに塗工し、160W
/cmの高圧水銀灯を１秒間照射してハードコート層を形
成することにより、本発明の１実施例品である化粧シー
トを得た。
得られた化粧シートには、木目模様の印刷模様が美麗
に現出されており、意匠効果において優れた効果が得ら
れており、しかも、化粧シート表面には、該シートの表
面層を形成しているハードコート層が均一厚みに形成さ
れており、表面硬度、耐擦傷性、耐摩耗性等において優
れたものになった。
に現出されており、意匠効果において優れた効果が得ら
れており、しかも、化粧シート表面には、該シートの表
面層を形成しているハードコート層が均一厚みに形成さ
れており、表面硬度、耐擦傷性、耐摩耗性等において優
れたものになった。
実施例２ 80g/m2の着色チタン紙［（株）興人製:AX51］に、ア
クリル酸エステルにSBRを混合したゴム系ラテックス
を、含浸装置にて25g（dry）/m2の割合に含浸、乾燥し
て樹脂含浸紙を得た。
クリル酸エステルにSBRを混合したゴム系ラテックス
を、含浸装置にて25g（dry）/m2の割合に含浸、乾燥し
て樹脂含浸紙を得た。
次いで、前記樹脂含浸紙に、ポリエステル樹脂を押出
コーテイング法によってフィルムコーテイングし、厚さ
30μのオーバーコート層を形成した。
コーテイング法によってフィルムコーテイングし、厚さ
30μのオーバーコート層を形成した。
さらに、前記オーバーコート層面にポリエステル系樹
脂を主成分とするUV硬化型ハードコート塗料［大日精化
（株）製：セイカビーム］を厚さ２μに塗工し、160W/c
mの高圧水銀灯を１秒間照射してハードコート層を形成
し、本発明の別の実施例品である化粧シートを得た。
脂を主成分とするUV硬化型ハードコート塗料［大日精化
（株）製：セイカビーム］を厚さ２μに塗工し、160W/c
mの高圧水銀灯を１秒間照射してハードコート層を形成
し、本発明の別の実施例品である化粧シートを得た。
得られた化粧シートは、塗装感触による意匠効果の高
いものであり、化粧シートの表面層をなしているハード
コート層には厚み斑が無く、表面硬度、耐擦傷性、耐摩
耗性等において優れた性質を有するものになった。
いものであり、化粧シートの表面層をなしているハード
コート層には厚み斑が無く、表面硬度、耐擦傷性、耐摩
耗性等において優れた性質を有するものになった。
［発明の作用および効果］ 本発明の化粧シートは、硬化型樹脂またはゴム系樹脂
による樹脂含浸紙と、該樹脂含浸紙の片面に形成されて
いる透明樹脂層からなるオーバーコート層と、該オーバ
ーコート層を被覆するようにして形成されている硬化型
の透明樹脂層からなるハードコート層とからなり、前記
オーバーコート層が、アルキッド樹脂、ブチル化アミノ
アルデヒド樹脂、フェノール樹脂、フタル酸樹脂、アミ
ノ・プラスト樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、エ
ポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ビニルブチラール樹脂、ニ
トロセルロース、エチルセルロース、酢酸セルロース、
塩化ゴム、環化ゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレンビニルアセテート、及びポリエステルのいずれ
かで形成されているものである。
による樹脂含浸紙と、該樹脂含浸紙の片面に形成されて
いる透明樹脂層からなるオーバーコート層と、該オーバ
ーコート層を被覆するようにして形成されている硬化型
の透明樹脂層からなるハードコート層とからなり、前記
オーバーコート層が、アルキッド樹脂、ブチル化アミノ
アルデヒド樹脂、フェノール樹脂、フタル酸樹脂、アミ
ノ・プラスト樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、エ
ポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ビニルブチラール樹脂、ニ
トロセルロース、エチルセルロース、酢酸セルロース、
塩化ゴム、環化ゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレンビニルアセテート、及びポリエステルのいずれ
かで形成されているものである。
そして、化粧シートにおける着色硬化は、樹脂含浸紙
に使用した化粧シート用紙に対する着色によって得られ
るものである。
に使用した化粧シート用紙に対する着色によって得られ
るものである。
従って本発明の化粧シートにおいては、化粧シート表
面の摩耗等によって着色部が影響を受けることが無いの
で、堅牢性に対する優れた効果と高意匠性が得られる。
面の摩耗等によって着色部が影響を受けることが無いの
で、堅牢性に対する優れた効果と高意匠性が得られる。
また本発明の化粧シートにおいては、ハードコート層
がオーバーコート層を介して形成されているので、前記
オーバーコート層の存在が樹脂含浸紙とハードコート層
との間の密着性を良好なものにするばかりでなく、化粧
シートの肉厚感や透明感を高める作用を果すことから、
化粧シートの意匠特性がより高くなる。
がオーバーコート層を介して形成されているので、前記
オーバーコート層の存在が樹脂含浸紙とハードコート層
との間の密着性を良好なものにするばかりでなく、化粧
シートの肉厚感や透明感を高める作用を果すことから、
化粧シートの意匠特性がより高くなる。
さらに、本発明の化粧シートにおける前記オーバーコ
ート層は、該オーバーコート層を介して形成される表面
積をなすハードコート層の形成面に平滑性をもたらすと
ともに、ハードコート層形成用の樹脂に対する浸透防止
作用をも果すものであり、ハードコート層形成用の樹脂
の塗工量が少量であっても、平滑表面でかつ斑の無いハ
ードコート層になる。
ート層は、該オーバーコート層を介して形成される表面
積をなすハードコート層の形成面に平滑性をもたらすと
ともに、ハードコート層形成用の樹脂に対する浸透防止
作用をも果すものであり、ハードコート層形成用の樹脂
の塗工量が少量であっても、平滑表面でかつ斑の無いハ
ードコート層になる。
また本発明の化粧シートは、オーバーコート層を樹脂
含浸紙に対して形成しているので、ハードコート層を形
成する際の塗工樹脂に対するオーバーコート層による浸
透防止作用が確実であり、これによって、硬化型樹脂に
よるハードコート層を形成する際の樹脂の塗布量が少量
であっても、コート斑の発生がなく、均質なハードコー
ト層からなる表面層が確実に得られる。
含浸紙に対して形成しているので、ハードコート層を形
成する際の塗工樹脂に対するオーバーコート層による浸
透防止作用が確実であり、これによって、硬化型樹脂に
よるハードコート層を形成する際の樹脂の塗布量が少量
であっても、コート斑の発生がなく、均質なハードコー
ト層からなる表面層が確実に得られる。
更にまた本発明の化粧シートは、樹脂含浸紙による含
浸樹脂によっては、硬化型の透明樹脂層からなるハード
コート層を形成する際の塗工樹脂に対する浸透防止作用
を求めるものではないので、樹脂含浸紙を作成する際
に、含浸樹脂が化粧シート用紙の表面に残って樹脂層を
形成するように制御する必要が無いため、樹脂含浸紙の
作成が容易である。
浸樹脂によっては、硬化型の透明樹脂層からなるハード
コート層を形成する際の塗工樹脂に対する浸透防止作用
を求めるものではないので、樹脂含浸紙を作成する際
に、含浸樹脂が化粧シート用紙の表面に残って樹脂層を
形成するように制御する必要が無いため、樹脂含浸紙の
作成が容易である。
Claims (1)
- 【請求項１】硬化型樹脂またはゴム系樹脂による樹脂含
浸紙と、該樹脂含浸紙の片面に形成されている透明樹脂
層からなるオーバーコート層と、該オーバーコート層を
被覆するようにして形成されている硬化型の透明樹脂層
からなるハードコート層とからなり、前記オーバーコー
ト層が、アルキッド樹脂、ブチル化アミノアルデヒド樹
脂、フェノール樹脂、フタル酸樹脂、アミノ・プラスト
樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、
ウレタン樹脂、ビニルブチラール樹脂、ニトロセルロー
ス、エチルセルロース、酢酸セルロース、塩化ゴム、環
化ゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンビニ
ルアセテート、及びポリエステルのいずれかで形成され
ていることを特徴とする化粧シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61198649A JPH0829578B2 (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 | 化粧シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61198649A JPH0829578B2 (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 | 化粧シ−ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6354242A JPS6354242A (ja) | 1988-03-08 |
| JPH0829578B2 true JPH0829578B2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=16394724
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61198649A Expired - Lifetime JPH0829578B2 (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 | 化粧シ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0829578B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014076197A (ja) * | 2012-10-11 | 2014-05-01 | Teikoku Sen I Co Ltd | 消防隊等用空気呼吸器用ボンベ |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4680043B2 (ja) * | 1998-07-14 | 2011-05-11 | 大日本印刷株式会社 | 化粧材 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5622869A (en) * | 1979-07-31 | 1981-03-04 | Dainippon Printing Co Ltd | Floor tile and its manufacture |
| JPS5720897A (en) * | 1980-07-15 | 1982-02-03 | Hochiki Co | Concentrated monitoring device |
-
1986
- 1986-08-25 JP JP61198649A patent/JPH0829578B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5622869A (en) * | 1979-07-31 | 1981-03-04 | Dainippon Printing Co Ltd | Floor tile and its manufacture |
| JPS5720897A (en) * | 1980-07-15 | 1982-02-03 | Hochiki Co | Concentrated monitoring device |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014076197A (ja) * | 2012-10-11 | 2014-05-01 | Teikoku Sen I Co Ltd | 消防隊等用空気呼吸器用ボンベ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6354242A (ja) | 1988-03-08 |
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