JPH08294729A - 高強度厚肉鋼管の曲げ加工方法 - Google Patents

高強度厚肉鋼管の曲げ加工方法

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JPH08294729A
JPH08294729A JP10260095A JP10260095A JPH08294729A JP H08294729 A JPH08294729 A JP H08294729A JP 10260095 A JP10260095 A JP 10260095A JP 10260095 A JP10260095 A JP 10260095A JP H08294729 A JPH08294729 A JP H08294729A
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JP
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steel pipe
bending
temperature
steel tube
heated
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JP10260095A
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Kazuaki Ikeda
一昭 池田
Takaaki Okawa
孝明 大川
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】内、外面の温度差を100℃以内に保つことに
より十分な曲げ加工性を確保するとともに、曲げ部の減
肉率および楕円化率も小さくし、機械的性質の材料規格
値も十分満足すること。 【構成】鋼管1の長手方向の所定位置に高周波加熱コイ
ル12を配設すると共に、ストック10により鋼管1の
端部を直接支持し、クランプ15で鋼管1を保持する。
この状態で高周波加熱コイル12に高周波電流を流し、
高周波加熱コイル12が巻かれた部分を局部的に加熱す
る。鋼管1の加熱部分が設定温度になった段階でストッ
ク10から鋼管1に矢印E方向の推力を作用させ、鋼管
1を同方向に移動させる。この移動に追従してクランプ
15およびアーム16が所望の曲率半径で回動し、鋼管
1の加熱部分が図に示すように曲げ加工される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば発電プラント
等の配管装置に使用する高強度鋼管を熱間加工によって
製造するための曲げ加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】石油精製および化学プラントならびに発
電プラント等の配管装置には多数の鋼管が使用され、配
管装置の曲り部には、日本工業規格、たとえばJIS
B 2312、B 2313等に規定される溶接式管継
手(以下、エルボと呼ぶ)が採用されている。しかし、
これらのエルボは曲げ角度が180度の製品で、配管装
置を構成する場合には、エルボの両端と管および継手を
溶接により接続するため、溶接箇所、溶接工数とともに
溶接部の検査も増加してプラントの建設工期が延び、ま
たコストが上昇する一因となっている。こうした溶接箇
所を削減するため曲げ管の両端に直管部を有する寸法精
度の良好な熱間曲げ加工を施した曲り管が多用されてい
る。すなわち、直線状鋼管の必要部分のみ所望の曲率を
得るために直接鋼管を加熱して曲げ加工を行い、この曲
り管に配管および配管継手類を溶接して配管装置を構成
するものである。
【0003】熱間曲げ加工の熱源としては種々の方法が
あるが、高周波誘導加熱が広く使用されている。この方
法は、被加工物である鋼管の周囲に高周波加熱コイルを
設置し、曲げ加工部のみを局部的に高周波誘導電流によ
って加工温度領域まで加熱することにより材料強度を低
下させるとともに、材料の延性を向上することにより小
さな加工力で加熱領域のみを塑成変形させるものであ
る。この場合の加熱温度はフェライト系鋼、オーステナ
イト鋼とも950℃〜1150℃の温度範囲に設定する
ことにより良好な曲げ加工性が確保される。この曲げ加
工方法を採用した曲げ管を使用する場合には、前述のエ
ルボを用いる場合に比べ、溶接箇所を大幅に低減できる
利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】538℃〜566℃級
の発電プラントに多用されている炭素鋼あるいは低合金
鋼等の鋼管は材料強度レベルも低く、かつ鋼管の肉厚も
50mm以下であるため鋼の状態図におけるA3 変態温度
以下でも十分曲げ加工を行うことができる。しかしなが
ら、近年、発電プラントの蒸気条件も593℃級から6
00℃超級へと次第に高温化に向かいつつあり、現状の
593℃級発電プラントでは材料の引張特性が高強度に
設定されている9%〜12%Cr系鋼管が使用され始め
ている。蒸気条件の高温化にともない9%〜12%Cr
系鋼管の肉厚も60mm〜100mmと高厚肉化してきてお
り、肉厚も60mm以下でないとA3 変態温度以上の温度
に設定しても鋼管の内、外面の温度差が大きく高周波誘
導加熱曲げが困難となる。
【0005】高周波誘導加熱による曲げの場合、高周波
加熱コイルは鋼管の外表面を覆い、誘導電流は鋼管の外
表面を流れるため、外表面は誘導電流により直接加熱さ
れるが、鋼管の内側は伝熱により加熱されるために外表
面の温度は所定の温度に達しても内面の温度は低くな
る。この現象は肉厚が厚くなる程、顕著になる。
【0006】通常、高周波加熱コイルによる誘導加熱で
は鋼管の外表面から約15mmまでは設定温度と同一温度
に保持できるが、15mm以上になると伝熱によるもので
あり、内、外面の温度差を100℃以内に保持できる肉
厚は60mm以下となっている。肉厚が60mm以上になる
と、内面の温度は外表面と比較し200℃以上低くな
る。
【0007】図9は鋼管の外径約460mm、肉厚100
mmの12Cr系鋼管を使用し、Fe−C系二次元合金状
態図におけるA3 変態点以上の温度で加熱した場合の肉
厚方向の温度分布を示したものである。縱軸は鋼管温
度、横軸は時間を示す。外表面の温度は1000℃に達
した時に、肉厚中央部の外表面から50mmの位置では9
30℃と温度差が約100℃であるのに対し、内面は温
度上昇しているにも拘らず約400℃〜550℃と50
0℃の温度差が生じている。
【0008】外表面および肉厚中央部までは温度差が約
100℃と曲げ加工に支障を生じない温度となっている
が、内面では500℃の温度差があるために曲げ加工を
行った場合には外表面のみ肉厚変化を生じる結果とな
る。
【0009】本発明は、このような課題に対処するため
になされたもので、内、外面の温度差を100℃以内に
保つことにより十分な曲げ加工性を確保するとともに、
曲げ部の減肉率および楕円化率も小さくし、機械的性質
の材料規格値も十分満足する高強度厚肉鋼管の曲げ加工
方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は肉
厚が60mm以上の高強度厚肉鋼管を曲げ加工するにあた
り、鋼管の外表面を加熱するとともに、鋼管の内面を加
熱し、内、外面の温度差を100℃以内に保って曲げ加
工を施すことを特徴とする。
【0011】請求項2に係る発明は鋼管の外表面を高周
波加熱コイルにより950℃〜1150℃に加熱すると
ともに、鋼管の内面をガスバーナにて加熱し、内、外面
の温度差を100℃以内に保って曲げ加工を施すことを
特徴とする。
【0012】請求項3に係る発明は曲げ加工の前に、鋼
管の内面に熱風を送風して予加熱を行った後、鋼管の外
表面を高周波加熱コイルにより950℃〜1150℃に
保って曲げ加工を施すことを特徴とする。
【0013】請求項4に係る発明は曲げ加工の前に、鋼
管全体を370℃〜700℃に加熱した後、鋼管の内面
に熱風を送風すると同時に高周波加熱コイルにより95
0℃〜1150℃に加熱して曲げ加工を施すことを特徴
とする。
【0014】請求項5に係る発明は肉厚が60mm以上の
高強度厚肉鋼管を曲げ加工するにあたり、鋼管の外表面
を950℃〜1150℃に加熱するとともに、5分〜6
0分加熱保持した後、自然冷却を行い、内、外面の温度
差が100℃以内になった時点で再度950℃〜115
0℃に加熱し、その後曲げ加工を施すことを特徴とす
る。
【0015】
【作用】肉厚60mm以上の9〜12%Cr系高強度フェ
ライト系鋼管をA1 変態点以下の温度で高周波誘導加熱
曲げを行う場合、曲げ部の強度低下量が小さく、しかも
管内面の温度は外表面よりもさらに低いために抵抗が大
きくなり曲げ加工ができない。そこで、曲げ加工力を低
減するために曲げ加工温度を950℃〜1150℃にて
行うことにした。この場合、1150℃以上の温度に加
熱すると9%〜12%Cr系鋼ではオーステナイト結晶
粒の粗大化にともなう靭性の低下が、一方950℃以下
ではA3 変態点に近接するためこの温度範囲とした。し
かしながら、高周波による外表面からの加熱では先に述
べたように、内面との温度差が大きく、高周波誘導加熱
による曲げ加工時に内、外面の温度差が100℃以下と
なるように内面をガスバーナあるいは熱風により加熱
し、外表面、肉厚中央部および内面の温度差を小さくす
ることにより均一な材料特性を有する曲げ管を得ること
ができる。950℃〜1150℃で曲げ加工後、素管の
材料特性と同等となる熱処理を施すことにより機械的性
質を所定値に確保することができる。
【0016】図8は高周波加熱コイルにより肉厚100
mmの鋼管を1000℃まで加熱した場合の温度と時間の
関係を求めたものである。高周波加熱コイルにより外表
面から加熱を行った場合、外表面は曲線aで示すように
約10分で所定温度に達するが、肉厚中央部は曲線bで
示すように約100℃低い温度となっている。このと
き、鋼管の内面は曲線cで示すように温度が上昇中であ
るため、外表面との温度差が極めて大きくなっている。
このため、外表面が設定温度に保持され、肉厚中央部の
温度が100℃以内となったところで一旦加熱を中断さ
せる。この中断により外表面、肉厚中央部は温度が低下
していくが、内面は温度上昇を続けており、約15分後
には肉厚全体の温度が約700℃で一定温度を示す。一
定温度になったところで再度高周波加熱コイルにより外
表面から加熱を行うと、内、外面の温度差を100℃以
内にすることができる。
【0017】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて説明する。
【0018】図2は本発明の鋼管の曲げ加工方法を実施
する鋼管の曲げ加工装置の一例を示す概略平面図であ
る。鋼管1はその端部がストック10に直接支持される
と共に、その途中がガイドローラ11により案内支持さ
れている。ストック10は鋼管1の長手方向への移動が
可能であり、鋼管1に矢印E方向の推力を付与する。鋼
管1の長手方向所定位置には鋼管1の外表面に沿ってド
ーナツ形状の高周波加熱コイル12が配設されており、
その高周波加熱コイル12には導線13を介して高周波
変流器14が接続されている。高周波加熱コイル12は
鋼管1の外表面との間に適当なクリアランスを有すると
ともに、高周波電流によって鋼管1の高周波加熱コイル
12の真下に誘導電流が流れ、この部分が帯状に加熱さ
れる。
【0019】さらに、鋼管1における高周波加熱コイル
12の近傍でストック10の反対位置はクランプ15に
よって保持される。そのクランプ15はアーム16を介
して装置本体に取り付けられた高周波加熱コイル12の
軸方向の中央位置でこれに鉛直な平面内に位置する支点
17に回転自在に支持されている。しかして、クランプ
15に保持された鋼管1が矢印E方向に移動することに
より高周波加熱コイル12によって加熱された部分が直
ちに曲げ加工される。この場合、アーム16の長さは鋼
管1の所望の曲率を考慮して設定される。
【0020】次に、上記鋼管の曲げ加工装置を用いた鋼
管の曲げ方法について図1を参照して説明する。鋼管1
の長手方向の所定位置に高周波加熱コイル12を配設す
るとともに、ストック10により鋼管1の端部を直接支
持し、クランプ15で鋼管1を保持する。この状態で高
周波加熱コイル12に高周波電流を流し、高周波加熱コ
イル12が置かれた部分を局部的に加熱する。加熱部分
の肉厚が60mmの場合には少なくとも5分〜15分の加
熱を、肉厚が100mmでは高強度厚肉管の熱伝導率を考
慮して20分〜60分加熱し、設定温度になった段階で
ストック10から鋼管1に矢印E方向の推力を作用さ
せ、鋼管1を同一方向に移動させる。この移動に追従し
てクランプ15およびアーム16が所望の曲率半径で回
動し、鋼管1はその加熱部分が図1に示すように曲げ加
工される。
【0021】図3は鋼管の外径約460mm、肉厚100
mmの12%Cr系鋼管の1000℃における曲げ加工部
の半径方向のビッカース硬さを測定した結果である。鋼
の管内面から外表面にかけて硬さが増加し、外表面は加
熱による焼入れ状態になっているにも拘らず内面は素管
の硬さを示し、高周波加熱コイル12による外表面加熱
だけでは温度差を生じ、しかも不均一な材料特性となる
ことがわかる。
【0022】本発明の他の実施例を図4を参照して説明
する。
【0023】図4は本発明による鋼管の曲げ加工装置の
内側にガスバーナを入れ、内面を加熱した場合の構成の
一例を示す概略断面図である。なお、図4の構成におい
て、図2と同一構成のものは説明を省略する。
【0024】鋼管1の内側にガスバーナ20を配置し、
ガス管21により鋼管1の外側に接続したものである。
なお、ガスバーナ20は中心部に配置されるように内面
に沿ったガイドローラ26で曲げ加工開始時にはストッ
ク10側に移動する。自動着火方式で加工部を中心に約
100mm〜500mmの範囲に加熱を行い、所定温度より
も約50℃低い温度に達すると、ガス流量を調整する構
造となっている。
【0025】図5は本発明による鋼管の曲げ加工装置の
内側にガスバーナ20を入れ、内面を加熱した場合の作
用を示す図である。縦軸は鋼管温度を、横軸は鋼管1の
内面、肉厚中央および外表面の各位置を示したものであ
る。内側にガスバーナ20を挿入し、内面を予熱するこ
とにより、ある設定温度Tにした場合、内、外面の温度
差△Tは30℃以内とすることができる。したがって、
高周波加熱コイルの加熱時に内、外面の温度がほぼ同一
になり、曲げ管の内、外面の材料特性の均一性を高くす
ることができる。
【0026】さらに、異なる実施例を図6を参照して説
明する。
【0027】図6は本発明による鋼管の曲げ加工装置に
装着した鋼管1の菅端部に予加熱用の熱風送風機を取付
けた場合の構成の一例を示す概略断面図である。鋼管1
の菅端部に熱風送風機22を設置し、高周波加熱コイル
12による加熱前に予め熱風を送風し、内面をある設定
温度まで上昇させるものである。
【0028】図7は本発明による鋼管の曲げ加工装置に
装着した鋼管1の管端部に予加熱用の熱風送風機を取付
けた場合の作用を示す図である。縦軸は鋼管温度を、横
軸は鋼管1の内面、肉厚中央および外表面の各位置を示
したものである。管端部に熱風送風機22を設置し、内
面を予め予熱することによりある設定温度Tにした場
合、内、外面の温度差△Tは100℃以内とすることが
できる。したがって、高周波加熱コイルの加熱時に内、
外面の温度差を極めて小さくすることができ、曲げ管の
内、外面の材料特性の均一性を高めることが可能にな
る。
【0029】また、曲げ加工を行う鋼管を加熱炉で肉厚
に応じて予め全体加熱する。このとき、鋼管の肉厚が6
0mm程度と比較的薄い場合は300℃〜500℃程度に
加熱した後、鋼管内面を熱風で加熱すると同時に、高周
波加熱コイルで5分〜15分通電すると、曲げ全体の温
度が上昇し曲げ加工が容易となる。さらに、鋼管の肉厚
が厚い場合は予熱温度を500℃〜700℃に上げ、鋼
管内、外面の温度差を小さくして高周波加熱コイルで2
0分〜60分再通電すると曲げ部全体の高温強度レベル
が一定となり曲げ加工が容易となる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は高強度厚肉鋼管の管内をガスバーナおよび熱風等によ
り予熱を行うことにより、加熱時に生じる内、外面の温
度差を抑制して曲げ加工時の曲げ抵抗力を軽減するとと
もに、鋼管の機械的性質の不均一をなくし、曲げ加工後
の機械的性質も素管と同等とすることが可能となる。
【0031】また、内面を予熱することなく外表面から
の加熱を所定温度において一旦停止し、内面の温度と外
表面の温度が同一となった時点で再度加熱することによ
り鋼管に付与される熱履歴が最小で済み、寸法制度の優
れた曲げ管を安価に製造することができる。
【0032】このため、均質性および信頼性が高い高強
度厚肉鋼管を極めて良好な寸法制度で高周波誘導加熱に
より曲げ加工を行うことができ、発電プラントの性能な
らびに長期運用性の向上をはかれる等、優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による曲げ加工装置における鋼管の曲げ
方法を示す平面図。
【図2】本発明による鋼管の曲げ方法を実施する曲げ加
工装置の一例を示す平面図。
【図3】1000℃において曲げ加工を行った場合の曲
げ管の半径方向の硬さの一例を示した図。
【図4】曲げ加工を行う鋼管の内側にガスバーナを入れ
た場合の構成の一例を示す図。
【図5】曲げ加工を行う鋼管の内側にガスバーナを入れ
た場合の作用説明図。
【図6】曲げ加工を行う鋼管端部に熱風送風機を設置し
た場合の一例を示す図。
【図7】曲げ加工を行う鋼管端部に熱風送風機を設置し
た場合の作用説明図。
【図8】鋼管の外表面からの加熱と内面の温度分布およ
び再加熱による鋼管の半径方向温度の一例を示す図。
【図9】1000℃で曲げ加工を施した場合の曲げ管半
径方向の温度分布を示す特性図。
【符号の説明】
1 鋼管 11 ガイドローラ 12 高周波加熱コイル 15 クランプ 16 アーム 20 ガスバーナ 22 熱風送風機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肉厚が60mm以上の高強度厚肉鋼管を曲
    げ加工するにあたり、鋼管の外表面を加熱するととも
    に、該鋼管の内面を加熱し、内、外面の温度差を100
    ℃以内に保って曲げ加工を施すことを特徴とする高強度
    厚肉鋼管の曲げ加工方法。
  2. 【請求項2】 前記鋼管の外表面を高周波加熱コイルに
    より950℃〜1150℃に加熱するとともに、前記鋼
    管の内面をガスバーナにて加熱し、内、外面の温度差を
    100℃以内に保って曲げ加工を施すことを特徴とする
    請求項1記載の高強度厚肉鋼管の曲げ加工方法。
  3. 【請求項3】 曲げ加工の前に、前記鋼管の内面に熱風
    を送風して予加熱を行った後、前記鋼管の外表面を高周
    波加熱コイルにより950℃〜1150℃に保って曲げ
    加工を施すことを特徴とする請求項1記載の高強度厚肉
    鋼管の曲げ加工方法。
  4. 【請求項4】 曲げ加工の前に、前記鋼管全体を370
    ℃〜700℃に加熱した後、前記鋼管の内面に熱風を送
    風すると同時に高周波加熱コイルにより950℃〜11
    50℃に加熱して曲げ加工を施すことを特徴とする請求
    項1記載の高強度厚肉鋼管の曲げ加工方法。
  5. 【請求項5】 肉厚が60mm以上の高強度厚肉鋼管を曲
    げ加工するにあたり、前記鋼管の外表面を950℃〜1
    150℃に加熱するとともに、5分〜60分加熱保持し
    た後、自然冷却を行い、内、外面の温度差が100℃以
    内になった時点で再度950℃〜1150℃に加熱し、
    その後曲げ加工を施すことを特徴とする高強度厚肉鋼管
    の曲げ加工方法。
JP10260095A 1995-04-26 1995-04-26 高強度厚肉鋼管の曲げ加工方法 Withdrawn JPH08294729A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6250124B1 (en) 2000-02-28 2001-06-26 Toru Satoh Steel pipe bending apparatus and method
JP2012036463A (ja) * 2010-08-09 2012-02-23 Sumitomo Metal Ind Ltd Zn−Al−Mg系めっき熱処理鋼材およびその製造方法
CN114713677A (zh) * 2022-03-04 2022-07-08 中国船舶重工集团公司第七二五研究所 一种大直径钛合金弯头的成形方法

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