JPH08290431A - 注型用中子 - Google Patents

注型用中子

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JPH08290431A
JPH08290431A JP7096889A JP9688995A JPH08290431A JP H08290431 A JPH08290431 A JP H08290431A JP 7096889 A JP7096889 A JP 7096889A JP 9688995 A JP9688995 A JP 9688995A JP H08290431 A JPH08290431 A JP H08290431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casting
hole
flexible tube
core
silicone rubber
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7096889A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Kinoshita
薫 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP7096889A priority Critical patent/JPH08290431A/ja
Publication of JPH08290431A publication Critical patent/JPH08290431A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 細い孔があいている場合や孔の形状がR状に
曲がっている注型部品が誰にでも簡単に安く製作でき
る。 【構成】 シリコーンゴム上型2には、離型性の良いフ
レキシブルチューブ4をセットする孔2aと注型の湯口
2bとが穿設されている。同様に、シリコーンゴム下型
3にもフレキシブルチューブ4をセットする孔3aが穿
設されており、シリコーンゴム上型2と組み合わされ
る。一方、フレキシブルチューブ4内にはその両端から
硬質の芯金5aおよび5bがそれぞれ挿入されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂注型法に用いる中
子の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通常の注型型の材質は全てシリコ
ーンゴムが使用されている。以下、図4および図5を用
いて樹脂注型法について説明する。図4に示すように、
部品51を貫通するL形の細い孔52のR形状の曲がり
部53は、機械加工では形成することができなかった。
図5に示すように、直線部と曲線部とを有する細い孔5
5が部品54の角穴56に貫通している場合も同様に形
成できなかった。
【0003】図5に示す部品54を製作する場合、まず
細い孔55の中子用の金型を作成し、その中にロストワ
ックス用のワックスを注型してワックス中子を作成す
る。そのワックス中子をシリコーンゴム型にセットして
注型する。そして、注型硬化後にそのワックスを溶かし
だして製作していた。具体的な従来技術例としては、例
えば特公平6ー84025号公報記載の注型型の離型方
法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術で述べたような注型部品に細い穴があいている場
合、マスターモデルの加工が難しくて加工コストが高く
なるうえ、マスターモデルからシリコーンゴムに転写し
てもその型割が非常に難しい。たとえ、シリコーンゴム
中子が製作できても細くて弱い物となり、その位置決め
精度は大変悪くなる。
【0005】一方、金属の芯金を中子とした場合も離型
性が悪いうえ、機械によって穴部を追加工しなければな
らず、加工コストが高くなる。また、L形に孔があいて
いる場合はその位置決め精度の確保が難しく、2方向の
孔を貫通させるのは大変である。さらに、孔の形状がR
状に曲がっている場合だとロストワックス法となるが、
コストがかなり高くなるうえ、孔が細くなる程その製作
は困難となる。前記特公平6ー84025号公報記載の
注型型の離型方法を使用しても、曲がった孔の離型はで
きなかった。
【0006】請求項1〜3の目的は、従来の注型法では
コストが高くなり製作が難しかった細い孔や、R状に曲
がった孔を有する注型部品でも、誰でも簡単に製作する
ことのできる注型用中子の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】請求項1の発
明は、樹脂注型法に用いる中子において、フレキシブル
なチューブ状の外被と、該外被内に挿入された少なくと
も一種類以上の芯材とからなることを特徴とする注型用
中子である。請求項2の発明は、前記外被内に挿入され
た芯材は、真っ直ぐな硬質の芯金であることを特徴とす
る請求項1記載の注型用中子である。請求項3の発明
は、前記外被内に挿入された芯材は、真っ直ぐな硬質パ
イプと、該硬質パイプ内に挿入された自由に曲がる針金
状の芯金とからなることを特徴とする請求項1記載の注
型用中子である。
【0008】本発明は、注型用中子を注型型に孔の形状
通りに直線または曲線状にセットして注型する。そし
て、注型硬化後に外被と芯材とを引き抜いて製作する方
法である。その手段として、孔の形状が真っ直ぐであれ
ば、真っ直ぐな硬質の芯金をフレキシブルなチューブの
外皮内に挿入して所定の形状の注型用中子を形成する。
【0009】また、孔の形状が曲がっていれば、フレキ
シブルなチューブの外皮内に真っ直ぐな硬質パイプを挿
入し、更にその中に自由に曲がる針金状の芯金を挿入す
る。そして、針金状の芯金を曲げて所定の形状の注型用
中子を形成する。さらに、必要に応じて注型材侵入防止
用の充填材を外皮内に充填する。注型硬化後、芯材と外
被とを引き抜いて注型用中子を製作する。
【0010】
【実施例1】図1は本実施例を示す断面図である。本実
施例は、L形の貫通孔があいた部品1を製作する実施例
である。シリコーンゴム上型2には、離型性の良いフレ
キシブルチューブ4をセットする孔2aと注型の湯口2
bとが穿設されている。同様に、シリコーンゴム下型3
にもフレキシブルチューブ4をセットする孔3aが穿設
されており、シリコーンゴム上型2と組み合わされる。
【0011】一方、フレキシブルチューブ4内にはその
両端から硬質の芯金5aおよび5bがそれぞれ挿入され
ている。なお、フレキシブルチューブ4の材質はシリコ
ーンゴムやテフロン等が使用できるが、離型性が良くて
自由に曲がる物であればこれらの材質に限定するもので
はない。
【0012】上記状態において、まずシリコーンゴム上
型2とシリコーンゴム下型3との孔2a,3aにフレキ
シブルチューブ4を挿入してセットする。次に、芯金5
aと芯金5bとをフレキシブルチューブ4の両端からそ
の内部にそれぞれ挿入する。続いて、注型の湯口2bよ
り注型材を注入して硬化させる。注型硬化後、芯金5
a,5bとフレキシブルチューブ4とを引き抜いて部品
1を得る。
【0013】本実施例によれば、L形の貫通孔を有する
注型部品も機械による孔の追加工なしで容易に製作でき
る。
【0014】
【実施例2】図2は本実施例を示す断面図である。本実
施例は、部品11の中心部の穴の底面にL形の曲線孔が
貫通している実施例である。シリコーンゴム上型12に
はフレキシブルチューブ14をセットする孔12aと注
型の湯口12bとが穿設されており、シリコーンゴム上
型12の中心下部には中子を兼ねる突起部12cおよび
この突起部12cに穿設した凹部12dが形成されてい
る。そして、シリコーンゴム上型12はシリコーンゴム
下型13と組み合わされる。
【0015】一方、フレキシブルチューブ14内には硬
質パイプ15が挿入されている。さらに、硬質パイプ1
5内には自由に曲がることのできる針金状の芯金16が
挿入されている。また、必要に応じて注型材侵入防止用
の充填材17がフレキシブルチューブ14の先端部に充
填されている。なお、充填材の材質はシリコーンゴム系
の充填材が適当であるが、被接着性で硬化後も自由に曲
がるものであればこの材質に限定されるものではない。
【0016】上記状態において、まずフレキシブルチュ
ーブ14の端部へ必要に応じて充填材17を充填し、こ
のチューブ14をシリコーンゴム上型12の孔12aに
セットする。次に、硬質パイプ15内へその先端部が突
出するように芯金16を挿入した後、硬質パイプ15を
フレキシブルチューブ14内に挿入する。続いて、硬質
パイプ15より突出している芯金16の先端部を曲げて
フレキシブルチューブ14を所定の形状に保持し、フレ
キシブルチューブ14の先端をシリコーンゴム上型12
の突起部12cの凹部12dに密着させる。
【0017】次に、シリコーンゴム上型12とシリコー
ンゴム下型13とをセットする。そして、注型の湯口1
2bより注型材を注入して硬化させる。注型硬化後、芯
金16と硬質パイプ15とフレキシブルチューブ14と
を引き抜いて部品11を得る。
【0018】本実施例によれば、L形の曲線孔が貫通し
ている注型部品の場合でも容易に製作することができ
る。
【0019】
【実施例3】図3は本実施例を示す断面図である。本実
施例は、部品21の凹み2箇所を避けるようにクランク
形の直線と曲線とを有する孔があいている実施例であ
る。シリコーンゴム上型22には注型の湯口22aが穿
設され、その下部には中子を兼ねる突起部22bが形成
されている。シリコーンゴム下型23にはフレキシブル
チューブ24aと24bとがセットされる孔23a,2
3bが穿設されており、側部には中子を兼ねる突起部2
3cが形成されている。そして、シリコーンゴム上型2
2はシリコーンゴム下型23と組み合わされる。
【0020】フレキシブルチューブ24a内には硬質の
芯金25が挿入されている。一方、フレキシブルチュー
ブ24b内には硬質パイプ26が挿入されており、さら
に硬質パイプ26内には自由に曲がることのできる針金
状の芯金27が挿入されている。また、フレキシブルチ
ューブ24aとフレキシブルチューブ24bとの突き合
わせ部28内にはゼリー状の充填材29が充填されてお
り、注型材の侵入を防止している。
【0021】上記状態において、まず硬質パイプ26内
にその先端部が突出するように芯金27を挿入した後、
硬質パイプ26をフレキシブルチューブ24b内に挿入
する。この時、芯金27の先端部はフレキシブルチュー
ブ24b先端より突出した状態である。そして、フレキ
シブルチューブ24b先端内部に充填材29を充填し、
これをシリコーンゴム下型23の孔23bにセットす
る。セット後、芯金27を曲げてフレキシブルチューブ
24bを所定の形状に保持する。
【0022】一方、フレキシブルチューブ24a内にも
硬質の芯金25を挿入する。そして、フレキシブルチュ
ーブ24a先端内部に充填材29を充填し、シリコーン
ゴム下型23の孔23aにセットする。この時、芯金2
7の先端部をフレキシブルチューブ24a内に挿入し、
フレキシブルチューブ24aとフレキシブルチューブ2
4bとを接続して所定の形状にする。
【0023】次に、シリコーンゴム上型22とシリコー
ンゴム下型23とをセットし、注型の湯口22aより注
型材を注入して硬化させる。注型硬化後、フレキシブル
チューブ24aおよび芯金25とフレキシブルチューブ
24b,硬質パイプ26および芯金27とをそれぞれの
方向に引き抜いて部品21を得る。
【0024】本実施例によれば、2重,3重の注型用中
子を組み合わせることが可能であり、今まで非常に製作
が困難であったクランク形の曲線孔を有している注型部
品の場合でも容易に製作することができる。
【0025】
【発明の効果】請求項1から3の効果は、従来の注型法
では製作が困難でコストが高い、細い孔があいている場
合や孔の形状がR状に曲がっている注型部品が、誰にで
も簡単に安く製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す断面図である。
【図2】実施例2を示す断面図である。
【図3】実施例3を示す断面図である。
【図4】従来例を示す斜視図である。
【図5】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 部品 2 シリコーンゴム上型 2a 孔 2b 注型の湯口 3 シリコーンゴム下型 3a 孔 4 フレキシブルチューブ 5a,5b 芯金

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂注型法に用いる中子において、フレ
    キシブルなチューブ状の外被と、該外被内に挿入された
    少なくとも一種類以上の芯材とからなることを特徴とす
    る注型用中子。
  2. 【請求項2】 前記外被内に挿入された芯材は、真っ直
    ぐな硬質の芯金であることを特徴とする請求項1記載の
    注型用中子。
  3. 【請求項3】 前記外被内に挿入された芯材は、真っ直
    ぐな硬質パイプと、該硬質パイプ内に挿入された自由に
    曲がる針金状の芯金とからなることを特徴とする請求項
    1記載の注型用中子。
JP7096889A 1995-04-21 1995-04-21 注型用中子 Withdrawn JPH08290431A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7096889A JPH08290431A (ja) 1995-04-21 1995-04-21 注型用中子

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JP7096889A JPH08290431A (ja) 1995-04-21 1995-04-21 注型用中子

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JPH08290431A true JPH08290431A (ja) 1996-11-05

Family

ID=14176962

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JP7096889A Withdrawn JPH08290431A (ja) 1995-04-21 1995-04-21 注型用中子

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JP (1) JPH08290431A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008130743A1 (en) * 2007-04-19 2008-10-30 Illinois Tool Works Inc. System and method for forming a non-linear channel within a molded component
JP2011011477A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Honda Motor Co Ltd 中空構造用プリプレグ成形体の成形方法及び複合材成形品の成形方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008130743A1 (en) * 2007-04-19 2008-10-30 Illinois Tool Works Inc. System and method for forming a non-linear channel within a molded component
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Effective date: 20020702