JPH08289095A - 画像読取装置及び光源ユニット - Google Patents
画像読取装置及び光源ユニットInfo
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- JPH08289095A JPH08289095A JP7092538A JP9253895A JPH08289095A JP H08289095 A JPH08289095 A JP H08289095A JP 7092538 A JP7092538 A JP 7092538A JP 9253895 A JP9253895 A JP 9253895A JP H08289095 A JPH08289095 A JP H08289095A
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Abstract
取装置を提供する。 【構成】 LED基板220上に赤のLEDチップR,
青のLEDチップBと分光放射特性のピーク値の差は3
0nm以内であるような緑のLEDチップG1,G2を
一組としてLEDアレイを構成する。
Description
号に変換する画像読取装置及び前記画像読取装置に用い
られる光源ユニットに関するものである。
位置で3種類の分光特性を有する光を照射し、そのとき
のイメージセンサの出力信号によって原稿のカラー信号
を得る光源切換型カラーイメージセンサが知られてい
る。図19〜22は、このような画像読取装置の一例で
あり、赤,緑,青(以下、それぞれR,G,Bと略す)
3色のLEDと短焦点結像素子アレイ及び複数のライン
センサを一直線上に並べたセンサアレイから構成されて
いる。
は、フレーム200の上面に原稿面に接する透明ガラス
板201を取り付け、上記フレーム200内に設けられ
たLED基板210上に実装されたLEDアレイ211
の出射光212が上記透明ガラス板201の上面に接す
る原稿面で反射され、原稿の読み取り面からの反射光2
13を通す光学系209と、その光学系209に対応し
てセンサ基板19上に設けられたセンサアレイ1をフレ
ーム200内に備えている。
にLED基板210上で各々RGB3色の発光をするL
EDチップ211R,211G,211Bが一組となっ
て一直線上に交互に並んでおり、RGBの各色毎に独立
に点灯、消灯ができるようになっている。そして、上記
光学系には例えば商品名「セルホックレンズアレイ」
(日本板硝子株式会社製)で代表される上記の短焦点結
像素子アレイが採用されている。
うに複数のラインセンサ2−1,2−2,・・・,2−
15を上記センサ基板19に一直線上に並べたもので、
保護膜206で覆われている。密着型マルチチップイメ
ージセンサでは原則的に原稿からの反射光を等倍でセン
サアレイ上に結像させて読み取るので、センサアレイ1
の長さは読み取る原稿幅だけ必要になる。
によって、必要なセンサアレイ1の長さは変化し、セン
サアレイ1を構成するラインセンサの個数も変化する。
例えばA3サイズの原稿を読み取ろうとする場合は、ラ
インセンサ一個の長さを20mmとすれば、15個のラ
インセンサでセンサアレイを構成すればよい。
00に係合した底板205に支えられ、フレキ基板20
8を介して基板203に接続している。基板203上に
は電源、制御信号などの入出力用のコネクタ202が設
けられ、ねじ207によってフレーム200に取りつけ
られている。
ラー原稿の読み取りは、まずラインセンサの感度むらや
光源の照射光のむらによって生じるシェーディングを補
正するためのデータの取り込みから始まる。シェーディ
ング補正用のデータの取り込みは、LEDチップ211
R,211G,211Bをそれぞれ一つずつ順次発光し
て原稿読取装置内に設けられた白基準板を読み取り、こ
のときのイメージセンサの出力信号をそれぞれメモリに
一時保存しておく。
リに保存されているシェーディング補正信号を用いて、
この後にカラー原稿画像を読んだときにシェーディング
補正を行う。また、同時にLED211Rが発光したと
きのセンサ出力信号r1,LED211Gが発光したと
きのセンサ出力信号g1,LED221Bが発光したと
きのセンサ出力信号b1が、再び白基準板を読んだとき
にR信号r,G信号g,B信号bがr=g=bとなって
得られるようにゲイン調整される。
イメージセンサの場合、前記したように読み取ろうとす
る原稿上の一点で、RGB3つの信号を得るためにRG
Bの光を個別に原稿に対して照射する必要がある。この
ための方法としては、RGBのうち1色のLEDを点灯
した状態でイメージセンサを原稿全体に副走査し、点灯
させるLEDの種類を換えて3回繰り返すことで原稿を
読み取るいわゆる面順次方式や、読み取ろうとする原稿
の1ライン毎にRGB3色のLEDを順次点灯しながら
イメージセンサを原稿全体に副走査させて原稿を読み取
るいわゆる線順次方式がある。このどちらの方法によっ
ても原稿面全域のRGB信号が得られ、これを使ってカ
ラー画像を再生できる。
おける理想的なRGB光源の分光特性について説明す
る。例としてG光源について考える。図23に示すよう
な3種類の異なる分光特性を持つG光源による原稿画像
の読み取る場合について説明する。ここで光源G6は、
光源G7に比べて480〜500nm及び570〜59
0nmの波長領域の光が欠落している。
うな500nm前後の波長領域においてのみ分光反射特
性が異なる色a,bを読み取った場合に、その分光特性
の差を読み取ることができず、どちらもほぼ同じG信号
が得られることになる。
のうちで、G光源よりも波長の短いB光源においても光
のない波長領域が存在するとその部分での違いはB信号
にも現れず、色a,bの色弁別はできない。したがって
カラー原稿に含まれる様々な色について色弁別を高める
ためには、RGB光源の分光特性は可視光領域全てをカ
バーする必要がある。
た場合の色再現の違いを説明する。光源G7,G8の出
射光はどちらも同じ波長領域をカバーしており、各波長
領域のエネルギー分布のみが異なっている。このような
光源G7,G8を使用した光源切換型カラーイメージセ
ンサの色空間を図25に示す。
ので、同図において周囲を囲む実線はスペクトル軌跡及
び赤紫線であり、この実線で囲まれた領域に全ての色が
含まれている。その内側の三角形はカラーイメージセン
サの色空間である。光源G7,G8により原稿を照射し
たときのイメージセンサの出力GOUT は次式によって与
えられる。
定して行うわけではなく、このようにして得られたRG
B信号によってのみ行われる。図25によれば、光源G
7を使ったカラーイメージセンサの方がG8に比べてよ
り広い色空間を持っていることがわかる。したがって光
源切換型カラーイメージセンサにおけるG光源の分光特
性としては光源G8よりG7のほうが望ましい。
サにおける理想的なRGB光源の分光特性は色空間がで
きるだけ広くとれ、かつRGB光源で全ての波長領域を
カバーできるものである。また、LED光源は、管状の
光源等に比較して小型で応答性がよく信頼性も高い等利
点が多く、上記した光源切換型カラーイメージセンサに
適している。
従来の光源切換型カラーイメージセンサのRGB出力信
号を使った色再現にはいくつかの問題点があった。図2
6は、従来の光源切換型カラーイメージセンサの色空間
の一例であり、これをみると自然界に存在する様々な色
に対してイメージセンサの色空間がかなり狭くなってい
ることがわかる。これはこの場合GのLEDの分光特性
が長波長側に寄り過ぎていることと、照射光量の極端に
少ない波長領域ができてしまうことによるものである。
そこで、このような問題を解消した理想的な色再現を行
うために満足できる分光特性をもつ3色のLEDも存在
するが、そのようなものをそろえようとすると非常に高
価であり、装置の製造コストが高くなってしまう。
る表示用のLEDは大量に生産されるため安価になる傾
向にあるため、このような表示用のLEDをイメージセ
ンサの光源に用いれば、大幅なコストダウンが可能であ
る。
値幅が小さい急峻な分光特性をもっているのに対し、光
源切換型カラーイメージセンサの光源としては、前記し
たようにRGB3つのLEDで可視光領域全域をカバー
する必要があるため、表示用のLEDをイメージセンサ
の光源に用いようとする場合、半値幅が小さ過ぎて照射
光量の極端に少ない波長領域が生じたり、色空間が狭い
ため色再現できない色が多くなる等の問題点があった。
解決するためになされたものであり、請求項1に記載の
発明では、画像読取装置において、複数の異なる分光特
性を有する発光素子からなる発光手段と、前記発光手段
を基板上に複数配列した光源と、前記光源により照射さ
れた被写体からの光を電気信号に変換する光電変換手段
とを有し、前記発光手段は、ピーク波長の差が30nm
以内である少なくとも2つの発光素子を有することを特
徴とするものである。
載の発明において、前記発光手段を構成する前記ピーク
波長の差が30nm以内である発光素子を同時に点灯す
るように制御する制御手段を有することを特徴とするも
のである。
は2に記載の発明において、前記発光手段を構成する発
光素子の種類は、少なくとも得ようとする色信号の種類
よりも多いことを特徴とするものである。
3に記載の発明において、前記光源の照射光の分光特性
に応じて前記ピーク波長の差が30nm以内である発光
素子を所定数配置することを特徴とするものである。
3に記載の発明において、前記光源の照射光の分光特性
に応じて前記ピーク波長の差が30nm以内である発光
素子を所定の位置に配置することを特徴とするものであ
る。
光を電気信号に変換する光電変換手段を有する画像読取
装置に使用可能な光源ユニットであって、複数の異なる
分光特性を有する発光素子からなり前記光電変換手段と
対抗した位置に設けられた発光手段と、前記発光手段を
基板上に複数配列した光源とを有し、前記発光手段は、
ピーク波長の差が30nm以内である少なくとも2つの
発光素子を有することを特徴とするものである。
載の発明において、前記発光手段を構成する前記ピーク
波長の差が30nm以内である発光素子を同時に点灯す
るように制御する制御手段を有することを特徴とするも
のである。
は7に記載の発明において、前記発光手段を構成する発
光素子の種類は、少なくとも得ようとする色信号の種類
よりも多いことを特徴とするものである。
8に記載の発明において、前記光源の照射光の分光特性
に応じて前記ピーク波長の差が30nm以内である発光
素子を所定数配置することを特徴とするものである。
至8に記載の発明において、前記光源の照射光の分光特
性に応じて前記ピーク波長の差が30nm以内である発
光素子を所定の位置に配置することを特徴とするもので
ある。
説明する。
実施例の画像読取装置の構成ブロック図である。図1に
おいて、画像読取部31により原稿画像が読み取られ、
信号処理部32に進んで所定の信号処理が行われる。さ
らに制御手段である制御部33により装置全体の制御が
行われている。次に図2は、本実施例の光源切換型マル
チチップカラーイメージセンサの構成断面図であり、図
2において、基本的な構成は従来例で説明した図20と
同じであるため、同じ構成要素には同一符号を付し、説
明を省略する。図2において、1は、光電変換手段であ
るセンサアレイであり、20は、後述するLED基板で
ある。
型マルチチップカラーイメージセンサに用いられる光源
ユニットとしてのLED基板220の構成図である。L
ED基板220上には、R,G1,G2,Bの4種類の
分光特性を有する発光素子であるLEDチップ221
R,221G1,221G2,221Bを一組として発
光手段を構成し、そのグループが一直線上に並べられて
光源であるLEDアレイ221を形成しており、Gの照
射光を作るためにG1,G2の2種類のLEDチップが
用意されている点以外は、前記従来例と本質的に変わり
ない。本実施例では、このようなLED基板220を図
20に示されるイメージセンサにLED基板210の代
わりに組み込むことにより構成する。
チップ221R,221G1,221G2,221Bの
分光特性は、図4に示すようになっており、LEDチッ
プ221G2の分光特性は、前記従来例におけるLED
チップ211Gの分光特性と同一である。またLEDチ
ップ221R,221Bも前記従来例のLEDチップ2
11R,211Bの分光特性と同一である。本実施例の
特徴である新たに加わったLEDチップ221G1の分
光特性は、LEDチップ221G2の分光特性を短波長
側ずらし、そのずれは30nm以内になるような分布に
なっている。
光特性について説明する。近年カラー用の光源としてB
及びGのLEDの高輝度化の研究開発が急速に発展し、
従来に比べて10〜100倍も明るいLEDが入手可能
になってきた。LEDの高輝度化のためには直接遷移型
のエネルギーバンド構造をもつ半導体結晶を発光材料と
するのがエネルギー変換効率の面から有利であり、この
ような直接遷移型の材料のバンドギャップEgと発光波
長λの関係は、次式のような関係にある。
λの関係を図5のグラフに示す。図5のグラフ上に青
(B),青緑(BG),緑(G),黄緑(YG)4色を
発光するのに必要なバンドギャップEgが示されてい
る。このようなバンドギャップEgをもつ具体的な材料
としては、GaN(3.4eV),ZnSe(2.6e
V),GaP(2.26eV)等がある。特にGaN
は、InN(2.0eV),AlN(6.3eV)との
混晶を作ることにより、2.0〜6.3eVまで対応で
き様々な波長の発光が可能なことが報告されている。ま
た、LEDの分光分布の半値幅は、発光層に使われる材
料の純度に依存している。
GBのLEDは、その色空間が広く取れることが重要で
あることから、一般にその分光特性は急峻な半値幅の狭
い分布となっている。一方、光源切換型カラーイメージ
センサの原稿照明に使う光源としては、色空間が広くと
れることのほかに、RGB光源によってすべての可視光
領域をカバーすることも必要である。
な分光特性をもつ安価なLEDを複数組み合わせて使用
することにより、RGB光源によって全ての可視光領域
をカバーするようにした。従来例で示した光源切換型カ
ラーイメージセンサでは、G領域の光が不足しているた
め、LED221G2と同程度の半値幅の分光特性をも
ち、発光波長領域が30nmだけ短波長側にずれている
LED221G1をLED基板1上に設け、LED22
1G2と同時に点灯し、このときのイメージセンサの出
力をG信号とする。
は、次のような手順で求められる。色空間を決定するR
GB3つのxy座標は、例えばGの場合、まずGの三刺
激値Xg,Yg,Zgを次式のように計算する。
(λ)は、図6に示されるような特性である。また、L
EDの分光放射特性の項をRのLEDや、BのLEDの
分光特性に置き換えて計算すればRの三刺激値Xr,Y
r,Zr,Bの三刺激値Xr,Yr,Zrも同様に求め
ることができる。
Yg,Zgより xg=Xg/(Xg+Yg+Zg) yg=Yg/(Xg+Yg+Zg) となる。Rのxy座標(xr,yr)、Bのxy座標
(xb,yb)も同様して求めることができる。
度座標により本実施例のイメージセンサの色空間、すな
わちこのイメージセンサを使って読み取り、色再現可能
な色の分布する範囲を図7に示す。なお一点鎖線で示さ
れる三角形は、図26に示した従来のイメージセンサの
ものである。図7よりイメージセンサの色再現可能領域
が従来例に比べて広がりバランスのよい形になっている
ことがわかる。
に可視光領域において光量が極端に落ちる領域がなくな
るので、従来例に比べて色弁別性の優れたイメージセン
サになる。
LEDを複数個同時に点灯して使用することにより、光
量の極端に少ない波長領域がない良好な色特性をもつ光
源切換型イメージセンサが実現できる。さらに半値幅の
小さい分光特性をもつLEDを使った場合、ラインセン
サ単体の分光感度のうちわずかな領域しか出力に寄与し
ないため、ラインセンサの出力は小さくなってしまう
が、本実施例の場合には、出力に寄与するラインセンサ
単体の分好感度の領域が広がるため、大きな出力が得や
すくなる利点も出てくる。
光源における例を示したが、RB両光源においても同様
のことができるのは言うまでもない。また、マルチチッ
プ密着イメージセンサを例に示したが、本発明はこれに
限定されるものではない。これらは、後述の第2または
第3の実施例についても同様である。
実施例における光源切換型密着型マルチチップカラーイ
メージセンサに用いられる光源ユニットとしてのLED
基板230である。なお、画像読取装置の構成は、前記
した図1と同様であるためここでは省略する。図9にお
いて、LED基板230上には、5種類の分光特性をも
つ発光素子であるLEDチップ231R,231G3,
231G4,231G5,231Bを一組として発光手
段を構成し、このような発光手段が一直線上に並べられ
て光源であるLEDアレイ231を形成している。
EDチップがG3,G4,G5の3種類用意され、LE
DチップG3の個数がG4,G5の2倍になっている点
以外は前記従来例と同じ構成である。LEDチップ23
1R,231Bの分光特性は、前記従来例におけるLE
Dチップ211R,211Bの分光特性と同一である。
5の分光特性は、図10に示すようにG3とG4、ある
いはG4とG5のピークレベルは、それぞれ僅かにずれ
ており、その差は30nm以内になるようになってい
る。本実施例では、このようなLED基板230を図2
に示したイメージセンサにLED基板220の代わりに
組み込む。
ジセンサで実際に行う原稿読み取りは、第1の実施例と
同様であり、RGBの光源を原稿の同位置でそれぞれ個
別に照射し、そのときのイメージセンサの出力によって
RGB信号を得るものである。ここでR,Bに関して
は、第1の実施例と同様にLEDチップ231R,23
1Bを点灯すればよい。
3,G4,G5を同時に点灯することによってGの照射
光を得ているが、ここでは合成された照射光の分光特性
のバランスを考え、LEDチップ231G3のみの個数
を他のLEDチップの2倍にし、より理想的な分光特性
を実現しようとしている。このようにLEDチップ23
1G4,G5を1個ずつとLEDチップ231G3を2
個使って合成されたG光源のトータルの分光特性は図1
1のようになる。
を第1の実施例と同様の手順で求める。まずGの三刺激
値Xg,Yg,Zgが次式により計算される。
刺激値Xb,Yb,Zbも同様に求まり、更にそれぞれ
のCIE−xy座標も同様の手順で求まる。
度座標により本実施例のイメージセンサの色空間を図1
2に実線の三角形で示す。なお、一点鎖線で示される三
角形は、図26に示した従来のイメージセンサのもので
ある。
空間が、従来のイメージセンサと比べて大きくバランス
のよい形になっており、カラー特性の優れたイメージセ
ンサになっていることがわかる。
回路の都合上、RGBの光源を個別に白基準に照射した
時に得られるイメージセンサの出力レベルが、RGB間
である程度揃っていることが望ましいので、相対的に低
い出力しか得られない色のLEDチップ数は多くする必
要があるが、本実施例のように同時に照射したときの総
合的な分光特性を考慮して種類と数量を決定すればカラ
ーイメージセンサの色再現性を向上させながら、出力レ
ベルも変えることができる。
の実施例における光源切換型密着型カラーイメージセン
サの断面を示した図であり、同図において、250はフ
レーム、260は透光性部材の側面から光を発する光
源、262は光源260からの出射光、263は原稿面
からの反射光である。本実施例においても画像読取装置
の構成は前記した図1と同様であるため、説明を省略す
る。
のようになっており、同図において、3は遮光性部材、
4は光を透光性部材3に入射するための入射面、5は透
光性部材3の一部に表面を光拡散反射性の塗料を塗布す
る等の手段により形成され、その反射光により原稿を照
射する領域、10は透光性部材3の長手方向の両端の側
面に置かれ、入射面4から入射する光を発する光源ユニ
ットであるLED基板10である。
EDチップ9R,9G3,9G4,9G5,9Bを一組
とする発光手段が図15に示すように配置されており、
実際にこのLED基板10を透光性部材3の両端の入射
面4に取りつけたときの透光性部材3とLED9R,9
G3,9G4,9G5,9Bの位置関係は、図16のよ
うになっている。ここでLED9G3,G4,G5の分
光特性は、第2の実施例において示した図10と同様で
あるため、ここでは省略する。
Bから発せられた光束は、透光性部材3内部を反射を繰
り返しながら伝搬し、伝搬途中で領域5に入射した光束
が、領域5で拡散反射され、射出部を通って原稿面に照
射される。LED9R,9G3,9G4,9G5,9B
から発せられた光束は、領域5へ直接入射する光量が十
分少なくなるようになっており、領域5に入射する光束
は、透光性部材3の内部で反射された間接光になるた
め、透光性部材3の長手方向での原稿面上の照度の均一
性はよい。
から光を入射し、透光性部材の側面から光を放射する場
合、各光源の位置により原稿照明光への寄与は、異なっ
てくる。本実施例においても、G光源として第2の実施
例と同様にLED9G3,9G4,9G5を同時に点灯
して使用するが、この点を考慮して各LED9G3,9
G4,9G5単体の分光特性に各々重みづけをして求め
た総合的なG光源の分光特性を図17に示す。第2の実
施例に置ける図11と比べると全体の分布が短波長側に
シフトしていることがわかる。
を第2の実施例と同様の手順で求める。まず、Gの三刺
激値Xg,Yg,Zgは、前述したLED9G3,9G
4,9G5間の重みづけを考慮し、次式により計算され
る。
Yb,Zbも同様に求まり、更にそれぞれのCIE−x
y座標も同様の手順で求まる。このような計算により求
まったRGBの色度座標により本実施例のイメージセン
サの色空間を図18に実線の三角形で示す。
6に示した従来のイメージセンサのものであり、点線で
示される三角形は、図12に示した第2の実施例のイメ
ージセンサのものである。図18より本実施例のイメー
ジセンサの色空間が、従来例及び第2の実施例のイメー
ジセンサと比べて大きくバランスのよい形になってお
り、カラー特性の優れたイメージセンサになってること
がわかる。
数のLEDの種類と個数及び配置を変化させることによ
り、分光特性の異なる複数のLEDの放射光の混合比を
変えることができ、所望の分光特性をもつG光源をつく
ることができた。本実施例のような光源は、前記したよ
うに照射光の均一性もよく実際のカラー画像読取装置で
の信号処理も簡易化できるので、低コストのカラーイメ
ージセンサとして最適である。
は、画像読み取り装置において、複数の異なる分光特性
を有する発光素子からなる発光手段と、前記発光手段を
基板上に複数配列した光源と、前記光源により照射され
た被写体からの光を電気信号に変換する光電変換手段と
を有し、前記発光手段は、ピーク波長の差が30nm以
内である少なくとも2つの発光素子を有する構成とし
た。そして、低コストで高品位な画像の読み取りを行う
ことができるようになった。
載の発明において、前記発光手段を構成する前記ピーク
波長の差が30nm以内である発光素子を同時に点灯す
るように制御する制御手段を有する構成とした。そし
て、良好な分光特性の得られる画像読取装置を提供でき
るようになった。
は2に記載の発明において、前記発光手段を構成する発
光素子の種類は、少なくとも得ようとする色信号の種類
よりも多い構成とした。そして、より高品位な色信号を
得ることができるようになった。
3に記載の発明において、前記光源の照射光の分光特性
に応じて前記ピーク波長の差が30nm以内である発光
素子を所定数配置する構成とした。そして、照射光の分
光特性を発光素子の数で自在に調整できるようになっ
た。
3に記載の発明において、前記光源の照射光の分光特性
に応じて前記ピーク波長の差が30nm以内である発光
素子を所定の位置に配置する構成とした。そして、照射
光の分光特性を発光素子の配置で自在に調整できるよう
になった。
光を電気信号に変換する光電変換手段を有する画像読取
装置に使用可能な光源ユニットであって、複数の異なる
分光特性を有する発光素子からなり前記光電変換手段と
対抗した位置に設けられた発光手段と、前記発光手段を
基板上に複数配列した光源とを有し、前記発光手段は、
ピーク波長の差が30nm以内である少なくとも2つの
発光素子を有する構成とした。そして、低コストで高品
位な画像の読み取りを行うことができるようになった。
載の発明において、前記発光手段を構成する前記ピーク
波長の差が30nm以内である発光素子を同時に点灯す
るように制御する制御手段を有する構成とした。そし
て、良好な分光特性の得られる光源ユニットを提供でき
るようになった。
は7に記載の発明において、前記発光手段を構成する発
光素子の種類は、少なくとも得ようとする色信号の種類
よりも多い構成とした。そして、より高品位な色信号を
得ることができるようになった。
8に記載の発明において、前記光源の照射光の分光特性
に応じて前記ピーク波長の差が30nm以内である発光
素子を所定数配置する構成とした。そして、照射光の分
光特性を発光素子の数で自在に調整できるようになっ
た。
至8に記載の発明において、前記光源の照射光の分光特
性に応じて前記ピーク波長の差が30nm以内である発
光素子を所定の位置に配置する構成とした。そして、照
射光の分光特性を発光素子の配置で自在に調整できるよ
うになった。
ロック図である。
メージセンサの断面図である。
である。
ギャップエネルギーと発光波長の関係を示す図である。
性を示す図である。
ンサの色空間を示す図である。
す図である。
図である。
示す図である。
センサの色空間を示す図である。
センサの断面図である。
示す図である。
センサの色空間を示す図である。
である。
である。
基板の構成図である。
ンサの色空間を示す図である。
色空間を示す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 複数の異なる分光特性を有する発光素子
からなる発光手段と、 前記発光手段を基板上に複数配列した光源と、 前記光源により照射された被写体からの光を電気信号に
変換する光電変換手段とを有し、 前記発光手段は、ピーク波長の差が30nm以内である
少なくとも2つの発光素子を有することを特徴とする画
像読取装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記発光手段を構成
する前記ピーク波長の差が30nm以内である発光素子
を同時に点灯するように制御する制御手段を有すること
を特徴とする画像読取装置。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前記発光手
段を構成する発光素子の種類は、少なくとも得ようとす
る色信号の種類よりも多いことを特徴とする画像読取装
置。 - 【請求項4】 請求項1乃至3において、前記光源の照
射光の分光特性に応じて前記ピーク波長の差が30nm
以内である発光素子を所定数配置することを特徴とする
画像読取装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至3において、前記光源の照
射光の分光特性に応じて前記ピーク波長の差が30nm
以内である発光素子を所定の位置に配置することを特徴
とする画像読取装置。 - 【請求項6】 被写体からの光を電気信号に変換する光
電変換手段を有する画像読取装置に使用可能な光源ユニ
ットであって、 複数の異なる分光特性を有する発光素子からなり前記光
電変換手段と対抗した位置に設けられた発光手段と、 前記発光手段を基板上に複数配列した光源とを有し、 前記発光手段は、ピーク波長の差が30nm以内である
少なくとも2つの発光素子を有することを特徴とする光
源ユニット。 - 【請求項7】 請求項6において、前記発光手段を構成
する前記ピーク波長の差が30nm以内である発光素子
を同時に点灯するように制御する制御手段を有すること
を特徴とする光源ユニット。 - 【請求項8】 請求項6または7において、前記発光手
段を構成する発光素子の種類は、少なくとも得ようとす
る色信号の種類よりも多いことを特徴とする光源ユニッ
ト。 - 【請求項9】 請求項6乃至8において、前記光源の照
射光の分光特性に応じて前記ピーク波長の差が30nm
以内である発光素子を所定数配置することを特徴とする
光源ユニット。 - 【請求項10】 請求項6乃至8において、前記光源の
照射光の分光特性に応じて前記ピーク波長の差が30n
m以内である発光素子を所定の位置に配置することを特
徴とする光源ユニット。
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---|---|---|---|
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JP2008028992A (ja) * | 2006-07-18 | 2008-02-07 | Toshiba Corp | 画像読取装置、画像形成装置および画像読取方法 |
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CN109488934A (zh) * | 2018-09-30 | 2019-03-19 | 河南宏昌科技有限公司 | 基于非转动波长转换材料的照明光源 |
-
1995
- 1995-04-18 JP JP09253895A patent/JP3689448B2/ja not_active Expired - Fee Related
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