JPH10136159A - カラーイメージスキャナ用光源 - Google Patents

カラーイメージスキャナ用光源

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JPH10136159A
JPH10136159A JP30423796A JP30423796A JPH10136159A JP H10136159 A JPH10136159 A JP H10136159A JP 30423796 A JP30423796 A JP 30423796A JP 30423796 A JP30423796 A JP 30423796A JP H10136159 A JPH10136159 A JP H10136159A
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JP
Japan
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color
light
light emitting
emitting diodes
light source
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JP30423796A
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Kazuhiro Kobayashi
和裕 小林
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Citizen Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3色の発光ダイオードの切り替え照明の方式
のカラーイメージスキャナーにおける読みとり画像の色
再現性を改善する。 【解決手段】 赤、緑、青の各色別の発光を行う発光ダ
イオード2を光源として、各色別の発光ダイオードを順
次点灯して原稿5を照射し、その反射光をレンズ等から
なる光学系6により受光素子7に導き結像させることに
より、原稿の画像をフルカラーで読み取るカラーイメー
ジスキャナーの光源において、前記色別の発光ダイオー
ドのうち少なくとも1色の発光ダイオードについては、
ピークの発光波長がそれぞれ異なる同系の色の発光ダイ
オードを複数種類(G1,G2)用いる。これにより、
前記受光素子の実効的な感度分布の波長巾を効果的に広
げ、従来よりも読みとり画像の色再現性に優れたカラー
イメージスキャナーを提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータ、ファ
クシミリ、複写機等の入力装置として、原稿の画像をフ
ルカラーで読み取るカラーイメージスキャナーに関し、
カラーイメージスキャナーにおける原稿照明用の光源装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】イメージスキャナーは画像の入力装置と
して、操作性、汎用性に優れ、近年、OA機器、情報機
器等の分野で広く用いられている。特にカラーイメージ
スキャナーは入力し得るデータの質と量に優れたものが
あり、その発達と普及が期待されている。従来のカラー
イメージスキャナーは、例えば特公昭55ー15137
号公報の第1図に記載されているように、光源として赤
から緑を経て青に至る可視光の殆どの波長の光を発光す
るキセノン管や冷陰極管を用いていた。そして、これら
の光源の光が原稿に記録されたカラー画像の反射光とし
て光学系により結像した光を読み取る複数の受光素子上
に赤、緑、青の各色のフィルターを配置し、各色のフィ
ルタ下の受光素子に各色ごとに図11に示すような波長
に対する感度分布の特性を持たせることで、色を判別し
て読み込ませている。
【0003】ここで、図11はフォトダイオード等の受
光素子に赤、緑、青の各色のフィルターをそれぞれとり
つけた場合の光の波長に対する受光素子の感度分布(以
下単に「感度分布」という。)を示す図であり、横軸は
波長、縦軸は相対感度を示す。ここで曲線Rf、Gf、
Bfはそれぞれ赤、緑、青の各色のフィルターをそれぞ
れとりつけた受光素子の感度分布を示す。このような読
み取り装置によれば、人間の目の比視感度分布に近い緑
色のフィルター下の受光量から明るさを読み取り、赤色
のフィルター下の受光量に対する緑色のフィルター下の
受光量の比、および青色のフィルター下の受光量に対す
る緑色のフィルター下の受光量の比から色度(色合い)
を読みとることができる。
【0004】この場合、前記各色ごとに受光素子が必要
となり、白黒読み取りスキャナーの3倍以上の数の受光
素子を集積したものを用い、且つ色フィルターを使用す
るため高価なものとなる。又、前記キセノン管や冷陰極
管の寿命が比較的短いことや、点灯のための特別の回路
を必要とするという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで前記公報の同号
1図の光源2の代わりの光源として、赤、緑、青の3色
の発光ダイオードを用い、それを順次、各色毎に点灯さ
せることにより、受光素子は白黒スキャナー用のものを
ほとんどそのまま用いることが出来、コスト低減のでき
るカラーイメージスキャナーが提案されている。この場
合、受光素子の実効的な感度分布は、受光素子そのもの
が持つ感度分布と光源の発光強度のスペクトル分布の合
成分布となり、図12に示すような離散的な特性のもの
となる。図12においてRd、Gd、Bdはそれぞれ赤
色、緑色および青色の発光ダイオードを別々に点灯させ
たときの受光素子の感度分布を示す曲線である。 実効
的な感度分布が、全体としてこのように離散的になるの
は、光源における各色の発光ダイオードの発光強度のス
ペクトル分布の巾が、フィルタにおける透過率のスペク
トル分布の分布巾に比べて狭いことによる。
【0006】このような時分割照明方式のカラーイメー
ジスキャナーは受光素子における感度分布が上記のよう
に離散的な特性を持つため、原稿に記録した画像の色を
十分に読み出すことができない。即ち、すでに述べたフ
ィルター方式の場合には全体的な感度分布は、図11の
点線Ffで示すように比較的広い巾で高いレベルを保っ
ているのに反し、図12に示す3色の発光ダイオードの
切り替え照明の方式を用いる場合は、全体的な感度分布
は図12に示すようにレベルが落ち込んだ谷間の部分n
や欠落部分mを有し、この部分に相当する波長の画像の
色を読みだしたり、判別できなかったりするため、読み
とり画像の色再現性が悪くなるという欠点をもってい
る。
【0007】本発明は、フィルタを使用せずに、光源と
して赤、緑、青の3色の発光ダイオードを用い、それを
順次、各色毎に点灯させることにより、受光素子に時分
割的に画像の色別の明るさのデータを読み取らせるカラ
ーイメージスキャナーにおいて、上記の問題を解決すべ
き課題として認識することから出発するものである。そ
して本発明はこの課題を解決し、読みとり画像の色再現
性に優れ、且つ長寿命で製造コストの低いカラーイメー
ジスキャナーを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの第1の手段として本発明は、赤、緑、青の各色別の
発光を行う発光ダイオードを光源として、各色別の発光
ダイオードを順次点灯して原稿を照射し、その反射光を
レンズ等からなる光学系により受光素子に導き結像させ
ることにより、原稿の画像をフルカラーで読み取るカラ
ーイメージスキャナーの光源装置において、前記色別の
発光ダイオードのうち少なくとも1色の発光ダイオード
については、ピークの発光波長がそれぞれ異なる同系の
色の発光ダイオードを複数種類用いることを特徴とす
る。
【0009】上記の課題を解決するための第2の手段と
して本発明は、前記第1の手段のカラーイメージスキャ
ナーの光源装置において、前記色別の発光ダイオードの
うち少なくとも1色の発光ダイオードについては、ピー
クの発光波長がそれぞれ異なる同系の色の複数種類の発
光ダイオードを同時に点滅することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明のカラ
ーイメージスキャナーの光源装置の実施の形態を実施例
について説明する。図1は本発明の一実施である光源装
置を用いたカラーイメージスキャナーの構成を示す原理
図であり、図2はその光源装置の構成を示す斜視図であ
る。図1において、R、G1,G2、Bは図2に示す光
源1においてカラーイメージスキャナーの操作方向に直
角な方向に配列された、後述するような4種類の波長の
色の発光ダイオードであり、3は光源装置4における光
源駆動回路、5は発光ダイオードアレイ2に近接、対向
して配置される原稿面、6は集光レンズからなる光学
系、7はフォトダイオード等よりなる受光素子である。
これ等の要素は光源1が原稿面5を照射し、原稿面5か
らの反射光が光学系6を通過して受光素子7に結像する
ように配置されている。
【0011】図2に示すように、光源装置4は光源1と
光源駆動回路3から構成されている。光源1は光源基板
1a上にピーク波長を赤色の領域に有する発光ダイオー
ドR、互いに異なるピーク波長を緑色の領域に有する発
光ダイオードG1、G2、およびピーク波長を青色の領
域に有する発光ダイオードBが配列されて実装されてい
る。図3は前記発光ダイオードR、G1、G2、Bの発
光強度のスペクトル分布(以下「強度分布」という。)
を示す図である。同図において、横軸はスペクトルの波
長を、縦軸は相対放射強度を示す。又、実線で示す曲線
R、G1、G2、Bはそれぞれ発光ダイオードR〜Bの
強度分布を示し、点線で示す曲線Gは前記強度分布、G
1とG2を合成した強度分布を示す。
【0012】図4は光源駆動回路3の回路構成を示す図
である。光源駆動回路3は、調整抵抗rと複数の発光ダ
イオードRが直列に接続されてなる第1の分岐10a、
調整抵抗rと複数の発光ダイオードG1が直列に接続さ
れれなる分岐と調整抵抗rと複数の発光ダイオードG2
が直列に接続されてなる分岐とが互いに並列に接続され
てなる第2の分岐10b、および調整抵抗rと複数の発
光ダイオードBが直列に接続されてなる第3の分岐10
cを有している。各分岐10a、10b、10cの一端
は電源11の一方の電位側に接続され、他端は切り替え
スイッチ手段12を介してそれぞれ時分割的に電源11
の他方の電位側に接続される。
【0013】次に本実施例の動作につき説明する。図4
に示す光源駆動回路において、切り替えスイッチ手段1
2を順次切り替えることにより、発光ダイオードを時分
割的に切り替えて点灯する。図5は前記の回路におい
て、各発光ダイオードの点滅の動作を示すタイムチャー
トである。図5において横軸は時間を縦軸は各発光ダイ
オードの点滅を示す。f1、f2はフレーム期間であ
り、sf1、sf2、sf3はそれぞれ第1、第2、第
3のサブフレームの期間である。図4においてIR、I
G1、IG2、IBはそれぞれ発光ダイオーR、G1、
G2、Bに流れる電流の大きさを示す。図4および図5
に示すように第1のサブフレーム(sf1の期間)にお
いてはRのみに電流が流れてこれらが発光し、第2のサ
ブフレームsf2においてはG1とG2のみに電流が流
れてこれらが発光し、第3のサブフレームsf3におい
てはBのみに電流が流れてこれらが発光する。
【0014】このようにして発光した光により原稿面5
を照射する。原稿面からの反射光は光学系6を通過して
受光素子7に入射し、その光量に応じた検出信号eを発
生する。そして、第1のサブフレームsf1において受
光素子7に発生した検出信号の大きさをe1、第2のサ
ブフレームsf2において受光素子7に発生した検出信
号の大きさe2を、第3のサブフレームsf3において
受光素子7に発生した検出信号の大きさe3とすると
き、e2を原稿面の色の明るさと、e1/e2により原
稿面の色の(赤色成分)/(緑色成分)の比率と、e3
/e2により原稿面の色の(青色成分)/(緑色成分)
の比率と認識し、画像再生のためのデータを取り込む。
【0015】カラー画像再生の際には、もとの原稿面の
色のスペクトル分布が連続的なものであっても、巾の狭
いもの又は離散的なものであっても、その色は離散的な
赤、緑、青の3原色の明るさの比率を適切に選んで、合
成することにより、再現性よく再生することができる。
この再現性を上げる上では、原稿の色のどのようなスペ
クトル分布に対しても、前記e1/e2が原稿面の色の
(赤色成分)/(緑色成分)の比率と、e3/e2が原
稿面の色の(青色成分)/(緑色成分)の比率とできる
だけ一致していることが望ましい。
【0016】このためには、各サブフレームにおける受
光素子の実効的な感度分布が図11に示すフィルター方
式の場合のフィルターの色別の感度分布Rf、Bf、G
fのように隣同士が互いに深く重なりあっていること、
つまり、両方でカバーしている共通波長範囲がなるべく
広いことが望ましい。これは、この共通範囲の波長の原
稿の色のスペクトルは2つサブフレームの両方で検出さ
れ、前記のe1/e2またはe3/e2のデータとして
取り込むことができるからである。
【0017】図6は受光素子7の固有の感度分布および
各サブフレームにおける実効的な感度分布はを示す図で
ある。横軸はスペクトルの波長を、縦軸は相対感度を示
す。図において点線Fは受光素子7の固有の感度分布を
示し、実線F1、F2、F3はサブフレームsf1、s
f2、sf3における実効な感度分布を示す。ここで実
効的な感度分布F1、F2、F3は図3に示した発光ダ
イオードの強度分布においてR、G、Bで示される強度
分布と前上記の固有の感度分布Fを合成したものとなっ
ている。図6から明かなように本実施例においては、各
サブフレームにおける受光素子の実効的な感度分布がF
1、F2、F3が隣同士でかなり重なりあっているの
で、図12に示した従来の時分割照明方式のものにおけ
る感度分布と比較すると、可視光の波長の範囲におい
て、すべてのフレームにおける感度分布をもってしても
カバーしきれない欠落部分又は谷間の部分がなくなり、
色の読み込みが不可能な状態をなくすことができるとと
もに、前記の理由により、従来よりは色の再現性も改善
することができる。
【0018】この原因は、本実施例においては、第2の
サブフレームsf2において、緑色の範囲でピーク波長
の異なる2種類の発光ダイオードG1、G2を光源とし
て点灯させることにより、発光ダイオードG1、G2の
それぞれの発光波長の分布特性が合成されたものGが感
度特性に反映し、従来の緑色を点灯するサブフレームに
おける感度特性に比較して、分布巾が大幅に広がってい
るためである。。
【0019】次に本発明の他の一つの実施例であるカラ
ーイメージスキャナーの光源装置につき、図面を用いて
説明する。図7は本実施例の光源装置4の構成を示す斜
視図であり、図8は光源駆動回路3の回路構成を示す図
である。光源装置4は光源1と光源駆動回路3から構成
されている。光源1は光源基板1a上に互い異なるピー
ク波長を赤色の領域に有する発光ダイオードR1、R
2、互いに異なるピーク波長を緑色の領域に有する発光
ダイオードG1、G2、および互いに異なるピーク波長
を青色の領域に有する発光ダイオードB1、B2が配列
されて実装されている。
【0020】光源駆動回路3は図8に示すように、調整
抵抗rと複数の発光ダイオードR1が直列に接続されて
なる分岐と調整抵抗rと複数の発光ダイオードR2が直
列に接続されてなる分岐とが互いに並列に接続されてな
る第1の分岐10a、調整抵抗rと複数の発光ダイオー
ドG1が直列に接続されれなる分岐と調整抵抗rと複数
の発光ダイオードG2が直列に接続されてなる分岐とが
互いに並列に接続されてなる第2の分岐10b、および
調整抵抗rと複数の発光ダイオードB1が直列に接続さ
れれなる分岐と調整抵抗rと複数の発光ダイオードB2
が直列に接続されてなる分岐とが互いに並列に接続され
てなる第3の分岐10cを有している。各分岐10a、
10b、10cの一端は電源11の一方の電位側に接続
され、他端は切り替えスイッチ手段12を介してそれぞ
れ時分割的に電源11の他方の電位側に接続される。
【0021】本実施例の光源装置を用いたカラーイメー
ジスキャナーの光源装置を除いた要素および全体の構成
は図1に示したカラーイメージスキャナーと同じであ
る。
【0022】図9は前記発光ダイオードR1〜B2の発
光強度のスペクトル分布(以下「強度分布」という。)
を示す図である。同図において、横軸はスペクトルの波
長を、縦軸は相対放射強度を示す。又、実線で示す曲線
R1〜B1はそれぞれ発光ダイオードR1〜B2の強度
分布を示し、点線で示す曲線R、G、Bはそれぞれ前記
強度分布R1とR2、G1とG2、並びにB1とB2を
それぞれ合成した強度分布を示す。
【0023】次に本実施の動作につき説明する。図8に
示す光源駆動回路において、切り替えスイッチ手段12
を順次切り替えることにより、発光ダイオードを時分割
的に切り替えて点灯する。図8からわかるように、図5
に示したフレームと同じ第1のサブフレームsf1にお
いてはR1とR2のみに電流が流れてこれらが発光し、
第2のサブフレームsf2においてはG1とG2のみに
電流が流れてこれらが発光し、第3のサブフレームsf
3においてはB1とB2のみに電流が流れてこれらが発
光する。
【0024】このようにして発光した光により原稿面を
照射する。原稿面からの反射光は光学系6を通過して受
光素子7に入射し、その光量に応じた検出信号eを発生
する。そして、第1のサブフレームsf1において受光
素子7に発生した検出信号の大きさをe1、第2のサブ
フレームsf2において受光素子7に発生した検出信号
の大きさe2を、第3のサブフレームsf3において受
光素子7に発生した検出信号の大きさe3とするとき、
e2を原稿面の色の明るさと、e1/e2により原稿面
の色の(赤色成分)/(緑色成分)の比率と、e3/e
2によ原稿面の色の(青色成分)/(緑色成分)の比率
と認識し、画像再生のためのデータを取り込む。このと
き色の再現性に優れたデータを取り込むには、すでに説
明したように各サブフレームにおける受光素子の実効的
な感度分布が問題となる。
【0025】図10は本実施例における各サブフレーム
における受光素子の実効的な感度分布を示す図であり、
F21、F22、F23で示す曲線はそれぞれ第1、第
2、第3のサブフレームsf1、sf2、sf3におけ
る受光素子7の実効的な感度分布を示す。ここで各サブ
フレームにおける受光素子の実効的な感度分布は図6に
示す受光素子の固有の感度分布Fと、そのサブフレーム
において発光する発光ダイオードの強度分布を合成した
ものである。すなわち、図6に示す受光素子の固有の感
度分布Fと図9に示した発光ダイオードR1,R2の合
成された強度分布Rを合成して感度分布F21となり、
第2のサブフレームにおいては受光素子の固有の感度分
布Fと図9に示した発光ダイオードG1、G2の合成さ
れた強度分布Gを合成した感度分布F22となり、第3
のサブフレームにおいては受光素子の固有の感度分布F
と図9に示した発光ダイオードB1、B2の合成された
強度分布Bを合成した感度分布F23となる。
【0026】図10に示すように各サブフレームにおけ
る受光素子の実効的な感度分布F21とF22およびF
22とF23は互いに十分深く重なりあっており、しか
も、前記の各感度分布F1、F2、F3のそれぞれのピ
ーク波長λp1とλp2、λp1とλp3の波長間隔は
十分に離れている。従って、すでに説明した理由によ
り、本実施例の光源を用いたスキャナーは図1に示した
実施例の場合よりも更に広い波長範囲において原稿の色
を忠実に再現することができる。ここで、このような理
想的な感度分布特性F21、F22、F23が得られる
ようになったのは、各サブフレームにおいてピークの発
光波長がそれぞれ異なる同系の色の発光ダイオードを複
数種類同時に点灯するようにしたためであることは、こ
れまでの説明から明かである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フィルタを使用せずに、光源として赤、緑、青の3色の
発光ダイオードを用い、それを順次、各色毎に点灯させ
ることにより、受光素子に時分割的に画像の色別の明る
さのデータ読み取らせるカラーイメージスキャナーにお
いて、前記各色ごとの点灯においてピークの発光波長が
それぞれ異なる同系の色の発光ダイオードを複数種類同
時に点灯することにより、前記受光素子の実効的な感度
分布の波長巾を広げ、従来よりも読みとり画像の色再現
性に優れ、且つ長寿命で製造コストの低いカラーイメー
ジスキャナーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である光源装置を用いたカラ
ーイメージスキャナーの構成を示す原理図である。
【図2】本発明の一実施例である光源装置を示す斜視図
である。
【図3】本発明の一実施例である光源装置の発光ダイオ
ードの発光強度のスペクトル分布を示す図である。
【図4】本発明の一実施例である光源装置における光源
駆動回路の回路図である。
【図5】本発明の一実施例である光源装置における発光
ダイオードの点滅動作を示すタイムチャートである。
【図6】本発明の一実施例である光源装置を用いたカラ
ーイメージスキャナーの感度特性を示す図である。
【図7】本発明の他の実施例である光源装置を示す斜視
図である。
【図8】本発明の他の実施例である光源装置における光
源駆動回路の回路図である。
【図9】本発明の他の実施例である光源装置の発光ダイ
オードの発光強度のスペクトル分布を示す図である。
【図10】本発明の他の実施例である光源装置を用いた
カラーイメージスキャナーの感度特性を示す図である。
【図11】従来のフィルター方式のカラーイメージスキ
ャナーの感度特性を示す図である。
【図12】従来の時分割照明方式のカラーイメージスキ
ャナーの感度特性を示す図である。
【符号の説明】
1 光源 2 発光ダイオードアレイ 3 光源駆動回路 4 光源装置 5 原稿面 6 光学系 7 受光素子 10 分岐 11 電源 12 スイッチ手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤、緑、青の各色別の発光を行う発光ダ
    イオードを光源として、各色別の発光ダイオードを順次
    点灯して原稿を照射し、その反射光をレンズ等からなる
    光学系により受光素子に導き結像させることにより、原
    稿の画像をフルカラーで読み取るカラーイメージスキャ
    ナーの光源において、前記色別の発光ダイオードのうち
    少なくとも1色の発光ダイオードについては、ピークの
    発光波長がそれぞれ異なる同系の色の発光ダイオードを
    複数種類用いることを特徴とするカラーイメージスキャ
    ナー用光源装置。
  2. 【請求項2】 前記色別の発光ダイオードのうち少なく
    とも1色の発光ダイオードについては、ピークの発光波
    長がそれぞれ異なる同系の色の複数種類の発光ダイオー
    ドを同時に点滅することを特徴とする請求項1に記載の
    カラーイメージスキャナー用光源装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007067411A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Keiho Kagi Yugenkoshi 発光ダイオードのパッケージ構造
JP2007208908A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 National Univ Corp Shizuoka Univ スキャナー装置
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US9818731B2 (en) 2014-05-30 2017-11-14 Sharp Kabushiki Kaisha Light emitting device

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