JPH08288361A - 真空処理装置 - Google Patents

真空処理装置

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JPH08288361A
JPH08288361A JP11239895A JP11239895A JPH08288361A JP H08288361 A JPH08288361 A JP H08288361A JP 11239895 A JP11239895 A JP 11239895A JP 11239895 A JP11239895 A JP 11239895A JP H08288361 A JPH08288361 A JP H08288361A
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JP
Japan
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vacuum
lid
chamber
atmospheric pressure
cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP11239895A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Maeda
尚志 前田
Shiro Shiojiri
史郎 塩尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP11239895A priority Critical patent/JPH08288361A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空処理装置の真空予備室の保守点検時にお
ける蓋の開閉の際の安全性の向上を、きわめて簡単な構
成で図ることを主たる目的とする。 【構成】 真空予備室6の天井部分を形成する蓋12の
大気圧領域側の外周に、当該蓋12の大気圧領域に露出
する側端部分12aを囲繞するようにガイド30を設け
るとともに、当該蓋12の外部に取っ手31を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばイオン注入装
置などのように、真空中でウエハなどの試料に、イオン
ビームを照射して当該ウエハを処理する真空処理装置に
関し、より具体的には、前記ウエハを処理するための高
真空領域である処理室に、ウエハを搬出入する際に用い
られる真空予備室の保守点検時における安全性の向上を
図ったものでる。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の真空処理装置の一例であ
るイオン注入装置の一例を部分的に示す概略横断面図で
あり、図5は、図4の線A−Aに沿う断面図である。
【0003】このイオン注入装置は、図示しない真空ポ
ンプによって真空(例えば10-7〜10-8Torr程
度)に排気される部屋であって、イオンビーム1が導入
されホルダ(プラテンとも呼ばれる)2に保持された試
料であるウエハ3に、イオンビーム1を照射してイオン
注入処理を行う高真空領域の処理室4を有している。
【0004】前記ホルダ2は、ウエハ3を保持可能であ
って、同ウエハ3の着脱のための水平状態と、同ウエハ
3にイオンビーム1を照射してイオン注入処理を行うた
めの起立状態(図示例)とに回転できるように構成され
ている。
【0005】前記ホルダ2の上流側には、イオンビーム
1がウエハ3およびホルダ2に当った際に、それらから
放出される二次電子がアースへ逃げるのを防止して、イ
オンビーム1のビーム電流計測を正確に行うための箱状
のファラデーケース5が設けられている。
【0006】ところで、この例では高真空領域の処理室
4の左右には、未処理のウエハ3を、大気圧領域側から
処理を行う処理室4内へ搬入するためのロード側の真空
予備室6と、処理済のウエハ3を大気圧領域側へ搬出す
るためのアンロード側の真空予備室7とが、例えばゲー
ト弁式の真空弁8および9をそれぞれ介して隣接されて
いる。また、これら両真空予備室6および7と、大気圧
領域との間には、例えばフラップ弁式の真空弁10およ
び11がそれぞれ設けられている。
【0007】両真空予備室6および7内は、それぞれウ
エハ3を処理室4との間で出し入れする前には、図示し
ない粗引ポンプで真空(例えば10-1〜10-3Torr
程度)に排気され、また、ウエハ3を大気圧領域との間
で出し入れする前には、大気圧状態に戻される。
【0008】両真空予備室6および7の天井部分には、
図5に示すように大気圧領域に通じる保守点検用の開口
61(71)が設けられている。これら開口61(7
1)には、大気圧領域側(矢印B方向)に開く、例えば
断面形状が逆凸形状の蓋12が設けられ、常時は大気圧
領域と区画され、気密が保持されている。
【0009】この真空予備室6(7)には、図示しない
搬送アームによってウエハ3を搬出入するための搬送口
62が形成されており、その入口には、矢印C方向に開
閉するフラップ弁式の前述した真空弁10(11)が設
けられている。63は、前記真空予備室6の一部を形成
する側壁部である。41は、高真空領域である処理室4
を形成する真空チャンバである。
【0010】13は、ゲート弁式の真空弁8(9)を上
下に駆動する駆動軸で、図示しない駆動源に連結されて
おり、矢印Dのように昇降され、上昇したときには側壁
部63に当接して真空予備室6(7)と、高真空領域の
処理室4とを仕切っている。なお、図中の14は、真空
シール軸受であり、15〜20は、気密を保持するため
の、例えばOリングなどからなるパッキングである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述の構成に
よれば、真空予備室6および7の保守点検を行うには、
当該真空予備室6および7を大気圧状態に保持し、蓋1
2を取外すことになるが、この作業のために蓋12と、
真空予備室6および7を形成する側壁部63との間に、
指を挿入する必要があるが、このとき真空弁8(9)が
何らかの異常により下降し、真空リークが発生した場
合、蓋12が真空吸引され、指がこの間に挟まれるとい
った危険があった。
【0012】そこでこの発明は、この種の真空処理装置
の真空予備室の保守点検時における前記蓋の開閉の際の
安全性の向上を、きわめて簡単な構成で図ることを主た
る目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の真空処理装置は、前述したような真空予
備室の天井部分を形成する前記蓋の大気圧領域側の外周
に、当該蓋の大気圧領域に露出する側端部分を囲繞する
ようにガイドを設けるとともに、前記蓋の外部に取っ手
を設けたことを特徴とする。
【0014】また、請求項2記載の発明では、前記ガイ
ドの高さを、前記蓋の大気圧領域に露出する側端部分の
厚みと同一またはそれ以上としたことを特徴とする。
【0015】
【作用】上記構成によれば、真空予備室の保守点検を行
うときは、当該真空予備室を大気圧状態に保持し、前記
蓋に形成された取っ手を掴んで、当該蓋を取外すことが
できる。
【0016】この蓋の取外し作業のために、従来のよう
に蓋の側端部分から真空予備室を形成する側壁部との間
に、指を挿入しようとしても、蓋の大気圧領域に露出す
る側端部分を囲繞する前記ガイドの存在によって阻止さ
れる。
【0017】したがって、この作業中に仮に真空弁が何
らかの異常により下降し、真空リークが発生し、蓋が真
空吸引されても、指がこの間に挟まれるといった危惧は
ない。
【0018】また、請求項2記載の発明によれば、前記
ガイドの高さを、前記蓋の大気圧領域に露出する側端部
分の厚みと同一またはそれ以上としてあるので、蓋の側
端部分から真空予備室を形成する側壁部との間に、指が
挿入されるのを完全に阻止することができる。
【0019】
【実施例】図1は、この発明の一実施例に係る真空処理
装置の一例であるイオン注入装置のロード側の真空予備
室部分を示す概略縦断面図である。図2は、図1の平面
図である。なお、図1および図2において、図4および
図5の従来例と同一または相当する部分には、同一符号
を付し、以下においては当該従来例との相違点を主に説
明する。
【0020】この実施例のイオン注入装置は、前述した
ような真空予備室6の天井部分を形成する蓋12の大気
圧領域側の外周に、当該蓋12の大気圧領域に露出する
側端部分12aを囲繞するように、リング状のガイド3
0を溶接などにより固着している。
【0021】このガイド30の高さhは、前記蓋12の
大気圧領域に露出する側端部分12aと真空予備室6の
一部を形成する側壁部63との間から、指が挿入される
のを阻止するためであり、通常は前記蓋12の大気圧領
域に露出する側端部分12aの厚みtと同一またはそれ
以上とするのが好ましい。
【0022】前記蓋12の大気圧領域側に、当該蓋12
を取外す際に手で持つための取っ手31を溶接などによ
り設けている。この取っ手31の形状や大きさなどは、
特に限られるものではなく、取外しの際に持ちやすいも
のであればよい。
【0023】以上の構成によるイオン注入装置におい
て、真空予備室6の保守点検を行ときは、当該真空予備
室6を大気圧状態に保持し、前記蓋12に形成された取
っ手31を掴んで、当該蓋12を取外す。
【0024】したがって、この蓋12の取外し作業のた
めに、従来のように蓋12の側端部分12aから真空予
備室6の一部を形成する側壁部63との間に、指を挿入
しようとしても、蓋12の大気圧領域に露出する側端部
分12aを囲繞するように設けられたガイド30の存在
によって阻止される。
【0025】この場合、前記ガイド30の高さhが、蓋
12の大気圧領域に露出する側端部分12aの厚みtと
同一またはそれ以上の場合には、完全に指の挿入が阻止
されるので、きわめて安全である。
【0026】この結果、この作業中に仮に真空弁8が何
らかの異常により下降し、真空リークが発生し、真空予
備室6が真空吸引され、ひいては蓋12が真空吸引され
ても、指がこの間に挟まれるといった危惧は全くない。
【0027】なお、上述の実施例では、ガイド30とし
て蓋12の大気圧領域に露出する側端部分12aを完全
に囲繞するリング状のものとする場合について説明した
が、この発明は、これに限られることはなく、例えば、
図3に示すような構成としてもよいのは勿論である。
【0028】図3は、この発明の他の実施例を示すロー
ド側の真空予備室6の平面図で、この例では、ガイド3
0として、弧状のリング片30aを複数個用い、蓋12
の大気圧領域に露出する側端部分12aの外周を囲繞し
たものである。この場合、各リング片30a−30a間
の隙間dは、隙間dから指が容易に入らない程度のもの
とすればよい。
【0029】
【発明の効果】この発明は、上記のとおり構成されてい
るので、真空予備室の保守点検を行うときは、当該真空
予備室を大気圧状態に保持し、前記蓋に形成された取っ
手を掴んで、当該蓋を簡単に取外すことができる。
【0030】したがって、この蓋の取外し作業のため
に、従来のように蓋の側端部分から真空予備室を形成す
る真空チャンバの壁部との間に、指を挿入しようとして
も、蓋の大気圧領域に露出する側端部分を囲繞するよう
に設けた、前記ガイドの存在によって阻止される。
【0031】この結果、きわめて簡単な構成によって、
上述の作業中に仮に真空弁が何らかの異常により下降
し、真空リークが発生し、蓋が真空吸引されても、指が
この間に挟まれるといった危惧はない。
【0032】また、請求項2記載の発明によれば、前記
ガイドの高さを、前記蓋の大気圧領域に露出する側端部
分の厚みと同一またはそれ以上としてあるので、蓋の側
端部分から真空予備室を形成する側壁部との間に、指が
挿入されるのを完全に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る真空処理装置である
イオン注入装置のロード側の真空予備室周りを部分的に
示す概略縦断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】この発明の他の実施例に係る真空処理装置であ
るイオン注入装置のロード側の真空予備室周りを部分的
に示す平面図である。
【図4】従来の真空処理装置の一例であるイオン注入装
置の真空予備室周りを部分的に示す概略横断面図であ
る。
【図5】図4の線A−Aに沿う断面図である。
【符号の説明】
3 ウエハ(試料) 4 処理室 6,7 真空予備室 61 開口 8,9,10,11 真空弁 12 蓋 12a 側端部分 30 ガイド 31 取っ手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01J 37/317 9508−2G H01J 37/317 B H01L 21/265 H01L 21/265 D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大気圧領域と、試料を処理する高真空領
    域の処理室との間に位置し、前記大気圧領域および処理
    室とは、それぞれ真空弁を介して区画され、その天井部
    には大気圧領域に通じる保守点検用の開口を形成すると
    ともに、この開口に大気圧領域側に開く蓋を設けてなる
    真空予備室を備えた真空処理装置において、前記真空予
    備室の天井部分を形成する前記蓋の大気圧領域側の外周
    に、当該蓋の大気圧領域に露出する側端部分を囲繞する
    ようにガイドを設けるとともに、前記蓋の外部に取っ手
    を設けたことを特徴とする真空処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイドの高さを、前記蓋の大気圧領
    域に露出する側端部分の厚みと同一またはそれ以上とし
    たことを特徴とする請求項1記載の真空処理装置。
JP11239895A 1995-04-13 1995-04-13 真空処理装置 Pending JPH08288361A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002048244A (ja) * 2000-08-02 2002-02-15 Ulvac Japan Ltd シール方法及びシール機構並びに真空処理装置
JP2008536073A (ja) * 2005-04-15 2008-09-04 ジーエスアイ グループ リミテッド ガスベアリングスピンドル
KR100942303B1 (ko) * 2007-12-20 2010-02-16 주식회사 에이디피엔지니어링 척의 가동 지지 장치
JP2013175670A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Nissin Ion Equipment Co Ltd 基板搬送装置及び当該基板搬送装置を用いた半導体製造装置
JP2015088694A (ja) * 2013-11-01 2015-05-07 株式会社日立ハイテクノロジーズ 真空処理装置

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