JPH08285749A - 合成樹脂可撓管の外水圧試験装置 - Google Patents
合成樹脂可撓管の外水圧試験装置Info
- Publication number
- JPH08285749A JPH08285749A JP8671295A JP8671295A JPH08285749A JP H08285749 A JPH08285749 A JP H08285749A JP 8671295 A JP8671295 A JP 8671295A JP 8671295 A JP8671295 A JP 8671295A JP H08285749 A JPH08285749 A JP H08285749A
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- Japan
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- synthetic resin
- flexible tube
- container body
- resin flexible
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- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 土中に埋設され土圧がかかった状態に近似し
た状態で外水圧試験ができる、合成樹脂可撓管の外水圧
試験装置を提供することである。 【構成】 曲りを有する筒状の容器本体１と、この容器
本体１内に収容される合成樹脂可撓管２の両端部と容器
本体１の両端部との間の隙間を密封する固定端部３、３
と、この固定端部３、３の間の容器本体１の側壁に設け
られた加圧水導入口６とからなる合成樹脂可撓管２の外
水圧試験装置であって、前記容器本体１内に合成樹脂可
撓管２を曲げて収容すると、この合成樹脂可撓管２の凹
状外周面２１が容器本体１の凹状内壁面１３に近接して
取り付けられることを特徴とする合成樹脂可撓管２の外
水圧試験装置。
た状態で外水圧試験ができる、合成樹脂可撓管の外水圧
試験装置を提供することである。 【構成】 曲りを有する筒状の容器本体１と、この容器
本体１内に収容される合成樹脂可撓管２の両端部と容器
本体１の両端部との間の隙間を密封する固定端部３、３
と、この固定端部３、３の間の容器本体１の側壁に設け
られた加圧水導入口６とからなる合成樹脂可撓管２の外
水圧試験装置であって、前記容器本体１内に合成樹脂可
撓管２を曲げて収容すると、この合成樹脂可撓管２の凹
状外周面２１が容器本体１の凹状内壁面１３に近接して
取り付けられることを特徴とする合成樹脂可撓管２の外
水圧試験装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂可撓管の外水
圧試験装置に関するものであって、特に、合成樹脂可撓
管を曲げた状態で外水圧試験するに適した外水圧試験装
置に関する。
圧試験装置に関するものであって、特に、合成樹脂可撓
管を曲げた状態で外水圧試験するに適した外水圧試験装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、合成樹脂可撓管として、例えば実
公平６−３２５４０号公報に記載されて知られている。
この合成樹脂可撓管は、異形断面の板状体が螺旋状に巻
き付けられ、この板状体の一方の側面に設けられた凸部
と他方の側面に設けられた凹部とが互いに嵌着されて接
合され、管状体として構成されたものである。上記合成
樹脂可撓管は、上記の嵌着部分の構成により可撓性を発
揮するもので、例えば、送電用ケーブルを保護するケー
ブル保護管として利用されている。
公平６−３２５４０号公報に記載されて知られている。
この合成樹脂可撓管は、異形断面の板状体が螺旋状に巻
き付けられ、この板状体の一方の側面に設けられた凸部
と他方の側面に設けられた凹部とが互いに嵌着されて接
合され、管状体として構成されたものである。上記合成
樹脂可撓管は、上記の嵌着部分の構成により可撓性を発
揮するもので、例えば、送電用ケーブルを保護するケー
ブル保護管として利用されている。
【０００３】前記ケーブル保護管として使用される合成
樹脂可撓管は、地中に埋設して使用されるので、土圧が
合成樹脂可撓管の外周面にかかって変形する。この際、
螺旋状に巻かれた板状体の接合部に隙間が生じて水漏れ
を起こす恐れがあるので、事前に土圧の代用試験として
外水圧試験機によって試験される。この際、実際の使用
状態と同じくするため、合成樹脂可撓管は一定の曲率半
径の曲げた状態で試験される。
樹脂可撓管は、地中に埋設して使用されるので、土圧が
合成樹脂可撓管の外周面にかかって変形する。この際、
螺旋状に巻かれた板状体の接合部に隙間が生じて水漏れ
を起こす恐れがあるので、事前に土圧の代用試験として
外水圧試験機によって試験される。この際、実際の使用
状態と同じくするため、合成樹脂可撓管は一定の曲率半
径の曲げた状態で試験される。
【０００４】従来、上記合成樹脂可撓管の外水圧試験に
は、曲りを有する筒状の容器本体と、この容器本体内に
収容される合成樹脂可撓管の両端部と容器本体の両端部
との間の隙間を密封する固定端部と、この固定端部の間
の容器本体の側壁に設けられた加圧水導入口とからなる
外水圧試験装置が使用されている。上記従来の外水圧試
験装置は、該容器本体断面のほぼ中央部に、合成樹脂可
撓管を曲げて収容し、この合成樹脂可撓管の両端部を密
封し、加圧水導入口から加圧水を導入して合成樹脂可撓
管の外周面に水圧をかけて試験する。
は、曲りを有する筒状の容器本体と、この容器本体内に
収容される合成樹脂可撓管の両端部と容器本体の両端部
との間の隙間を密封する固定端部と、この固定端部の間
の容器本体の側壁に設けられた加圧水導入口とからなる
外水圧試験装置が使用されている。上記従来の外水圧試
験装置は、該容器本体断面のほぼ中央部に、合成樹脂可
撓管を曲げて収容し、この合成樹脂可撓管の両端部を密
封し、加圧水導入口から加圧水を導入して合成樹脂可撓
管の外周面に水圧をかけて試験する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の合成樹脂可撓管の外水圧試験装置に、例えば、合成
樹脂可撓管を水平に所定の曲率に曲げて収容すると、こ
の合成樹脂可撓管の曲げられて凸状になった外側の曲率
半径は、凹状になった内側の曲率半径より大きいため、
合成樹脂可撓管の外側半分は内側半分より表面積が大き
くなっている。このため、合成樹脂可撓管の外側から内
側の方向に表面積の差だけ水圧によって押されて変形す
るため、所定の曲率に維持できなくなる。従って、前記
局部的な水圧によって、凸状になった外周面の嵌着部分
が変形して、該部分より水漏れを起こすこととなる。
来の合成樹脂可撓管の外水圧試験装置に、例えば、合成
樹脂可撓管を水平に所定の曲率に曲げて収容すると、こ
の合成樹脂可撓管の曲げられて凸状になった外側の曲率
半径は、凹状になった内側の曲率半径より大きいため、
合成樹脂可撓管の外側半分は内側半分より表面積が大き
くなっている。このため、合成樹脂可撓管の外側から内
側の方向に表面積の差だけ水圧によって押されて変形す
るため、所定の曲率に維持できなくなる。従って、前記
局部的な水圧によって、凸状になった外周面の嵌着部分
が変形して、該部分より水漏れを起こすこととなる。
【０００６】これに対し、土中に埋設されて土圧がかか
る場合は、土は水と異なり自由に流動して変形する性質
がないので、前記合成樹脂可撓管の外側から内側へ表面
積の差だけ余分に力が掛かっても合成樹脂可撓管の周囲
の土に遮られて埋設前の曲率が変わることはない。従っ
て、土圧がかかる場合と外水圧の場合とは挙動が異なる
ので、正確な試験ができないという問題がある。本発明
はかかる問題を解決するためになされたものであって、
本発明の目的は、土中に埋設され土圧がかかった状態に
近似した状態で外水圧試験ができる、合成樹脂可撓管の
外水圧試験装置を提供することである。
る場合は、土は水と異なり自由に流動して変形する性質
がないので、前記合成樹脂可撓管の外側から内側へ表面
積の差だけ余分に力が掛かっても合成樹脂可撓管の周囲
の土に遮られて埋設前の曲率が変わることはない。従っ
て、土圧がかかる場合と外水圧の場合とは挙動が異なる
ので、正確な試験ができないという問題がある。本発明
はかかる問題を解決するためになされたものであって、
本発明の目的は、土中に埋設され土圧がかかった状態に
近似した状態で外水圧試験ができる、合成樹脂可撓管の
外水圧試験装置を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであって、曲りを有する筒状
の容器本体と、この容器本体内に収容される合成樹脂可
撓管の両端部と容器本体の両端部との間の隙間を密封す
る固定端部と、この固定端部の間の容器本体の側壁に設
けられた加圧水導入口とからなる合成樹脂可撓管の外水
圧試験装置であって、前記容器本体内に合成樹脂可撓管
を曲げて収容すると、この合成樹脂可撓管の凹状外周面
が容器本体の凹状内壁面に近接して取り付けられること
を特徴とする合成樹脂可撓管の外水圧試験装置である。
成するためになされたものであって、曲りを有する筒状
の容器本体と、この容器本体内に収容される合成樹脂可
撓管の両端部と容器本体の両端部との間の隙間を密封す
る固定端部と、この固定端部の間の容器本体の側壁に設
けられた加圧水導入口とからなる合成樹脂可撓管の外水
圧試験装置であって、前記容器本体内に合成樹脂可撓管
を曲げて収容すると、この合成樹脂可撓管の凹状外周面
が容器本体の凹状内壁面に近接して取り付けられること
を特徴とする合成樹脂可撓管の外水圧試験装置である。
【０００８】本発明に使用される合成樹脂可撓管は、前
記実公平６−３２５４０号公報に記載されて知られてい
るような異形断面の板状体を螺旋状に巻き付けて製造さ
れた螺旋管、あるいは、合成樹脂で被覆された鋼板製板
状体を螺旋状に巻き締めして製造された螺旋管、あるい
はまた、管壁が蛇腹状に屈曲された合成樹脂可撓管等、
容易に曲げることができる合成樹脂管であればよく、特
に限定されるものではない。
記実公平６−３２５４０号公報に記載されて知られてい
るような異形断面の板状体を螺旋状に巻き付けて製造さ
れた螺旋管、あるいは、合成樹脂で被覆された鋼板製板
状体を螺旋状に巻き締めして製造された螺旋管、あるい
はまた、管壁が蛇腹状に屈曲された合成樹脂可撓管等、
容易に曲げることができる合成樹脂管であればよく、特
に限定されるものではない。
【０００９】
【作用】本発明の合成樹脂可撓管の外水圧試験装置は、
曲りを有する容器本体内に合成樹脂可撓管を曲げて収容
すると、合成樹脂可撓管の曲げられて凸状になった外側
の曲率半径は凹状になった内側の曲率半径より大きいた
め、合成樹脂可撓管の凸状の外側半分は凹状の内側半分
より表面積が大きくなっている。
曲りを有する容器本体内に合成樹脂可撓管を曲げて収容
すると、合成樹脂可撓管の曲げられて凸状になった外側
の曲率半径は凹状になった内側の曲率半径より大きいた
め、合成樹脂可撓管の凸状の外側半分は凹状の内側半分
より表面積が大きくなっている。
【００１０】この結果、合成樹脂可撓管の外側から内側
の方向に表面積の差だけ水圧によって押されて変形しよ
うとするが、この合成樹脂可撓管の凹状外周面は容器本
体の凹状内壁面に近接して取り付けられているので、変
形が阻止され、所定の曲率半径を維持した状態で外水圧
試験することができ、従って、土中に埋設され土圧がか
かった状態に近似した状態で外水圧試験ができる。
の方向に表面積の差だけ水圧によって押されて変形しよ
うとするが、この合成樹脂可撓管の凹状外周面は容器本
体の凹状内壁面に近接して取り付けられているので、変
形が阻止され、所定の曲率半径を維持した状態で外水圧
試験することができ、従って、土中に埋設され土圧がか
かった状態に近似した状態で外水圧試験ができる。
【００１１】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図１は、本発明の外水圧試験装置の一実施例
であって、（イ）は平面断面図、（ロ）は一部切欠側面
図である。
説明する。図１は、本発明の外水圧試験装置の一実施例
であって、（イ）は平面断面図、（ロ）は一部切欠側面
図である。
【００１２】本発明の一実施例を図１を参照して説明す
る。１は容器本体、２は合成樹脂可撓管、３は固定端
部、４は管継手、５は合成樹脂管、６は加圧水導入口で
あって、本実施例の合成樹脂可撓管２の外水圧試験装置
は、容器本体１と、両固定端部３、３と、加圧水導入口
６とからなっている。
る。１は容器本体、２は合成樹脂可撓管、３は固定端
部、４は管継手、５は合成樹脂管、６は加圧水導入口で
あって、本実施例の合成樹脂可撓管２の外水圧試験装置
は、容器本体１と、両固定端部３、３と、加圧水導入口
６とからなっている。
【００１３】前記容器本体１は、容器本体中央部１１
と、この容器本体中央部１１の両端に設けられた容器本
体端部１２、１２とからなっている。容器本体中央部１
１は、サイズ２５０Ａのステンレス鋼管（内径２５９．
４ｍｍ）を曲率半径１１００ｍｍ、ベンド角６０°に曲
げられたものである。また、容器本体端部１２は、前記
容器本体中央部１１と同じサイズのステンレス鋼管であ
って、容器本体中央部１１の両端部に偏心されて接続さ
れている。
と、この容器本体中央部１１の両端に設けられた容器本
体端部１２、１２とからなっている。容器本体中央部１
１は、サイズ２５０Ａのステンレス鋼管（内径２５９．
４ｍｍ）を曲率半径１１００ｍｍ、ベンド角６０°に曲
げられたものである。また、容器本体端部１２は、前記
容器本体中央部１１と同じサイズのステンレス鋼管であ
って、容器本体中央部１１の両端部に偏心されて接続さ
れている。
【００１４】前記容器本体１の両端部には、筒状の固定
端部３、３がフランジで接続されて取り付けられてい
て、この固定端部３の内周面に設けられた溝にリング状
のシール材３１が嵌め込まれている。上記容器本体１に
は、合成樹脂可撓管２が収容されている。この合成樹脂
可撓管２は、硬質塩化ビニル樹脂製であって、異形断面
の板状体が螺旋状に巻き付けられ、この板状体の一方の
側面に設けられた凸部と他方の側面に設けられた凹部と
が互いに嵌着されて接合され、管状体として構成されて
いる。尚、この合成樹脂可撓管２のサイズは１５０Ａで
あって、この合成樹脂可撓管２の両端には継手４、４を
介して硬質塩化ビニル製の合成樹脂管５、５が接続され
ている。
端部３、３がフランジで接続されて取り付けられてい
て、この固定端部３の内周面に設けられた溝にリング状
のシール材３１が嵌め込まれている。上記容器本体１に
は、合成樹脂可撓管２が収容されている。この合成樹脂
可撓管２は、硬質塩化ビニル樹脂製であって、異形断面
の板状体が螺旋状に巻き付けられ、この板状体の一方の
側面に設けられた凸部と他方の側面に設けられた凹部と
が互いに嵌着されて接合され、管状体として構成されて
いる。尚、この合成樹脂可撓管２のサイズは１５０Ａで
あって、この合成樹脂可撓管２の両端には継手４、４を
介して硬質塩化ビニル製の合成樹脂管５、５が接続され
ている。
【００１５】上記合成樹脂管５、５は、前記筒状の固定
端部３、３に挿入されて取り付けられ、固定端部３と合
成樹脂管５との隙間を前記シール材３１によって密封さ
れている。前記容器本体１の側壁の下方に加圧水導入口
６が設けられ、上方に開閉自在の空気抜き弁７が設けら
れている。
端部３、３に挿入されて取り付けられ、固定端部３と合
成樹脂管５との隙間を前記シール材３１によって密封さ
れている。前記容器本体１の側壁の下方に加圧水導入口
６が設けられ、上方に開閉自在の空気抜き弁７が設けら
れている。
【００１６】合成樹脂管５、５が接続された前記合成樹
脂可撓管２を容器本体１に収容し、この合成樹脂管５、
５を固定端部３、３に挿入して固定すると、合成樹脂可
撓管２は曲げられ、この曲げられた合成樹脂可撓管２の
凹状外周面２１が容器本体１の凹状内壁面１３に近接し
て取り付けられるようになされている。尚、前記容器本
体１は、図１（ロ）に示すように、脚部８、８によって
架台９に取り付けられている。
脂可撓管２を容器本体１に収容し、この合成樹脂管５、
５を固定端部３、３に挿入して固定すると、合成樹脂可
撓管２は曲げられ、この曲げられた合成樹脂可撓管２の
凹状外周面２１が容器本体１の凹状内壁面１３に近接し
て取り付けられるようになされている。尚、前記容器本
体１は、図１（ロ）に示すように、脚部８、８によって
架台９に取り付けられている。
【００１７】つぎに、上記構成の合成樹脂可撓管２の外
水圧試験装置の使用方法を説明する。最初に合成樹脂可
撓管２の一端部を継手４の一端部に挿入し、この合成樹
脂可撓管２の端部外周面と継手４の内周面との隙間に接
合剤を充填して取り付ける。次いで、上記継手４のもう
一方の端部に接合剤が塗布された合成樹脂管５を挿入し
て取り付ける。上記と同様にして、合成樹脂可撓管２の
他端部に継手４と合成樹脂管５とを取り付ける。
水圧試験装置の使用方法を説明する。最初に合成樹脂可
撓管２の一端部を継手４の一端部に挿入し、この合成樹
脂可撓管２の端部外周面と継手４の内周面との隙間に接
合剤を充填して取り付ける。次いで、上記継手４のもう
一方の端部に接合剤が塗布された合成樹脂管５を挿入し
て取り付ける。上記と同様にして、合成樹脂可撓管２の
他端部に継手４と合成樹脂管５とを取り付ける。
【００１８】上記のようにして両端部に合成樹脂管５、
５が取り付けられた合成樹脂可撓管２を容器本体１に収
容し、合成樹脂管５、５を固定端部３、３に挿入し、こ
の固定端部３、３のフランジを容器本体端部１２のフラ
ンジにボルトで固定する。この固定端部３、３の内周面
にはシール材３１、３１が設けられているので、合成樹
脂可撓管２の両端部と容器本体１の両端部との間の隙間
が密封されている。上記のようにして外水圧試験装置に
合成樹脂可撓管２が取り付けられると、加圧水導入口６
から水を注入し、空気抜き弁７を開いて空気をぬき、容
器本体１内に水を充満させ、空気抜き弁７を閉じて所定
の水圧をかけた状態で所定の日数維持して外水圧試験を
行う。
５が取り付けられた合成樹脂可撓管２を容器本体１に収
容し、合成樹脂管５、５を固定端部３、３に挿入し、こ
の固定端部３、３のフランジを容器本体端部１２のフラ
ンジにボルトで固定する。この固定端部３、３の内周面
にはシール材３１、３１が設けられているので、合成樹
脂可撓管２の両端部と容器本体１の両端部との間の隙間
が密封されている。上記のようにして外水圧試験装置に
合成樹脂可撓管２が取り付けられると、加圧水導入口６
から水を注入し、空気抜き弁７を開いて空気をぬき、容
器本体１内に水を充満させ、空気抜き弁７を閉じて所定
の水圧をかけた状態で所定の日数維持して外水圧試験を
行う。
【００１９】（実施例の作用）本実施例の合成樹脂可撓
管２は、容器本体１内に曲げられて収容されている。こ
の合成樹脂可撓管２の曲げられて凸状になった外側の曲
率半径は、凹状になった内側の曲率半径より大きいた
め、合成樹脂可撓管２の凸状外側半分は凹状内側半分よ
り表面積が大きくなっている。
管２は、容器本体１内に曲げられて収容されている。こ
の合成樹脂可撓管２の曲げられて凸状になった外側の曲
率半径は、凹状になった内側の曲率半径より大きいた
め、合成樹脂可撓管２の凸状外側半分は凹状内側半分よ
り表面積が大きくなっている。
【００２０】この結果、合成樹脂可撓管２の凸状外側か
ら凹状内側の方向に表面積の差だけ水圧によって押され
て変形しようとするが、この合成樹脂可撓管２の凹状外
周面２１が容器本体１の凹状内壁面１３に近接して取り
付けられているので、変形が阻止され、所定の曲率半径
を維持した状態で外水圧試験することができる。従っ
て、本実施例の外水圧試験装置は、合成樹脂可撓管が曲
げられて土中に埋設され、土圧がかかった状態と近似し
た状態で外水圧試験ができる。
ら凹状内側の方向に表面積の差だけ水圧によって押され
て変形しようとするが、この合成樹脂可撓管２の凹状外
周面２１が容器本体１の凹状内壁面１３に近接して取り
付けられているので、変形が阻止され、所定の曲率半径
を維持した状態で外水圧試験することができる。従っ
て、本実施例の外水圧試験装置は、合成樹脂可撓管が曲
げられて土中に埋設され、土圧がかかった状態と近似し
た状態で外水圧試験ができる。
【００２１】
【発明の効果】本発明の合成樹脂可撓管の外水圧試験装
置は、合成樹脂可撓管の凹状外周面が容器本体の凹状内
壁面に近接しているので、水圧試験中、常に所定の曲げ
を維持することができ、正確に合成樹脂可撓管の性能を
評価できると共に、土圧がかかった実際の使用状態と近
似した状態で外水圧試験データーを得ることができ、信
頼性が高い。
置は、合成樹脂可撓管の凹状外周面が容器本体の凹状内
壁面に近接しているので、水圧試験中、常に所定の曲げ
を維持することができ、正確に合成樹脂可撓管の性能を
評価できると共に、土圧がかかった実際の使用状態と近
似した状態で外水圧試験データーを得ることができ、信
頼性が高い。
【００２２】また、本発明の合成樹脂可撓管の外水圧試
験装置は、試験体となる合成樹脂可撓管を所定の曲げ状
態に維持するために、特別な治具等を取り付けたりしな
くてもよく、只挿入して収容するだけでよいので、操作
が簡単となり、試験に要する工数も低減できる。
験装置は、試験体となる合成樹脂可撓管を所定の曲げ状
態に維持するために、特別な治具等を取り付けたりしな
くてもよく、只挿入して収容するだけでよいので、操作
が簡単となり、試験に要する工数も低減できる。
【図１】本発明の外水圧試験装置の一実施例であって、
（イ）は平面断面図、（ロ）は一部切欠側面図である。
（イ）は平面断面図、（ロ）は一部切欠側面図である。
【符号の説明】 １ 容器本体 １３ 容器本体の凹状内壁面 ２ 合成樹脂可撓管 ２１ 合成樹脂可撓管の凹状外周面 ３ 固定端部 ６ 加圧水導入口
Claims (1)
- 【請求項１】 曲りを有する筒状の容器本体と、この容
器本体内に収容される合成樹脂可撓管の両端部と容器本
体の両端部との間の隙間を密封する固定端部と、この固
定端部の間の容器本体の側壁に設けられた加圧水導入口
とからなる合成樹脂可撓管の外水圧試験装置であって、
前記容器本体内に合成樹脂可撓管を曲げて収容すると、
この合成樹脂可撓管の凹状外周面が容器本体の凹状内壁
面に近接して取り付けられることを特徴とする合成樹脂
可撓管の外水圧試験装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8671295A JPH08285749A (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | 合成樹脂可撓管の外水圧試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8671295A JPH08285749A (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | 合成樹脂可撓管の外水圧試験装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08285749A true JPH08285749A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=13894523
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8671295A Pending JPH08285749A (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | 合成樹脂可撓管の外水圧試験装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08285749A (ja) |
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2447668A (en) * | 2007-03-20 | 2008-09-24 | Peter Miles Roberts | Method and Apparatus for Pipe Testing |
| CN103017986A (zh) * | 2012-11-29 | 2013-04-03 | 重庆气体压缩机厂有限责任公司 | 高效换热管试压卡具 |
| CN103292962A (zh) * | 2013-05-25 | 2013-09-11 | 中发输配电设备（平湖）有限公司 | 三相盆式绝缘子组合体装置 |
| CN104020384A (zh) * | 2014-06-25 | 2014-09-03 | 中发输配电设备（平湖）有限公司 | 单相盆形绝缘子电性能实验装置 |
| CN104020383A (zh) * | 2014-06-25 | 2014-09-03 | 中发输配电设备（平湖）有限公司 | 电性能试验工装 |
| CN104048803A (zh) * | 2013-03-14 | 2014-09-17 | 天源环保有限公司 | 一种管道打压工艺及设备 |
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