JP2904119B2 - 気密形成構造および気密試験装置 - Google Patents

気密形成構造および気密試験装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は気密形成構造に関
し、特に円筒管外周部に形成する気密形成構造および円
筒管の外圧に対する気密性を試験する気密試験装置に関
する。
【0001】
【従来の技術】海底中継器など、海底に設置され常に大
きな静水圧を受ける装置は外部からの圧力に対して内部
の気密性が保たれなければならない。このような装置の
気密性試験では、使用される環境と同じ様な外部から静
水圧を印加してその気密性を試験する。しかし、従来の
気密性試験では内圧を印加してリークの有無を試験する
ものが多く開示されているが、外圧を印加する試験に関
しては提案が少ない。
【0002】本願発明が対象とする円筒管の気密試験で
あって外圧を印加する気密試験装置としては、図4のよ
うな構成が考えられる。図4では円筒管2と円筒管4が
接続部3にて溶接されている。このような接続部3の気
密性を試験するために、まず円筒管1側からリング状の
ガス封入管22を接続部3まで挿入する。ガス封入管2
2の内周面にはOリング23が形成されており、Oリン
グとその間の円筒管2および円筒管4とガス封入管22
とが気密構造を形成している。
【0003】ガス封入管22にはガス注入管18が形成
されており、ガス注入管18にはヘリウムガス供給手段
(図示していない)が接続している。ガス注入管18か
らヘリウムガスを所定の圧力まで注入し、ヘリウムガス
が接続部3を通じて外部から内部リークした場合、円筒
管4の開口部に設置したヘリウムガス検出器21により
検出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4に示した円筒管の
気密試験では、ガス封入管22を円筒管4の端部から挿
入し、接続部3の位置まで移動させなければならない。
このため、円筒管4の端部から接続部3までの距離が長
い場合、ガス封入管22に気密状態を形成するために設
けられたOリングを円筒管4の外周部上を摺動させて移
動させるのは非常に困難である。また、円筒管4の端部
や該端部から接続部3までの間に、接続部3より大きい
径の部分があるとこのガス封入管22は接続部3まで移
動することができない。
【0005】本発明の目的は、円筒管の外圧に対する気
密試験を行う場合、円筒管の端部や該端部から被試験部
分までの間に、被試験部分の円筒外径より大きい径の部
分があっても、適切に被試験部分に構成できる気密形成
構造とこれを用いて外圧に対する気密試験を行うことの
できる気密試験装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の気密形成構造
は、円筒管封止部と該円筒管封止部を封止する第1およ
び第2の固定部を備えている。また円筒管封止部は円筒
管を収容する第1の貫通孔を備え、該貫通孔の長さ方向
に沿って該貫通孔から円筒管封止部表面まで切り込み部
が形成されており、該貫通孔の中間部には円筒管封止部
の外部に通じる第2の貫通孔を備えている。
【0007】次に第1の固定部は円筒管封止部の第1の
貫通孔へ気体を導入する気体導入孔を備え、第1および
第2の固定部は円筒管封止部の外周部に密着配置され、
かつ第1の固定部の内周面と第2の固定部の外周面が互
いにその一部で当接するように配置される。
【0008】円筒管封止部の第1の貫通孔の中間部は同
貫通孔の他の部分より内径を大きくしておく。
【0009】また上記第1の固定部の内周面と第2の固
定部の外周面の当接面がテーパ状に形成することもでき
る。第1の固定部と第2の固定部は直接ネジで固定する
か、または外部から締め付け治具で固定することができ
る。円筒管封止部は弾性体で構成することが望ましい。
【0010】また、ヘリウムガス検出器と、ヘリウムガ
ス供給手段と、上記気密形成構造により気密試験装置が
構成できる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図1、2、3を用いて説明する。
【0012】図1は、円筒管に配置された本発明の気密
形成構造の例を示す平面図である。図2は、図1の気密
形成構造の線分A−Aでの断面図である。また図3は本
発明の円筒管封止部の一例を示す断面図である。
【0013】図1を参照すると、外径の大きな端部1を
有する円筒管2と、同じく外径の大きな端部5を有する
円筒管4が接続部3において溶接されている。これら溶
接された円筒管2、4は円筒管封止部6(図1には図示
していない)中の第1の貫通孔24に設置され、さらに
該円筒管封止部6が第1の固定部10内に設置されてい
る。この円筒管封止部6上に2つの第2の固定部9が配
置され、ネジ8で第1の固定部10に固定されている。
【0014】接続部3は第1の貫通孔24の中間部に位
置するように設置される。また円筒管封止部6(図1に
は図示していない)の第1の貫通孔の中間部はその内径
がヘリウムガス封入部13を形成するので同貫通孔の他
の部分の内径より大きく形成しておくことが望ましい。
【0015】円筒管2、4の内部孔14の開口部近傍に
はヘリウム検出器21を配置し接続部3を通して円筒管
内部にリークしたヘリウム分子を検出する。
【0016】図2は図1に示した気密形成構造の線分A
−Aでの断面図である。円筒管封止部6の第1の貫通孔
24に円筒管2、4が設置されている。また円筒管封止
部6には第1の貫通孔24の長さ方向に沿って第1の貫
通孔24から円筒管封止部6表面まで切り込み部7が形
成されている。さらに円筒管封止部6には第1の貫通孔
にヘリウムガスを導入する第2の貫通孔25が形成され
ている。
【0017】第1の固定部10にもヘリウムガス導入孔
15が形成されており、この孔にヘリウムガス注入管1
8が設置され、さらにヘリウムガス供給手段(図示して
いない)が接続されている。上記円筒管封止部6は、第
2の貫通孔25がこの第1の固定部10のヘリウムガス
導入孔15に対向するように第1の固定部10に設置さ
れる。
【0018】第1の固定部10に設置された円筒管封止
部6上に2個の第2の固定部9がネジ8により固定され
る。第1の固定部10と第2の固定部9の互いに当接す
る面はそれぞれテーパ面11になっている。
【0019】図3は、円筒管封止部6断面図であり、中
央部が他の部分より内径の大きいヘリウムガス封入部1
3が形成された第1の貫通孔24と、ヘリウムガスを導
入するための第2の貫通孔25が形成されている。
【0020】上記実施の態様において、円筒管2、4の
材料は金属(とくに海底中継器のケースに用いられるベ
リリウム銅合金など)であり、第1、第2の固定部1
0、9の材料はステンレスなどの金属である。また、円
筒管封止部6にはゴム類のような弾性を有する材料が望
ましく、ここではシリコンゴムを用いた。また弾性を有
する樹脂や高分子材料なども使用できる。
【0021】また第1の固定部10と第2の固定部9と
は、ネジ8で固定するのではなく、外部から締め付け治
具(例えば万力のような治具など)により締め付け、固
定することができる。第2の固定部9は円筒管封止部6
の第1の貫通孔24の両端と切り込み部7を十分に封止
できれば図1、2に示されたように2つに分かれている
必要はなく、一体の構成でもよい。円筒管封止部6は図
のように直方体の形態でなくとも、断面が円形でもよ
い。この場合、第2の固定部9の内部形状を対応する円
筒形とする。第2の固定部9が2個の部分から構成され
る場合でもそれぞれ円筒形の円筒管封止部6の外周に合
った形状にする。また第2の固定部の内部形状に合わせ
て外周形状も円筒形とすることができる。
【0022】また第1の貫通孔に高圧のヘリウムガスを
注入する場合、第1の貫通孔の内周面と円筒管の間には
わずかなすき間ができるので、必ずしも内径の大きいヘ
リウムガス封入部13を設けなくともよい。
【0023】次に、図1、2、3に示した本発明の気密
形成構造を用いた円筒管の気密試験について説明する。
まずシリコンゴムで形成された円筒管封止部6の切り込
み部7を開き、側面から円筒管2、4の接続部3の近傍
を第1の貫通孔24内に設置する。このため円筒管封止
部6を円筒管2の端部から挿入できない構造であっても
気密試験が可能である。この際、接続部3が第1の貫通
孔24の中央部のヘリウムガス封入部13に位置するよ
うにする。
【0024】この状態で、円筒管封止部6、第1の固定
部10、および第2の固定部9を図1、2のように組み
立てる。次に、第2の固定部9をネジ8で固定すると、
第2の固定部9がテーパ面に沿って摺動し、第1と第2
の固定部10、9が互いに締め付けられ、円筒管封止部
6の切り込み部7、および円筒管2、4の外周面と第1
の貫通孔24の内周面との間が密着し、接続部3が配置
されたヘリウムガス封入部13が気密になる。
【0025】次にヘリウムガス供給手段からヘリウムガ
ス注入管18を介してヘリウムガスを注入する。注入圧
力は使用される環境にしたがって数気圧程度から、実際
の海底の環境に近い800気圧程度の範囲で行うことが
できる。
【0026】接続部3から円筒管2、4の内部にリーク
したヘリウムガスはヘリウムガス検出器21により検出
される。ヘリウムガス検出器21はすでに広く使用され
ており、磁場によりヘリウム分子を選別、カウントする
ものである。なお円筒管の一方の開口部を他方より高く
配置して、ヘリウムガス検出器21はこの高く配置した
開口部に設置する。低い位置に配置された円筒管開口部
は封止してもよい。
【0027】このように、本発明の気密試験装置は円筒
管の被試験個所への取付が容易であるという優れた特徴
を有する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の気密形成構
造および気密試験装置は、円筒管封止部に切り込み部を
設けて円筒管の被測定部へ側面から直接取付られる構成
としたので、従来試験できなかった構造の円筒管の接続
部等の気密試験が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す平面図。
【図2】本発明の実施例を示す断面図。
【図3】本発明の気密形成構造に用いる円筒管封止部の
例を示す断面図。
【図4】従来の気密試験装置の断面図。
【符号の説明】
1、5 円筒管端部 2、4 円筒管 3 接続部 6 円筒管封止部 7 切り込み部 8 ネジ 9 第2の固定部 10 第1の固定部 11 テーパ面 13 ヘリウムガス封入部 14 円筒管内部孔 15 ヘリウムガス導入孔 18 ヘリウムガス注入管 21 ヘリウムガス検出器 24 第1の貫通孔 25 第2の貫通孔

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒管封止部と該円筒管封止部を封止す
    る第1および第2の固定部を備えた気密形成構造であっ
    て、円筒管封止部は円筒管を収容する第1の貫通孔を備
    え該貫通孔の長さ方向に沿って該貫通孔から円筒管封止
    部表面まで切り込み部が形成されており該貫通孔の中間
    部には円筒管封止部の外部に通じる第2の貫通孔を備
    え、第1の貫通孔の中間部の内径は該第1の貫通孔の
    他の部分の内径より大きく、第1の固定部は円筒管封止
    部の第1の貫通孔へ気体を導入する気体導入孔を備え、
    第1および第2の固定部は円筒管封止部の外周部に密着
    配置され第1の固定部の内周面と第2の固定部の外周面
    が互いにその一部で当接することを特徴とする気密形成
    構造。
  2. 【請求項2】 第1および第2の固定部の当接部はそれ
    ぞれテーパ面である請求項1に記載の気密形成構造。
  3. 【請求項3】 第1および第2の固定部の当接部は第1
    の固定部がテーパ面であり第2の固定部がその曲面部で
    ある請求項1に記載の気密形成構造。
  4. 【請求項4】 第1の固定部と第2の固定部は互いにネ
    ジで固定される請求項2または3に記載の気密形成構
    造。
  5. 【請求項5】 第1の固定部と第2の固定部は互いに締
    め付け治具で固定される請求項2または3に記載の気密
    形成構造。
  6. 【請求項6】 円筒管封止部はその第2の貫通孔を第1
    の固定部の気体導入孔に対向させて該第1の固定部内に
    設置される請求項1ないし5に記載の気密形成構造。
  7. 【請求項7】 第2の固定部は2つの部分に分かれてい
    る請求項1ないし6に記載の気密形成構造。
  8. 【請求項8】 第2の固定部は一体の構成である請求項
    1ないし6に記載の気密形成構造。
  9. 【請求項9】 円筒管封止部は弾性体によって構成され
    る請求項1ないし8に記載の気密形成構造。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の気密形成構造と、気
    体検出器と、気体供給手段とを備えたことを特徴とする
    気密試験装置。
  11. 【請求項11】 気体はヘリウムである請求項10に記
    載の気密試験装置。
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