JPH0828478A - 過給機 - Google Patents
過給機Info
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- JPH0828478A JPH0828478A JP6169111A JP16911194A JPH0828478A JP H0828478 A JPH0828478 A JP H0828478A JP 6169111 A JP6169111 A JP 6169111A JP 16911194 A JP16911194 A JP 16911194A JP H0828478 A JPH0828478 A JP H0828478A
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- air compressor
- bypass passage
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
- Supercharger (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低コストで、広い周波数範囲の騒音低減効果
及び過給効果を得る。 【構成】 エンジン3の回転駆動力によって駆動され、
吸気を加圧してエンジン3に供給するエアコンプレッサ
19と、エアコンプレッサ19の吸込み側と吐出し側と
を連通するバイパス路17と、バイパス路17に配置さ
れエンジン回転数に応じて選択的に開閉操作されるバイ
パスバルブ21,23とを備えたことを特徴とする。
及び過給効果を得る。 【構成】 エンジン3の回転駆動力によって駆動され、
吸気を加圧してエンジン3に供給するエアコンプレッサ
19と、エアコンプレッサ19の吸込み側と吐出し側と
を連通するバイパス路17と、バイパス路17に配置さ
れエンジン回転数に応じて選択的に開閉操作されるバイ
パスバルブ21,23とを備えたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジン吸気を加圧
する過給機に関する。
する過給機に関する。
【0002】
【従来の技術】「モーターファン:1994.2月号
175頁」に図7のような車両用の過給システム201
が記載されている。このシステム201では、エアコン
プレッサ203の吸入流路205にはレゾネータ20
7,209,211、膨張型サイレンサ213、吸音材
215などが配置され、吐出流路217にもレゾネータ
219が配置され、エアコンプレッサ203の吸入及び
吐出し騒音を低減させている。
175頁」に図7のような車両用の過給システム201
が記載されている。このシステム201では、エアコン
プレッサ203の吸入流路205にはレゾネータ20
7,209,211、膨張型サイレンサ213、吸音材
215などが配置され、吐出流路217にもレゾネータ
219が配置され、エアコンプレッサ203の吸入及び
吐出し騒音を低減させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】各レゾネータ207,
209,211,219はそれぞれの共振によって吸入
流路205や吐出流路217の圧力波を打ち消して騒音
を低減するものであるから、共振が生じる特定の周波数
(エンジン回転数)でしか騒音低減効果がない。従っ
て、エンジンの回転数変化に広く対応するためには、上
記のように多数のレゾネータ、サイレンサ、吸音材など
を配置しなければならず、構造が複雑でコスト高にな
る。
209,211,219はそれぞれの共振によって吸入
流路205や吐出流路217の圧力波を打ち消して騒音
を低減するものであるから、共振が生じる特定の周波数
(エンジン回転数)でしか騒音低減効果がない。従っ
て、エンジンの回転数変化に広く対応するためには、上
記のように多数のレゾネータ、サイレンサ、吸音材など
を配置しなければならず、構造が複雑でコスト高にな
る。
【0004】そこで、この発明は、低コストで、広い周
波数範囲の騒音低減効果と過給効果とが得られる過給機
の提供を目的とする。
波数範囲の騒音低減効果と過給効果とが得られる過給機
の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1発明の過給機は、エ
ンジンの回転駆動力によって駆動され、吸気を加圧して
エンジンに供給するエアコンプレッサと、エアコンプレ
ッサの吸込み側と吐出し側とを連通するバイパス路と、
バイパス路に配置されエンジン回転数に応じて選択的に
開閉操作される複数のバイパスバルブとを備えたことを
特徴とする。
ンジンの回転駆動力によって駆動され、吸気を加圧して
エンジンに供給するエアコンプレッサと、エアコンプレ
ッサの吸込み側と吐出し側とを連通するバイパス路と、
バイパス路に配置されエンジン回転数に応じて選択的に
開閉操作される複数のバイパスバルブとを備えたことを
特徴とする。
【0006】第2発明の過給機は、エンジンの回転駆動
力によって駆動され、吸気を加圧してエンジンに供給す
るエアコンプレッサと、エアコンプレッサの吸込み側と
吐出し側とを連通するバイパス路と、バイパス路に配置
され吸気が通過可能な弾性体及び剛体とを備えた過給機
であって、前記剛体を、弾性体が吸気圧を受けて撓んだ
とき接触する位置に配置したことを特徴とする。
力によって駆動され、吸気を加圧してエンジンに供給す
るエアコンプレッサと、エアコンプレッサの吸込み側と
吐出し側とを連通するバイパス路と、バイパス路に配置
され吸気が通過可能な弾性体及び剛体とを備えた過給機
であって、前記剛体を、弾性体が吸気圧を受けて撓んだ
とき接触する位置に配置したことを特徴とする。
【0007】第3発明の過給機は、エンジンの回転駆動
力によって駆動され、吸気を加圧してエンジンに供給す
るエアコンプレッサと、エアコンプレッサの吸込み側と
吐出し側とを連通するバイパス路と、バイパス路に沿っ
て移動可能に配置されたバイパスバルブと、エンジン回
転数に応じてバイパスバルブを移動操作する移動操作手
段とを備えたことを特徴とする。
力によって駆動され、吸気を加圧してエンジンに供給す
るエアコンプレッサと、エアコンプレッサの吸込み側と
吐出し側とを連通するバイパス路と、バイパス路に沿っ
て移動可能に配置されたバイパスバルブと、エンジン回
転数に応じてバイパスバルブを移動操作する移動操作手
段とを備えたことを特徴とする。
【0008】第4発明の過給機は、移動操作手段が、バ
イパスバルブと螺合したボルトと、このボルトを回転さ
せてバイパスバルブを移動させるモータとを有する請求
項3の過給機である。
イパスバルブと螺合したボルトと、このボルトを回転さ
せてバイパスバルブを移動させるモータとを有する請求
項3の過給機である。
【0009】
【作用】第1発明の過給機は、バイパス路の長さが、エ
ンジン回転数が高いときは短く、またエンジン回転数が
低いときは長くなるように、複数のバイパスバルブを選
択的に開閉操作することにより、広いエンジン回転数範
囲でエアコンプレッサの騒音を低減することができる。
また、このようにバイパス路の長さを変えることによ
り、吸気の慣性過給効果や共鳴過給効果を上げて、シリ
ンダの体積効率を高めることができる。(自動車技術ハ
ンドブック:設計編 87頁 社団法人 自動車技術会
編)また、バイパスバルブの個数を増やせば、このよ
うな騒音低減効果と過給効果とをエンジンの特性に合わ
せて細かく制御できる。
ンジン回転数が高いときは短く、またエンジン回転数が
低いときは長くなるように、複数のバイパスバルブを選
択的に開閉操作することにより、広いエンジン回転数範
囲でエアコンプレッサの騒音を低減することができる。
また、このようにバイパス路の長さを変えることによ
り、吸気の慣性過給効果や共鳴過給効果を上げて、シリ
ンダの体積効率を高めることができる。(自動車技術ハ
ンドブック:設計編 87頁 社団法人 自動車技術会
編)また、バイパスバルブの個数を増やせば、このよ
うな騒音低減効果と過給効果とをエンジンの特性に合わ
せて細かく制御できる。
【0010】第2発明の過給機は、吸気の圧力が掛かる
と弾性体が撓み、その撓み量だけバイパス路の長さが変
わり、共振周波数が変化する。こうして低減する騒音の
周波数と慣性過給や共鳴過給の効果とを、ある程度の範
囲で、自動的に変えることができる。
と弾性体が撓み、その撓み量だけバイパス路の長さが変
わり、共振周波数が変化する。こうして低減する騒音の
周波数と慣性過給や共鳴過給の効果とを、ある程度の範
囲で、自動的に変えることができる。
【0011】第3発明の過給機は、エンジン回転数の変
化に応じてバイパスバルブを移動操作することによりバ
イパス路の長さをリニヤに変えることができ、広いエン
ジン回転数範囲で連続的にエアコンプレッサの騒音低減
効果と過給効果とを高めることができる。
化に応じてバイパスバルブを移動操作することによりバ
イパス路の長さをリニヤに変えることができ、広いエン
ジン回転数範囲で連続的にエアコンプレッサの騒音低減
効果と過給効果とを高めることができる。
【0012】また、いずれの構成も、既存のバイパス路
やバイパスバルブを利用しているから、構造が簡単で低
コストである。
やバイパスバルブを利用しているから、構造が簡単で低
コストである。
【0013】
【実施例】図1、2、3により第1発明の一実施例を説
明する。図1はこの実施例の過給機1を示し、図2はこ
の実施例を用いたエンジンの吸排気システムを示してい
る。なお、符号を与えていない部材等は図示されていな
い。
明する。図1はこの実施例の過給機1を示し、図2はこ
の実施例を用いたエンジンの吸排気システムを示してい
る。なお、符号を与えていない部材等は図示されていな
い。
【0014】図2は、エンジン3、トランスミッション
5、プロペラシャフト7、エアクリーナ9、エアフロー
メータ11、スロットルバルブ13、吸入流路15、バ
イパス路17、エアコンプレッサ19、ブローオフバル
ブ21,23(バイパスバルブ)、吐出流路25、イン
タークーラ27、ベルト伝動機構29、排気流路31、
サイレンサ33などを示している。
5、プロペラシャフト7、エアクリーナ9、エアフロー
メータ11、スロットルバルブ13、吸入流路15、バ
イパス路17、エアコンプレッサ19、ブローオフバル
ブ21,23(バイパスバルブ)、吐出流路25、イン
タークーラ27、ベルト伝動機構29、排気流路31、
サイレンサ33などを示している。
【0015】図1のように、バイパス路17、エアコン
プレッサ19、ブローオフバルブ21,23などによっ
て過給機1が構成されている。
プレッサ19、ブローオフバルブ21,23などによっ
て過給機1が構成されている。
【0016】エアクリーナ9、エアフローメータ11、
スロットルバルブ13は吸入流路15に配置されてお
り、吸入流路15と吐出流路25はそれぞれエアコンプ
レッサ19の吸入流路と吐出流路である。バイパス路1
7は吸入流路15と吐出流路25とを連通しており、バ
イパス路17にはブローオフバルブ21,23が配置さ
れている。インタークーラ27は吐出流路25に配置さ
れている。
スロットルバルブ13は吸入流路15に配置されてお
り、吸入流路15と吐出流路25はそれぞれエアコンプ
レッサ19の吸入流路と吐出流路である。バイパス路1
7は吸入流路15と吐出流路25とを連通しており、バ
イパス路17にはブローオフバルブ21,23が配置さ
れている。インタークーラ27は吐出流路25に配置さ
れている。
【0017】エアコンプレッサ19はベルト伝動機構2
9を介してエンジン3に回転駆動され、吸気を加圧して
エンジン3を過給する。エアコンプレッサ19は電磁ク
ラッチによりエンジン3からの切り離しが可能であり、
この切り離しと連動してブローオフバルブ21,23が
開放され、吸気はエアコンプレッサ19をバイパスし、
バイパス路17から吐出流路25を通ってエンジン3に
送られる。エンジン排気は排気流路31とサイレンサ3
3とを通って排出される。
9を介してエンジン3に回転駆動され、吸気を加圧して
エンジン3を過給する。エアコンプレッサ19は電磁ク
ラッチによりエンジン3からの切り離しが可能であり、
この切り離しと連動してブローオフバルブ21,23が
開放され、吸気はエアコンプレッサ19をバイパスし、
バイパス路17から吐出流路25を通ってエンジン3に
送られる。エンジン排気は排気流路31とサイレンサ3
3とを通って排出される。
【0018】ブローオフバルブ21,23の開閉操作は
コントローラによって行われる。図3は、コントローラ
によるブローオフバルブ21,23の開閉動作とその条
件とを示している。また、図1のL1,L2はそれぞれ
吐出流路25側からバイパス路17に沿って測ったブロ
ーオフバルブ21,23までの距離である。
コントローラによって行われる。図3は、コントローラ
によるブローオフバルブ21,23の開閉動作とその条
件とを示している。また、図1のL1,L2はそれぞれ
吐出流路25側からバイパス路17に沿って測ったブロ
ーオフバルブ21,23までの距離である。
【0019】図3の動作1に対応する条件のように、エ
ンジン回転数が高く吐出流路25の脈動周波数が高いと
きは、ブローオフバルブ21,23を両方閉じてバイパ
ス路17をL1まで短くし、バイパス路17の共振周波
数を高くして、高周波の騒音を低減する。
ンジン回転数が高く吐出流路25の脈動周波数が高いと
きは、ブローオフバルブ21,23を両方閉じてバイパ
ス路17をL1まで短くし、バイパス路17の共振周波
数を高くして、高周波の騒音を低減する。
【0020】動作2の条件のように、エンジン回転数が
低く、吐出流路25の脈動周波数が低いときは、ブロー
オフバルブ23を閉じ、ブローオフバルブ21を開け
て、バイパス路17をL2まで長くし、共振周波数を低
くして、低周波の騒音を低減する。
低く、吐出流路25の脈動周波数が低いときは、ブロー
オフバルブ23を閉じ、ブローオフバルブ21を開け
て、バイパス路17をL2まで長くし、共振周波数を低
くして、低周波の騒音を低減する。
【0021】動作3の条件のように、エアコンプレッサ
19をバイパスしたいときは、ブローオフバルブ21,
23を両方開けて、吸気をバイパスさせる。
19をバイパスしたいときは、ブローオフバルブ21,
23を両方開けて、吸気をバイパスさせる。
【0022】このように、ブローオフバルブ21,23
を選択的に開閉することによってバイパス路17の共振
周波数が変わり、広い周波数範囲で騒音を低減すること
ができる。
を選択的に開閉することによってバイパス路17の共振
周波数が変わり、広い周波数範囲で騒音を低減すること
ができる。
【0023】また、バイパス路17の長さを変えること
により、エンジン3の特性に応じて吸気の慣性過給効果
や共鳴過給効果を高めることができる。
により、エンジン3の特性に応じて吸気の慣性過給効果
や共鳴過給効果を高めることができる。
【0024】更に、バイパスバルブの個数を増やせば、
このような騒音低減効果と過給効果とを広い周波数範囲
で細かく制御できる。
このような騒音低減効果と過給効果とを広い周波数範囲
で細かく制御できる。
【0025】こうして、過給機1が構成されている。
【0026】上記のように、過給機1はバイパス路17
をレゾネータの共鳴管として利用するとともに、ブロー
オフバルブ21,23の一方に既存のものを利用できる
から、従来例と異なって、構成が簡単であり低コストで
ある。
をレゾネータの共鳴管として利用するとともに、ブロー
オフバルブ21,23の一方に既存のものを利用できる
から、従来例と異なって、構成が簡単であり低コストで
ある。
【0027】次に、図4、5により第2発明の一実施例
を説明する。図4は実施例の過給機35を示す。また、
図4、5と以下の説明の中で、上記実施例(過給機1)
の部材と同機能の部材には同じ符号が与えられている。
を説明する。図4は実施例の過給機35を示す。また、
図4、5と以下の説明の中で、上記実施例(過給機1)
の部材と同機能の部材には同じ符号が与えられている。
【0028】バイパス路17上には、ブローオフバルブ
21と鋼の網37(剛体)と孔空きのフィルム39(弾
性体)とが配置されている。図5に拡大して示すよう
に、網37には凸部41が形成されており、破線で描い
たようにフィルム39が吸気圧を受けて撓むとこの凸部
41に接触するようになっている。
21と鋼の網37(剛体)と孔空きのフィルム39(弾
性体)とが配置されている。図5に拡大して示すよう
に、網37には凸部41が形成されており、破線で描い
たようにフィルム39が吸気圧を受けて撓むとこの凸部
41に接触するようになっている。
【0029】ブローオフバルブ21を閉じると、上記実
施例の過給機1と同様に、バイパス路17の長さがL1
まで短くなって、高周波の騒音が低減される。
施例の過給機1と同様に、バイパス路17の長さがL1
まで短くなって、高周波の騒音が低減される。
【0030】ブローオフバルブ21を開くと、網37と
フィルム39とで発生する空気の粘性抵抗によってバイ
パス路17の長さはL3まで長くなり、低減される騒音
の周波数が下がる。
フィルム39とで発生する空気の粘性抵抗によってバイ
パス路17の長さはL3まで長くなり、低減される騒音
の周波数が下がる。
【0031】更に、この状態でエアコンプレッサ19の
吐出圧が上がると、この吐出圧を受けてフィルム39が
撓み凸部41に接触する。このフィルム39の撓み(移
動)によって長さL3が変わるから、低減される騒音の
周波数を吐出圧の変化によって自動的に変えることがで
きる。
吐出圧が上がると、この吐出圧を受けてフィルム39が
撓み凸部41に接触する。このフィルム39の撓み(移
動)によって長さL3が変わるから、低減される騒音の
周波数を吐出圧の変化によって自動的に変えることがで
きる。
【0032】このように、ブローオフバルブ21に加え
て、網37とフィルム39を配置したことにより、広い
周波数範囲の多数箇所で騒音を低減し、慣性過給効果や
共鳴過給効果を高めることができる。
て、網37とフィルム39を配置したことにより、広い
周波数範囲の多数箇所で騒音を低減し、慣性過給効果や
共鳴過給効果を高めることができる。
【0033】こうして、過給機35が構成されている。
【0034】上記のように、過給機35はバイパス路1
7をレゾネータの共鳴管として利用するとともに、ブロ
ーオフバルブ21に既存のものを利用できるから、従来
例より構成が簡単で低コストである。なお、第1発明の
一実施例の図1に示すブローオフバルブ21,23の間
に本実施例の網37とフィルム39を設けることにより
広い周波数範囲に対応することができる。
7をレゾネータの共鳴管として利用するとともに、ブロ
ーオフバルブ21に既存のものを利用できるから、従来
例より構成が簡単で低コストである。なお、第1発明の
一実施例の図1に示すブローオフバルブ21,23の間
に本実施例の網37とフィルム39を設けることにより
広い周波数範囲に対応することができる。
【0035】次に、第4発明の一実施例を説明する。図
6はこの実施例の過給機43を示しており、図6と以下
の説明の中で、上記各実施例(過給機1,35)の部材
と同機能の部材には同じ符号が与えられている。なお、
左右の方向は図6での左右の方向である。
6はこの実施例の過給機43を示しており、図6と以下
の説明の中で、上記各実施例(過給機1,35)の部材
と同機能の部材には同じ符号が与えられている。なお、
左右の方向は図6での左右の方向である。
【0036】バイパス路17の内側にはボルト45が回
転可能に取り付けられており、バイパス路17の外側に
はボルト45を回転操作するモータ47が取り付けられ
ている。また、ボルト45上にはブローオフバルブ49
が、ボルト45との間に設けられたボールねじによって
移動可能に配置されている。
転可能に取り付けられており、バイパス路17の外側に
はボルト45を回転操作するモータ47が取り付けられ
ている。また、ボルト45上にはブローオフバルブ49
が、ボルト45との間に設けられたボールねじによって
移動可能に配置されている。
【0037】モータ47が回転するとブローオフバルブ
49はボルト45上を左右に移動し、吸入流路15側か
らの、あるいは吐出流路25側からのバイパス路17の
長さが変化する。こうして、移動操作手段51が構成さ
れている。
49はボルト45上を左右に移動し、吸入流路15側か
らの、あるいは吐出流路25側からのバイパス路17の
長さが変化する。こうして、移動操作手段51が構成さ
れている。
【0038】モータ47の回転、停止、反転操作及びブ
ローオフバルブ49の開閉操作はコントローラによって
行われる。
ローオフバルブ49の開閉操作はコントローラによって
行われる。
【0039】閉じた状態のブローオフバルブ49を左方
に移動させれば、吐出流路25側からのバイパス路17
の長さLが短くなり、エンンジン回転数が高いときの吐
出側騒音が低減する。この状態から、ブローオフバルブ
49を右方に移動させれば、バイパス路17の長さLが
長くなり、低減される騒音の周波数が長さLの増加に応
じて下がる。また、長さLの変化に応じて吸気の慣性過
給効果や共鳴過給効果が変わる。
に移動させれば、吐出流路25側からのバイパス路17
の長さLが短くなり、エンンジン回転数が高いときの吐
出側騒音が低減する。この状態から、ブローオフバルブ
49を右方に移動させれば、バイパス路17の長さLが
長くなり、低減される騒音の周波数が長さLの増加に応
じて下がる。また、長さLの変化に応じて吸気の慣性過
給効果や共鳴過給効果が変わる。
【0040】このように、ブローオフバルブ49を移動
操作することにより、バイパス路17での共鳴周波数が
リニヤに変化し、エンンジン回転数の変化に応じ広い周
波数範囲で騒音を低減することができるとともに、吸気
の慣性過給効果や共鳴過給効果を高めることができる。
操作することにより、バイパス路17での共鳴周波数が
リニヤに変化し、エンンジン回転数の変化に応じ広い周
波数範囲で騒音を低減することができるとともに、吸気
の慣性過給効果や共鳴過給効果を高めることができる。
【0041】こうして、過給機43が構成されている。
【0042】上記のように、過給機43はバイパス路1
7をレゾネータの共鳴管として利用しているから、従来
例より構成が簡単で低コストである。
7をレゾネータの共鳴管として利用しているから、従来
例より構成が簡単で低コストである。
【0043】なお、この発明は、例えばスクリュウ形の
ような容積式のエアコンプレッサを用いた過給機で特に
効果的である。
ような容積式のエアコンプレッサを用いた過給機で特に
効果的である。
【0044】
【発明の効果】第1発明の過給機は、エンジン回転数の
変化に応じて複数のバイパスバルブを選択的に開閉操作
し、バイパス路の長さを変えることにより、広いエンジ
ン回転数範囲でエアコンプレッサの騒音を低減すること
ができるとともに、吸気の慣性過給効果や共鳴過給効果
を上げることができる。
変化に応じて複数のバイパスバルブを選択的に開閉操作
し、バイパス路の長さを変えることにより、広いエンジ
ン回転数範囲でエアコンプレッサの騒音を低減すること
ができるとともに、吸気の慣性過給効果や共鳴過給効果
を上げることができる。
【0045】第2発明の過給機は、吸気の圧力による弾
性体の撓みによって、バイパス路の長さが変わり、低減
する騒音の周波数と、慣性過給や共鳴過給の効果とを、
ある程度の範囲で、自動的に変えることができる。
性体の撓みによって、バイパス路の長さが変わり、低減
する騒音の周波数と、慣性過給や共鳴過給の効果とを、
ある程度の範囲で、自動的に変えることができる。
【0046】第3発明の過給機は、エンジン回転数の変
化に応じてバイパスバルブを移動操作してバイパス路の
長さを変えることにより、広いエンジン回転数範囲で騒
音低減効果と過給効果とを高めることができる。
化に応じてバイパスバルブを移動操作してバイパス路の
長さを変えることにより、広いエンジン回転数範囲で騒
音低減効果と過給効果とを高めることができる。
【0047】いずれの構成も、既存のバイパス路やバイ
パスバルブが利用できるから、構造が簡単で低コストで
ある。
パスバルブが利用できるから、構造が簡単で低コストで
ある。
【図1】第1発明の一実施例を示す概略図である。
【図2】図1の実施例を用いたエンジンの吸排気システ
ム図である。
ム図である。
【図3】図1の実施例でのブローオフバルブの動作条件
を示す表である。
を示す表である。
【図4】第2発明の一実施例を示す概略図である。
【図5】図4の要部拡大図である。
【図6】第4発明の一実施例を示す概略図である。
【図7】従来例を示す過給系のシステム図である。
1,35,43 過給機 17 バイパス路 19 エアコンプレッサ 21,23,49 ブローオフバルブ(バイパスバル
ブ) 37 網(剛体) 39 フィルム(弾性体) 45 ボルト 47 モータ 51 移動操作手段
ブ) 37 網(剛体) 39 フィルム(弾性体) 45 ボルト 47 モータ 51 移動操作手段
Claims (4)
- 【請求項1】 エンジンの回転駆動力によって駆動さ
れ、吸気を加圧してエンジンに供給するエアコンプレッ
サと、エアコンプレッサの吸込み側と吐出し側とを連通
するバイパス路と、バイパス路に配置されエンジン回転
数に応じて選択的に開閉操作される複数のバイパスバル
ブとを備えたことを特徴とする過給機。 - 【請求項2】 エンジンの回転駆動力によって駆動さ
れ、吸気を加圧してエンジンに供給するエアコンプレッ
サと、エアコンプレッサの吸込み側と吐出し側とを連通
するバイパス路と、バイパス路に配置され吸気が通過可
能な弾性体及び剛体とを備えた過給機であって、 前記剛体を、弾性体が吸気圧を受けて撓んだとき接触す
る位置に配置したことを特徴とする過給機。 - 【請求項3】 エンジンの回転駆動力によって駆動さ
れ、吸気を加圧してエンジンに供給するエアコンプレッ
サと、エアコンプレッサの吸込み側と吐出し側とを連通
するバイパス路と、バイパス路に沿って移動可能に配置
されたバイパスバルブと、エンジン回転数に応じてバイ
パスバルブを移動操作する移動操作手段とを備えたこと
を特徴とする過給機。 - 【請求項4】 移動操作手段が、バイパスバルブと螺合
したボルトと、このボルトを回転させてバイパスバルブ
を移動させるモータとを有する請求項3の過給機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6169111A JPH0828478A (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 過給機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6169111A JPH0828478A (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 過給機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0828478A true JPH0828478A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15880509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6169111A Pending JPH0828478A (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 過給機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0828478A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0741238A1 (de) * | 1995-05-02 | 1996-11-06 | Mercedes-Benz Ag | Vorrichtung zur Steuerung des Luftstromes eines aufgeladenen Brennkraftmaschine |
JP2012202367A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Denso Corp | エアバイパスバルブ |
-
1994
- 1994-07-21 JP JP6169111A patent/JPH0828478A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0741238A1 (de) * | 1995-05-02 | 1996-11-06 | Mercedes-Benz Ag | Vorrichtung zur Steuerung des Luftstromes eines aufgeladenen Brennkraftmaschine |
JP2012202367A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Denso Corp | エアバイパスバルブ |
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