JPH08282215A - 多数のリッジよりなる装飾体を備えた空気入りタイヤ - Google Patents

多数のリッジよりなる装飾体を備えた空気入りタイヤ

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JPH08282215A
JPH08282215A JP7085177A JP8517795A JPH08282215A JP H08282215 A JPH08282215 A JP H08282215A JP 7085177 A JP7085177 A JP 7085177A JP 8517795 A JP8517795 A JP 8517795A JP H08282215 A JPH08282215 A JP H08282215A
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ridge
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tire
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 サイドウオールの表面に、周方向に小さな間
隔を置いて設けられた多数の小さなリッジよりなる環状
装飾体を備えた空気入りタイヤにおいて、この環状装飾
体の上にもうけられた、文字、数字、記号又は図形など
よりなるトレードマークやトレードドレスなどの標章に
クラックが発生しにくいタイヤで、かつこれらの標章の
視認性が優れているタイヤを提供する。 【構成】 タイヤのサイドウオールの表面に環状の装飾
体を備えた空気入りタイヤにおいて、装飾体の表面に、
隣接するリッジとほぼ平行に直線状に延びる多数の小さ
なリッジが周方向に等間隔に設けられ、装飾体の上に、
文字、数字、記号又は図形などの標章を備え、標章の表
面に、隣接するリッジとほぼ平行に直線状に延びる小さ
なリッジが周方向に等間隔に設けられ、装飾体に設けら
れたリッジの間隔が該標章に設けられたリッジの間隔と
異なる空気入りタイヤである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気入りタイヤに関する
もので、特に、サイドウオールの表面に、周方向に小さ
な間隔を置いて設けられた多数の小さなリッジよりなる
環状装飾体を備えた空気入りタイヤに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、タイヤのサイドウオールには、
文字、数字、記号又は図形などよりなるトレードマーク
やトレードドレスなどの標章が備えられている。従来、
これらのトレードマークやトレードドレスなどの標章を
目立させるために、しばしば、タイヤのサイドウオール
の表面に、周方向に小さな間隔を置いて設けられた多数
の小さなリッジよりなる環状の装飾体を設けて、この環
状装飾体の上に、これらのトレードマークやトレードド
レスなどの標章が設けられているが、これらの文字など
はベタ文字または二重文字であるか、もしくは、文字な
どの標章の表面にリッジが設けられていても、標章の表
面に設けられたリッジの間隔が装飾体の表面に設けられ
たリッジの間隔と同じであった。従来技術の詳細につい
ては、米国特許第4198744号、同第482385
6号、同第5303758号、実公平6−6967およ
び欧州特許公開第0611668号を参照。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、タイヤの使用
時にサイドウオールには大きな歪みが発生し易く、この
個所にベタ文字などの標章が設けられていると、その表
面にクラックが生じ易い傾向がある。そこで、文字など
の標章の表面に生じるクラックを嫌って、二重文字を設
けることが提案されているが、二重文字は視認性が悪
い。
【0004】本発明の目的は、上記のような従来技術の
不具合を解消して、サイドウオールの表面に、周方向に
小さな間隔を置いて設けられた多数の小さなリッジより
なる環状装飾体を備えた空気入りタイヤにおいて、この
環状装飾体の上にもうけられた、文字、数字、記号又は
図形などよりなるトレードマークやトレードドレスなど
の標章にクラックが発生しにくいタイヤであって、かつ
これらの標章の視認性が優れているタイヤを提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による空気入りタイヤは、サイドウオールの
表面に環状の装飾体を備えた空気入りタイヤにおいて、
(1)該装飾体の表面に、隣接するリッジとほぼ平行に
直線状に延びる多数の小さなリッジが周方向に等間隔に
設けられ、(2)該装飾体の上に、文字、数字、記号又
は図形などの標章を備え、(3)該標章の表面に、隣接
するリッジと平行またはほぼ平行に直線状に延びる小さ
なリッジが周方向に等間隔に設けられ、(4)該装飾体
に設けられたリッジの間隔が該標章に設けられたリッジ
の間隔と異なることを特徴とする空気入りタイヤであ
る。
【0006】上記目的を達成するために、本発明による
空気入りタイヤは、該装飾体の表面に設けられたリッジ
が、タイヤの子午線に対し0乃至80度程度の方向に直
線状に延びていることが好ましい。
【0007】上記目的を達成するために、本発明による
空気入りタイヤでは、該標章の表面に設けられたリッジ
が、タイヤの子午線に対し0乃至80度程度の方向に直
線状に延びていることが好ましい。
【0008】上記目的を達成するために、本発明による
空気入りタイヤでは、該標章の表面に設けられたリッジ
が、該装飾体の表面に設けられたリッジに対し0乃至4
4度の方向に延びていることが好ましい。
【0009】上記目的を達成するために、本発明による
空気入りタイヤでは、該標章の表面に設けられたリッジ
の間隔が、該装飾体の表面に設けられたリッジの間隔よ
り小さいことが好ましい。
【0010】上記目的を達成するために、本発明による
空気入りタイヤでは、該標章の表面に設けられたリッジ
の間隔が、該装飾体の表面の上に設けられたリッジの間
隔の13乃至75%であることが好ましい。
【0011】上記目的を達成するために、本発明による
空気入りタイヤでは、該標章の表面に設けられたリッジ
の表面が、該装飾体の表面に設けられたリッジの表面よ
り少なくとも0.1mm以上タイヤの外側に突出してい
ることが好ましい。
【0012】
【作用】本発明による空気入りタイヤは、タイヤのサイ
ドウオールの表面に環状の装飾体を備えた空気入りタイ
ヤにおいて、(1)該装飾体の表面に、隣接するリッジ
とほぼ平行に直線状に延びる多数の小さなリッジが周方
向に等間隔に設けられ、(2)該装飾体の上に、文字、
数字、記号又は図形などの標章を備え、(3)該標章の
表面に、隣接するリッジとほぼ平行に直線状に延びる小
さなリッジが周方向に等間隔に設けられ、(4)該装飾
体に設けられたリッジの間隔が該標章に設けられたリッ
ジの間隔と異なることを特徴とする空気入りタイヤであ
るので、タイヤの使用時にサイドウオールに大きな歪み
が発生しても、文字などの標章の表面にクラックが生じ
にくいだけではなく、上述のように、装飾体に設けられ
たリッジの間隔が標章に設けられたリッジの間隔と異な
るので、リッジの粗密によって光線の反射が微妙に変化
し、装飾体に設けられた文字、数字、記号又は図形など
の標章が視覚上認識し易くなる。
【0013】また、本発明による空気入りタイヤでは、
標章の表面に設けられたリッジが、装飾体の表面に設け
られたリッジに対し0乃至44度の方向に延びている
と、装飾体に設けられた文字、数字、記号又は図形など
の標章が視覚上さらに認識し易くなる。
【0014】また、本発明による空気入りタイヤでは、
標章の表面に設けられたリッジの間隔が、装飾体の表面
に設けられたリッジの間隔より小さく、好ましくは、標
章の表面に設けられたリッジの間隔が、装飾体の表面の
上に設けられたリッジの間隔の13乃至75%である
と、装飾体に設けられた文字、数字、記号又は図形など
の標章が視覚上さらに認識し易くなる。
【0015】また、本発明による空気入りタイヤでは、
標章の表面に設けられたリッジの表面が、装飾体の表面
に設けられたリッジの表面より少なくとも0.1mm以
上タイヤの外側に突出していると、装飾体に設けられた
文字、数字、記号又は図形などの標章が視覚上さらに認
識し易くなる。
【0016】
【実施例】以下、本発明にしたがう実施例1乃至5のタ
イヤ及び従来例のタイヤについて図面を参照して説明す
る。図1は、本発明による実施例1のタイヤの要部拡大
図である。実施例1のタイヤは、そのサイドウオールの
表面に環状の装飾体(1)を備えていて、この装飾体
(1)の表面に、隣接するリッジとほぼ平行に直線状に
延びている多数の小さなリッジ(R1)が周方向に等間
隔に設けられ、この装飾体(1)の上に英文字のトレー
ドマークよりなる標章(2)を備え、この標章(2)の
表面に隣接するリッジと平行に直線状に延びる小さなリ
ッジ(R2)が周方向に等間隔に設けられている。装飾
体(1)に設けられたリッジ(R1)の間隔(D1、d
1)が標章(2)に設けられたリッジ(R2)の間隔
(D2)と異なり、D1は2.5mm、d1は2.1m
mでD2は0.6mmである。標章(2)のトレードマ
ークを形成する英文字は、文字の外周に1mmの淵をも
った二重文字である。装飾体(1)の表面に設けられた
リッジ(R1)がタイヤの子午線に対し20度の方向に
直線状に延びていて、標章(2)の表面に設けられたリ
ッジ(R2)もほぼ同じ角度で直線状に延びている。本
明細書では、装飾体(1)の表面に設けられたリッジ
(R1)とタイヤの子午線との角度は、装飾体(1)の
ラジアル方向内側端部における両者の角度である。換言
すれば、ラジアル方向内側から外側に向かって直線状に
延びているリッジ(R1)のラジアル方向内側端部にお
ける、リッジ(R1)とタイヤの子午線との角度であ
る。標章(2)の表面に設けられたリッジ(R2)の間
隔(D2=0.6mm)が装飾体(1)の表面に設けら
れたリッジ(R1)の間隔(D1=2.5mm、d1=
2.1mm)より小さな値である。装飾体(1)の表面
に設けられたリッジ(R1)の間隔は、装飾体(1)の
ラジアル方向外側でD1=2.5mmで、装飾体(1)
のラジアル方向内側でd1=2.1mmであるから、装
飾体(1)の表面に設けられたリッジ(R1)の間隔は
両者の平均値であり、(D1+d1)/2=(2.5m
m+2.1mm)/2=2.3mmである。したがっ
て、実施例1のタイヤの標章(2)の表面に設けられた
リッジ(R2)の間隔(D2=0.6mm)は装飾体
(1)の表面に設けられたリッジ(R1)の間隔(2.
3mm)の26%である。標章(2)の表面に設けられ
たリッジ(R2)の表面が、装飾体(1)の表面に設け
られたリッジ(R1)の表面より1mmタイヤの外側に
突出している。
【0017】図2は、本発明による実施例2のタイヤの
要部拡大図である。実施例2のタイヤは、そのサイドウ
オールの表面に環状の装飾体(1)を備えていて、この
装飾体(1)の表面に、隣接するリッジとほぼ平行に直
線状に延びている多数の小さなリッジ(R1)が周方向
に等間隔に設けられ、この装飾体(1)の上に英文字の
トレードマークよりなる標章(2)を備え、この標章
(2)の表面に隣接するリッジと平行に直線状に延びる
小さなリッジ(R2)が周方向に等間隔に設けられてい
る。装飾体(1)に設けられたリッジ(R1)の間隔
(D1、d1)が標章(2)に設けられたリッジ(R
2)の間隔(D2)と異なり、D1は2.5mm、d1
は2.2mmでD2は0.8mmである。標章(2)の
トレードマークを形成する英文字は文字の外周に1mm
の淵をもった二重文字である。装飾体(1)の表面に設
けられた多数のリッジ(R1)がすべてタイヤの子午線
に対し0度の方向に直線状に延びている。つまり、リッ
ジ(R1)の仮想延長線がタイヤの回転軸中心点で交差
しているので、厳密に言えばリッジ(R1)は隣接する
リッジ(R1)と平行に延びているとは言えない。けだ
し、リッジ(R1)は隣接するリッジ(R1)と「ほぼ
平行に」直線状に延びると表現される所以である。一
方、標章(2)の表面に設けられたリッジ(R2)の場
合、一つの英文字のほぼ中央部の特定のリッジ(R2)
がタイヤの子午線に対し0度の方向に直線状に延びてい
て、一つの文字内では他のすべてのリッジ(R2)がこ
の特定のリッジ(R2)と平行に延びている。つまり、
一つの英文字の左右両端部に近づくほど、リッジ(R
2)がタイヤの子午線に対しややずれた方向に直線状に
延びている。けだし、実施例2のタイヤでは、リッジ
(R2)は隣接するリッジ(R2)と「平行に」直線状
に延びると表現される所以である。上記のような関係
は、実施例1および実施例3乃至5のタイヤでも同様ま
たは類似である。標章(2)の表面に設けられたリッジ
(R2)の間隔(D2=0.8mm)が装飾体(1)の
表面に設けられたリッジ(R1)の間隔(D1=2.5
mm、d1=2.2mm)より小さな値である。装飾体
(1)の表面に設けられたリッジ(R1)の間隔は、装
飾体(1)のラジアル方向外側でD1=2.5mmで、
装飾体(1)のラジアル方向内側でd1=2.2mmで
あるから、装飾体(1)の表面に設けられたリッジ(R
1)の間隔は両者の平均値であり、(D1+d1)/2
=(2.5mm+2.2mm)/2=2.35mmであ
る。したがって、実施例2のタイヤの標章(2)の表面
に設けられたリッジ(R2)の間隔(D2=0.8m
m)は装飾体(1)の表面に設けられたリッジ(R1)
の間隔(2.35mm)の34%である。標章(2)の
表面に設けられたリッジ(R2)の表面が、装飾体
(1)の表面に設けられたリッジ(R1)の表面より1
mmタイヤの外側に突出している。
【0018】図3は、本発明による実施例3のタイヤの
要部拡大図である。実施例3のタイヤは、そのサイドウ
オールの表面に環状の装飾体(1)を備えていて、この
装飾体(1)の表面に、隣接するリッジとほぼ平行に直
線状に延びている多数の小さなリッジ(R1)が周方向
に等間隔に設けられ、この装飾体(1)の上に英文字の
トレードマークよりなる標章(2)を備え、この標章
(2)の表面に隣接するリッジと平行に直線状に延びる
小さなリッジ(R2)が周方向に等間隔に設けられてい
る。装飾体(1)に設けられたリッジ(R1)の間隔
(D1、d1)が標章(2)に設けられたリッジ(R
2)の間隔(D2)と異なり、D1は2.5mm、d1
は2.1mmでD2は0.8mmである。標章(2)の
トレードマークを形成する英文字は文字の外周に1mm
の淵をもった二重文字である。装飾体(1)の表面に設
けられたリッジ(R1)がタイヤの子午線に対し20度
の方向に直線状に延びていて、標章(2)の表面に設け
られたリッジ(R2)はタイヤの子午線に対しほぼ0度
の方向に直線状に延びている。つまり、標章(2)の表
面に設けられたリッジ(R2)が、装飾体(1)の表面
に設けられたリッジ(R1)に対し20度の方向に延び
ている。標章(2)の表面に設けられたリッジ(R2)
の間隔(D2=0.8mm)が装飾体(1)の表面に設
けられたリッジ(R1)の間隔(D1=2.5mm、d
1=2.1mm)より小さな値である。装飾体(1)の
表面に設けられたリッジ(R1)の間隔は、装飾体
(1)のラジアル方向外側でD1=2.5mmで、装飾
体(1)のラジアル方向内側でd1=2.1mmである
から、装飾体(1)の表面に設けられたリッジ(R1)
の間隔は両者の平均値であり、(D1+d1)/2=
(2.5mm+2.1mm)/2=2.3mmである。
したがって、実施例3のタイヤの標章(2)の表面に設
けられたリッジ(R2)の間隔(D2=0.8mm)は
装飾体(1)の表面に設けられたリッジ(R1)の間隔
(2.3mm)の35%である。標章(2)の表面に設
けられたリッジ(R2)の表面が、装飾体(1)の表面
に設けられたリッジ(R1)の表面より1mmタイヤの
外側に突出している。
【0019】図4は、本発明による実施例4のタイヤの
要部拡大図である。実施例4のタイヤは、そのサイドウ
オールの表面に環状の装飾体(1)を備えていて、この
装飾体(1)の表面に、隣接するリッジとほぼ平行に直
線状に延びている多数の小さなリッジ(R1)が周方向
に等間隔に設けられ、この装飾体(1)の上に英文字の
トレードマークよりなる標章(2)を備え、この標章
(2)の表面に隣接するリッジと平行に直線状に延びる
小さなリッジ(R2)が周方向に等間隔に設けられてい
る。装飾体(1)に設けられたリッジ(R1)の間隔
(D1、d1)が標章(2)に設けられたリッジ(R
2)の間隔(D2)と異なり、D1は2.5mm、d1
は2.1mmでD2は1.0mmである。標章(2)の
トレードマークを形成する英文字は、文字の外周に2m
mの淵をもった二重文字である。装飾体(1)の表面に
設けられたリッジ(R1)がタイヤの子午線に対し20
度の方向に直線状に延びていて、標章(2)の表面に設
けられたリッジ(R2)もほぼ同じ方向に直線状に延び
ている。つまり、標章(2)の表面に設けられたリッジ
(R2)が、装飾体(1)の表面に設けられたリッジ
(R1)に対し0度の方向に延びている。標章(2)の
表面に設けられたリッジ(R2)の間隔(D2=1.0
mm)が装飾体(1)の表面に設けられたリッジ(R
1)の間隔(D1=2.5mm、d1=2.1mm)よ
り小さな値である。装飾体(1)の表面に設けられたリ
ッジ(R1)の間隔は、装飾体(1)のラジアル方向外
側でD1=2.5mmで、装飾体(1)のラジアル方向
内側でd1=2.1mmであるから、装飾体(1)の表
面に設けられたリッジ(R1)の間隔は両者の平均値で
あり、(D1+d1)/2=(2.5mm+2.1m
m)/2=2.3mmである。したがって、実施例4の
タイヤの標章(2)の表面に設けられたリッジ(R2)
の間隔(D2=1.0mm)は装飾体(1)の表面に設
けられたリッジ(R1)の間隔(2.3mm)の43%
である。標章(2)の表面に設けられたリッジ(R2)
の表面が、装飾体(1)の表面に設けられたリッジ(R
1)の表面より1mmタイヤの外側に突出している。
【0020】図5は、本発明による実施例5のタイヤの
要部拡大図である。実施例5のタイヤは、そのサイドウ
オールの表面に環状の装飾体(1)を備えていて、この
装飾体(1)の表面に、隣接するリッジとほぼ平行に直
線状に延びている多数の小さなリッジ(R1)が周方向
に等間隔に設けられ、この装飾体(1)の上に英文字の
トレードマークよりなる標章(2)を備え、この標章
(2)の表面に隣接するリッジと平行に直線状に延びる
小さなリッジ(R2)が周方向に等間隔に設けられてい
る。装飾体(1)に設けられたリッジ(R1)の間隔
(D1、d1)が標章(2)に設けられたリッジ(R
2)の間隔(D2)と異なり、D1は2.5mm、d1
は2.1mmでD2は1.0mmである。標章(2)の
トレードマークを形成する英文字は、文字の外周に2m
mの淵をもった二重文字である。装飾体(1)の表面に
設けられたリッジ(R1)がタイヤの子午線に対し0度
の方向に直線状に延びていて、標章(2)の表面に設け
られたリッジ(R2)はタイヤの子午線に対しほぼ20
度の方向に直線状に延びている。つまり、標章(2)の
表面に設けられたリッジ(R2)が、装飾体(1)の表
面に設けられたリッジ(R1)に対し20度の方向に延
びている。標章(2)の表面に設けられたリッジ(R
2)の間隔(D2=1.0mm)が装飾体(1)の表面
に設けられたリッジ(R1)の間隔(D1=2.5m
m、d1=2.1mm)より小さな値である。装飾体
(1)の表面に設けられたリッジ(R1)の間隔は、装
飾体(1)のラジアル方向外側でD1=2.5mmで、
装飾体(1)のラジアル方向内側でd1=2.1mmで
あるから、装飾体(1)の表面に設けられたリッジ(R
1)の間隔は両者の平均値であり、(D1+d1)/2
=(2.5mm+2.1mm)/2=2.3mmであ
る。したがって、実施例5のタイヤの標章(2)の表面
に設けられたリッジ(R2)の間隔(D2=1.0m
m)は装飾体(1)の表面に設けられたリッジ(R1)
の間隔(2.3mm)の43%である。標章(2)の表
面に設けられたリッジ(R2)の表面が、装飾体(1)
の表面に設けられたリッジ(R1)の表面より1mmタ
イヤの外側に突出している。
【0021】図6は、従来例のタイヤの要部拡大図であ
る。この従来例のタイヤは、装飾体(1)の上に設けら
れた標章(2)のトレードマークを形成する英文字には
リッジが設けられていないことを除いて実施例4のタイ
ヤと同じである。
【0022】実施例1乃至5のタイヤおよび従来例のタ
イヤについて、装飾体の上に設けられた英文字のトレー
ドマークよりなる標章の視認性を目視によって評価し
た。その評価結果を、従来例のタイヤの評価結果を10
0として、表1に示す。数字が大きいほど目視性が優れ
ていることを示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】表1にしめす結果から、本発明の空気入
りタイヤは、周方向に小さな間隔を置いて設けられた多
数の小さなリッジよりなる環状装飾体の上に設けられ
た、文字、数字、記号又は図形などよりなるトレードマ
ークやトレードドレスなどの標章の視認性が優れている
ことが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例のタイヤの要部拡大図であ
る。
【図2】本発明による実施例のタイヤの要部拡大図であ
る。
【図3】本発明による実施例のタイヤの要部拡大図であ
る。
【図4】本発明による実施例のタイヤの要部拡大図であ
る。
【図5】本発明による実施例のタイヤの要部拡大図であ
る。
【図6】従来例のタイヤの一部正面図である。
【符号の説明】
1 装飾体 2 標章 D1 リッジの間隔 D2 リッジの間隔 d1 リッジの間隔 R1 リッジ R2 リッジ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドウオールの表面に環状の装飾体を
    備えた空気入りタイヤにおいて、(1)該装飾体の表面
    に、隣接するリッジとほぼ平行に直線状に延びる多数の
    小さなリッジが周方向に等間隔に設けられ、(2)該装
    飾体の上に、文字、数字、記号又は図形などの標章を備
    え、(3)該標章の表面に、隣接するリッジと平行また
    はほぼ平行に直線状に延びる小さなリッジが周方向に等
    間隔に設けられ、(4)該装飾体に設けられたリッジの
    間隔が該標章に設けられたリッジの間隔と異なることを
    特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 該装飾体の表面に設けられたリッジが、
    タイヤの子午線に対し0乃至80度程度の方向に直線状
    に延びていることを特徴とする請求項1記載の空気入り
    タイヤ。
  3. 【請求項3】 該標章の表面に設けられたリッジが、タ
    イヤの子午線に対し0乃至80度程度の方向に直線状に
    延びていることを特徴とする請求項1乃至2記載の空気
    入りタイヤ。
  4. 【請求項4】 該標章の表面に設けられたリッジが、該
    装飾体の表面に設けられたリッジに対し0乃至44度の
    方向に延びていることを特徴とする請求項1乃至3記載
    の空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 該標章の表面に設けられたリッジの間隔
    が、該装飾体の表面に設けられたリッジの間隔より小さ
    いことを特徴とする請求項1乃至4記載の空気入りタイ
    ヤ。
  6. 【請求項6】 該標章の表面に設けられたリッジの間隔
    が、該装飾体の表面の上に設けられたリッジの間隔の1
    3乃至75%であることを特徴とする請求項1乃至5記
    載の空気入りタイヤ。
  7. 【請求項7】 該標章の表面に設けられたリッジの表面
    が、該装飾体の表面に設けられたリッジの表面より少な
    くとも0.1mm以上タイヤの外側に突出していること
    を特徴とする請求項1乃至6記載の空気入りタイヤ。
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