JPH08280785A - 消臭方法及び消臭装置 - Google Patents
消臭方法及び消臭装置Info
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- JPH08280785A JPH08280785A JP7255506A JP25550695A JPH08280785A JP H08280785 A JPH08280785 A JP H08280785A JP 7255506 A JP7255506 A JP 7255506A JP 25550695 A JP25550695 A JP 25550695A JP H08280785 A JPH08280785 A JP H08280785A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 着衣や雰囲気等の消臭を手軽にかつ安全に行
う。 【解決手段】 植物エキス混合消臭液（商品名Ｆ１１
８）に代表される消臭剤水溶液を超音波発振にて霧化
し、３ミクロン以下の超微粒子ミスト、好ましくは１ミ
クロン以下の極超微粒子ミストを選択し、空気流ととも
に消臭すべき雰囲気中に吹き込む。霧化ミストを乗せた
空気流を下方を向けて配置された超微粒子選択プレート
に当てると３ミクロンを越える粗粒子霧化ミストを自重
にて落下させることができる。霧化ミストを上方を横切
る空気流で吸引すると、１ミクロン以下の極超微粒子ミ
ストのみを空気流に乗せることができる。雰囲気内ミス
ト濃度は５〜１５ml/m3 がよい。
う。 【解決手段】 植物エキス混合消臭液（商品名Ｆ１１
８）に代表される消臭剤水溶液を超音波発振にて霧化
し、３ミクロン以下の超微粒子ミスト、好ましくは１ミ
クロン以下の極超微粒子ミストを選択し、空気流ととも
に消臭すべき雰囲気中に吹き込む。霧化ミストを乗せた
空気流を下方を向けて配置された超微粒子選択プレート
に当てると３ミクロンを越える粗粒子霧化ミストを自重
にて落下させることができる。霧化ミストを上方を横切
る空気流で吸引すると、１ミクロン以下の極超微粒子ミ
ストのみを空気流に乗せることができる。雰囲気内ミス
ト濃度は５〜１５ml/m3 がよい。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は消臭方法及び消臭
装置に関し、特に消臭液の超微粒子ミスト浴によって着
衣や部屋内をべたつかせることなく分解消臭するように
した方法及び装置に関する。
装置に関し、特に消臭液の超微粒子ミスト浴によって着
衣や部屋内をべたつかせることなく分解消臭するように
した方法及び装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】病院、パチンコ店、焼き肉店等、着衣に
着いた臭いや部屋内の臭いを脱臭又は消臭する必要のあ
る所は多い。しかしながら、現在の消臭方法には着衣や
部屋内に芳香剤を吹き付ける方法、着衣や部屋内にオゾ
ン空気流を吹き付ける方法等、があるが、前者は発臭成
分がそのまま残留するため、消臭効果は小さく、後者は
十分な消臭を行う濃度は人体に悪影響を与える。そこ
で、従来の消臭方法に代え、手軽にかつ安善に着衣の脱
臭又は消臭を行うことができる方法や装置が望まれてい
る。
着いた臭いや部屋内の臭いを脱臭又は消臭する必要のあ
る所は多い。しかしながら、現在の消臭方法には着衣や
部屋内に芳香剤を吹き付ける方法、着衣や部屋内にオゾ
ン空気流を吹き付ける方法等、があるが、前者は発臭成
分がそのまま残留するため、消臭効果は小さく、後者は
十分な消臭を行う濃度は人体に悪影響を与える。そこ
で、従来の消臭方法に代え、手軽にかつ安善に着衣の脱
臭又は消臭を行うことができる方法や装置が望まれてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は消臭方法に
ついて種々検討したところ、植物エキスを１１８種類混
合した商品名Ｆ１１８の１００〜５００倍希釈という極
めて薄い濃度の水溶液を使用し、約３ミクロン程度以下
の超微粒子にミスト化し、５〜１５ml/m3 のミストを含
む消臭空間を形成すると、森林浴を受けている快い芳香
があるだけでなく、臭い成分が速やかに分解されて消臭
する効果があることを見い出した。
ついて種々検討したところ、植物エキスを１１８種類混
合した商品名Ｆ１１８の１００〜５００倍希釈という極
めて薄い濃度の水溶液を使用し、約３ミクロン程度以下
の超微粒子にミスト化し、５〜１５ml/m3 のミストを含
む消臭空間を形成すると、森林浴を受けている快い芳香
があるだけでなく、臭い成分が速やかに分解されて消臭
する効果があることを見い出した。
【０００４】本発明は、Ｆ１１８に代表される植物エキ
ス混合消臭剤の希釈液を用いて着衣や部屋等を手軽にか
つ安全に消臭できるようにした消臭方法及び消臭装置を
提供することを課題とする。
ス混合消臭剤の希釈液を用いて着衣や部屋等を手軽にか
つ安全に消臭できるようにした消臭方法及び消臭装置を
提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明に係る消
臭方法は、雰囲気中の発臭成分を分解消臭する方法であ
って、発臭成分を分解消臭しうる植物エキス混合消臭剤
の水溶液を超音波発振にてミストに霧化し、霧化ミスト
から３ミクロン以下の超微粒子ミストを選択して空気流
とともに消臭すべき雰囲気中に吹き込むようにしたこと
を特徴とする。
臭方法は、雰囲気中の発臭成分を分解消臭する方法であ
って、発臭成分を分解消臭しうる植物エキス混合消臭剤
の水溶液を超音波発振にてミストに霧化し、霧化ミスト
から３ミクロン以下の超微粒子ミストを選択して空気流
とともに消臭すべき雰囲気中に吹き込むようにしたこと
を特徴とする。
【０００６】超音波発振による霧化ミストをそのまま消
臭すべき雰囲気に吹き込んだ場合、雰囲気の湿度や気温
等の条件によっては粗粒子スミトが肌や着衣、あるいは
壁面に付着してベタツキが起こるので、３ミクロン以下
の超微粒子ミストを空気流とともに雰囲気に吹き込むよ
うにしている。ところで、超音波発振によって３ミクロ
ン以下の超微粒子を直接霧化させる方法も考えられる
が、その場合には霧化槽の液面変動に起因する粒子径の
バラツキ等もあって超音波発振の制御が非常に煩雑とな
る。そこで、超音波発振にて所定粒径、例えば４〜５ミ
クロン程度の微粒子に霧化し、霧化ミストから３ミクロ
ン以下の超微粒子ミストを選択するようにしている。
臭すべき雰囲気に吹き込んだ場合、雰囲気の湿度や気温
等の条件によっては粗粒子スミトが肌や着衣、あるいは
壁面に付着してベタツキが起こるので、３ミクロン以下
の超微粒子ミストを空気流とともに雰囲気に吹き込むよ
うにしている。ところで、超音波発振によって３ミクロ
ン以下の超微粒子を直接霧化させる方法も考えられる
が、その場合には霧化槽の液面変動に起因する粒子径の
バラツキ等もあって超音波発振の制御が非常に煩雑とな
る。そこで、超音波発振にて所定粒径、例えば４〜５ミ
クロン程度の微粒子に霧化し、霧化ミストから３ミクロ
ン以下の超微粒子ミストを選択するようにしている。
【０００７】微粒子ミストの選択は、超音波発振による
霧化ミストを乗せた空気流を下方を向けて配置された微
粒子選択プレートに当て、３ミクロンを越える粗粒子霧
化ミストを自重で落下させて空気流から除去するように
してもよく、又超音波発振による霧化ミストを適当な流
速の空気流で吸引し、粗粒子ミストは自重によって空気
流に到達させずに、１ミクロン以下の極超微粒子ミスト
のみを空気流に乗せるようにしてもよい。
霧化ミストを乗せた空気流を下方を向けて配置された微
粒子選択プレートに当て、３ミクロンを越える粗粒子霧
化ミストを自重で落下させて空気流から除去するように
してもよく、又超音波発振による霧化ミストを適当な流
速の空気流で吸引し、粗粒子ミストは自重によって空気
流に到達させずに、１ミクロン以下の極超微粒子ミスト
のみを空気流に乗せるようにしてもよい。
【０００８】着衣等に付着した発臭成分を分解消臭する
場合、空気流に乗せた３ミクロン以下の超微粒子ミスト
をエアカーテンで出入口を遮断された雰囲気上方から吹
き込み、雰囲気内でミスト浴を受けるようにするのがよ
い。この場合、ミスト浴を受けていることを実感できる
ように、２〜３ミクロンの超微粒子が好ましい。
場合、空気流に乗せた３ミクロン以下の超微粒子ミスト
をエアカーテンで出入口を遮断された雰囲気上方から吹
き込み、雰囲気内でミスト浴を受けるようにするのがよ
い。この場合、ミスト浴を受けていることを実感できる
ように、２〜３ミクロンの超微粒子が好ましい。
【０００９】植物エキス混合消臭液（商品名Ｆ１１８）
を希釈水で１００〜５００倍に希釈した消臭剤水溶液を
使用する場合、雰囲気内ミスト濃度を５〜１５ml/m3 と
するのが好ましい。
を希釈水で１００〜５００倍に希釈した消臭剤水溶液を
使用する場合、雰囲気内ミスト濃度を５〜１５ml/m3 と
するのが好ましい。
【００１０】また、本発明に係る消臭装置は、出入口が
エアカーテンで遮断され、着衣した人間が起立しうる寸
法を有する処理室と、消臭剤水溶液を貯留する貯槽と、
貯槽の消臭剤水溶液がポンプ手段によって供給されると
ともに、供給された消臭剤水溶液を超音波発振によって
霧化する霧化槽と、一端が霧化槽の所定液面に、他端が
貯槽に連通され、霧化槽のオーバーフロー消臭剤水溶液
を貯槽に還流させて霧化槽を所定液面に保持するオーバ
ーフロー管と、ファンから供給される所定の空気流を超
音波発振によって霧化される霧化槽の主要液面に向けて
案内し、霧化槽から霧化飛散するミストを実質的に凝集
させることなく空気流に乗せる混合槽と、処理室の天井
部又はその近傍に開口し、混合槽と連通してミスト空気
流を処理室に上方から供給する吹出口と、処理室内の人
間を検知し、ポンプ手段、超音波発振器、シロッコファ
ン及びエアカーテンの形成手段を作動させる制御装置と
を備えたことを特徴とする。
エアカーテンで遮断され、着衣した人間が起立しうる寸
法を有する処理室と、消臭剤水溶液を貯留する貯槽と、
貯槽の消臭剤水溶液がポンプ手段によって供給されると
ともに、供給された消臭剤水溶液を超音波発振によって
霧化する霧化槽と、一端が霧化槽の所定液面に、他端が
貯槽に連通され、霧化槽のオーバーフロー消臭剤水溶液
を貯槽に還流させて霧化槽を所定液面に保持するオーバ
ーフロー管と、ファンから供給される所定の空気流を超
音波発振によって霧化される霧化槽の主要液面に向けて
案内し、霧化槽から霧化飛散するミストを実質的に凝集
させることなく空気流に乗せる混合槽と、処理室の天井
部又はその近傍に開口し、混合槽と連通してミスト空気
流を処理室に上方から供給する吹出口と、処理室内の人
間を検知し、ポンプ手段、超音波発振器、シロッコファ
ン及びエアカーテンの形成手段を作動させる制御装置と
を備えたことを特徴とする。
【００１１】超音波発振による霧化ミストから３ミクロ
ン以下の超微粒子ミストを選択する場合、混合槽内に超
微粒子選択プレートを上下方向の所定高さにて霧化槽の
主要液面に対面して空気流の流れを規制するように設
け、霧化ミストの乗った空気流を超微粒子選択プレート
に当てて３ミクロンを越える粗微粒子を自重で落下させ
て空気流から除去し、微粒子ミストを選択するのがよ
い。
ン以下の超微粒子ミストを選択する場合、混合槽内に超
微粒子選択プレートを上下方向の所定高さにて霧化槽の
主要液面に対面して空気流の流れを規制するように設
け、霧化ミストの乗った空気流を超微粒子選択プレート
に当てて３ミクロンを越える粗微粒子を自重で落下させ
て空気流から除去し、微粒子ミストを選択するのがよ
い。
【００１２】また、本発明に係る消臭装置は、上方部分
に空気吹出口を有するハウジングと、ハウジング内に収
納され、消臭剤水溶液を貯留し、下端に消臭剤水溶液の
供給口を有する密閉構造の貯槽と、ハウジング内下方に
収納され、貯槽の供給口が所定液面高さに配置されて貯
槽から消臭剤水溶液が所定液面に自然供給され、供給さ
れた消臭剤水溶液を超音波発振によって霧化する霧化槽
と、ハウジング内の空気吹出口の背後に設けられ、空気
吹出口に向けて空気を送給するファンと、ハウジング内
に設けられ、霧化槽の主要液面と空気吹出口とに連通
し、霧化槽から霧化飛散するミストをファンの空気流に
て吸引させて実質的に凝集させることなく、１ミクロン
以下の極超微粒子ミストを空気流に乗せるガイド槽と、
超音波発振器及びファンを作動させる制御装置とを備え
たことを特徴とする。
に空気吹出口を有するハウジングと、ハウジング内に収
納され、消臭剤水溶液を貯留し、下端に消臭剤水溶液の
供給口を有する密閉構造の貯槽と、ハウジング内下方に
収納され、貯槽の供給口が所定液面高さに配置されて貯
槽から消臭剤水溶液が所定液面に自然供給され、供給さ
れた消臭剤水溶液を超音波発振によって霧化する霧化槽
と、ハウジング内の空気吹出口の背後に設けられ、空気
吹出口に向けて空気を送給するファンと、ハウジング内
に設けられ、霧化槽の主要液面と空気吹出口とに連通
し、霧化槽から霧化飛散するミストをファンの空気流に
て吸引させて実質的に凝集させることなく、１ミクロン
以下の極超微粒子ミストを空気流に乗せるガイド槽と、
超音波発振器及びファンを作動させる制御装置とを備え
たことを特徴とする。
【００１３】超音波発振による霧化ミストはファンから
の空気流によって１ミクロン以下の極超微粒子ミストの
みが吸引されて空気流に乗るが、希釈液の液面からの飛
沫が上方まで飛散すると、飛沫が空気流に乗ってしまう
おそれがある。そこで、ガイド室の周壁を上方に向けて
槽断面積を減少させるように傾斜させ、飛沫は周壁に当
てて自重で落下させるのが好ましい。
の空気流によって１ミクロン以下の極超微粒子ミストの
みが吸引されて空気流に乗るが、希釈液の液面からの飛
沫が上方まで飛散すると、飛沫が空気流に乗ってしまう
おそれがある。そこで、ガイド室の周壁を上方に向けて
槽断面積を減少させるように傾斜させ、飛沫は周壁に当
てて自重で落下させるのが好ましい。
【００１４】
【作用及び発明の効果】消臭剤としてＦ１１８を使用す
る場合、市販されるものを１００〜５００倍に希釈する
と、森林浴の芳香を発する。しかも、そのミストを３ミ
クロン以下、好ましくは１ミクロン以下とすると、５〜
１５ml/m3 の濃度で着衣の発臭成分や部屋内の発臭成分
を迅速に分解する。その分解速度は３０秒前後である。
従って、かかる濃度のミストを気流に乗せて消臭すべき
雰囲気に投入すると、森林浴を浴びながら手軽に着衣や
雰囲気内の消臭を行うことができる。
る場合、市販されるものを１００〜５００倍に希釈する
と、森林浴の芳香を発する。しかも、そのミストを３ミ
クロン以下、好ましくは１ミクロン以下とすると、５〜
１５ml/m3 の濃度で着衣の発臭成分や部屋内の発臭成分
を迅速に分解する。その分解速度は３０秒前後である。
従って、かかる濃度のミストを気流に乗せて消臭すべき
雰囲気に投入すると、森林浴を浴びながら手軽に着衣や
雰囲気内の消臭を行うことができる。
【００１５】消臭剤水溶液をミスト化し、５〜１５ml/m
3 の濃度のミスト空気流を形成するには、消臭剤水溶液
を超音波発振によって霧化し、霧化ミストを空気流に乗
せ、又は空気流に吸引させて空気流に乗せる。霧化ミス
トが３ミクロンを越える粗粒子ミストを含む場合、雰囲
気内の湿度や温度等によって肌、着衣、雰囲気の壁面等
に付着してベタツキが起こりやすいが、３ミクロン以下
の超微粒子ミスト、好ましくは１ミクロン以下の極超微
粒子ミストを選択して空気流に乗せると、霧化ミストの
乗った空気流自体もサラッと乾燥した感じを与え、しか
も肌、着衣、雰囲気の壁面等にベタツキが発生すること
もない。
3 の濃度のミスト空気流を形成するには、消臭剤水溶液
を超音波発振によって霧化し、霧化ミストを空気流に乗
せ、又は空気流に吸引させて空気流に乗せる。霧化ミス
トが３ミクロンを越える粗粒子ミストを含む場合、雰囲
気内の湿度や温度等によって肌、着衣、雰囲気の壁面等
に付着してベタツキが起こりやすいが、３ミクロン以下
の超微粒子ミスト、好ましくは１ミクロン以下の極超微
粒子ミストを選択して空気流に乗せると、霧化ミストの
乗った空気流自体もサラッと乾燥した感じを与え、しか
も肌、着衣、雰囲気の壁面等にベタツキが発生すること
もない。
【００１６】請求項７記載の消臭装置では、処理室の出
入口がエアカーテンで遮断されるので、解放感を与え、
しかも処理室に充満されるミストが外気から遮断され、
処理効率に優れる。処理室内に人間が入り、これが検知
されると、制御装置によってポンプ手段、超音波発振
器、ファン及びエアカーテンの形成手段が作動され、超
音波発振による消臭剤水溶液の霧化、霧化ミストの空気
流への乗せ、所定濃度のミスト空気流の処理室への供給
等、必要な動作が行われ、手軽に着衣消臭のためのミス
ト浴を受けることができる。制御装置は赤外線などの光
検知手段を備え、処理室内への人間の出入りを検知して
上記の動作を行わせるとともに、必要な処理時間、その
作動を保持し、所定時間が経過すると停止させる。
入口がエアカーテンで遮断されるので、解放感を与え、
しかも処理室に充満されるミストが外気から遮断され、
処理効率に優れる。処理室内に人間が入り、これが検知
されると、制御装置によってポンプ手段、超音波発振
器、ファン及びエアカーテンの形成手段が作動され、超
音波発振による消臭剤水溶液の霧化、霧化ミストの空気
流への乗せ、所定濃度のミスト空気流の処理室への供給
等、必要な動作が行われ、手軽に着衣消臭のためのミス
ト浴を受けることができる。制御装置は赤外線などの光
検知手段を備え、処理室内への人間の出入りを検知して
上記の動作を行わせるとともに、必要な処理時間、その
作動を保持し、所定時間が経過すると停止させる。
【００１７】請求項９記載の消臭装置では、貯槽の供給
口から霧化槽に消臭剤水溶液が自然供給されて霧化槽が
所定液面に保持されており、制御装置にてファン及び超
音波発振器が作動されると、空気吹出口に向けて空気が
供給される一方、霧化槽の消臭剤水溶液が超音波発振に
て霧化され、霧化ミストのうち、超微粒子ミストのみが
ファンからの空気流にて吸引されて空気流に乗り、空気
吹出口から雰囲気に吹き出され、ミスト浴雰囲気を形成
できる。
口から霧化槽に消臭剤水溶液が自然供給されて霧化槽が
所定液面に保持されており、制御装置にてファン及び超
音波発振器が作動されると、空気吹出口に向けて空気が
供給される一方、霧化槽の消臭剤水溶液が超音波発振に
て霧化され、霧化ミストのうち、超微粒子ミストのみが
ファンからの空気流にて吸引されて空気流に乗り、空気
吹出口から雰囲気に吹き出され、ミスト浴雰囲気を形成
できる。
【００１８】従って、本発明によれば、短時間で簡単に
消臭が可能である。しかも、Ｆ１１８の超微粒子が臭い
成分だけを分解して消臭するので、体や衣服、雰囲気内
はそのまま爽やかになり、しかも森林浴を浴びた新鮮な
気分になる。その結果、薬品臭等の病院特有の臭い、工
場等の作業中の臭い、遊技場のタバコの臭いを簡単に消
すことができる。
消臭が可能である。しかも、Ｆ１１８の超微粒子が臭い
成分だけを分解して消臭するので、体や衣服、雰囲気内
はそのまま爽やかになり、しかも森林浴を浴びた新鮮な
気分になる。その結果、薬品臭等の病院特有の臭い、工
場等の作業中の臭い、遊技場のタバコの臭いを簡単に消
すことができる。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す具
体例に基づいて詳細に説明する。図１は本発明の一実施
例による消臭装置の全体を示す斜視図である。図におい
て、処理室を構成するブース１は一人の人間が立つこと
のできる寸法を有するほぼ円筒形をなし、前方には出入
口１１が形成されている。出入口１１の天井部にはエア
カーテン１３のための空気流を供給するブロア（エアカ
ーテンの形成手段）が内蔵され、円弧状をなすスリット
１２から下方に空気が吹き出されてエアカーテン１３が
形成されるようになっている。ブース１の内部前面には
スモークミラー１４が設けられ、その上部にはＦ１１８
希釈液ミストが空気流に乗って吹き出される吹出口１５
が形成されている。
体例に基づいて詳細に説明する。図１は本発明の一実施
例による消臭装置の全体を示す斜視図である。図におい
て、処理室を構成するブース１は一人の人間が立つこと
のできる寸法を有するほぼ円筒形をなし、前方には出入
口１１が形成されている。出入口１１の天井部にはエア
カーテン１３のための空気流を供給するブロア（エアカ
ーテンの形成手段）が内蔵され、円弧状をなすスリット
１２から下方に空気が吹き出されてエアカーテン１３が
形成されるようになっている。ブース１の内部前面には
スモークミラー１４が設けられ、その上部にはＦ１１８
希釈液ミストが空気流に乗って吹き出される吹出口１５
が形成されている。
【００２０】ブース１内の下方には両開き扉１６が設け
られ、内部には光センサー（図示せず）の信号を受けて
作動するミスト空気流の吹出機構が内蔵されている。こ
のミスト空気流の吹出機構は図２に示すように構成され
る。即ち、貯槽２内にはＦ１１８を所定の希釈率で希釈
した液（消臭剤水溶液）が貯留されており、貯槽２の希
釈液はポンプ手段３によって液供給ホース３１を経て上
方に位置する霧化槽４に供給されるようになっている。
霧化槽４の所定液面にはオーバーフロー管５の一端が開
口され、オーバーフロー管５の他端は貯槽２に連通され
ており、霧化槽４の希釈液面が所定のレベルを越えると
霧化槽４から貯槽２に希釈液が還流され、霧化槽４内の
液面が所定のレベルに維持されるようになっている。
られ、内部には光センサー（図示せず）の信号を受けて
作動するミスト空気流の吹出機構が内蔵されている。こ
のミスト空気流の吹出機構は図２に示すように構成され
る。即ち、貯槽２内にはＦ１１８を所定の希釈率で希釈
した液（消臭剤水溶液）が貯留されており、貯槽２の希
釈液はポンプ手段３によって液供給ホース３１を経て上
方に位置する霧化槽４に供給されるようになっている。
霧化槽４の所定液面にはオーバーフロー管５の一端が開
口され、オーバーフロー管５の他端は貯槽２に連通され
ており、霧化槽４の希釈液面が所定のレベルを越えると
霧化槽４から貯槽２に希釈液が還流され、霧化槽４内の
液面が所定のレベルに維持されるようになっている。
【００２１】霧化槽４の底部には超音波発振器４１が設
けられ、霧化槽４の上方には混合槽６が希釈液面と連通
して設けられ、混合槽６のほぼ中央側方にはシロッコフ
ァン６１が取付けられ、シロッコファン６１の前方には
小径の通過口を有する加速プレート６３が設けられてシ
ロッコファン６１からの空気流の流速が加速されるよう
になっている。これによってシロッコファン６１を最大
容量で作動させずとも十分な量及び速度の空気流を安定
に供給でき、小型のシロッコファン６１を使用して装置
の静粛性を向上できるとともに、電気の使用量を軽減で
きる。シロッコファン６１は制御装置７に接続された風
量調整器６２によって霧化槽６からの霧化量に応じて適
正な送風量に調整できるようになっている。
けられ、霧化槽４の上方には混合槽６が希釈液面と連通
して設けられ、混合槽６のほぼ中央側方にはシロッコフ
ァン６１が取付けられ、シロッコファン６１の前方には
小径の通過口を有する加速プレート６３が設けられてシ
ロッコファン６１からの空気流の流速が加速されるよう
になっている。これによってシロッコファン６１を最大
容量で作動させずとも十分な量及び速度の空気流を安定
に供給でき、小型のシロッコファン６１を使用して装置
の静粛性を向上できるとともに、電気の使用量を軽減で
きる。シロッコファン６１は制御装置７に接続された風
量調整器６２によって霧化槽６からの霧化量に応じて適
正な送風量に調整できるようになっている。
【００２２】加速された空気流は下方の希釈液の液面方
向に案内された後、吹出口１５に向けて流れるようにな
っており、霧化槽４から霧化飛散するミストは空気流に
乗って吹出口１５に供給される。消臭剤の希釈液は超音
波発振により容易に約１０ミクロン以下の粒子からなる
ミストとして形成できるが、このミストが発生する液面
に空気流を直接送風すると、ミストは凝集しやすいの
で、ミストを空気流に乗せて送り出す形式が好ましい。
向に案内された後、吹出口１５に向けて流れるようにな
っており、霧化槽４から霧化飛散するミストは空気流に
乗って吹出口１５に供給される。消臭剤の希釈液は超音
波発振により容易に約１０ミクロン以下の粒子からなる
ミストとして形成できるが、このミストが発生する液面
に空気流を直接送風すると、ミストは凝集しやすいの
で、ミストを空気流に乗せて送り出す形式が好ましい。
【００２３】また、混合槽６のほぼ中央には超微粒子選
択プレート６５が混合槽６の横断面積を減少させるよう
に下方を向けて配置され、希釈液面側から上昇する空気
流が超微粒子選択プレート６５に当たって希釈液面から
の飛沫及び５ミクロンを越える粗粒子ミストが自重で落
下して空気流から除去されるようになっている。
択プレート６５が混合槽６の横断面積を減少させるよう
に下方を向けて配置され、希釈液面側から上昇する空気
流が超微粒子選択プレート６５に当たって希釈液面から
の飛沫及び５ミクロンを越える粗粒子ミストが自重で落
下して空気流から除去されるようになっている。
【００２４】ブース１の天井部又はその近傍に開口する
吹出口１５は混合槽６の上方と連通され、霧化ミストの
乗った空気流をブース１内にその上方から供給するよう
になっている。
吹出口１５は混合槽６の上方と連通され、霧化ミストの
乗った空気流をブース１内にその上方から供給するよう
になっている。
【００２５】ブース１に人間が入ると光センサー８がそ
れを検知し、制御装置７が設定された処理時間の間、ポ
ンプ手段３、超音波発振器４１、シロッコファン６１及
びエアカーテン１３のブロアを作動させる。
れを検知し、制御装置７が設定された処理時間の間、ポ
ンプ手段３、超音波発振器４１、シロッコファン６１及
びエアカーテン１３のブロアを作動させる。
【００２６】すると、スリット１２から空気流が吹き出
されてエアカーテン１３を形成されてブース１の出入口
１１が外気から遮断され、又ポンプ手段３によって貯槽
２から消臭剤であるＦ１１８の水溶液が霧化槽４に供給
される。また、シロッコファン６１から空気が供給さ
れ、加速プレート６３の通過口が通過面積を絞られるこ
とによっで加速されて混合槽６に送られる。霧化槽４内
のＦ１１８水溶液は超音波発振器４１によって霧化さ
れ、霧化したＦ１１８水溶液はミスト状になって空気流
に乗って上昇し、超微粒子選択プレート６５に当たって
希釈液面からの飛沫及び３ミクロンを越える粗粒子ミス
トが自重で落下して空気流から除去され、３ミクロン以
下の超微粒子ミストのみが乗った空気流が吹出口１５か
らブース１内に上方から吹き出され、出入口１１はエア
カーテン１３によって遮蔽されているので、ブース１内
は消臭剤水溶液のミストが充満する。このＦ１１８ミス
トによる着衣の消臭はおよそ３０秒前後で終了するの
で、所定時間が経過すると、ポンプ手段３、超音波発振
器４１、シロッコファン６１及びエアカーテン１３のブ
ロアが停止される。
されてエアカーテン１３を形成されてブース１の出入口
１１が外気から遮断され、又ポンプ手段３によって貯槽
２から消臭剤であるＦ１１８の水溶液が霧化槽４に供給
される。また、シロッコファン６１から空気が供給さ
れ、加速プレート６３の通過口が通過面積を絞られるこ
とによっで加速されて混合槽６に送られる。霧化槽４内
のＦ１１８水溶液は超音波発振器４１によって霧化さ
れ、霧化したＦ１１８水溶液はミスト状になって空気流
に乗って上昇し、超微粒子選択プレート６５に当たって
希釈液面からの飛沫及び３ミクロンを越える粗粒子ミス
トが自重で落下して空気流から除去され、３ミクロン以
下の超微粒子ミストのみが乗った空気流が吹出口１５か
らブース１内に上方から吹き出され、出入口１１はエア
カーテン１３によって遮蔽されているので、ブース１内
は消臭剤水溶液のミストが充満する。このＦ１１８ミス
トによる着衣の消臭はおよそ３０秒前後で終了するの
で、所定時間が経過すると、ポンプ手段３、超音波発振
器４１、シロッコファン６１及びエアカーテン１３のブ
ロアが停止される。
【００２７】上述の構成において、霧化槽４の消臭剤水
溶液の霧化吐出量が２６ml/minの場合にはミスト空気流
の吐出風量は１．９m3/minとするのが適当で、エアカー
テン風量は２４m3/minに調整され、出入口を十分に遮断
することができる。
溶液の霧化吐出量が２６ml/minの場合にはミスト空気流
の吐出風量は１．９m3/minとするのが適当で、エアカー
テン風量は２４m3/minに調整され、出入口を十分に遮断
することができる。
【００２８】対照（水）及びＦ１１８（株式会社ファイ
ン・ツー）の２００倍希釈液を使用し、その１ｇ脱脂綿
に浸し、におい袋（２５×３５ｃｍ、アレックス商会
製）に入れてヒートシールを施した後、窒素ベースのア
ンモニア、トリメチルアミン、トルエン（各約５００ｐ
ｐｍ）を封入し、これを室温で放置して０．５、１、
３、６及び２４時間後にガス検知管（ガステック製）に
よって袋内の残存ガス濃度を測定した。アンモニア、ト
リメチルアミン、トルエンに対する消臭効果を試験する
と、アンモニアについては図３に、トリメチルアミンに
ついては図４に、トルエンについては図５に示すような
消臭効果を示した。
ン・ツー）の２００倍希釈液を使用し、その１ｇ脱脂綿
に浸し、におい袋（２５×３５ｃｍ、アレックス商会
製）に入れてヒートシールを施した後、窒素ベースのア
ンモニア、トリメチルアミン、トルエン（各約５００ｐ
ｐｍ）を封入し、これを室温で放置して０．５、１、
３、６及び２４時間後にガス検知管（ガステック製）に
よって袋内の残存ガス濃度を測定した。アンモニア、ト
リメチルアミン、トルエンに対する消臭効果を試験する
と、アンモニアについては図３に、トリメチルアミンに
ついては図４に、トルエンについては図５に示すような
消臭効果を示した。
【００２９】図６ないし図８は本発明の第２の実施例に
よる消臭装置を示す。図において、合成樹脂製ハウジン
グ１００は平面ほぼ楕円形状をなし、その上面壁は着脱
自在に設けられ、又ハウジング１００の正面壁には上方
部位に空気吹出口１０１が形成され、空気吹出口１０１
には整流羽根１０２が設けられている。ハウジング１０
０の正面壁下方部位には給水、電源、設定時間、ミスト
霧化量の各表示ランプ１０３、１０４、１０５、１０６
及び電源、作動時間、ミスト霧化量の各スイッチ１０
７、１０８、１０９がレイアウトされ、各表示ランプ１
０３〜１０６及び各スイッチ１０７〜１０９は制御装置
（図示せず）に接続されている。
よる消臭装置を示す。図において、合成樹脂製ハウジン
グ１００は平面ほぼ楕円形状をなし、その上面壁は着脱
自在に設けられ、又ハウジング１００の正面壁には上方
部位に空気吹出口１０１が形成され、空気吹出口１０１
には整流羽根１０２が設けられている。ハウジング１０
０の正面壁下方部位には給水、電源、設定時間、ミスト
霧化量の各表示ランプ１０３、１０４、１０５、１０６
及び電源、作動時間、ミスト霧化量の各スイッチ１０
７、１０８、１０９がレイアウトされ、各表示ランプ１
０３〜１０６及び各スイッチ１０７〜１０９は制御装置
（図示せず）に接続されている。
【００３０】また、ハウジング１００内には空気吹出口
１０１の背後にブロア１１０が配置され、ハウジング１
００の側部に形成されたスリット１１１から取り入れた
空気を空気吹出口１０１に向けて送給するようになって
いる。
１０１の背後にブロア１１０が配置され、ハウジング１
００の側部に形成されたスリット１１１から取り入れた
空気を空気吹出口１０１に向けて送給するようになって
いる。
【００３１】ハウジング１００内の側方部位には貯槽１
１２が上方から取外し可能に設けられ、貯槽１１２は下
端に供給口１１３を有する密閉構造をなし、内部にはＦ
１１８を所定の希釈率で希釈した液（消臭剤水溶液）が
貯留されている。ハウジング１００の下方部位には霧化
槽１１４が取付けられ、霧化槽１１４内には所定液面に
位置して貯槽１１２の供給口が位置され、霧化槽１１４
の液面が霧化にて低下した時に貯槽１１２の供給口１１
３から希釈液が自然供給されて所定液面に保持されるよ
うになっている。
１２が上方から取外し可能に設けられ、貯槽１１２は下
端に供給口１１３を有する密閉構造をなし、内部にはＦ
１１８を所定の希釈率で希釈した液（消臭剤水溶液）が
貯留されている。ハウジング１００の下方部位には霧化
槽１１４が取付けられ、霧化槽１１４内には所定液面に
位置して貯槽１１２の供給口が位置され、霧化槽１１４
の液面が霧化にて低下した時に貯槽１１２の供給口１１
３から希釈液が自然供給されて所定液面に保持されるよ
うになっている。
【００３２】霧化槽１１４の側方にはフロート１１５が
設けられ、貯槽１１２内の希釈液が空となり、霧化槽１
１４が所定液面以下に低下したことを検知して給水ラン
プ１０３が点灯して貯槽１１２への希釈液の給水を知ら
せるようになっている。霧化槽１１４の底部には超音波
発振器１１６が取付けられ、霧化槽１１４内の希釈液を
約５ミクロン以下のミストに霧化飛散させるようになっ
ている。
設けられ、貯槽１１２内の希釈液が空となり、霧化槽１
１４が所定液面以下に低下したことを検知して給水ラン
プ１０３が点灯して貯槽１１２への希釈液の給水を知ら
せるようになっている。霧化槽１１４の底部には超音波
発振器１１６が取付けられ、霧化槽１１４内の希釈液を
約５ミクロン以下のミストに霧化飛散させるようになっ
ている。
【００３３】霧化槽１１４の上方にはガイド槽１１７が
取付けられ、ガイド槽１１７は上下方向に延びる筒状を
なし、下端は霧化槽１１４の液面に連通され、上端は空
気吹出口１０１に連通され、超音波発振による霧化ミス
トのうち、１ミクロン以下の極超微粒子ミストのみがブ
ロア１１０からの送風にて吸引されて空気流に乗るよう
になっている。また、ガイド槽１１７の背面壁は横断面
積を減少するように傾斜され、霧化槽１１４の液面から
の飛沫を受けて落下させるようになっている。
取付けられ、ガイド槽１１７は上下方向に延びる筒状を
なし、下端は霧化槽１１４の液面に連通され、上端は空
気吹出口１０１に連通され、超音波発振による霧化ミス
トのうち、１ミクロン以下の極超微粒子ミストのみがブ
ロア１１０からの送風にて吸引されて空気流に乗るよう
になっている。また、ガイド槽１１７の背面壁は横断面
積を減少するように傾斜され、霧化槽１１４の液面から
の飛沫を受けて落下させるようになっている。
【００３４】貯槽１１２がハウジング１００内にセット
されると、その供給口１１３から霧化槽１１４内に希釈
液が供給され、霧化槽１１４が所定の液面になると、液
面の作用にて希釈液の供給が自動的に停止し、霧化槽１
１４は所定液面に保持される。電源スイッチ１０７がＯ
Ｎされると、制御装置（図示せず）が設定された処理時
間の間、超音波発振器１１６及びブロア１１０を作動さ
せる。
されると、その供給口１１３から霧化槽１１４内に希釈
液が供給され、霧化槽１１４が所定の液面になると、液
面の作用にて希釈液の供給が自動的に停止し、霧化槽１
１４は所定液面に保持される。電源スイッチ１０７がＯ
Ｎされると、制御装置（図示せず）が設定された処理時
間の間、超音波発振器１１６及びブロア１１０を作動さ
せる。
【００３５】すると、霧化槽１１４内の希釈液が超音波
振動にて５ミクロン以下に霧化され、同時に飛沫が飛散
するが、飛沫はガイド槽１１７の傾斜壁面に当たって自
重によって液面に落下する。ガイド槽１１７の上方には
ブロア１１０からの送風にて空気が流れており、霧化ミ
ストは送風によって上方に吸引されるが、１ミクロン以
下の極超微粒子ミストのみがブロア１１０から空気吹出
口１０１への空気流に乗って外方の消臭すべき雰囲気中
に吹き出される。
振動にて５ミクロン以下に霧化され、同時に飛沫が飛散
するが、飛沫はガイド槽１１７の傾斜壁面に当たって自
重によって液面に落下する。ガイド槽１１７の上方には
ブロア１１０からの送風にて空気が流れており、霧化ミ
ストは送風によって上方に吸引されるが、１ミクロン以
下の極超微粒子ミストのみがブロア１１０から空気吹出
口１０１への空気流に乗って外方の消臭すべき雰囲気中
に吹き出される。
【００３６】貯槽１１２内の希釈液がなくなると、フロ
ート１１５によってそれが検知されて給水ランプ１０３
が点灯するので、貯槽１１２を取り出して希釈液を給水
すればよく、又設定時間は設定スイッチ１０８にて連
続、１０分、２０分、３０分のいずれかに設定でき、又
ミスト量は切、弱、中、強の４段階に設定できる。
ート１１５によってそれが検知されて給水ランプ１０３
が点灯するので、貯槽１１２を取り出して希釈液を給水
すればよく、又設定時間は設定スイッチ１０８にて連
続、１０分、２０分、３０分のいずれかに設定でき、又
ミスト量は切、弱、中、強の４段階に設定できる。
【図１】 本発明の一実施例による消臭装置の全体を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図２】 ミスト供給装置の構成図である。
【図３】 本発明におけるアンモニアに対する消臭効果
の比較グラフを示す図である。
の比較グラフを示す図である。
【図４】 本発明におけるトリメチルアミンに対する消
臭効果の比較グラフを示す図である。
臭効果の比較グラフを示す図である。
【図５】 本発明におけるトルエンに対する消臭効果の
比較グラフを示す図てある。
比較グラフを示す図てある。
【図６】 本発明の他の実施例による消臭装置を示す正
面図である。
面図である。
【図７】 上記消臭装置を示す正面断面構成図である。
【図８】 上記消臭装置を示す側面断面構成図である。
１ 処理室 １３ エアカーテ
ン ２ 貯槽 ３ ポンプ手段 ４ 霧化槽 ５ オーバーフ
ロー管 ６ 混合槽 ６１ シロッコフ
ァン ７ 制御装置 １００ ハウジ
ング １０１ 空気吹出口 １１０ ブロア １１２ 貯槽 １１４ 霧化槽 １１６ 超音波発振器 １１７ ガイド
槽
ン ２ 貯槽 ３ ポンプ手段 ４ 霧化槽 ５ オーバーフ
ロー管 ６ 混合槽 ６１ シロッコフ
ァン ７ 制御装置 １００ ハウジ
ング １０１ 空気吹出口 １１０ ブロア １１２ 貯槽 １１４ 霧化槽 １１６ 超音波発振器 １１７ ガイド
槽
Claims (9)
- 【請求項１】 雰囲気中の発臭成分を分解消臭する方法
であって、発臭成分を分解消臭しうる消臭剤水溶液を超
音波発振にてミストに霧化し、霧化ミストから３ミクロ
ン以下の超微粒子ミストを選択して空気流とともに消臭
すべき雰囲気中に吹き込むようにしたことを特徴とする
消臭方法。 - 【請求項２】 超音波発振による霧化ミストを乗せた空
気流を下方を向けて配置された超微粒子選択プレートに
当て、３ミクロンを越える粗粒子ミストを自重にて落下
させて空気流から除去するようにした請求項１記載の消
臭方法。 - 【請求項３】 着衣等に付着した発臭成分を分解消臭す
る方法であって、空気流に乗せた３ミクロン以下の超微
粒子ミストをエアカーテンで出入口を遮断された雰囲気
上方から吹き込み、雰囲気内でミスト浴を受けるように
した請求項２記載の消臭方法。 - 【請求項４】 超音波発振される消臭剤水溶液の液面の
上方に筒状ガイド槽を設け、筒状ガイド槽の上端開口を
横切るように空気を流し、霧化ミストから１ミクロン以
下の極超微粒子ミストのみを吸引して空気流に乗せるよ
うにした請求項１記載の消臭方法。 - 【請求項５】 植物エキス混合消臭液（商品名Ｆ１１
８）を希釈水で１００〜５００倍に希釈した消臭剤水溶
液を使用し、雰囲気内ミスト濃度を５〜１５ml/m3 とし
た請求項１ないし４のいずれかに記載の消臭方法。 - 【請求項６】 出入口がエアカーテン(13)で遮断され、
着衣した人間が起立しうる寸法を有する処理室(1) と、 消臭剤水溶液を貯留する貯槽(2) と、 貯槽(2) の消臭剤水溶液がポンプ手段(3) によって供給
されるとともに、供給された消臭剤水溶液を超音波発振
によって霧化する霧化槽(4) と、 一端が霧化槽(4) の所定液面に、他端が貯槽(2) に連通
され、霧化槽(4) のオーバーフロー水溶液を貯槽(2) に
還流させて霧化槽(4) を所定液面に保持するオーバーフ
ロー管(5) と、 ファン(61)から供給される所定の空気流を超音波発振器
(41)によって霧化される霧化槽(4) の主要液面に向けて
案内し、霧化槽(4) から霧化飛散するミストを実質的に
凝集させることなく空気流に乗せる混合槽(6) と、 処理室(1) の天井部又はその近傍に開口し、混合槽(6)
と連通して霧化ミストの乗った空気流を処理室(1) に上
方から供給する吹出口(15)と、 処理室(1) 内の人間を検知し、ポンプ手段(3) 、超音波
発振器(41)、ファン(61)及びエアカーテン(13)の形成手
段を作動させる制御装置(7) とを備えたことを特徴とす
る消臭装置。 - 【請求項７】 混合槽(6) は、上下方向の所定高さにて
霧化槽(4) の主要液面に対面して空気流の流れを規制す
る超微粒子選択プレート(65)を有し、超音波発振による
霧化ミストを乗せた空気流を超微粒子選択プレート(65)
に当て、３ミクロンを越える粗粒子霧化ミストを自重に
て落下させて空気流から除去するようにしてなる請求項
６記載の消臭装置。 - 【請求項８】 上方部分に空気吹出口(101) を有するハ
ウジング(100) と、 ハウジング(100) 内に収納され、消臭剤水溶液を貯留
し、下端に消臭剤水溶液の供給口(113) を有する密閉構
造の貯槽(112) と、 ハウジング(100) 内下方に収納され、貯槽(112) の供給
口(113) が所定液面高さに配置されて貯槽(112) から消
臭剤水溶液が所定液面まで自然供給され、供給された消
臭剤水溶液を超音波発振によって霧化する霧化槽(114)
と、 ハウジング(100) 内の空気吹出口(101) の背後に設けら
れ、空気吹出口(101)に向けて空気を送給するファン(11
0) と、 ハウジング(100) 内に上下方向に延びて設けられ、霧化
槽(114) の主要液面と空気吹出口(101) とに連通し、霧
化槽(114) から霧化飛散するミストをファン(110) の空
気流にて吸引させて実質的に凝集させることなく、１ミ
クロン以下の極超微粒子ミストを空気流に乗せるガイド
槽(117) と、 超音波発振器(116) 及びファン(110) を作動させる制御
装置とを備えたことを特徴とする消臭装置。 - 【請求項９】 ガイド槽(117) は、その周壁が上方に向
けて横断面積を減少させるように傾斜され、霧化槽(11
4) の液面から飛散する飛沫を当てて自重にて落下させ
るようにしてなる請求項８記載の消臭装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7255506A JP3067089B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-09-06 | 消臭方法及び消臭装置 |
| TW084109853A TW290459B (en) | 1995-09-06 | 1995-09-20 | Deodorizing method and deodorizing apparatus |
| KR1019950036736A KR100355355B1 (ko) | 1995-02-17 | 1995-10-24 | 탈취방법과탈취장치 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5360595 | 1995-02-17 | ||
| JP7-53605 | 1995-02-17 | ||
| JP7255506A JP3067089B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-09-06 | 消臭方法及び消臭装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08280785A true JPH08280785A (ja) | 1996-10-29 |
| JP3067089B2 JP3067089B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=26394317
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7255506A Expired - Fee Related JP3067089B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-09-06 | 消臭方法及び消臭装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3067089B2 (ja) |
| KR (1) | KR100355355B1 (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001064256A1 (fr) * | 2000-03-01 | 2001-09-07 | Kao Corporation | Procede permettant de dissiper des composants volatils et appareil correspondant |
| WO2003033040A1 (en) * | 2001-10-19 | 2003-04-24 | Sudo Premium Engineering Co., Ltd. | Air shower system |
| KR100428954B1 (ko) * | 2001-04-24 | 2004-04-29 | 주식회사 대현하이테크 | 자동분무탈취기 |
| KR100496882B1 (ko) * | 2001-10-19 | 2005-06-28 | (주)수도프리미엄엔지니어링 | 에어 샤워 시스템 |
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