JPH08278442A - フォーカシング方法及び装置 - Google Patents

フォーカシング方法及び装置

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JPH08278442A
JPH08278442A JP7080540A JP8054095A JPH08278442A JP H08278442 A JPH08278442 A JP H08278442A JP 7080540 A JP7080540 A JP 7080540A JP 8054095 A JP8054095 A JP 8054095A JP H08278442 A JPH08278442 A JP H08278442A
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lens
focus
zoom
variable power
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Shigeo Fujishi
重男 藤司
Masanori Yoshida
正範 吉田
Mitsufumi Misawa
充史 三沢
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Fuji Photo Film Co Ltd
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/282Autofocusing of zoom lenses

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
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  • Focusing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 イメージセンサからの光電信号に基づいてズ
ーム光学系のフォーカシングを高精度に行い、変倍操作
が行われた際にもピントずれが生じないように迅速なフ
ォーカシングを行う。 【構成】 フォーカスレンズ25a及び変倍レンズ25
bにより被写体像をイメージセンサ46に結像させる。
イメージセンサ46からの光電信号をデジタル変換して
デジタル信号処理ユニット50に入力する。AF回路5
0bが輝度信号に基づいてフォーカス信号をCPU55
に入力する。CPU55はフォーカス信号がピークとな
るようにフォーカスレンズ25aを移動制御する。セッ
トアップAF要求により、変倍レンズ25bをテレ端に
移動させ、その状態でフォーカシングを行う。テレ端で
のフォーカスレンズ25aのセット位置に基づき、メモ
リ70から所定のトラッキングデータが選択される。変
倍操作が行われたときには、選択されたトラッキングデ
ータによりフォーカスレンズ25aのセット位置を変更
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオートフォーカス装置に
関するもので、詳しくはズーム光学系を通して得られた
被写体像をイメージセンサで撮像し、イメージセンサか
らの光電信号を監視しながらズーム光学系のピント合わ
せを行うフォーカシング方法及び装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ピントが合ったときに被写体像のコント
ラストが最も高くなることを利用し、対物レンズの結像
面にCCD固体撮像素子などのイメージセンサを配置し
てイメージセンサからの光電信号のもつ所定帯域の高周
波成分がピークに達するように対物レンズのフォーカシ
ングを行うコントラスト検出型のオートフォーカス装置
が知られている。このような方式のオートフォーカス装
置は、イメージセンサから継続的に出力される光電信号
に基づき、例えば隣接する画素ごとの輝度差(コントラ
ストに対応する)の総和がピークに対するように、継続
的に対物レンズのフォーカシングを行うフィードバック
制御の形をとっており、特にビデオカメラなどに好適で
ある。
【0003】ビデオカメラの一形態として、写真フイル
ムに撮影された画像、あるいはプリント写真の画像をイ
メージセンサで撮像し、得られた光電信号に適宜の信号
処理を行ってNTSC方式に準拠したビデオ信号を得、
これをCRTモニタやビデオプリンタに入力して画像観
察できるようにした画像入力装置が知られている(例え
ば本出願人が商品化した「FUJIX FOTOVISION FV7」)。
【0004】このような画像入力装置では、観察される
画像を適宜に拡大,縮小することができるように対物レ
ンズとしてズーム光学系が用いられている。また、操作
性及び装置のコンパクト化を考慮し、被写体となる写真
フイルム(ネガ,ポジ)が対物レンズに接近した位置
(10〜30mm程度)に置かれる。このように、被写
体距離がかなり接近してくると、ズーム光学系の光学性
能を保つためには、通常のビデオカメラで採用されてい
るインナーフォーカス方式よりは、変倍によるピント面
の移動を変倍レンズよりも物体側に配置したフォーカス
レンズの移動で補正する前玉フォーカス方式が適してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前玉フォー
カス方式でフォーカシングを行った場合には、フォーカ
スレンズの移動によってズーム光学系の焦点距離が少な
からず変化する。したがて、変倍操作の後に上述したコ
ントラスト検出方式あるいは位相差検出方式で知られる
TTL方式でフォーカスレンズの移動調節を行うと、フ
ォーカシングによって像倍率が変化してしまい、特にズ
ーム光学系をワイド側に変倍した状態では、フォーカシ
ングを行う間に不自然な変倍が行われる結果となる。
【0006】さらに、上記のようにフォーカシングを行
う間に像倍率の変動が伴うと、ワイド側に変倍されかつ
小絞りの状態であるときには焦点深度が深くなることか
ら、コントラスト検出方式でフォーカシングを行うもの
の場合、フォーカシング時のコントラストの変化よりも
変倍によるコントラストの変化の方が激しくなり、オー
トフォーカス装置が変倍に伴うコントラスト変化に追従
してフォーカシングを行ってしまい、適正なフォーカシ
ングができなくなるおそれがある。また、焦点深度が深
い状態のときには、焦点深度内のどの位置でフォーカス
レンズが停止するかによって像倍率が変わるため、ズー
ミング操作だけではなかなか意図する変倍位置が決めら
れないという問題も生じてくる。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、TTL方式によりズーム光学系のフォーカ
シングを行いながらも、フォーカシングの間に不自然に
像倍率が変化することなく、迅速かつ的確にフォーカシ
ングが行われるようにしたフォーカシング方法及び装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ズーム光学系のもつ変倍機能を積極的に利
用し、ズーム光学系を像倍率が高くなるテレ側の所定変
倍位置に変倍レンズを自動的に移動させ、その状態でT
TL方式でフォーカシング処理を実行するようにしてあ
る。この所定変倍位置でのフォーカシングによりフォー
カスレンズのセット位置が決まった後には、変倍レンズ
を元の位置に戻すように構成される。所定変倍位置での
フォーカシングが完了した時点で、そのときのフォーカ
スレンズの位置に基づいて被写体距離を特定することが
できるから、変倍レンズを元の位置に戻すときには、そ
の変倍位置でのフォーカスレンズの位置を決めることが
できる。
【0009】所定変倍位置におけるフォーカシングの
後、変倍レンズを元の位置に戻すときのフォーカスレン
ズの位置を決めるためには、少なくとも1つの被写体距
離に対し、変倍レンズの位置とフォーカスレンズの位置
とを対応づけたトラッキングデータをメモリに格納して
おき、これを読み出して用いるのが有効である。そし
て、この被写体距離に対して変倍が行われた場合には、
トラッキングデータにしたがってフォーカスレンズのセ
ット位置を変更すればよく、変倍に伴うフォーカスレン
ズの移動を迅速に行うことが可能となる。また、何種類
かの被写体距離ごとに同様のトラッキングデータを用意
しておけば、前記所定変倍位置でのフォーカスレンズの
位置に基づいて所定のトラッキングデータを選択するこ
とができる。なお、トラッキングデータが用意されてい
ない被写体距離については、予め決められたトラッキン
グデータを基準にして補間演算を行うことによって、適
宜の変倍位置におけるフォーカスレンズのセット位置を
算出することが可能となる。
【0010】上述したような画像入力装置の場合には、
撮像対象となる写真フイルムのセット位置が予め何種類
に決められているから、写真フイルムのセット位置(被
写体距離に該当する)ごとにトラッキングデータを用意
しておくのが簡便である。さらに、無限遠に対するトラ
ッキングデータを用意しておけば、これらの何種類かの
トラッキングデータに基づいてほぼ満足し得る補間演算
を行うことができ、どのような被写体距離に対しても適
切なトラッキング制御によってフォーカスレンズのセッ
ト位置を決めることができる。
【0011】トラッキングデータの選択又は算出によ
り、その被写体距離に対して適切なトラッキングデータ
が求められた後は、微調整AF処理によるフォーカシン
グを継続的に行うのが効果的である。微調整AF処理で
は、求められたトラッキングデータから大きく外れない
範囲でフォーカスレンズの移動制御を行うもので、これ
により所定変倍位置で高精度にフォーカシングを行った
状態を活かしながら、TTL方式のフォーカシングの追
従性を保つことができるようになる。
【0012】さらに、フォーカシングの精度を向上させ
るためにはズーム光学系の焦点深度を浅くしておくこと
が望ましく、これにはズーム光学系中に組み込まれたア
イリスを開放状態にするのがよい。また、コントラスト
検出方式によるフォーカシング処理を行うにはイメージ
センサからの光電信号の出力レベルを適正に保つ必要が
あるが、これにはイメージセンサの蓄積時間の制御、又
はイメージセンサからの光電信号を増幅するアンプのゲ
イン調節の少なくともいずれかを調節するのが効果的で
ある。
【0013】
【実施例】本発明を用いた画像入力装置の外観を示す図
2において、本体部2の上部にはヘッド部3が設けられ
ている。ヘッド部3は、スリット4aが形成されたマウ
ント部4とその上に開閉自在に軸着された一対の照明ユ
ニット5とからなる。例えば6コマごとにシート状に分
断した現像済みの写真フイルム6をフイルムホルダ7に
保持させ、このフイルムホルダ7をスリット4aに挿入
して照明ユニット5を点灯すると、その照明光が乳白色
のフイルムホルダ7を通して写真フイルム6を背面側か
ら拡散照明する。
【0014】本体部2には一対の支持脚9,9が軸着さ
れ、これを図示のように開くことによって本体部2が正
立状態に支持される。本体部2にはズーム光学系と、例
えばCCD,MOS型固体撮像素子で知られるイメージ
センサが内蔵され、写真フイルム6に記録された画像を
静止画像として撮像する。写真フイルム6としては、カ
ラーネガフイルム,カラーポジフイルム,モノクロフイ
ルムのいずれであってもよく、フイルム種別に応じてモ
ード切替えレバー10を適宜に操作することによって、
ネガ−ポジ反転等の必要な信号処理が行われる。なお、
ヘッド部3はマウント部4の部分から本体部2に対して
90°回動できるようになっており、写真フイルム6の
画像が横姿勢で撮影されたものでも縦姿勢で撮影された
ものでも対処できるようになっている。
【0015】また、支持脚9,9を図示位置からさらに
上方に回動し、かつ照明ユニット5,5を開いて本体部
2を倒立状態で支持することもできる。この状態では、
例えば下に置かれたプリント写真を照明ユニット5,5
で照明し、その画像を撮像することも可能である。ま
た、照明ユニット5,5を開いて本体部2を把持し、こ
れを被写体に向けることによって、通常のビデオカメラ
のように使用することもできる。
【0016】本体部2には、次に挙げるマニュアル操作
部が設けられている。 (1) 電源スイッチ11 電源のON/OFF時に操作される。また、照明ユニット5を
点灯,消灯させるインバータ回路53のON/OFFスイッチ
に兼用されている。 (2) オートスイッチ12 ONにすると色調整(ホワイトバランス,色の濃さ)及
び明るさ調整が自動化。OFFにするとボリュームダイ
ヤル16〜20の操作により、再生画像の色調整,明る
さ調整が可能となる。 (3) マスクスイッチ13 写真フイルム6の画像が横姿勢,縦姿勢であるか、さら
にはパノラマサイズであるかに応じて、CRTモニタに
画像表示を行うときに、画像周辺の余分なスペースを電
気的にマスキングするときに操作される。押圧回数によ
ってマスク範囲の切替えが行われる。 (4) モードスイッチ15 撮像モードの選択を行う。撮像対象の変更時に切替え操
作される。
【0017】(5) マニュアルボリュームダイヤル16〜
20 赤,青の色調整用のほか、色の児さ調整用,明るさ調整
用がある。これらのダイヤルは、オートスイッチ12を
OFFにしたときに有効。 (6) AF切替えスイッチ22 オートフォーカス,マニュアルフォーカスの切替え時、
及びセットアップAFの起動スイッチとして用いられ
る。 (7) マニュアルフォーカススイッチ23 マニュアルでフォーカシングを行うときに操作される。
+−の2方向シーソースイッチで、ピント合わせの方向
に応じて押圧操作される。 (8) ズームスイッチ24 ズーム光学系の変倍を行うときに操作され、テレ方向,
ワイド方向の2方向シーソースイッチで構成される。
【0018】上記画像入力装置の機能ブロックを示す図
1において、ズーム光学系25はフォーカスレンズ25
aと変倍レンズ25bとを備え、変倍レンズ25bより
も物体側でフォーカスレンズ25aを移動させる前玉フ
ォーカス方式となっている。なお、写真フイルム6がズ
ーム光学系25の先端から10〜30mm程度の近距離
位置にセットされることから、特に斜入光線に対する光
学性能をカバーするためにフォーカスレンズ25aより
も物体側に固定の凸レンズを配置してもよい。また、変
倍レンズ25bよりも像面側に各種の収差補正用の固定
レンズを設けてもよい。
【0019】フォーカスレンズ25a及び変倍レンズ2
5bの移動は、各々独立して駆動されるステッピングモ
ータ26a,26bによって行われる。図3は、ズーム
光学系25を組み込んだ鏡筒の構造を示す。鏡筒28の
後端と前カバー29との間には、光軸方向に延びたガイ
ドロッド30a,30b,30cが固定されている。フ
ォーカスレンズ25aを組み込んだフォーカス鏡筒31
は、ガイドロッド30a,30cによりその移動がガイ
ドされる。また、変倍レンズ25bを組み込んだ変倍鏡
筒32は、ガイドロッド30b,30cによりガイドさ
れる。
【0020】鏡筒28の上面に固定される台座33に、
ステッピングモータ26a,26bが取付られている。
モータ26bについて図示してあるように、モータ26
bの軸34にはリードスクリューが形成され、台座33
に固定したガイド35に沿って光軸方向に移動自在に支
持されたコマ36の雌ネジ部36aが噛み合っている。
したがってモータ26bが回転すると、コマ36が光軸
方向に進退する。なお、他方のモータ26aについても
全く同様の構成で、モータ26aの回転により他方のコ
マ37が光軸方向に進退する。コマ37,36には図示
のようにフォーク部が形成され、各々のフォーク部にフ
ォーカス鏡筒31,変倍鏡筒32の突片31a,32a
が係合される。これにより、ステッピングモータ26
a,26bに供給する駆動パルスの個数に対応して鏡筒
28内でフォーカス鏡筒31及び変倍鏡筒32を光軸方
向に移動させることができる。
【0021】鏡筒28にはフォトセンサ39,40が取
付られ、フォーカス鏡筒31,変倍鏡筒32に一体に設
けた遮光片31b,32bを光電検出し、各々の鏡筒3
1,32が原点位置に移動したことを検知する。変倍鏡
筒28にはアイリスモータ42とホール素子43(図1
参照)とが組み込まれている。アイリスモータ42は、
図1に示すアイリス(絞り)45の開口径を調節するア
クチュエータとして作用し、またホール素子43はアイ
リスモータ42に組み込まれたマグネットの変位を磁気
的に監視し、アイリス45の開口径検出用のセンサとし
て作用する。なお、符号46はフレキシブルプリント板
を示し、アイリスモータ42への駆動電流の供給と、ホ
ール素子43からの出力信号の取り出しに用いられる。
【0022】ズーム光学系25の光軸上に位置するよう
に、鏡筒28の後端にはイメージセンサ46が固定さ
れ、ズーム光学系25によって光電面に結像された光学
画像を光電信号に変換して出力する。また、鏡筒28は
全体的に光軸方向に移動できるように本体部2に組み込
まれており、外部操作によって、写真フイルム6に10
mm程度まで接近した近接位置と、その位置から10m
m程度後退した後退位置とのいずれかの位置を選択する
ことができる。近接位置ではズーム光学系25の撮像範
囲が狭まり、後退位置ではズーム光学系25の撮像範囲
を広げることができるから、ズーム光学系25を変倍せ
ずに、各々の位置でフォーカシングを行うだけで像倍率
を変えることが可能となる。鏡筒28がいずれの位置に
あるかを検知するために鏡筒28に舌片28aが設けら
れ、これが一対のマイクロスイッチ47(図1)で検出
される。
【0023】図1に示すように、イメージセンサ46か
ら得られた光電信号はゲインコントロールアンプ48に
より適切な出力レベルに調節された後、ADコンバータ
49によってデジタル信号に変換され、デジタル信号処
理ユニット50に入力される。デジタル信号処理ユニッ
ト50は、CPU55の管制の元に各種のデジタル信号
処理を行い、信号処理回路50a,AF回路50b,積
分回路50c,同期信号発生器50d,インターフェー
ス回路50e等を含む。信号処理回路50aは、デジタ
ル信号として入力されてくる光電信号を輝度信号と色信
号に分離し、ホワイトバランス調節用に色信号ごとの増
幅を行ったり、マトリクス演算や補間処理等の適宜の信
号処理を施してデジタル信号形態のビデオ信号を生成す
る作用を行う。こうして得られたビデオ信号は、DAコ
ンバータ51によってアナログ信号に変換され、ビデオ
アンプ52によりコンポジット信号形態、あるいはRG
B信号形態のビデオ信号として出力される。
【0024】AF回路50bは、信号処理回路50aか
ら得られる輝度信号をもとに、撮像画面全体又は撮像画
面中心を含む一定範囲内において、例えば隣接する画素
ごとの輝度信号の変化分(絶対値)を検出する。この輝
度信号の変化分は画像のコントラストが高くなるほど大
きくなるから、変化分の総和がピークに達したときに画
像のコントラストが最も高い状態、すなわちピントが合
った状態であると見做せる。このような処理は、画素配
列にしたがって一連となって得られる輝度信号波形につ
いて微分を行って高周波成分を取り出し、その高周波成
分がピークに達したか否かによって合焦を判断するもの
と等価であり、輝度信号をアナログ量のまま扱うものに
も同様に用いることができる。
【0025】AF回路50bは、上記のようにして得ら
れた輝度信号の変化分の総和データをフォーカス信号と
して逐次インターフェース回路50e内のレジスタに入
力する。CPU55は、逐次入力されてくるこのフォー
カス信号を監視しながらフォーカスレンズ25aを移動
し、フォーカス信号がピークになった時点で合焦状態と
判断し、フォーカスレンズ25aのセット位置を決定す
る。
【0026】積分回路50cは、信号処理回路50aか
ら輝度信号を取り込み、撮像画面全体又は撮像画面の一
部について、その輝度信号をデジタル積分する。この積
分値は、撮像画面全体又はその一部についての明るさに
対応しているから、この積分値に対応してイメージセン
サ46に入射する被写体光の強さを調節することによっ
て、自動的に露光量制御を行うことができる。露光量の
制御は、アイリス45の開口径あるいはイメージセンサ
46の電荷蓄積時間の制御で行うことが可能である。ま
た、アイリス45の開口径やイメージセンサ46の電荷
蓄積時間の調節では光電信号の出力レベルを適切な範囲
に調節し得ない場合には、ゲインコントロールアンプ4
8のゲインを調節してこれに対処することができる。
【0027】同期信号発生器50dは、CPU55,イ
メージセンサ46を駆動するセンサドライバ56に同期
信号を入力し、これらを同期して作動させる。また、同
期信号はデジタル信号処理ユニット50内の各回路部に
も供給され、イメージセンサ46,デジタル信号処理ユ
ニット50,CPU55は、互いに同期して駆動され
る。
【0028】CPU55は、フォーカスドライバ58,
ズームドライバ59にそれぞれ駆動信号を供給する。各
ドライバ58,59は、入力された駆動信号に対応した
個数の駆動パルスをステッピングモータ26a,26b
に供給し、これによりフォーカスレンズ25a,変倍レ
ンズ25bが光軸方向に進退移動する。フォーカスドラ
イバ58及びズームドライバ59は、CPU55からの
指令によりステッピングモータ26a,26bに供給す
る駆動パルスの周波数を高,低2段階に可変し、同時に
電流値を2段階に可変する機能をもっている。そして、
ステッピングモータ26a,26bを高速で駆動すると
きには電流を増やして脱調を防ぐようにしてある。
【0029】さらに、詳しくは後述するが、セットアッ
プフォーカス制御が行われるときには、通常の変倍操作
とは別に、CPU55からはフォーカスドライバ58及
びズームドライバ59に対し、ステッピングモータ26
a,26bを周波数が高く、電流値が大きい駆動パルス
が供給される。そして、変倍レンズ25bは予めテレ端
に設定した所定変倍位置まで高速に移動される。ここで
行われる変倍がセットアップ変倍処理に該当し、CPU
55,メモリ70のROM領域に格納されたセットアッ
プフォーカスプログラム,そしてズームドライバ59が
セットアップ変倍手段として機能する。
【0030】また、セットアップフォーカス制御によっ
てフォーカスレンズ25aのセット位置が決まった後
は、変倍レンズ25bは元の変倍位置に戻され、またフ
ォーカスレンズ25aは、テレ端側に設定された所定変
倍位置でのセット位置とEEPROM領域に格納された
トラッキングデータとに基づいて求められたセット位置
に移動制御される。この処理は、CPU55,メモリ7
0のROM領域に格納されたセットアップフォーカスプ
ログラム,EEPROM領域に格納されたトラッキング
データ,そしてフォーカスドライバ58及びズームドラ
イバ59で構成される制御手段によって実行されること
になる。
【0031】アイリスドライバ60には、DAコンバー
タ61によってアナログ信号に変換されたアイリス駆動
信号が入力され、このアイリス駆動信号に応じてアイリ
スモータ42が回転してアイリス45の開口径が制御さ
れる。CPU55は、さらに電源回路63,DC/DC
コンバータ64,インバータ回路65を介して駆動され
る照明ユニット5内の写真用蛍光灯の点灯,消灯状態
を、インバータ回路64からの信号により監視する。
【0032】アイリス45の開口径に対応してホール素
子43から得られる信号は、アンプ66を経てADポー
トを介してCPU55にフィードバックされる。また、
フォーカス鏡筒31,変倍鏡筒32が原点位置を通過し
たときには、フォトセンサ39,40からの信号がCP
U55に入力される。さらに、鏡筒28が近接位置にあ
るか後退位置にあるかを識別するための一対のマイクロ
スイッチ47もCPU55に入力される。
【0033】マニュアル入力部68,ダイヤル入力部6
9からは、段落〔0016〕,〔0017〕で説明した
各種の操作信号が入力され、CPU55はこれらの操作
信号に基づいて撮像シーケンスを実行する。様々な撮像
シーケンスのプログラムは、メモリ70のROM領域に
書き込まれ、またRAM領域には撮像シーケンスの実行
の過程で得られる各種のフラグやデータが適宜書き込ま
れ、読み出される。また、EEPROM領域には、各種
プログラム実行の過程で必要となるデータが、工場での
生産工程中に書き込まれる。
【0034】メモリ70のEEPROM領域には、模式
的に図4に示すようなカーブで表されるトラッキング調
整データが格納されている。図4の横軸は原点位置に対
する変倍レンズ25bの位置を表しており、原点位置が
ワイド端に該当し、原点位置から20.00mm離れた
位置がテレ端に該当する。縦軸は原点位置に対するフォ
ーカスレンズ25aの位置を表している。トラッキング
データ〜は、この画像入力装置において頻繁に用い
られる被写体距離に対応して予め設定されたもので、例
えばトラッキングデータについて見ると、変倍レンズ
25bが原点位置から15mmの変倍位置にあるときに
は、フォーカスレンズ25aを52.8mmの位置に移
動するとピントが合うことを意味している。
【0035】トラッキングデータ〜は次の撮像モー
ドに対応している。 (1) トラッキングデータ 鏡筒28を近接位置に移動させた状態で、マウント部4
にセットされた写真フイルム6の画像を撮像する第1撮
像モードに対応するデータで、被写体距離がもっとも近
い状態(10mm程度)。写真フイルム6に横姿勢で撮
影された画像を撮像するときに対応する。 (2) トラッキグデータ 鏡筒28を後退位置に移動させた状態で、マウント部4
にセットされた写真フイルム6の画像を撮像する第2撮
像モードに対応するデータで、被写体距離は第1撮像モ
ードよりも少し遠い状態(20mm程度)。写真フイル
ム6に縦姿勢で撮影された画像を上下にケラレなく撮像
するときに対応する。
【0036】(3) トラッキングデータ 支持脚9を一杯に開きいて本体部2を倒立状態で支持さ
せ、下に置かれたプリント写真を撮像する第3撮像モー
ドに対応するデータで、被写体距離は50mm程度。鏡
筒28が近接位置のままで用いられるときに対応する。 (4) トラッキングデータ 画像入力装置を通常のビデオカメラと同様に横向きに構
えて一般の被写体を撮像する第4撮像モードで使用する
ときに、被写体距離無限遠でリミットをかけるために設
けられている。
【0037】モード切替えスイッチ15を操作し、第1
〜第3撮像モードのいずれかが選択されると、これに対
応してトラッキングデータを算出するために基準となる
テレ端での基準値Zt1,Zt2,Zt3がそれぞれ選択され
る。各撮像モードにおけるテレ端基準値は、後述するセ
ットアップフォーカスが行われる毎に書き換えが行われ
る。
【0038】次に、上記のように構成された画像入力装
置のフォーカシング処理について説明する。図5にフォ
ーカシング処理のメインフローを示す。CPU55は、
ステップ(ST)1のAFモードの判断により、まず通
常のフォーカシング処理(通常AF)を行うモードであ
るかセットアップフォーカス制御(セットアップAF制
御)を行うモードであるかを判断する。そして、モード
切替えスイッチ15が第1〜第3撮像モードに設定され
ているときにはセットアップAFモードに、第4撮像モ
ードに設定されているときには通常AFモードに分岐す
る。
【0039】通常AFモード時には、ST2においてA
F切替えスイッチ22によってオートフォーカスが選択
されているかマニュアルフォーカスが選択されているか
が判断される。なお、オートフォーカスが選択されてい
るときには、AF切替えスイッチ22の上に設けてある
LEDが点灯状態となっている。そして、オートフォー
カスが選択されている場合には通常AF制御が実行さ
れ、信号処理回路50aからの輝度信号に基づいてAF
回路50bがフォーカス信号を出力し、これがインター
フェース回路50eを介してCPU55に入力される。
ただし、この通常AFモードは、画像入力装置を一般の
ビデオカメラの形態で使用する第4撮像モード下で利用
されるため、通常AFモードでは、AF回路50bは撮
像画面の中心を含む一部のエリアについてフォーカス信
号を求め、背景や近景に対してフォーカシングが行われ
ないようにしてある。
【0040】CPU55は逐次入力されてくるフォーカ
ス信号を監視しながらフォーカスドライバ58を介して
ステッピングモータ26aを駆動し、フォーカス信号が
ピーク値に達するようにフォーカスレンズ25aの移動
制御を行う。この移動制御はイメージセンサ46から1
画面分の光電信号が出力されてくるごとに継続して実行
される。
【0041】ST2においてマニュアルフォーカスが選
択されているときには、前回のフォーカシングがオート
フォーカスによるものであるかマニュアルフォーカスに
よるものであるかがST3で確認される。そしてオート
フォーカスによるものであるときには、現時点でのフォ
ーカスレンズ25aのセット位置に対応するテレ端での
位置を算出し、テレ端基準値変数Zptにセットする。
【0042】なお、図4においてはトラッキングデータ
は4種類図示してあるが、これらの中間については隣接
するトラッキングデータに基づいて適宜に補間演算を行
うことで各々適切なトラッキングデータを算出すること
ができる。こうしてトラッキングデータが算出された後
には、このトラッキングデータにしたがってマニュアル
ズームトラッキング制御が行われる。すなわち、ズーム
スイッチ24の操作により変倍が行われ変倍レンズ25
bが移動されると、算出されたトラッキングデータにし
たがってフォーカスレンズ25aのセット位置を変更す
るように制御が行われる。
【0043】ST1によりセットアップAFモードに分
岐したときには、ST4によりAF切替えスイッチ22
が操作された時点でセットアップAF制御が行われる。
セットアップAF制御が行われるときには、通常AFと
は異なり、平面被写体が主たる撮像対象物となるので、
測距ゾーンが撮像画面全体に切替えられ、AF回路50
は信号処理回路50aから出力されてくる撮像画面全体
の輝度信号をもとにフォーカス信号を求めるようになっ
ている。セットアップAF制御は図6に示すとおりで、
詳しくは後述する。
【0044】セットアップAFモードに分岐した状態で
AF切替えスイッチ22が操作されていない状態では、
ST5での判断処理によって撮像モードが変更されたか
どうかが逐次監視される。そして、撮像モードが変更さ
れていない場合には、ST5からST7に処理が移行す
る。そして、マニュアルフォーカススイッチ23から操
作入力があったときには、マニュアルフォーカススイッ
チ23からの操作入力に応じてフォーカスレンズ25a
の移動制御が行われる。
【0045】ST7においてマニュアルフォーカススイ
ッチ23から操作入力がない状態では、微調整AF処理
の要否が監視されている。微調整AF処理とは、ピント
の移動がほとんど分からない程度だけフォーカスレンズ
25aを駆動し、その駆動の前後でフォーカス信号の大
きさを比較したときに、下がっていたときには駆動方向
を反転させ、下がっていなれば引続き同方向に駆動を継
続する処理であり、結果的にフォーカス信号のピークに
達するようにフォーカスレンズ25aの位置調節を行う
ものである。したがってこの微調整AF処理は、フォー
カス信号自体に一定幅以上の変動が生じたときに行われ
る。
【0046】これは、例えば図2に示すようにフイルム
ホルダ7をセットしてフォーカシングを行った後、フイ
ルムホルダ7を移動して次の写真画像を撮像したときな
どに該当する。この場合には、被写体距離の変動はほと
んどないのにも係わらず、写真画像が変わるために信号
処理回路50aから出力される輝度信号は大きく変動
し、これに伴ってフォーカス信号も大きく変化するから
である。結果的にこの微調整AF処理は、撮像対象とな
っているシーンが変わったときに実行されるようにな
る。また、写真フイルムに反りがあったり、フイルムホ
ルダ7の保持部分にガタがあった場合はもとより、光学
系に球面収差があり、シーンの変化に伴ってアイリス4
5の開口径が変わった場合や開口径の変化によりピント
移動が生じたような場合でも、この微調整AF処理によ
って対処することができる。
【0047】なお、微調整AF処理は、算出されたトラ
ッキングデータからフォーカスレンズ25aの位置が大
きく外れることがないようにリミッターがかけられてい
る。このような制御は、微調整AF処理の開始後にCP
U55からフォーカスドライバ58に出力される駆動信
号の大きさを、メモリ70のEEPROM領域に書き込
まれたデータによって制限すればよい。また、この微調
整AF処理は、マニュアルフォーカス入力があった時点
でキャンセルされる。
【0048】ST5において、撮像モードの変更があっ
た場合には、モードスイッチ15のセット位置確認によ
り、第1〜第3撮像モードのいずれのセット状態である
かが識別され、各々の撮像モードに対応して設定されて
いるテレ端での基準値Zt1,Zt2,Zt3のいずれかが選
択され、ズーム操作が行われたときのトラッキングデー
タを算出するためのテレ端基準値変数Zptにセットされ
る。こうして選択されたトラッキングデータは、再び撮
像モードの変更が行われない限り有効化されており、ズ
ームスイッチ24が操作されたときには、変倍レンズ2
5bの移動とともにフォーカスレンズ25aの移動が制
御される。
【0049】第1〜第3撮像モードにした状態でAF切
替えスイッチ22が操作されると、ST4移行の処理に
より測距ゾーンが撮像画面全体に切替えられ、図6に示
すセットアップAF制御が行われる。セットアップAF
制御は、コマンドコード1〜4により4段階に分けて処
理され、ST10によってコマンドコードを確認した後
にそれぞれの処理が行われる。これは、図5に示すフォ
ーカシング処理も含め、この画像入力装置全体の作動シ
ーケンスを管制するメインフローの中で、様々な処理を
逐次段階的に処理してゆくためである。セットアップA
F制御の実行開始時には、まずコマンドコード1の処理
が行われる。この処理では、AF切替えスイッチ22が
操作された時点での変倍レンズ25bの位置がメモリ7
0に書き込まれ、コマンドコードを「1」から「2」に
変更して処理完了となる。
【0050】次にメインフローの中でセットアップAF
制御がコールされると、コマンドコード2の処理が行わ
れる。この処理では、変倍レンズ25bをテレ端位置に
移動させる。このとき、CPU55はズームドライバ5
9に対して高速駆動用の駆動パルスを供給するようにな
っている。このため、ズームスイッチ24を操作して行
う通常のズーミング操作のときと比較して、変倍レンズ
25bは高速でテレ端位置に向かって移動し、セットア
ップAF制御を迅速に行うことができる。
【0051】AF切替えスイッチ22が操作された時点
で、例えば変倍レンズ25bがワイド端にあったとする
と、一回の処理では変倍レンズ25bがテレ端まで移動
し終わらないので、この場合にはコマンドコード2のま
まで一回の処理が終わるが、セットアップAF制御が再
びコールされると引続きコマンドコード2の処理が継続
される。そして、変倍レンズ25bがテレ端に移動した
ことが確認されるとコマンドコード3が割り当てられ
る。
【0052】次にセットアップAF制御がコールされる
と、コマンドコード3によるフォーカシング処理が行わ
れる。このフォーカシング処理は、変倍レンズ25bを
テレ端に移動していることから像倍率を最大にした状態
で行われることになり、被写体が写真フイルムであると
きには、フイルムベースに離散的に分布している乳剤粒
子をフォーカシングの対象とすることができるようにな
る。したがって、測距ゾーンにコントラストが高い画像
がない場合であっても、確実にフォーカシングを行うこ
とができる。また、アイリス45は開放され、焦点深度
が浅い状態でフォーカシングが行われる。そして、光電
信号の出力レベルの調節は、イメージセンサ46の電荷
蓄積時間の制御、あるいはゲインコントロールアンプ4
8のゲイン調節によって行われる。
【0053】このフォーカシング処理によって、以後ト
ラッキングデータ算出のためのテレ端基準値Zptが確定
する。また、テレ端基準値Zptが確定すると、現在の撮
像モードに応じてZt1,Zt2,Zt3のいずれかが書き換
えられる。そして、コマンドコードを「4」に変更して
このフォーカシング処理が完了する。
【0054】次に行われるコマンドコード4の処理で
は、コマンドコード1の処理でメモリ70に書き込んで
おいたデータ、すなわちAF切替えスイッチ22が操作
された時点での変倍レンズ25bの位置データが読み出
され、これにしたがって変倍レンズ25bが元の位置に
戻される。このときにもズームドライバ59には高速駆
動用の駆動パルスが供給されるため、変倍レンズ25b
は通常のズーミング操作時よりも高速で移動されるよう
になる。
【0055】また、テレ端におけるフォーカスレンズ2
5aのセット位置Zptにより、被写体距離に適合したト
ラッキングデータが算出されているから、元の変倍レン
ズ25bの位置に対してフォーカスレンズ25aをどの
位置に移動させればよいかは一義的に求めることができ
る。そしてCPU55は、このトラッキングデータに基
づいてフォーカスドライバ58に駆動パルスを供給し、
元の変倍位置における合焦位置にフォーカスレンズ25
aを移動させる。その後、次のセットアップAF制御の
待機状態を得るために、コマンドコードが「4」から
「1」に書き換えられ、セットアップAF制御要求をク
リアして1回のセットアップAF制御が完了する。
【0056】このセットアップAF制御により、AF切
替えスイッチ22が操作された時点の変倍位置で正確に
フォーカシングが行われた状態となり、さらにフォーカ
シングに関する操作入力が行われるまでは、図5のフロ
ーにしたがってST7以降の微調整AF処理が必要に応
じて行われる。また、電源投入時においては、フォーカ
スレンズ25a及び変倍レンズ25bは一旦原点位置に
向けて移動され、フォトセンサ39,40で原点位置へ
の移動が検知される。この間に供給された駆動パルスの
個数をCPU55でカウントすることによって、原点位
置を基準にした当初の各レンズ25a,25bのセット
位置が分り、これらは再び当初のセット位置に戻され
る。以後は原点位置を基準にして各レンズのセット位置
をトラッキングしてゆくことができる。
【0057】さらに、電源投入時には変数Zt1,Zt2
t3には各イニシャライズ調整値I Z1,IZ2,IZ3がセ
ットされ、モードスイッチ15のセット位置により撮像
モードを識別し、その撮像モードに対応したトラッキン
グデータが選択され、算出される。そして、変倍操作が
行われたときにはそのトラッキングデータを基準にフォ
ーカスレンズ25aの移動制御が行われる。また、鏡筒
28を後退位置に移動したことがマイクロスイッチ47
で検出されたときには、その時点でZt2がテレ端基準値
ptにセットされる。セットアップAF制御を実行する
際には、オートホワイトバランス制御を固定するととも
に、露光制御のフィードバックゲインを制限し、変倍が
行われる間の色バランスや明るさの変化を目立たなくす
るのが有効である。
【0058】以上、図示した実施例をもとに説明してき
たが、本発明は必ずしも図2に示す形態の画像入力装置
だけでなく、ズーム光学系及び固体撮像素子を内蔵した
種々の撮像装置に適用することが可能である。また、セ
ットアップAF制御を行う際の変倍レンズ25bの位置
としては、必ずしも通常のズーミング操作域内のテレ端
でなくてもよく、例えば専用に設けられた高倍率の変倍
位置にしてもよい。さらに、フォーカスレンズ25a,
変倍レンズ25bの駆動にカム筒を用いたズームレンズ
や、コントラスト検出以外の他のフォーカシング方式、
例えば位相差検出方式のものについても本発明は適用可
能である。
【0059】
【発明の効果】上記のように、本発明のオートフォーカ
ス装置によれば、セットアップ操作によって変倍レンズ
をテレ側に設定されたセットアップ変倍位置に移動さ
せ、焦点深度を浅くした状態でフォーカシングを行って
適切なトラッキングデータを選択するようにしてあるか
ら、変倍レンズをセットアップ操作前の変倍位置に戻す
際や、さらに変倍操作が行われた際には選択されたトラ
ッキングデータにしたがってフォーカスレンズのセット
位置を決めることができ、迅速かつ正確なフォーカシン
グを行うことができる。
【0060】また、セットアップフォーカスを行うとき
にアイリスを開放することによって、焦点深度を最も浅
くした状態でフォーカシングを行っておくことにより、
フォーカシングの精度をさらに高めることができ、被写
体輝度変化によってアイリスが開くような場合でも、ピ
ントずれを起こすことがない。この場合、イメージセン
サの蓄積時間又はゲインコントロールアンプのゲイン調
節を行って、フォーカシングのために用いられる光電信
号の出力レベルを適正に保つことができる。さらに、セ
ットアップフォーカス制御時には通常の変倍操作時より
も高速で変倍レンズが移動するように切り替えることに
よって、セットアップフォーカスを短時間で行うことが
可能となる。
【0061】また、セットアップAF制御によってフォ
ーカシングを行った後でも、イメージセンサからの光電
信号に基づき、選択されたトラッキングデータを基準に
して継続してフォーカシングを行うようにしてあるか
ら、シーンの変更により被写体距離が変化したり、また
輝度変化によりアイリスが変化したような場合でもピン
トが合った状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いた画像入力装置の機能ブロック図
である。
【図2】本発明を用いた画像入力装置の外観図である。
【図3】レンズ移動機構を示す分解斜視図である。
【図4】トラッキングデータの概念図である。
【図5】フォーカシング制御の処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図6】セットアップAF制御の処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
6 写真フイルム 25 ズーム光学系 25a フォーカスレンズ 25b 変倍レンズ 28 鏡筒 46 イメージセンサ 50 デジタル信号処理ユニット 50a 信号処理回路 50b AF回路 55 CPU 70 メモリ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズーム光学系を通して得られた被写体像
    をイメージセンサで撮像し、イメージセンサからの光電
    信号に基づいてズーム光学系中のフォーカスレンズを移
    動してフォーカシングを行うフォーカシング方法におい
    て、 セットアップ操作部材の操作に応答し、ズーム光学系中
    の変倍レンズをフォーカシング用に設定されたテレ側の
    所定変倍位置に移動させた後、イメージセンサからの光
    電信号によりフォーカシングを行い、フォーカシングが
    完了したときに前記セットアップ操作部材が操作される
    前の変倍位置に前記変倍レンズを戻すようにしたことを
    特徴とするフォーカシング方法。
  2. 【請求項2】 ズーム光学系を通して得られた被写体像
    をイメージセンサで撮像し、イメージセンサからの光電
    信号を監視しながらズーム光学系中のフォーカスレンズ
    を移動してフォーカシングを行うフォーカシング方法に
    おいて、 セットアップ操作部材の操作に応答し、ズーム光学系中
    の変倍レンズをフォーカシング用に設定されたテレ側の
    所定変倍位置に移動させた状態でイメージセンサからの
    光電信号を監視しながらフォーカスレンズを合焦位置に
    移動させ、フォーカスレンズが合焦位置にセットされた
    ときに、変倍レンズの位置とフォーカスレンズの位置と
    を予め対応づけたトラッキングデータを読み出すととも
    に、このトラッキングデータに基づいてフォーカスレン
    ズを移動させながら変倍レンズを前記セットアップ操作
    部材が操作される前の位置に戻すようにしたことを特徴
    とするフォーカシング方法。
  3. 【請求項3】 前記トラッキングデータを読み出した後
    は、このトラッキングデータを基準にして変倍操作が行
    われたときのフォーカスレンズのセット位置を決めると
    ともに、イメージセンサからの光電信号を監視しながら
    前記トラッキングデータから一定範囲内に収まるように
    フォーカスレンズの移動を制限した状態でフォーカスレ
    ンズの移動制御を行うことを特徴とする請求項2記載の
    フォーカシング方法。
  4. 【請求項4】 前記セットアップフォーカス操作手段か
    らの操作信号に応答してズーム光学系中に組み込まれた
    アイリスを開放するとともに、イメージセンサの蓄積時
    間の制御、又はイメージセンサからの光電信号を増幅す
    るアンプのゲイン調節の少なくともいずれかにより、前
    記フォーカシングに用いられる光電信号を適正レベルに
    保つようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    フォーカシング方法。
  5. 【請求項5】 ズーム光学系を通して得られた被写体像
    をイメージセンサで撮像し、イメージセンサからの光電
    信号に基づいてズーム光学系中のフォーカスレンズを移
    動してフォーカシングを行うフォーカシング方法におい
    て、 前記ズーム光学系中の変倍レンズをフォーカシング用に
    予め設定されたテレ側の所定変倍位置に移動させた状態
    でフォーカシングを行うセットアップフォーカスモード
    と、任意の変倍位置でフォーカシングを行う通常フォー
    カシングモードとの切替えが可能であり、この切替えの
    際には撮像画面中のフォーカシングの対象となる測距ゾ
    ーンが変更されることを特徴とするフォーカシング方
    法。
  6. 【請求項6】 前記セットアップフォーカスモード時に
    は、少なくとも写真フイルムの乳剤粒子を被写体像とし
    てフォーカシングが行われることを特徴とする請求項5
    記載のフォーカシング方法。
  7. 【請求項7】 ズーム光学系を通して得られた被写体像
    をイメージセンサで撮像し、イメージセンサからの光電
    信号に基づいてズーム光学系中のフォーカスレンズを移
    動してフォーカシングを行うオートフォーカス装置にお
    いて、 セットアップ操作部材と、この操作部材の操作に応答
    し、ズーム光学系中の変倍レンズをフォーカシング用に
    設定されたテレ側の所定変倍位置に移動させるセットア
    ップ変倍手段と、変倍レンズを前記所定変倍位置に留め
    た状態でイメージセンサからの光電信号に基づいてフォ
    ーカスレンズを移動してフォーカシングを行い、フォー
    カシング完了時には前記操作部材が操作される前の変倍
    位置に変倍レンズを戻す制御手段とを備えたことを特徴
    とするフォーカシング装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、変倍レンズの変倍位置
    とこの変倍位置に対するフォーカスレンズのセット位置
    とを対応づけたトラッキングデータを格納したメモリを
    備え、前記所定変倍位置におけるフォーカスレンズのセ
    ット位置が決まった後は、メモリから読み出された前記
    トラッキングデータに基づいて変倍レンズを元の変倍位
    置に戻すときのフォーカスレンズのセット位置を決める
    ことを特徴とする請求項7記載のフォーカシング装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記操作部材の操作に
    応答してズーム光学系中に組み込まれたアイリスを開放
    するとともに、イメージセンサの蓄積時間の制御、又は
    イメージセンサからの光電信号を増幅するアンプのゲイ
    ン調節の少なくともいずれかにより、前記フォーカシン
    グに用いられる光電信号を適正レベルに保つことを特徴
    とする請求項7又は8記載のフォーカシング装置。
  10. 【請求項10】 前記変倍レンズ及びフォーカスレンズ
    の移動調節は、各々独立に駆動されるモータの回転によ
    って行われることを特徴とする請求項7又は8記載のオ
    ートフォーカス装置。
  11. 【請求項11】 前記セットアップ変倍手段は、セット
    アップフォーカス操作手段の操作により変倍レンズを前
    記所定変倍位置に移動させるとき、及び前記所定変倍位
    置から変倍レンズを元の位置に戻すときに、通常のズー
    ム操作により変倍レンズを移動させるときよりも高速で
    変倍レンズを移動させることを特徴とする請求項7又は
    8記載のオートフォーカス装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、トラッキングデータ
    をメモリから読み出した後は、前記ズーム光学系の変倍
    操作が行われた際にはトラッキングデータに基づいてフ
    ォーカスレンズのセット位置を決めるとともに、イメー
    ジセンサからの光電信号を監視しながら前記トラッキン
    グデータから一定範囲に収まるようにフォーカスレンズ
    の移動を制限した状態で、フォーカスレンズの移動制御
    を行うことを特徴とする請求項7又は8記載のフォーカ
    シング装置。
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