JPH08277228A - 抗真菌剤含有密封療法テープ・ペースト - Google Patents
抗真菌剤含有密封療法テープ・ペーストInfo
- Publication number
- JPH08277228A JPH08277228A JP11627095A JP11627095A JPH08277228A JP H08277228 A JPH08277228 A JP H08277228A JP 11627095 A JP11627095 A JP 11627095A JP 11627095 A JP11627095 A JP 11627095A JP H08277228 A JPH08277228 A JP H08277228A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antifungal agent
- nail
- base
- occlusive dressing
- dressing technique
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】粘着性の基剤に抗真菌剤を配合した外用薬であ
るが、それを患部の爪に貼付するだけで密封療法が簡単
にできるようにしたもの。 【構成】粘着力のある基剤に配合剤としての抗真菌剤及
びその他の薬剤をを混合し、それを湿布薬のようにシー
トに厚く伸ばした製品で、貼付するだけで密封療法がで
きるというもの。使用時はそれを爪の大きさに切り、カ
バーのフィルムを剥いで患部に貼る。または粘着力のあ
る柔らかめの粘土状の基剤に、配合剤としての抗真菌剤
及びその他の薬剤をを混合したもので、爪に厚く塗布す
ることにより密封効果が得られるようにしたもの。
るが、それを患部の爪に貼付するだけで密封療法が簡単
にできるようにしたもの。 【構成】粘着力のある基剤に配合剤としての抗真菌剤及
びその他の薬剤をを混合し、それを湿布薬のようにシー
トに厚く伸ばした製品で、貼付するだけで密封療法がで
きるというもの。使用時はそれを爪の大きさに切り、カ
バーのフィルムを剥いで患部に貼る。または粘着力のあ
る柔らかめの粘土状の基剤に、配合剤としての抗真菌剤
及びその他の薬剤をを混合したもので、爪に厚く塗布す
ることにより密封効果が得られるようにしたもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は外用薬を貼付あるいは
塗布するだけで、爪白癖の密封療法が簡単にでき、それ
によって爪白癖に対する治療効果の有意な改善が期待で
きるというもの。
塗布するだけで、爪白癖の密封療法が簡単にでき、それ
によって爪白癖に対する治療効果の有意な改善が期待で
きるというもの。
【0002】
【従来の技術】抗真菌剤外用薬の剤形には、軟膏・クリ
ーム・ゲル及び液剤があったが、患部に単純塗布するだ
けで密封効果を合わせ持つような製剤はなかった。また
爪白癖にはそれらの単純塗布ではあまり効果がなく、保
険適応でもなかった。よって従来はそれらを単純塗布
後、ポリ塩化ビニリデン等のフィルムで被覆することに
よってODT(Occlusive dressing
technique密封療法)を施行していた。しか
し患者はODTが面倒でかつ爪白癖か長期の治療期間を
要するため途中で中止し、結局単純塗布しか行っていな
いことがしばしばであった。無論難治な症例は内服を併
用すれば非常に治癒率はアップするが、種々の副作用の
問題・価格の問題・かつ長期内服を必要とすることなど
で、患者もあまり内服を好まないのが現状であり、爪白
癖に関してあまり治療効果が上がっていなかった。
ーム・ゲル及び液剤があったが、患部に単純塗布するだ
けで密封効果を合わせ持つような製剤はなかった。また
爪白癖にはそれらの単純塗布ではあまり効果がなく、保
険適応でもなかった。よって従来はそれらを単純塗布
後、ポリ塩化ビニリデン等のフィルムで被覆することに
よってODT(Occlusive dressing
technique密封療法)を施行していた。しか
し患者はODTが面倒でかつ爪白癖か長期の治療期間を
要するため途中で中止し、結局単純塗布しか行っていな
いことがしばしばであった。無論難治な症例は内服を併
用すれば非常に治癒率はアップするが、種々の副作用の
問題・価格の問題・かつ長期内服を必要とすることなど
で、患者もあまり内服を好まないのが現状であり、爪白
癖に関してあまり治療効果が上がっていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】外用療法のみで爪白癖
の治療が可能で、かつ塗布時の手技が面倒でない薬剤の
開発。
の治療が可能で、かつ塗布時の手技が面倒でない薬剤の
開発。
【0004】
【課題を解決するための手段】粘着力のある基剤に配合
剤としての抗真菌剤及びその他の薬剤をを混合し、それ
を湿布薬のようにシートに厚く伸ばした製品で、貼付す
るだけで密封療法ができるというもの。基剤は貼付前は
かなり柔らかいが、貼付後短時間である程度乾燥し、爪
にぴったり貼りつくようにする。使用時はそれを爪の大
きさに切り、カバーの薄いフィルムを剥いで患部に貼
る。ぺ−スト剤は粘着力のある柔らかめの粘土状の基剤
に、配合剤としての抗真菌剤及びその他の薬剤をを混合
したもので、爪に厚く塗布することにより密封効果が得
られるというもの。しかしそのままでは表面がべとつく
ため、塗布後表面に硬化剤を塗布することにより表面が
硬化しべとつかなくなるようにするか、あるいは第2液
としてマニキュア様のコーティング剤を上から塗布する
ことによりべたつかないようにする。また抗真菌剤の配
合濃度は3〜10%程度に高く設定する。
剤としての抗真菌剤及びその他の薬剤をを混合し、それ
を湿布薬のようにシートに厚く伸ばした製品で、貼付す
るだけで密封療法ができるというもの。基剤は貼付前は
かなり柔らかいが、貼付後短時間である程度乾燥し、爪
にぴったり貼りつくようにする。使用時はそれを爪の大
きさに切り、カバーの薄いフィルムを剥いで患部に貼
る。ぺ−スト剤は粘着力のある柔らかめの粘土状の基剤
に、配合剤としての抗真菌剤及びその他の薬剤をを混合
したもので、爪に厚く塗布することにより密封効果が得
られるというもの。しかしそのままでは表面がべとつく
ため、塗布後表面に硬化剤を塗布することにより表面が
硬化しべとつかなくなるようにするか、あるいは第2液
としてマニキュア様のコーティング剤を上から塗布する
ことによりべたつかないようにする。また抗真菌剤の配
合濃度は3〜10%程度に高く設定する。
【0005】
【作用】今回の製品を爪に塗布あるいは貼付するだけ
で、抗真菌剤外用薬の密封療法が簡単に施行できる。い
ずれの製剤も1日1回の塗布でよく、密封療法のためよ
り効果的に、また持続的に液剤が爪に浸透する。
で、抗真菌剤外用薬の密封療法が簡単に施行できる。い
ずれの製剤も1日1回の塗布でよく、密封療法のためよ
り効果的に、また持続的に液剤が爪に浸透する。
【0006】
【実施例】貼付あるいは塗布するだけで簡単に密封効果
が得られる、全ての外用方法及び基剤について検討し、
それを抗真菌剤に応用。その一つとしてテープ剤も作成
する。それは既存のステロイド含有ODTテープと同じ
ように、ポリプロピレンフィルム等薄く強いフィルムの
片側に粘着剤と配合剤としての抗真菌剤及びその他の薬
剤を混合したものを薄く伸ばす。それにカバーとしての
薄いフィルムを貼る。使用時はそれを爪の大きさに切
り、カバーの薄いフィルムを剥いで患部に貼る。また外
用剤を1液と2液の2種類に分け、1液は抗真菌剤及び
その他の薬剤を混合した粘性の強いゲル状の液体で、2
液はペースト剤で述べたマニキヤの様のもの。2液は塗
布するとすぐに硬化し、表面をコーティングしたように
なるため、密封効果が得られるというもの。
が得られる、全ての外用方法及び基剤について検討し、
それを抗真菌剤に応用。その一つとしてテープ剤も作成
する。それは既存のステロイド含有ODTテープと同じ
ように、ポリプロピレンフィルム等薄く強いフィルムの
片側に粘着剤と配合剤としての抗真菌剤及びその他の薬
剤を混合したものを薄く伸ばす。それにカバーとしての
薄いフィルムを貼る。使用時はそれを爪の大きさに切
り、カバーの薄いフィルムを剥いで患部に貼る。また外
用剤を1液と2液の2種類に分け、1液は抗真菌剤及び
その他の薬剤を混合した粘性の強いゲル状の液体で、2
液はペースト剤で述べたマニキヤの様のもの。2液は塗
布するとすぐに硬化し、表面をコーティングしたように
なるため、密封効果が得られるというもの。
【0007】
【発明の効果】今回の製剤は爪に直接塗布あるいは貼付
するので、接触皮膚炎等の局所の一次刺激による副作用
の出現頻度が、当然少ないと推測できる。よって皮膚に
塗布する通常の外用剤に比べ、配合剤の濃度をかなり高
く設定できるため、既存の外用剤の単純塗布に比較して
は無論のこと、密封療法に比較してもかなり治療効果が
アップすると推定できる。よって外用療法のみによる爪
白癖の治療が可能になり、その結果この製品が唯一、爪
白癖に対する外用薬では保険適応になる可能性が高い。
するので、接触皮膚炎等の局所の一次刺激による副作用
の出現頻度が、当然少ないと推測できる。よって皮膚に
塗布する通常の外用剤に比べ、配合剤の濃度をかなり高
く設定できるため、既存の外用剤の単純塗布に比較して
は無論のこと、密封療法に比較してもかなり治療効果が
アップすると推定できる。よって外用療法のみによる爪
白癖の治療が可能になり、その結果この製品が唯一、爪
白癖に対する外用薬では保険適応になる可能性が高い。
Claims (2)
- 【請求項1】 抗真菌剤を粘着性の基剤に配合し、それ
を湿布薬のようにシートに厚く伸ばした製品で、それを
患部の爪に貼るだけで密封療法が簡単に実施できるよう
にした爪白癖用外用剤。 - 【請求項2】 抗真菌剤を粘着性のペースト状の基剤に
配合し、それを患部の爪に厚く塗布するだけで、密封療
法が簡単に実施できるようにした爪白癖用外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11627095A JPH08277228A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 抗真菌剤含有密封療法テープ・ペースト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11627095A JPH08277228A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 抗真菌剤含有密封療法テープ・ペースト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08277228A true JPH08277228A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=14682928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11627095A Pending JPH08277228A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 抗真菌剤含有密封療法テープ・ペースト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08277228A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009125667A1 (ja) * | 2008-04-08 | 2009-10-15 | 帝國製薬株式会社 | 塩酸ブテナフィン含有水性貼付剤 |
-
1995
- 1995-04-05 JP JP11627095A patent/JPH08277228A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009125667A1 (ja) * | 2008-04-08 | 2009-10-15 | 帝國製薬株式会社 | 塩酸ブテナフィン含有水性貼付剤 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO1988001170A1 (en) | Steroidal drug-containing preparation for external use | |
JPH02202813A (ja) | 経皮吸収製剤 | |
AU738678B2 (en) | Extremely flexible patch having a dermal or transdermal action and process for its production | |
JPS5936608A (ja) | 新規貼付薬 | |
JPH08277228A (ja) | 抗真菌剤含有密封療法テープ・ペースト | |
JPS6340766B2 (ja) | ||
CN104173322A (zh) | 一种含吡罗昔康的经皮吸收制剂及其制备方法 | |
JPH10265372A (ja) | 貼付剤 | |
JPH07233050A (ja) | 外用貼付剤 | |
JPS59181211A (ja) | ゴム系膏体組成物 | |
JPH06256173A (ja) | 医療用貼付剤 | |
JPS6051109A (ja) | ゴム系粘着性膏体 | |
JPH07126192A (ja) | 外用剤 | |
JPH01297069A (ja) | 粘着剤組成物 | |
JPH10287557A (ja) | 貼付剤 | |
JPS59184122A (ja) | アクリル系膏体 | |
JPH019585Y2 (ja) | ||
JPS62215521A (ja) | 不連続パタ−ンの接着剤層を有する皮膚及び経皮用パツチ | |
JPH04312525A (ja) | 医療用貼付剤 | |
KR20230013193A (ko) | 액상 제형의 경피 패치 | |
CN104758933A (zh) | 治疗神经卡压、神经瘤疼痛的药物和给药*** | |
JPS6344519A (ja) | 貼付剤 | |
JP2002284677A (ja) | 貼付材および固定用テープ | |
JPS61263458A (ja) | 半導体含有膏薬 | |
JPS62298523A (ja) | 大海子、スズカケノキ含有安定化膏体 |