JPH08276894A - 浮遊船 - Google Patents

浮遊船

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Publication number
JPH08276894A
JPH08276894A JP7077912A JP7791295A JPH08276894A JP H08276894 A JPH08276894 A JP H08276894A JP 7077912 A JP7077912 A JP 7077912A JP 7791295 A JP7791295 A JP 7791295A JP H08276894 A JPH08276894 A JP H08276894A
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JP
Japan
Prior art keywords
hull
room
floating ship
supported
accomodation
Prior art date
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Pending
Application number
JP7077912A
Other languages
English (en)
Inventor
Senkichi Nakatsu
千吉 中津
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 津波、大水があった場合等に用いる浮遊船を
提供すること。 【構成】 上部に蓋付きの出入口3を設け、下部に平衡
重錘4を設けた筒型の船体5内に、該船体5の略中央を
通る支持棒6を設けると共に該支持棒6を中心に揺動可
能の収容室7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は津波、大水があった場合
等に用いる浮遊船に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大水があったときの避難用として
小舟を準備することは知られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の避難用
の舟は、津波、大水の場合に、舟内に水が侵入すること
は避けられず、これに伴う転覆等の危険がある。本発明
は、かかる津波、大水の場合にも安全に使用できる船を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するため、上部に蓋付きの出入口を設け、下部に平
衡重錘を設けた筒型の船体内に、該船体の略中央を通る
支持棒を設けると共に、該支持棒に揺動可能に支持され
る収容室を設けたことを特徴とする。
【0005】
【作用】上記構成を備える浮遊船は、蓋を開いて出入口
から該収容室内に入った後蓋を閉じる。すると該浮遊船
は水密と成り浮遊船内に水が侵入することがない。しか
も該浮遊船を水に浮かべた場合、該船体は平衡重錘で蓋
付きの出入口を上にした状態で浮遊する。しかも、浮遊
船が波でローリングしたとしても、収容室は浮遊船に対
し揺動自在であるため、そのローリングに伴って揺れる
ことがない。このため収容室に入っている者は支持棒に
掴まっていれば通常の姿勢を保ち得る。
【0006】
【実施例】本発明実施の一例を図面について説明する。
図面で1は、筒型の浮遊船を示し、該浮遊船1は、蓋2
を備えた出入口3を上部に備え、平衡重錘4を下部に設
けた筒型の船体5内に、該船体5の略中央を通る支持棒
6を備えると共に該支持棒6に揺動可能に支持されて収
容室7を設けた。
【0007】これを説明すると、該船体5は、鋼板等の
堅牢な材料で構成される円筒部5aとその両端にそれぞ
れ溶接して取付けた端板5b、5bとで構成し、出入口
3は該円筒部5aの上部の2か所にそれぞれ円筒体3a
を溶接で取付けて、船体5の上部の2か所に出入口3を
形成した。
【0008】収容室7は、上半部を切欠いた船体5の内
周面に沿う円筒状を呈し、その両側壁部7a,7a並び
に中間位置に設けた梁杆7bに支持させて軸受9を備え
る。そして収容室7は、これら軸受9に、前記支持棒6
に嵌合支持させて該船体5内に前記支持棒6に揺動可能
に支持させた。尚、この支持棒6は、端板5b、5bの
中央に設けた支持部材5c,5cに支持させて設ける。
【0009】収容室7は、上半部を切欠いた船体5の内
周面に沿う円筒状を呈し、その両側壁部7a,7a並び
に中間位置に設けた梁杆7bに支持される軸受9を備
え、前記支持棒6を挿通させて該船体5内に揺動可能に
支持させた。
【0010】平衡重錘4は、ボルト4aで該船体5の底
面に取付けたコンクリートブロックで構成し、該平衡重
錘4の底面はこれを平坦にして、通常該浮遊船1を軒下
等に安定して置くことが出来るようにした。尚。コンク
リートブロックの外周には、必要に応じ鉄板等で覆って
これを補強する。
【0011】出入口3に設けた蓋2は、該出入口3に該
浮遊船1の内外から締付け固定する締付機構10を備え
る。これを説明すると、蓋2の中心を貫通して蓋2の内
外に突出する軸11を設け、該軸11に設けたねじ車1
2を、出入口3の内周に設けた内ねじ車13に噛合せ、
該軸11の外端と内端にそれぞれ設けたハンドル14
a,14bを回転操作することで、該蓋2の内外から該
蓋2の締付並びに解除操作を行えるようにした。
【0012】尚、該蓋2はその一側で船体5に蝶着され
る。また、軸11は蓋2に回転自在に支持させる。
【0013】15は該収容室7内に敷設した船底板、1
6は該船体5に設けた強化ガラス等からなる窓、17は
該船体5の外周に取付けた補強用リブ、18は端板5
b、5bの支持棒6の取付部外側を水密に覆う覆蓋、1
9は前記蓋2に設けた通気口を示す。尚、該収容室7内
に酸素ボンベを収納する場合には、通気口19に排気の
みを許容する一方弁(図示しない)を設けて排気専用と
すれば、より完全な水密状態とすることができる。20
は出入口3の取付位置の船体5の外周に設けた梯子、2
1は信号灯を示す。尚、収容室7には、水、非常食、非
難用の備品を備えて置く。
【0014】浮遊船1内に入り、締付機構9で蓋2を出
入口3に締付れば、浮遊船1に波がかかったとしても浮
遊船1に水が侵入することがない。しかも該船体1は平
衡重錘4で蓋付きの出入口3を上にした状態で浮遊す
る。
【0015】しかも、浮遊船1が波でローリングしたと
しても、収容室7は浮遊船1に対し揺動可能であるた
め、そのローリングの影響を直接受けない。このため収
容室7に入っている者は支持棒6に掴まっていれば、座
った姿勢を保ち得る。したがって該浮遊船1に入って浮
遊し助けを待つことが出来る。
【0016】
【発明の効果】本発明によるときは、浮遊船内には水が
侵入することがなく、しかも該浮遊船を水に浮かべた場
合、該船体は平衡重錘で蓋付きの出入口を上にした状態
で浮遊し、しかも、浮遊船が波でローリングしたとして
も、収容室は浮遊船に対し揺動自在であるためそのロー
リングの影響を直接受けることがなく、収容室に入って
いる者は支持棒に掴まって安定した姿勢を保ち得て、浮
遊船に乗って浮遊した状態で助けを待つことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施の一例を示す一部を切除した側面
【図2】 図1の切断側面図
【図3】 出入口部分の拡大図
【符号の説明】
1 浮遊船 2 蓋 3 出入
口 4 平衡重錘 5 船体 6 支持
棒 7 収容室7

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に蓋付きの出入口を設け、下部に平
    衡重錘を設けた筒型の船体内に、該船体の略中央を通る
    支持棒を設けると共に、該支持棒に揺動可能に支持され
    る収容室を設けたことを特徴とする浮遊船。
JP7077912A 1995-04-03 1995-04-03 浮遊船 Pending JPH08276894A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7077912A JPH08276894A (ja) 1995-04-03 1995-04-03 浮遊船

Applications Claiming Priority (1)

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JP7077912A JPH08276894A (ja) 1995-04-03 1995-04-03 浮遊船

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JPH08276894A true JPH08276894A (ja) 1996-10-22

Family

ID=13647296

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JP7077912A Pending JPH08276894A (ja) 1995-04-03 1995-04-03 浮遊船

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