JPH08272004A - 原稿読取装置における透過原稿投影装置 - Google Patents

原稿読取装置における透過原稿投影装置

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JPH08272004A
JPH08272004A JP7758695A JP7758695A JPH08272004A JP H08272004 A JPH08272004 A JP H08272004A JP 7758695 A JP7758695 A JP 7758695A JP 7758695 A JP7758695 A JP 7758695A JP H08272004 A JPH08272004 A JP H08272004A
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JP7758695A
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Masahiro Ishikawa
正洋 石川
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大判の原稿の読み取りの際に原稿載置の邪魔に
ならない透過原稿投影装置を実現する。 【構成】投影ユニット2が原稿読取装置本体に対して変
位可能であり、原稿読取装置本体に対する変位によっ
て、透過原稿の結像光束を放射する投影用位置と、投影
ユニットが原稿読取装置本体内に収納される収納位置と
を選択的に占めることが可能であり、収納位置に収納さ
れたとき、投影ユニット2のハウジングの一部が原稿載
置面51と略同一の面をなす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原稿読取装置におけ
る透過原稿投影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル式の複写機やファクシミリの送
信装置は原稿を読み取って電気信号に変換する原稿読取
装置を有する。原稿読取装置では一般に、原稿ガラス上
に読み取るべき原稿を載置し、これを光学的に走査して
読み取ることが行われるが、このような読み取り以外
に、スライドやネガフィルム等の「透過原稿」の像を、
原稿載置面である原稿ガラス上面位置に光学的に投影
し、この投影画像を走査して読み取る「透過原稿投影読
み取り」を行うことができるようにした原稿読取装置も
多い。
【0003】図6は、従来から知られた「透過原稿投影
読み取りを行うことができるようにした原稿読取装置」
の1例を要部のみ説明図的に示している。
【0004】符号100で示す部分は読取装置であり、
その端部には取付台110を形成されている。
【0005】読取装置100は、その上部に原稿ガラス
101を有し、その上面が「原稿載置面」になってい
る。通常の原稿読取を行うときには、読み取るべき原稿
を原稿ガラス101上に平面的に定置し、走査ミラー1
02と一体に移動する照明ランプ(図示されず)により
原稿を照明し、走査ミラー102と照明ランプとを一体
として図の右方向へ変位させて原稿を照明走査する。
【0006】照明された原稿部分からの光束は、走査ミ
ラー102により反射されると、ミラー103,104
により折り返され、結像レンズ105に入射する。ミラ
ー103,104は一体となって、走査ミラー102の
移動速度の1/2の移動速度で変位し、原稿照明部から
結像レンズ105に到る光路長を不変に保つ。
【0007】結像レンズ105を透過した光束は結像光
束となり、CCD等のラインセンサ106上に原稿画像
の縮小像を結像し、ラインセンサ106は原稿画像を時
系列の電気信号に変換する。このようにして原稿の読み
取りが行われる。
【0008】取付台110の上部には投影ユニット20
1が設けられている。投影ユニット201は、ハウジン
グ内部に光源204とコンデンサレンズ205と投影レ
ンズ206とを有し、コンデンサレンズ205と投影レ
ンズ206との間に、透過原稿をセットしたホルダー2
03を設置できるようになっている。
【0009】透過原稿の読み取りを行う時には、図6に
示すように、原稿ガラス101上の所定の位置に、光束
偏向ユニット202が載置される。
【0010】光束偏向ユニット202は、載置基部21
0とミラー保持部208とを有し、これら両者は支軸2
11により枢着されている。ミラー保持部208にはミ
ラー207が、載置基部210にはフレネルレンズ20
9が保持されている。
【0011】ミラー保持部208は、透過原稿を読み取
る際には、図の如く、載置基部210に対して所定の角
度傾いて設定される。
【0012】投影ユニット201に透過原稿をセットし
て、光源204を点灯すると、光はコンデンサーレンズ
205により集光されつつ透過原稿を照明・透過し投影
レンズ206に入射し、投影レンズ6を透過した光束は
結像光束となって光束偏向ユニット202のミラー20
7に入射して反射され、フレネルレンズ209により平
行光束化されて原稿載置面に結像する。
【0013】このように原稿載置面上に結像投影された
透過原稿203の拡大像は、走査ミラー102により走
査され、ミラー103,104と結像レンズ105の作
用によりラインセンサ106上に結像し、電気信号化さ
れる。なお透過原稿の読み取りが上記の如く行われる
際、図示されない照明ランプは点灯されない。
【0014】透過原稿の読み取りが行われないときは、
光束偏向ユニット202のミラー保持部207を、図6
の状態から時計回りに回転させて載置基部210に重ね
るように折りたたみ、折りたたんだ状態で収納する。
【0015】さて、上に説明したような従来の「透過原
稿投影読み取りを行うことができるようにした原稿読取
装置」では、投影ユニット201が、原稿ガラス101
の側方部において原稿載置面から上方へ突出しており、
このため大型の原稿の読み取りの際に投影ユニット20
1が原稿載置の邪魔になる場合があった。
【0016】即ち、読み取るべき原稿が大判の図面等
で、原稿ガラス101よりも大きい場合には、原稿をい
くつかの部分に分け、部分ごとに読み取らねばならない
が、このとき投影ユニット201が邪魔になって、原稿
の読み取るべき部分を正しく原稿ガラス101上に載置
し辛い場合があるのである。大型の「ブック原稿」の場
合にも同様な問題が生じ易い。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した事
情に鑑みてなされたものであって、原稿読取装置におい
て大型原稿の読み取りの際の上記不便を有効に解消した
新規な透過原稿投影装置の提供を目的とする(請求項1
〜6)。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の「原稿読取装
置における透過原稿投影装置」は「原稿読取装置におい
て、読み取るべき画像を有する透過原稿の像を、原稿読
取装置本体の原稿載置面上に結像投影する装置」であっ
て、投影ユニットと、光束偏向ユニットとを有する。
【0019】「投影ユニット」は、原稿載置面の側方か
ら透過原稿の結像光束を放射する光学ユニットである。
【0020】「光偏向ユニット」は、投影ユニットから
の結像光束を原稿載置面側に向けて偏向させるための光
学ユニットであり、原稿載置面に載置可能である。
【0021】請求項1記載の発明は、以下の如き特徴を
有する。即ち、投影ユニットは「原稿読取装置本体に対
して変位可能」であり、原稿読取装置本体に対する変位
により、透過原稿の結像光束を放射する「投影用位置」
と、投影ユニットが原稿読取装置本体内に収納される
「収納位置」とを選択的に占めることが可能であり、収
納位置に収納されたとき、投影ユニットのハウジングの
一部が「原稿載置面と略同一の面」をなす。
【0022】投影ユニットの原稿読取装置本体に対する
変位の形態は、例えば平行移動でもよいし、平行四辺形
の4節リンクを用いて変位させる場合のように、平行変
位と回転変位を組み合わせたものでも良いが、「投影ユ
ニットの投影光軸に平行な軸の回りの回転による変位」
とすることができ(請求項2)、更には「投影ユニット
の投影光軸に直交し、且つ、原稿載置面に平行な軸の回
りの回転による変位」としてもよい(請求項3)。
【0023】上記請求項1または2または3記載の原稿
読取装置における透過原稿読取装置において「投影ユニ
ットの停止位置を調整する調整手段」を有することがで
きる(請求項4)。
【0024】また、請求項1または2または3または4
記載の原稿読取装置における透過原稿投影装置において
「光束偏向ユニットを折りたたみ可能とし、原稿読取装
置本体に設けられた収納部に収納する」ようにしても良
い(請求項5)。
【0025】この場合、原稿読取装置本体が、例えば、
デジタル式の複写機等の場合には、複写装置内や側面部
に、折りたたまれた光束偏向ユニットを収納する収納部
を用意することもできるが、一般に、折りたまれた光束
偏向ユニットを収納する収納部を「原稿読取装置本体の
投影ユニットの側方に位置し、原稿載置面から、折りた
たまれた光束偏向ユニットの厚さ分だけ一段低く形成さ
れている収納用面部」とすることができる(請求項
6)。
【0026】
【作用】このように、この発明においては、投影ユニッ
トが原稿読取装置本体に対して変位可能であり、透過原
稿の結像光束を放射する投影用位置と、投影ユニットが
原稿読取装置本体内に収納される収納位置とを選択的に
占めることが可能で、収納位置に収納されたとき、投影
ユニットのハウジングの一部が原稿載置面と略同一の面
をなす。
【0027】
【実施例】以下、具体的な実施例を説明する。請求項
1,2,4,5,6記載の発明の1実施例を示す図1
は、透過原稿の読み取りを行うときの状態を説明に必要
な部分のみ示している。
【0028】符号50は読取装置で、その上部に原稿ガ
ラス51を有し、原稿ガラス51の上面が「原稿載置
面」となっている。符号7は投影ユニット2に対する取
付台を示す。この実施例において、上記読取装置50と
取付台7とは「原稿読取装置本体」を構成する。
【0029】図1には、投影ユニットの内部構造が描か
れていないが、図1に示されたハウジングの内部には、
透過原稿を照明するための光源と、光源からの光束を透
過原稿に向けて集めるコンデンサーレンズと、透過原稿
を照明・透過した光を入射され、原稿載置面上に結像投
影する投影レンズとが所定の光学配置に配備されてい
る。要するに、投影ユニット2のハウジング内部の光学
系の様子は、図6に関して説明した投影ユニット201
の内部の様子と同様である。
【0030】図1において、投影ユニット2は「投影用
位置」を占めており、透過原稿(スライドあるいはネガ
フィルム)をセットされたホルダー5は、ハウジングに
設けられた装填用開口部を介してハウジング内に出入可
能であり、セットされた透過原稿を上記コンデンサーレ
ンズと投影レンズとの間に設置することができるように
なっている。
【0031】光束偏向ユニット3は、載置基部13とミ
ラー保持部11とを有し、これら両者は支軸14により
枢着されている。ミラー保持部11にはミラー10が保
持され、載置基部13にはフレネルレンズ12が保持さ
れている。
【0032】支軸14の端部にはバネ部材17が設けら
れ、載置基部13に対してミラー保持部11を「開く」
向きに弾性力を作用させている。図中に符号16A,1
6Bで示す1対のリンクは、それぞれの一端がミラー保
持部11に揺動自在に枢着されており、これらリンク1
6A,16Bの他端部に植立された係合ピン16a,1
6bは載置基部13に形成された1対の長穴18A,1
8Bにそれぞれ摺動自在に係合している。
【0033】従って、図1に示すように、載置基部13
に対してミラー保持部11が「開いた」状態では上記バ
ネ部材17の弾性力による「ミラー保持部11の開放傾
向」がリンク16A,16Bにより阻止されることによ
り、ミラー保持部11が載置基部13に対して一定の角
度を持って開いた状態となる。
【0034】従って、図1に示すようにミラー保持部1
1が載置基部13に対して開いた状態で、光束偏向ユニ
ット3を載置基部13により原稿載置面上に載置すれ
ば、ミラー10は自ずと原稿載置面に対して所定の角を
持って傾くことになる。また載置基部13に保持された
フレネルレンズ12は、載置基部13が原稿載置面51
上に載置されると原稿載置面に対して平行になる。
【0035】透過原稿の読み取りを行うときには、図1
に示すように、透過原稿をセットされたホルダー5を投
影ユニット2に装着する。投影ユニット2の光射出方向
における蓋を兼ねた位置決め板4を、支軸4aの回りに
回動させて原稿載置面上に寝かせた状態とする。
【0036】この位置決め板4には、光束偏向ユニット
3に係合して光束偏向ユニット3の態位を位置決めする
ための係合ピン(図示されず)が固植されており、この
係合ピンを光束偏向ユニット3の載置基部13に係合さ
せることにより、光束偏向ユニット3の載置態位が図1
に示すように投影ユニット2および原稿載置面に対して
所定の態位に設定されることになる。
【0037】この状態において投影ユニット2における
光源を点灯すれば、投影ユニット2により、「原稿載置
面の側方」から透過原稿の結像光束が放射される。結像
光束は光束偏向ユニット3のミラー10により反射され
て「原稿載置面側に偏向」され、フレネルレンズ12に
より平行光束にされて原稿ガラス51の上面である原稿
載置面上に透過原稿の像を結像する。
【0038】このようにして結像した像は、図6に即し
て説明したようにして、読取装置50により読み取られ
て電気信号に変換される。
【0039】透過原稿に対する読み取りが終了したら、
投影ユニット2と光束偏向ユニット3の収納を行う。先
ず「光束偏向ユニット3の収納」を説明する。
【0040】光束偏向ユニット3の位置決め板4に対す
る係合を前記係合ピンを外して解除した後、載置基部1
3に対してミラー保持部11を「閉ざす」と、ミラー保
持部11に形成された1対のロック爪15A,15Bが
載置基部13に設けられた係合穴19A,19Bと係合
して、ミラー保持部11と載置基部13とが折りたたま
れた状態に保持される(請求項5)。
【0041】因みに、光束偏向ユニットを使用するとき
には、載置基部13の側に設けられた公知の適宜の解除
機構(図示されず)により、ロック爪15A,15Bと
係合穴19A,19Bの係合状態を解除する。
【0042】図1に示すように、取付台7における投影
ユニット2の横手の部分は、原稿載置面よりも一段低く
形成されて収納用面部9となっている(請求項5,
6)。収納用面部9と原稿載置面との段差は「折りたた
まれた光束偏向ユニット3の厚さ分」であり、従って、
図3に示すように、収納用面部9に「折りたたまれ」た
光束偏向ユニット3を載置すると、光束偏向ユニット3
は上記段差部にぴったりと収まり、収納された光束偏向
ユニット3の上面は原稿載置面と実質的に同一面とな
る。
【0043】次に「投影ユニット2の収納」を説明す
る。図3を参照すると、投影ユニット2は支軸20によ
り取付台7に対して正逆回転自在に保持されており、投
影ユニット2の左側にあるプレート8は支軸210Aに
より支持されて、図3に実線で示す態位と破線で示す態
位との間で回動可能となっている。
【0044】支軸20は図面に直交する方向に向いてお
り、これは投影ユニット2における投影光軸(投影光束
の光軸)に平行である。従って、投影ユニット2の原稿
読取装置本体に対する変位は、投影ユニット2の投影光
軸に平行な軸の回りの回転による変位である(請求項
2)。
【0045】投影ユニット2は「投影用位置」において
は図3に実線で示す位置を占め、図1に示すように、ハ
ウジング外壁に設けられた位置決め用突起6に螺装され
た調整ねじ200の先端部がプレート8に上側から当接
することにより、投影用位置を保っている。
【0046】上記調整ねじ200を調整することにより
「投影用位置において、投影ユニット2の停止位置を調
整する」ことができ(請求項4)、従って位置決め用突
起6と調整ねじ200とは「調整手段」を構成する。
【0047】投影ユニット2を収納するに際しては、図
1においてホルダー5を外し、位置決め板4を矢印Dの
向きに回転してハウジングの投影用開口部を閉ざす。次
に、図3において、先ず投影ユニット2を支軸20の回
りに時計方向(図1における矢印Cの方向)へ少し回転
させる。この状態でプレート8を反時計回り(図1にお
ける矢印E)に「鎖線の態位」まで回転させる。
【0048】しかるのち、投影ユニット2を図3におい
て反時計回りに90度回転させると投影ユニット2は、
プレート8の退避により開放された「取付台7内部への
収納口」に入り込み、図に「鎖線で示す位置」を占め
る。鎖線で示す位置は「収納位置」で、投影ユニット2
の反時計方向の回転限界位置となっており、従って投影
ユニット2は収納位置に安定する。
【0049】このように「収納位置」に収納されたと
き、投影ユニット2のハウジングの一部、即ち図1,図
3に符号21で示す部分の表面が「原稿載置面と略同一
の面」をなす。この状態から、図3において、プレート
8を時計回りに実線で示す態位まで回転させれば、図2
に示す状態、即ち、光束偏向ユニット3投影ユニット2
とが収納された状態となる。
【0050】図2に示すように、投影ユニット2と光束
偏向ユニット3が収納された状態では、プレート8の上
面と、投影ユニット2と光束偏向ユニット3との上側を
向いた面が「実質的に原稿載置面と同じ面」になる。従
って、大判の原稿や大型のブック原稿を読み取るときに
も原稿の載置が容易であり、原稿の所望の部分を容易且
つ確実に読み取ることができる。
【0051】図4及び図5を参照して、請求項1,3,
4,5,6記載の発明の実施例を説明する。図4におい
て、符号50は、図1に於けると同様、読取装置を示
す。読み取り装置50と共に原稿読取装置本体を構成す
る取付台38には、投影ユニット30が設けられてい
る。
【0052】図5(a)に示すように、投影ユニット3
0は取付台38に設けられた支軸31により取付台38
に回転可能に支持されて、矢印G,Fの方向へ回転可能
となっている。
【0053】図4、図5(a)の状態において投影ユニ
ット30は「投影用位置」にある。図5(a)に示すよ
うに、投影ユニット30はハウジング300の内部に光
源301とコンデンサレンズ302と投影レンズ303
とを有し、コンデンサレンズ302と投影レンズ303
との間に、ホルダー304にセットされた透過原稿をセ
ットできるようになっている。
【0054】光源301を点灯させると、結像光束は、
原稿載置面の側方から原稿反射面に対して角:θを持っ
て斜め上方向へ向かうように放射され、原稿載置面上に
載置された光束偏向ユニット25(ミラー保持部と載置
基部との開き角を除き、図1の光束偏向ユニット3と同
様の構成である)により原稿載置面側へ偏向され、原稿
載置面上に結像し、読取装置50により読み取られて電
気信号化される。
【0055】結像光束が原稿反射面に対して角:θ傾く
ため、光束偏向ユニット25におけるミラー保持部と載
置基部との開き角は45度よりも小さく、従って、透過
原稿の読み取りの際、原稿載置面より上に突出す部分の
高さは図1の実施例よりも小さい。
【0056】投影ユニット30は、上述の如く取付台3
8に設けられた支軸31により取付台38に回転可能に
支持されて、矢印G,F(図5(a))の方向へ回転可
能であるが、ハウジング300と取付台38との間に設
けられた圧縮性のバネ32による弾性力により、支軸3
1の回りの時計方向へのトルクを受けており、図示され
ない係合手段を解除すると、上記バネ32の作用により
投影ユニット30が時計方向へ回転して起き上がるよう
になっている。
【0057】取付台38の側面部には、図5(b)に示
すように位置決め部材37が固定的に設けられている。
投影ユニット30のハウジングと一体の板部36には、
バネ35を介して調整ねじ34が螺装されている。
【0058】前記バネ32による投影ユニット30の時
計方向の回転は、調整ねじ34の先端部が上記位置決め
部材37に当接することにより止められる。このように
して投影ユニット30の「投影用位置」が実現する。
【0059】調整ねじ34を調整することにより「投影
用位置において、投影ユニット30の停止位置(従っ
て、図5(a)の角:θ)を調整」でき(請求項4)、
従って、位置決め部材37、板部36、バネ35および
調整ねじ34は調整手段33を構成する。
【0060】透過原稿の読取後は投影ユニット30から
透過原稿を外し、図4において、投影ユニット30を矢
印Gの向きに押し込むと、図5(a)に示すバネ32が
圧縮され、投影ユニット30が「収納位置」を占める
と、図示されない公知の適宜のロック機構により収納位
置にロックされる。
【0061】この実施例では、投影ユニット30の回転
軸である支軸31(図5(a))は「投影ユニットの投
影光軸に直交し、且つ、原稿載置面に平行」である(請
求項3)。投影ユニット30を収納位置に収納し、折り
たたんだ光束偏向ユニット25を、図4に示す収納用面
部9Aに収納すれば(請求項5,6)、投影ユニット3
0と光束偏向ユニット25との上側を向いた面が実質的
に原稿載置面と同じ面になる。従って、大判の原稿や大
型のブック原稿を読み取るときにも、原稿の載置が容易
であり、原稿の所望の部分を容易且つ確実に読み取るこ
とができる。
【0062】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば原稿読取装置における新規な透過原稿投影装置を提供
できる(請求項1〜6)。この発明の透過原稿投影装置
は上記の如き構成となっているので、投影ユニットが大
型原稿の読み取りの際の原稿載置の邪魔になることがな
い。また、通常サイズの原稿を複数枚読み取るような場
合、投影ユニットを収納した部分を原稿置場として利用
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例を説明するための図であ
る。
【図2】上記実施例において、投影ユニットと光束偏向
ユニットを収納した状態を示す図である。
【図3】上記実施例において、投影ユニットと光束偏向
ユニットの収納を説明する図である。
【図4】この発明の別実施例を説明するための図であ
る。
【図5】上記実施例における投影ユニットの収納機構を
説明する図である。
【図6】従来技術とその問題点を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
2 投影ユニット 3 光束偏向ユニット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿読取装置において、読み取るべき画像
    を有する透過原稿の像を、原稿読取装置本体の原稿載置
    面上に結像投影する装置であって、 原稿載置面の側方から透過原稿の結像光束を放射する投
    影ユニットと、 上記結像光束を原稿載置面側に偏向させる光束偏向ユニ
    ットとを有し、 上記光束偏向ユニットは原稿載置面に載置可能であり、 上記投影ユニットが原稿読取装置本体に対して変位可能
    であり、原稿読取装置本体に対する変位によって、透過
    原稿の結像光束を放射する投影用位置と、投影ユニット
    が原稿読取装置本体内に収納される収納位置とを選択的
    に占めることが可能であり、 上記収納位置に収納されたとき、投影ユニットのハウジ
    ングの一部が、原稿載置面と略同一の面をなすことを特
    徴とする原稿読取装置における透過原稿投影装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の原稿読取装置における透過
    原稿読取装置において、 投影ユニットの原稿読取装置本体に対する変位が、投影
    ユニットの投影光軸に平行な軸の回りの回転による変位
    であることを特徴とする原稿読取装置における透過原稿
    投影装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の原稿読取装置における透過
    原稿読取装置において、 投影ユニットの原稿読取装置本体に対する変位が、投影
    ユニットの投影光軸に直交し、且つ、原稿載置面に平行
    な軸の回りの回転による変位であることを特徴とする原
    稿読取装置における透過原稿投影装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2または3記載の原稿読取
    装置における透過原稿読取装置において、 投影ユニットの投影用位置において、投影ユニットの停
    止位置を調整する調整手段を有することを特徴とする原
    稿読取装置における透過原稿投影装置。
  5. 【請求項5】請求項1または2または3または4記載の
    原稿読取装置における透過原稿投影装置において、 光束偏向ユニットが折りたたみ可能であり、原稿読取装
    置本体に設けられた収納部に収納されることを特徴とす
    る原稿読取装置における透過原稿投影装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の原稿読取装置における透過
    原稿投影装置において、 折りたたまれた光束偏向ユニットを収納する収納部が、
    原稿読取装置本体の投影ユニットの側方に位置し、原稿
    載置面から、折りたたまれた光束偏向ユニットの厚さ分
    だけ一段低く形成されている収納用面部であることを特
    徴とする原稿読取装置における透過原稿投影装置。
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