JP3179818B2 - 反射透過原稿読取装置 - Google Patents

反射透過原稿読取装置

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JP3179818B2
JP3179818B2 JP30035591A JP30035591A JP3179818B2 JP 3179818 B2 JP3179818 B2 JP 3179818B2 JP 30035591 A JP30035591 A JP 30035591A JP 30035591 A JP30035591 A JP 30035591A JP 3179818 B2 JP3179818 B2 JP 3179818B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキャナ、DC、DC
C等に用いられる反射透過原稿読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、反射原稿と透過原稿との読取り可
能な反射透過原稿読取装置としては、例えば、特開平2
−174462号公報に開示されているものがある。こ
れを、今、図14に基づいて説明する。まず、反射原稿
を読取る際には、本体1の上部の原稿台2に画像面を下
向きにして図示しない反射原稿を置き、この状態で照明
ランプ3を点灯させ、この照明ランプ3と一体とされた
読取ユニット4を原稿台2に沿って移動させることによ
り原稿画像の読取りを行い、その読取られた画像の光を
結像素子5により結像し、赤外カットフィルタ6を介し
て、光電変換素子としての固体撮像素子アレイ7に導く
ことにより、読み取られた画像情報が出力される。一
方、透過原稿を読取る際には、本体1の上部の反射原稿
の読取位置以外の個所に設置されたフィルム投影機8を
用いて、このフィルム投影機8により投影されたフィル
ム画像Fは反射ミラー9によりその光路を下方に向けら
れ、フレネルレンズ10と拡散板11とを介して原稿台
2上に結像し、これにより画像読取ユニット4により読
み取られる。この場合、読取ユニット4を固定し、フィ
ルム画像Fを移動させることに特徴がある。
【0003】図15は光学系移動型、図16は原稿移動
型の反射透過原稿読取装置の一例を示すものである。図
15において、本体12の上部には透過原稿用照明光源
13が設けられ、その下部のコンタクトガラス14の下
方には反射原稿用照明光源15とリフレクター16とが
配置されている。その反射原稿用照明光源15の下部に
は第1走行体ミラー17、第2走行体ミラー18、第3
走行体ミラー19が順次配設されており、その後段には
結像素子20、光電変換素子21が順次配設されてい
る。この場合、図示しない透過原稿の読取りは透過原稿
用照明光源13を用いて光電変換素子21に検出するこ
とにより読取りが行われ、一方、図示しない反射原稿の
読取りは反射原稿用照明光源15を用いて読み取られ
る。また、図16においても、透過及び反射原稿を移動
させる以外は、図15とほぼ同様にして画像の読取りが
行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図14の装置におい
て、スキャナにより読取る透過原稿は、一般に、35m
m、4×5インチのフィルムが主なものである。これら
を反射原稿と同じ密度で読み取って同じ大きさに拡大す
ると、読取画素が粗くなってしまい十分な品質が得られ
なくなる。しかも、この場合、拡散板11上に一旦結像
された画像をフレネルレンズ10を通して読取りを行う
ため、画像品質が劣化してしまい、高品質な読取りは困
難である。一般に、透過原稿として用いられる透過フィ
ルムに記録された画像は高品位なものであり、これを読
取った画像も高品位でなければならないことは必須条件
である。このため、従来においては、透過原稿は拡大光
学系により拡大して読取りを行っている。
【0005】その一例として、反射原稿としてA4サイ
ズの原稿を用い、その短手方向(210mm)を500
0画素のセンサで読取る場合、原稿面を0.042mm
間隔でサンプリングすればよいのに対して、透過原稿と
して35mmフィルムの短手方向(24mm)を同じ5
000画素のセンサで読取る場合には0.0048mm
間隔のサンプリングが必要となる。従って、透過原稿を
1ライン当り反射原稿と同じ又はそれに近い画素数で読
取る場合には、主走査方向には結像倍率を変え、副走査
方向にはスキャナの送り速度を遅くし、かつ、そのスキ
ャナの送り精度を向上させる必要があり、装置自体に高
精度が要求される。また、図15の光学移動型、図16
の原稿移動型のいずれの場合においても、反射及び透過
の両方に対応できるように、広い速度範囲に対して高精
度駆動させることは技術的に困難であり、これを実現す
るためには非常に高価なものとなってしまう。
【0006】また、図15の光学系移動型により透過原
稿を読取る場合には、透過原稿用照明光源13と第1〜
第3走行体ミラー17,18,19とを同期させて駆動
し読取るため、そのような同期を取るためのセンサが必
要となり、高価なものとなってしまう。しかも、本体1
2の圧板部に光源や駆動モータを搭載するため重くな
り、本体ドアの通常の開閉が大変である。また、図16
の原稿移動型の場合、照明光源を取り付けてしまうと、
反射原稿と透過原稿とを混在させて作業を行うことがで
きず、作業効率性の面から不便である。
【0007】この他に、透過原稿を読取る場合には、白
基準は透過原稿が置かれていないコンタクトガラスを透
過した光束を用いるため、コンタクトガラス上に傷が存
在すると、その読取った画像に黒スジ等のノイズが発生
することになる。また、その読取り部分においても、透
過原稿は高密度な読取りを行うために反射原稿の読取り
では問題にならないコンタクトガラスの傷でも問題とな
る場合があり、このような傷に対してはコンタクトガラ
スを丸ごと交換しなければならず浪費となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、反射原稿を搭載する反射原稿搭載手段を設け、前記
反射原稿を照明する反射原稿照明手段と反射原稿ミラー
素子と反射原稿結像素子とを備えた反射原稿読取光学系
を設け、透過原稿を搭載する透過原稿搭載手段を設け、
その搭載された前記透過原稿を移動させる透過原稿移動
手段を設け、前記透過原稿を照明する透過原稿照明手段
と透過原稿ミラー素子と透過原稿結像素子とを備えた透
過原稿読取光学系を設け、前記反射原稿読取光学系の前
記反射原稿結像素子及び前記透過原稿読取光学系の前記
透過原稿結像素子によりそれぞれ結像された光を検出す
る1個の光電変換素子を設け、反射原稿の読取りと透過
原稿の読取りとの切替えを行えるように、前記光電変換
素子を反射原稿結像位置と透過原稿結像位置との間で移
動自在に配設した
【0009】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、反射原稿結像位置と透過原稿結像位置と
が一致するように、共用ミラーを反射原稿読取光学系と
透過原稿読取光学系との間で移動自在に配設した
【0010】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明において、透過原稿読取光学系内に反射原稿
照明手段を設けた
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、反射原稿及び透過原
稿の読取りは同一の光電変換素子を用いて検出を行うた
め、透過原稿及び反射原稿それぞれの異なる要求精度に
見合った読取り駆動方法を採用することができ、しか
も、異なる光学系を用いているため設計の自由度が向上
し、過度な設計負担をかけずに高精度なレンズを提供す
ることが可能となる。また、反射原稿と透過原稿との読
取りの切替えを光電 変換素子の移動により行っているた
め、光電変換手段として共通のものを使用することがで
き、部品点数を削減できる
【0012】請求項2記載の発明では、反射原稿と透過
原稿との読取りの切替えを共用ミラーを移動させて行う
ことにより、光電変換手段として共通のものを使用する
ことができ、部品点数を削減できる
【0013】請求項3記載の発明では、透過原稿読取光
学系内に反射原稿照明手段を設けたことにより、高密度
の読取りを必要とする反射原稿に対しても読取りを行う
ことが可能となる
【0014】
【実施例】第1の実施例を図1〜図7に基づいて説明す
る。図1(a)(b)は反射透過原稿読取装置の全体構
成を示すものである。本装置は、反射原稿読取部22
と、透過原稿読取部23とに大別される。まず、反射原
稿読取部22において、本体上部には反射原稿24を搭
載する反射原稿搭載手段25(コンタクトガラス)が設
けられている。また、前記透過原稿読取部23におい
て、透過原稿26(後述する図3,6参照)を搭載する
透過原稿搭載手段27が設けられている。この透過原稿
搭載手段27は、透過原稿移動手段28により移動でき
るようになっている。前記透過原稿26の上部には、こ
れを照明する透過原稿照明手段としての透過原稿照明光
源29が設けられている。
【0015】このようにして反射原稿読取部22と透過
原稿読取部23とに分離された本装置の本体下部の空間
領域には、反射透過原稿読取光学系30が設けられてい
る。この反射透過原稿読取光学系30には、反射原稿照
明光源31及び対向反射板32よりなる反射原稿照明手
段33が設けられ、また、この反射原稿照明手段33の
下方には、第1走行体ミラー34と、第2走行体ミラー
35と、結像素子としての結像レンズ36と、光電変換
素子37とが順次配設されている。このような反射透過
原稿読取光学系30は、前記反射原稿読取部22の反射
原稿結像位置と前記透過原稿読取部23の透過原稿結像
位置との間を自由に移動できるようになっている。
【0016】また、ここでは、反射透過原稿読取光学系
30の第2走行体ミラー35は、反射原稿読取部22の
反射原稿読取位置に対して透過原稿読取部23側に近接
して配置されている。
【0017】このような構成において、反射原稿24及
び透過原稿26を読取る方法について説明する。まず、
反射原稿24を読取る方法を図1(a)に基づいて述べ
る。最初に、反射透過原稿読取光学系30を反射原稿読
取部22内の反射原稿結像位置(反射原稿搭載手段25
の下方位置)まで移動させる。このような状態で、反射
原稿搭載手段25上に搭載された反射原稿24を読取る
際には、反射原稿照明光源31を点灯させ、反射原稿照
明手段33と第1走行体ミラー34と第2走行体ミラー
35とが原稿面に沿って相対的に移動し、結像レンズ3
6により結像され光電変換素子37にて検出することに
より読取りを行うことができる。なお、このような読取
り方法は、一般の原稿固定型(図15参照)の原稿読取
り方法と同様である。
【0018】また、透過原稿26を読取る方法を図1
(b)に基づいて述べる。反射透過原稿読取光学系30
を透過原稿読取部23内の透過原稿結像位置(透過原稿
搭載手段27の下方位置)まで移動させ、第1走行体ミ
ラー34、第2走行体ミラー35、結像レンズ36を再
配置する。そして、このような状態で、透過原稿搭載手
段27に搭載された透過原稿26を読取る際には、透過
原稿照明光源29を点灯させ、反射透過原稿読取光学系
30を固定し、透過原稿移動手段28により透過原稿2
6を移動させ、結像レンズ36により光電変換素子37
にて検出することにより読取りを行うことができる。こ
の場合、透過原稿照明光源29と透過原稿搭載手段27
との間に拡散板38を設けることにより均一な照明を行
うことができる。また、透過原稿26を移動させる透過
原稿移動手段28の駆動方法としては、ボールネジや、
リニアダイレクトモータ(LDM)等の駆動方法を用い
て高精度に行うことができる。
【0019】次に、反射透過原稿読取光学系30におけ
る第2走行体ミラー35の光学的な配置を、透過原稿読
取部23に近い側にした理由について述べる。一般的
に、透過原稿26は拡大読取りをしなければならないた
め、結像レンズ36は原稿面に接近させ、光電変換素子
37と結像レンズ36との間の距離は離さなくてはなら
ない。そこで、今、図2に示すように、第2走行体ミラ
ー35を透過原稿26の読取位置に対して透過原稿読取
部23と反対側にもってくる場合を考える。今、透過原
稿読取り時に、第1走行体ミラー34と第2走行体ミラ
ー35とを近づけると、レンズによっては光電変換素子
37を結像レンズ36から離すためのスペースを確保す
ることが難しくなり、そのようなスペースを確保するた
めには装置自体を大型化しなければならなくなる。
【0020】このような装置の大型化を避けるために
は、第2走行体ミラー35を透過原稿読取部23側に位
置させることにより、図1(b)に示したように、透過
原稿読取り時に、第1走行体ミラー34、第2走行体ミ
ラー35を最も近づけて原稿面と結像レンズ36との間
の距離を最短にした時、光電変換素子37を結像レンズ
36から離すスペースは反射原稿読取部22の側に十分
確保することができる。このような理由から、第2走行
体ミラー35の光学的な配置を透過原稿読取部23に近
い側に配置させることにより、装置の大型化を避けるこ
とができる。
【0021】次に、透過原稿搭載手段27における透過
原稿26のローディング方法を図3〜図7に基づいて説
明する。透過原稿26のローディング方法としては、図
3に示すようなフロントローディングのタイプと、図4
に示すようなサイドローディングのタイプのものに分け
られる。まず、フロントローディングの場合について述
べる。一般に原稿の読取りは、レンズの性能が最も高く
とれる中央部で行うことが望ましい。このため、図6に
示すように、透過原稿26は上下が透明なガラス部材か
らなる透過原稿搭載手段27に挾むことにより固定さ
れ、その透過原稿26を挾持した透過原稿搭載手段27
を固定枠39に形成された溝39aに差し込むことによ
り設置される。図7は透過原稿搭載手段27が固定枠3
9に設置された状態を示すものである。そして、このよ
うにして設置された透過原稿26は、原稿移動手段40
により中央の読取位置まで移動され、読取走査手段41
により副走査方向に移動しながら読みと取られる。
【0022】次に、図7のサイドローディングの場合に
は、図6の場合と同様に、透過原稿26がセッティング
された透過原稿搭載手段27を固定枠42に搭載する。
そして、透過原稿26の読取りは、そのまま読取走査手
段41によって副走査方向に移動しながら行うことがで
きる。
【0023】上述したように、反射原稿24の読取りと
透過原稿26の読取りとを同一の反射透過原稿読取光学
系30により行っているため、透過原稿26及び反射原
稿24のそれぞれ異なる要求精度に見合った読取り駆動
方法を採用することが可能となる。従って、これにより
読取り駆動の走査系に対する過度な設計負担や設計コス
トをかける必要がなくなり、高精度、低価格なスキャナ
を作ることができる。
【0024】また、反射原稿24と透過原稿26とを各
々別個の原稿搭載手段(反射原稿搭載手段25、透過原
稿搭載手段27)を用いて読取るため、透過原稿読取り
時に透過原稿搭載手段27の傷や汚れによる悪影響が発
生した場合、その透過原稿搭載手段27を単に交換すれ
ばよく、このような作業は容易に行うことができる。こ
の場合、反射原稿搭載手段25の大きさは通常A4やA
3とほぼ等しく、かなり大きいものであるため予備のも
のを用意しておくことは実質上不便であり、交換は容易
ではないのに対して、透過原稿搭載手段27は小型で複
数個所有しておくことも容易であり、もともと交換可能
な形状となっているため前述したような交換作業は何ら
問題とはならない。
【0025】さらに、第2走行体ミラー35を反射原稿
読取位置に対して透過原稿読取部23側に設けたことに
より、透過原稿26の読取り時に、第1,第2走行体ミ
ラー34.35を最も近づけて原稿面と結像レンズ36
との間の距離を最短にした時、光電変換素子37を結像
レンズ36から離すスペースを反射原稿読取部22側に
十分確保することが可能となる。従って、これにより透
過原稿26を拡大して読取るのに最適な光学配置を容易
に取ることができる。
【0026】次に、第2の実施例を図8及び図9に基づ
いて説明する。図8は本装置の全体構成を示すものであ
り、反射原稿読取部43と、透過原稿読取部44とに大
別される。反射原稿読取部43において、反射原稿45
を搭載する反射原稿搭載手段46(コンタクトガラス)
が設けられている。この反射原稿搭載手段46の下方に
は、反射原稿照明光源47と、対向反射板48とからな
る反射原稿照明手段49が設けられている。また、前記
反射原稿照明光源47により反射された光の光路上に
は、第1走行体ミラー50と、第2走行体ミラー51
と、固定ミラー53とからなる反射原稿ミラー素子54
が設けられている(なお、前記第1走行体ミラー50
と、前記第2走行体ミラー51とは、走行体ミラー52
を形成している)。また、前記第2走行体ミラー51
と、前記固定ミラー53との間には、反射原稿結像素子
55が設けられている。これら反射原稿照明手段49
と、反射原稿ミラー素子54と、反射原稿結像素子55
とは、反射原稿読取光学系56を構成している。
【0027】一方、透過原稿読取部44において、透過
原稿26(図6参照)を搭載する透過原稿搭載手段57
が設けられている。この透過原稿搭載手段57を移動さ
せるための透過原稿移動手段58が設けられている。ま
た、前記透過原稿搭載手段57の上部に位置する透過原
稿照明手段としての透過原稿照明光源59と、前記透過
原稿搭載手段57の下部に位置する透過原稿結像素子6
0と、固定ミラー61,62よりなる透過原稿ミラー素
子63とは、透過原稿読取光学系64を構成している。
【0028】また、前記反射原稿読取光学系56の前記
反射原稿結像素子55及び前記透過原稿読取光学系64
の前記透過原稿結像素子60によりそれぞれ結像された
光を検出する1個の光電変換素子65が設けられてい
る。この場合、前記光電変換素子65は、反射原稿45
の読取りと透過原稿26の読取りとの切替えができるよ
うに、反射原稿結像位置Pと透過原稿結像位置Qとの間
で移動自在に配設されている。
【0029】さらに、前記透過原稿搭載手段57の下方
には、反射原稿照明手段としての反射原稿照明光源66
が設けられている。
【0030】このような構成において、反射原稿45を
読取る場合には、反射原稿搭載手段46に搭載された反
射原稿45は、反射原稿照明手段49と、第1走行体ミ
ラー50と、第2走行体ミラー51とが原稿面に沿って
移動していくことにより原稿画像が読み取られ、その読
み取られた画像は反射原稿結像素子55により結像さ
れ、固定ミラー53を介して、反射原稿結像位置Pに位
置する光電変換素子65に検出され、これにより反射原
稿45の画像の読取りが行われる。一方、透過原稿26
を読取る場合には、反射原稿結像位置Pから透過原稿結
像位置Qに光電変換素子65を移動させた後、透過原稿
照明光源59により照明した状態で、透過原稿搭載手段
57に搭載された透過原稿26を透過原稿移動手段58
により移動させて読取り、透過原稿結像素子60により
原稿画像を結像して固定ミラー61,62を介して、光
電変換素子65に検出させることにより透過原稿26の
画像の読取りを行うことができる。この場合、透過原稿
照明光源59と透過原稿搭載手段57との間に拡散板6
7を設けることにより均一な照明を行うことができる。
また、透過原稿26を移動させる透過原稿移動手段58
の駆動方法としては、ボールネジや、リニアダイレクト
モータ(LDM)等の駆動方法を用いて高精度に行うこ
とができる。
【0031】上述したように、反射原稿45及び透過原
稿26の読取り検出方法としては、同一の光電変換素子
65を用いてこれを相互に移動させながら行っているた
め、反射原稿45及び透過原稿26のそれぞれ異なる要
求精度に見合った読取り駆動方法を採用することが可能
となり、読取り駆動走査系に対する過度な設計負担や設
計コストをかける必要がなくなる。また、ここでは、反
射及び透過に異なる光学系を用いているため、設計の自
由度が向上し、過度な設計負担をかけずに高精度なレン
ズの開発が容易となる。従って、このようなことから、
高精度な読取りを行うことができると共に低価格なスキ
ャナを作ることが可能となり、さらには、前述した請求
項1,2記載の発明で述べた効果と同様な効果を得るこ
ともできる。
【0032】また、反射原稿45と透過原稿26との読
取りの切替えを光電変換素子65の移動により行ってい
るため、光電変換手段として共通のものを使用すること
ができ部品点数を削減することができ、これにより低コ
ストな原稿読取装置を得ることができる。
【0033】さらに、この第2の実施例では、透過原稿
読取部44内に反射原稿照明光源66を設けているた
め、高密度読取りを必要とする反射原稿(例えば、拡大
読取りを必要とする原稿)に対しても読取りが可能とな
り、これにより読取りの適用範囲を一段と広げることが
できる。
【0034】図9は、上述した図8の構成の変形例を示
すものである。この場合、透過原稿読取部44内の透過
原稿照明光源59と、透過原稿搭載手段57と、透過原
稿移動手段58とを下方の筐体内部に収納することによ
り、反射原稿読取部43の原稿面と同一の高さとなるよ
うに形成する。これにより、一段と装置のコンパクト化
を図ることができる。
【0035】次に、第3の実施例を図10〜図13に基
づいて説明する。本実施例は、前述した第2の実施例
(図8参照)における結像手段の変形例を示すものであ
る。すなわち、図8の装置では、1個の光電変換素子6
5を2つの光学系56,64の間で移動制御したが、こ
こでは、その光電変換素子65は固定しておき、ミラー
側を相互に移動させるようにしたものである。
【0036】具体的には、図10において、反射原稿読
取光学系56と透過原稿読取光学系64との間で移動自
在とされた共用ミラーとしての共通ミラー68を設け、
反射原稿45の読取りの際には共通ミラー68を左側の
透過原稿読取光学系64に移動させ一方のミラー面によ
り反射させ、また、透過原稿26の読取りの際には共通
ミラー68を右側の反射原稿読取光学系56に移動させ
他方のミラー面により反射させ、これにより、反射原稿
結像位置Pと透過原稿結像位置Qとを一致させ、固定さ
れた光電変換素子65に導くことにより画像の読取りを
行うようにした。このように反射原稿45と透過原稿2
6との間の切替えを共通ミラー68の移動により行い、
光電変換手段として共用のものを使用することができる
ため、固定ミラー53,62が不要となり、これにより
低コストの原稿読取装置を実現させることができる。
【0037】図11は、図10の構成において、図9の
場合と同様に、透過原稿読取部44の突起部分をなくし
筐体内部に収納するようにしたものである。このように
構成することにより前述したように装置のコンパクト化
を図ることができる。
【0038】図12は、図10の共用ミラー68の移動
機構を変えたものである。ここでは、一点を中心として
回動する共用ミラーとしての回動ミラー68a,68b
を設けたものである。すなわち、反射原稿45を読取る
際には回動ミラー68bを下方側の実線で示す位置に回
動させて光路を変えることにより光電変換素子65に導
くことができ、透過原稿26を読取る際には回動ミラー
68bを破線で示す位置に回動して上方の回動ミラー6
8aにより反射させることにより光電変換素子65に導
くことができるためこれにより原稿画像の読取りを行う
ことができる。
【0039】図13は、図12の構成において、図9,
11と同様に透過原稿読取部44の突起部分をなくし筐
体内部に収納するようにしたものであり、この場合にも
より一段とコンパクト化を図ることができる。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、反射原稿を搭載
する反射原稿搭載手段を設け、前記反 射原稿を照明する
反射原稿照明手段と反射原稿ミラー素子と反射原稿結像
素子とを備えた反射原稿読取光学系を設け、透過原稿を
搭載する透過原稿搭載手段を設け、その搭載された前記
透過原稿を移動させる透過原稿移動手段を設け、前記透
過原稿を照明する透過原稿照明手段と透過原稿ミラー素
子と透過原稿結像素子とを備えた透過原稿読取光学系を
設け、前記反射原稿読取光学系の前記反射原稿結像素子
及び前記透過原稿読取光学系の前記透過原稿結像素子に
よりそれぞれ結像された光を検出する1個の光電変換素
子を設け、反射原稿の読取りと透過原稿の読取りとの切
替えを行えるように、前記光電変換素子を反射原稿結像
位置と透過原稿結像位置との間で移動自在に配設したの
で、透過原稿及び反射原稿それぞれの異なる要求精度に
見合った読取り駆動方法を採用することが可能となり、
しかも、互いに異なる光学系を使用しているため設計の
自由度が向上し、過度な設計負担をかけずに高精度なレ
ンズを提供することができるものである。また、反射原
稿の読取りと透過原稿の読取りとの切替えを行えるよう
に、光電変換素子を反射原稿結像位置と透過原稿結像位
置との間で移動自在に配設したので、光電変換手段とし
て共通のものを使用して部品点数を削減することがで
き、これにより一段と低コストの原稿読取装置を実現さ
せることができるものである
【0041】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、反射原稿結像位置と透過原稿結像位置とが
一致するように、共用ミラーを反射原稿読取光学系と透
過原稿読取光学系との間で移動自在に配設したので、光
電変換手段として共通のものを使用することができ、こ
れにより請求項3記載の発明と同様な効果を得ることが
できるものである
【0042】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、透過原稿読取光学系内に反射原稿照
明手段を設けたので、高密度の読取りを必要とする反射
原稿に対しても読取りを行うことが可能となり、読取り
の適用範囲を一段と広げることができるものである
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を示すものであり、(a)は反射
透過原稿読取光学系を反射原稿読取部内に位置させた時
の様子を示す断面図、(b)は反射透過原稿読取光学系
を透過原稿読取部内に位置させた時の様子を示す断面図
である。
【図2】第2走行体ミラーを図1の場合とは反対側の位
置に配置した場合の様子を比較して示す断面図である。
【図3】透過原稿用のフロントローディングタイプの外
観構成を示す斜視図である。
【図4】透過原稿用のサイドローディングタイプの外観
構成を示す斜視図である。
【図5】フロントローディングタイプにおいて、透明原
稿が透明原稿搭載手段に固定された状態を示す斜視図で
ある。
【図6】フロントローディングタイプにおいて、透明原
稿が透明原稿搭載手段に固定される前の状態を示す斜視
図である。
【図7】サイドローディングタイプにおいて、透明原稿
が透明原稿搭載手段に固定された状態を示す斜視図であ
る。
【図8】第2の実施例を示す断面図である。
【図9】図8の装置の上面部に段差を設けることなくフ
ラットな形状にした場合の形状を示す断面図である。
【図10】第3の実施例において結像光路上に共通ミラ
ーを設けた場合の構成を示す断面図である。
【図11】図10の装置の上面部に段差を設けることな
くフラットな形状にした場合の形状を示す断面図であ
る。
【図12】結像光路上に回動ミラーを設けた場合の構成
を示す断面図である。
【図13】図12の装置の上面部に段差を設けることな
くフラットな形状にした場合の形状を示す断面図であ
る。
【図14】従来における反射原稿と透過原稿の読取りを
行うことが可能な反射及び透過用の原稿読取装置を示す
断面図である。
【図15】光学系移動型の反射及び透過用の原稿読取装
置を示す断面図である。
【図16】原稿移動型の反射及び透過用の原稿読取装置
を示す断面図である。
【符号の説明】
22 反射原稿読取部 23 透過原稿読取部 24 反射原稿 25 反射原稿搭載手段 26 透過原稿 27 透過原稿搭載手段 28 透過原稿移動手段 29 透過原稿照明手段 30 反射透過原稿読取光学系 33 反射原稿照明手段 34 第1走行体ミラー 35 第2走行体ミラー 36 結像素子 37 光電変換素子 45 反射原稿 46 反射原稿搭載手段 49 反射原稿照明手段 54 反射原稿ミラー素子 55 反射原稿結像素子 56 反射原稿読取光学系 57 透過原稿搭載手段 58 透過原稿移動手段 59 透過原稿照明手段 60 透過原稿結像素子 63 透過原稿ミラー素子 64 透過原稿読取光学系 65 光電変換素子 66 反射原稿照明手段 68,68a,68b 共用ミラー P 反射原稿結像位置 Q 透過原稿結像位置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射原稿を搭載する反射原稿搭載手段を
    設け、前記反射原稿を照明する反射原稿照明手段と反射
    原稿ミラー素子と反射原稿結像素子とを備えた反射原稿
    読取光学系を設け、透過原稿を搭載する透過原稿搭載手
    段を設け、その搭載された前記透過原稿を移動させる透
    過原稿移動手段を設け、前記透過原稿を照明する透過原
    稿照明手段と透過原稿ミラー素子と透過原稿結像素子と
    を備えた透過原稿読取光学系を設け、前記反射原稿読取
    光学系の前記反射原稿結像素子及び前記透過原稿読取光
    学系の前記透過原稿結像素子によりそれぞれ結像された
    光を検出する1個の光電変換素子を設け、反射原稿の読
    取りと透過原稿の読取りとの切替えを行えるように、前
    記光電変換素子を反射原稿結像位置と透過原稿結像位置
    との間で移動自在に配設したことを特徴とする反射透過
    原稿読取装置。
  2. 【請求項2】 反射原稿結像位置と透過原稿結像位置と
    が一致するように、共用ミラーを反射原稿読取光学系と
    透過原稿読取光学系との間で移動自在に配設したことを
    特徴とする請求項1記載の反射透過原稿読取装置。
  3. 【請求項3】 透過原稿読取光学系内に反射原稿照明手
    段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の反射
    透過原稿読取装置。
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