JPH08271815A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08271815A
JPH08271815A JP8065738A JP6573896A JPH08271815A JP H08271815 A JPH08271815 A JP H08271815A JP 8065738 A JP8065738 A JP 8065738A JP 6573896 A JP6573896 A JP 6573896A JP H08271815 A JPH08271815 A JP H08271815A
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JP
Japan
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optical sensor
signal
image
clock
circuit
Prior art date
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JP8065738A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Shimada
和之 島田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、光センサ出力伝送線路の混入ノイ
ズによる誤動作を確実かつ簡単に防止することはできな
いという課題を解決しようとするものである。 【解決手段】 この発明は、光センサ出力で画像走査ク
ロックを更新する画像走査クロック発生器12と、光ビ
ームが光センサに入射する直前から光センサによって光
ビームの入射が検知されるまで同期検知用変調信号を出
力する同期検知用変調回路11と、同期検知用変調回路
11から同期検知用変調信号が出力されているときにの
み光センサ出力信号を画像走査クロック発生器12と同
期検知用変調回路11に加える光センサ出力開閉回路1
6とを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばレーザプリ
ンタ等に用いることができる光走査装置に関するもので
あり、特に光走査の同期回路のノイズによる誤動作を防
止するようにした光走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転偏向器により光ビームを走査対象物
に対して走査することにより画像を形成するようにした
光走査装置が、例えばレーザプリンタ等に用いられてい
る。このような光走査装置にあっては、特に主走査方向
の同一ライン上における画像記録領域外に画像書き込み
の同期をとるための光センサを設け、光センサによって
光ビームを検知してから数画素分のクロックをカウント
したのち画像の書込みを開始させるような制御方式が採
用されている。しかし、光センサ出力信号の伝送線路上
にノイズが混入すると、走査対象物上に出力される情報
が同期ずれを起こし、画像が見苦しくなる。そこで、光
センサ出力信号が得られる周期を予測し、予測した周期
以外の信号が入ってきたときはこれを遮断することによ
って上記の如き欠点を除去するようにした技術が提案さ
れている。特開昭55ー157723号公報記載のもの
はその例である。これはより具体的には、光センサによ
る光ビーム検出許容範囲を予め設定しておき、この範囲
で光センサから検出信号が出力された場合にのみこれを
正規の光センサ出力とすることにより、ノイズによる誤
動作を防止するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記技術では、光セン
サ出力信号の伝送線路に混入するノイズによる誤動作を
確実にかつ簡単に防止することはできない。本発明は、
光ビームが光センサに入射する直前から光センサによっ
て光ビームの入射が検知されるまで同期検知用変調信号
を出力する同期検知用変調回路を設け、この同期検知用
変調回路から同期検知用変調信号が出力されているとき
にのみ、即ち、アンブランキング信号が出力されている
ときにのみ光センサ出力を取り出すようにすることによ
り、光センサ出力信号線路に混入するノイズによる誤動
作を確実にかつ簡単に防止することができるようにした
光走査装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、回転偏向器により光ビーム
を走査対象物に対して走査させ、画像走査領域外に設け
た光センサ出力により主走査方向の同期をとる光走査装
置において、光センサ出力で画像走査クロックを更新す
る画像走査クロック発生器と、光ビームが光センサに入
射する直前から光センサによって光ビームの入射が検知
されるまで同期検知用変調信号を出力する同期検知用変
調回路と、同期検知用変調回路から同期検知用変調信号
が出力されているときにのみ光センサ出力信号を画像走
査クロック発生器と同期検知用変調回路に加える光セン
サ出力開閉回路とを有してなるものであり、光センサ出
力信号の伝送線路に混入するノイズによる誤動作を確実
にかつ簡単に防止することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施例に基づいて本
発明を詳細に説明する。図3において、半導体レーザ等
のレーザ光源1からの出射ビームはコリメータレンズ2
によって平行光にされ、この平行光は回転多面鏡3でな
る回転偏向器に入射されて偏向されるようになってい
る。偏向されたビームはfθレンズ4により走査対象物
たる感光体5上に走査スポットを結像するようになって
いる。上記レーザビームは、記録信号により変調され、
回転多面鏡3により感光体5の面上を走査させて静電潜
像が形成されるようになっている。感光体5はその軸の
周りに回転駆動されることにより副走査が行われる。感
光体5への画像記録領域外には光センサ6が設けられて
おり、回転多面鏡3で偏向された光ビームを光センサ6
が検知することにより光検知信号を出力するようになっ
ている。
【0006】図4の例は、回転偏向器をホログラムディ
スク8としてこれを図3の例における回転多面鏡3と代
替し、レーザ光源1からのレーザビームをホログラムデ
ィスク8に導くミラー7とホログラムディスク8からの
偏向光をfθレンズ4に導くミラー9を付加したもので
あり、その他の構成及び動作は図3の例と同じである。
【0007】次に本発明に用いられる電気的制御系の実
施例について説明する。図1において、同期検知用変調
回路11は、光センサ出力信号で同期検知用変調信号を
立ち下げ、立ち下がってから所定時間後に次のライン走
査に備えて同期検知用変調信号を立ち上げてこれを画像
制御回路13に入力するものである。上記同期検知用変
調信号の立ち下げから立ち上げまでの所定時間は基準ク
ロックC0を計数して作ってもよいし、その他適宜のタ
イマで作ってもよい。画像走査クロック発生器12は、
画像走査クロックを発生して画像制御回路13に入力す
るものであり、光センサ出力信号によって画像走査クロ
ックを更新するようになっている。画像走査クロックは
光センサ出力によって一定数発生させてもよく、また、
連続的に発生させてもよい。文字発生器14は、画像制
御回路13からの制御信号により、主走査の1ライン毎
の画像情報信号を画像走査クロックに同期させて送信す
るようになっている。画像制御回路13は、文字発生器
14からの画像情報信号、同期検知用変調回路11から
の同期検知用変調信号及びポジ・ポジプロセスの場合は
画像端イレース信号を変調信号として光源駆動回路15
に出力するようになっている。光源駆動回路15は、画
像制御回路13から入力される変調信号により、光源が
半導体レーザの場合は半導体レーザを変調し、光源がガ
スレーザ、例えばHe−Neレーザの場合はレーザビー
ムの進路上に設けた音響光学素子等を変調するようにな
っている。
【0008】同期検知用変調回路11は同期検知用変調
信号の立ち下げ、立ち上げを制御するために光センサ出
力が必要であり、また、画像走査クロック発生器12は
画像走査クロックを更新するために光センサ出力が必要
である。この光センサ出力信号は、光センサ出力開閉回
路としてのアンド回路16により同期検知用変調回路1
1からの同期検知用変調信号とアンドがとられ、同期検
知用変調信号が出力されているときにのみ光センサ出力
信号が画像走査クロック発生器12と同期検知用変調回
路11に加えられ、もって、光センサ出力信号線路上の
ノイズによる誤動作が防止されるようになっている。
【0009】画像走査クロック発生器12は、例えば図
5に示されるような構成にすることができる。図5にお
いて、基準クロック発振器17は、画像走査を行うクロ
ック周波数f0と等しい周波数の基準クロックC0を生
成してディレイ素子18に加えるようになっている。デ
ィレイ素子18は、基準クロックC0をほぼΔt0ずつ
遅延させてクロックC1,C2,・・・・・Cnを生成
し、これをラッチ回路19とクロック選択回路20に加
えるようになっている。上記クロックC1,C2,・・
・・・Cnは幅が等しく、順次一定時間ずつずらされて
いる。ラッチ回路19は、入力されてくる上記クロック
C1,C2,・・・・・Cnを光センサ出力の立ち上が
りによってラッチしてQ1,Q2,・・・・・Qnを出
力しクロック選択回路20に入力すると共にその反転出
力/Q1,/Q2,・・・・・/Qnをもクロック選択
回路20に入力するようになっている。クロック選択回
路20は前段のラッチ回路19の出力Q1,Q2,・・
・・・Qn及び/Q1,/Q2,・・・・・/Qnを利
用してQk・/Qk+1(k=1乃至n−1;k=nの
場合はQn・/Q1)あるいは/Qk・Qk+1(k=
1乃至n−1;k=nの場合は/Qn・Q1)の信号で
クロックC1,C2,・・・・・Cnの中から一つを選
択してこれを画像走査クロック信号として出力するもの
である。クロック選択回路20は具体的には、例えば図
7のようにn=6として6個のアンド回路21,22,
23,24,25,26とオア回路27とを有してな
る。各アンド回路21,22,23,24,25,26
はラッチされたクロックのうちの一つのクロックと、ラ
ッチされたクロックのうちの次のクロックの反転信号と
を入力とすると共に上記一つのクロックから数えて3番
目のクロックに対応するラッチされないディレイ素子1
8からのクロックを入力とし、これによってクロックC
1,C2,・・・・・Cnのうちの一つを選択し、これ
をオア回路27を通じて画像走査クロックとして出力す
るようになっている。
【0010】次に、以上述べた制御系の動作を説明す
る。図5におけるディレイ素子18は基準クロック発振
器17からの基準クロックC0に基づき、図6に示され
ているように、一定の幅をもち、かつ、順次時間的にず
れたクロックC1,C2,・・・・・C6を生成する。
ラッチ回路19は上記クロックC1乃至C6を光センサ
出力によってラッチし、このラッチ信号D1乃至D6及
びその反転信号/D1乃至/D6をクロック選択回路2
0に入力する。図6のように、クロックC1が「H」で
クロックC2が「L」のときに光センサ出力があると、
そのときのクロックC1乃至C6の状態がラッチされる
と共に、図7におけるアンド回路21のみがゲートを開
いてクロックC1から数えて3番目のクロックC4が画
像走査クロックとして選択される。仮にクロックC4が
「H」でクロックC5が「L」のときに光センサ出力が
あるとアンド回路24がゲートを開いてクロックC4か
ら数えて3番目のクロックC1が画像走査クロックとし
て選択される。こうして光センサ出力信号が出力された
時点でこれから主走査に使用する画像走査クロックが決
定され、このとき画像走査クロックは前ライン画像走査
クロックから更新される。1ライン走査における画像走
査クロック数は所定値に決められていて、最終状態が
「L」又は「H」に決まっている場合には、その最終状
態から光センサ出力信号により選択された画像走査クロ
ックに更新される。この画像走査クロックは図1におけ
る画像制御回路13に入力され、画像制御回路13は画
像走査クロックを所定値計数して文字発生器14からの
画像情報信号を光源駆動回路15に加え、画像を書き込
み始める。更新された画像走査クロックと光検知信号と
の位相差のばらつきがほぼ一定(1/Nクロック以下)
になるようにクロックC1乃至Cnを設定してある。こ
れにより画像書き込み位置のばらつきが1/Nドット以
下に抑制される。
【0011】図2は図1の制御系の動作を説明するため
のタイミングチャートである。図2において、T0は光
センサ出力信号が入力されることで同期検知用変調信号
を立ち下げてから同期検知用変調信号を立ち上げるまで
の所定時間を示し、Tは光センサ出力を得てから次のラ
イン走査で得る光センサ出力までの1ライン走査時間を
示す。この時間Tは、前記回転偏向器の駆動系が所定回
転数まで立ち上がった後ではほぼ一定となる。そのた
め、同期検知用変調信号のパルス幅は回転偏向器の分割
角度精度程度まで狭くすることができる。また、前記所
定時間T0は前述のように基準クロックC0をカウント
することで正確に制御できる。
【0012】いま、仮に図1におけるアンド回路16を
用いることなく、図3及び図4における光センサ6から
の出力を直接同期検知用変調回路11と画像走査クロッ
ク発生器12に加えるものとする。この構成において、
図2にaで示されているように光センサ出力線路にノイ
ズが入った場合を考えると、ノイズaが入った時点で画
像走査クロックが更新されてしまい、画像走査クロック
の更新後に同クロックを所定数計数してから画像情報を
書き込み始めることになり、画像書き込み位置がばらつ
くことになる。
【0013】しかし、図1に示されているような本発明
の実施例によれば、光センサ出力はアンド回路16によ
って同期検知用変調信号とアンドがとられ、同期検知用
変調回路11から同期検知用変調信号が出力されている
ときにのみ光センサ出力を画像走査クロック発生器12
と同期検知用変調回路11に加えるようになっているか
ら、同期検知用変調信号が出力されていないときに光セ
ンサ出力線路にノイズが入っても画像走査クロックが更
新されることはなく、画像書き込み位置がばらつくこと
がなくなる。そして、同期検知用変調信号の幅を狭くす
ることによって誤動作の確率を一層小さくすることがで
きる。
【0014】なお、図2において変調信号Aは、ポジ・
ポジプロセスであって画像端イレース信号が有る場合を
示しており、変調信号Bは、ネガ・ポジプロセスであっ
て画像端イレース信号が無い場合を示している。
【0015】ここで、回転偏向器の回転数が所定の回転
数まで立ち上がっていない場合について考える。この場
合、1ライン走査時間Tは回転偏向器が所定の回転数ま
で立ち上がっているときよりも長くなるから、光センサ
でレーザビームが検知されるように同期検知用変調信号
のパルス幅を広くする必要がある。図示の実施例では、
光センサによってレーザビームが検知されるまで同期検
知用変調信号が出力されるから、回転偏向器の回転数が
所定の回転数まで立ち上がっていない場合はそれに応じ
て同期検知用変調信号のパルス幅が広くなり、光センサ
出力を確実に得ることができる。また、数ライン分の走
査に要する時間内に光センサ出力が得られない場合に
は、異常状態を表わすエラー信号を出力するようにして
もよく、このとき、同期検知用変調信号をリセットする
ようにしてもよい。リセットした場合には、異常状態復
帰時を考えて所定時間T0の智に同期検知用変調信号を
立ち上げるようにする。但し、上記エラー信号は、光走
査系が正常に戻ったとき、即ち、同期検知用変調信号が
セットされている間に光センサ出力が得られれば解除す
るようにする。また、上記エラー信号をCPUによって
処理することにより回転偏向器の回転の立ち上がり時の
誤動作をなくすることができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、同期検知用変調回路から同期検知用変調信号が出力
されているときにのみ光センサ出力信号が有効に出力さ
れるように光センサ出力開閉回路を設けたから、光セン
サ出力信号線路に混入するノイズによる誤動作を有効に
防止することができる。また、上記光センサ出力開閉回
路は比較的簡単な回路構成でよいから、簡単な構成なが
らノイズによる誤動作を有効に防止することが可能な光
走査装置を提供することができる。さらに、回転偏向器
の回転数が一定である限り、同期検知用変調信号の幅を
狭くしても光センサ出力を取り出すことが可能であり、
こうすることによって誤動作を一層少なくすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す制御系のブロック図であ
る。
【図2】同上実施例の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図3】光走査装置の一例を示す概念図である。
【図4】光走査装置の別の例を示す概念図である。
【図5】上記実施例中の画像走査クロック発生器の具体
例を示すブロック図である。
【図6】同上画像走査クロック発生器の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図7】上記画像走査クロック発生器中のクロック選択
回路の具体例を示す回路図である。
【符号の説明】
3 回転偏向器としての回転多面鏡 5 走査対象物 6 光センサ 8 回転偏向器としてのホログラムディスク 11 同期検知用変調回路 12 画像走査クロック発生器 16 光センサ出力開閉回路としてのアンド回路
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 画像形成装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばレーザプリ
ンタ等、即ち画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転偏向器により光ビームを走査対象物
に対して走査することにより画像を形成するようにした
光走査装置が、例えばレーザプリンタ等に用いられてい
る。このような光走査装置にあっては、特に主走査方向
の同一ライン上における画像記録領域外に画像書き込み
の同期をとるための光センサを設け、光センサによって
光ビームを検知してから数画素分のクロックをカウント
したのち画像の書込みを開始させるような制御方式が採
用されている。しかし、光センサ出力信号の伝送線路上
にノイズが混入すると、走査対象物上に出力される情報
が同期ずれを起こし、画像が見苦しくなる。そこで、光
センサ出力信号が得られる周期を予測し、予測した周期
以外の信号が入ってきたときはこれを遮断することによ
って上記の如き欠点を除去するようにした技術が提案さ
れている。特開昭55ー157723号公報記載のもの
はその例である。これはより具体的には、光センサによ
る光ビーム検出許容範囲を予め設定しておき、この範囲
で光センサから検出信号が出力された場合にのみこれを
正規の光センサ出力とすることにより、ノイズによる誤
動作を防止するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記技術では、光セン
サ出力信号の伝送線路に混入するノイズによる誤動作を
確実にかつ簡単に防止することはできない。本発明は、
光センサ出力信号の伝送線路に混入するノイズによる誤
動作を確実にかつ簡単に防止することができる画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、偏向器により光ビームを走
査対象物に対して走査させ、画像走査領域外に設けた光
センサ出力により主走査方向の同期をとる画像形成装置
において、光センサ出力で画像走査クロックを更新する
画像走査クロック発生器と、光センサ出力を取り出すた
めの同期検知用変調信号を出力する同期検知用変調回路
とを有し、前記同期検知用変調信号により光センサの光
源を変調するものであり、光センサ出力信号の伝送線路
に混入するノイズによる誤動作を確実にかつ簡単に防止
することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施例に基づいて本
発明を詳細に説明する。図3において、半導体レーザ等
のレーザ光源1からの出射ビームはコリメータレンズ2
によって平行光にされ、この平行光は回転多面鏡3でな
る回転偏向器に入射されて偏向されるようになってい
る。偏向されたビームはfθレンズ4により走査対象物
たる感光体5上に走査スポットを結像するようになって
いる。上記レーザビームは、記録信号により変調され、
回転多面鏡3により感光体5の面上を走査させて静電潜
像が形成されるようになっている。感光体5はその軸の
周りに回転駆動されることにより副走査が行われる。感
光体5への画像記録領域外には光センサ6が設けられて
おり、回転多面鏡3で偏向された光ビームを光センサ6
が検知することにより光検知信号を出力するようになっ
ている。
【0006】図4の例は、回転偏向器をホログラムディ
スク8としてこれを図3の例における回転多面鏡3と代
替し、レーザ光源1からのレーザビームをホログラムデ
ィスク8に導くミラー7とホログラムディスク8からの
偏向光をfθレンズ4に導くミラー9を付加したもので
あり、その他の構成及び動作は図3の例と同じである。
【0007】次に本発明に用いられる電気的制御系の実
施例について説明する。図1において、同期検知用変調
回路11は、光センサ出力信号で同期検知用変調信号を
立ち下げ、立ち下がってから所定時間後に次のライン走
査に備えて同期検知用変調信号を立ち上げてこれを画像
制御回路13に入力するものである。上記同期検知用変
調信号の立ち下げから立ち上げまでの所定時間は基準ク
ロックC0を計数して作ってもよいし、その他適宜のタ
イマで作ってもよい。画像走査クロック発生器12は、
画像走査クロックを発生して画像制御回路13に入力す
るものであり、光センサ出力信号によって画像走査クロ
ックを更新するようになっている。画像走査クロックは
光センサ出力によって一定数発生させてもよく、また、
連続的に発生させてもよい。文字発生器14は、画像制
御回路13からの制御信号により、主走査の1ライン毎
の画像情報信号を画像走査クロックに同期させて送信す
るようになっている。画像制御回路13は、文字発生器
14からの画像情報信号、同期検知用変調回路11から
の同期検知用変調信号及びポジ・ポジプロセスの場合は
画像端イレース信号を変調信号として光源駆動回路15
に出力するようになっている。光源駆動回路15は、画
像制御回路13から入力される変調信号により、光源が
半導体レーザの場合は半導体レーザを変調し、光源がガ
スレーザ、例えばHe−Neレーザの場合はレーザビー
ムの進路上に設けた音響光学素子等を変調するようにな
っている。
【0008】同期検知用変調回路11は同期検知用変調
信号の立ち下げ、立ち上げを制御するために光センサ出
力が必要であり、また、画像走査クロック発生器12は
画像走査クロックを更新するために光センサ出力が必要
である。この光センサ出力信号は、光センサ出力開閉回
路としてのアンド回路16により同期検知用変調回路1
1からの同期検知用変調信号とアンドがとられ、同期検
知用変調信号が出力されているときにのみ光センサ出力
信号が画像走査クロック発生器12と同期検知用変調回
路11に加えられ、もって、光センサ出力信号線路上の
ノイズによる誤動作が防止されるようになっている。
【0009】画像走査クロック発生器12は、例えば図
5に示されるような構成にすることができる。図5にお
いて、基準クロック発振器17は、画像走査を行うクロ
ック周波数f0と等しい周波数の基準クロックC0を生
成してディレイ素子18に加えるようになっている。デ
ィレイ素子18は、基準クロックC0をほぼΔt0ずつ
遅延させてクロックC1,C2,・・・・・Cnを生成
し、これをラッチ回路19とクロック選択回路20に加
えるようになっている。上記クロックC1,C2,・・
・・・Cnは幅が等しく、順次一定時間ずつずらされて
いる。ラッチ回路19は、入力されてくる上記クロック
C1,C2,・・・・・Cnを光センサ出力の立ち上が
りによってラッチしてQ1,Q2,・・・・・Qnを出
力しクロック選択回路20に入力すると共にその反転出
力/Q1,/Q2,・・・・・/Qnをもクロック選択
回路20に入力するようになっている。クロック選択回
路20は前段のラッチ回路19の出力Q1,Q2,・・
・・・Qn及び/Q1,/Q2,・・・・・/Qnを利
用してQk・/Qk+1(k=1乃至n−1;k=nの
場合はQn・/Q1)あるいは/Qk・Qk+1(k=
1乃至n−1;k=nの場合は/Qn・Q1)の信号で
クロックC1,C2,・・・・・Cnの中から一つを選
択してこれを画像走査クロック信号として出力するもの
である。クロック選択回路20は具体的には、例えば図
7のようにn=6として6個のアンド回路21,22,
23,24,25,26とオア回路27とを有してな
る。各アンド回路21,22,23,24,25,26
はラッチされたクロックのうちの一つのクロックと、ラ
ッチされたクロックのうちの次のクロックの反転信号と
を入力とすると共に上記一つのクロックから数えて3番
目のクロックに対応するラッチされないディレイ素子1
8からのクロックを入力とし、これによってクロックC
1,C2,・・・・・Cnのうちの一つを選択し、これ
をオア回路27を通じて画像走査クロックとして出力す
るようになっている。
【0010】次に、以上述べた制御系の動作を説明す
る。図5におけるディレイ素子18は基準クロック発振
器17からの基準クロックC0に基づき、図6に示され
ているように、一定の幅をもち、かつ、順次時間的にず
れたクロックC1,C2,・・・・・C6を生成する。
ラッチ回路19は上記クロックC1乃至C6を光センサ
出力によってラッチし、このラッチ信号D1乃至D6及
びその反転信号/D1乃至/D6をクロック選択回路2
0に入力する。図6のように、クロックC1が「H」で
クロックC2が「L」のときに光センサ出力があると、
そのときのクロックC1乃至C6の状態がラッチされる
と共に、図7におけるアンド回路21のみがゲートを開
いてクロックC1から数えて3番目のクロックC4が画
像走査クロックとして選択される。仮にクロックC4が
「H」でクロックC5が「L」のときに光センサ出力が
あるとアンド回路24がゲートを開いてクロックC4か
ら数えて3番目のクロックC1が画像走査クロックとし
て選択される。こうして光センサ出力信号が出力された
時点でこれから主走査に使用する画像走査クロックが決
定され、このとき画像走査クロックは前ライン画像走査
クロックから更新される。1ライン走査における画像走
査クロック数は所定値に決められていて、最終状態が
「L」又は「H」に決まっている場合には、その最終状
態から光センサ出力信号により選択された画像走査クロ
ックに更新される。この画像走査クロックは図1におけ
る画像制御回路13に入力され、画像制御回路13は画
像走査クロックを所定値計数して文字発生器14からの
画像情報信号を光源駆動回路15に加え、画像を書き込
み始める。更新された画像走査クロックと光検知信号と
の位相差のばらつきがほぼ一定(1/Nクロック以下)
になるようにクロックC1乃至Cnを設定してある。こ
れにより画像書き込み位置のばらつきが1/Nドット以
下に抑制される。
【0011】図2は図1の制御系の動作を説明するため
のタイミングチャートである。図2において、T0は光
センサ出力信号が入力されることで同期検知用変調信号
を立ち下げてから同期検知用変調信号を立ち上げるまで
の所定時間を示し、Tは光センサ出力を得てから次のラ
イン走査で得る光センサ出力までの1ライン走査時間を
示す。この時間Tは、前記回転偏向器の駆動系が所定回
転数まで立ち上がった後ではほぼ一定となる。そのた
め、同期検知用変調信号のパルス幅は回転偏向器の分割
角度精度程度まで狭くすることができる。また、前記所
定時間T0は前述のように基準クロックC0をカウント
することで正確に制御できる。
【0012】いま、仮に図1におけるアンド回路16を
用いることなく、図3及び図4における光センサ6から
の出力を直接同期検知用変調回路11と画像走査クロッ
ク発生器12に加えるものとする。この構成において、
図2にaで示されているように光センサ出力線路にノイ
ズが入った場合を考えると、ノイズaが入った時点で画
像走査クロックが更新されてしまい、画像走査クロック
の更新後に同クロックを所定数計数してから画像情報を
書き込み始めることになり、画像書き込み位置がばらつ
くことになる。
【0013】しかし、図1に示されているような本発明
の実施例によれば、光センサ出力はアンド回路16によ
って同期検知用変調信号とアンドがとられ、同期検知用
変調回路11から同期検知用変調信号が出力されている
ときにのみ光センサ出力を画像走査クロック発生器12
と同期検知用変調回路11に加えるようになっているか
ら、同期検知用変調信号が出力されていないときに光セ
ンサ出力線路にノイズが入っても画像走査クロックが更
新されることはなく、画像書き込み位置がばらつくこと
がなくなる。そして、同期検知用変調信号の幅を狭くす
ることによって誤動作の確率を一層小さくすることがで
きる。
【0014】なお、図2において変調信号Aは、ポジ・
ポジプロセスであって画像端イレース信号が有る場合を
示しており、変調信号Bは、ネガ・ポジプロセスであっ
て画像端イレース信号が無い場合を示している。
【0015】ここで、回転偏向器の回転数が所定の回転
数まで立ち上がっていない場合について考える。この場
合、1ライン走査時間Tは回転偏向器が所定の回転数ま
で立ち上がっているときよりも長くなるから、光センサ
でレーザビームが検知されるように同期検知用変調信号
のパルス幅を広くする必要がある。図示の実施例では、
光センサによってレーザビームが検知されるまで同期検
知用変調信号が出力されるから、回転偏向器の回転数が
所定の回転数まで立ち上がっていない場合はそれに応じ
て同期検知用変調信号のパルス幅が広くなり、光センサ
出力を確実に得ることができる。また、数ライン分の走
査に要する時間内に光センサ出力が得られない場合に
は、異常状態を表わすエラー信号を出力するようにして
もよく、このとき、同期検知用変調信号をリセットする
ようにしてもよい。リセットした場合には、異常状態復
帰時を考えて所定時間T0の智に同期検知用変調信号を
立ち上げるようにする。但し、上記エラー信号は、光走
査系が正常に戻ったとき、即ち、同期検知用変調信号が
セットされている間に光センサ出力が得られれば解除す
るようにする。また、上記エラー信号をCPUによって
処理することにより回転偏向器の回転の立ち上がり時の
誤動作をなくすることができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、偏向器により光ビームを走査対象物に対して走査さ
せ、画像走査領域外に設けた光センサ出力により主走査
方向の同期をとる画像形成装置において、光センサ出力
で画像走査クロックを更新する画像走査クロック発生器
と、光センサ出力を取り出すための同期検知用変調信号
を出力する同期検知用変調回路とを有し、前記同期検知
用変調信号により光センサの光源を変調するので、光セ
ンサ出力信号の伝送線路に混入するノイズによる誤動作
を確実にかつ簡単に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す制御系のブロック図であ
る。
【図2】同上実施例の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図3】画像形成装置の一例を示す概念図である。
【図4】画像形成装置の別の例を示す概念図である。
【図5】上記実施例中の画像走査クロック発生器の具体
例を示すブロック図である。
【図6】同上画像走査クロック発生器の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図7】上記画像走査クロック発生器中のクロック選択
回路の具体例を示す回路図である。
【符号の説明】 3 回転偏向器としての回転多面鏡 5 走査対象物 6 光センサ 8 回転偏向器としてのホログラムディスク 11 同期検知用変調回路 12 画像走査クロック発生器 16 光センサ出力開閉回路としてのアンド回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転偏向器により光ビームを走査対象物に
    対して走査させ、画像走査領域外に設けた光センサ出力
    により主走査方向の同期をとる光走査装置において、光
    センサ出力で画像走査クロックを更新する画像走査クロ
    ック発生器と、光ビームが光センサに入射する直前から
    光センサによって光ビームの入射が検知されるまで同期
    検知用変調信号を出力する同期検知用変調回路と、同期
    検知用変調回路から同期検知用変調信号が出力されてい
    るときにのみ光センサ出力信号を画像走査クロック発生
    器と同期検知用変調回路に加える光センサ出力開閉回路
    とを有してなる光走査装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7460144B2 (en) 2005-05-31 2008-12-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Optical scanning device and image forming apparatus

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55157723A (en) * 1979-05-28 1980-12-08 Canon Inc Beam deflecting device

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