JPH08264339A - コイルボビン - Google Patents

コイルボビン

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Publication number
JPH08264339A
JPH08264339A JP7086022A JP8602295A JPH08264339A JP H08264339 A JPH08264339 A JP H08264339A JP 7086022 A JP7086022 A JP 7086022A JP 8602295 A JP8602295 A JP 8602295A JP H08264339 A JPH08264339 A JP H08264339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
winding
coil bobbin
terminal
pin
Prior art date
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Pending
Application number
JP7086022A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Otomo
隆司 大友
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP7086022A priority Critical patent/JPH08264339A/ja
Publication of JPH08264339A publication Critical patent/JPH08264339A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トランスの取付面積を小さくするコイルボビ
ンを提供すること。 【構成】 筒状巻芯12と、前記巻芯12の両端に形成
された鍔11と、端子台10と、ピン端子1と、中央溝
5と、第1の突起5a及び第1の溝4aと、第2の突起
5b及び第2の溝4bとからなるコイルボビン3であっ
て、ワイヤー2を中央溝5から第1の溝4aと第2の溝
4bへ通してピン端子1にからげる構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の映像機器、音響
機器、産業機器、電話器用関連機器等に使用されるトラ
ンス用コイルボビンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の電子技術の発展は、目ざましいも
のがある。とりわけ、トランスを応用した電子機器、例
えば、多機能化電話装置、DC−DCコンバータ等で
は、機器の小型、軽量化を果たすべく、トランスの動作
周波数は高周波化され、トランスそのものも小型化され
るようになってきている。
【0003】図2(a)の斜視図に示すように、トラン
スに使用される従来のコイルボビンは、電気絶縁材より
なる筒状巻芯の両端部に外方に張り出した四辺形状の鍔
11と、前記筒状巻芯と前記鍔11とを支持した一対の
端子台10と、前記端子台10の下面に埋設されたピン
端子1とからなる。また、トランスは、前述したコイル
ボビンの巻芯に巻線14を巻回して、絶縁テープ17な
どで絶縁し、前記端子台10の平面にMn−Znフェラ
イト等の磁性コア13を対向するように筒状巻芯に装着
して、組み立てられる。
【0004】また、図2(b)に示すように、従来のコ
イルボビンの、ピン端子を植設している端子台10に
は、ワイヤー2をピン端子1にからげて接続するため、
ピン端子1に対してピン端子植設部9に横並びに引き出
し用の溝7と引き回し用の突起8が設けられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、トランスが小
型化されるに従い、溝7や、突起8に加えて、ピン端子
1等も含めて寸法を小さくする必要があるが、生産性を
考慮に入れると、前記溝7や突起8やピン端子1を相対
的に単につめて小さくするだけでは不十分である。
【0006】例えば、溝7においては、巻線のワイヤー
径の5倍以上の溝幅を必要とすることから、前記端子台
の寸法が大きくなり、基板に取り付けする際、トランス
の取付面積が大きくなるという欠点があった。
【0007】本発明の目的は、トランスの取付面積を小
さくするコイルボビンを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明である、絶縁材よ
りなる筒状巻芯と、該巻芯の両端に形成されたの鍔と、
前記巻芯と前記鍔とを支持し、ピン端子に接続する巻線
の引き回し用の突起と、巻線の引き出用のし溝を有す
る、ピン端子を植設した一対の端子台とからなるコイル
ボビンにおいて、前記端子台の端部に、ピン端子に対し
て平行方向に、端子台中央に前記巻芯外周まで形成され
た、巻線を引き出すための中央溝を設け、前記中央溝の
両岸に対向する数対の第1の突起と第1の溝を設け、前
記中央溝に対して直交するピン端子を植設する面に、巻
線を引き回す第2の突起と第2の溝を設け、順に巻線を
前記中央溝と第1の溝と第2の溝を通してピン端子にか
らげられるよう構成したことを特徴とするコイルボビン
を提供することによって課題を解決することができる。
【0009】
【作用】本発明のコイルボビンでは、まず、ピン端子の
間隔を必要最小限となるようにつめた。一方、従来のコ
イルボビンでは、ピン端子に巻線を引き出すための溝
は、各々ピン端子に対して1箇1箇設けられていたが、
本発明では、端子台の中央1箇所にまとめて、ピン端子
に対して平行に端子台の中央に中央溝として1箇所設け
て、すべての巻線の引出し用の溝となるように改善し
た。このため、従来十数箇所溝があったものが1つにな
った。従って、端子台の寸法が小さくなった。また、こ
の中央溝には、溝の両岸にピン端子に垂直な第1の突起
を数対対向するように設けた。次に、ピン端子植設部に
は、第2の突起を横並びに設けた。第2の突起は、第1
の突起から引き出された巻線を各々のピン端子にからま
らないようにからげるために設けられたものである。
【0010】以上より、十数箇所あった引出し溝が中央
に1箇所に1箇設けることにより、さらにピン端子の間
隔をつめることによって、端子台の寸法をつめることが
できた。そのため、コイルボビンの寸法が小さくなりト
ランス取付面積が減縮した。
【0011】
【実施例】本発明の実施例について図面を用いて説明す
る。図1は、本発明の実施例のコイルボビンを用いたト
ランス及び本発明のコイルボビンの説明図である。図1
(a)は、本発明の実施例のコイルボビンを示す斜視図
である。図1(b)は、本発明のコイルボビンを用いた
トランスの斜視図である。図1(c)は、本発明のコイ
ルボビンの端子台の拡大斜視図である。
【0012】本発明のトランス用コイルボビンは、図1
(a)に示すように、電気絶縁材よりなる筒状巻芯12
と、前記巻芯12の両端に設けられた四辺形状の一対の
鍔11と、前記巻芯12と前記鍔11を支持する、ピン
端子1と中央溝5と第1の突起5aと第2の突起5bと
設けた端子台10とから構成されるものである。
【0013】前記コイルボビンの端子台10は、図1
(c)に示すように、まずピン植設部9の寸法をつめる
ために、ピン端子1の間隔を、5mmあったものを2.
5mmとした。さらに溝幅も半分つめた。
【0014】従来、ピン端子にワイヤーをからげるため
に、巻線の引き出し用の溝がピン端子に対して1箇1箇
設けられていたが、本発明のコイルボビンにおいては、
引き出し用の溝は、端子台10の中央の1箇所にまとめ
て中央溝5とした。
【0015】前記中央溝5は、図1(c)に示すよう
に、端子台10の中央位置に、ピン端子植設部9の面か
ら端子台10の突出部15の面まで、ピン端子1に対し
て平行に形成されている。すべての巻線がこの中央溝5
を通る。その中央溝5には、両岸に第1の突起5aを設
けている。この第1の突起5aは、中央溝の両岸にピン
端子と直交する方向に側面から5対突出している。中央
溝5の左側のピン端子植設部の面から上から下へ順に第
1の突起5a1、5a2、5a3、5a4、5a5、中央溝
5の右側の上から順に第1の突起5a11、5a22、5a
33、5a44、5a55のように2列に設けている。また、
第1の突起5a間には第1の溝4aを設けている。左側
第1の突起5a1と5a2の間を4a1となるようにし、
順に第1の溝4a1、4a2、4a3、4a4、4a5、右
側を同様に第1の溝4a11、4a22、4a33、4a44、
4a55、のように2列に設けている。
【0016】次に、図1(a)に示すように、第2の突
起5bは、ピン端子植設部9を水平に、端子台の突出部
15と平行に突出するよう設けている。また、第2の突
起5b間には、第2の溝4bを設けている。この第2の
突起5bは、中央溝5を境にして、左側に順に第2の突
起5b1,5b2,5b3,5b4、右側に5b11,5b2
2,5b33,5b44として設けている。一方、この第2
の溝4bは中央溝5を境に左側に順に第2の溝4b1、4
b2、4b3、4b4、右側に順に第2の溝4b11、4b2
2、4b33、4b44、として設けられている。このと
き、第2の突起5a1,5b1の間の溝を第2の溝4b1
とし、順に第2の溝4b2,4b3,4b4とする。同様
に第2の突起5a11と5b11との間の溝を第2の溝4b
11とし、順に第2の溝4b22,4b33,4b44とする。
【0017】尚、ピン端子は、中央溝5を境にして、左
側を順にピン端子1a1、1a2、1a3、1a4、1a5
として、右側を順にピン端子1a11、1a22、1a33、
1a44、1a55とする。
【0018】従って、巻芯から引き出されたワイヤーの
1本は、第1の溝4a1を通り、第2の溝4b1を通り、
ピン端子1a1にからげられる。同様に、ワイヤーの他
の1本は、第1の溝4a11を通り、第2の溝4b11を通
り、ピン端子1a11にからげられる。同様に、図1
(c)に示すように、巻線は順にからげることができる
ので、もつれてからまることはない。
【0019】上述したように、本発明のコイルボビンを
使用してトランスを組み立てたものが図1(b)に示し
た斜視図である。
【0020】図1(b)に示すように、コイルボビンの
筒状巻芯に巻線が引き出されて、巻芯の両端の端子台1
0に、側面に突出している第1の突起5aと第2の5b
突起に対応する、第1の溝4aと第2の溝4bを通り、
ピン端子1にそれぞれからげられる。このようにして、
巻線が筒状巻芯に巻かれて、その後巻芯の巻線上を何層
かにわたって絶縁テープ17が巻かれて、その後、コイ
ルボビンの端子台10の平面部を形成するコア設置位置
に、磁性コア13の中脚を中心孔に対向するように挿入
して装着して、トランスが完成する。
【0021】本発明のコイルボビンを用いてトランスを
製作すると、トランス取付面積が約40%程度縮小する
ことができた。また、取付基板からの高さも減縮してい
る。
【0022】
【発明の効果】以上、本発明によれば、トランスの取付
面積を小さくできるコイルボビンを提供することができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のコイルボビンを用いたトラン
ス及び本発明のコイルボビンの説明図。図1(a)は本
発明のコイルボビンを示す斜視図。図1(b)は本発明
のコイルボビンを用いたトランスの斜視図。図1(c)
は本発明のコイルボビンの端子台の拡大斜視図。
【図2】従来のコイルボビンを用いたトランス及び従来
のコイルボビンの説明図。図2(a)は従来のコイルボ
ビンを用いたトランスを示す斜視図。図2(b)は従来
のコイルボビンの端子台を示す拡大斜視図。
【符号の説明】
1,1a1〜5,1a11〜55 ピン端子 2 ワイヤー 3 コイルボビン 4a,4a1〜5,4a11〜55 第1の溝 4b,4b1〜5,4b11〜55 第2の溝 5 中央溝 5a,5a1〜5,5a11〜55 第1の突起 5b,5b1〜5,5b11〜55 第2の突起 6 (従来の)コイルボビン 7 (従来の引出し用の)溝 8 (従来の引き回し用の)突起 9 ピン端子植設部 10 端子台 11 鍔 12 (筒状)巻芯 13 磁性コア 14 巻線 15 突出部 16 中心孔 17 絶縁テープ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材よりなる筒状巻芯と、該巻芯の両
    端に形成された鍔と、前記巻芯と前記鍔とを支持し、ピ
    ン端子に接続する巻線の引き回し用の突起と、巻線の引
    き出し用の溝を有する、ピン端子を植設した一対の端子
    台とからなるコイルボビンにおいて、前記端子台の端部
    に、ピン端子に対して平行方向に、端子台中央に前記巻
    芯外周まで形成された、巻線を引き出すための中央溝を
    設け、前記中央溝の両岸に対向する数対の第1の突起と
    第1の溝を設け、前記中央溝に対して直交し、かつピン
    端子を植設する面に対して直交する側面に、巻線を引き
    回す第2の突起と第2の溝を設け、順に巻線を前記中央
    溝と第1の溝と第2の溝を通してピン端子にからげられ
    るよう構成したことを特徴とするコイルボビン。
JP7086022A 1995-03-17 1995-03-17 コイルボビン Pending JPH08264339A (ja)

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JP7086022A JPH08264339A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 コイルボビン

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JP7086022A JPH08264339A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 コイルボビン

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017212355A (ja) * 2016-05-26 2017-11-30 Tdk株式会社 コイル装置
CN108899179A (zh) * 2015-07-20 2018-11-27 乾坤科技股份有限公司 一种电子元件及电感

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108899179A (zh) * 2015-07-20 2018-11-27 乾坤科技股份有限公司 一种电子元件及电感
CN108899179B (zh) * 2015-07-20 2020-12-15 乾坤科技股份有限公司 一种电子元件及电感
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