JPH0826332A - 微粉体包装用フィルム及びこれを用いた袋体 - Google Patents

微粉体包装用フィルム及びこれを用いた袋体

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JPH0826332A
JPH0826332A JP6184082A JP18408294A JPH0826332A JP H0826332 A JPH0826332 A JP H0826332A JP 6184082 A JP6184082 A JP 6184082A JP 18408294 A JP18408294 A JP 18408294A JP H0826332 A JPH0826332 A JP H0826332A
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package
holes
fine powder
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JP6184082A
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Shinji Ono
信治 小野
Seiji Kagawa
清二 加川
Kazutoshi Tanihara
一俊 谷原
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Kanae Co Ltd
Teijin Ltd
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Kanae Co Ltd
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脱酸素剤,吸湿剤,脱臭剤,鮮度保持剤,芳
香剤等の収容に好適な包装体に関するもので,従来製品
のように耐油性や耐水性処理を施した紙等を包装体の構
成材料とせず,適度の通気性と耐油性を有しつつ,内部
の薬剤粉末のこぼれのない包装体を得ることを目的とす
る。 【構成】 比較的高い融点を持つフィルムと,比較的低
い融点を持つフィルムを積層して,原反シ−トを得,こ
れに1〜20ミクロン程度の貫通孔を設ける。当該積層
シ−トの低融点材料側を内部にして,二方,三方又は四
方シ−ルなどのパウチ包装体を得ることにより上記の目
的を達することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,微粉状又は微粉を発生
し易い薬剤成形体の包装に使用される通気性を有しつつ
かつ,粉体の洩れのない包装材料並びに包装体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】微粉状薬剤を内容する包装用の材料とし
ては,袋体外部の酸素や水分,或いは内部の消臭剤,芳
香剤,鮮度保持剤の蒸気等の気体の通過性と共に,内部
の微粉状の薬剤担持物が外部にこぼれるのを防ぐことの
両立性が必要で,従来は, 1.紙(60〜70g/m2 )/穴あきポリエチレン
(以下PEと略称)30〜40μm(ミクロン)の構成
からなるフィルム積層フィルム; 2.穴あきポリエチレンテレフタレ−トフィルム(以下
PETと略称)12μm/紙(60〜70g/ m2
/穴あきPE30〜40μmの構成からなる積層フィル
ム; 3.細孔ポリエチレン不織布とPET(12μm)/P
E(30〜40μm)の構成からなる積層したフィルム
とを組み合わせたものが,該包装体の材料として用いら
れて来た。
【0003】然し1.の構成では内部の微粉状の薬剤担
持物のこぼれ防止に使用している紙が,含油食品等から
の油による目詰まりすることを防止する目的で,これに
耐油性を付与する為(特公昭61−44741号),耐
油剤を塗布したり,紙への内部添加を行う等の事前加工
を施す必要があった。かつシ−ラントとして使用するP
Eにも別途通気性を付与する為,特に穿孔処理を行う必
要があった。
【0004】この為紙と穴あけポリエチレン(PE)フ
ィルムを積層する際に,折角穿設したPEの穴より接着
剤がにじみだし,接着剤を塗布する面と反対側の面に接
着剤が移行する為ドライラミネ−ト法が使用出来ず,ま
た熱熔融によるラミネ−ト法を使用すると,熱の影響に
よりPEにあけた穴の口径が変化したり,閉塞したりし
て,通気性を均一に保つのが難しいという欠点があっ
た。
【0005】又2.の構成例として特公昭60−377
91号が提案されているが,この場合ベ−スフィルムと
シ−ラントフィルムのそれぞれに穴あけ加工を行った
後,紙を中間素材として介在させて,更に積層すると言
う方法をとる為,1.の構成よりも更に通気性を均一化
することは難しいと思われる。
【0006】この場合,紙を使用しない構成が好ましの
であるが,従来の機械的穴あけ加工技術では,口径を1
00μm以下で均一に加工することは難しく,内容物の
微粉状の薬剤のこぼれを防止する為には,この引用例の
ように気密性の高い紙をやむを得ず積層フィルムの一素
材として,使用せざるを得ない状況であった。
【0007】又前記した通り,従来の穴あけ加工技術で
は微小径の穴を均一に加工することが困難である為,ベ
−スフィルムに耐油,耐水性に優れたプラスチックフィ
ルムを使用しても,穴を通して浸油,浸水の現象を生じ
る為,中間層に用いる紙にも耐油,耐水加工を施さざる
を得ないと言う不都合をも生じる。
【0008】このような事情で,2.の構成例では3層
構造にせざるを得ず,積層工程が増えることによるコス
トアップは免れようが無い。
【0009】又3.の構成例では内部の微粉状の薬剤を
包装する包装体の表裏の素材が違う構成であるが,一方
にPE製の不織布単体を使用する為,自動包装機にて包
装する場合のシ−ル工程において,不織布側のシ−ル条
件を微妙に調整しなければならない等の為,自動製袋工
程にかけにくく,コスト高と繁雑さを生じる欠点を有す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述した通り,従来技
術の穴あけ加工フィルムを使用しようとした場合,内容
物の洩れ防止の為,どうしても紙を使用せざるを得ず,
又紙には耐油,耐水性が無い為,これ等に耐油,耐水紙
を付与して使用せざるを得ない状況であった。
【0011】本発明は新技術の穴あけ加工方式,特に積
層フィルムに対して,均一に,微細な貫通孔を窄設する
ことが可能な方式を採用することにより,ガス体の通過
が可能でありながら包装体から微粉状薬剤が袋外へ洩れ
ることを防止出来ると共に,併せて紙を除くことを可能
にし,結果的に従来の微粉状薬剤包装体において不可避
であった紙の介在並びにこれへの耐油,耐水加工を不要
にした微粉状薬剤用の通気性を有する包装材料を提供す
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の包装材料は,プ
ラスチックの積層フィルムの全面に,不連続,かつ不規
則に微孔径の貫通孔を設けたことを特徴とする。
【0013】貫通孔とは,積層フィルムに対して表面か
ら裏面迄貫通した状態の孔を言い,孔の径は0.1〜1
00μmが望ましい。100μm以上になると薬剤の微
粒が穴より外部へもれる可能性が生じ,0.1μm以下
では通気度が低くなる。孔の数は100〜10.000
個/cm2 特に好ましくは200〜5000個/cm2
で,不連続かつ不規則に全面に穿孔したものが望まし
い。
【0014】本発明に使用されるベ−スフィルム(B)
としては,ポリエステル(PET),ポリアミド,ポリ
プロピレン,高密度ポリエチレン,等の高融点材料のフ
ィルム,又は特別な場合としてBに代替,対応するもの
として融点を有しないフィルム;例えばポリカ−ボネ−
ト,セロハンフィルム等が列挙出来る。
【0015】又シ−ラントフィルム(A)としては,低
密度ポリエチレン(PE),EVA,アイオノマ−,ポ
リプロピレン等の低融点材料のフィルムが挙げられる。
この際,ベ−スフィルム(B)の融点が,シ−ラントフ
ィルムのそれよりも高いことが必要で,このような条件
が充たされれば,例示したA・B間の自由な組合せ,或
いは例示以外の他のフィルムとの組合せも可能である。
【0016】この場合,高分子材料の融点は,純粋な有
機化合物の融点のそれのように特定の温度において鋭敏
に熔融するものでなく,若干の分子量(重合度)の異な
る範囲のものの混合物である為,或る程度の巾を以て軟
化,熔融するものである為,上掲の低融点,高融点フィ
ルム(A及びB)の融点の定義は巾を以て示さざるを得
ないが,少なく共それぞれの熔融開始点の差の下限とし
ては20℃以上であることが望ましい。後記するように
A・B両フィルムを各種手段を用いて積層する際,最少
限20℃の融点差が必要であることの理由による。
【0017】又熔融開始点の差の上限としては,一般的
には少なく共170〜190℃の差があることが望まし
い。例えば,上記に例示するフィルムの中,(A)とし
てポリエチレン(PE),(B)としてポリエステル
(純度を高めたPET,通常のPETより融点が高い)
を組合せ積層する場合,或いは(A)としてPEと,
(B)としてPEN(PETより融点が約10℃高い)
を組合せ積層する場合等には,それらの融点差は170
℃に達する場合があるからである。これ等の場合には下
限として20℃,上限として180℃の融点差が必要で
ある。
【0018】又特殊な組合せとして,(B)に代替,対
応するものとしてポリカ−ボネ−ト(PC)フィルム
(以下不融樹脂フィルムをEと称す)を組合せ,積層す
る場合には,PCが非晶質で融点を示さない性質を有す
る為,上限の数字的限定が難しい。この場合は後記する
共押出しラミネ−ト法による積層作業は採用出来ない
が,20℃以上の融点差があれば,他の手段による積層
作業は可能である。又窄孔も可能である。尚(E)とし
ては上記のポリカ−ボネ−ト樹脂フィルムの他,セロハ
ンフィルム等も例示出来る。これ等,一般的な場合,及
び特殊な場合を総合して,少なく共AとB;又はAとE
両フィルムの融点差が少なく共20℃以上であることと
した。
【0019】このような原料フィルムの組合せで行う
時,本発明の包装体の融封操作は,外被材(B)(又は
E)の強度を保ちつつ,内層であるシ−ラント材(A)
が熔融し,かつ内容物の粉体状薬剤に変質を与えること
無く,完全な包装体(A・B)又は(A・E)を製作す
ることが出来る。
【0020】本願発明は,このようなベ−スフィルム
(B)(又はE)とシ−ラントフィルム(A)の積層フ
ィルム(A・B)又は(A・E)に対して通気用の貫通
穿孔加工が行われることが,その特徴の一として挙げら
れる。特公昭56−31257号にも高融点,低融点フ
ィルム及び紙(特許法第64条及び特許法17条の3の
規定による補正で紙を追加)からなる3層フィルムが記
載されているが,これは積層されるべきそれぞれのフィ
ルムに穿孔したる後,両者を積層することが特徴とされ
て居り,別々に穿孔したものを重ねる際孔の位置がずれ
て均一な孔分布が得られなかった。これに対して本願発
明は紙の介在が無い点及び積層した後,全層に共通する
貫通穿孔を行う点で異なるものである。
【0021】穿孔の方法としては,物理的手段(例えば
突起物による穿孔等),電気的手段(例えば放電加工,
電子線,X線やイオンビ−ム照射等),熱的手段(レ−
ザ−ビ−ム),化学的手段(例えばフィルム製造時に微
粉を混練した後化学薬品によって微粉を除去する方法
等)の手段等により適宜採択される。
【0022】袋体の内容物としては,(1)還元鉄粉や
酸素と化学反応を起こす薬剤等を担持した脱酸素用薬
剤,(2)シリカゲルや活性炭微粉を担持させた吸湿
剤,脱臭用薬剤,(3)アルコ−ルを担持し,これを袋
体の微細孔から徐放する鮮度保持用薬剤並びに防黴剤,
(4)芳香剤,防虫剤担持物等が例示出来る。これ等の
薬剤は担持物に吸着,含蔵等の形で粉状,或いは粒状又
は錠形担体に担持される。錠形であっても外圧による破
砕,相互摩擦等により微粉を生じることもあり,本願発
明に係る微細貫通孔を有する袋体は,ガス状物質のみを
通過させ、粉状物の洩れは抑止する効果を発揮する。
【0023】以下実施例により,本願発明を具体的に説
明する。
【0024】
【実施例1】ポリエチレンテレフタレ−ト(PET)1
2μm層(A)及びポリエチレン(PE)40μm層
(B)を積層(ドライラミネ−ト法)したフィルムに,
多数の突起針を用いて径が10μmの貫通した孔を毎平
方cm当り300個穿設した原反シ−ト(A・B)を用
いて,三方シ−ル包装体(図1)を製作した。この積層
した原反フィルムは,外被用フィルム(A)よりも低融
点である材料(B)が袋体の内側になるように折り返
し,鮮度保持剤を充填した後ヒ−トシ−ル法により三方
シ−ルを施す。この際低融点フィルム層はシ−ラント材
としての機能も発揮する。この例の場合A,Bの熔融温
度の差は約150℃であった。
【0025】当該原反フィルム(A・B)は上記の如く
貫通した細孔が設けられて居り,JIS8117に基づ
く測定方法(王研式透気度試験機)による通気度は約3
00秒/100ccであった。又細孔からの薬剤粉のこ
ぼれは認められなかった。尚,ここに供試した鮮度保持
用薬剤としては,アルコ−ル(食品用にはエチルアルコ
−ル)を吸着,包接,又は含蔵した粉状(時に錠形に成
型)物であり,例えば上記の実施例にてはオイテックR
(日本化薬製)を三方シ−ル袋体に1g充填,融封した
後,この袋体をカステラ100gに対して1包添えて全
体を別なる包装体に共に包んだ。このアルコ−ル吸着体
は鮮度保持効果と共に防黴効果も有する。本発明に係る
袋体の使用により,袋体内のアルコ−ルは,徐放され,
約2ケ月間カステラの品質低下は認められず,又袋体か
らの薬剤粉体の洩れによる共存食品の汚染も認められな
かった。
【0026】
【実施例2】ナイロンフィルム(NY)15μm厚
(C)及び低密度ポリエチレン(LDPE)50μm厚
(D)を積層(熱ラミネ−ト法)した原反フィルム(C
・D)を,前例と同様の手段にて毎平方cm当り200
0個,径が50μmの貫通した細孔を設けた。この原反
シ−トは,前記の方法で通気度を測定すると約2000
秒/100ccであった。C・D両フィルムは積層工程
の後に穿孔処理を施すので,フィルムの接着操作時の溶
剤等による孔の閉塞現象も起こらなかった。低融点フィ
ルム側(PE)を内側にして,折り返し此処に脱酸素剤
粉末を充填,三方を溶封し,包装体を得た。この場合
C,Dの融点差は115℃であった。
【0027】脱酸素剤のこぼれは認められなかった。又
包装体の内部材料は低融点質ながら,ポリエチレン材で
もあり,耐水,撥水機能を有し,又特に耐油処理を施さ
なくても,充分長時間の保存及び使用時に支障を生じな
かった。
【0028】
【実施例3】ポリカ−ボネ−トフィルム(PC)20μ
m(E)及びEVAフィルム50μm(A)を積層(熱
ラミネ−ト法)した原反フィルム(E・A)を前例と同
様の手段にて平方cm当り500個,径が80μmの貫
通孔を設けた。この原反フィルムを用いてEVAフィル
ム側を内として三方シ−ル袋体(図1)を作製し,これ
に粒状に成形した活性炭を包装した。該袋体は湿気の透
過性を有しつつ,内部の活性炭の摩擦による発生粉体の
洩れは認められなかった。尚該活性炭粒は吸湿性と共に
脱臭剤としての効果も有する。
【0029】
【発明の効果】比較的高い融点を持つフィルムと,比較
的低い融点を持つフィルム(シ−ラント材)を積層し
て,包装袋体の原反シ−トを得る。これに径が0.1〜
100μm程度の貫通孔を不連続に,かつ多数設け,こ
の穿孔シ−トの低融点側を内部にして折り,微粉状薬剤
を入れ要部を加熱することにより,溶封される。低融点
フィルムから為る内層は耐水,撥油,耐油性を有すると
共に,包装体端部の溶封時にシ−ラント材としての機能
も兼有する特徴を発揮する。
【0030】このような構成を持つ包装体にすることに
より,フィルムを積層する際,ドライラミネ−ト法,熱
ラミネ−ト法,押出しラミネ−ト法,共押出しラミネ−
ト法いづれも実施出来,かつ積層フィルムに対しての貫
通孔穿設も自由,かつ得られた包装体は従来の包装のよ
うに耐水,耐油処理を施す必要も無く,適度の通気性を
有しつつ,かつ不織布や紙等を介在させなくても内部の
微粉末薬剤の洩れも無い包装体を得ることが出来た。か
つ内層はシ−ラント材としての機能も具備して居り,材
料的にも,工程的にも簡単で,製作費も低廉である。尚
実施例としては,ピロ−包装体,三方シ−ル包装体の例
示を行ったが,同様の方法でこれ等以外の形態,例えば
四方シ−ル包装体等のパウチ包装体の場合に広く同様に
実施することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)微粉状薬剤を内蔵する三方シ−ル包装体
の例示で斜視外見図である。(ロ)は,(イ)のQ−R
線に沿う断面図,(ハ)は,(ロ)の丸印部(袋体の任
意部分)の拡大図で,積層構造と穿孔状態を示す。
【図2】(ニ)は,微粉状薬剤を内蔵するピロ−包装体
の例示で,斜視外見図。(ホ)は,(ニ)のM−N線に
沿う断面図(拡大)である。
【符号の説明】
1 包装体(三方シ−ル袋体) 2 微粉状薬剤(粒状,錠状に成型したものを含む) 3 (熱)シ−ル部分 4 高融点フィルム(外側) 5 低融点フィルム(内側) 6 貫通孔 11 包装体(ピロ−袋体) Q−R;M−N 断面部位指示
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B32B 27/32 C 8413−4F (72)発明者 加川 清二 埼玉県川口市本町1丁目17番13−601 (72)発明者 谷原 一俊 大阪市旭区高殿4丁目16番11号 株式会社 カナエ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融点差が20℃〜180℃である,低融
    点フィルム(A)と,高融点フィルム(B)を積層して
    為るラミネ−トフィルム(A・B)であり,これに平均
    直径が0.1〜100μmの貫通した孔を,100〜1
    0.000個/cm2 設けたことを特徴とする微粉体包
    装用フィルム。
  2. 【請求項2】 シ−ラント層を形成する低融点フィルム
    (A)を内層とし,融点を有しない高分子材を用いたフ
    ィルム(E)を外層として積層して成るラミネ−トフィ
    ルム(A・E)であり,これに平均直径が0.1〜10
    0μmの貫通した孔を100〜10.000個/cm2
    設けたことを特徴とする微粉体包装用フィルム。
  3. 【請求項3】 融点差が20℃以上である,低融点フィ
    ルム(A)と高融点フィルム(B),又は無融点フィル
    ム(E)を積層して為るラミネ−トフィルム(A・
    B),(又はA・E)であり,これに平均直径が0.1
    〜100μmの貫通した孔を,100〜10.000個
    /cm2 設けた積層フィルムを,低融点フィルム(A)
    を内側にし,これをシ−ラントとして用い得た袋体を,
    脱酸素剤用,吸湿剤用,脱臭剤用,鮮度保持剤用,防黴
    用の微粉状薬剤の包装用として用いた袋体。
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