JPH08262365A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JPH08262365A
JPH08262365A JP7061139A JP6113995A JPH08262365A JP H08262365 A JPH08262365 A JP H08262365A JP 7061139 A JP7061139 A JP 7061139A JP 6113995 A JP6113995 A JP 6113995A JP H08262365 A JPH08262365 A JP H08262365A
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JP
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light source
linearly polarized
scanning
light
polarization
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JP7061139A
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Fumihiro Tawa
文博 田和
Junji Tomita
順二 富田
Shinya Hasegawa
信也 長谷川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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    • G02B26/12Scanning systems using multifaceted mirrors
    • G02B26/123Multibeam scanners, e.g. using multiple light sources or beam splitters
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、主走査方向及び副走査方向の回転
速度を現状に維持したまま、印字速度を向上させる技術
を提供し、装置にかかるコストの低減と印刷精度の向上
を図ることを目的とする。 【構成】一定方向の偏光成分からなる走査光線を出射す
る光源と、光源から出射された走査光線の偏光方向を電
気信号に応じて変更する偏光制御素子と、偏光制御素子
から出射された走査光線を互いに直行する二つの直線偏
光に分離させる光学素子と、光学素子から出射される二
つの直線偏光を、感光面上の独立した位置に結像させる
結像素子と、光源の点灯/消灯、及び偏光制御素子に対
する電気信号の供給/停止を切り換えて、前記二つの直
線偏光の点灯/消灯を切り換える信号処理手段とを備え
る光走査装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷機能を有する装置
に利用される光学系走査装置に関し、特に走査線数を増
加させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷装置、複写機、あるいはファ
クシミリ装置等には、レーザを利用した走査装置が用い
られている。
【0003】走査装置は、光源にレーザ発振器を用い、
このレーザ発振器から出射されたレーザ光は、光偏向を
行うポリゴンミラー(回転多面鏡)や等角速度偏光を感
光面上で等速スポット走査に変換するfθレンズ等を介
して感光体に照射してスポットを形成する。そして、感
光体上に形成されたスポットを現像器や転写器を用いて
記録体上に印刷するようにしている。
【0004】ここで、感光体を回転させることにより一
方向(主走査方向)の走査を行い、ポリゴンミラーを回
転させることにより、前記一方向の垂直方向(副走査方
向)の走査を行うようにしている。
【0005】感光体の回転と、ポリゴンミラーの回転と
は電気モータ等により機械的に行っている。ところで、
最近では印刷速度の高速化が要求されるようになってき
ており、この要求に応じて感光体の回転速度とポリゴン
ミラーの回転速度を上げる方法により対応してきたが、
この方法では限界が有ると共に装置にかかるコストの増
加や精度が低下するという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、主
走査方向及び副走査方向の回転速度を現状に維持したま
ま、印字速度を向上させる技術を提供し、装置にかかる
コストの低減と印刷精度の向上を図ることを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために以下のような構成を採用した。第一の光走査
装置は、光源、偏光制御素子、光学素子、結像素子、及
び信号処理手段を備えている。
【0008】光源は、一定方向の偏光成分からなる走査
光線を出射するものであり、例えば、半導体レーザ、コ
リメートレンズ、及びマスク等を組み合わせて構成され
る。偏光制御素子は、電気信号を受けると、この電気信
号に応じて入射光に対する出射光の偏光方向を変更する
素子であり、本発明においては光源から出射された走査
光線の変更方向を変更する。
【0009】光学素子は、偏光制御素子から出射される
走査光線を、互いに直行する二つの直線偏光に分離させ
る素子である。結像素子は、光学素子から出射される二
つの直線偏光を、感光面上の独立した位置に結像させる
素子である。
【0010】信号処理手段は、光源の点灯/消灯を切り
換えると共に、偏光制御素子に電気信号を供給/停止し
て偏光方向を制御すると共に、光源の点灯/消灯を切り
換えるものである。
【0011】ここで、光学素子は、各直線偏光のビーム
径を相違させるホログラムを具備するようにしてもよ
く、各直線偏光のビーム径を同一にさせるホログラムを
具備するようにしてもよい。
【0012】尚、光学素子と結像素子とは、入射光の偏
光方向が零度あるいは90度で有る入射光にのみ、上記
の機能を働くようにしてもよい。そして、光学素子と結
像素子とは、例えば、板状ガラスの入射面側に光学素子
としてのホログラムを成形し、出射面側に結像素子とし
てのホログラムを成形するようにしてもよい。これらの
ホログラムは、二つの直線偏光の偏光方向に基づいて一
方の直線偏光を回折して、他方の直線偏光を透過するホ
ログラムとしてもよく、あるいは偏光方向に関係なく光
線を回折するホログラムであってもよい。
【0013】また、偏光制御素子と信号処理手段との代
わりに、光源制御手段を備えるようにしてもよい。の場
合、光源制御手段は、光源を走査光線の光軸を軸として
回転させ、走査光線の偏光方向を変更させると共に、光
源の点灯/消灯を切り換えるものである。
【0014】さらに、光源として不規則な偏光成分から
なる走査光線を出射する光源を用いる場合には、偏光制
御素子及び信号処理手段の代わりに、偏光子と偏光子制
御手段とを備えるようにしてもよい。この場合、偏光子
は、格子方向に回転自在であり、光源から出射された走
査光線の偏光方向を変更する。偏光子制御手段は、偏光
子を格子方向に回転させて走査光線の偏光方向を変更さ
せると共に、光源の点灯/消灯を切り換えるものであ
る。
【0015】次に、本発明の第二の光走査装置は、第一
の光源、第二の光源、偏光ビームスプリッタ、ホログラ
ムレンズ、及びホログラムディスクから構成されてい
る。第一の光源は、一定方向の偏光成分からなる走査光
線を出射するものである。
【0016】第二の光源は、第一の光源の走査光線と直
行する偏光成分からなる走査光線を出射するものであ
る。第一の光源と第二の光源とは、互いの走査光線の光
軸が直行する様に配置する。そして、二つの走査光線が
交差する位置に、偏光ビームスプリッタを配置する。こ
の偏光ビームスプリッタは、第一の光源からの走査光線
と第二の光源からの走査光線とを単一の走査光線に合成
し、直行する二つの偏光成分からなる走査光線を出射す
る。
【0017】ホログラムレンズは、偏光ビームスプリッ
タから出射される走査光線を回折させてホログラムディ
スクに入射させるものである。ホログラムディスクは、
入射された走査光線を二つの直線偏光に分離し、これら
の直線偏光を感光面上の独立した位置に結像させる光素
子である。このホログラムディスクは、例えば、円盤の
入射面側に一方の直線偏光のみを偏向するホログラムを
成形し、出射面側に他方の直線偏光のみを偏向するホロ
グラムを成形した素子を用いることが出来る。
【0018】第三の光走査装置は、光源、偏光制御素
子、ホログラムディスク、分離・結像手段、及び信号処
理手段を備えている。光源は、一定方向の偏光成分から
なる走査光線を出射するものである。
【0019】偏光制御素子は、電気信号に従って走査光
線の偏光方向を変更するものである。ホログラムディス
クは、偏光制御素子から出射された走査光線を開設する
光素子である。
【0020】分離・結像手段は、ホログラムディスクか
ら出射された走査光線を直行する二つの直線偏光に分離
すると共に、これらの直線偏光を感光面の独立した位置
に結像させるものである。
【0021】信号処理手段は、光源の点灯/消灯を切り
換えると共に、偏光制御素子に対する電気信号の供給/
停止を切り換えて、二つの直線偏光の点灯/消灯を切り
換えるものである。
【0022】ここで、分離・結像手段は、板状のガラス
の入射面側に走査光線を直線化すると共に二つの直線偏
光を結像させるホログラムを成形し、出射面側に一方の
直線偏光を開設すると同時に他方の直線偏光を透過させ
るホログラムを成形したものでもよい。
【0023】
【作用】第一の光走査装置によれば、信号処理手段は、
二つの直線偏光を点灯させる場合には、光源を点灯させ
ると同時に偏光制御素子の偏光方向を45度に設定す
る。このとき、光源から出射された一定方向の偏光成分
からなる走査光線は、偏光制御素子に入射され、二方向
の偏光成分からなる走査光線となって出射される。この
偏光成分は、互いに直行する偏光方向を有する。そし
て、偏光制御素子から出射された走査光線は、光学素子
へ入射され、偏光方向が異なる二つの直線偏光に分離さ
れる。分離された二つの直線偏光は、結像素子へ入射さ
れ、感光面上の独立した位置に結像される。これによ
り、感光面上の二箇所を同時に走査することができる。
これにより、文章を印字する場合等には、2行同時に走
査することができる。
【0024】ここで、信号処理手段は、二つの直線偏光
のうち一方の直線偏光のみ点灯させる場合には、光源を
点灯させると同時に偏光制御素子の偏光方向を90度に
設定する。このとき、光源から出射された一定方向の偏
光成分からなる走査光線は、偏光制御素子に入射され、
偏光方向を90度偏向されて出射される。そして、偏光
制御素子から出射された走査光線は、光学素子へ入射さ
れ、単一の直線偏光のみが出射される。光学素子から出
射された直線偏光は、結像素子により感光面上に結像さ
れる。この時、感光面上の一箇所のみを走査することに
なる。
【0025】さらに、走査光線発生手段の信号処理部
は、二つの直線偏光のうち他方の直線偏光のみを点灯さ
せる場合には、光源を点灯させると同時に偏光制御素子
の偏光方向を零度に設定する。このとき、光源から出射
された一定方向の偏光成分からなる走査光線は、偏光制
御素子に入射され、偏光方向を偏光されずに出射され
る。そして、偏光制御素子から出射された走査光線は、
光学素子へ入射され、単一の直線偏光のみが出射され
る。光学素子から出射された直線偏光は、結像素子によ
り感光面上に結像される。この時、感光面上の一箇所の
みを走査することになる。
【0026】また、走査光線発生手段の信号処理部は、
二つの直線偏光を消灯させる場合には、光源を消灯させ
る。尚、信号処理手段と印刷装置側とは2本の信号線で
接続するようにしてもよい。この場合、信号処理手段
は、双方の信号線から印刷命令を入力すると二つの直線
偏光を点灯させ、一方の信号線から印刷命令を入力する
と一方の直線偏光のみを点灯させ、双方の信号線から印
刷停止命令を入力すると光源を消灯させる。
【0027】さらに、光学素子として各直線偏光のビー
ム径を相違させるホログラムを用いた場合には、解像度
が異なる二つの走査を行うことができる。次に、偏光制
御素子と信号処理手段との代わりに光制御手段を備えた
光走査装置の作用について述べる。
【0028】光制御手段は、二つの直線偏光を点灯させ
る場合には、光源を点灯させると共に光源の回転角度を
45度に設定する。このとき、45度回転された光源か
ら出射される走査光線は、光学素子へ入射され、直行す
る二つの直線偏光に分離されて出射される。そして、光
学素子から出射された二つの直線偏光は、結像素子へ入
射され、感光面上の独立した位置に結像される。これに
より、感光面上の二箇所を同時に走査することができ
る。
【0029】また、光源制御手段は、二つの直線偏光の
うち一方の直線偏光のみを点灯させる場合には、光源を
点灯させると共に光源の回転角度を90度に設定する。
このとき、90度回転された光源から出射される走査光
線の偏光成分は偏光方向を90度回転されて出射され
る。そして、光源から出射された走査光線は、光学素子
へ入射され、単一の直線偏光のみが出射される。光学素
子から出射された直線偏光は、結像素子により感光面上
に結像される。この時、感光面上の一箇所のみを走査す
ることになる。
【0030】さらに、光源制御手段は、二つの直線偏光
のうち他方の直線偏光のみを点灯させる場合には、光源
を点灯させると共に光源の回転角度を零度に設定する。
このとき、光源から出射される走査光線は、偏光方向を
偏向されずに出射されることになる。そして、光源から
出射された走査光線は、光学素子へ入射され、単一の直
線偏光のみが出射される。光学素子から出射された直線
偏光は、恵贈素子により感光面上に結像される。このと
き、感光面上の一箇所のみを走査することになる。
【0031】また、光源制御手段は、二つの直線偏光を
消灯させる場合には、光源を消灯させる。次に、偏光制
御素子と信号処理手段との代わりに、偏光子と偏光子制
御手段とを備えた光走査装置の作用について述べる。
【0032】偏光子制御手段は、二つの直線偏光を点灯
させる場合には、光源を点灯させると共に偏光子の回転
角度を45度に設定する。そして、光源から出射された
不規則な偏光成分からなる走査光線は、偏光子に入射さ
れ、直行する二つの偏光成分からなる走査光線として出
射される。偏光子から出射された走査光線は、光学素子
へ入射されて二つの直線偏光に分離される。そして、分
離された二つの直線偏光は、結像素子へ入射され、感光
面上の独立した位置に結像される。これにより、感光面
上の二箇所を同時に走査することができる。
【0033】また、偏光子制御手段は、二つの直線偏光
を点灯させる場合には、光源を点灯させると共に偏光子
の回転角度を90度に設定する。そして、光源から出射
される不規則な偏光成分からなる走査光線は、偏光子に
入射され、一定方向の偏光成分からなる走査光線として
出射される。偏光子から出射された走査光線は、光学素
子へ入射されて単一の直線偏光として出射される。そし
て、光学素子から出射された直線偏光は、結像素子によ
り感光面上に結像される。これにより、感光面上の一箇
所のみを走査することができる。
【0034】さらに、偏光子制御手段は、二つの直線偏
光を点灯させる場合には、光源を点灯させると共に偏光
子の回転角度を零度に設定する。そして、光源から出射
される不規則な偏光成分からなる走査光線は、偏光子に
入射され、一定方向の偏光成分からなる走査光線として
出射される。偏光子から出射された走査光線は、光学素
子へ入射されて単一の直線偏光として出射される。そし
て、光学素子から出射された直線偏光は、結像素子によ
り感光面上に結像される。これにより、感光面上の一箇
所のみを走査することができる。
【0035】また、走査光線発生手段の偏光子制御手段
は、二つの直線偏光を消灯させる場合には、光源を消灯
させる。次に、第二の光走査装置の作用について述べ
る。
【0036】第二の光走査装置は、二つの直線偏光を点
灯させる場合には、第一の光源と第二の光源とを点灯さ
せる。このとき、第一の光源から出射された走査光線
と、第二の光源から出射された走査光線とは、偏光ビー
ムスプリッタへ入射され、単一の走査光線へ合成され
る。ここで、第一の光源から出射される一定方向の偏光
成分からなる走査光線と、第二の光源から出射される一
定方向の偏光成分からなる走査光線とは偏光成分が異な
るため、偏光ビームスプリッタから出射される走査光線
は、互いに直行する二つの偏光成分からなる走査光線と
なる。そして、偏光ビームスプリッタから出射された走
査光線は、ホログラムレンズで回折されてホログラムデ
ィスクへ入射される。ホログラムディスクの入射面側の
ホログラムは、一方の直線偏光のみを偏向させ、出射面
側のホログラムは、他方の直線偏光のみを偏向させる。
そして、ホログラムディスクは、偏向した二つの直線偏
光を感光面上の独立した位置に結像させる。これによ
り、感光面上の二箇所を同時に走査することができる。
【0037】光走査装置は、二つの直線偏光のうちの一
方の直線偏光のみを点灯させる場合には、第一の光源
(あるいは第二の光源)を点灯させ、第二の光源(ある
いは第一の光源)を消灯させる。このとき、第一の光源
(あるいは第二の光源)から出射された走査光線は、偏
光ビームスプリッタを透過あるいは反射されてホログラ
ムレンズへ入射される。このとき、偏光ビームスプリッ
タから出射された走査光線は、一定方向の偏光成分から
なる走査光線のままである。ホログラムレンズは、走査
光線を回折してホログラムディスクへ入射させる。ホロ
グラムディスクの入射面側のホログラムと出射面側のホ
ログラムとの何れか一方のホログラムは、走査光線を偏
光して感光面上に結像させる。これにより、感光面上の
一箇所のみを走査することができる。
【0038】また、光走査装置は、二つの直線偏光を消
灯させる場合には、第一の光源及び第二の光源を消灯さ
せる。以下に、第三の光走査装置の作用について述べ
る。
【0039】第三の光走査装置の信号処理手段は、前述
の第一の光走査装置と同様の処理を行う。そして、ホロ
グラムディスクは、光源から出射された走査光線を回折
して分離・結像手段へ入射させる。分離・結像手段は、
入射された走査光線を、互いに直行する二つの直線偏光
に分離し、これらの直線偏光を感光面の独立した位置に
結像させる。これにより、感光面上の二箇所を同時に走
査することが出来る。
【0040】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に沿って
説明する。
【0041】
【実施例1】第1の実施例の構成を図1に沿って説明す
る。同図に示すように、光走査装置は、プリンタ装置や
ファクシミリ装置等の感光ドラム8上を走査する装置で
あり、半導体レーザ1、コリメートレンズ2、マスク
3、偏光制御素子4、コントローラ5、ポリゴンミラー
6、及び長板レンズ7を備えている。コリメートルレン
ズ2、マスク3、偏光制御素子4、及びポリゴンミラー
6は、半導体レーザ1の光軸上に配置し、長板7は、入
射面が半導体レーザ1の光軸と直行する位置に配置され
ている。
【0042】半導体レーザ1、コリメートルレンズ2、
及びマスク3は、本発明の光源として機能するものであ
る。半導体レーザ1は、一定方向の直線偏光からなる走
査光線を出射する。コリメートルレンズ2は、半導体レ
ーザ1から出射される走査光線の光軸上に位置し、走査
光線を平行光にする。マスク3も走査光線の光軸上に位
置し、コリメートルレンズ2から出射される走査光線を
絞るものである。
【0043】偏光制御素子4は、入射光に対する出射光
の偏光方向を変更するものであり、コントローラ5から
供給される電圧値に応じて複屈折率を変更する光素子で
ある。 コントローラ5は、本発明の信号処理手段とし
て機能し、外部から入力される二つのデジタル信号(信
号1、信号2)の値(H OR L)に基づいて偏光制御素
子4にかける電圧の大きさを決定すると共に、半導体レ
ーザ1の点灯/消灯を切り換え、二つの走査光線の点灯
/消灯を制御するものである。ここで、二つのデジタル
信号は、装置内から発生する信号であり、信号1は感光
面上の1ライン目を走査するための信号であり、信号2
は感光面上の2ライン目を走査するための信号である。
例えば、信号1及び信号2に印刷命令が力されると、1
ライン目と2ライン目とを同時にする走査する。また、
信号1のみに印刷命令が入力されると1ライン目のみを
走査し、信号2のみに印刷命令が入力されると2ライン
目のみを走査する。さらに、信号1にも信号2にも印刷
命令が入力されない場合には、半導体レーザ1を消灯
し、1ライン目も2ライン目も走査しない。
【0044】さらに、コントローラ5は、感光ドラム8
上に結像される走査光線の光量が一定になるように半導
体レーザの駆動電圧を制御する機能も有している。この
コントローラ5に関する詳細な説明は後述する。
【0045】ポリゴンミラー6は、走査光線をスキャニ
ングするものであり、偏光制御素子4から出射された走
査光線を長板7の入射面上に入射させる。このポリゴン
ミラー6は、回転自在に設置されており、回転により長
板7の入射面上を水平方向にスキャニングできるように
なっている。長板7は、ポリゴンミラー6から入射した
走査光線を偏光成分に応じて二つの直線偏光に分離し、
分離した各直線偏光を感光ドラム8上に結像させるもの
である。
【0046】ここで、図2に長板ガラス7の構成を示
す。長板ガラス7は、板状のガラス材の入射面側に第一
ホログラム7aを成形し、出射面側には上下方向に二つ
の異なるホログラム(第二ホログラム7b、第3ホログ
ラム7d)を成形している。
【0047】入射面側の第一ホログラム7aは、本発明
の光学素子の具体例であり、ブレーングレーティング状
の干渉縞を成形してなるホログラムである。この第一ホ
ログラム7aは、図3に示す様に走査光線のP偏光成分
とS偏光成分とを分離する。すなわち、第一ホログラム
7aは、P偏光を透過し、S偏光を上方へ回折するもの
とする。
【0048】出射面側の第二ホログラム7bと第三ホロ
グラム7cとは、本発明の結像素子の具体例である。先
ず、第二ホログラム7bは、出射面側の上段に成形され
た非球面上干渉縞であり、図4に示す様にS偏光の回折
及び絞りを行い、感光ドラム8上に結像させるホログラ
ムである。一方、第3ホログラム7dは、出射面側の下
段に成形された非球面干渉縞であり、図3に示す様にP
偏光の回折及び絞りを行い、感光ドラム8上の上記S偏
光とは独立した位置に結像させるホログラムである。
【0049】尚、長板ガラス7の厚さは、偏光方向の異
なる光線を分離するために第一ホログラム7aの空間周
波数と半導体レーザ1の波長とに基づいて決定されるも
のとする。例えば、第一ホログラム7aは、空間周波数
をfとし、再生光の波長をλとしたときに、偏光分離度
がfλ=1.4を満たすようにする。さらに、第二ホロ
グラム7bと第三ホログラム7dとは、fθレンズと同
等の特性を有するようにする。また、第一ホログラム7
aと第二ホログラム7bとの距離、及び第一ホログラム
7aと第三ホログラム7dとの間隔は、感光ドラム8の
感光面上の二つの走査光線の位置ずれが、ポリゴンミラ
ー6を回転させたときに各鏡面がスキャニングした走査
線の間隔が等間隔になるような距離とする。
【0050】次に、コントローラ5について図5及び図
6に沿って説明する。図5中(a)は、コントローラ5
の内部構成を示し、図5中(b)は、入力信号と偏光制
御電圧との関係を示す。
【0051】コントローラ5は、図5(a)に示す様に
単一の論理回路50に3つの出力回路500a・500
b・500c(以下、総称して出力回路500と記す)
を接続して構成されている。
【0052】出力回路500は、電流発生回路51と電
圧発生回路52とから構成されている。そして、電流発
生回路51は半導体レーザ1の駆動電流を出力する回路
であり、電圧発生回路52は偏光制御素子4の駆動電圧
を出力する回路である。尚、各出力回路500の出力電
流値及び出力電圧値は予め決定されており、且つ各々の
値は異なるものとする。
【0053】論理回路50は、信号1と信号2との入力
値に応じて論理演算を行い、各出力回路50への指令値
を決定する。例えば、図5(a)及び図5(b)に示す
ように、論理回路50は、信号1に”H”が入力され且
つ信号2に”L”が入力されると、出力回路500cに
起動指令”L”を出力し、他の二つの出力回路500b
・500cには停止指令”H”を出力する。このとき、
出力回路500aの電流発生回路51aは半導体レーザ
1に対する電流値”I1”を出力し、電圧発生回路52
aは、偏光制御素子4に対する電圧値”V1”を出力す
る。
【0054】また、論理回路50は、信号1に”L”が
入力され且つ信号2に”H”が入力されると、出力回路
500bに起動指令”L”を出力し、他の二つの出力回
路500a・500cには停止指令”H”を出力する。
このとき、出力回路500bの電流発生回路51bは半
導体レーザ1に対する電流値”I2”を出力し、電圧発
生回路52bは、偏光制御素子4に対する電圧値”
2”を出力する。
【0055】さらに、論理回路50は、信号1に”L”
が入力され且つ信号2に”L”が入力されると、出力回
路500cに起動指令”L”を出力し、他の二つの出力
回路500a・500bには停止指令”H”を出力す
る。このとき、出力回路500cの電流発生回路51c
は半導体レーザ1に対する電流値”I3”を出力し、電
圧発生回路52cは、偏光制御素子4に対する電圧値”
3”を出力する。
【0056】また、論理回路50は、信号1に”H”が
入力され且つ信号2に”H”が入力されると、全ての出
力回路500に停止命令”H”を出力する。このとき、
各出力回路500からは電流値も電圧値も出力されず、
半導体レーザ1は消灯することになる。
【0057】ここで、各電圧発生回路51a〜51c及
び各電流発生回路52a〜52cから出力される電圧値
1〜V3及び電流値I1〜I3について図6を参照して説
明する。
【0058】図6は、偏光制御素子4の加圧電圧と回折
効率との関係を示す図である。偏光制御素子4に加圧電
圧”V1”を加えた場合には、偏光制御素子4の偏光回
転量は”0度”になり、0次回折効率が最大値を示すと
共に1次回折効率が最小値を示す。つまり、入射光の直
行する二つの偏光成分のうち、一方の偏光成分のみが光
軸上に出射される。
【0059】また、先行制御素子4に加圧電圧”V2
を加えた場合には、偏光制御素子4の偏光回転量は”9
0度”になり、0次回折効率が最小値を示すと共に1次
回折効率が最大値を示す。つまり、入射光の直行する二
つの偏光成分のうち他方の偏光成分のみが光軸上に出射
される。
【0060】さらに、偏光制御素子4に加圧電圧”
3”を加えた場合には、偏光制御素子4の偏光回転量
は”45度”になり、0次回折効率と1次回折効率とが
ほぼ等しい値を示す。つまり、入射光の直行する二つの
偏光成分が共に光軸上に出射される。このときの出射光
の光量は、加圧電圧が”V1”、”V2”のときに比べて
ほぼ半分の値になってしまう。ここで、加圧電圧が”V
1”、”V2”、及び”V3”の各値を示す場合の出射光
の光量を均一にするためには下記の条件を満たすことが
要求される。 η11=η22 2η11=η331=F(I1) P2=F(I2) P3=F(I3) (η:回折効率、P:電流値Iのときの光出力レベル) 本実施例のコントローラ5は、上記条件を満たすように
各電流発生回路52a〜52cの発生電流を決定してい
る。これにより、偏光制御素子4から出射される光の光
量をほぼ均一にすることが出来る。
【0061】以下、本実施例の作用・効果について述べ
る。光走査装置によれば、コントローラ5の論理回路5
0は、信号1に”L”を入力し、且つ信号2に”L”を
入力すると、出力回路500cに対して起動指令”L”
を出力し、出力回路500a・500bに対して停止命
令”H”を出力する。
【0062】起動指令を入力した出力回路500cで
は、電流発生回路51cが電流値”I 3”を半導体レー
ザ1へ供給し、電圧発生回路52cが電圧値”V3”を
偏光制御素子4へ加圧する。
【0063】このとき、半導体レーザ1は、駆動電流”
3”により光量”P3”(=F(I 3))の走査光線を
出射する。また、偏光制御素子4は、加圧電圧”V3
を受けて偏光回転量を”45度”にする。
【0064】そして、半導体レーザ1から出射された一
定方向の偏光成分からなる走査光線は、偏光制御素子4
に入射され、偏光成分が45度回転される。これによ
り、走査光線は、互いに直行する二つの偏光成分(S偏
光成分、P偏光成分)の混合光線となる。そして、偏光
制御素子4から出射された走査光線は、ポリゴンミラー
6により長板7へスキャニングされる。長板7では、第
一ホログラム7aが走査光線をP偏光とS偏光とに分離
し、S偏光を第二ホログラム7bへ入射させ、P偏光を
第三ホログラム7dへ入射させる。第二ホログラム7b
は、S偏光を回折させて感光ドラム8の感光面上に結像
させる。また、第三ホログラム7cは、P偏光を回折さ
せて感光ドラム8のS偏光とは異なる位置に結像させ
る。
【0065】これにより、プリンタ装置で文章を印字す
る場合には、2つのライン(行または列)を同時に走査
することができる。また、コントローラ5の論理回路5
0は、信号1として”H”を入力し且つ信号2として”
L”を入力すると、出力回路500aへ起動指令”L”
を出力し、出力回路500b・500cに停止命令”
H”を出力する。
【0066】起動指令”L”を入力した出力回路500
aでは、電流発生回路51aが電流値”I1”を半導体
レーザ1へ供給し、電圧発生回路52aが電圧値”
1”を偏光制御素子4へ加圧する。
【0067】このとき、半導体レーザ1は、駆動電流”
1”により光量”P1”(=F(I 1))の走査光線を
出射する。また、偏光制御素子4は、加圧電圧”V1
を受けて偏光回転量を”0度”にする。
【0068】そして、半導体レーザ1から出射された一
定方向の偏光成分からなる走査光線は、偏光制御素子4
に入射され、偏光方向を回転されずに出射される。例え
ば、半導体レーザ1からS偏光成分のみからなる走査光
線が出射された場合には、偏光制御素子4は、S偏光成
分をS偏光成分のまま出射する。逆に、半導体レーザ1
からP偏光成分のみからなる走査光線が出射された場合
には、偏光制御素子4は、P偏光成分をP偏光成分のま
ま出射する。そして、偏光制御素子4から出射された走
査光線は、ポリゴンミラー6により長板7へスキャニン
グされる。長板7では、第一ホログラム7aが走査光線
を第二ホログラム7bあるいは第三ホログラム7dへ入
射させる。例えば、走査光線がP偏光成分のみの場合に
は、第一ホログラム7aは、走査光線を第三ホログラム
7dへ入射させる。また、走査光線がS偏光成分のみの
場合には、第一ホログラム7aは、走査光線を第二ホロ
グラム7bへ入射させる。そして、第二ホログラム7b
あるいは第三ホログラム7dは、走査光線を回折させ
て、感光ドラム8の感光面上に結像させる。
【0069】これにより、プリンタ装置で文章を印字す
る場合には、一つのライン(行または列)だけを印字す
ることが出来る。次に、コントローラ5の論理回路50
は、信号1に”L”を入力し、且つ信号2に”H”を入
力すると、出力回路500bに起動指令”L”を出力
し、出力回路500a・500cに停止命令”H”を出
力する。
【0070】起動指令”L”を入力した出力回路500
bでは、電流発生回路51bが電流値”I2”を半導体
レーザ1へ供給し、電圧発生回路52bが電圧値”
2”を変更制御素子4へ加圧する。
【0071】このとき、半導体レーザ1は、駆動電流”
2”により光量”P2”(=F(I 2))の走査光線を
出射する。また、偏光制御素子4は、加圧電圧”V2
を受けて偏光回転量を”90度”にする。
【0072】そして、半導体レーザ1から出射された一
定方向の偏光成分からなる走査光線は、偏光制御素子4
に入射され、偏光方向を90度回転させられて出射され
る。例えば、半導体レーザ1からS偏光成分の走査光線
が出射された場合には、偏光制御素子4は、S偏光成分
をP偏光成分へ変更して出射する。逆に、半導体レーザ
1からP偏光成分の走査光線が出射された場合には、偏
光制御素子4は、P偏光成分をS偏光成分へ変更して出
射する。そして、偏光制御素子4から出射された走査光
線は、ポリゴンミラー6により長板7へスキャニングさ
れる。長板7では、第一ホログラム7aが走査光線を第
二ホログラム7bあるいは第三ホログラム7dへ入射さ
せる。例えば、走査光線がP偏光成分のみからなる場合
には、第一ホログラム7aは、走査光線を第三ホログラ
ム7dへ入射させる。また、走査光線がS偏光成分のみ
からなる場合には、第一ホログラム7aは、走査光線を
第二ホログラム7bへ入射させる。第二ホログラム7b
あるいは第三ホログラム7dは、走査光線を回折させ
て、感光ドラム8の感光面上に結像させる。
【0073】これにより、プリンタ装置で文章を印字す
る場合には、一つのライン(行または列)だけを印字す
ることが出来る。また、コントローラ5の論理回路50
は、信号1に”H”を入力し、且つ信号2に”H”を入
力した場合には、全ての出力回路500a・500b・
500cに対して停止命令”H”を出力する。これによ
り、半導体レーザ1は、何れの出力回路500からも駆
動電流が入力されなくなり、消灯することになる。この
とき、感光面のビーム走査は行われない。
【0074】以上、本実施例によれば、感光面の異なる
2箇所を同時に走査することができる。例えば文章等を
印字する場合には、2行(あるいは2列)同時に走査す
ることができる。従って、ポリゴンミラー6の回転速度
や感光ドラム8の回転速度を上げなくとも印字速度を高
速化することができる。
【0075】尚、本実施例では、第二ホログラム7bが
結像する光線のビーム径と第三ホログラム7dが結像す
る光線のビーム径とを同一径として扱ったが、双方のビ
ーム径を異なる径とし、さらに、偏光制御素子4を単な
る偏光方向の切換手段として利用すれば、偏光制御素子
4を制御することにより、印字データの解像度を任意に
変更することが出来る。また、本実施例では、偏光制御
素子4とコントローラ5とを用いて二つの直線偏光の点
灯/消灯を制御しているが、図7に示すように、半導体
レーザを光軸を軸として回転させることにより走査光線
の偏光成分を変更し、二つの直線変更の点灯/消灯を切
り換えるようにしてもよい。この機構は、円筒形の外周
面にギヤを成形したLDホルダを半導体レーザに装着
し、このLDホルダのギヤと噛み合うギヤをモータ軸に
取り付けたパルスモータと、このパルスモータに供給す
るパルス量を制御して半導体レーザの回転量を制御する
パルスモータコントローラとから構成するようにしても
よい。パルスモータコントローラは、本発明の光源制御
手段として機能するものであり、信号1と信号2とが接
続されており、これらの信号値により半導体レーザ1の
回転角度を決定するようにしている。例えば、信号1
に”H”が入力され且つ信号2に”H”が入力される
と、パルスモータコントローラは、パルスモータに対し
て回転角度が”45度”になる量のパルス信号を出力す
る。このとき、半導体レーザから出射される走査光線
は、P偏光成分とS偏光成分との混合線になり、感光面
上の2つのライン(行または列)を走査することができ
る。
【0076】また、信号1に”L”が入力され且つ信号
2に”H”が入力された場合には、パルスモータコント
ローラは、パルスモータに対して回転角度が”90度”
になる量のパルス信号を出力する。このとき、半導体レ
ーザから出射される走査光線は、P偏光成分のみからな
る光線、あるいはS偏光成分のみからなる光線になり、
感光面上の一箇所のみを走査することができる。
【0077】さらに、信号1に”H”が入力され且つ信
号2に”L”が入力された場合には、パルスモータコン
トローラは、パルスモータに対して回転角度が”0度”
となる量のパルス信号を出力する。このとき、半導体レ
ーザから出射される走査光線は、S偏光成分のみからな
る光線、あるいはP偏光成分のみからなる光線になり、
感光面上の一箇所のみを走査することができる。
【0078】また、二つの直線偏光の点灯/消灯を制御
する手段として、図8に示す様に、ランダム偏光レーザ
から出射される走査光線を偏光子へ入射させ、この偏光
子を回転させることにより、走査光線の偏光成分を変更
し、二つの直線偏光の点灯/消灯を切り換えるようにし
てもよい。この機構は、円筒形の外周面にギヤを成形し
た偏光子ホルダを円盤状の偏光子に装着し、このLDホ
ルダのギヤと噛み合うギヤをモータ軸に取り付けたパル
スモータと、このパルスモータに供給するパルス量を制
御して半導体レーザの回転量を制御するパルスモータコ
ントローラとから構成するようにしてもよい。パルスモ
ータコントローラは、本発明の偏光子制御手段として機
能し、信号1と信号2との入力値により偏光子の回転角
度を決定するようにしている。例えば、信号1に”H”
が入力され且つ信号2に”H”が入力されると、パルス
モータコントローラは、パルスモータに対して回転角度
が”45度”になる量のパルス信号を出力する。このと
き、偏光子を通過した走査光線は、P偏光成分とS偏光
成分との混合線になり、感光面上の2つのラインを同時
に走査することができる。
【0079】また、信号1に”L”が入力され且つ信号
2に”H”が入力された場合には、パルスモータコント
ローラは、パルスモータに対して回転角度が”90度”
になる量のパルス信号を出力する。このとき、偏光子を
通過した走査光線は、P偏光成分のみからなる光線、あ
るいはS偏光成分のみからなる光線になり、感光面上の
一箇所のみを走査することができる。
【0080】さらに、信号1に”H”が入力され且つ信
号2に”L”が入力された場合には、パルスモータコン
トローラは、パルスモータに対して回転角度が”0度”
となる量のパルス信号を出力する。このとき、偏光子を
通過した走査光線は、S偏光成分のみからなる光線、あ
るいはP偏光成分のみからなる光線になり、感光面上の
一箇所のみを走査することができる。
【0081】さらに、解像度を切り換える装置として使
用する場合には、図9に示す様な半導体レーザとコリメ
ートルレーザとマスクと波長板と波長板移動機構とから
構成するようにしてもよい。波長板移動機構は、光軸と
直行するスライドレールと、このスライドレールに沿っ
て摺動自在な波長板と、波長板を摺動させるパルスモー
タと、パルスモータの回転運動を直線運動に変換して波
長板を摺動させるアーム機構と、パルスモータに供給す
べきパルス量を制御するパルスモータコントローラとか
ら構成するようにしてもよい。この構成により解像度を
切り換える場合には、波長板を光軸上に挿入/抜去する
ようにする。
【0082】
【実施例2】本発明の第2の実施例について図10、図
11に沿って説明する。図10は、光走査装置の構成図
であり、前述の実施例1に対してポリゴンミラー6の代
わりにホログラムディスク21を備えると共に、長板ガ
ラス7とは特性異なる長板ガラス22を備えている。
【0083】ホログラムディスク21は、走査光線の偏
光成分とは無関係に回折し、自身の回転により走査光線
を長板ガラス22上にスキャニングするものである。長
板ガラス22は、図11に示す様に、板状ガラス22c
の入射面側に第四ホログラム22bを成形し、出射面側
に第五ホログラム22bを成形した光素子である。
【0084】第四ホログラム22aは、入射した走査光
線の偏光成分とは無関係に光線を直線化し、結像面を走
査したときに光線が絞れるような非球面状干渉縞からな
るホログラムである。
【0085】第五ホログラム22bは、P偏光成分を回
折し、且つS偏光成分を透過するブレーングレーティン
グ状の干渉縞からなる。尚、この第五ホログラム22b
は、第四ホログラムの光線回折に影響を与えないものと
している。
【0086】これにより、S偏光とP偏光との混合光線
を入射した場合には、S偏光とP偏光との二つの光線に
分離し、各々の偏光を感光面の異なる位置に結像できる
ようにしている。
【0087】尚、コントローラ5による偏光制御素子4
と半導体レーザ1との制御手順は前述の実施例1と同様
であり説明は省略する。このような構成とした場合でも
前述の実施例1と同様の効果を得ることが出来る。
【0088】
【実施例3】本発明の第3の実施例について図12、図
13に沿って説明する。図12は、光走査装置の構成図
である。同図において、光走査装置は、互いの光軸が直
行する二つの半導体レーザ1・100を備えている。こ
れら二つの半導体レーザ1・100の光軸が交差する位
置には、偏光ビームスプリッタ23が配置されている。
さらに、各半導体レーザ1・100と偏光ビームスプリ
ッタ23のとの間にはコリメートレンズ2・200とマ
スク3・300とが配置されている。
【0089】偏光ビームスプリッタは、偏光成分が異な
る二つの走査光線を合成して単一の走査光線として出射
するものである。そして、偏光ビームスプリッタから出
射される走査光線の光軸上には、ホログラムレンズ24
とホログラムディスク25とが配置されている。
【0090】ホログラムレンズ24は、板状のガラスの
表面に偏光方向に関係なく光線を回折するホログラムを
成形したレンズである。ホログラムディスク25は、図
13に示すように、回転自在な円盤25cの入射面側に
はS偏光の光線のみを偏向させる第六ホログラム25a
が成形されており、出射面側にはP偏光の光線のみを偏
向させる第七ホログラム25bを成形している。ここ
で、円盤25cの厚さ(すなわち、第六ホログラム25
aと第七ホログラム25bとの間隔)は、P偏光とS偏
光との光線光軸のずれに一致し、このずれに対応して感
光面上で結像されることになり、二つの走査線を同じフ
ァセットで得ることが出来る。このときの円盤25cの
厚さは、結像面上の二つの走査線の位置ずれが、次ファ
セットで走査した光線の位置と等間隔になる厚さとす
る。
【0091】以下、本実施例の作用・効果について述べ
る。本実施例の光走査装置によれば、二つの直線偏光を
点灯させる場合には、二つの半導体レーザ1・100を
点灯させる。このとき、各半導体レーザ1・100から
出射された走査光線は、コリメートレンズ2・200及
びマスク3・300を経て偏光ビームスプリッタ23へ
入射される。このとき、二つの走査光線のうち一方の走
査光線はP偏光成分のみの光線であり、他方の走査光線
はS偏光成分のみの光線である。偏光ビームスプリッタ
23は、入射した二つの走査光線を合成して単一の走査
光線として出射する。このとき、偏光ビームスプリッタ
23から出射された走査光線は、S偏光とP偏光との混
合光線となる。さらに、偏光ビームスプリッタ23から
出射された走査光線は、ホログラムレンズ24で回折さ
れてホログラムディスク25へ入射される。ホログラム
ディスク25の入射面側の第六ホログラム25aは、走
査光線のP偏光を透過し、S偏光のみを偏向させる。さ
らに、ホログラムディスク25の出射側の第七ホログラ
ム25bは、走査光線のP偏光を偏向し、S偏光を透過
する。さらに、ホログラムディスク25は、自身の回転
により、S偏光とP偏光とを感光面の異なる位置に結像
させる。
【0092】これにより、感光面上の異なる2箇所を同
時に操作することが出来る。次に、光走査装置では、二
つの二つの走査光線のうち、何れか一方の走査光線のみ
を点灯させる場合には、二つの半導体レーザ1・100
のうち一方の半導体レーザ1(あるいは100)のみを
点灯させる。このとき、半導体レーザ1(あるいは10
0)から出射された走査光線は、偏光ビームスプリッタ
を透過(あるいは反射)してホログラムレンズへ入射さ
れる。このときの走査光線は、一定方向の偏光成分のみ
からなる光線である。ホログラムレンズ24は、走査光
線を回折してホログラムディスク25へ入射させる。ホ
ログラムディスク25の入射面側の第六ホログラム25
aあるいは第7ホログラム25bは、走査光線を偏向し
て感光面上に結像させる。これにより、感光面上の一箇
所のみを走査することができる。
【0093】また、光走査装置は、二つの走査光線を消
灯させる場合には、二つの半導体レーザ1・100をと
もに消灯する。このように本実施例3のような構成を採
用しても前述の実施例1と同様の効果を得ることが出来
る。
【0094】以上の実施例1〜3において説明した光源
(半導体レーザ、ランダム偏光レーザ)の代わりに図1
4に示すような光源を使用してもよい。この光源は、ラ
ンダム偏光レーザ9から出射された走査光線を偏光ビー
ムスプリッタ10でS偏光とP偏光とに分離する。そし
て、偏光ビームスプリッタ10で分離されたS偏光は、
ミラー11を介して光音響素子(AOM)15へ入射さ
れる。一方、偏光ビームスプリッタ10で分離されたP
偏光は、光音響素子(AOM)14に入射される。ここ
で、二つの光音響素子(AOM)14・15は外部信号
に従って入射した光線の透過/遮断を切り換える。
【0095】光音響素子(AOM)15を透過したS偏
光は、偏光ビームスプリッタ12へ入射される。また、
光音響素子(AOM)14を透過したP偏光は、ミラー
13を経て偏光ビームスプリッタ12へ入射される。
【0096】偏光ビームスプリッタ12は、入射したS
偏光とP偏光とを合成して出射する。外部信号により、
一方の光音響素子(AOM)14(あるいは15)を遮
断とした場合には、偏光ビームスプリッタ12からはS
偏光成分のみの走査光線(あるいはP偏光成分のみから
なる走査光線)が出射されることになる。
【0097】
【発明の効果】本発明によれば、主走査方向を制御する
モータや副走査方向を制御するモータの回転速度を上げ
ることなく、走査速度を向上させることができ、製品コ
ストの低減化と印刷精度の向上とを図ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における光走査装置の構成図
【図2】長板ガラスの構成図
【図3】走査光線の分離イメージ
【図4】直線偏光の結像イメージ
【図5】図5a:コントローラの内部構成ブロック図 図5b:信号と偏光制御電圧との関係を示す図
【図6】偏光制御素子の加圧電圧と回折効率との関係を
示す図
【図7】走査光線発生部の他の具体例(1)
【図8】走査光線発生部の他の具体例(2)
【図9】走査光線発生部の他の具体例(3)
【図10】実施例2における光走査装置の構成図
【図11】長板ガラスの具体例
【図12】実施例3における光走査装置の構成図
【図13】ホログラムディスクの断面図
【図14】光源の他の具体例
【符号の説明】
1・・半導体レーザ 2・・コリメートレンズ 3・・マスク 4・・偏光制御素子 5・・コントローラ 6・・ポリゴンミラー 7・・長板ガラス 7a・・第一ホログラム 7b・・第二ホログラム 7c・・板状ガラス 7d・・第三ホログラム 8・・感光ドラム 9・・ランダム偏光レーザ 10・・偏光ビームスプリッタ 11・・ミラー 12・・偏光ビームスプリッタ 13・・ミラー 14・・光音響素子(AOM) 15・・光音響素子(AOM) 21・・ホログラムディスク 22・・長板ガラス 22a・・第四ホログラム 22b・・第五ホログラム 22c・・板状ガラス 23・・偏光ビームスプリッタ 24・・ホログラムレンズ 25・・ホログラムディスク 25a・・第六ホログラム 25b・・第七ホログラム 50・・論理回路 51・・電流発生回路 51a・・電流発生回路 51b・・電流発生回路 51c・・電流発生回路 52・・電圧発生回路 52a・・電圧発生回路 52b・・電圧発生回路 52c・・電圧発生回路 100・・半導体レーザ 200・・コリメートレンズ 300・・マスク 500・・出力回路 500a・・出力回路 500b・・出力回路 500c・・出力回路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定方向の偏光成分からなる走査光線を
    出射する光源と、 前記光源から出射された走査光線の偏光方向を、電気信
    号に応じて変更する偏光制御素子と、 前記偏光制御素子から出射された走査光線を、互いに直
    行する二つの直線偏光に分離させる光学素子と、 前記光学素子から出射される二つの直線偏光を、感光面
    上の独立した位置に結像させる結像素子と、 前記光源の点灯/消灯、及び前記偏光制御素子に対する
    電気信号の供給/停止を切り換えて、前記二つの直線偏
    光の点灯/消灯を切り換える信号処理手段と、を備える
    ことを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】 前記信号処理手段は、前記二つの直線偏
    光を点灯させる場合には、前記光源を点灯させ、且つ前
    記偏光制御素子の偏光方向を45度に設定し、 前記二つの直線偏光のうち一方の直線偏光のみを点灯さ
    せる場合には、前記光源を点灯させ、且つ前記偏光制御
    素子の偏光方向を零度に設定し、 前記二つの直線偏光のうち他方の直線偏光のみを点灯さ
    せる場合には、前記光源を点灯させ、且つ前記偏光制御
    素子の偏光方向を90度に設定し、 前記二つの直線偏光を共に消灯させる場合には、前記光
    源を消灯させることを特徴とする請求項2記載の光走査
    装置。
  3. 【請求項3】 前記光学素子は、前記各直線偏光のビー
    ム径を相違させるホログラムを具備することを特徴とす
    る請求項1記載の光走査装置。
  4. 【請求項4】 前記光学素子は、前記各直線偏光のビー
    ム径を同一にさせるホログラムを具備することを特徴と
    する請求項1記載の光走査装置。
  5. 【請求項5】 一定方向の偏光成分からなる走査光線を
    出射する光源と、 前記光源を走査光線の光軸を軸として回転させて走査光
    線の偏光方向を変更させると共に前記光源の点灯/消灯
    を切り換える光源制御手段と、 前記光源から出射された走査光線を、互いに直行する二
    つの直線偏光に分離させる光学素子と、 前記光学素子から出射される二つの直線偏光を、感光面
    上の独立した位置に結像させる結像素子と、を具備する
    ことを特徴とする光走査装置。
  6. 【請求項6】 前記光源制御手段は、前記二つの直線偏
    光を点灯させる場合には、前記光源を点灯させ、且つ前
    記光源の回転角度を45度に設定し、 前記二つの直線偏光のうち一方の直線偏光のみを点灯さ
    せる場合には、前記光源を点灯させ、且つ前記光源の回
    転角度を90度に設定し、 前記二つの直線偏光のうち他方の直線偏光のみを点灯さ
    せる場合には、前記光源を点灯させ、且つ前記光源の回
    転角度を零度に設定し、 前記二つの直線偏光を共に消灯させる場合には、前記光
    源を消灯させることを特徴とする請求項6記載の光走査
    装置。
  7. 【請求項7】 不規則な偏光成分からなる走査光線を発
    生する光源と、 前記光源から出射された走査光線の偏光方向を変更する
    偏光子と、 前記偏光子から出射された走査光線を、互いに直行する
    二つの直線偏光に分離させる光学素子と、 前記光学素子から出射される二つの直線偏光を、感光面
    上の独立した位置に結像させる結像素子と、 前記偏光子を格子方向に回転させて走査光線の偏光方向
    を変更させると共に、前記光源の点灯/消灯を切り換え
    る偏光子制御手段と、を備えることを特徴とする光走査
    装置。
  8. 【請求項8】 前記偏光子制御手段は、前記二つの直線
    偏光を点灯させる場合には、前記光源を点灯させ、且つ
    前記偏光子の回転角度を45度に設定し、 前記二つの直線偏光のうち一方の直線偏光のみを点灯さ
    せる場合には、前記光源を点灯させ、且つ前記偏光子の
    回転角度を90度に設定し、 前記二つの直線偏光のうち他方の直線偏光のみを点灯さ
    せる場合には、前記光源を点灯させ、且つ前記光源の回
    転角度を零度に設定し、 前記二つの直線偏光を共に消灯させる場合には、前記光
    源を消灯させることを特徴とする請求項8記載の光走査
    装置。
  9. 【請求項9】 一定方向の偏光成分からなる走査光線を
    出射する第1の光源と、 前記第一の光源から出射される走査光線と直行する偏光
    成分からなる走査光線を出射する第2の光源と、 前記二つの走査光線の交点に配置され、これらの走査光
    線を単一の走査光線へ合成する偏光ビームスプリッタ
    と、 前記偏光ビームスプリッタから出射される走査光線を回
    折させるホログラムレンズと、 前記ホログラムレンズから出射される走査光線を二つの
    直線偏光に分離して感光面上の独立した位置に結像させ
    るホログラムディスクと、を備えることを特徴とする光
    走査装置。
  10. 【請求項10】 前記ホログラムディスクは、円盤の入
    射面側に一方の直線偏光のみを偏向するホログラムを成
    形し、前記円盤の出射面側に他方の直線偏光のみを偏向
    するホログラムを成形したことを特徴とする請求項10
    記載の光走査装置。
  11. 【請求項11】 前記二つの直線偏光を点灯する場合に
    は、前記第一の光源と前記第二の光源とを点灯させ、 前記二つの直線偏光のうち一方の直線偏光のみを点灯す
    る場合には、前記第一の光源を点灯させ、且つ前記第二
    の光源を消灯させ、 前記二つの直線偏光のうち他方の直線偏光のみを点灯さ
    せる場合には、前記第二の光源を点灯させ、且つ前記第
    一の光源を消灯させ、 前記二つの直線偏光を共に消灯
    する場合には、前記第一の光源及び前記第二の光源を共
    に消灯させることを特徴とする請求項10記載の光走査
    装置。
  12. 【請求項12】 一定方向の偏光成分からなる走査光線
    を出射する光源と、 前記光源から出射された走査光線の偏光方向を、電気信
    号に応じて変更する偏光制御素子と、 前記偏光制御素子から出射された走査光線を回折するホ
    ログラムディスクと、 前記ホログラムディスクから出射された走査光線を、互
    いに直行する二つの直線偏光に分離し、これらの直線偏
    光を感光面の独立した位置に結像させる分離・結像手段
    と、 前記光源の点灯/消灯、及び前記偏光制御素子に対する
    電気信号の供給/停止を切り換えて、前記二つの直線偏
    光の点灯/消灯を切り換える信号処理手段と、を備える
    ことを特徴とする光走査装置。
  13. 【請求項13】 前記分離・結像手段は、板状のガラス
    の入射面側に、前記走査光線を直線化すると共に、前記
    二つの直線偏光を結像させるホログラムを成形し、 前記板状ガラスの出射面側に、一方の直線偏光を回折す
    ると同時に他方の直線偏光を透過するホログラムを成形
    してなることを特徴とする請求項13記載の光走査装
    置。
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