JPH0826231A - 多品種袋詰粉粒体の解袋・投入システム - Google Patents

多品種袋詰粉粒体の解袋・投入システム

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JPH0826231A
JPH0826231A JP16197094A JP16197094A JPH0826231A JP H0826231 A JPH0826231 A JP H0826231A JP 16197094 A JP16197094 A JP 16197094A JP 16197094 A JP16197094 A JP 16197094A JP H0826231 A JPH0826231 A JP H0826231A
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Hiroto Masuda
田 洋 人 増
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田 克 己 吉
Haruo Momose
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Abstract

(57)【要約】 【目的】品種ごとに設定された貯留槽に自動的に解袋・
投入することができ、しかも、多品種の袋詰粉粒体を扱
ってもコンタミが発生せず、且つ作業環境を改善でき、
更には作業員の負担を軽減することができる多品種袋詰
粉粒体の解袋・投入システムを提供する。 【構成】制御系116からの指示に従って、積込ステー
ション18で解袋装置12に積み込んだ袋体10を、ガ
イドレール23に沿って移動する移動装置24により投
入ステーション16の品種ごとに設定された貯留槽14
A〜14D内に搬送して袋詰粉粒体11を解袋・投入
し、投入して空になった空袋20を空袋処理・クリーニ
ングステーション22での処理すると共に、少なくとも
粉粒体11の品種が切り替わる時には空袋処理・クリー
ニングステーション22で解袋装置12のクリーニング
を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多品種袋詰粉体の解袋・
投入システムに係り、特に、粉粒体を袋体のまま品種ご
とに設定された貯留槽に搬送し、解袋して投入する多品
種袋詰粉粒体の解袋・投入システムに関する。
【0002】
【従来技術】粉粒体が充填(10〜30Kg程度)され
た紙袋あるいはプラスチック袋等の袋体を解袋して粉粒
体を払い出し、粉粒体を貯留槽等に貯留する解袋・投入
の自動装置としては、コンベア等で受入れた袋体を解袋
装置で解袋して粉粒体を払い出し、払い出した粉粒体を
コンベア等の搬送装置で貯留槽に搬送して投入する自動
装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多品種
の粉粒体の袋体を同一の装置で扱う場合、従来の解袋・
投入の自動装置では、解袋装置や解袋後の粉粒体の搬送
装置において、前に解袋したロットの粉粒体が後に解袋
したロットの粉粒体に混入する、所謂、コンタミが発生
する。従って、従来の解袋・投入の自動装置の場合、袋
体内の粉粒体の品種が切替わるごとに作業員が解袋装置
及び搬送機器に残留、付着する粉粒体を清掃しなくてい
はならない。この為、作業効率の低下を招くと共に、清
掃作業中に飛散する粉粒体や粉塵等により作業環境が悪
くなるという欠点があった。
【0004】このことから、頻繁にロットの切替えがあ
る多品種の解袋・投入作業の場合には、上記した自動装
置は使用しないで、紙袋の解袋及び粉粒体の貯留槽への
投入を作業員の人力で行うことが多く、作業員にとって
重労働であった。本発明はこのような事情に鑑みてなさ
れたもので、品種ごとに設定された貯留槽に自動的に解
袋・投入することができ、しかも、多品種の袋詰粉粒体
を扱ってもコンタミが発生せず、且つ作業環境を改善で
き、更には作業員の負担を軽減することができる多品種
袋詰粉粒体の解袋・投入システムを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、粉粒体が充填された袋体を切断して袋体内の
粉粒体を払い出す解袋装置と、前記袋体を前記解袋装置
のトレーに積み込む積込ステーションと、前記粉粒体を
品種ごとに貯留する複数の貯留槽を有する投入ステーシ
ョンと、前記袋体内の粉粒体が払い出された後の空袋を
処理すると共に、前記解袋装置に付着する粉粒体をクリ
ーニングする空袋処理・クリーニングステーションと、
前記解袋装置を昇降可能に支持すると共に、前記積込ス
テーション、前記投入ステーション、前記空袋処理・ク
リーニングステーションの上方に配設されたガイドレー
ルに沿って移動する移動装置と、前記解袋装置、前記移
動装置及び前記各ステーションを制御する制御系と、か
ら成り、前記制御系からの指示に従って、前記積込ステ
ーションで解袋装置に積み込んだ袋体を、前記移動装置
により前記投入ステーションの品種ごとに設定された貯
留槽内に搬送して袋詰粉粒体を解袋・投入し、投入して
空になった空袋を前記空袋処理・クリーニングステーシ
ョンでの処理すると共に、少なくとも品種が切り替わる
時には前記空袋処理・クリーニングステーションで前記
解袋装置のクリーニングを行うことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、解袋装置は、移動装置により
ガイドレールに沿って、積込ステーション、投入ステー
ション、空袋処理・クリーニングステーションの各ステ
ーション間を移動する。そして、制御系からの指示に従
って、積込ステーションで解袋装置に積み込んだ袋体
を、投入ステーションの品種ごとに設定された貯留槽内
に搬送して袋詰粉粒体を解袋・投入し、投入して空にな
った空袋を前記空袋処理・クリーニングステーションで
処理する。また、少なくとも品種が切り替わる時には前
記空袋処理・クリーニングステーションで解袋装置のク
リーニングを行うようにした。これにより、多品種の袋
詰粉粒体を、コンタミが発生しないように品種ごとに設
定された貯留槽に自動的に解袋・投入することができ
る。
【0007】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る多品種袋
詰粉粒体の解袋・投入システムの好ましい実施例につい
て詳説する。図1は、本発明に係る多品種袋詰粉粒体の
解袋・投入システムのシステム全体を示した全体構成図
である。図1に示すように、本発明の多品種袋詰粉粒体
の解袋・投入システムは、主として、粉粒体11(図2
参照)が充填された(内容量が10〜30Kg程度)紙
袋あるいはプラスチック袋の袋体10を解袋して粉粒体
11を払い出す解袋装置12と、品種ごとに粉粒体11
を貯留する複数の貯留槽14A〜14Dから成る投入ス
テーション16と、袋体10を解袋装置12に積み込む
積込ステーション18と、貯留槽14A〜14Dに粉粒
体11を投入した後の空袋20を処理すると共に解袋装
置12のクリーニングを行う空袋処理・クリーニングス
テーション22と、解袋装置12を昇降可能に支持する
と共に、投入ステーション16、積込ステーション1
8、空袋処理・クリーニングステーション22の上方に
配設されたガイドレール23に沿って移動する移動装置
24と、解袋装置12、移動装置24及び各ステーショ
ン16、18、22の動作を制御する制御ステーション
26とから構成される。
【0008】次に、解袋装置12、移動装置24及び各
ステーション16、18、22の詳細について説明す
る。先ず、図2及び図3に従って、解袋装置12、移動
装置24、投入ステーション16について説明する。図
2及び図3は、貯留槽14Aの上部に形成された投入口
19に解袋装置12が着座した状態を示している。ま
た、図3は図2のA−Aに沿った部分断面図である。移
動装置24は、主としてガイドレール23に沿って走行
する走行台車28と、解袋装置本体部30を走行台車2
8に吊設すると共に、解袋装置12を昇降させる一対の
昇降シリンダ32、32とから構成される。この走行台
車28には、ガイドレール23に係合して回転自在な一
対の車輪28A、28Aと、この車輪28Aを駆動する
正逆回転可能なモータ(図示せず)とが設けられる。ま
た、昇降シリンダ32は、シリンダロッド32Aの伸縮
動作により解袋装置12が昇降する。
【0009】また、解袋装置12は、三角形状の両側板
34A、34Aを有する一対のトレー34、34が所定
間隔の隙間を有して水平状態で対向して設けられると共
に、その両側板34Aの三角形頂点部は傾動装置36を
介して解袋装置本体部30に支持された4本の吊りアー
ム37、37…に吊設される。これにより、一対のトレ
ー34、34を、傾動装置36によりV字形或いは逆V
字形に傾斜させることができる。また、各トレー34、
34の下面にはトレー34を加振するためのバイブレー
タ38が設けられる。また、解袋装置本体部30の下面
中央には前記トレー34間の隙間に平行なレール40が
配設されると共に、レール40には移動駆動部42を介
してL字形状のカッタ支持アーム44がスライド自在に
吊設され、更に、カッタ支持アーム44の水平板44A
の先端部にはロータリカッタ46が設けられる。そし
て、ロータリカッタ46は図示しないモータにより回転
駆動される。これにより、ロータリカッタ46を回転さ
せてカッタ支持アーム44をレール40に沿って走行さ
せると、一対のトレー34、34に載置された袋体10
の中央下面を水平方向に切断することができる。また、
解袋装置本体部30にはスカート状のカバー筒48が設
けられ、前記した貯留槽14Aの投入口19に着座し、
これにより、解袋装置12の解袋・投入操作中は投入口
19を覆うようになっている。また、移動装置24の起
動・停止等の制御は台車制御装置50によりプログラム
コントロールされる。また、解袋装置12のカッタ支持
アーム44の走行、ロータリカッタ46の回転、トレー
34を傾斜させる傾動装置36等の起動・停止等の制御
は解袋投入制御装置52によりプログラムコントロール
される。
【0010】また、投入ステーション16は、粉粒体1
1を品種別に貯留する複数の貯留槽14A〜14Dで構
成され、貯留槽14Aで代表して説明する。即ち、貯留
槽14Aの上部に形成された円形状の投入口19の先端
外周に解袋装置12のカバー筒48が着座する鍔部19
Aが形成される。また、鍔部19Aには解袋装置12が
投入口19に着座していない時に投入口19を覆う蓋5
4が縦方向に揺動自在に支持され、揺動装置56により
揺動して投入口19を開閉する。また、貯留槽14Aの
上部には集塵口58が形成されると共に、集塵口58は
集塵配管60を介して吸引式の捕集装置62に接続され
る。これにより、袋詰め粉粒体11の解袋・投入時に飛
散した粉粒体11は捕集装置62に捕集される。また、
蓋54を揺動する揺動装置56及び捕集装置62の起動
・停止等の制御は投入ステーション制御装置64Aでプ
ログラムコントロールされる。同様に他の貯留槽14B
〜14Dについても投入ステーション制御装置64B〜
64Dでプログラムコントロールされる。
【0011】次に、図4に従って積込ステーション18
について説明する。積込ステーション18は、主とし
て、ケーシング66と、袋体10をケーシング66内に
搬入する搬入コンベア68と、搬入された袋体10を解
袋装置12のトレー34に積み込むための積込コンベア
70と、搬入コンベア68と積込コンベア70の間に設
けられて袋体10のコンベア68、70側の面に付着し
ているゴミ等を除去する回転ブラシ72と、ケーシング
66の上面及び両側面にそれぞれ設けられて袋体10の
上面や両側面にエアを吹き付けて付着しているゴミ等を
除去するエア吹出口74、75と、回転ブラシ72やエ
ア吹出口74、75の作動によりケーシング66内に発
生するゴミ等を集塵する集塵装置76とから構成され
る。即ち、ケーシング66の上部には、解袋装置12を
ケーシング66内に搬入する開口78が形成されると共
に、解袋装置12がケーシング66内に搬入される際に
は解袋装置本体部30に設けたカバー筒48が前記開口
78の鍔部78Aに着座して開口78を覆うようになっ
ている。また、ケーシング66の一方側側面には搬入コ
ンベア68がケーシング66外からケーシング66内に
延設される袋体搬入口80が形成される。また、ケーシ
ング66の下部には集塵口82が形成され、集塵口82
は集塵配管84を介して前記した集塵装置76に接続さ
れる。これにより、回転ブラシ72やエア吹出口74、
75からのエアにより袋体10から除去されたゴミ、ダ
スト等は集塵装置76に吸引されてケーシング66内か
ら除去される。また、エア吹出口74、75はエア配管
86を介して圧縮エア供給装置88に接続される。ま
た、搬送コンベア68、積込コンベア70、回転ブラシ
72、エア供給装置88及び集塵装置76の起動・停止
等の制御は、積込ステーション制御装置90でプログラ
ムコントロールされる。また、袋体搬入口80の上端か
らビニール製のカーテン92が垂下され、ケーシング6
6外からの塵埃等の侵入を防ぐようになっている。
【0012】次に、図5に従って空袋処理・クリーニン
グステーション22について説明する。空袋処理・クリ
ーニングステーション22は、主としてケーシング94
と、ケーシング94内の粉粒体11やゴミを集塵する集
塵装置96と、解袋装置12のロータリカッタ46やト
レー34等をエアブローしてクリーニングするエア吹出
口98、98と、ケーシング94の下端部に設けられ投
入ステーション16で空になった空袋20を圧縮処理す
るスクリュウ装置100とから構成される。また、ケー
シング94の上部には、解袋装置12をケーシング94
内に搬入する開口102が形成されると共に、解袋装置
12がケーシング94内に搬入される際には解袋装置本
体部30に設けられたカバー筒48が前記開口102の
鍔部102Aに着座し、前記開口102を覆うようにな
っている。また、鍔部102Aには解袋装置12が開口
102に着座していない時に開口102を覆う蓋101
が縦方向に揺動自在に支持され、揺動装置103により
揺動して開口102を開閉する。また、エア吹出口98
は、ケーシング94内の側面上部の対向位置にそれぞれ
設けられると共に、各エア吹出口98、98はエア配管
104を介して圧縮エア供給部106に接続される。ま
た、ケーシングの側面には集塵口108が形成され、集
塵口108は集塵配管110を介して前記集塵装置96
に接続される。これにより、エア吹出口98からのエア
で解袋装置12をクリーニングにした際に発生する粉粒
体11やゴミ等が集塵装置96に集塵される。また、ス
クリュウ装置100の先端部側のケーシング94には空
袋20の排出口110が形成されると共に、その排出口
110には、圧縮処理された空袋20を収納する収納袋
112が着脱自在に取付けられている。そして、スクリ
ュウ装置100で圧縮された空袋20が収納袋112に
満杯になったら排出口110から収納袋112を取り外
して新しい収納袋112に交換する。また、集塵装置9
6、圧縮エア供給部106、スクリュウ装置100及び
蓋101を揺動させる揺動装置103の起動・停止等の
制御はクリーニングステーション制御装置114でプロ
グラムコントロールされる。
【0013】また、解袋装置12、移動装置24及び各
ステーション16、18、22の各制御装置50、5
2、64A、64B、64C、64D、90、114
は、これらを統括制御するシステム制御装置116に連
結されて制御される(図1参照)。次に、上記の如く構
成された本発明の多品種袋詰粉粒体の解袋・投入システ
ムの動作を説明する。
【0014】先ず、10〜30Kg程度の粉粒体11が
充填された袋体10は、粉粒体11の品種に対応して、
投入ステーション16のどの貯留槽14A〜14Dへ搬
送されるかが設定される。そして、積込ステーション1
8の搬送コンベア68に載荷された袋体10は、回転ブ
ラシ72とエア吹出口74、75からのエアよって袋体
10外面のゴミ等が除去された後、積込ステーション1
8内に搬入されている解袋装置12の一対のトレー3
4、34に積込コンベア70により積み込まれる。次
に、積込みが完了が検知されたら、移動装置24の昇降
シリンダ32が縮動作して解袋装置12は上昇する。こ
の時、積込ステーション18内に発生した塵埃は集塵口
82から集塵装置76に吸引除去される。次に、移動装
置24はガイドレール23に沿って走行し、投入ステー
ション16の設定された例えば貯留槽14Aの上方で停
止する。次に、投入される貯留槽14Aの蓋54が開放
されると共に、昇降シリンダ32が伸動作して解袋装置
12を貯留槽14Aの投入口19まで降下させて、解袋
装置12のカバー筒48を投入口19の鍔部19Aに着
座させる。これにより、解袋装置12は貯留槽14A内
に搬入された状態で投入口19がカバー筒48で覆われ
る。次に、解袋装置12のカッタ支持アーム44がレー
ル40に沿って走行し、これによりカッタ支持アーム4
4のロータリカッタ46が袋体10を載置した一対のト
レー34、34の間の隙間に沿って移動し袋体10の下
面中央を水平方向に切断する。次に、傾動装置36が動
作して一対のトレー34、34をV字形を形成するよう
に所定角度傾斜させる。これにより、袋体10の切断口
が下向きになる。この時の傾斜角度は、粉粒体11の特
性、例えば粉粒体11が流れ易い性質であるかどうか等
の特性により予め傾斜角度を設定しておく。そして、傾
斜状態を保持しながら、バイブレータ38を作動させて
袋体10の切断口から粉粒体11を落下させて貯留槽1
4A内に投入する。バイブレータ38で袋体10を所定
時間加振して粉粒体11を貯留槽14Aに投入したら、
バイブレータ38を停止し、一対のトレー34、34を
逆V字形に傾斜させる。これにより、袋体10全体の中
で切断口が最も高く位置するので、空袋20内に微量の
残留物があっても空袋20を貯留槽14Aから空袋処理
・クリーニングステーション22に搬送する際に袋体1
0内から外部に出ることを防止できる。また、投入時に
貯留槽14A内で飛散した粉粒体11は、集塵口58か
ら吸引されて捕集装置62に捕集される。次に、昇降シ
リンダ32が縮動作して解袋装置12が貯留槽14A内
から搬出されると共に、貯留槽14Aの蓋54が閉動作
して投入口19を閉じる。次に、解袋装置12は、一対
のトレー34、34を逆V字形に維持したまま、移動装
置24により空袋処理・クリーニングステーション22
の上方に移動して停止する。次に、ケーシング94の蓋
101が開放されると共に、昇降シリンダ32が伸動作
して解袋装置12をケーシング94の開口102まで降
下させて、解袋装置12のカバー筒48を開口102の
鍔部102Aに着座させ開口102を覆う。次に、解袋
装置12の一対のトレー34、34を再びV字形に大き
く傾けて空袋20をトレー34同志の間から落下させ
る。落下した空袋20はケーシング94の下部に設けら
れたスクリュウ装置100によりコンパクトに圧縮され
て収納袋112に収納される。一方、トレー34、ロー
タリカッタ46、バイブレータ38等はエア吹出口98
から吹き出されるエアによりクリーニングされる。この
時、集塵装置96はエア吹出口98からエア吹き出しに
合わせて作動され、エアブローにより飛散した粉粒体1
1やゴミを集塵口108から吸引して集塵装置96に捕
集される。次に、クリーニングの終了した解袋装置12
は昇降シリンダ32の縮動作により上昇し、移動装置2
4により再び積込ステーション18に移動し、積込ステ
ーション18の開口78からら搬入される。これによ
り、1サイクルの動作が完了し、これを繰り返すことに
より袋詰め粉粒体11の解袋・投入操作が行われる。ま
た、粉粒体11の品種が切り換わった場合には、投入す
べき貯留槽14A〜14Dが新たに設定される。
【0015】以上述べた通り、本発明の多品種袋詰粉粒
体の解袋・投入システムによれば、袋体10の外面を予
めクリーニングすると共に、投入ステーション16にお
いて解袋投入する解袋装置12は空袋処理・クリーニン
グステーション22でクリーニングするようにした。こ
れにより、複数の品種の袋体10の解袋投入作業を行っ
てもコンタミが発生しない。また、多品種の粉粒体11
に対して1つのシステムで対応できるので、作業効率が
極めて良くなる。更には、おのおのの貯留槽14A〜1
4Dで袋体10の解袋をするようにしたので、従来の解
袋装置のように袋体10から払いだした粉粒体11を貯
留槽14A〜14Dまで搬送する例えばコンベア等の搬
送装置が必要ない。これにより、コンタミの要因箇所を
なくすことができると共に、清掃を行わなくてよいの
で、作業員の清掃等の労働が必要ないので、作業員の負
担を軽減できる。
【0016】また、積込ステーション18、投入ステー
ション、空袋処理・クリーニングステーション22に
は、それぞれ粉粒体11やゴミの捕集装置62或いは集
塵装置76、96を設けると共に、解袋装置12が各ス
テーション16、18、22で操作を行う際には、解袋
装置12のカバー筒48が投入口19或いは開口78、
102を覆うようにした。これにより、粉粒体11やゴ
ミ等がステーション外に飛散することがなく工場内の環
境を改善することができる。
【0017】尚、本実施例では、空袋処理・クリーニン
グステーション22で空袋20を落下させると共に、ト
レー34やロータリカッタ46等をエアブローでクリー
ニングするようにしたが、同一品種の粉粒体11が充填
された袋体10を連続して解袋投入する場合には、シス
テム制御装置116のプログラミングで対応させてクリ
ーニングを省略することができる。これにより、サイク
ルタイムを短縮することができると共に、エアブロー動
力やエアの削減ができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多品種袋
詰粉粒体の解袋・投入システムによれば、制御系からの
指示に従って、積込ステーションで解袋装置に積み込ん
だ袋体を、ガイドレールに沿って移動する移動装置によ
り投入ステーションの品種ごとに設定された貯留槽内に
搬送して袋詰粉粒体を解袋・投入し、投入して空になっ
た空袋を前記空袋処理・クリーニングステーションでの
処理すると共に、少なくとも品種が切り替わる時には前
記空袋処理・クリーニングステーションで前記解袋装置
のクリーニングを行うようにした。
【0019】これにより、複数の品種の粉粒体が充填さ
れた袋体の解袋・投入作業を行ってもコンタミが発生し
ない。また、多品種の粉粒体に対して1つのシステムで
対応できるので、効率的である。また、貯留槽で袋体の
解袋をするようにしたので、従来の解袋装置のように袋
体から払いだした粉粒体を貯留槽まで搬送するコンベア
等の搬送装置が必要がなくなり、品種の切替えごとに搬
送装置の清掃をを行わなくてよい。これにより、清掃中
の粉粒体の飛散による作業環境を悪化させることもな
く、また、作業員の作業負担を軽減することができる。
【0020】従って、本発明の多品種袋詰粉粒体の解袋
・投入システムの如く構成することにより、品種ごとに
設定された貯留槽に自動的に解袋・投入することがで
き、しかも、多品種の袋詰粉粒体を扱ってもコンタミが
発生せず、且つ作業環境を改善でき、更には作業員の負
担を軽減することができる多品種対応型の解袋・投入自
動システムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多品種袋詰粉粒体の解袋・投入システ
ムの全体構成図
【図2】本発明の多品種袋詰粉粒体の解袋・投入システ
ムにおける解袋装置、移動装置、投入ステーションを説
明する断面図
【図3】図2のA−A線に沿った断面図
【図4】本発明の多品種袋詰粉粒体の解袋・投入システ
ムにおける積込ステーションを説明する断面図
【図5】本発明の多品種袋詰粉粒体の解袋・投入システ
ムにおける空袋処理、クリーニングステーションを説明
する断面図
【符号の説明】
10…袋体 11…粉粒体 12…解袋装置 14A〜14D…貯留槽 16…投入ステーション 18…積込ステーション 19…貯留槽の投入口 20…空袋 22…空袋処理・クリーニングステーション 23…ガイドレール 24…移動装置 26…制御ステーション 28…走行台車 30…解袋装置本体部 32…昇降シリンダ 34…トレー 38…バイブレータ 40…レール 42…移動駆動部 46…ロータリカッタ 48…カバー筒 50、52、64A、64B、64C、64D、90、
114…制御装置 54…蓋 62…捕集装置 68、70…コンベア 72…回転ブラシ 74、75、98…エア吹出口 76、96…捕集装置 100…スクリュウ装置 112…収納袋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 百 瀬 治 男 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉粒体が充填された袋体を切断して袋体内
    の粉粒体を払い出す解袋装置と、 前記袋体を前記解袋装置のトレーに積み込む積込ステー
    ションと、 前記粉粒体を品種ごとに貯留する複数の貯留槽を有する
    投入ステーションと、 前記袋体内の粉粒体が払い出された後の空袋を処理する
    と共に、前記解袋装置に付着する粉粒体をクリーニング
    する空袋処理・クリーニングステーションと、 前記解袋装置を昇降可能に支持すると共に、前記積込ス
    テーション、前記投入ステーション、前記空袋処理・ク
    リーニングステーションの上方に配設されたガイドレー
    ルに沿って移動する移動装置と、 前記解袋装置、前記移動装置及び前記各ステーションを
    制御する制御系と、 から成り、前記制御系からの指示に従って、前記積込ス
    テーションで解袋装置に積み込んだ袋体を、前記移動装
    置により前記投入ステーションの品種ごとに設定された
    貯留槽内に搬送して袋詰粉粒体を解袋・投入し、投入し
    て空になった空袋を前記空袋処理・クリーニングステー
    ションでの処理すると共に、少なくとも品種が切り替わ
    る時には前記空袋処理・クリーニングステーションで前
    記解袋装置のクリーニングを行うことを特徴とする多品
    種袋詰粉粒体の解袋・投入システム。
  2. 【請求項2】前記解袋装置は、 前記袋体を載置する一対のトレーと、 前記一対のトレーの間に形成される隙間に沿って走行し
    て前記トレーに載置された袋体の下面を切断する切断装
    置と、 前記一対のトレーを傾斜させる傾動装置と、 から成り、前記袋体の下面を切断してから前記一対のト
    レーを傾斜させることにより前記切断された袋体の切断
    口を下方に向けて袋体内の粉粒体を払い出すことを特徴
    とする請求項1の多品種袋詰粉粒体の解袋・投入システ
    ム。
  3. 【請求項3】前記トレーには振動発生素子が設けられて
    いることを特徴とする請求項2の多品種袋詰粉粒体の解
    袋・投入システム。
  4. 【請求項4】前記積込ステーションは、 前記袋体の搬入口が形成されると共に、前記解袋装置本
    体が着座することにより閉成する開口が形成されたケー
    シングと、 前記袋体を前記搬入口から前記ケーシング内に搬入する
    と共に、前記トレーに積み込むコンベアと、 前記コンベア途中の前記ケーシング内に設けられ、前記
    袋体の下面をブラッシングする回転ブラシと、 前記ケーシング内に設けられ、前記コンベア上の袋体に
    エアブローするエア吹出口と、 前記ケーシング内の粉粒体やゴミ等を集塵する集塵装置
    と、 から成ることを特徴とする請求項1の多品種袋詰粉粒体
    の解袋・投入システム。
  5. 【請求項5】前記投入ステーションは、 前記解袋装置本体が着座することにより閉成する投入口
    が形成された複数の貯留槽と、 前記解袋装置本体が投入口に着座していない時に閉じら
    れる蓋部材と、 前記貯留槽内の飛散粉粒体を捕集する捕集装置と、 から成ることを特徴とする請求項1の多品種袋詰粉粒体
    の解袋・投入システム。
  6. 【請求項6】前記空袋処理・クリーニングステーション
    は、 前記解袋装置本体が着座することにより閉成する開口が
    形成されたケーシングと、 前記ケーシング内の粉粒体やゴミ等を集塵する集塵装置
    と、 前記ケーシング内の下端部に設けられ、前記解袋装置の
    一対のトレーを傾斜することによりトレーから落下した
    空袋を圧縮処理する圧縮装置と、 前記ケーシングに着脱自在に設けられ、前記圧縮装置で
    圧縮処理された空袋を収納する収納袋と、 から成ることを特徴とする請求項1の多品種袋詰粉粒体
    の解袋・投入システム。
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