JPH08262270A - 光ファイバコネクタ及びそれに用いる工具 - Google Patents

光ファイバコネクタ及びそれに用いる工具

Info

Publication number
JPH08262270A
JPH08262270A JP7066225A JP6622595A JPH08262270A JP H08262270 A JPH08262270 A JP H08262270A JP 7066225 A JP7066225 A JP 7066225A JP 6622595 A JP6622595 A JP 6622595A JP H08262270 A JPH08262270 A JP H08262270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
adapter
optical fiber
opening
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7066225A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Murakami
和也 村上
Hiroyuki Kusuyama
裕幸 樟山
Takashi Nishiyama
隆 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hirose Electric Co Ltd
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hirose Electric Co Ltd
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hirose Electric Co Ltd, Hitachi Cable Ltd filed Critical Hirose Electric Co Ltd
Priority to JP7066225A priority Critical patent/JPH08262270A/ja
Publication of JPH08262270A publication Critical patent/JPH08262270A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/389Dismountable connectors, i.e. comprising plugs characterised by the method of fastening connecting plugs and sockets, e.g. screw- or nut-lock, snap-in, bayonet type
    • G02B6/3893Push-pull type, e.g. snap-in, push-on
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3898Tools, e.g. handheld; Tuning wrenches; Jigs used with connectors, e.g. for extracting, removing or inserting in a panel, for engaging or coupling connectors, for assembling or disassembling components within the connector, for applying clips to hold two connectors together or for crimping

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 実装密度を向上し得る光ファイバコネクタ及
びそれに用いる工具を提供する。 【構成】 本発明に係る光ファイバコネクタ1は、光フ
ァイバフェルール6を収容するプラグ本体2の外周部
に、その長手方向に移動自在に且つ先端側に付勢されて
取り付けられるスライダ3であって、プラグ本体2がア
ダプタ10に挿入されたとき上記先端側に移動して、プ
ラグ本体2の溝23内にアダプタ10の爪21aを保持
するスライダ3の外周部に、プラグ本体2の長手方向と
垂直な方向に所定長さ突出する突起部28を形成したも
のである。また、本発明に係る工具40は、中間部で互
いに回動可能に接続されて先端部同士が開閉可能とされ
た一対の開閉部材41a,41bと、一方の開閉部材4
1aの先端部に設けられてアダプタ10を把持する把持
部材54と、他方の開閉部材41bの先端部に設けられ
てスライダ3に形成された突起部28に係合する係合部
材55とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信に用いるプッシ
ュオン締結型多心光ファイバコネクタ及びそれに用いる
工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプッシュオン締結型多心光ファイ
バコネクタは、図9に示す如く構成されている。図示す
るように、光ファイバコネクタaは、プラグ本体bと、
その外周部に取り付けられるスライダcとを有する。プ
ラグ本体b内には光ファイバフェルールhが収容され、
そのフェルールhの先端面には複数の光ファイバdが面
一状に露出されている。スライダcはプラグ本体bに図
示しない弾性体を介して取り付けられ、その付勢力によ
り通常はプラグ本体bの長手方向先端側に位置される。
プラグ本体bの外周部には溝が設けられているが、図示
する通常状態にあってはスライダcに隠されている。
【0003】コネクタa同士の接続はアダプタeを介し
て行われる。即ち、筒状に形成されたアダプタeには、
その一方側と他方側とからそれぞれコネクタaが挿入さ
れ(一方のみ図示)、アダプタe内でフェルールhの先
端面同士が突き合わされることにより、光ファイバd同
士が位置ずれなく当接して接続がなされる。ここでアダ
プタeの内周部には、プラグ本体bの溝に係合する爪
(図示せず)が設けられており、この爪が溝に係合し、
コネクタaのロックを行う。コネクタaの挿入過程では
先ず爪がスライダcに当接し、そのスライダcを弾性体
の付勢力に逆らって基端側に移動させる。そして爪が溝
内に係合した後はスライダcが元の位置に戻り、爪に被
さることでその係合状態を保持してコネクタaの抜けを
防止する。
【0004】このコネクタaのアダプタeへの締結即ち
挿入は、従来は人間の手で直接行っていた。即ち、先ず
図示の如くスライダcを手で持って、プラグ本体bの先
端部fをアダプタeに一旦挿入する。そしてこんどはプ
ラグ本体bの基端部gに持ち代えて、さらに奥まで挿入
を行う。こうすると、前記一連の動作がコネクタaとア
ダプタeとに生じてコネクタaはアダプタeに締結され
る。逆にスライダcを持ってそのまま引き抜けば、コネ
クタaはアダプタeから簡単に離脱される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術においては、アダプタに対するコネクタの締結・離脱
を考慮して、人間の手が入るようなスペースを設けてお
く必要があり、実装密度を上げることができないという
欠点がある。
【0006】そこで、上記欠点を除去すべく本発明は創
案されたものであり、その目的は、実装密度を向上し得
る光ファイバコネクタ及びそれに用いる工具を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る請求項1記載の光ファイバコネクタ
は、光ファイバフェルールを収容するプラグ本体の外周
部に、その長手方向に移動自在に且つ先端側に付勢され
て取り付けられるスライダであって、プラグ本体がアダ
プタに挿入されたとき上記先端側に移動して、プラグ本
体の溝内にアダプタの爪を保持するスライダの外周部
に、プラグ本体の長手方向と垂直な方向に所定長さ突出
する突起部を形成したものである。
【0008】また、請求項2記載の本発明は、光ファイ
バフェルールを収容すると共にアダプタに挿抜自在なプ
ラグ本体と、プラグ本体の外周部にその長手方向に移動
自在に取り付けられるスライダとを有する光ファイバコ
ネクタに用いる工具であって、中間部で互いに回動可能
に接続されて先端部同士が開閉可能とされた一対の開閉
部材と、一方の開閉部材の先端部に設けられて上記アダ
プタを把持する把持部材と、他方の開閉部材の先端部に
設けられて上記スライダに形成された突起部に係合する
係合部材とを備えたものである。
【0009】また、請求項3記載の本発明は、請求項2
記載の光ファイバコネクタに用いる工具において、一方
の上記開閉部材に、先端部同士の開き量を規制するため
の規制部材が設けられたものである。
【0010】また、請求項4記載の本発明は、請求項2
記載の光ファイバコネクタに用いる工具において、上記
係合部材が、上記突起部より先端側に位置する上記スラ
イダの外周部を弾性的に挟持して上記突起部に当接する
一対の挟持部材からなるものである。
【0011】また、請求項5記載の本発明は、光ファイ
バフェルールを収容すると共にアダプタの対向側の挿入
口に挿抜自在なプラグ本体と、プラグ本体の外周部にそ
の長手方向に移動自在に取り付けられるスライダとを有
する光ファイバコネクタに用いる工具であって、上記ア
ダプタの一方側からその挿入口に挿入される本体と、こ
の本体にその挿入方向と垂直及び同一方向に沿って往復
移動可能に設けられ、上記アダプタの他方側を越える位
置まで延出される延出部材と、この延出部材の先端部に
設けられ、上記アダプタの他方側の挿入口に挿入される
上記光ファイバコネクタの上記スライダに形成された突
起部に係合する係合部材とを備えたものである。
【0012】また、請求項6記載の本発明は、請求項5
記載の光ファイバコネクタに用いる工具において、上記
係合部材が、上記突起部と上記プラグ本体の基端面とを
弾性的に挟持する一対の挟持部材からなるものである。
【0013】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、突起部に工具
を係合させてスライダに移動力を与えることができる。
【0014】請求項2記載の本発明によれば、係合部材
を突起部に係合させ、開閉部材を回動させることでスラ
イダを移動できる。
【0015】請求項3記載の本発明によれば、規制部材
が先端部同士の開き量を規制し、スライダの移動量を制
限する。
【0016】請求項4記載の本発明によれば、挟持部材
がスライダの外周部を挟持し突起部に当接して、開閉部
材の回動によるスライダの移動を生じさせる。
【0017】請求項5記載の本発明によれば、固定側と
しての本体に対し係合部材が適宜移動できるようにな
る。
【0018】請求項6記載の本発明によれば、一方の挟
持部材がスライダの移動を、他方の挟持部材がプラグ本
体の移動を行う。
【0019】
【実施例】以下本発明の好適実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0020】図1は、本発明に係る光ファイバコネクタ
を示す斜視図である。図示するように、光ファイバコネ
クタ1は、一方向に延出されるプラグ本体2と、その外
周部に取り付けられるスライダ3とを有する。プラグ本
体2は、樹脂或いはプラスチック材料等による成形品
で、これには複数の光ファイバ4を有するテープファイ
バ(又はテープファイバコード)5が埋め込まれる。プ
ラグ本体2内部では、テープファイバ5の先端部に設け
られる光ファイバフェルール6が光ファイバ4を内蔵す
る。このフェルール6の先端部はプラグ本体2から突出
され、その端面7には各光ファイバ4の端面が面一状に
露出されている。
【0021】プラグ本体2は、その長手方向先端側の挿
入部8と、長手方向基端側の手持部9とからなる。スラ
イダ3は挿入部8の中間位置に取り付けられ、プラグ本
体2の長手方向に沿って所定ストロークのみスライド移
動自在である。
【0022】図2、図3は、光ファイバコネクタ1と、
これが挿入(締結)・離脱されるアダプタ10との特に
内部構造を示す図で、図2(a)は離脱状態の横断平面
図、(b)は同縦断正面図、図3(a)は挿入状態の横
断平面図、(b)は同縦断正面図である。
【0023】図示するように、光ファイバコネクタ1の
挿入部8は、幅広の略矩形筒状に形成され、その長手方
向に沿う穴11内には、テープファイバ5とフェルール
6とが収容されている。フェルール6は穴11内で摺動
可能であり、且つその段部12が穴11の段部13に当
接して先端方向への移動が規制される。フェルール6の
幅方向両端部にはガイドピン14が差し込まれており、
これらガイドピン14はスペーサ(ピンクランプ)15
に一体とされる。スペーサ15は、フェルール6の基端
部16に嵌合されて穴11の内壁との隙間をうめる。テ
ープファイバ5の外側には矩形又は楕円コイルスプリン
グからなる押圧バネ17が設けられ、これはフェルール
6の先端面が相手方のフェルール(図示せず)の先端面
に当接したとき、その反力で圧縮変形して、フェルール
6をスペーサ15を介して相手方に押し付ける役割を果
たす。フェルール6の基端側への移動は、押圧バネ17
の外周側に設けられる固定スリーブ18によって規制さ
れる。
【0024】図1も参照して、挿入部8の外周部には、
その幅方向の両側部に案内溝19が、高さ方向の上側部
に凸部20が、いずれも長手方向に沿って形成されてい
る。これらは、挿入部8のアダプタ10への挿抜を案内
するためのもので、よってアダプタ10の内周部にも、
案内溝19をスライドさせる爪21aと、凸部20をス
ライドさせる案内溝21bとが形成される。なおアダプ
タ10は従来例で述べたものと同様で、図9にも案内溝
21bが具体的に描かれているので参照されたい。挿入
部8の案内溝19は、その途中に設けられた断面略台形
の乗り上げ部22によって仕切られ、これによって案内
溝19の基端部には穴状溝23が形成される。
【0025】スライダ3は、挿入部8を外側から囲繞
し、その幅方向両側の内面部に、挿入部8に延出するス
ライダ押しバネ24を有する。スライダ押しバネ24
は、傾斜して取り付けられる多数の板バネによって構成
されて、スライダ3を先端側に向けて付勢する。これに
よって付勢されたスライダ3は、その上下の段部25
が、挿入部8の凸部20及び下側突出部26に当接して
停止する。そしてこのとき、スライダ3の先端突出部3
aが穴状溝23を覆い隠す。
【0026】図1も参照して、スライダ3の外周部に
は、これを一周する環状凸部27が長手方向等間隔で形
成される。従来のスライダにおいては、図9から分かる
ように、この環状凸部27のみが形成され、これが手の
スライダへの密着を向上させ、スライダの移動を容易と
すべく機能した。これに加え、特に本実施例において
は、スライダ3の外周部の基端側に、プラグ本体2の長
手方向と垂直な方向に所定長さ突出する突起部28が形
成され、これが工具の係合をも許容する。突起部28
は、スライダ3の上下の側部にそれぞれ形成され、それ
ら側部の幅と同一長さを有する直方体状に形成される。
そして突起部28の、プラグ本体2の長手方向に沿う幅
w,及びそれと垂直な上下方向に沿う高さhはいずれも
1mmとされる。このように突起部28は、工具の係合を
許容する最小の大きさに形成されてコネクタ1の外寸を
大きくしない。逆に言えば、環状凸部27の高さは突起
部28に比べ著しく小さく、工具の係合を不可とする。
なお、スライダ3の幅方向の側部に突起部28は形成さ
れない。
【0027】他方、アダプタ10は、その外形がスライ
ダ3よりも大きい略矩形筒状に形成され、対向側の挿入
口10aから光ファイバコネクタ1を、ここでは前記と
異なり上下反転状態で挿入させる。図2、図3はその一
方側のみを主に示し、他方側は上下に反転する同様な構
成なので説明も省略する。
【0028】アダプタ10は、樹脂、プラスチック材料
等からなる内筒部材29と外筒部材30との一体成形品
であり、そのうちの内筒部材29が前記爪21aと案内
溝21bとを有する。爪21aは内筒部材29の先端部
に、外筒部材30との隙間31を形成しつつ内方に突出
して形成される。爪21aの断面形状は、プラグ本体2
の穴状溝23に適合する略台形状とされる。爪21aよ
りも基端側では、内筒部材29と外筒部材30とが長手
方向の所定距離だけ切り離されており、これによる内筒
部材29の板バネ部32が、その弾性変形により爪21
aの移動を許容する。
【0029】ここでコネクタ1のアダプタ10への締結
・離脱の様子を説明する。先ず締結に際しては、プラグ
本体2の挿入部8先端をアダプタ10の一方側に挿入す
る。この挿入は手持部9を手で持って行ってもよいが、
後述する工具を用いると容易に可能となる。挿入を続け
ると、爪21aが乗り上げ部22に乗り上げてスライダ
3の先端突出部3aに当接し、スライダ3を基端側或い
は後方へ移動させる。さらに爪21aが穴状溝23内に
収まれば、スライダ3が押しバネ24の付勢力で元の位
置に戻り、先端突出部3aが爪21aの外側に被さっ
て、爪21aを穴状溝23内に保持する。これにより締
結が終了し、コネクタ1はアダプタ10に完全にロック
される。なおこのとき、先端突出部3aは隙間31に入
って外筒部材30に覆われる。
【0030】そしてアダプタ10の他方側に別のコネク
タ(図示せず)を挿入すれば、コネクタ同士が接続され
ることになる。ここでフェルール6の先端面7は、上方
に比べ下方が基端側に引込む傾斜面とされ、従って反転
挿入により、互いの先端面同士が面接触し、光ファイバ
4同士が完全接触する。別のコネクタのフェルールに
は、ガイドピン14に代わる孔が設けられ、ピン14の
孔への挿入によってより正確な位置決めが達成される。
フェルール同士は押圧バネ17の作用により押し付け合
う。
【0031】他方、離脱に際しては、例えばスライダ3
を手で持って基端側に引っ張る。こうすると、先端突出
部3aによる爪21aの保持が外れ、さらに引っ張り続
けることにより爪21aが穴状溝23内から脱出してコ
ネクタ1が離脱する。なおこのときには、挿入部8に形
成されたストッパ33(図1参照)が、スライダ3の移
動を規制すると共にその引張力をプラグ本体2に伝達す
る。このように、離脱に際しては、スライダ3を引っ張
るだけのワンアクション操作となる。
【0032】さて、こうしてコネクタ1の締結・離脱が
行われる訳だが、従来手でなされたこのような操作は、
以下に述べる工具を用いて容易且つ狭い場所で行うこと
ができる。
【0033】図4は、本発明に係る光ファイバコネクタ
用工具の第1実施例を示し、(a)は基端側から見た側
面図、(b)は平面図である。
【0034】図示するように、工具40は、中間部で互
いに回動可能に接続される一対の開閉部材41a,41
bを有する。開閉部材41a…は、中間部で折れ曲がる
略ヘ字状に形成され、その折曲部42が重ね合わされて
軸部材43により接続される。開閉部材41a…は、そ
の基端部が手による把持を行うための操作部44とされ
て、操作部44にはゴム等による滑り止めのための被覆
44aが施される。また操作部44は、互いにV字状に
延出すると共に、それらの孔45同士を連結するスプリ
ング46によって開方向に付勢されている。一方の開閉
部材41aにはボス部47が設けられ、ボス部47には
他方の開閉部材41bに臨むねじ付孔48が設けられ
る。ねじ付孔48には、頭部49がローレット仕上げさ
れた調節ボルト50が螺合され、この調節ボルト50は
ロックナット51で位置が固定される。こうして調節ボ
ルト50は、他方の開閉部材41bの当接段部52に当
接して、開閉部材41a,41bの先端部53同士の開
き量を規制するための規制部材を形成する。ロックナッ
ト51を緩めれば調節ボルト50の突出長を変更でき、
これによって回動角、延いては先端部53の開き量が調
節可能となる。
【0035】開閉部材41a…の先端部53は、テーパ
状に形成され、それら突端に、一方にはアダプタ10を
把持する把持部材54が、他方にはスライダ3の突起部
28に係合する係合部材55が設けられている。なお図
でコネクタ1とアダプタ10とは締結状態にある。把持
部材54は、アダプタ10の外筒部材30を長手方向両
端から挟むコ字状に形成され、その長部56と短部57
との間隔はアダプタ10の長さと等しくされる。長部5
6の長さはアダプタ10の幅より長く、短部57の長さ
はアダプタ10の幅の約半分とされる。係合部材55
は、スライダ3の突起部28を長手方向両端から挟む、
把持部材54と対称的なコ字状に形成されると共に、そ
の長部58と短部59とが薄肉に形成されて、特に長部
58はスライダ3の外周部を弾性的に挟持する一対の挟
持部材を形成する。即ち(a)図で示されるように、長
部58は上下側にそれぞれ形成されてスライダ3を上下
から弾性的に挟み、その先端にはスライダ3の差し込み
を容易にするための曲げ部60が形成される。よって係
合部材55は、スライダ3の高さ寸法より大きいコ字状
に形成される。長部58同様、短部59も上下に形成さ
れ、その長さは、スライダ3側部の湾曲を考慮してスラ
イダ3の上下側部に僅かに届く程度である。図に現れな
いが、把持部材54も同様で、即ちアダプタ10よりも
大きい上下のコ字状とされる。
【0036】この工具40の使用方法としては、先ず図
示するように、アダプタ10を把持部材54で把持し、
係合部材55をスライダ3の突起部28に係合させる。
こうするとそれぞれの長部56,58が、アダプタ10
と突起部28との間に平行に位置される。なお先端部5
3の軸心も平行となる。さらに操作部44を把持或いは
握れば、開閉部材41a…の回動により先端部53同士
が開き、把持部材54と係合部材55とが離間移動し
て、スライダ3のスライド移動に続くコネクタ1の離脱
を生じさせる。先端部53の開きは調節ボルト50で制
限され、コネクタ1は離脱に要する最小距離しか移動し
ない。これによって最小スペースでの離脱が実行される
ことになる。
【0037】このように、コネクタ1の突起部28を利
用して、工具40を用いた離脱が可能となり、特に狭い
場所での離脱が可能となって、例えばコネクタ1とアダ
プタ10とによる接続部を上下方向に小間隔で並べるこ
と等ができる。これによって実装密度は向上し、小スペ
ースでの配置が可能となる。なお本工具40の場合、締
結にあたっては従来同様手で押し込むことになる。
【0038】図5、図6は、本工具40における係合部
材55の変形例を示している。この係合部材55は、互
いにバネ61によって押圧される一対の挟持部材、即ち
L形部材62と押圧板63とにより構成されている。L
形部材62は開閉部材41bの先端部53にねじ止め、
圧入、溶着等の方法により固定され、その基端部64に
押圧板63が重ね合わされる。押圧板63には孔が設け
られ、この孔を通じて頭付ピン65が、バネ61を挿通
しつつ基端部64に打ち込まれる。これによれば押圧板
63は、図6に示す如くスライダ3の外周部をL形部材
62とともに弾性的に挟み、この際バネ61の付勢力に
抗じて離間移動することになる。そして開閉部材41a
…の先端部53同士が開けば、L形部材62と押圧板6
3とが突起部28に当接して移動力を与え、スライダ3
の移動に続くコネクタ1の離脱を生じさせる。
【0039】特に、これら係合部材55の構成によれ
ば、スライダ3を一方向から差し込むことができ、作業
の容易化に著しく貢献できる。
【0040】次に工具の第2実施例について説明する。
図7、図8に示すように、この工具70は、プリント基
板71に設けられたアダプタ72に、コネクタ1を離脱
のみならず締結も行えるものである。アダプタ72は、
比較的小ピッチで4連に並列配置されており、個々の内
筒部材29に対しアダプタボディ73が共用とされてい
る。この内筒部材29の対向側に挿入口72aが形成さ
れることになる。図は、プリント基板71の内方側から
アダプタ72にコネクタ1を締結する様子を示す。
【0041】工具70は、アダプタ72の外部側からそ
の挿入口72aに挿入される本体74を有する。本体7
4は、直角クランク状に形成された本体部材75と、こ
れの端部に形成されたプラグ疑似部76とから主に構成
される。プラグ疑似部76は、コネクタ1の挿入部8と
同様に構成され、アダプタ72に挿入されることで本体
74を固定する。本体部材75の垂直延出部75aに
は、その延出方向に沿って互いに平行な案内穴77が設
けられる。そしてこの本体74に支持されて、アダプタ
72の内方側を越える位置まで延出する延出部材78が
設けられる。
【0042】延出部材78はここでは分割構成され、即
ち本体74のなす平面に沿って上下動可能なバー79
と、バー79の先端部にスライド可能に設けられたスラ
イド部材80とからなる。バー79はその基端部に、案
内穴77内を摺動するスライド軸81を有し、これによ
りバー79は、本体74のアダプタ72への挿入方向と
垂直に移動し得る。バー79は、断面矩形のクランク状
とされて先端部が基端部より下方に位置される。スライ
ド部材80は、バー79の延出方向、即ち本体74の挿
入方向と同一方向にスライド可能で、その移動ストロー
クはストッパピン82によって制限される。
【0043】そしてスライド部材80の下端部には、コ
ネクタ1の突起部28と、プラグ本体2の基端面とを弾
性的に挟持する一対の挟持部材83a,83bが一体形
成される。特に一方の挟持部材83aは、突起部28に
当接即ち係合する係合部材を形成する。これら挟持部材
83a…は、二股状に形成され、一方の挟持部材83a
はスライダ3の外周部をも挟み、他方の挟持部材83b
はテープファイバ5を無接触に挟んでプラグ本体2に当
接する。一方83aは他方83bよりも長く形成され
る。
【0044】この工具70による締結方法としては、先
ず図7に示す如く、本体74をアダプタ72に差し込ん
で固定すると共に、バー79を本体74から外して挟持
部材83a,83bにコネクタ1を挟む。そしてスライ
ド部材80をバー79の最先端位置まで予め移動してお
いて、バー79を本体74に取り付ける。バー79を下
降させると、バー79の基端部が本体74に当接した時
点で下降が停止し、このときアダプタ72とコネクタ1
との軸心が完全に一致する。よってスライド部材80を
手で挿入側に移動させれば、他方の挟持部材83bがプ
ラグ本体2を押し、コネクタ1がアダプタ72内に挿入
されることになる。
【0045】また離脱に際しては、この状態からスライ
ド部材80を先端側に移動すれば、一方の挟持部材83
aが突起部28を押して、スライダ3の移動に続くコネ
クタ1の離脱を生じさせる。
【0046】このように、本工具70においては、締結
・離脱ともに可能で、特にプリント基板71のような狭
い場所でも容易に作業を行える。ここで離脱を手で行う
と、コネクタ1が抜けた瞬間にその勢いで基板71上の
部品を壊す虞もあるが、本工具70を用いればこれが防
止されるため、精密部品等にも適用が可能である。以上
により実装密度は向上し、狭いスペースに数多くの接続
部を設けることが可能となる。
【0047】尚、本発明は上記実施例に限定されず、各
様の変更・変形例が可能である。また本発明は、あらゆ
る光通信や、装置内外の信号伝送を光で行う光インタコ
ネクト等に適用可能である。
【0048】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0049】(1)請求項1記載の本発明によれば、工
具によるコネクタの離脱が可能となり、実装密度を向上
できる。
【0050】(2)請求項2記載の本発明によれば、コ
ネクタの離脱が容易且つ小スペースで可能となる。
【0051】(3)請求項3記載の本発明によれば、コ
ネクタの最小スペースでの離脱が可能となる。
【0052】(4)請求項4記載の本発明によれば、ス
ライダを一方向から差し込め、作業を容易化できる。
【0053】(5)請求項5記載の本発明によれば、コ
ネクタの離脱が容易且つ小スペースで可能となる。
【0054】(6)請求項6記載の本発明によれば、コ
ネクタの離脱のみならず、締結も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバコネクタの一実施例を
示す斜視図である。
【図2】光ファイバコネクタ及びアダプタを示し、
(a)は横断平面図、(b)は縦断正面図である。
【図3】光ファイバコネクタ及びアダプタの締結状態を
示し、(a)は横断平面図、(b)は縦断正面図であ
る。
【図4】本発明に係る光ファイバコネクタ用工具の第1
実施例を示し、(a)は側面図、(b)は平面図であ
る。
【図5】係合部材の変形例を示し、係合前の状態を示す
斜視図である。
【図6】図5の係合状態を示す斜視図である。
【図7】本発明に係る光ファイバコネクタ用工具の第2
実施例を示し、締結前の状態を示す斜視図である。
【図8】図7の締結状態を示す斜視図である。
【図9】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 光ファイバコネクタ 2 プラグ本体 3 スライダ 6 光ファイバフェルール 10,72 アダプタ 10a,72a 挿入口 21a 爪 23 穴状溝 28 突起部 40,70 工具 41a,41b 開閉部材 50 調節ボルト(規制部材) 54 把持部材 55 係合部材 58 長部(挟持部材) 74 本体 78 延出部材 83a,83b 挟持部材
フロントページの続き (72)発明者 西山 隆 東京都品川区大崎5丁目5番23号 ヒロセ 電機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバフェルールを収容するプラグ
    本体の外周部に、その長手方向に移動自在に且つ先端側
    に付勢されて取り付けられるスライダであって、プラグ
    本体がアダプタに挿入されたとき上記先端側に移動し
    て、プラグ本体の溝内にアダプタの爪を保持するスライ
    ダの外周部に、プラグ本体の長手方向と垂直な方向に所
    定長さ突出する突起部を形成したことを特徴とする光フ
    ァイバコネクタ。
  2. 【請求項2】 光ファイバフェルールを収容すると共に
    アダプタに挿抜自在なプラグ本体と、該プラグ本体の外
    周部にその長手方向に移動自在に取り付けられるスライ
    ダとを有する光ファイバコネクタに用いる工具であっ
    て、中間部で互いに回動可能に接続されて先端部同士が
    開閉可能とされた一対の開閉部材と、一方の開閉部材の
    先端部に設けられて上記アダプタを把持する把持部材
    と、他方の開閉部材の先端部に設けられて上記スライダ
    に形成された突起部に係合する係合部材とを備えたこと
    を特徴とする光ファイバコネクタに用いる工具。
  3. 【請求項3】 一方の上記開閉部材に、先端部同士の開
    き量を規制するための規制部材が設けられた請求項2記
    載の光ファイバコネクタに用いる工具。
  4. 【請求項4】 上記係合部材が、上記突起部より先端側
    に位置する上記スライダの外周部を弾性的に挟持して上
    記突起部に当接する一対の挟持部材からなる請求項2記
    載の光ファイバコネクタに用いる工具。
  5. 【請求項5】 光ファイバフェルールを収容すると共に
    アダプタの対向側の挿入口に挿抜自在なプラグ本体と、
    該プラグ本体の外周部にその長手方向に移動自在に取り
    付けられるスライダとを有する光ファイバコネクタに用
    いる工具であって、上記アダプタの一方側からその挿入
    口に挿入される本体と、該本体にその挿入方向と垂直及
    び同一方向に沿って往復移動可能に設けられ、上記アダ
    プタの他方側を越える位置まで延出される延出部材と、
    該延出部材の先端部に設けられ、上記アダプタの他方側
    の挿入口に挿入される上記光ファイバコネクタの上記ス
    ライダに形成された突起部に係合する係合部材とを備え
    たことを特徴とする光ファイバコネクタに用いる工具。
  6. 【請求項6】 上記係合部材が、上記突起部と上記プラ
    グ本体の基端面とを弾性的に挟持する一対の挟持部材か
    らなる請求項5記載の光ファイバコネクタに用いる工
    具。
JP7066225A 1995-03-24 1995-03-24 光ファイバコネクタ及びそれに用いる工具 Pending JPH08262270A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7066225A JPH08262270A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 光ファイバコネクタ及びそれに用いる工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7066225A JPH08262270A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 光ファイバコネクタ及びそれに用いる工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08262270A true JPH08262270A (ja) 1996-10-11

Family

ID=13309690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7066225A Pending JPH08262270A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 光ファイバコネクタ及びそれに用いる工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08262270A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009229476A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Sanwa Denki Kogyo Co Ltd 成端用光コネクタプラグ
US8297851B2 (en) 2008-03-18 2012-10-30 Furukawa Electric Co., Ltd. Optical connector
CN108008491A (zh) * 2018-01-12 2018-05-08 深圳市中兴新地技术股份有限公司 高密度光纤连接器的拔插装置
WO2019008651A1 (ja) * 2017-07-03 2019-01-10 株式会社日新化成 光コネクタ及びプッシュ・プル・タブ
WO2021241013A1 (ja) * 2020-05-26 2021-12-02 住友電気工業株式会社 光コネクタ用治具、光コネクタの接続方法、及び光コネクタの取外し方法
CN114839729A (zh) * 2022-06-10 2022-08-02 北京瑞祺皓迪技术股份有限公司 一种倒手装置、网络配线装置及配线方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8297851B2 (en) 2008-03-18 2012-10-30 Furukawa Electric Co., Ltd. Optical connector
JP2009229476A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Sanwa Denki Kogyo Co Ltd 成端用光コネクタプラグ
WO2019008651A1 (ja) * 2017-07-03 2019-01-10 株式会社日新化成 光コネクタ及びプッシュ・プル・タブ
JPWO2019008651A1 (ja) * 2017-07-03 2020-04-30 株式会社日新化成 光コネクタ及びプッシュ・プル・タブ
CN108008491A (zh) * 2018-01-12 2018-05-08 深圳市中兴新地技术股份有限公司 高密度光纤连接器的拔插装置
WO2021241013A1 (ja) * 2020-05-26 2021-12-02 住友電気工業株式会社 光コネクタ用治具、光コネクタの接続方法、及び光コネクタの取外し方法
CN114839729A (zh) * 2022-06-10 2022-08-02 北京瑞祺皓迪技术股份有限公司 一种倒手装置、网络配线装置及配线方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4000484B2 (ja) 光ファイバ接続治具
US5414790A (en) Actuation tool and cap for fiber optic connector
US10139568B2 (en) Optical fiber splicing tool and optical fiber splicing method
CA2641787C (en) Optical connector assembling jig
CA2503690C (en) Optical connector which can be disassembled and disassembling tool suitable to disassemble the same
JP3832836B2 (ja) 光コネクタアダプタ
JPH08262270A (ja) 光ファイバコネクタ及びそれに用いる工具
JP3287433B2 (ja) プラグ着脱工具及びプラグ装着工具
CA2537354A1 (en) Optical connector
JPH08262271A (ja) 光ファイバコネクタ用防塵キャップ
US11099336B2 (en) Optical fiber connector
JPH0338772Y2 (ja)
JP4131841B2 (ja) 光コネクタ用楔挿脱部品、楔部品付き光コネクタ
JPH0886937A (ja) 光コネクタ
JP2002006175A (ja) 光コネクタ
JP4738774B2 (ja) 光コネクタ組立工具
JPH0740963Y2 (ja) 光ファイバストリッパ
JP3504535B2 (ja) 光コネクタ用工具
JP3934126B2 (ja) 光コネクタ組立工具
JP2597947Y2 (ja) 光コネクタのアダプタ
JP2563233Y2 (ja) 圧着装置
JP2004317564A (ja) 光コネクタ用工具
JP3149776B2 (ja) 部品取外具
JPH0231749Y2 (ja)
JP2000089060A (ja) 収納体付き光コネクタ及びそれに使用する治具