JPH08261603A - 気液分離器 - Google Patents

気液分離器

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JPH08261603A
JPH08261603A JP6983595A JP6983595A JPH08261603A JP H08261603 A JPH08261603 A JP H08261603A JP 6983595 A JP6983595 A JP 6983595A JP 6983595 A JP6983595 A JP 6983595A JP H08261603 A JPH08261603 A JP H08261603A
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JP
Japan
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gas
liquid
closed container
umbrella
wall
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Pending
Application number
JP6983595A
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English (en)
Inventor
Keisuke Morita
恵介 森田
Akio Uratani
昭夫 浦谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、冷凍機等に使用される気液分離器
に関するもので、気液分離効率のよい気液分離器を提供
することにより圧縮機の信頼性を向上させることを目的
とするものである。 【構成】 密閉容器1内壁に外周が近接する傘形状板1
0をバッフル板7下部に固着し、傘形状板10と密閉容
器1内壁との隙間面積がこの密閉容器横断面積の1/4
以下とすることにより、液冷媒を密閉容器壁面に当て、
壁面に付着しながら落下させ、気液分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍機等に使用される
気液分離器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の気液分離器は、図4に示す
ように、密閉構造とした気液分離器本体101の内部上
方に、入口管102の冷媒流出口104と出口管103
の流入口105とをそれぞれ開口させるとともに、前記
流出口104と流入口105の間にバッフル板107が
設けられている。前記バッフル板107の上部側にはフ
ィルタ106が設けられゴミの捕捉を行う。前記バッフ
ル板107の比較的外周部には複数の流通孔108が設
けられ、冷媒は気液分離器内の比較的外側を下方に向か
って流れる。前記出口管103の流入口105は気液分
離器の中央上方部に開口されているため、冷媒はU字状
に流れこの時気液分離が行われ、液成分は気液分離器下
部に落ち、ガス成分が前記流入口105から前記出口管
103を経て、圧縮機(図示せず)へ供給されるように
なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、流出口104からの冷媒が、前記バッ
フル板107の流通孔108を通過し、U字状に流れた
後に流入口105に入るが、流通孔108と流入口10
5が近接しているため気液分離効率が悪く、多量の液冷
媒が入口管102から入ってきた場合と分離しきれずに
液冷媒が流入口105から入り、圧縮機へと供給され液
圧縮を生じ、圧縮機を損傷させるという課題があった。
【0004】本発明は、上記従来例の課題を解決するた
めになされたもので、気液分離効率のよい気液分離器を
提供することにより圧縮機の信頼性を向上させることを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、密閉容器内壁に外周が近接する傘形状板を
バッフル板下部に固着し、傘形状板と密閉容器内壁との
隙間面積が前記密閉容器横断面積の1/4以下としたも
のである。
【0006】また、本発明は下部開口角度が90度以上
の傘形状板を設けたものであり、さらに出口管の開口部
を傘形状板の下部先端面よりも上部に配したものであ
る。
【0007】また、本発明は上記構造の気液分離器に外
側に複数個の穴を有する円形支持板を出口管の開口部と
密閉容器底部との間に配し、密閉容器内壁に固定させた
ものである。
【0008】
【作用】本発明は、気液分離器の密閉容器内壁に外周が
近接する傘形状板により、バッフルの連通孔を通った気
液混合冷媒が外側に流され、密閉容器内壁に当たる。こ
こで、液体は壁面に付着し下方に落下することにより気
液分離がなされる。傘形状板と密閉容器内壁との隙間面
積が前記密閉容器横断面積の1/4以下と狭くすること
により、ほとんど全ての液体が壁面に当たることにな
る。さらに、下向きのガス流速が速くなり、液冷媒は、
より気液分離器の底部に運ばれやすくなり、気液分離効
率が向上する。
【0009】また、下部開口角度が90度以上の傘形状
板を設けることにより、より外側に液冷媒がゆきやすく
なり、壁面に液体が当たり、気液分離効率が向上する。
【0010】さらに出口管の開口部を傘形状板下部開口
先端よりも上部に配することにより、壁面の液体を再び
ガスに混合して吸い込むことがなくなり、気液分離効率
が向上する。
【0011】また、外側に複数個の穴を有する円形支持
板を出口管の開口部と密閉容器底部との間に配置させる
ことにより、分離した液冷媒を円形支持板より下部の部
屋に貯留するため、冷媒が貯留された状態で圧力が急変
するデアイス運転などでも液吸い込みを起こしにくい。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面により説
明する。図1及び図2は本発明の一実施例における気液
分離器を示す。密閉容器1の上部側に入口管2を、下部
側に前記密閉容器1の内部上方に向けてのびる出口管3
をそれぞれ接続するとともに、前記入口管2の冷媒流出
口4と前記出口管3の流入口5とを、それぞれ前記密閉
容器1の内部上方において開口させるとともに、前記出
口管3の冷媒流入口5とは反対方向の開口部6は圧縮機
(図示せず)に接続されるようになっている。
【0013】前記密閉容器1内の上部で、前記流出口4
と前記流入口5の間にバッフル板7を設け、このバッフ
ル板7の径方向外側には複数個の連通孔8があけられて
いる。さらに、前記バッフル板7の上部側にはフィルタ
9が設けられゴミの捕捉を行う。また、前記バッフル板
7の下部には傘形状板10が溶接、ロー付け等の手段で
固着されており、この傘形状板10の下部先端11は、
前記出口管3の流入口5よりも下に設けられており、ち
ょうど、流入口5が傘でおおわれる形状になっている。
傘の開く角度は90度〜120度に設定されており、そ
の下部先端11は密閉容器1の内壁に接近しており、内
壁との隙間面積は密閉容器横断面積の1/4以下となっ
ている。密閉容器1の中央部には図3(a)、(b)に
示す円形支持板12の外周が密閉容器1の内壁に圧入な
どで固定されている。この円形支持板12には径方向外
側に複数個の穴14及び出口管3が貫入する穴13があ
けられている。
【0014】入口管2より気液混合状態にある冷媒が上
部室15に流入してくる。この気液混合冷媒はフィルタ
9でゴミ等が捕捉されるとともに液冷媒は細かく砕か
れ、その後バッフル板7の比較的外側にあけられた連通
孔8から下方に向かって中間室16に入る。中間室16
に入った冷媒はすぐに傘形状板10に当たり、外側に向
かって流れる。傘形状板10の下部先端11は密閉容器
1の内壁に接近しており、内壁との隙間面積は密閉容器
横断面積の1/4以下となっているので、気液混合冷媒
はかなりの流速で傘に沿った角度で流れ、密閉容器1の
内壁に当たる。この時液成分の多くは内壁に付着した状
態となり、下方に向かうガス流速と重力で下方に向かっ
て流れ落ちる。一方、ガスは中間室16の途中でUター
ンして、出口管3の冷媒流入口5から圧縮機へと吸入さ
れる。下方に向かった液冷媒は円形支持板12にあけら
れた径方向の外側に複数個の穴14から下部室17に貯
留される。このように、気液分離器に入った液冷媒は傘
形状板10により外に向いて流れ、そのほとんど全てが
密閉容器1の内壁に当たり、ここに付着し落下していく
ため、従来構造のようにただ単に気液混合冷媒をUター
ンさせて気液分離するより分離効率がよい。このため、
液冷媒の吸い込みによる液圧縮をより確実に防ぐことが
でき、圧縮機の信頼性を向上することができる。
【0015】さらに、下部開口角度が90度以上の傘形
状板10を設けることにより、より外側に液冷媒がゆき
やすくなり、壁面に液体が当たりやすく、気液分離効率
が向上する。さらに出口管3の開口部5を傘形状板10
の下部先端11よりも上部に配することにより、壁面の
液体を再びガスに混合して吸い込むことがなくなり、気
液分離効率が向上する。
【0016】また、外側に複数個の穴14を有する円形
支持板12を出口管3の開口部5と密閉容器底部との間
の配置させることにより、分離した液冷媒を円形支持板
12の下の下部室17に貯留するため、液貯留部とガス
の流れ部とが分離され、液体を再びガスに混合して吸い
込むことがなくなり、気液分離効率が向上する。さらに
デアイス運転などにおいては冷媒が貯留された状態で気
液分離器内の圧力が急変する。この時、多少の発泡を起
こしても液が貯留されている下部室17と出口管3の冷
媒流入口5が別々の部屋に分かれているため液吸い込み
を起こしにくい。
【0017】
【発明の効果】本発明は上記説明からも明らかなよう
に、密閉容器内壁に外周が近接する傘形状板を設けるこ
とにより、液冷媒を密閉容器壁面に当て、壁面に付着さ
せながら落下させることにより気液分離させるため、気
液分離効率が向上した気液分離器が提供でき、圧縮機の
信頼性の向上が図れるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である気液分離器の縦断面図
【図2】図1の気液分離器の要部詳細図
【図3】(a)は本発明の一実施例である気液分離器の
円形支持板の正面図 (b)は同断面図
【図4】従来の気液分離器の縦断面図
【符号の説明】
1 密閉容器 2 入口管 3 出口管 4 流出口 5 流入口 7 バッフル板 8 連通孔 9 フィルタ 10 傘形状板 11 傘形状板の下部先端 12 円形支持板 14 複数の穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉容器と、この密閉容器上部に入口管
    と、前記密閉容器下部に、この密閉容器の内部と外部を
    連絡するとともに内部側開口部が上向きの出口管と、前
    記入口管と前記出口管の間に、径方向外部に流通路と上
    部にフィルタ部を有するバッフル板と、前記バッフル板
    下部に固着するとともに前記密閉容器内壁にその外周が
    近接する傘形状板とを具備し、前記傘形状板と前記密閉
    容器内壁との隙間面積が前記密閉容器横断面積の1/4
    以下とした気液分離器。
  2. 【請求項2】傘形状板の下部開口角度を90度以上で構
    成した請求項1記載の気液分離器。
  3. 【請求項3】出口管の開口部を、傘形状板の下部先端面
    よりも上部に配した請求項1記載の気液分離器。
  4. 【請求項4】外側に複数個の穴を有する円形支持板を出
    口管の開口部と密閉容器底部との間に配し、その外周を
    密閉容器内壁に固定させた請求項1記載の気液分離器。
JP6983595A 1995-03-28 1995-03-28 気液分離器 Pending JPH08261603A (ja)

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Cited By (6)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2017172870A (ja) * 2016-03-23 2017-09-28 荏原冷熱システム株式会社 吸収ヒートポンプ

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