JPH0826138A - サスペンションタワー構造 - Google Patents

サスペンションタワー構造

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Publication number
JPH0826138A
JPH0826138A JP16010494A JP16010494A JPH0826138A JP H0826138 A JPH0826138 A JP H0826138A JP 16010494 A JP16010494 A JP 16010494A JP 16010494 A JP16010494 A JP 16010494A JP H0826138 A JPH0826138 A JP H0826138A
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JP
Japan
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bracket
width direction
upper member
vehicle width
apron
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JP16010494A
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English (en)
Inventor
Shirou Nishizawa
誌朗 西澤
Hiroshi Ohashi
宏 大橋
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エプロンアッパメンバへのサスペンションタ
ワーの結合剛性を向上させサスペンションタワーの内倒
れ現象、捩等を防止する。 【構成】 サポート本体36とアッパーアームフロント
ブラケット28とでエプロンアッパメンバ12とフロン
トサイドメンバ18とを連結する第1の閉断面部38が
形成されると共に、サポート本体36とアッパーアーム
リヤブラケット30とでエプロンアッパメンバ12とフ
ロントサイドメンバ18とを連結する第2の閉断面部4
0が形成されている。アッパーアームフロントブラケッ
ト28及びアッパアームリヤブラケット30はエプロン
アッパメンバアッパ14の車幅方向内側壁部14Cを貫
通しエプロンアッパメンバ12の断面内に固着されてお
り、サスペンションアッパアームは第1の閉断面部38
と第2の閉断面部40とに支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサスペンションタワー構
造に係り、特に車体のフロントボデーのサスペンション
タワー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車体のサスペンションタワー構造
としては、例えば、実開平4−189683号公報に開
示されたものが知られている。
【0003】図6に示される如く、このサスペンション
タワー構造は、ブラケット連結部材70と第1のブラケ
ット72とでスプリングサポート74の車体前後方向前
側においてエプロンアッパメンバ76とフロントサイド
メンバ78とを連結する第1の閉断面部80が形成され
ている。また、ブラケット連結部材70と第2のブラケ
ット82とでスプリングサポート74の車体前後方向後
側においてエプロンアッパメンバ76とフロントサイド
メンバ78とを連結する第2の閉断面部84が形成され
ている。さらに、これらの第1の閉断面部80と第2の
閉断面部84とは、夫々ブラケット連結部材70によっ
て連結されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このサ
スペンションタワー構造においては、第1のブラケット
72及び第2のブラケット82の上端部に形成されたフ
ランジ部72A、82Aが、エプロンアッパメンバ76
の車幅方向内側壁部76Aに溶着されており、また、ブ
ラケット連結部材70の上端部に形成されたフランジ部
70Aが、エプロンアッパメンバ76の上壁部76Bの
車幅方向内側縁部に溶着されているため、第1の閉断面
部80と第2の閉断面部84とに作用した荷重が、エプ
ロンアッパメンバ76の車幅方向内側部に集中し、エプ
ロンアッパメンバ76の断面崩れにより、サスペンショ
ンタワーの内倒れ現象、捩等が発生する恐れがある。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、エプロンアッ
パメンバへのサスペンションタワーの結合剛性を向上さ
せサスペンションタワーの内倒れ現象、捩等を防止でき
るサスペンションタワー構造を提供することが目的であ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のサスペンション
タワー構造は、車体のフロントボデーの車幅方向両端上
部に略車体前後方向に沿って配置されたエプロンアッパ
メンバと、このエプロンアッパメンバの車幅方向内側下
方に略車体前後方向に沿って配置されたフロントサイド
メンバと、このフロントサイドメンバと前記エプロンア
ッパメンバとに結合されたスプリングサポートと、この
スプリングサポートの車体前後方向前側においてサスペ
ンションアッパアームを支持すると共に前記エプロンア
ッパメンバと前記フロントサイドメンバとを連結する第
1のブラケットと、前記スプリングサポートの車体前後
方向後側においてサスペンションアッパアームを支持す
ると共に前記エプロンアッパメンバと前記フロントサイ
ドメンバとを連結する第2のブラケットと、前記第1の
ブラケットと前記第2のブラケットとに架設され前記第
1のブラケットとで前記エプロンアッパメンバと前記フ
ロントサイドメンバとを連結する第1の閉断面部を形成
すると共に前記第2のブラケットとで前記エプロンアッ
パメンバと前記フロントサイドメンバとを連結する第2
の閉断面部を形成するブラケット連結部材と、を備えた
サスペンションタワー構造であって、前記第1のブラケ
ット及び前記第2のブラケットが前記エプロンアッパメ
ンバの車幅方向内側壁部を貫通し少なくとも前記エプロ
ンアッパメンバの車幅方向外側壁部に固着されたことを
特徴としている。
【0007】
【作用】上記構成の本発明では、サスペンションアッパ
アームから第1の閉断面部と第2の閉断面部とに作用し
た荷重は、第1のブラケット及び第2のブラケットによ
り、エプロンアッパメンバの車幅方向外側壁部にも作用
する。従って、第1の閉断面部と第2の閉断面部とに作
用した荷重をエプロンアッパメンバの車幅方向外側壁部
でも受けることができる。このため、第1の閉断面部と
第2の閉断面部とに作用した荷重をエプロンアッパメン
バの車幅方向内側部のみで受ける従来構造に比べて、エ
プロンアッパメンバの断面崩れを防止できる。
【0008】
【実施例】本発明に係るサスペンションタワー構造の一
実施例を図1〜図5に従って説明する。
【0009】なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢
印INは車体内側方向を、矢印UPは車体上方方向を示
す。
【0010】図1及び図2に示される如く、車体のフロ
ントボデー10の車幅方向両端上部には、エプロンアッ
パメンバ12が略車体前後方向に沿って配設されてお
り、このエプロンアッパメンバ12は、エプロンアッパ
メンバアッパ14とエプロンアッパメンバロア16とに
よって閉断面構造とされている。すなわち、このエプロ
ンアッパメンバアッパ14の長手方向から見た断面形状
は開口部を下側へ向けたコ字状とされており、車幅方向
外側壁部14Aの先端部からは車幅方向外側へ向けてフ
ランジ14Bが形成されている。このフランジ14Bの
下面にはエプロンアッパメンバロア16の車幅方向外側
端部16Aが溶着されている。
【0011】また、エプロンアッパメンバロア16の車
幅方向内側端部は略直角に下側へ向けて屈曲され屈曲部
16Bとされており、この屈曲部16Bはエプロンアッ
パメンバアッパ14の車幅方向内側壁部14Cの下端部
の車幅方向外側面に溶着されている。
【0012】エプロンアッパメンバ12の車幅方向内側
下方には、略車体前後方向に沿ってフロントサイドメン
バ18が配設されており、このフロントサイドメンバ1
8はフロントサイドメンバインナ20とフロントサイド
メンバアウタ22とによって閉断面構造とされている。
すなわち、このフロントサイドメンバインナ20の長手
方向から見た断面形状は、開口部を車幅方向外側へ向け
た略ハツト状とされており、上下方向両端部には車体前
後方向に沿って上フランジ20A及び下フランジ20B
が形成されている。これらの上フランジ20A及び下フ
ランジ20Bは、フロントサイドメンバアウタ22の上
フランジ22Aと下フランジ22Bとの各車幅方向内側
面に溶着されている。
【0013】エプロンアッパメンバ12とフロントサイ
ドメンバ18との間には、スプリングサポート24が配
設されている。このスプリングサポート24の上壁部2
4Aの車幅方向外側端部24Bは、エプロンアッパメン
バアッパ14近傍に達している。
【0014】スプリングサポート24の車体前後方向前
側には第1のブラケットとしてのアッパアームフロント
ブラケット28が配設されている。このアッパアームフ
ロントブラケット28はスプリングサポート24に沿っ
て屈曲されており、屈曲部にはサスペンションアッパア
ーム27(図3参照)を支持する貫通穴29が穿設され
ている。
【0015】図2に示される如く、アッパアームフロン
トブラケット28の屈曲部より下側の軸線方向から見た
断面形状は、開口部を車幅方向内側へ向けたハツト状と
されており、前フランジ28Aと後フランジ28Bとが
形成されている。これらの前フランジ28Aと後フラン
ジ28Bとは、フロントサイドメンバアウタ22の車幅
方向外側面に溶着されている。
【0016】また、アッパアームフロントブラケット2
8の屈曲部より上側の軸線方向から見た断面形状は、L
字状とされており、下壁部28Cの車体前後方向前端部
は車体上下方向下方へ屈曲されフランジ28Dとされて
いる。また、後壁部28Eの車体上下方向上端部は後方
へ屈曲されており、フランジ28Fとされており、この
フランジ28Fはフランジ28Bに連結されている。
【0017】アッパアームフロントブラケット28のフ
ランジ28Fはスプリングサポート24の上壁部24A
の前端部24Cの上面に溶着されており、フランジ28
Bはスプリングサポート24の内側壁部24Dの前端部
の車幅方向内側面に溶着されている。また、スプリング
サポート24の前壁部24Eには、アッパアームフロン
トブラケット28の貫通穴29と同軸的に、サスペンシ
ョンアッパアーム27(図3参照)を支持する貫通穴3
2が穿設されている。
【0018】図4に示される如く、アッパアームフロン
トブラケット28の下壁部28Cの車幅方向外側端部は
延設部28Gとされており、この延設部28Gは、エプ
ロンアッパメンバアッパ14の車幅方向内側壁部14C
に形成された切欠き15から、エプロンアッパメンバ1
2内に挿入されている。さらに、延設部28Gの先端部
28Hは、フランジ14Bと車幅方向外側端部16Aと
の間に溶着されている。
【0019】また、後壁部28Eの車幅方向外側端部も
延設部28Jとされており、この延設部28Jも、エプ
ロンアッパメンバアッパ14の車幅方向内側壁部14C
に形成された切欠き15から、エプロンアッパメンバ1
2内に挿入されている。延設部28Jの先端部には、車
体後方へ向けてフランジ28Kが形成されており、この
フランジ28Kが車幅方向外側壁部14Aの車幅方向内
側面に溶着されている(図5参照)。さらに、フランジ
28Fの車幅方向外側端部も延設部28Lとされてお
り、この延設部28Lも、エプロンアッパメンバアッパ
14の車幅方向内側壁部14Cに形成された切欠き15
から、エプロンアッパメンバ12内に挿入されている。
延設部28Lはエプロンアッパメンバアッパ14の上壁
部14Dの下面に溶着されている。
【0020】図2に示される如く、スプリングサポート
24の車体前後方向後側には第2のブラケットとしての
アッパアームリヤブラケット30が配設されている。こ
のアッパアームリヤブラケット30はスプリングサポー
ト24に沿って屈曲されており、屈曲部にはサスペンシ
ョンアッパアーム27(図3参照)を支持する貫通穴3
1が穿設されている。
【0021】アッパアームリヤブラケット30の屈曲部
より下側の軸線方向から見た断面形状は、開口部を車幅
方向内側へ向けたハツト状とされており、前フランジ3
0Aと後フランジ30Bとが形成されている。これらの
前フランジ30Aと後フランジ30Bとは、フロントサ
イドメンバアウタ22の車幅方向外側面に溶着されてい
る。
【0022】また、アッパアームリヤブラケット30の
屈曲部より上側の軸線方向から見た断面形状は、L字状
とされており、下壁部30Cの車体前後方向後端部は車
体上下方向下方へ屈曲されフランジ30Dとされてい
る。また、前壁部30Eの車体上下方向上端部は前方へ
屈曲されており、フランジ30Fとされており、このフ
ランジ30Fはフランジ30Aに連結されている。
【0023】アッパアームリヤブラケット30のフラン
ジ30Fはスプリングサポート24の上壁部24Aの後
端部24Fの上面に溶着されており、フランジ30Aは
スプリングサポート24の内側壁部24Dの後端部の車
幅方向内側面に溶着されている。また、スプリングサポ
ート24の後壁部24Gには、アッパアームリヤブラケ
ット30の貫通穴31と同軸的に、サスペンションアッ
パアーム27を支持する貫通穴34が穿設されている。
【0024】アッパアームリヤブラケット30の下壁部
30Cの車幅方向外側端部は延設部30Gとされてお
り、この延設部30Gは、エプロンアッパメンバアッパ
14の車幅方向内側壁部14Cに形成された切欠き15
から、エプロンアッパメンバ12内に挿入されている。
さらに、延設部30Gの先端部30Hは、フランジ14
Bと車幅方向外側端部16Aとの間に溶着されている。
【0025】また、後壁部30Eの車幅方向外側端部も
延設部30Jとされており、この延設部30Jも、エプ
ロンアッパメンバアッパ14の車幅方向内側壁部14C
に形成された切欠き15から、エプロンアッパメンバ1
2内に挿入されている。延設部30Jの先端部には、車
体前方へ向けてフランジ30Kが形成されており、この
フランジ30Kが車幅方向外側壁部14Aの車幅方向内
側面に溶着されている(図5参照)。さらに、フランジ
30Fの車幅方向外側端部も延設部30Lとされてお
り、この延設部30Lも、エプロンアッパメンバアッパ
14の車幅方向内側壁部14Cに形成された切欠き15
から、エプロンアッパメンバ12内に挿入されている。
延設部30Lはエプロンアッパメンバアッパ14の上壁
部14Dの下面に溶着されている。
【0026】アッパアームフロントブラケット28、ア
ッパアームリヤブラケット30及びスプリングサポート
24は、ブラケット連結部材としてのサポート本体36
によって上方から覆われている。
【0027】このサポート本体36の上壁部36Aの車
幅方向外側端部36Bは、エプロンアッパメンバアッパ
14の切欠き15からエプロンアッパメンバアッパ14
内に挿入され上壁部14Dの下面に溶着されている。サ
ポート本体36の内側壁部36Cの下端部36Dは、フ
ロントサイドメンバアウタ22の上フランジ22Aの車
幅方向外側面に溶着されている。
【0028】サポート本体36の上壁部36Aの前部下
面には、アッパアームフロントブラケット28のフラン
ジ28Fが溶着されており、サポート本体36の前壁部
36Eの後面には、アッパアームフロントブラケット2
8のフランジ28Dが溶着されている。また、サポート
本体36の内側壁部36Cの車幅方向外側面には、アッ
パアームフロントブラケット28の前フランジ28A及
び後フランジ28Bが溶着されている。従って、サポー
ト本体36とアッパアームフロントブラケット28とで
エプロンアッパメンバ12とフロントサイドメンバ18
とを連結する第1の閉断面部38が形成されている。ま
た、サポート本体36の前壁部36Eには、アッパアー
ムフロントブラケット28の貫通穴29と同軸的に貫通
穴35が穿設されている。
【0029】サポート本体36の上壁部36Aの後部下
面には、アッパアームリヤブラケット30のフランジ3
0Fが溶着されており、サポート本体36の後壁部36
Fの前面には、アッパアームリヤブラケット30のフラ
ンジ30Dが溶着されている。また、サポート本体36
の内側壁部36Cの車幅方向外側面には、アッパアーム
リヤブラケット30の前フランジ30A及び後フランジ
30Bが溶着されている。従って、サポート本体36と
アッパアームリヤブラケット30とでエプロンアッパメ
ンバ12とフロントサイドメンバ18とを連結する第2
の閉断面部40が形成されている。また、第1の閉断面
部38と第2の閉断面部40とは、サポート本体36に
よって連結されている。
【0030】サポート本体36の後壁部36Fには、ア
ッパアームリヤブラケット30の貫通穴31と同軸的に
貫通穴37が穿設されている。
【0031】サポート本体36の前壁部36Eの車幅方
向外側端部は前方へ屈曲されフランジ36Gとされてお
り、このフランジ36Gは切欠き15からエプロンアッ
パメンバアッパ14内に挿入され、エプロンアッパメン
バアッパ14の車幅方向内側壁部14Cの車幅方向外側
面に溶着されている。また、サポート本体36の前壁部
36Eの下端部は前方へ屈曲されフランジ36Hとされ
ており、このフランジ36Hとフランジ36Gの下端部
近傍は、ホイールエプロンフロント42の後端部42A
の上面に溶着されている。このホイールエプロンフロン
ト42の上端部は、エプロンアッパメンバロア16のフ
ランジ16Bの車幅方向外側面に溶着されている。ま
た、ホイールエプロンフロント42の下端部は、フロン
トサイドメンバアウタ22の上フランジ22Aの下面に
溶着されている。
【0032】サポート本体36の後壁部36Fの車幅方
向外側端部は後方へ屈曲されフランジ36Jとされてお
り、このフランジ36Jは切欠き15からエプロンアッ
パメンバアッパ14内に挿入され、エプロンアッパメン
バアッパ14の車幅方向内側壁部14Cの車幅方向外側
面に溶着されている。また、サポート本体36の後壁部
36Fの下端部は後方へ屈曲されフランジ36Kとされ
ており、このフランジ36Kとフランジ36Jの下端部
近傍は、ホイールエプロンリヤ44の前端部44Aの上
面に溶着されている。このホイールエプロンリヤ44の
上端部は、エプロンアッパメンバロア16のフランジ1
6Bの車幅方向外側面に溶着されている。またホイール
エプロンリヤ44の下端部は、フロントサイドメンバア
ウタ22の上フランジ22Aの車幅方向外側下面に溶着
れている。
【0033】エプロンアッパメンバアッパ14の車幅方
向内側壁部14Cに形成された切欠き15内には、エプ
ロンアッパメンバサイド17が配設されている。エプロ
ンアッパメンバサイド17は、エプロンアッパメンバア
ッパ14の車幅方向内側壁部14Cに沿って配設されて
おり、基部17Aが、アッパアームフロントブラケット
28とアッパアームリヤブラケット30との間の間隙を
閉塞している。基部17Aの下端縁部17Bは車体前後
方向へ延設されており、車幅方向内側壁部14Cの下端
縁部14Eの車幅方向内側面に溶着されている。エプロ
ンアッパメンバアッパ14の下端縁部17Bを除く外周
部には、車幅方向内側へ向けて車体前方から順にフラン
ジ17C、17D、17E、17F、17G、17H、
17Jが形成されており、エプロンアッパメンバアッパ
14の切欠き15の外周部には、車体前方から順にフラ
ンジ14F、14G、14Hが形成されている。フラン
ジ17C、17F、17Jは、フランジ14F、14
G、14Hに溶着されており、フランジ17D、17E
はアッパアームフロントブラケット28に、フランジ1
7H、17Jはアッパアームリヤブラケット30にそれ
ぞれ溶着されている。
【0034】次に、本実施例の作用に付いて説明する。
上記構成の本実施例では、サスペンションアッパアーム
27から第1の閉断面部38と第2の閉断面部40とに
作用した荷重は、エプロンアッパメンバアッパ14の車
幅方向内側壁部14Cに作用するとともに、エプロンア
ッパメンバ12内に延設されたアッパーアームフロント
ブラケット28及びアッパアームリヤブラケット30に
より、エプロンアッパメンバアッパ14の車幅方向外側
壁部14A、フランジ14B、上壁部14D、さらには
アッパメンバロア16の車幅方向外側端部16Aにも作
用する。即ち、サスペンションアッパアーム27から第
1の閉断面部38と第2の閉断面部40とに作用した荷
重は、エプロンアッパメンバ12の断面の略全体に分散
される。
【0035】このため、従来構造の様に、第1の閉断面
部と第2の閉断面部とに作用した荷重をエプロンアッパ
メンバの車幅方向内側部のみで受けるものに比べて、エ
プロンアッパメンバの断面崩れを防止でき、サスペンシ
ョンアッパアーム27の支持剛性を向上することができ
る。
【0036】また、本実施例では、所謂サスペンション
タワーリインフォースをスプリングサポート24、アッ
パアームフロントブラケット28及びアッパアームリヤ
ブラケット30の3部材で構成するとともに、厚板で構
成されるスプリングサポート24はエプロンアッパメン
バ12まで延設していない。このため、大幅な重量増加
を伴うこと無く、サスペンションアッパアーム27の支
持剛性を向上することができる。
【0037】さらに、本実施例では、スプリングサポー
ト24から入力される荷重が第1の閉断面部38及び第
2の閉断面部40を介して、エプロンアッパメンバ12
とフロントサイドメンバ18とに充分に伝達されるた
め、車体の剛性が向上し操安性を向上することができ
る。
【0038】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、エプロン
アッパメンバへのサスペンションタワーの結合剛性を向
上させサスペンションタワーの内倒れ現象、捩等を防止
できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るサスペンションタワー
構造を示す車体内側斜め前方から見た斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】図1の一部拡大図である。
【図5】図3の5−5線断面図である。
【図6】従来のサスペンションタワー構造を示す車体内
側斜め前方から見た斜視図である。
【符号の説明】
10 フロントボデー 12 エプロンアッパメンバ 14 エプロンアッパメンバアッパ 14A 車幅方向外側壁部 14C 車幅方向内側壁部 15 切欠き 16 エプロンアッパメンバロア 17 エプロンアッパメンバサイド 18 フロントサイドメンバ 20 フロントサイドメンバインナ 22 フロントサイドメンバアウタ 24 スプリングサポート 27 サスペンションアッパアーム 28 アッパアームフロントブラケット(第1のブラ
ケット) 30 アッパアームリヤブラケット(第2のブラケッ
ト) 36 サポート本体(ブラケット連結部材) 38 第1の閉断面部 40 第2の閉断面部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のフロントボデーの車幅方向両端上
    部に略車体前後方向に沿って配置されたエプロンアッパ
    メンバと、このエプロンアッパメンバの車幅方向内側下
    方に略車体前後方向に沿って配置されたフロントサイド
    メンバと、このフロントサイドメンバと前記エプロンア
    ッパメンバとに結合されたスプリングサポートと、この
    スプリングサポートの車体前後方向前側においてサスペ
    ンションアッパアームを支持すると共に前記エプロンア
    ッパメンバと前記フロントサイドメンバとを連結する第
    1のブラケットと、前記スプリングサポートの車体前後
    方向後側においてサスペンションアッパアームを支持す
    ると共に前記エプロンアッパメンバと前記フロントサイ
    ドメンバとを連結する第2のブラケットと、前記第1の
    ブラケットと前記第2のブラケットとに架設され前記第
    1のブラケットとで前記エプロンアッパメンバと前記フ
    ロントサイドメンバとを連結する第1の閉断面部を形成
    すると共に前記第2のブラケットとで前記エプロンアッ
    パメンバと前記フロントサイドメンバとを連結する第2
    の閉断面部を形成するブラケット連結部材と、を備えた
    サスペンションタワー構造であって、前記第1のブラケ
    ット及び前記第2のブラケットが前記エプロンアッパメ
    ンバの車幅方向内側壁部を貫通し少なくとも前記エプロ
    ンアッパメンバの車幅方向外側壁部に固着されたことを
    特徴とするサスペンションタワー構造。
JP16010494A 1994-07-12 1994-07-12 サスペンションタワー構造 Pending JPH0826138A (ja)

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