JPH08259294A - コンクリート構造物補修用ポリマーセメント組成物 - Google Patents

コンクリート構造物補修用ポリマーセメント組成物

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JPH08259294A
JPH08259294A JP7087459A JP8745995A JPH08259294A JP H08259294 A JPH08259294 A JP H08259294A JP 7087459 A JP7087459 A JP 7087459A JP 8745995 A JP8745995 A JP 8745995A JP H08259294 A JPH08259294 A JP H08259294A
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宏二 堀
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GOKOU SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機能の異なる複数の補修材を組み合わせて補
修する場合に、施工厚みの識別が容易にでき、補修材を
取り違えることがなく、品質のばらつきを生じることが
少ないコンクリート構造物補修用ポリマーセメント組成
物を提供する。 【構成】 セメント、乾燥した骨材、粉末状水溶性樹
脂、減水剤粉末、及び消泡剤粉末を含有した無水の混合
粉末と水を混合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は既設のコンクリート構造
物やセメントモルタルを使用した構築物等の劣化した部
分を補修するに際して、好適なコンクリート構造物補修
用ポリマーセメント組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリートの構造物は、施工後5〜1
0年経過すると、コンクリート中のアルカリ性が空気中
の二酸化炭素との反応により除かれて中性化する。コン
クリート構造物中の鉄筋は、コンクリートが前述の中性
化によって劣化した表面から雨水が浸入し、このため鉄
筋が酸化され膨張するに至る。そして遂には、コンクリ
ート構造物の表層部は鉄筋の膨張に抗しきれず剥離落下
するので、コンクリート構造物の補修が必要となる。
【0003】このようなコンクリート構造物の補修材及
び補修の方法としては、例えば特開平4−149052
号公報に、セメント、シリカヒューム、エマルジョン
粉、アルミン酸アルカリ及び/又はカルシウムフロロア
ルミネートを含有してなる組成物を水と予め混合し、あ
るいは吹付けノズルの先で水と混合して吹付けを行うコ
ンクリート補修工法が記載されている。また、特公昭6
2−15502号公報には、水分を含む液状のポリマー
セメント組成物と、酸化アルミニウム対二酸化ケイ素の
モル比が1:1〜1:10の非晶質ケイ酸アルミニウム
との混合物をセメント構造物に塗布して補修を行い、セ
メント構造物と補修材との境界部分を非透水性とする補
修方法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平4−149052号公報に記載の技術は、吹付けに
よる補修であるために、後述するような機能の異なる補
修材を積層させる補修に際しては施工厚み等の調整が不
可能である。また、各補修材の境界を明確に識別するこ
とができないため、所定量の適正な補修を行うことが容
易でなく、各補修材を取り違えやすい等の施工上の問題
があり、小規模な補修に際しては特に補修費が割高にな
るという問題があった。また、特公昭62−15502
号公報に示される技術では、液状のポリマーセメント組
成物をその他の粉末成分及び水と混合するために、水分
量を一定値に保つことが困難で、強度等の品質のばらつ
きが大きく、かつ液状のポリマーセメント組成物の粘性
が高いために均一混合が難しいという問題があった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、中性化しにくい補修材を提供し、機能の異なる
複数の補修材を組み合わせて補修する場合には、施工厚
みの識別が容易にでき、補修材を取り違えることがな
く、かつ品質のばらつきを生じることが少ないコンクリ
ート構造物補修用ポリマーセメント組成物を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載のコンクリート構造物補修用ポリマーセメント組成
物は、セメント、乾燥した骨材、粉末状水溶性樹脂、減
水剤粉末、及び消泡剤粉末を含有した無水の混合粉末と
水を混合して構成されている。また、請求項2記載のコ
ンクリート構造物補修用ポリマーセメント組成物は、請
求項1記載の組成物において、前記セメント、骨材、粉
末状水溶性樹脂、減水剤粉末、及び消泡剤粉末は、セメ
ントを1とした場合、それぞれ重量比で、1.0〜2.
5、0.03〜0.2、0.005〜0.05、0.0
005〜0.003としている。請求項3記載のコンク
リート構造物補修用ポリマーセメント組成物は、請求項
1又は2記載の組成物において、更に、長さ3mm乃至
30mmの繊維分を、セメント1に対し、重量比で0.
002〜0.06の範囲で含んでいる。請求項4記載の
コンクリート構造物補修用ポリマーセメント組成物は、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物において、
更に、着色剤を添加している。請求項5記載のコンクリ
ート構造物補修用ポリマーセメント組成物は、請求項1
〜4のいずれか1項に記載の組成物において、前記骨材
が高炉水砕スラグと珪砂との混合物で構成されている。
そして、請求項6記載のコンクリート構造物補修用ポリ
マーセメント組成物は、請求項1〜4のいずれか1項に
記載の組成物において、前記骨材が転炉スラグで構成さ
れている。
【0007】
【作用】本発明のコンクリート構造物補修用ポリマーセ
メント組成物で構成された躯体補修材は、ひび割れ箇所
等の凹部に充填積層され、損傷したコンクリート構造物
の機械的強度を回復し維持させるために使用される強度
付与材であって、セメント、骨材、粉末状水溶性樹脂、
減水剤粉末、及び消泡剤粉末を含有した無水の混合粉末
と水を混合している。前記骨材は、珪砂、高炉水砕スラ
グ、アルミノシリケート質の中空粒子等の各種のものが
使用できる。
【0008】特に高炉水砕スラグは、製鉄過程で発生す
る高温のスラグを水冷、粉砕してなる粒径が0.075
〜2mmの乾燥した骨材であり、安価な上に材料自体の
アルカリ性が高いために、コンクリート構造物の中性化
を阻止する作用がある。本発明に用いるセメントは、通
常のポルトランドセメントの他、鉄の精錬工程で発生す
るスラグを原料として製造されるアルカリ成分を多く含
有する高炉セメント等の水硬性セメントが使用できる。
なお、高炉セメントを使用する場合には、冬季の硬化速
度が遅いので高炉水砕スラグの微粉末を高炉セメントに
対して最大30重量%の範囲で添加するのが好ましく、
これによってコンクリート構造物補修用ポリマーセメン
ト組成物の硬化速度が向上する。
【0009】本発明に用いる粉末状水溶性樹脂とは、粉
粒状で水に溶ける性質を有する合成樹脂をいい、これに
よってコンクリート構造物補修用ポリマーセメント組成
物の強度を向上させるもので、例えば水分散型アクリル
系樹脂粉末がある。この水分散型アクリル系樹脂粉末
は、水溶性アクリル系樹脂のエマルジョンを乾燥固化さ
せて粉末状としたもので、水溶性のアクリル系樹脂には
ポリアクリレートが一般的である。このとき、凝固防止
剤として炭酸カルシウムや珪酸等を含有させたものを用
いてもよい。また、接着力を向上させるため、他の粉末
状水溶性樹脂と混ぜて使用するものであってもよい。本
発明に用いる減水剤粉末には、メラミンスルホン酸系縮
合物等の粉末が使用でき、添加される水の量を減らして
圧縮強度、接着強度等の品質特性と作業性とを高めるこ
とがでる。本発明のコンクリート構造物補修用ポリマー
セメント組成物は、必ずしも増粘剤粉末の添加を必要と
するものではなく、該ポリマーセメント組成物を水と混
合してモルタルとしたときに、更に粘度を高めて施工作
業性を向上させたい場合には、澱粉、メチルセルロー
ズ、ハイドロエチルセルローズ、PVA等からなる水溶
性の増粘剤粉末を該ポリマーセメント組成物に添加して
も良い。この増粘剤粉末としては、信越化学(株)の商
品名「メローズ90SH」等を使用できる。
【0010】本発明に用いる消泡剤粉末は粉末組成物を
水と混合した際に生じる気泡の発生を抑えて、施工時に
おける施工体の緻密化に効果があり、強度向上が期待で
きる乾燥した粉末である。本発明において、骨材に用い
る高炉水砕スラグのサイズと混合する珪砂は、JIS6
号乃至JIS7号規格のものを用いる。高炉スラグの破
砕粒は、高炉セメントを用いる場合、骨材として使用さ
れており、その骨材のサイズは通常5mmアンダーのも
のである。しかし、本発明のポリマーセメント組成物に
おいては、0.075〜2mm粒径の高炉水砕スラグを
用いたものが5mmアンダーのそれより耐剥離性に優れ
ている。
【0011】なお、骨材として用いるスラグは、高炉ス
ラグ又は転炉スラグのどちらでもよいが、転炉スラグを
骨材として用いる場合は、遊離CaO、遊離MgO、遊
離FeOの含有量が少ないものを用いる。通常の転炉ス
ラグは遊離CaO、遊離MgO、遊離FeOを多く含有
しているので、通常の転炉スラグ中の遊離CaO、遊離
MgO、遊離FeOは、コンクリートの損傷部を通常の
転炉スラグからなる骨材を用いたコンクリート補修材で
充填補修された場合、自然界に存在する水、水蒸気、炭
酸ガスと反応して補修材を膨張させる。従って、その充
填補修部は、剥離し、脱落するという問題が生じる。
【0012】以上の事情により、転炉スラグは骨材とし
て使用する前に水蒸気に曝して、スラグ中の3CaO・
SiO2 の相変化を生じさせること及び遊離CaOを安
定したものとする(以下「改質」という)により、予め
体積膨張させてから使用する。しかし、遊離CaO、遊
離MgO、遊離FeOを多く含む転炉スラグは、精錬時
間を通常より長くとることによって、容易にその含有量
を少なくすることができる。精錬時間を通常より延長す
ることは、製鋼工場の採算性から困難であるように思え
るが可能性はある。なお、場合によっては転炉スラグを
取鍋に移した後、適当な改質材(例えば、珪酸塩鉱物
等)を入れて改質した後、破砕して使用してもよい。ま
た、骨材は均一な水混練物を容易に得るために、含水率
を1%未満に処理したものを用いる。
【0013】本発明のコンクリート構造物補修用ポリマ
ーセメント組成物においては、セメント、乾燥した骨
材、粉末状水溶性樹脂、減水剤粉末、必要に応じて使用
する増粘剤粉末、及び消泡剤粉末を含有した無水の混合
粉末に水を混合して使用するものである。前記混合粉末
は無水(含水率が1%未満)であるので、材料の経時変
化が少なく、かつ乾燥状態での各成分の均一混合が容易
にできる。そして更に具体的には、前記無水混合粉末
は、その成分たる前記セメント、骨材、粉末状水溶性樹
脂(例えば、水分散型アクリル系樹脂粉末)、減水剤粉
末、及び消泡剤粉末の各成分量が、セメントを1とした
場合、それぞれ重量比で、1.0〜2.5、0.03〜
0.2、0.005〜0.05、0.0005〜0.0
03であるので、水を加えて混合して得られる構造物補
修材の作業性、耐久性をさらに高めることができる。こ
こで、前記コンクリート構造物補修用ポリマーセメント
組成物の中の各成分量の範囲を指定したのは以下の理由
による。
【0014】即ち、骨材の重量比が1.0未満である
と、作業性を付加するための添加水量が増して強度が確
保できなくなり、重量比が2.5を超えるとセメント量
が減少するために強度が低下する。粉末状水溶性樹脂の
一例である水分散型アクリル系樹脂粉末とは、水溶性ア
クリル系樹脂のエマルジョンを乾燥固化させて粉末状と
したもので、水溶性のアクリル系樹脂にはヘキスト合成
(株)の商品名「モビニールパウダー」、R&H社の商
品名「プライマール(DP−2903)」、バディッシ
ュ社の商品名「アクロナール(DS−6029)、A−
1000」等がある。このとき、凝固防止剤として炭酸
カルシウムや珪酸等を含有させたものを用いてもよい。
水分散型アクリル系樹脂粉末の重量比が0.03未満で
あると、強度、表面性状が悪化する問題があり、重量比
が0.2を超えて添加しても、表面性状及び強度向上の
効果が少なく無駄である。減水剤粉末には、メラミンス
ルホン酸系縮合物等の粉末が使用でき、添加される水の
量を減らして圧縮強度、接着強度等の品質特性と作業性
とを高めることができ、例えば日産化学(株)の商品名
「SMF」、昭和電工(株)の商品名「モルマスター」
等を使用できる。減水剤粉末の重量比が0.005未満
であると、密度及び強度が低下し、重量比が0.05を
超えて添加しても減水の効果に変化は少ない。なお、増
粘剤粉末を添加した場合、該増粘剤粉末の重量比が0.
01を超えると粘性が高くなりすぎてモルタルの施工作
業に支障がでる。消泡剤粉末は粉末組成物を水と混合し
た際に生じる気泡の発生を抑えて、施工時における施工
体の緻密化に効果のあるサンノブコ(株)の商品名「S
N−デフォーマー(14HP)」、旭電化(株)の商品
名「アデカノール」等の粉末である。消泡剤粉末の重量
比が0.0005未満であると消泡効果が発揮できず密
度及び表面性状等が悪くなり、重量比が0.003を超
えて添加しても効果は変わらず無駄である。
【0015】本発明のコンクリート構造物補修用ポリマ
ーセメント組成物に、長さ3mm乃至30mm(より好
ましくは、10〜18mm程度)の繊維分を、セメント
1に対し、重量比で0.002〜0.06の範囲で添加
したものは、コンクリート構造物の補修をすると添加し
ないものに比して剥離しにくいものになる。繊維分とし
ては、カーボン繊維、耐アルカリガラス繊維、アルミナ
繊維、アルミナシリカ繊維等の各種の無機繊維や、ビニ
ロン等の有機繊維が使用できる。これは、繊維がヘアク
ラックの発生を妨げ、発生したヘアクラックについて成
長を妨げることによるものと思われる。なお、繊維分が
0.002未満であると強度アップ、剥離防止効果が期
待できず、0.06を超えて添加すると、繊維の均一分
散が困難となって、逆に強度が低下するので好ましくな
い。ここで、繊維分の長さが3mm未満であると、繊維
分が粒と同じになって組成物を連結する力が働かないの
で強度が不足する。また、繊維分の長さが30mmを超
えると繊維が絡まり易く、仕上げの場合に伸びないので
強度が落ちひび割れ防止効果が低下し、混練する場合に
は繊維が切れ易く結果として強度が低下するので好まし
くない。なお、実際的には繊維分の長さを10〜18m
mとすることによって、より強度を有するコンクリート
構造物補修用ポリマーセメント組成物とすることができ
る。前述のコンクリート構造物補修用ポリマーセメント
組成物及びこれに繊維分を添加したものに、少量の着色
剤を添加することによって、これの上に塗付、吹付等を
行う補修材との色違いから、材料の取り間違いや該補修
材の施工漏れを未然に防止することができる。
【0016】ここで着色剤の添加量は、補修材相互間で
作業者が識別できる程度に色調の差が生じるような量を
添加する。着色剤によっては、着色剤がポリマーセメン
ト組成物と反応して強度が低下することがあるため、着
色剤は色調の差が生じる程度にする。コンクリート構造
物補修用ポリマーセメント組成物においては、前記骨材
には、製鉄過程で発生する高炉水砕スラグ又は転炉スラ
グを必要に応じて改質し、所定粒度に調整したスラグで
あり、転炉スラグの場合には先に説明したように改質し
たものであれば問題がないが、比重がやや大きくなる点
がデメリットである。
【0017】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の一実施例に係るコンクリー
ト構造物補修用ポリマーセメント組成物の使用形態を示
す断面図であって、(A)はコンクリート構造物の劣化
損傷部を除去して生じた凹部の断面を示し、(B)はコ
ンクリート構造物が補修材によって補修された後の状態
を示している。
【0018】先ず、中性化、ひび割れ、剥離等で劣化し
たコンクリート構造物16の補修対象面をハンマー、カ
ッター、ワイヤーブラシ等ではつり、凹部を作り、鉄筋
11等を図1(A)に示すように露出させる。そしてさ
らに高圧水等ではつり部10を洗浄し、はつり後のコン
クリート表面のPHが10以下の場合には、亜硝酸リチ
ウムの水溶液等からなるアルカリ付与剤を刷毛もしくは
スプレー等の手段ではつり部10のコンクリート表面に
約1mmの厚みで塗り付ける。
【0019】防錆剤12は、表1(A)に示す粉末状水
溶性樹脂の一例である水分散型アクリル系樹脂粉末70
重量部、高炉セメント1000重量部、珪砂からなる骨
材1000重量部、減水剤粉末10重量部、消泡剤粉末
1重量部、増粘剤粉末4重量部からなる粉末組成物を乾
燥状態において混合したものに着色剤の一例であるベン
ガラを10重量部を加えて均一な混合物とし、さらにそ
の均一な混合物に水を500重量部を添加し、モルタル
ミキサーにより均一混練したものであり、通常1〜2m
m程度の厚みで被覆される。なお、表1は、本発明のポ
リマーセメント組成物を用いてコンクリート構造物の劣
化損傷部を補修した場合における成分構成と施工結果の
関係を示したものである。
【0020】
【表1】
【0021】前記防錆材12はアルカリ性であるので長
時間にわたり防錆効果が維持される。また、このとき防
錆剤12は添加したベンガラにより赤色に着色されてい
るため、容易に塗り付けの不良箇所を識別でき、作業効
率を向上させることができる。また、表1には施工が同
一の条件で、別に品質測定用の試験片を作成して、その
試験片の比重、曲げ強度及び圧縮強度を測定した値、及
び作業性の評価結果を施工結果として併記している。そ
して、次に表1(B)に示す如く、本発明の一実施例に
係るコンクリート構造物補修用ポリマーセメント組成物
を用いた躯体補修材17を前記凹部に充填する。この躯
体補修材17はコンクリート構造物16の強度を健全に
維持するために、少なくとも200kgf/cm2 以上
の圧縮強度を必要とする補修材料である。
【0022】そしてこの赤色に着色したポリマーセメン
ト組成物で構成された躯体補修材17を鏝等によって、
コンクリート構造物16の劣化部分をはつって生じた凹
部に充填して施工面を均し、ほぼ平らな補修面10aと
なるように仕上げた。図1(B)に示すモルタル欠損補
修材14は、表1(C)に示すように繊維分の一例であ
るカーボン繊維を含有する本発明のポリマーセメントの
組成物に、水622重量部を添加した後、前記と同様に
モルタルミキサーにより混合したものであり、躯体補修
材17の表面に塗布される。本発明のモルタル欠損補修
材14は垂直な壁面に塗布したときに流れ落ちることな
く適度の粘性で、施工した補修面10bを平滑に維持す
ることができる。このとき、モルタル欠損補修材14が
特に軽量化、並びに良好な作業性を必要とする場合に
は、骨材配合中の中空粒子(人工軽量骨材)の量を増や
して、珪砂の量を減じた表1(E)に示す粉粒組成物3
282重量部に水706重量部を添加混合したものを用
いることができる。
【0023】ここで、中空粒子とは、アルミノシリケー
ト質又はシラスバルーンからなる骨材であり、施工体の
軽量化と作業性を調整することのできる原料である。こ
の場合、即ち表1(E)は、表1の(A)〜(D)に較
べてはつり部10及び補修面10aへの付着性、ダレ防
止等の作業性をさらに良好(◎)とすることができる。
そして、モルタル欠損補修材14は鏝塗りもしくは吹付
等の手段により、30mm前後の厚さで積層される。図
1(B)に示す仕上げ補修材15は、美観が重視され、
かつ非透水性とすることが必要であるために、長さ10
mm乃至18mmのカーボン繊維を含有させ、かつ珪砂
のみを骨材としたものであり、モルタル欠損補修材14
が充填されている補修面10bの表面に1〜2mmの厚
さで積層される。
【0024】本発明の仕上げ補修材15は、表1(D)
に示す本発明のポリマーセメント組成物に500重量部
の水を添加混合したものである。コンクリート構造物1
6の劣化損傷部を除去して生じた凹部は、本発明のポリ
マーセメント組成物によって前述の如く補修され、その
補修材は必要な補修材の色分けがなされているため、材
料の取り違え等の作業ミスがなく、かつ補修量及び補修
箇所を的確に判断できるために効率的な補修を行うこと
ができた。また、特に躯体補修材17、モルタル欠損補
修材14に使用する混合粉末中の高炉水砕スラグの量は
加えるセメント量1に対して重量比で0.5〜1.5と
することが経済性、コンクリート構造物へのアルカリ性
付与等の観点から望ましい。
【0025】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではなく、要旨を
逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲であ
る。例えば本実施例ではモルタル欠損補修材及び仕上げ
補修材に配合する繊維分として、カーボン繊維を用いた
が、耐アルカリガラス繊維、その他の無機あるいは有機
の繊維等が適用でき、着色剤としてもベンガラ以外の各
種の顔料等が使用できる。但しカーボン繊維は防錆材中
に含有させると、鉄筋との接触により錆を誘発するので
好ましくない。また、実施例において施工時の水の添加
量を限定して説明したが、用途又は季節に応じて変更す
ることも当然可能であり、更には本補修材を吹付け等の
手段によって施工することも可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る請求項1〜6記載のコンク
リート構造物補修用ポリマーセメント組成物において
は、乾燥した骨材を用いるため保存中の材料の経時変化
が少なく、塊状物の発生もないので、現場で水を添加し
て行った混練物は容易に均一になる。また、予め秤量し
たものを同一梱包として保存することができるために、
均一な混練物を得ることができ、これを用いたコンクリ
ート構造物の補修部分は、中性化しにくく、更には剥離
しにくいものとなった。また、繊維分を含むようにした
場合には、水を加えてモルタルとしたときにモルタル中
に分散した繊維の絡み合いによって高強度化が達成で
き、劣化したコンクリート構造物の剥離を抑制すること
ができる。更に、原料及びこれに水を加えたモルタルの
識別のための少量の着色剤を含むようにした場合には、
これによってコンクリート構造物の補修された部分が色
付くことになり、その補修部の上に塗布、吹付等する機
能の異なる補修材の施工厚みの管理が容易になって補修
品質が向上したと同時に、補修材の取り違えから生じる
補修ミスが無くなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)は本発明の一実施例に係るコン
クリート構造物補修用ポリマーセメント組成物の使用形
態を示す断面説明図である。
【符号の説明】
10 はつり部 10a 補修面 10b 補修面 11 鉄筋 12 防錆材 14 モルタル欠損補修材 15 仕上げ補修材 16 コンクリート構造物 17 躯体補修材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04G 23/02 E04G 23/02 B // C04B 111:72 (71)出願人 592179849 大日本色材工業株式会社 東京都千代田区神田神保町3丁目7番地1 号 ニュー九段ビル (71)出願人 000108904 ダイキ工業株式会社 福岡県北九州市小倉北区赤坂5丁目6番64 号 (71)出願人 595053559 五光産業株式会社 福岡県北九州市小倉南区城野4丁目1−26 (72)発明者 北村 彰啓 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1番1号 新 日本製鐵株式会社八幡製鐵所内 (72)発明者 山本 孝雄 福岡県北九州市八幡東区川淵町9の27 太 平工業株式会社八幡支店内 (72)発明者 糸長 一彦 福岡県北九州市小倉北区吉野町10番31号 財団法人北九州市建築・設備保全公社内 (72)発明者 堀 宏二 福岡県北九州市小倉北区吉野町10番31号 財団法人北九州市建築・設備保全公社内 (72)発明者 湯浅 賢治 福岡県北九州市小倉北区吉野町10番31号 財団法人北九州市建築・設備保全公社内 (72)発明者 藤村 良雄 福岡県福岡市博多区中洲5−6−20 三菱 化学株式会社九州支店内 (72)発明者 大滝 岩夫 大阪府大阪市中央区伏見町4丁目1−1 大日本色材工業株式会社大阪営業所内 (72)発明者 池田 幹友 福岡県北九州市小倉北区赤坂5丁目6番64 号 ダイキ工業株式会社内 (72)発明者 中島 洋一 福岡県北九州市小倉南区城野4丁目1−26 五光産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメント、乾燥した骨材、粉末状水溶性
    樹脂、減水剤粉末、及び消泡剤粉末を含有した無水の混
    合粉末と水を混合することを特徴とするコンクリート構
    造物補修用ポリマーセメント組成物。
  2. 【請求項2】 前記セメント、骨材、粉末状水溶性樹
    脂、減水剤粉末、及び消泡剤粉末は、セメントを1とし
    た場合、それぞれの重量比は、1.0〜2.5、0.0
    3〜0.2、0.005〜0.05、0.0005〜
    0.003である請求項1記載のコンクリート構造物補
    修用ポリマーセメント組成物。
  3. 【請求項3】 更に、長さ3mm乃至30mmの繊維分
    を、セメント1に対し、重量比で0.002〜0.06
    の範囲で含む請求項1又は2記載のコンクリート構造物
    補修用ポリマーセメント組成物。
  4. 【請求項4】 着色剤を添加した請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載のコンクリート構造物補修用ポリマーセメ
    ント組成物。
  5. 【請求項5】 前記骨材が高炉水砕スラグと珪砂との混
    合物で構成された請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    コンクリート構造物補修用ポリマーセメント組成物。
  6. 【請求項6】 前記骨材が転炉スラグで構成された請求
    項1〜4のいずれか1項に記載のコンクリート構造物補
    修用ポリマーセメント組成物。
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