JPH08252938A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

画像形成装置及びその制御方法

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JPH08252938A
JPH08252938A JP5846695A JP5846695A JPH08252938A JP H08252938 A JPH08252938 A JP H08252938A JP 5846695 A JP5846695 A JP 5846695A JP 5846695 A JP5846695 A JP 5846695A JP H08252938 A JPH08252938 A JP H08252938A
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JP
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image forming
head
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JP5846695A
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Inventor
Yasuhiro Numata
靖宏 沼田
Takeshi Otani
剛 大谷
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】記録操作における記録量と電源の電源供給能力
とに基づいて記録動作の態様を設定することを可能と
し、記録ヘッドの種類、或は電源の種類に応じて適切な
制御を行うことを可能とする。 【構成】画像形成装置の備える記録ヘッドの種別と電源
の電力供給量とに基づいて各記録走査時において駆動可
能な記録デューティーが設定される(ステップS1)。
そして、複数回の記録走査の各記録走査毎に、記録ヘッ
ドの記録デューティーがプリントデータに基づいて獲得
される。各記録走査の開始に先立って、記録ヘッドのプ
リントデータに基づく記録デューティーと、記録ヘッド
の種別及び供給電力量に基づいて設定された記録デュー
ティーとを比較し(ステップS2、ステップS6)、こ
の比較の結果に基づいて、制御手段が各記録走査の動作
態様を制御する(ステップS3〜S5、ステップS7〜
S9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリントデータに基づ
いて画像形成を行う画像形成装置及びその制御方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりサーマルラインプリンタを具備
する電池を駆動源とする電子機器の制御技術がある。電
池を駆動源とした場合、サーマルヘッドの一度に駆動で
きる量が電池の供給し得る電力量によって制限される。
【0003】例えば、特開平2−258355に記載さ
れているように1ライン印字分の印字ドット数を各ブロ
ック毎に計数し、この計数結果により同時に駆動するド
ット数を制限するドライバ制御が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では以下のような問題がある。即ち、 1.電池やアダプタなど電力供給能力の小さい駆動源で
は駆動するヘッドが制限されてしまい、スループットが
落ちる. 2.駆動源が同じ電池であっても、電力供給能力のある
電池もあろう(同様のことがACアダプタでもいえ
る)。そのような電池が駆動源となった時は記録スピー
ド(印字スピード)をUPできるはずである. 3.記録ヘッドが1種類ではなく、マルチノズル化、カ
ラー化のために複数種の構造の異なるタイプの記録ヘッ
ドがプリンタに装着される場合がある。このとき、記録
スピードアップや画質向上のために、各種の記録ヘッド
に対して最適制御が必要である。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、記録操作における記録量と電源の電源供給能力
とに基づいて記録動作の態様を設定することを可能と
し、記録ヘッドの種類、或は電源の種類に応じて適切な
制御を行うことを可能とする画像形成装置及びその制御
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の画像形成装置は以下の構成を備えている。
即ち、プリントデータに基づいて複数回の記録動作で画
像を形成する画像形成装置であって、前記複数回の記録
動作の各記録動作毎に、記録動作の消費電力に基づく負
荷量を検出する検出手段と、前記検出手段で検出された
負荷量と、当該画像形成装置の電源の電力供給量とに基
づいて各記録動作の動作態様を制御する制御手段とを備
える。
【0007】また、上記の目的を達成する本発明による
他の構成の画像形成装置は、プリントデータに基づいて
記録ヘッドによる複数回の記録走査で画像を形成する画
像形成装置であって、当該画像形成装置の電源の電力供
給量に基づいて各記録走査時において駆動可能な記録デ
ューティーを設定する設定手段と、前記複数回の記録走
査の各記録走査毎に、前記記録ヘッドの記録デューティ
ーを前記プリントデータに基づいて獲得する獲得手段
と、各記録走査の開始に先立って前記獲得手段で獲得さ
れた記録ヘッドの記録デューティーと前記設定手段で設
定された記録デューティーとを比較する比較手段と、前
記比較手段による比較の結果に基づいて各記録走査の動
作態様を制御する制御手段とを備える。
【0008】また、好ましくは、前記設定手段は、前記
記録ヘッドの種別を識別し、識別された記録ヘッドの種
別と前記電源の供給可能な電力量とに基づいて駆動可能
な記録デューティーを設定する。記録ヘッドの種別に応
じた適切な記録制御が可能となるからである。
【0009】また、好ましくは、前記設定手段は、前記
記録ヘッド及び当該画像形成装置に電力を供給する電源
の種別を識別し、識別された記録ヘッドの種別と電源の
種別とに基づいて駆動可能な記録デューティーを設定す
る。画像形成装置に電力を供給する電源の種別に応じた
適切な記録制御が可能となるからである。
【0010】また、好ましくは、前記比較手段における
記録デューティーの比較は、前記記録走査を主走査方向
及び副走査方向の少なくともいずれかを複数に分割して
複数のブロックを形成し、各ブロック単位で記録デュー
ティーの比較を行う。1回の走査を複数のブロックに分
割して記録デューティーをチェックするので、1記録走
査中における記録量の変動に追従することが可能となる
からである。
【0011】また、好ましくは前記制御手段における動
作態様の制御において、前記獲得手段で獲得された記録
デューティーが前記設定手段で設定された記録デューテ
ィーよりも大きい場合は1つの記録走査を複数回に分割
して実行する。1記録走査による各時点の消費電力を容
易に制御できるからである。
【0012】また、好ましくは、前記設定手段は、駆動
系の当該画像形成装置の電源の電力供給量と、当該画像
形成装置において記録ヘッドの走査駆動で定常的に消費
される電力量とに基づいて、各記録走査時において駆動
可能な記録デューティーを設定する。記録ヘッドの記録
量に加えて、他の電力消費量(例えば記録ヘッドを移動
するモータの消費電力量)を考慮することが可能とな
り、画像形成装置のハードウエア構成にきめ細かく対応
して適切な記録制御を行える様になるからである。
【0013】
【作用】上記の構成によれば、検出手段は、複数回の記
録動作の各記録動作毎に、記録動作の消費電力に基づく
負荷量を検出する。そして、制御手段は、検出手段で検
出された負荷量と、当該画像形成装置の電源の電力供給
量とに基づいて各記録動作の動作態様を制御する。
【0014】また、上記の他の構成によれば、設定手段
は、当該画像形成装置の電源の電力供給量に基づいて各
記録走査時において駆動可能な記録デューティーを設定
する。そして、複数回の記録走査の各記録走査毎に、記
録ヘッドの記録デューティーが獲得手段によりプリント
データに基づいて獲得される。比較手段は、各記録走査
の開始に先立って前記獲得手段で獲得された記録ヘッド
の記録デューティーと前記設定手段で設定された記録デ
ューティーとを比較し、この比較の結果に基づいて、制
御手段が各記録走査の動作態様を制御する。
【0015】
【実施例】以下に添付の図面を参照して本発明の好適な
実施例を説明する。
【0016】(実施例1)図1は本実施例によるプリン
タ装置の外観図である。同図において、1はキャリッ
ジ、2は記録ヘッド、3はカートリッジである。記録ヘ
ッド2とカートリッジ3は一体化されており、キャリッ
ジ1に対して着脱可能である。キャリッジ1はガイド軸
4,5に沿って不図示のキャリッジモータで左右に動
く。記録用紙6が給紙ローラ7で給紙され、紙送りロー
ラ8によって用紙搬送される。9は紙の浮きを防ぐ紙押
え板である。
【0017】図2は本実施例のプリンタ装置における制
御構成を表すブロック図である。同図において、200
は中央制御部であり、CPU201、RAM202、R
OM203で構成されている。CPU201はROM2
03に格納された制御プログラムに従って後述する制御
を行う。また、RAM202はその作業用のワークエリ
アを提供する。ROM203には実行プログラムや各種
データが保存されている。
【0018】300は画像処理部であり、ここで記録ヘ
ッド2の駆動をしたり、記録データの作成を行なう。4
00は電源部であり、ここにACアダプタやバッテリが
装着される。401は電源識別部であり、電源の種類を
判別する。21は記録ヘッド2の種類を判別するヘッド
識別部である。11はキャリッジを駆動させるキャリッ
ジモータ、12は搬送ローラ等、紙送りの駆動源である
紙送りモータである。
【0019】図3は実施例1による記録ヘッドの駆動制
御を説明する図である。本実施例の制御方法によれば、
記録データの数(描画するドットの数)を数えて、もし
所定のドット数(しきい値となっている)より多けれ
ば、当該記録データを1度に記録せず、2度に分けて記
録する。
【0020】同図では、副走査方向のノズルが64ドッ
トの記録ヘッドの場合を説明している。一例として、A
4を考えると主走査方向2880ドットを15ブロック
に分け、副走査方向を32ドットずつの2ブロック、全
部で30ブロックに分ける(図3の上段)。これを記録
データが作成されるエリアにおいて各ブロックのドット
数をカウントし、しきい値よりも大きいか小さいか調べ
る(図3の中段)。各ブロックについて調べ、フラグを
立てる(図3の下段)。全てのブロックでフラグの状態
をスキャンして調べる。1つでもフラグが立っている
と、電力負荷が大きい画像があるということで、記録モ
ードを変更する(パワーモニタと呼ぶ)。本例ではノー
マル記録モードと間引き記録モードの2種類のうちのい
ずれかである。
【0021】次に、上述したしきい値について説明す
る。図4は本実施例における各ブロックのしきい値を示
す図である。なお、図4に示されるデータはROM20
3に格納されている。
【0022】例えば、図3のケースは記録ヘッドA(副
走査が64ドット)であり、このケースで電池Aが電源
として使用されている場合を考える。この場合、図4よ
り明らかな様に60%というしきい値が得られるが、こ
の60%は記録データの密度(一般に記録デューティー
とよばれる)を示す。従って、各ブロックで記録デュー
ティーが60%を越えているか否かを調べている。
【0023】また、記録ヘッドBとは副走査方向のノズ
ル数が128ドットの場合である。図5は実施例1によ
る記録ヘッドの駆動制御を説明する図である。記録ヘッ
ドがAのタイプではなく図5のようなBであったとする
と、副走査方向のノズルが128ドットとなる。この場
合、主走査方向はAの場合と同じで、2880ドットを
15ブロックに分け、副走査方向は64ドットずつの2
ブロックに分けて、記録ヘッドAの場合と同様に調べ
る。ここで、しきい値は図4の記録ヘッドB用のデータ
を用いることはいうまでもない。
【0024】図6は実施例1による記録ヘッドの制御手
順を説明するフローチャートである。即ち、本フローチ
ャートは、上述したドット数を調べた結果のフラグがど
のように記録動作に係わるかを説明するものである。本
実施例1では、電源ユニットがアダプタAに固定されて
いる場合を説明する。また、記録に使用できる記録ヘッ
ドはAタイプとBタイプと2つある。
【0025】まず、ステップS1で、記録ヘッドがAか
Bか判断する。この判断はヘッド識別部21よりの識別
信号によってなされる。識別の結果、記録ヘッドがAタ
イプであればステップS2へ進む。ステップS2では、
各ブロックの記録デューティーと記録ヘッドA用のしき
い値(図4の例では60%)とを比較し、しきい値を越
えるブロックに対応させてフラグを立てる。そして、ス
テップS3において、フラグが立っているか否かを調べ
る。フラグが立っていればしきい値を越えているので、
ステップS5で間引き記録モードとなる。一方、ステッ
プS3においてフラグが立っていなければ、ステップS
4へ進み、ノーマル記録を行なう。
【0026】記録ヘッドがBタイプの場合は、ステップ
S1からステップS6へ進む。そして、各ブロックの記
録デューティーと記録ヘッドA用のしきい値(図4の例
では30%)とを比較し、しきい値を越えるブロックに
対応させてフラグを立てる。そして、ステップS7にお
いて、フラグが立っていればステップS9の間引き記録
を、フラグが立っていなければステップS8のノーマル
記録を実行する。
【0027】なお、上記実施例において、ステップS5
における間引き記録モードでは2度に分けて記録を行
う。ここでは、例えば、1回目は奇数ノズル、2回目は
偶数ノズルという具合に記録駆動を分割する。また、B
タイプの記録ヘッドでは、記録駆動を4分割する。この
場合、1回目は上段の奇数ノズル、2回目は下段の奇数
ノズル、3回目は上段の偶数ノズル、そして4回目は下
段の偶数ノズルという具合に分割する。なお、記録ヘッ
ドにおける駆動の分割方法は上記実施例に限られず、他
の分割方法を用いてもよい。
【0028】以上説明したように、実施例1によれば、
記録ヘッドのタイプが変更されても、供給される電力に
応じて記録モードが適切に設定される。
【0029】(実施例2)実施例1では、記録ヘッドを
識別して制御を行なっていたが、電源ユニットを識別し
て制御する方法もある。ここでは、記録ヘッドがAであ
る場合を考える。以下、図7のフローを用いて説明す
る。
【0030】図7は実施例2による記録ヘッドの制御手
順を説明するフローチャートである。ステップS11で
電源ユニットのタイプを調べる。これは電源識別部40
1を用いて行う。ステップS11で電源ユニットを判断
し、電池AであればステップS12へ、ACアダプタA
であればステップS16へ、ACアダプタBであればス
テップS20へ夫々進む。
【0031】電池Aである場合、ステップS12では各
ブロックの記録デューティーとしきい値(ここでは図4
より60%となる)とを比較する。記録デューティーが
しきい値を越えるブロックには対応するフラグをセット
する。そして、ステップS13において、フラグが立っ
ているか調べ、一つでもフラグが立っていればステップ
S15へ進み、間引き記録モードにより記録を実行す
る。また、ステップS13においてフラグが一つも立っ
ていなければステップS14へ進み、ノーマル記録モー
ドによる記録を実行する。
【0032】同様に、ACアダプタAの場合はステップ
S11からステップS16へ進む。ステップS16で
は、各ブロックの記録デューティーとしきい値(ここで
は図4より80%となる)とを比較する。記録デューテ
ィーがしきい値を越えるブロックには対応するフラグを
セットする。ステップS17において、各ブロックのフ
ラグをチェックして、一つでも立っていればステップS
19へ、立っていなければステップS18へ進み、記録
モードを決定する。
【0033】ACアダプタBの場合は、しきい値はない
のでそのままステップS20でノーマル記録モードでの
記録を実行する。即ち、電池A,ACアダプタAについ
ては、しきい値はそれぞれ60%,80%となっている
が、ACアダプタBは性能的に余裕があるので、しきい
値はない(図4)。
【0034】ここで、電源ユニットのタイプを調べるの
は、図2の電源識別部401による。ここでは、詳しく
は述べないが、例えば電源の電圧レベルによって検知す
る。この場合、バッテリは3V,ACアダプタは5Vと
あらかじめ、本記録装置に適合する電源とそのレベルを
記憶させておく方法が挙げられる。また、ACアダプタ
(複数種類ある場合など)は、所定のタイミングで識別
用の矩形のパルスを出すことで、これを識別する方法な
どが考えられる。
【0035】(実施例3)実施例1では、記録ヘッドを
識別する制御、実施例2では電源ユニットを識別する制
御を記載して。これらに対して、実施例3では、記録ヘ
ッドと電源ユニットの両者を識別して、より最適な制御
を実現するものである。
【0036】図8は実施例3による記録ヘッドの制御手
順を説明するフローチャートである。ステップS31
で、記録ヘッドを調べ、AタイプならばステップS32
へ、BタイプならばステップS40へ夫々進む。
【0037】ステップS32では、電源ユニットがどの
タイプかを調べる。そして、電源ユニットが電池Aなら
ばステップS33へ、ACアダプタAならステップS3
6へ、ACアダプタBならステップS38へ夫々進む。
【0038】電源ユニットが電池Aの場合、ステップS
33において記録走査の各ブロックの記録デューティー
としきい値とを比較する。ここで適用されるしきい値は
図4より60%である。しきい値をオーバーするブロッ
クがあれば、そのブロックに対応するフラグをセットす
る。そして、ステップS34において、フラグが立って
いればステップS39へ進み、間引き記録を実行する。
一方、フラグが立っていなければステップS35へ進
み、ノーマル記録を実行する。
【0039】また、電源ユニットがACアダプタAであ
った場合は、ステップS36において記録走査時におけ
る各ブロックの記録デューティーとしきい値とを比較
し、しきい値をオーバーするブロックに対応するフラグ
のセットを行う。但し、ステップS36におけるしきい
値は80%(図4)となる。そして、ステップS37で
フラグが立っているか否かをチェックし、立っていれば
間引き記録を(ステップS39)、立っていなければノ
ーマル記録を(ステップS38)夫々実行する。
【0040】また、電源ユニットがACアダプタBであ
った場合は、電力の供給量に余裕があるので、ステップ
S38へ直接進み、記録量にかかわらずノーマル記録を
実行する。
【0041】記録ヘッドがBタイプの場合も同様の処理
が実行される。即ち、ステップS40で電源ユニットを
調べ、電池AならばステップS41へ、ACアダプタA
ならばステップS44へ、ACアダプタBならばステッ
プS46へ夫々進む。ステップS41では記録デューテ
ィーのしきい値として30%が、ステップS44では記
録デューティーのしきい値として40%が用いられる
(図4参照)こと、ステップS47では記録ヘッドBタ
イプ用の間引き記録が行われること以外は、上述のステ
ップS33からステップS39の処理と同様である。
【0042】なお、夫々の記録ヘッドにおけるノーマル
記録、間引き記録は実施例1で説明した通りである。
【0043】(実施例4)第1,2,3の各実施例では
記録ヘッドによる記録走査時の電力消費量と、電源から
の電力供給量との関係に基づいて記録モードを切替えて
いる。実施例4では、更にキャリッジモータの種類によ
る電力消費量を考慮して記録モードの切り換えを制御す
る。実施例4の制御構成等は実施例1と同様とする。な
お、実施例4では、電源ユニットがACアダプタAであ
る場合を考える。
【0044】図9は実施例4による記録ヘッドの制御手
順を説明するフローチャートである。ステップS51で
記録ヘッド種を調べ、AタイプならばS52へ、Bタイ
プならばS60へ進む。
【0045】記録ヘッドがAタイプの場合、ステップS
52でモータ種を調べ、モータAならばステップS53
へ、モータBならばステップS56へ進む。記録ヘッド
がBタイプの場合も同様に、ステップS60でモータ種
を調べ、モータAならばステップS61へ、モータBな
らばステップS64へ夫々進む。
【0046】ステップS53、56、61、64におい
て夫々のしきい値と各ブロックの記録デューティーを比
較し、記録デューティーがしきい値を越えるブロックに
ついては対応するフラグをセットする。そして、ステッ
プS54、57、62、65ではフラグがセットされて
いるか否かを調べ、セットされていれば記録ヘッドAの
場合はステップS59による間引き記録を、記録ヘッド
Bの場合はステップS67による間引き記録をそれぞれ
実行する。なお、ステップS59では記録ヘッドAに対
応する間引き記録が、ステップS67では記録ヘッドB
に対応する間引き記録が実行される。一方、ステップS
54、57、62、65でフラグがセットされていなけ
れば、それぞれステップS55、58、63、66にお
いてノーマル記録を実行する。
【0047】ここで、モータAはモータBと比較する
と、トルク等の特性が良く、高速記録が可能な反面消費
電力は大きいモータであるとする。従って、ステップS
53、56、61、64における各しきい値は、例えば
ステップS53の場合が60%、ステップS56の場合
が80%、ステップS61の場合が30%、ステップS
64の場合が40%である。なお、モータの識別方法と
して、中央制御部200にモータの電流または電圧のモ
ニタ部を設けることが挙げられる。
【0048】なお、上記各実施例では、間引き記録とし
て2パス記録動作(或は4パス記録動作)をしている
が、キャリッジモータのスピードを落とし、記録の周波
数を落とすという方法でもよい。更に、電力負荷を軽減
する方法、他の方法も考えられる。
【0049】また、上記各実施例では、ブロックの数を
主走査方向に15ブロック、副走査方向に2ブロックに
分けているが、制御が最適になるならば、別の値になっ
ても構わない。
【0050】また、上記実施例ではインクジェット方式
のプリンタを挙げて説明しているが、これに限らず、例
えばサーマルプリンタ等にも適用できることは明らかで
ある。
【0051】また、上記各実施例において示されたフロ
ーチャートは1記録走査の開始に先立って実行されるも
のであるが、記録ヘッドの識別は記録開始時の1回だけ
行えば十分であるので、2回目以降の記録走査時にはチ
ェックを省略する様にしても良い。。
【0052】また、上記実施例では、ノーマル記録と間
引き記録(2パス記録か4パス記録)の間で切り換える
のみであるが、しきい値を複数種類用意しておき、複数
種類の記録モードで切り換えを行う様にしても良い。
【0053】以上説明したように、上記実施例1、3、
4によれば、装着される記録ヘッドの種別により間引き
記録モードへ切り換えるための記録デューティーのしき
い値が個別に設定される。このため、限られた電源供給
量に対して記録ヘッドに最適な制御が可能となる。例え
ば、画像の記録デューティーに制限のある電源を用いて
も、記録デューティー値に係わらず、64ノズルの記録
ヘッドAでも128ノズルの記録ヘッドBでも、記録を
実行することが可能となる。
【0054】また、低デューティー値であれば、ノズル
数の多いヘッドBを適用することでそのメリットを生か
すことができる。従って、ユーザ側の利便性が向上し、
製品としての寿命が伸び商品としてのコストパフォーマ
ンスも向上する。
【0055】また、実施例2、3によれば、当該装置に
適用する電源ユニットにより、間引き記録モードへ切り
換えるための記録デューティーのしきい値が個別に設定
される。このため、電源ユニットに対して最適な記録制
御が可能となる。従ってバッテリやACアダプタ等の種
々の電源ユニットを記録デューティーを考慮せずに、自
由に用いることができる。即ち、バッテリやACアダプ
タ等、複数の電源ユニットをコストや使用目的でユーザ
が自由に選択できる。
【0056】即ち、低コストで電源容量の小さいもので
も、低記録デューティーの範囲では通常通り記録可能で
あるし、室外で使用するために、バッテリーを使用して
も、それなりに記録が可能となる。
【0057】また、実施例4によれば、本体内のモータ
や記録ヘッドにより間引き記録モードに入るしきい値を
変えることで、記録ヘッドに最適な制御が可能となる。
【0058】近年のエコロジーの観点から、ユーザがメ
カも製品や商品のライフサイクルを延ばす、あるいは大
事に使用するケースが増えている。記録装置本体内に組
込まれているモータも、今後、サービスとして交換した
り、あるいは同一製品、シリーズ製品でモータの仕様が
変わることもライフサイクルの長期化で増えてくると思
われる。そこで、モータの種類を判断して制御すること
は、ユーザによっても大いに経済性、利便性の向上につ
ながる。
【0059】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0060】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、記
録操作における記録量と電源の電源供給能力とに基づい
て記録動作の態様を設定することが可能となるので、記
録ヘッドの種類、或は電源の種類等に応じて適切な制御
を行うことが可能となる。
【0061】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例によるプリンタ装置の外観図である。
【図2】本実施例のプリンタ装置における制御構成を表
すブロック図である。
【図3】実施例1による記録ヘッドの駆動制御を説明す
る図である。
【図4】本実施例における各ブロックのしきい値を示す
図である。
【図5】実施例1による記録ヘッドの他の駆動制御を説
明する図である。
【図6】実施例1による記録ヘッドの制御手順を説明す
るフローチャートである。
【図7】実施例2による記録ヘッドの制御手順を説明す
るフローチャートである。
【図8】実施例3による記録ヘッドの制御手順を説明す
るフローチャートである。
【図9】実施例4による記録ヘッドの制御手順を説明す
るフローチャートである。
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 記録ヘッド 3 カートリッジガイド 4 ガイド軸 5 ガイド軸 6 記録用紙 7 給紙ローラ 8 紙送りローラ 9 紙押え板 11 キャリッジモータ 12 紙送りモータ 21 ヘッド識別部 401 電源識別部 201 CPU 202 RAM 203 ROM

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリントデータに基づいて複数回の記録
    動作で画像を形成する画像形成装置であって、 前記複数回の記録動作の各記録動作毎に、記録動作の消
    費電力に基づく負荷量を検出する検出手段と、 前記検出手段で検出された負荷量と、当該画像形成装置
    の電源の電力供給量とに基づいて各記録動作の動作態様
    を制御する制御手段とを備えることを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記記録動作は、記録ヘッドによる記録
    走査であり、前記検出手段は各記録走査における前記記
    録ヘッドの記録量を前記プリントデータに基づいて取得
    し、該記録量に基づいて負荷量を検出することを特徴と
    する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記動作態様は、1つの記録走査を1回
    で行う通常記録と、複数回に分けて記録する間引き記録
    とを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 プリントデータに基づいて記録ヘッドに
    よる複数回の記録走査で画像を形成する画像形成装置で
    あって、 当該画像形成装置の電源の電力供給量に基づいて各記録
    走査時において駆動可能な記録デューティーを設定する
    設定手段と、 前記複数回の記録走査の各記録走査毎に、前記記録ヘッ
    ドの記録デューティーを前記プリントデータに基づいて
    獲得する獲得手段と、 各記録走査の開始に先立って前記獲得手段で獲得された
    記録ヘッドの記録デューティーと前記設定手段で設定さ
    れた記録デューティーとを比較する比較手段と、前記比
    較手段による比較の結果に基づいて各記録走査の動作態
    様を制御する制御手段とを備えることを特徴とする画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 前記設定手段は、前記記録ヘッドの種別
    を識別し、識別された記録ヘッドの種別と前記電源の供
    給可能な電力量とに基づいて駆動可能な記録デューティ
    ーを設定することを特徴とする請求項4に記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記設定手段は、前記記録ヘッド及び当
    該画像形成装置に電力を供給する電源の種別を識別し、
    識別された記録ヘッドの種別と電源の種別とに基づいて
    駆動可能な記録デューティーを設定することを特徴とす
    る請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記比較手段における記録デューティー
    の比較は、前記記録走査を主走査方向及び副走査方向の
    少なくともいずれかを複数に分割して複数のブロックを
    形成し、各ブロック単位で記録デューティーの比較を行
    うことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段における動作態様の制御に
    おいて、前記獲得手段で獲得された記録デューティーが
    前記設定手段で設定された記録デューティーよりも大き
    い場合は1つの記録走査を複数回に分割して実行するこ
    とを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記設定手段は、駆動系の当該画像形成
    装置の電源の電力供給量と、当該画像形成装置において
    記録ヘッドの走査駆動で定常的に消費される電力量とに
    基づいて、各記録走査時において駆動可能な記録デュー
    ティーを設定することを特徴とする請求項4に記載の画
    像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記設定手段における、前記記録ヘッ
    ドの走査駆動で定常的に消費される電力量は、当該画像
    形成装置における記録ヘッドの駆動を行うモータの種別
    に基づいて獲得されることを特徴とする請求項9に記載
    の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 プリントデータに基づいて複数回の記
    録動作で画像を形成する画像形成装置の制御方法であっ
    て、 前記複数回の記録動作の各記録動作毎に、記録動作の消
    費電力に基づく負荷量を検出する検出工程と、 前記検出工程で検出された負荷量と、当該画像形成装置
    の電源の電力供給量とに基づいて各記録動作の動作態様
    を制御する制御工程とを備えることを特徴とする制御方
    法。
  12. 【請求項12】 プリントデータに基づいて記録ヘッド
    による複数回の記録走査で画像を形成する画像形成装置
    の制御方法であって、 当該画像形成装置の電源の電力供給量に基づいて各記録
    走査時において駆動可能な記録デューティーを設定する
    設定工程と、 前記複数回の記録走査の各記録走査毎に、前記記録ヘッ
    ドの記録デューティーを前記プリントデータに基づいて
    獲得する獲得工程と、 各記録走査の開始に先立って前記獲得工程で獲得された
    記録ヘッドの記録デューティーと前記設定工程で設定さ
    れた記録デューティーとを比較する比較工程と、前記比
    較工程による比較の結果に基づいて各記録走査の動作態
    様を制御する制御工程とを備えることを特徴とする制御
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001245488A (ja) * 2000-02-29 2001-09-07 Canon Inc モータのサーボ制御装置
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