JP3179674B2 - 画像記録方法とその装置 - Google Patents

画像記録方法とその装置

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JP3179674B2
JP3179674B2 JP9896995A JP9896995A JP3179674B2 JP 3179674 B2 JP3179674 B2 JP 3179674B2 JP 9896995 A JP9896995 A JP 9896995A JP 9896995 A JP9896995 A JP 9896995A JP 3179674 B2 JP3179674 B2 JP 3179674B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像記録方法とその装置
に関し、特に複数の記録素子を有する記録ヘッドを用い
た低パワー化かつ高速の記録が可能な画像記録方法とそ
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリアル・プリンタには熱転写方
式、インクジェット方式などが存在する。これらの装置
は、それぞれ複数の記録素子列を有し、それらの記録素
子配列を記録紙の搬送方向に並行に配置し、該記録素子
配列を紙搬送方向に垂直に順次走査することにより、1
枚の記録紙の記録を達成する。
【0003】近年、記録速度の高速化を達成するため
に、上記記録素子配列内に含まれる記録素子数を増加す
る傾向(記録ヘッドの長尺化)が著しい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た長尺化に伴う問題点として、電源の容量の増大、形状
の大型化、コストアップなどの問題が生じる。
【0005】電源については、スイッチング電源技術の
進歩により、小型、高効率、高パワーのスイッチング・
アダプタが普及してきているが、こうしたアダプタは従
来のトランス方式のACアダプタに比較して高価とな
る。
【0006】上述のような電源に求められるパワーの増
大は、主に、記録ヘッドの長尺化に伴う記録に必要なパ
ワーの増大に起因する。すなわち、記録素子数が増える
ことにより、単位時間内に駆動しなければならない記録
素子数が増加するためである例えば、平均Z[%]の濃
度の画像を、nノズルのインクジェット記録ヘッドで吐
出周波数f[Hz]、駆動パルス幅T[sec]で記録
する場合のパワーPnは、 Pn =(I・V・n)・(T・f)・Z (式1) ここで、I:各記録素子に流れる矩形パルス電流の波高
値 V:電源電圧値 となる。
【0007】(式1)から理解されるように、パワーP
n はノズル数nが増えるほど、また吐出周波数fが増す
ほど、更に平均濃度Zが増えるほど大きくなることが分
かる
【0008】従って、高速記録のための多ノズル化を達
成し、パワーを低減するには、これらパラメータを減ら
すことが必要である。しかし、Zは画像固有の値であ
り、fの低下は記録速度の低下を招くために、好ましく
ない。
【0009】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、複数の記録素子を備えた記録ヘッドを使用する場合
の電源の低パワー化及び記録速度の高速化と高品質画像
記録を達成する画像記録方法とその装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る画像記録装置は、複数の記録素子を有
する記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と異なる方向に順
次走査することにより画像記録を行うと共に、複数の記
録モードの中から記録モードを選択して画像記録を行う
画像記録装置において、1走査で記録される記録領域よ
りも小さい領域の記録デューティを検出する検出手段
と、前記複数の記録モードに対応した異なる複数の閾値
の中から、選択された記録モードに応じた閾値を選択
し、前記検出された記録デューティが前記選択された閾
値よりも大きいときに、前記記録モードによって1走査
で記録する際の単位時間当たりにおける記録ヘッドの負
荷を減じるべく、複数の記録走査で1走査分の記録を完
成させる記録手段とを備える。
【0011】また、本発明に係る別の記録装置は、複数
の記録素子を有する記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と
異なる方向に順次走査することにより画像記録を行うと
共に、種類の異なる複数の記録ヘッドを選択的に使用し
て画像記録を行う画像記録装置において、1走査で記録
される記録領域よりも小さい領域の記録デューティを検
出する検出手段と、前記複数の記録ヘッドの種類に対応
した異なる複数の閾値の中から、選択使用される記録ヘ
ッドに応じた閾値を選択し、前記検出された記録デュー
ティが前記選択された閾値よりも大きいときに、前記記
録ヘッドを用いて1走査で記録する単位時間当たりの負
荷を減じるべく、複数の記録走査で1走査分の記録を完
成させる記録手段とを備える。
【0012】また、本発明に係る画像記録方法は、複数
の記録素子を有する記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と
異なる方向に順次走査することにより画像記録を行うと
共に、複数の記録モードの中から記録モードを選択して
画像記録を行う画像記録方法において、1走査で記録さ
れる記録領域よりも小さい領域の記録デューティを検出
する検出工程と、前記複数の記録モードに対応した異な
る複数の閾値の中から、選択された記録モードに応じた
閾値を選択し、前記検出された記録デューティが前記選
択された閾値よりも大きいときに、前記記録モードによ
って1走査で記録する際の単位時間当たりにおける記録
ヘッドの負荷を減じるべく、複数の記録走査で1走査分
の記録を完成させる記録工程とを備える。
【0013】また、本発明に係る別の画像記録方法は、
複数の記録素子を有する記録ヘッドを記録媒体の搬送方
向と異なる方向に順次走査することにより画像記録を行
うと共に、種類の異なる複数の記録ヘッドを選択的に使
用して画像記録を行う画像記録方法において、1走査で
記録される記録領域よりも小さい領域の記録デューティ
を検出する検出工程と、前記複数の記録ヘッドの種類に
対応した異なる複数の閾値の中から、選択使用される記
録ヘッドに応じた閾値を選択し、前記記録デューティが
前記選択された閾値よりも大きいときに、前記選択され
た記録ヘッドを用いて1走査で記録する単位時間当たり
の負荷を減じるべく、複数の記録走査で1走査分の記録
を完成させる記録工程とを備える。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【実施例】始めに、本発明に係る実施例の記録装置の主
なポイントを以下に要約する。本実施例の記録装置で
は、記録ヘッドの有効記録幅に対応する所定の記録領域
を単一の走査または複数の走査により記録する複数のプ
リント・モードを有するそして、プリント・バッファ内
の有効画素数を記録以前にカウントして、バッファ内の
全画素数に対する有効画素比率を求め、当該有効画素比
率(またはそれに関連する値或いは符号)と記録ヘッド
の種類や記録解像度などの記録モードに基づいて記録の
パス数を決定し、小容量の電源で駆動できる画像記録方
法とその装置を提供する。
【0023】以下、本発明に係る実施例について詳細に
説明する。
【0024】図1は、本画像記録装置の概要を示す図で
ある。ここで、1はCPUであり、画像記録装置全体の
制御を行う。また、2は、ROMであり、本実施例の画
像記録処理プログラム等が格納されており、CPU1に
よって読み出されて実行される。後述する各種処理フロ
ー図に対応するプログラムは、ROM2に格納されてい
る。3は、RAMであり前記プログラム実行のための作
業領域としてや、後述するプリント・バッファとして用
いられる。4は、画像入力部であり、画像を外部のコン
ピュータから入力したり、内蔵する不図示のスキャナに
よって読み込むことができる。5は、RAM2のプリン
ト・バッファ領域から画像データを入力して画像形成を
行う画像形成部である。6は、内蔵するDRAM8に格
納された記録データから後述する有効画素数をカウント
する有効画素数カウント部である。20は、記録モード
等を設定する操作パネルである。
【0025】次に、図2は、本実施例の記録装置のプリ
ント・バッファの構成を示す。このプリントバッファ
は、例えば、DRAM8に割り当てられている。尚、こ
のプリントバッファはRAM3に割り当てられていても
よいことは言うまでもない。7は、内部バスであり、ア
ドレスバス、データバス、制御バスを含む。
【0026】本実施例の記録装置では、例えば、図3に
示す360dpi(dot per inch) の128ノズルのインク
ジェット記録ヘッドを使用する。本実施例では、記録ヘ
ッドは熱エネルギーを用いてインクに状態変化を生起さ
せることによりノズルよりインク滴を吐出するタイプの
ものである。しかしながら、従来からのシリアル・プリ
ンタの性格上、ホスト・コンピュータからはテキスト1
行分のデータを基本として、データ転送されるために、
プリント・バッファの構成は、図2に示すように、64
ドットの幅を持つバンド構成を基本としている。
【0027】すなわち、図4に示すように、例えばX2
4E系のエミュレーション・モードの場合、360dpi
の解像度のプリンタでは、プリント・バッファ内には、
A4サイズの記録紙に対応して、典型的な幅36ドッ
ト、高さ60ドットのキャラクタが最高80桁記憶され
る。すなわち横方向の有効ドット数は2880ドット
(36×80)となる(図2参照)。このプリント・バ
ッファの内容を実際に印字する場合には、図4の右図に
示すように、プリント・バッファのグレーで示した領域
(図2の左図参照)、すなわち4ドットを詰めて記録す
ることが必要である。この左図から右図への変換は、専
用のハードウェア、或いはソフトウェアにより達成する
が、これは、本発明に係る本実施例には直接関係しない
技術であるため、詳細な説明は省く。
【0028】図2に戻り、各プリント・バッファは64
ドットの幅を有し、この64ドットは8ドットの単位で
分割される。即ち8ドットが1バイトのデータに相当す
る。図2中の番号は、バイト・アドレスの下位8ビット
を示し、バッファの右に向けてアドレスが進行する。1
つのプリント・バッファは、23040バイト(8×2
880バイト)を含む。プリント・バッファ2、プリン
ト・バッファ3、プリント・バッファ4についても同様
である。
【0029】本実施例では、図2に示すように4本のプ
リント・バッファを使用し、プリント・バッファ1とプ
リント・バッファ2の内容を同時に記録し、プリント・
バッファ3とプリント・バッファ4の内容を同時に記録
する。4本のバッファを有するために、プリント・バッ
ファ1及びプリント・バッファ2の内容を記録中に、プ
リント・バッファ3及びプリント・バッファ4には次に
記録する内容が格納される。同様に、プリント・バッフ
ァ3及びプリント・バッファ4の内容を記録中には、プ
リント・バッファ1及びプリント・バッファ2に次に記
録する内容が格納される。
【0030】ところで、本実施例の記録装置では、図3
に示す128ノズルの記録ヘッドを使用し、このヘッド
を電源電圧24V、パルス電流200mA、周波数6.
25KHz、駆動パルス幅5uSで駆動する。この時、
ベタ黒記録を行うと、ヘッドでの消費電力は(式1)か
らおおよそ23Wとなる。更に高精度のヘッド電圧を生
成するためのDC−DCコンバータ或いはスイッチング
電源等の効率ηを、例えば80%とすると、実際に電源
の入力から見たときに消費される電力は約29ワットと
なる。
【0031】更に、本発明に係るの実施例で使用するイ
ンクジェット・プリンタなどでは、この他にロジック用
の電源(通常5V)、紙送り用モータ及び記録ヘッド・
キャリッジ駆動用のモータ用の電源(ヘッド駆動用の電
源と共通化しても良い)などが必要であり、これらを含
めると電源に求められる総合電力は35〜40Wとなっ
てしまう。こうした電力を安価なトランスにより構成さ
れるドロッパ型のACアダプタなどにより提供すること
は、ACアダプタの形状及び重さが大型化、重量化する
ため、実用的ではない。
【0032】従って、こうした電源を実現するために
は、通常、スイッチング方式のアダプタを使用すること
になるが、こうしたアダプタは小型化は達成するもの
の、コスト的には高価なものとなる。そこで、本実施例
では、以下に説明する如く黒ドット数をカウントするこ
とにより記録モードを決定し、低パワーの電源でも動作
可能にしている。
【0033】次に、図5Aは、図3の128ノズルを、
43-43-42ノズルの3つのセグメントに分割した構
成を有するBk(ブラック)カートリッジの概念図であ
る。これらの各セグメント単位で、それぞれ独立に活性
化させることが可能である。図5Bは、総ノズル数13
6個を有するカラーカートリッジの構成の一例を示す。
このカラーカートリッジは、基本的に2つの使用モード
を有する。
【0034】まず、ブラック以外のカラー画像を生成す
る際は、図5Bの上から順に、Y(イエロー)の24ノ
ズル、M(マゼンタ)の24ノズル、C(シアン)の2
4ノズル、Bk(ブラック)の24ノズルの全96ノズ
ルを使用するカラーモードで印刷する。また、ブラック
色を印刷する場合は、図5Bの下から順に64個のBk
(ブラック)ノズルを使用するブラックモードで印刷す
る。
【0035】上述の各カートリッジでの記録方法の詳細
は後述するが、Bkカートリッジ(図5A)は総ノズル
数が128個で、カラーカートリッジ(図5B)は13
6であるが、上述したようにカラー印刷では最高96個
(24×4)、カラーカートリッジにおけるブラックの
みの印刷では64ノズルのみを使用することから、Bk
カートリッジの方が電力を多く必要とする。そのため、
BKカートリッジでは3パスで印刷し、カラーカートリ
ッジでは2パスで印刷を行う。
【0036】尚、後述する高品位(ファイン)モードで
印刷する場合では、画像を高品位に形成する目的nた
め、複数パス(Bk4パス、カラー3パス、カラーのB
Kのみ2パス)で印刷を行う。次に、図6を参照して、
記録媒体上での記録方法のコンセプトを説明する。図6
を参照して、記録媒体の横軸方向には、2880ドット
幅の有効記録領域を割り当てる。そして、この有効記録
領域を15分割し、各有効記録領域の区画番号を1〜1
5とする。また、1つの有効記録領域を192ドットと
定義する。また、記録媒体の縦軸方向には、4つの描画
エリア1〜4を示す。それぞれの描画エリアには、図2
に示したプリント・バッファ1〜4のそれぞれが対応す
る。
【0037】描画エリア1及び2の各区画に、複数種類
の記録の様子を示し、そこに示される"%"表示は、その
区画における有効画素率、即ち前述した各区画に含まれ
る合計ドット数に対する、実際に記録されるドット数の
比率である。例えば、描画エリア2の区画番号2の領域
では、その領域全体がベタ黒記録として示されておりそ
の有効画素率は100%となる。また、例えば、描画エ
リア1及び2の区画番号6の領域は、共に有効画素率5
0%のハーフトーンで示されている。またさらに、描画
エリア1及び2の区画番号13の領域は、共にベタ黒記
録領域の比率が1区画の面積の35%以下であることを
示している。以下、有効画素率を単にデューティと呼ぶ
ことがある。
【0038】尚、図6の記録媒体の縦軸方向の描画エリ
アn(n=1、2、..)長の64ドットは、記録の一
例を示しており、これは、カラーカートリッジでブラッ
ク印刷を行う場合はブラックの64を使用することに対
応している。カラーカートリッジでカラー印刷を行う場
合は、96ノズル(24x4)に対応して96ドットと
なる。さらに、Bkカートリッジで記録する場合は、1
28ノズルに対応して128ドットとなる。
【0039】ここで、図5Aで説明したが、Bkカート
リッジは、43-43-42の3セグメントから構成され
セグメント単位で活性化できるため、描画エリア長は、
各セグメントのノズル数となることもできることは言う
までもない。同様に、図5Bで説明したが、カラーカー
トリッジでのブラック記録の際は、ブラックノズル64
は、2つのセグメント(各32個のノズルを有する)か
らなり、セグメント単位で活性化できるため、描画エリ
ア長は、これら各セグメントのノズル数となることもで
きることは言うまでもない。
【0040】上述のデューティを計算する有効画素数カ
ウント部6の詳細な構成を図7に示す。図7は、読者の
理解を容易にするために、CPU1と有効画素数カウン
ト部6との制御に関する部分を図1から抽出して描いて
いる。ここで、有効画素数カウント部6は、上述のイメ
ージバッファが割りあてられているDRAM8と、DR
AM8に対するデータの入出力を制御するDRAMコン
トローラ9と、DRAM8から読み出されたデータをデ
コードして有効画素数を出力するデコーダ10と、その
有効画素数を順に加算する加算器11とを含む内部バス
7は、DRAMコントローラ9に対するアドレスバス1
2と、DRAM8とCPU1間のデータ入出力を行うデ
ータバス13と、DRAM9に対してDRAM8からの
データ読み出しと、加算器11からの加算結果データの
読み出しを制御するリード制御線14を含む。
【0041】DRAMコントローラは、CPU1から所
定のデューティ計算指示コマンドを受け取ると、予め、
DRAM8内イメージバッファに格納されている印刷デ
ータを順に読み出してデコーダ10に送る。読み出し
は、図6で説明した有効記録領域の各区画単位に行い、
その区画に対応するデューティ値が最終的に加算器11
に得られる。得られた各区画に対するデューティ値は、
データバス13を介してCPU1へ転送される。
【0042】例えば、360DPI時は、横192ドッ
ト毎のブロック単位で、720DPI時は横384ドッ
ト毎にブロックサイズの各データの有効ドット数をカウ
ントしデューティを計算する。次に、本実施例の印刷処
理手順を図8のフローチャートに基づいて説明する。こ
のフローチャートに対応するプログラムコードは、RO
M2に予め格納されており、CPU1によって読み出さ
れ解釈されて実行される。
【0043】ステップS1では、記録モード、即ち、プ
リントモード(解像度:720dpi360dpi; 記録速
度/記録品質:高品位かノーマルか高速)と画像形成部
に搭載されたヘッドの種類(モノクロカートリッジかカ
ラーカートリッジ)と、さらに、カラーカートリッジの
場合はカラープリントモードかモノクロプリントモード
かを決定する。
【0044】以上説明したプリントモードの指定は、例
えば、操作パネル20から入力コマンドに基づいて行っ
てもよいし、予めROM2に指定されたモードに従って
も良いし、さらに、画像データ入力部4から印刷する画
像データと共にプリントモードコマンドを入力してもよ
い。また、ヘッドの種類は、画像形成部5に搭載されて
いるヘッドの種類を、画像形成部に問い合わせて決定す
る。また、画像形成部5が複数のヘッドを備えており選
択可能な場合は、上述したような操作パネル20やRO
M2や画像データ入力部4の各手段を用いて決定しても
よい。
【0045】ここで決定した記録モードと、後述するデ
ューティによって、画像記録のパス数を決定する。この
パス数は、図9を参照して後述する。次に、ステップS
2では、1バンド分の画像データをDRAM8のプリン
タバッファに格納する。例えば、全画像データが既にR
AM3に格納されている場合は、そこから印刷する1バ
ンド分のデータをDRAM8のプリンタバッファに転送
する。
【0046】ステップS3では、DRAM8のプリンタ
バッファに格納された1バンド分のデータを所定の記録
ドット数の領域に分割する。ステップS4では、ステッ
プS3で分割された1つの領域内の記録ドット数、即
ち、有効画素数をカウントし、デューティ値とする。こ
の処理は、図7で説明した有効画素数カウント部6によ
って実行される。
【0047】ステップS5では、ステップS1で決定さ
れた記録モードに基づく所定の基準デューティ値(図9
参照)とステップS4でカウントされたデューティ値と
を比較して、カウントされたデューティ値の方が大きけ
れば、ステップS8へ進み、決定された記録モードに基
づくパス数(図9のパステーブルを参照することで決定
する。)での分割記録を行って、処理を終了する。逆
に、カウントされたデューティ値の方が大きくなけれ
ば、ステップS6へ進む。
【0048】ステップS6では、1バンド分の全領域に
関するデューティ値の計数が終了したか否かをチェック
し、終了していればステップS7へ進む。逆に、終了し
ていなければ、ステップS4へ戻り、同じバンド内の次
の領域に関する同様の処理を行う。ステップS7では、
記録モードに従った(図9のパステーブルを参照するこ
とで決定する。)通常の記録を行い、処理を終了する。
【0049】以上説明したように、記録モードの種類に
よって決定される基準デューティ範囲とカウントされた
デューティ値との比較に基づき、適正な記録方法を選択
することにより、大容量の電源を用いることなく、記録
データに応じて高速記録することが可能になる。次に、
パステーブル(図9)を参照して、記録モードとカウン
トされたデューティ値に基づいて、記録のパス数を選択
する方法を説明する。
【0050】図9のパステーブルは表形式となってお
り、縦方向はプリントモードの種類を示し、720dpi
の解像度のモードと、360dpiの解像度のモードの2
モードがある。さらに、720dpiの解像度のモード
は、より高品位な画像を形成する高品位モードと通常品
位の画像を形成するノーマルモードに分かれる。また、
360dpiの解像度のモードは、より高品位な画像を形
成する高品位モードと通常品位の画像を形成するノーマ
ルモード、より高速に画像形成する高速モードに分かれ
る。
【0051】横方向はカートリッジの各種タイプ(即
ち、ヘッドの種類)を示し、モノクロカートリッジ(即
ち、Bkカートリッジ)とカラーカートリッジの2タイ
プがある。さらに、カラーカートリッジは、上述したよ
うに、ブラック以外のカラーを印刷するカラープリント
モードと、ブラックを印刷するモノクロプリントモード
(即ち、ブラックプリントモード)の2モードを有す
る。
【0052】これら縦横のモードの組み合わせに対応す
る図9のテーブルの各要素欄には、デューティ値範囲条
件と対応する画像形成のパス数を記述している。上述の
ステップ7やステップS8では、このパステーブルを参
照することで画像記録のパス数を決定して、画像記録処
理を行う。図10、図11を参照して、この画像記録処
理の基本的概念を説明した後に、図9の各組み合わせで
のパス数の説明を行う。
【0053】図10は、モノクロヘッド(Bkカートリ
ッジ)を用いた場合での、複数パスでの記録方法の概念
を説明する図である。読者の理解を容易にするために、
図1の画像記録装置に電力供給する電源の最大容量を、
48ノズル分を駆動できる容量とする。この場合、図1
0の128ノズルのモノクロヘッドの全ノズルを同時に
活性化すると電源容量がたりないため駆動できない。そ
のため、図5Aで説明したセグメント単位(43、また
は42ノズル)に分割して、3回のパス数で記録する。
即ち、同時には、最大43ノズルの駆動で済むため、前
記電源で駆動可能である。
【0054】図11は、カラーヘッド(カラーカートリ
ッジ)を用いた場合での、複数パスでの記録方法の概念
を説明するための図である。カラーヘッドは、カラー記
録時の実駆動ノズル数が96で、しかも、しかもヘッド
消費電力がモノクロヘッドよりも約20%少ないので、
2パスの分割記録が可能である。即ち、1パス目でY
(イエロー)、M(マゼンタ)を記録し、2パス目でC
(シアン)とBk(ブラック)を記録する。
【0055】次に、図9に戻って、パステーブルの各組
み合わせでのパス数の説明を行う。 (4,1).<360dpi-ノーマル-モノクロカートリッジ>
の場合:モノクロカートリッジのノズル数は128個で
あり、上述したように電源の最大容量が48ノズル分で
あるので、分割で記録するか否かの基準デューティの境
目は、 48/128=37.5% となるが、100%のデューティでの記録を実行させる
には、3回の分割記録、即ち、3パスでの画像記録処理
が必要となる。従って、分割で記録するか否かの基準デ
ューティの境目は結局、 100/3≒34% となる。 (4,2).<360dpi-ノーマル-カラーカートリッジ-カ
ラープリント>の場合:カラーカートリッジのノズル数
は、図5Bで説明したように136個であるため、分割
で記録するか否かの基準デューティの境目は、 48/136=35% となる。
【0056】一方、136ノズル中で実駆動するのは、
96個(Yx24個、Mx24個、Cx24個、Bkx
24個)であるため、 96/136=70% となり、最大でも100%のデューティは発生しないた
め、 70/35=2 となり、2パスで記録処理できる。 (4,3).<360dpi-ノーマル-カラーカートリッジ-モ
ノクロプリント>の場合:カラーカートリッジのBk
(ブラック)ノズルは、カラーノズルよりやや消費エネ
ルギーが大きく、電源容量は42ノズル分なので、分割
で記録するか否かの基準デューティの境目は、 42/136≒31% となる。
【0057】また、モノクロノズルは、64ノズルなの
で最大でも、 64/136≒47% となり、2パスの記録処理でよい。 (5,1).<360dpi-高速-モノクロカートリッジ>の場
合:高速記録モードでは、記録インクの吐出周波数は
9.19KHZで高速画像記録を行う。一方、ノーマル
モードでは、記録インクの吐出周波数は6.25KHZ
で画像記録を行う。
【0058】これらの周波数の比率で、ノーマルモード
での閾値を換算すると、(4,1)の記録モードの閾値が
37.5%であるので、 37.5(%)x6.25/9.19=25.5% が閾値となる、高速記録モードでは記録データが記録直
前に半分に間引かれるので、最大でも50%となり、2
パスで記録した場合でも、 50(%)/2=25% が最大となる。従って、分割で記録するか否かの基準デ
ューティの境目が25%となる。 (5,2).<360dpi-高速-カラーカートリッジ-カラー
プリント>の場合:分割で記録するか否かの基準デュー
ティの境目は、ノーマルモードでの閾値を換算して、 35(%)x6.25/9.19=24% となる。
【0059】一方、実駆動ノズル数の関係で、最大でも
70%デューティで、それが半分以下に間引かれるの
で、最大でも35%デューティなので、 35(%)/24(%)=1.5 <2 となり、2パスで記録処理できる。 (5,3).<360dpi-高速-カラーカートリッジ-モノク
ロプリント>の場合:(5,2)の場合と同様に、 31(%)x6.25/9.19=22% が分割で記録するか否かの基準デューティの境目とな
る。 (2,1).<720dpi-ノーマル-モノクロカートリッジ>
の場合:解像度が360dpiの場合に比べ、倍密度のド
ットを打つ必要があるので、即ち、吐出エネルギーの2
倍となるので、閾値は360dpiの場合に比べ半分とな
る。
【0060】34(%)/2=17% が分割で記録するか否かの基準デューティの境目とな
る。一方、720dpiの場合のデータは、半分に間引か
れており、最大でも50%デューティなので、 50(%)/17%=2.9 <3 となり、3パスで記録処理できる。 (2,2).<720dpi-ノーマル-カラーカートリッジ-カ
ラープリント>の場合:(4,2)の場合での吐出周波数は
6.25KHZであるのに対して、本モードでの吐出周
波数を4.6KHZとする。
【0061】この周波数で打つときは、モノクロカート
リッジのときのような"閾値を半分とする"操作は不要で
ある。それは、吐出がゆっくりとなるので、吐出エネル
ギーは変わらなくて済むからである。従って、周波数の
比での換算を行い、 35(%)x4.6(k)/6.25(k)=26% が分割で記録するか否かの基準デューティの境目とな
る。
【0062】一方、最大デューティは、モノクロの場合
と同様に50%で入力されるので、2パスで記録処理で
きる。 (2,3).<720dpi-ノーマル-カラーカートリッジ-モ
ノクロプリント>の場合:モノクロカートリッジの場合
と同じように、閾値を360dpiの半分として、 31(%)/2=15% が分割で記録するか否かの基準デューティの境目とな
る。 (1,1)-(1,3)、(5,1)-(5,3). 高品位モード:
高品位モードでの記録とは、シリアルスキャンのつなぎ
スジ(バンディング)を軽減するため、記録ヘッドの異
なる領域を用いて複数の走査で相補的に1バンド(記録
ヘッドの幅)の記録を完了させることによって高品質の
画像を記録する記録方法を意味する。
【0063】図12A、12B、12Cを参照して、高
品位モードでの記録方法の概念を説明する。読者の理解
を容易にするために、ヘッドのノズル数を8個とする。
高品位モードであると、図12A、12B、12Cに示
すように、千鳥状に複数パスで記録を行う。例えば、2
パスの場合、紙送り量をヘッドの幅の1/2とし、1走
査で記録データを1/2に間引き(千鳥と逆千鳥パター
ン)、2回の走査で記録を完成させる。
【0064】図12A、12B、12Cは、それぞれこ
の千鳥、逆千鳥パターンを用いた時に、一定領域の記録
がどのように完成されていくかを、8ノズルを持ったマ
ルチヘッドを用いて説明したものである。まず、1スキ
ャン目では、下4ノズルを用いて千鳥パターン(斜線丸
印)の記録を行う(図12A参照)。次に、2スキャン
目には、紙送りを4画素(ヘッド長の1/2)だけ行
い、逆千鳥パターン(白丸印)の記録を行う(図12
B)。更に、3スキャン目には再び4画素(ヘッド長の
1/2)だけの紙送りを行い、再び千鳥パターンの記録
を行う(図12C)。
【0065】この様にして、順次4画素単位の紙送り
と、千鳥、逆千鳥パターンの記録を交互に行うことによ
り、4画素単位の記録領域を1スキャン毎に完成させて
ゆく。以上説明したように、同じ領域内に異なる2種類
のノズルにより記録が完成されていくことにより、濃度
ムラの無い高画質な画像を得ることが可能である。モノ
クロカートリッジでは、128ノズルを4分割している
ので、実質的に32ノズル、カラーカートリッジのカラ
ーモードでは、4色分各24ノズルを3分割しているの
で32ノズル、モノクロモードでは黒64ノズルを2分
割しているので、32ノズル分となる。
【0066】以上説明したように、いずれの場合も、電
源容量の上限である48ノズル以内で駆動されるため、
デューティに基づいて制御を行う必要はない。
【0067】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、本発明は、システム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0068】以上述べたように、本発明に係る実施例に
よれば、長尺記録ヘッドを使用する記録装置において、
実際に記録紙へ記録する以前に、次に記録する描画領域
に対応する複数のプリント・バッファの有効画素率を調
査し、その調査結果と、所定の記録モードに基づき、記
録ノズルの使用部分を選択し、また、記録のパス数を選
択することにより、低パワー及び低コストの電源を使用
可能な記録方法と装置が提供できる。これにより実使用
上、発生頻度の高いテキストなどの低有効画素率の画像
については、前記長尺記録ヘッドの全ての記録素子を使
用して高速に記録可能であり、高有効画素率のグラフィ
ックス或いはイメージなどについては、複数走査を行う
など、記録対照の特性に柔軟に対応して記録処理を行う
記録方法及び装置を提供できる。
【0069】尚、記録ヘッドの負荷を減ずる方法とし
て、パス数を複数にする方法を説明したが、駆動周波数
を下げることで実現してもよい。また、上述の実施例で
は、記録ヘッドの負荷を減ずるための判定方法として、
1ラインを複数領域に分割して記録デューティを検出し
たが、この方法に固定されず、局所データの記録デュー
ティを検出するものであれば、どのような方法でもよい
ことは言うまでもない。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、大
容量の電源を用いることなく、記録データと所定の記録
モードに応じて高速にかつ高品質の画像を記録すること
が可能になる。
【0071】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の画像記録装置の概要構
成を示す図である。
【図2】本発明の実施例の記録装置のプリント・バッフ
ァ構成の一例を示す図である。
【図3】本実施例で使用するモノクロ記録ヘッドの一例
を示す図である。
【図4】図2のプリント・バッファ内に実際に記録され
る文字が記憶される様子を示す図である。
【図5A】Bk(ブラック)カートリッジのセグメント
構成を示す図である。
【図5B】カラーカートリッジのセグメント構成を示す
図である。
【図6】記録媒体上での画像記録のコンセプトを説明す
る図である。
【図7】有効画素数カウント部の詳細構造を示す図であ
る。
【図8】本実施例の画像記録装置での画像記録処理の手
順を説明する図である。
【図9】本実施例の画像記録装置での画像記録処理の方
法を決定するためのパステーブルを示す図である。
【図10】モノクロヘッドを用いた場合の分割記録方法
を説明するための図である。
【図11】カラーヘッドを用いた場合の分割記録方法を
説明するための図である。
【図12A】高品位モードの場合の記録方法を説明する
ための図である。
【図12B】高品位モードの場合の記録方法を説明する
ための図である。
【図12C】高品位モードの場合の記録方法を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 画像データ入力部 5 画像形成部 6 有効画素数カウント部

Claims (44)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録素子を有する記録ヘッドを記
    媒体の搬送方向と異なる方向に順次走査することによ
    り画像記録を行うと共に、複数の記録モードの中から記
    録モードを選択して画像記録を行う画像記録装置におい
    て、 1走査で記録される記録領域よりも小さい領域の記録デ
    ューティを検出する検出手段と、前記複数の記録モードに対応した異なる複数の閾値の中
    から、選択された記録モードに応じた閾値を選択し、
    記検出された記録デューティが前記選択された閾値より
    も大きいときに、前記記録モードによって1走査で記録
    する際の単位時間当たりにおける記録ヘッドの負荷を減
    るべく、複数の記録走査で1走査分の記録を完成させ
    る記録手段とを備えることを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の閾値は、記録モードごとの1
    走査で記録する際の単位時間当たりにおける記録ヘッド
    の負荷の違いを反映した閾値であることを特徴とする請
    求項1に記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録モードは、解像度のモードを含
    むことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記解像度のモードは、低解像度と高解
    像度とのモードを含むことを特徴とする請求項2に記載
    の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録モードは、高品位の画像を形成
    する高品位モードを備えることを特徴とする請求項1に
    記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録モードは、高速に画像を形成す
    る高速度モードを備えることを特徴とする請求項1に記
    載の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録モードは、通常品位の画像を形
    成するノーマルモードを備えることを特徴とする請求項
    1に記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 複数の記録素子を有する記録ヘッドを記
    録媒体の搬送方向と異なる方向に順次走査することによ
    り画像記録を行うと共に、種類の異なる複数の記録ヘッ
    ドを選択的に使用して画像記録を行う画像記録装置にお
    いて、 1走査で記録される記録領域よりも小さい領域の記録デ
    ューティを検出する検出手段と、 前記複数の記録ヘッドの種類に対応した異なる複数の閾
    値の中から、選択使用される記録ヘッドに応じた閾値を
    選択し、前記検出された記録デューティが前記選択され
    た閾値よりも大きいときに、前記記録ヘッドを用いて1
    走査で記録する単位時間当たりの負荷を減じるべく、複
    数の記録走査で1走査分の記録を完成させる記録手段と
    を備えることを特徴とする画像記録装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の閾値は、記録ヘッドの種類ご
    との1走査で記録する際の単位時間当たりにおける記録
    ヘッドの負荷の違いを反映した閾値であることを特徴と
    する請求項8に記載の画像記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録デューティは、前記1走査で
    記録される記録領域よりも小さい領域の記録データ数に
    対して実際に記録される記録データの数の割合いである
    ことを特徴とする請求項1もしくは8に記載の画像記録
    装置。
  11. 【請求項11】 前記記録デューティは、前記1走査で
    記録される記録領域よりも小さい領域の記録データの
    内、実際に記録される記録データの数であることを特徴
    とする請求項1もしくは8に記載の画像記録装置。
  12. 【請求項12】 前記検出手段は、前記1走査で記録さ
    れる記録領域よりも小さい領域の記録データをデコード
    して、前記記録データ中に含まれる実際に記録される記
    録データの数を出力するデコード手段を備えることを特
    徴とする請求項1もしくは8に記載の画像記録装置。
  13. 【請求項13】 前記検出手段は、前記1走査で記録さ
    れる記録領域よりも小さい領域よりさらに小さい領域の
    記録データをデコードして、前記さらに小さい領域の記
    録データ中に含まれる実際に記録される記録データの数
    を出力する第1のデコード手段と、前記第1のデコード
    手段から出力された前記さらに小さい領域の記録データ
    中に含まれる実際に記録される記録データの数を、前記
    1走査で記録される記録領域よりも小さい領域全体に渡
    って加算する加算手段とを備えることを特徴とする請求
    項1もしくは8に記載の画像記録装置。
  14. 【請求項14】 前記記録ヘッドの種類は、ブラックを
    記録するモノクロヘッドと、カラーを記録するカラーヘ
    ッドを含むことを特徴とする請求項に記載の画像記録
    装置。
  15. 【請求項15】 前記カラーヘッドは、カラーを記録す
    るイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色を出力
    するヘッドを含むことを特徴とする請求項14に記載の
    画像記録装置。
  16. 【請求項16】 前記カラーヘッドは、カラーを記録す
    るイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色を出力
    するヘッドを用いて、合成カラーを出力するカラーモー
    ドと、前記カラーヘッドのうちのブラックヘッドを用い
    てブラックを出力するブラックモードを有することを特
    徴とする請求項15に記載の画像記録装置。
  17. 【請求項17】 前記記録手段は、前記記録ヘッドの単
    位時間当たりの使用記録素子数を減ずることを特徴とす
    る請求項1もしくは8に記載の画像記録装置。
  18. 【請求項18】 前記記録手段は、前記検出結果と選択
    された前記閾値との比較に基づいて、前記記録ヘッドの
    所定の領域を選択して、前記複数回の記録走査によって
    1走査分の記録を完成させる手段であることを特徴とす
    る請求項1もしくは8に記載の画像記録装置。
  19. 【請求項19】 前記記録ヘッドは、同時に別の画素を
    記録できる複数のヘッドを有することを特徴とする請求
    18に記載の画像記録装置。
  20. 【請求項20】 前記複数のヘッドは、ブラック画素を
    記録することを特徴とする請求項19に記載の画像記録
    装置。
  21. 【請求項21】 前記複数のヘッドは、カラーを記録す
    るイエロー、シアンマゼンタ、ブラックの各色を出力す
    るヘッドを含むことを特徴とする請求項19に記載の画
    像記録装置。
  22. 【請求項22】 前記記録ヘッドの所定の領域は、前記
    記録ヘッドを構成する所定の複数のセグメント単位での
    領域であることを特徴とする請求項18に記載の画像記
    録装置。
  23. 【請求項23】 複数の記録素子を有する記録ヘッドを
    記録媒体の搬送方向と異なる方向に順次走査することに
    より画像記録を行うと共に、複数の記録モードの中から
    記録モードを選択して画像記録を行う画像記録方法にお
    いて、 1走査で記録される記録領域よりも小さい領域の記録デ
    ューティを検出する検出工程と、前記複数の記録モードに対応した異なる複数の閾値の中
    から、選択された記録モードに応じた閾値を選択し、
    記検出された記録デューティが前記選択された閾値より
    も大きいときに、前記記録モードによって1走査で記録
    する際の単位時間当たりにおける記録ヘッドの負荷を減
    るべく、複数の記録走査で1走査分の記録を完成させ
    る記録工程とを備えることを特徴とする画像記録方法。
  24. 【請求項24】 前記複数の閾値は、記録モードごとの
    1走査で記録する際の単位時間当たりにおける記録ヘッ
    ドの負荷の違いを反映した閾値であることを特徴とする
    請求項23に記載の画像記録方法。
  25. 【請求項25】 前記記録モードは、画像記録の解像度
    のモードを含むことを特徴とする請求項23に記載の画
    像記録方法。
  26. 【請求項26】 前記解像度のモードは、低解像度と高
    解像度とのモードを含むことを特徴とする請求項25
    記載の画像記録方法。
  27. 【請求項27】 前記記録モードは、高品位の画像を形
    成する高品位モードを備えることを特徴とする請求項
    に記載の画像記録方法。
  28. 【請求項28】 前記記録モードは、高速に画像を形成
    する高速度モードを備えることを特徴とする請求項23
    に記載の画像記録方法。
  29. 【請求項29】 前記記録モードは、通常品位の画像を
    形成するノーマルモードを備えることを特徴とする請求
    23に記載の画像記録方法。
  30. 【請求項30】 複数の記録素子を有する記録ヘッドを
    記録媒体の搬送方向と異なる方向に順次走査することに
    より画像記録を行うと共に、種類の異なる複数の記録ヘ
    ッドを選択的に使用して画像記録を行う画像記録方法に
    おいて、 1走査で記録される記録領域よりも小さい領域の記録デ
    ューティを検出する検出工程と、 前記複数の記録ヘッドの種類に対応した異なる複数の閾
    値の中から、選択使用される記録ヘッドに応じた閾値を
    選択し、前記記録デューティが前記選択された閾値より
    も大きいときに、前記選択された記録ヘッドを用いて1
    走査で記録する単位時間当たりの負荷を減じるべく、複
    数の記録走査で1走査分の記録を完成させる記録工程と
    を備えることを特徴とする画像記録方法。
  31. 【請求項31】 前記複数の閾値は、記録ヘッドの種類
    ごとの1走査で記録する際の単位時間当たりにおける記
    録ヘッドの負荷の違いを反映した閾値であることを特徴
    とする請求項30に記載の画像記録方法。
  32. 【請求項32】 前記記録デューティは、前記1走査で
    記録される記録領域よりも小さい領域の記録データ数に
    対して実際に記録される記録データの数の割合いである
    ことを特徴とする請求項23もしくは30に記載の画像
    記録方法。
  33. 【請求項33】 前記記録デューティは、前記1走査で
    記録される記録領域よりも小さい領域の記録データの
    内、実際に記録される記録データの数であることを特徴
    とする請求項23もしくは30に記載の画像記録方法。
  34. 【請求項34】 前記検出工程は、前記1走査で記録さ
    れる記録領域よりも小さい領域の記録データをデコード
    して、前記記録データ中に含まれる実際に記録される記
    録データの数を出力するデコード工程を備えることを特
    徴とする請求項23もしくは30に記載の画像記録方
    法。
  35. 【請求項35】 前記検出工程は、前記1走査で記録さ
    れる記録領域よりも小さい領域よりさらに小さい領域の
    記録データをデコードして、前記さらに小さい領域の記
    録データ中に含まれる実際に記録される記録データの数
    を出力する第1のデコード工程と、前記第1のデコード
    工程から出力された前記さらに小さい領域の記録データ
    中に含まれる実際に記録される記録データの数を、前記
    1走査で記録される記録領域よりも小さい領域全体に渡
    って加算する加算工程とを備えることを特徴とする請求
    項請求項23もしくは30に記載の画像記録方法。
  36. 【請求項36】 前記記録ヘッドの種類は、ブラックを
    記録するモノクロヘッドと、カラーを記録するカラーヘ
    ッドを含むことを特徴とする請求項30に記載の画像記
    録方法。
  37. 【請求項37】 前記カラーヘッドは、カラーを記録す
    るイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色を出力
    するヘッドを含むことを特徴とする請求項36に記載の
    画像記録方法。
  38. 【請求項38】 前記カラーヘッドは、カラーを記録す
    るイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色を出力
    するヘッドを用いて、合成カラーを出力するカラーモー
    ドと、前記カラーヘッドのうちのブラックヘッドを用い
    てブラックを出力するブラックモードを有することを特
    徴とする請求項37に記載の画像記録方法。
  39. 【請求項39】 前記記録工程は、前記記録ヘッドの単
    位時間当たりの使用記録素子数を減ずることを特徴とす
    る請求項23もしくは30に記載の画像記録方法。
  40. 【請求項40】 前記記録工程は、前記検出結果と選択
    された前記閾値との比較に基づいて、前記記録ヘッドの
    所定の領域を選択して、前記複数回の記録走査によって
    1走査分の記録を完成させる手段であることを特徴とす
    る請求項23もしくは30に記載の画像記録方法。
  41. 【請求項41】 前記記録ヘッドは、同時に別の画素を
    記録できる複数のヘッドを有することを特徴とする請求
    40に記載の画像記録方法。
  42. 【請求項42】 前記複数のヘッドは、ブラック画素を
    記録することを特徴とする請求項41に記載の画像記録
    方法。
  43. 【請求項43】 前記複数のヘッドは、カラーを記録す
    るイエロー、シアンマゼンタ、ブラックの各色を出力す
    るヘッドを含むことを特徴とする請求項41に記載の画
    像記録方法。
  44. 【請求項44】 前記記録ヘッドの所定の領域は、前記
    記録ヘッドを構成する所定の複数のセグメント単位での
    領域であることを特徴とする請求項40に記載の画像記
    録方法。
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