JPH08251830A - バッテリ充電装置 - Google Patents

バッテリ充電装置

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JPH08251830A
JPH08251830A JP7048753A JP4875395A JPH08251830A JP H08251830 A JPH08251830 A JP H08251830A JP 7048753 A JP7048753 A JP 7048753A JP 4875395 A JP4875395 A JP 4875395A JP H08251830 A JPH08251830 A JP H08251830A
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/0013Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries acting upon several batteries simultaneously or sequentially

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】外部電源と電気・電子機器とを結ぶ電力線上に
直列的に接続可能なバッテリ充電装置であって、電気・
電子機器の電力消費状態を監視して電力消費状態に応じ
てバッテリの充電の開始・停止を制御する。 【効果】AC/DCアダプタ10と電気・電子機器との
間に直列に挿入でき、配線が簡単で、内蔵バッテリを補
うスペアのバッテリ30´を充電できる。電気・電子機
器の消費電力が少ない期間のみ充電を行なうのでシステ
ムのオペレーションに影響を与えない。この装置はAC
/DC変換用の回路を含まないので、小型軽量で携帯に
適している。また、これを装着したままスペアのバッテ
リ・パックを運搬すれば、嵩張らずバッテリの端子部分
は覆われて異物の接触から保護されるので、電極間のシ
ョート事故を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノートブック・コンピ
ュータなどの電気・電子機器に用いられる充電式バッテ
リのためのバッテリ充電装置に係り、特に、電気・電子
機器本体に内蔵されるバッテリ・パックと同じ規格のバ
ッテリ・パックを予備的に充電するためのバッテリ充電
装置に関する。更に詳しくは、本発明は、商用電源から
電気・電子機器に向かう電力線上に接続可能で、且つ、
バッテリ・パックに装着したまま運搬できバッテリの端
子どうしの短絡を防止できるバッテリ充電装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近の技術革新に伴い、室外での携帯的
・可搬的な使用を考量して小型且つ軽量に設計・製作さ
れた電気・電子機器が普及してきた。いわゆる「ノート
ブック・コンピュータ」(Notebook Computer:以下、
単に「PC」あるいは「システム」ともいう。)は良い
例である。このような携帯型の電気・電子機器は、外部
のAC電源(一般には商用電源)を利用できない場所で
も駆動できるように、複数個の電池セルを接続してパッ
ケージ化されたバッテリ(すなわち「バッテリ・パッ
ク」)を内蔵可能となっているのが一般的である。ま
た、バッテリ・セルには、再利用を考慮して、NiC
d,NiMH,Li−Ionなどのような充電式のもの
を用いることが多い。そして、バッテリ・パックの充電
は、専用のAC充電器によって行なう場合がある他、電
気・電子機器本体にDC充電器を内蔵しておいてバッテ
リ・パックを装着したまま行なう場合もある。
【0003】図11(a)には、一般的なノートブック・
コンピュータ100の電力供給系統を概略的に示してい
る。同図において、PC100は、外部電源からの交流
電圧を直流電圧に変換したAC/DCアダプタ10の出
力端子と、内蔵しているバッテリ・パック30の出力端
子とを並列的に入力して、いずれの電源によっても駆動
可能な構成となっている。そして、各電源10,30か
ら供給される直流電圧は、DC/DCコンバータ20に
おいて、システム100内の電気回路の駆動に適した電
圧レベルまで降下してから、システム負荷40内の各部
に対して分配されるようになっている。ここで、システ
ム負荷40とは、PC100の筐体内に配設されたシス
テム・ボード上の各電気回路(CPU、メイン・メモ
リ、周辺コントローラなど)や、ハード・ディスク・ド
ライブ等の各種I/O装置類を指す。なお、バッテリ3
0の充電は、システム負荷40の稼動状態に応じて電力
線上に挿入されたスイッチSWを開閉操作して、AC/
DCアダプタ10の余剰電力をバッテリ30の充電電流
として利用することによって行なうようになっている。
【0004】現在市販されているノートブック・コンピ
ュータに用いられているバッテリ・パックは、例えば8
個直列接続した電池セルを2つ並列して構成されてい
る。2並列8直列からなるバッテリ・パックをフル充電
した場合の容量は3.6AH程度であるが、これはノー
トブック・コンピュータのオペレーション時間に換算す
れば約2時間程度に過ぎない。したがって、ユーザによ
っては、1個のバッテリ・パックをPC100内に入れ
ておくだけでなく、同じ規格でできたバッテリ・パック
を予備品(すなわちスペア)として一緒に持ち歩くこと
もある。
【0005】ところで、ユーザがスペアのバッテリ・パ
ックを持ち歩く場合には、以下の2つの問題が発生する
ことが予想される。
【0006】(1) 第1の問題は、バッテリ・パックの電
極どうしのショートである。バッテリ・パックの多く
は、その筐体の1つの側面部に正極、負極を含む数種類
の出力端子を、外部に露出した状態で、ならべて配設し
てある。したがって、このようなバッテリ・パックを、
不用意に或は雑然と鞄の中に放り込んだ場合、ユーザが
持ち運んで揺らされているうちに、鞄の中の他の導電性
の異物(例えばクリップなど)が接触して正極と負極の
間を電気的に結び付けてしまい、その結果、無駄な電力
を浪費してしまったり、ひいては加熱して出火しかねな
い。バッテリ・パックをノートブック・コンピュータに
内蔵したまま運搬するのであれば、機器自体の電源をオ
フすることによって電極間の絶縁性は保たれる。しかし
ながら、バッテリ・パックを裸にして持ち運ぶ場合には
電極間のショートは比較的容易に起り得る。当業者であ
れば、バッテリの電極間のショート事故の可能性を、容
易に推察できるであろう。
【0007】(2) また、第2の問題点は、スペアのバッ
テリ・パックの充電操作である。スペアのバッテリ・パ
ックは、システム100が内蔵しているバッテリ・パッ
ク30の短寿命を補うためのものであり、常に満充電状
態(若しくは満充電に近い状態)に保っておくことが好
ましい。メインのバッテリ・パック30の場合、ノート
ブック・コンピュータ内部での充電制御によって、AC
/DCアダプタ10の余剰電力を充電に当てることがで
きる。すなわち、ユーザは、AC/DCアダプタ10を
ノートブック・コンピュータに差し込んでさえおけば、
システム100が勝手に内蔵バッテリ・パック30を充
電してくれるのである(周知)。これに対して、スペア
のバッテリ・パックの場合は、システム100本体とは
物理的に分離しているので、システム100に充電の面
倒を見てもらう訳にはいかない。専用の充電装置は既に
広く知られており、これを用いてスペアのバッテリ・パ
ックを充電することは技術的には可能である。しかしな
がら、PC本体、AC/DCアダプタ、及びスペアのバ
ッテリ・パック以外に、さらに充電装置を持ち運ばなけ
ればならないとなると、携帯性を売り物にするノートブ
ック・コンピュータの魅力を著しく損ないかねない。特
に、専用の充電装置は交流−直流変換用の回路(例えば
変圧用コイルや整流・平滑化回路など)を内蔵するのが
一般的であり、その分、寸法も比較的大きくなってしま
い、ユーザの鞄を肥大させてしまうことになる。また、
ユーザが出張先のホテルなどでノートブック・コンピュ
ータを使用する場合には、AC/DCアダプタ→PC本
体100(図11(a)参照)という配線以外に、図11
(b)に示すような別の配線が必要になってくる。このよ
うに2系統の配線を施すことは、ユーザにとって煩わし
い。また、スペアのバッテリ・パックを充電していると
いうことを、ユーザに自ずと意識させてしまうので、ス
マートとは言えない。AC/DCアダプタ→PC本体1
00という本来の電力供給系統の中にスペアのバッテリ
・パックの充電機構を埋め込んで1本化することが望ま
しいと言えよう。
【0008】要するに、スペアのバッテリ・パックを利
用する場合には、まず第1に、運搬時の安全(電極間の
絶縁など)を確保しなければならない。そして、第2
に、スペアのバッテリ・パックを充電するための電力供
給系統を確保しなければならないのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電気
・電子機器の駆動のために用いられる充電式バッテリの
ための優れたバッテリ充電装置を提供することにある。
【0010】本発明の更なる目的は、商用電源から電気
・電子機器に向かう電力線上に接続可能で、且つ、バッ
テリ・パックに装着したまま運搬でき、バッテリの電極
どうしの短絡を防止できるバッテリ充電装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面
は、外部電源と電気・電子機器とを結ぶ電力線上に直列
的に接続可能なバッテリ充電装置であって、前記電気・
電子機器の電力消費状態を監視して該電力消費状態に応
じてバッテリの充電の開始・停止を制御することを特徴
とするバッテリ充電装置である。
【0012】また、本発明の第2の側面は、AC/DC
アダプタが電気・電子機器に駆動電流を供給するための
電力線上に直列的に接続可能なバッテリ充電装置であっ
て、前記電気・電子機器の電力消費状態を監視して該電
力消費状態に応じてバッテリの充電を開始又は停止する
ことを特徴とするバッテリ充電装置である。
【0013】また、本発明の第3の側面は、外部電源と
電気・電子機器とを結ぶ電力線上に直列的に接続可能な
バッテリ充電装置であって、前記電気・電子機器の動作
モードを監視して該動作モードに応じてバッテリの充電
の開始・停止を制御することを特徴とするバッテリ充電
装置である。
【0014】また、本発明の第4の側面は、AC/DC
アダプタが電気・電子機器に駆動電流を供給するための
電力線上に直列的に接続可能なバッテリ充電装置であっ
て、前記電気・電子機器の動作モードを監視して該動作
モードに応じてバッテリの充電を開始又は停止すること
を特徴とするバッテリ充電装置である。
【0015】上記第3及び第4の側面に係るバッテリ充
電装置は、電気・電子機器がサスペンド(Suspen
d:詳細は後述)等の極めて消費電力が少ない動作モー
ドに遷移していたり、あるいはシステムの電源がオフさ
れて電力消費が全くない状態を利用して、スペアのバッ
テリを充電する訳である。
【0016】また、本発明の第5の側面は、AC/DC
アダプタが電気・電子機器に駆動電流を供給するため第
1の電力線上に直列的に接続可能なバッテリ充電装置で
あって、前記第1の電力線を接続・切離しするための第
1のスイッチと、前記第1の電力線に並列的に接続され
て前記駆動電流の少なくとも一部を充電電流としてバッ
テリに供給するための第2の電力線と、前記第2の電力
線を接続・切離しするための第2のスイッチと、前記第
1及び第2のスイッチの開閉動作を制御するための充電
コントローラと、を具備することを特徴とするバッテリ
充電装置である。
【0017】上記第5の側面に係るバッテリ充電装置に
おいて、充電コントローラは、第1及び第2のスイッチ
のいずれか一方のみを選択的に接続することによって、
電気・電子機器への電力供給、又はバッテリの充電のい
ずれかを選択するようになっている。
【0018】充電コントローラは、前記電気・電子機器
の電力消費状態若しくは動作モードを監視するととも
に、前記バッテリの電圧,電流,温度などの検出値から
その充電状態を計測することによって、第1及び第2の
スイッチの開閉動作を制御できる。すなわち、前記電気
・電子機器が通常のオペレーション・モードであるか又
は前記バッテリが満充電状態(若しくは満充電に近い状
態)の場合は、前記第1のスイッチを接続するとともに
前記第2のスイッチを切り離しすればよい。逆に、前記
電気・電子機器が低消費電力モード若しくは電源オフ状
態で且つ前記バッテリが満充電でない場合には前記第1
のスイッチを切り離すとともに前記第2のスイッチを接
続するようにすればよい。また、もし電気・電子機器が
バッテリとその充電器を内蔵している場合には、内蔵バ
ッテリの充電中も、前記第1のスイッチを接続するとと
もに前記第2のスイッチを切り離すようにすればよい。
要するに、本発明に係るバッテリ充電装置は、電気・電
子機器への電力供給を優先させるようになっている訳で
ある。
【0019】図1には、第5の側面に係るバッテリ充電
装置の構成を模式的に示してある。同図において、バッ
テリ充電装置50は、AC/DCアダプタ10とPC1
00とを結ぶ電力線L,L’の間に直列的に挿入されて
いる。充電装置50は、PC100に内蔵されているバ
ッテリ30とは同じ規格のスペア・バッテリ30’を装
着できる。充電装置50の内部は、バッテリ30’に電
力を供給するために電力線Lに並列接続された電力線l
と、電力線L,L’を接続・切離しするためのスイッチ
SW1と、電力線lを接続・切離しするためのスイッチ
SW2と、SW1,SW2の開閉動作を制御するための
充電コントローラ52とで構成される。充電コントロー
ラは、バッテリ30’の出力電流,出力電圧,バッテリ
・パックの内部温度などの物理量や、システム負荷40
の電力消費状態を監視することによって、適宜SW1,
SW2を選択的に接続するようになっている。
【0020】また、本発明の第6の側面は、AC/DC
アダプタが電気・電子機器に駆動電流を供給するための
第1の電力線上に直列的に接続可能なバッテリ充電装置
であって、前記第1の電力線に並列的に接続されて前記
駆動電流をバッテリに供給するための第2の電力線と、
前記第2の電力線を接続・切離しするためのスイッチ
と、前記第1の電力線上の電流・電圧と前記バッテリの
電流・電圧・温度などを監視することによって前記スイ
ッチの開閉動作を制御するための充電コントローラと、
を具備することを特徴とするバッテリ充電装置である。
【0021】前記充電コントローラは、前記第1の電力
線上の電流がバッテリの許容最低充電電流を下回るか、
前記第1の電力線から供給される電力が前記電気・電子
機器のオペレーションに必要な電力を下回るか、バッテ
リが満充電状態(若しくは満充電に近い状態)のいずれ
かに該当する間は前記スイッチを切り離し、それ以外の
期間にのみ前記スイッチを接続するようにすればよい。
この場合にも、第5の側面に係るバッテリ充電装置と同
様に、装着したスペア・バッテリの充電よりも、電気・
電子機器への電力供給の方を優先するようになってい
る。
【0022】しかして、本発明に係るバッテリ充電装置
は、AC/DCアダプタと電気・電子機器とを結ぶ電力
線の間に直列的に挿入できるので、ユーザにとって配線
が煩わしくない。また、AC電源から伸びた電源コード
の間にバッテリ充電装置を挿入しておくだけで、スペア
のバッテリを、ごく自然に充電することができる。
【0023】また、電気・電子機器の電力消費量が少な
い期間のみ充電を行なうので、システムのオペレーショ
ンに影響を与えることはない。
【0024】また、該バッテリ充電装置は交流−直流変
換用の回路を含んでいない。すなわち、変圧用のコイル
や整流・平滑化回路を含まずに済むので、従来のAC機
能付き専用充電器に比し小型軽量であり、携帯に適して
いる。
【0025】また、該バッテリ充電装置は、端子部分を
含むバッテリ・パックの表面の一部のみを被覆するよう
な構造に設計・製作することができる。この場合、該バ
ッテリ充電装置に装着したままの状態でスペアのバッテ
リ・パックを持ち運ぶようにすれば、鞄の中が嵩張らず
に済む上、バッテリの端子部分を保護して、異物の接触
による電極間のショート事故を好適に防止することがで
きる。
【0026】また、該バッテリ充電装置をAC/DCア
ダプタ〜電気・電子機器間の電力線に接続しているとき
であっても、バッテリを装着していない場合には、必ず
充電電流の供給を停止するようになっている。したがっ
て、該バッテリ充電装置のコネクタ部から漏電する心配
もない。
【0027】本発明に係る充電装置は、従来のACアダ
プタ機能付き急速充電器とも、電気・電子機器に内蔵さ
れて直流電圧を用いるDC急速充電器とも、構成及び機
能の点で大いに相違する。これら既存の充電器と区別す
るために、以下では、本発明に係るバッテリ充電装置を
トラベル・クィック・チャージャ(Travel Quick Charg
er)と呼ぶことにする。「トラベル」という言葉の引用
は、ユーザが出張(Business Trip)する際に、ノート
ブック・コンピュータと伴に携帯するのに便利である、
という開発の意図が込められていることを理解された
い。ユーザは、宿泊先のホテルの部屋でAC電源を用い
てノートブック・コンピュータを使用する場合には、A
C/DCアダプタ→トラベル・クィック・チャージャ→
ノートブック・コンピュータの順で直列的につなぐよう
にすればよい。また、次の目的地に移動する間は、トラ
ベル・クィック・チャージャに装着したままスペアのバ
ッテリ・パックを持ち運べばよい。
【0028】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づいたより
詳細な説明によって明らかになるであろう。
【0029】
【実施例】本発明の実施例を、便宜上、以下のように項
分けして説明することにする。 A.本発明の第1の実施例 A−1.トラベル・クィック・チャージャの外観 A−2.トラベル・クィック・チャージャのハードウェ
ア構成 A−3.トラベル・クィック・チャージャを利用可能な
コンピュータ A−4.トラベル・クィック・チャージャのオペレーシ
ョン A−5.応用例 B.本発明の第2の実施例 C.本発明の第3の実施例 C−1.トラベル・クィック・チャージャのハードウェ
ア構成 C−2.トラベル・クィック・チャージャのオペレーシ
ョン D.追補
【0030】A.本発明の第1の実施例 A−1.トラベル・クィック・チャージャの外観 図2は、本発明の実施例に係るトラベル・クィック・チ
ャージャ50の外観を示している。同図に示すように、
トラベル・クィック・チャージャ50は、一方の側面に
はAC/DCアダプタ10から伸びる電源コードLの端
子を受けるためのコネクタ部11を持つとともに、他方
の側面からはパーソナル・コンピュータ(PC)100
本体と連結するための電源コードL’が伸びて、コネク
タ部51にて連結している。電源コードL,L’の各端
子11,51は同じ規格でできているので、トラベル・
クィック・チャージャ50を使用しない場合には、パス
・スルーして、AC/DCアダプタ10をPC100に
直接差し込めるようになっている。なお、図2のトラベ
ル・クィック・チャージャ50は、PC100と連結す
るための電源コードL’と一体的に形成されているが、
電源コードL’を取外し可能な別体として設計・製作し
てもよい。取外し可能にした場合、トラベル・クィック
・チャージャ50のフットプリントを更に小さくできる
という利点がある。また、一体化した場合、電源コード
L’だけを紛失することがないという利点がある。
【0031】トラベル・クィック・チャージャ50本体
は、略直方体をなし、正面部にはバッテリ・パック3
0’を受け入れるための開口部を備えている。トラベル
・クィック・チャージャ50に装着可能なバッテリ・パ
ック30'は、PC100本体に内蔵されるバッテリ・
パック30と同一の規格でできており、バッテリ・パッ
ク30の充電容量を補うための2次的なもの、すなわち
スペアとしての性格をもつ。開口部の底面部分には、バ
ッテリ・パック30’の正極側端子,負極側端子、及び
温度検出用の制御用端子(後述)と接続可能なコネクタ
部31(図2には示していない)が配設されている。ト
ラベル・クィック・チャージャ50の筐体内部には、A
C/DCアダプタ10の出力電流をPC100の駆動又
はバッテリ・パック30’の充電の各々に適切に割り振
る制御を行なうための各種回路を含んでいる(詳細は後
述する)。但し、図2に示すように、AC/DCアダプ
タ10(すなわち交流電圧を直流電圧に変換する回路)
とは別体で形成されている。なお、トラベル・クイック
・チャージャ50筐体の上面部には、2個のLED59
a,59bが配設されている。59aはトラベル・クィ
ック・チャージャ50に(AC/DCアダプタ10か
ら)電流が供給されていることを表示するためのもので
あり、59bは充電状況を発光色やブリンク(点滅)な
どによって表示するためのものである。
【0032】トラベル・クィック・チャージャ50は、
交流−直流変換用の回路(例えば変圧用のコイルや整流
・平滑化回路など)を含んでいない。したがって、その
分だけ容積が少なく、小型に形成できる。また、両側面
部に接続されている電源コードL,L’を取り外せば、
トラベル・クィック・チャージャ50のフットプリント
はさらに小さくなる。したがって、持ち運ぶ際には、バ
ッテリ・パック30’を装着した状態のトラベル・クィ
ック・チャージャ50は、比較的小型で単純な直方体な
ので、ユーザの鞄の中で嵩張ることはない。また、トラ
ベル・クィック・チャージャ50はバッテリ・パック3
0’の端子部分を含む一部の表面を被覆していることに
なる。したがって、運搬の際にユーザの鞄の中で揺れ動
いて導電性の異物(例えばクリップ)と接触することが
あっても、バッテリ・パック30’の電極間の短絡事故
を防ぐことができる。
【0033】また、ユーザが出張先のホテルなどでAC
電源を用いてPC100を使用する場合には、AC/D
Cアダプタ10とPC100とを結ぶ電力線L,L’の
間にトラベル・クィック・チャージャ50を直列的に挿
入しておけば、本体に内蔵されたバッテリ・パック30
以外にも、2次的なバッテリ30’を充電しておくこと
ができる。トラベル・クィック・チャージャ50の直列
的な接続は、配線構造が簡潔であること、電源コードが
絡み合いにくいこと、PC100を使用中にユーザが意
識しなくて済むこと、などの利点がある。
【0034】そして、翌日、ユーザがAC電源の届かな
い場所に出向いて、長時間(すなわちバッテリ・パック
1個分の寿命以上)PC100を使用する場合であって
も、本体に内蔵したバッテリ・パック30以外にスペア
のバッテリ・パック30’も利用できる訳である。
【0035】A−2.トラベル・クィック・チャージャ
のハードウェア構成 図3には、第1の実施例に係るトラベル・クィック・チ
ャージャ50の内部回路の概観構成を、AC/DCアダ
プタ10、PC本体100、及び装着したバッテリ・パ
ック30’とともに示している。
【0036】バッテリ・パック30’は、PC100に
内蔵されるバッテリ30とは同一の構成であり、バッテ
リ・セル部32と、サーミスタThを含んでいる。バッ
テリ・セル部32は、実際に電荷を蓄積するための構成
要素であり、通常1パックの中には複数個のバッテリ・
セルが含まれている。また、サーミスタThは、温度に
よってその電気抵抗が変化する電気素子であり、バッテ
リ・パック30’の内部温度を検出するために設けられ
ている(後述)。バッテリ・パック30’は、端子31
a,b,c,dを備えており、これらの端子を介してト
リップ・チャージ50の対応コネクタ部と着脱可能に接
続できるようになっている。31a,31bは、それぞ
れバッテリ・セル部32の正極側端子及び負極側端子に
相当する。また、31cは、サーミスタThの一端であ
る。また、31dは、バッテリ・パック30’の装着を
検出するための端子である。端子31cと31dの他端
はともに、負極側端子31bと結合しており、トラベル
・クィック・チャージャ50に装着した際にはGNDに
接地されるようになっている。
【0037】トラベル・クィック・チャージャ50は、
電源コードL及びL’によってAC/DCアダプタ10
とPC100の間に直列的に接続され、AC/DCアダ
プタ10とはコネクタ部11で、PC100とはコネク
タ部51で、それぞれ着脱可能となっている。各電源コ
ードL,L’は、2本の電力線61,62と1本の制御
信号線63とからなる。
【0038】電力線61は、AC/DCアダプタ10の
出力電流をPC100の駆動電流として供給するための
もので、AC/DCアダプタ10の正極側端子11aか
ら出て、スイッチSW1及び逆流防止用のダイオード6
4を介してPC100内のDC/DCコンバータ20に
入れられている。また、電力線61は、点Pにて分岐し
て電力線61’となっている。電力線61’は、バッテ
リ・セル部32に充電電流を供給するためのもので、ス
イッチSW2及び逆流防止用ダイオード56を介してバ
ッテリ・セル部32の正極側端子31aに入れられてい
る。スイッチSW1,SW2は、AC/DCアダプタの
出力電流をPC100の駆動電流又はバッテリ・セル部
32への充電電流のいずれかとして用いるために、電力
線61,61’の一方のみを選択的に接続するための素
子である。SW1,SW2の開閉動作は充電コントロー
ラ52によって制御される(後述)。本実施例では、S
W1,SW2はともにMOS FETスイッチでできて
いるが、これと等価な動作をする素子(例えばバイポー
ラ・トランジスタ)であってもよい。
【0039】また、電力線62は、PC100内におい
てGNDに接地され、AC/DCアダプタ10の負極側
端子11bに入れられているとともに、点Qにて分岐し
て電力線62’となり、バッテリ・パック30'の負極
側端子31bにも入れられている。
【0040】また、制御信号線63及び63'は、シス
テム負荷40の動作モードの遷移(例えばシステム10
0が「サスペンド」などの低消費電力モードへの遷移)
を検出するためのものである(後述)。
【0041】トラベル・クィック・チャージャ50は、
その内部に、充電コントローラ52と、スイッチSW
1,SW2(前述)と、レギュレータ回路53と、バッ
テリ・セル部32の出力電流を検出するための電気抵抗
1及び差動アンプ54と、バッテリ・パック30’の
内部温度を検出するための電気抵抗R2と、バッテリ・
セル部32の出力端子電圧を検出するための電気抵抗R
3,R4と、バッテリ・パック30’の装着の有無を検出
するためのR5と、電力線61の電圧レベルを検出する
ための電気抵抗R6,R7とを含んでいる。
【0042】抵抗体R1は、20mΩ程度の電力消費の
少ない抵抗体であり、バッテリ・セル部32の負極側端
子に直列的に挿入されて、電流相当の電圧を降下させる
ようになっている。差動アンプ54は、抵抗R1の両端
を非反転側,反転側の各入力端子に入れており、R1
おける降下電圧を増幅して出力するようになっている。
充電コントローラ52は、アナログ−デジタル変換器
(以下、AD変換器という)を備えており(図示しな
い)、差動アンプ54のアナログ出力を入力端子AD1
に入れるとともにデジタル化して、バッテリ・パック3
0’の電流データとして取り込むようになっている。
【0043】直列接続されたR3とR4は、バッテリ・パ
ック30’の出力端子電圧を分圧して取り出すためのも
のであり、その一端はバッテリ・セル部32の負極側端
子(すなわちGND)に結合しているとともに、その他
端はバッテリ・セル部32の正極側端子に結合してい
る。すなわち、点Qの電圧レベルはバッテリ・パック3
0’の出力電圧に応じている訳である。充電コントロー
ラ52は、AD変換器を備えており(図示しない)、点
Qを入力端子AD2に入れるとともに、これをデジタル
化して、電圧データとして取り込むようになっている。
【0044】抵抗体R2は、その一端は端子31cを介
してサーミスタThと直列的に接続しているとともに、
他端はレギュレータ回路53(後述)が出力する電源電
圧VDDによってプル・アップされている。サーミスタT
hの抵抗値はバッテリ・セル部32の内部温度に応じて
変化し、これに伴ってThとR2とで分圧される点Sの
電位も変動する。充電コントローラ52は、AD変換器
を備えており(図示しない)、点Sを入力端子AD3に
入れるとともにこれをデジタル化して、温度データとし
て取り込むようになっている。
【0045】抵抗体R5は、その一端は端子31dと結
合しているとともに、他端はレギュレータ回路53(後
述)が出力する電源電圧VDDによってプル・アップされ
ている。端子31dはバッテリ・パック30'内では、
パッテリ・セル部32の負極側端子と結合しているの
で、バッテリ・パック30'をトラベル・クィック・チ
ャージャ50に装着すると端子31dは接地されるよう
になっている。したがって、端子31dの電圧レベル
は、バッテリ・パック30'装着時には、バッテリ・パ
ック30'内でプル・ダウンされてロー・レベルになる
が、バッテリ・パック30'を取り外している間は、電
源電圧VDDでプル・アップされてハイ・レベルになるこ
とになる。充電コントローラ52は、端子31dを点X
で分岐して入力端子BATに入れることによって、バッ
テリ・パック30'の装着の有無を検出できるようにな
っている。但し、サーミスタThの一端を入れている端
子31cも、バッテリ・パック30'の装着の有無によ
ってその電圧レベルが変わるので、端子31cをバッテ
リ・パック30'検出のために兼用することができる。
この場合、端子31dを配設する必要は必ずしもない。
【0046】直列接続された抵抗体R6とR7は、電力線
61上の電圧レベルを分圧して取り出すためのものであ
り、電力線61上の点Uと電力線62'上の点Yの間に
挿入されている。充電コントローラ52は、AD変換器
を備えており(図示しない)、両抵抗の中間点Zを入力
端子AD4に入れるとともに、これをデジタル化して取
り込んでいる。電力線61の電圧レベルは、PC100
が内蔵バッテリ・パック30を充電中かによって大きく
異なる。何故ならば、AC/DCアダプタの出力端子電
圧は、パッテリ・パック30を充電していない間は、バ
ッテリ・パック30の出力端子電圧よりも充分高い定電
圧(例えば20V)になるが、充電中は、バッテリ・パ
ック30の出力端子にショートして比較的低い電圧(例
えば10V)になるからである。したがって、充電コン
トローラ52は、点Zの電圧データを監視することによ
って、PC100が内蔵バッテリ・パック30を充電中
か否かを判断できるようになっている。
【0047】レギュレータ回路53は、充電コントロー
ラ52に駆動電圧を安定的に供給するための回路であ
り、電力線61上の点TにてAC/DCアダプタ10か
らの供給電流の一部を受けるとともに、その出力を充電
コントローラ52の給電端子VDDに入れている。また、
充電コントローラ52は、電力線62’を接地端子GN
Dに入れている。
【0048】充電コントローラ52は、演算を実行する
プロセッサと、該プロセッサが作業領域として用いるた
めのRAMと、プログラムを格納するためのROMと、
AD変換器(前述)などを含んでいる。
【0049】充電コントローラ52は、入力端子として
AD1,AD2,AD3,AD4,BAT,及びDin
持っている。入力端子AD1,AD2,AD3は、バッ
テリ・パック30’の電流データ,電圧データ,温度デ
ータの各々を受け取るためのものであり(前述)、これ
らの入力データによってバッテリ・パック30’の充電
終了時期を検出できるようになっている(後述)。ま
た、入力端子AD4は、電力線61の電圧レベルを検出
するためのものであり、この入力によってPC100内
で内蔵バッテリ・パック30を充電中かどうかを判別で
きるようになっている(前述)。また、入力端子BAT
は、バッテリ・パック30'の装着の有無を検出するた
めのものである(前述)。また、入力端子Dinは、PC
100から制御信号線63を受け取るためのものであ
る。PC100は、電源オフ又は低消費電力モードの間
は制御信号63をOPEN状態にし、通常のオペレーシ
ョン中は制御信号63をGNDに接地するようになって
いる(後述)。したがって、充電コントローラ52は、
内部でDinを駆動電圧VDDでプル・アップしており、そ
の信号のロー/ハイ・レベルに応じてPC100の動作
モードを検出できるようになっている。
【0050】また、充電コントローラ52は、出力端子
としてS1,S2,Doutを持っている。出力端子S
1,S2は、FETスイッチSW1,SW2の開閉動作
を制御するためのもので、各FETのゲート端子に入れ
られている。そして、充電コントローラ52は、システ
ム100の電力消費状態(若しくは動作モード)と、バ
ッテリ・パック30’の充電状態とから総合的に判断し
て、SW1及びSW2の開閉操作することによって、P
C100への駆動電流の供給又はバッテリ・パック3
0’への充電電流の供給/遮断を制御できるようになっ
ている(詳細はA−4項参照)。また、充電コントロー
ラ52は、端子BATからの入力データにより、バッテ
リ・パック30'が装着されていないことを検出する
と、SW2を必ずオフするようになっている。これによ
って、PC100への供給電流が端子31aから漏電し
たり、異物の接触等で電極どうしがショートするのを確
実に防止できる。また、出力端子Doutは、入力Din
等価な信号(すなわちOPEN若しくはGND)を作り
出して、制御信号63'を介してAC/DCアダプタ1
0にパス・スルーするためのものである。但し、使用す
るAC/DCアダプタ10がPC100の動作モードに
関する情報を必要としない場合には、Doutを出力する
必要はない(後述)。
【0051】なお、充電コントローラ52は、バッテリ
・パック30’を充電中か、又は充電終了かを、LED
59a,bに表示するようになっている(前述)。但
し、動作状態などをLED59に表示すること自体は周
知であり、また、本発明の要旨とは関連がないので詳細
な説明は省略する。
【0052】A−3.トラベル・クィック・チャージャ
を利用可能なシステム環境
【0053】A−3−1.コンピュータ 図4には、前項A−2で記述したトラベル・クィック・
チャージャ50を利用可能なコンピュータ100のハー
ドウェア構成を、図3よりも詳細に示している。同図に
おいて、PC100は、電源コードL,L’によってA
C/DCアダプタ10と接続している。同図中、電源コ
ードLとL’とは断線A−A’及びB−B’によって中
断しているが、必要に応じてA−A’〜B−B’間にト
ラベル・クィック・チャージャ50を挿入したり、ある
いは短絡できる、ということは、当業者であれば理解で
きるであろう。PC100は、逆流防止ダイオード64
を介して電力線61をDC/DCコンバータ20に入れ
ており、AC/DCアダプタ10又はバッテリ30から
の供給電流によって駆動する(周知)。
【0054】PC100内では、メイン・プロセッサ
(CPU)72が、オペレーティング・システム(O
S)の制御下で、アプリケーション・プログラムを実行
する。メイン・プロセッサ72は、アドレス信号、デー
タ信号、制御信号などからなる共通信号伝送路(バス)
71を介して各部と連絡している。以下、各部について
説明しておく。
【0055】メイン・メモリ73は、各プログラムをロ
ードするとともに、メイン・プロセッサ72が作業領域
として用いるための揮発性メモリ(RAM)である。R
OM74は、始動時のプログラム(POST)やハード
ウェア制御プログラム(BIOS)などをコード化して
永久的に格納するための不揮発性メモリである。DMA
コントローラ75は、メイン・プロセッサ72の介在な
しにメイン・メモリ73と周辺装置との間でデータ転送
を行なうための専用プロセッサである。割込みコントロ
ーラ76は、バス71を常時監視して、ソフトウェア割
込みが発生すると、これをメイン・プロセッサ72に通
知するためのプロセッサである。ビデオ・コントローラ
77はメイン・プロセッサ72からの描画命令を処理す
るためのプロセッサであり、VRAM78は処理中の描
画情報を一時記憶するためのメモリであり、LCD(液
晶表示装置)79はVRAM78の内容に従って表示す
るための装置である。オーディオ・コントローラ80は
音声信号の入出力を処理するためのプロセッサであり、
例えばアンプ81で音声信号を増幅し、スピーカ82か
ら音声出力できる。HDD83やFDD85は補助記憶
装置である。FDC84はFDD85駆動用のコントロ
ーラである。I/Oコントローラ86は、シリアル・ポ
ート87,パラレル・ポート88を介してデータのシリ
アル入出力,パラレル入出力を行なうためのコントロー
ラである。また、システム100は、ユーザが入力する
ためのキーボード90,マウス91を含んでいる。92
は、システム100全体の電源を投入するための電源ス
イッチである。93は、LCDと一体的に形成された蓋
体の開閉動作を電気信号として検出するためのスイッチ
である。
【0056】参照番号71乃至88、及び90乃至93
に示すブロックは、パーソナル・コンピュータが一般的
に備える周知のものである。また、コンピュータを構成
するためには、他の周知のハードウェア構成要素やイン
ターフェース回路が必要であるが、本明細書では説明の
便宜上省略している点を、当業者であれば理解できるで
あろう。
【0057】第1の実施例に供されるPC100は、低
消費電力化(Power Management)機能
を備えている。低消費電力化機能とは、システム負荷4
0中の各部への給電を適宜遮断することによって消費電
力を抑える機能のことであり、現在、日本アイ・ビー・
エム(株)が市販するパーソナル・コンピュータを始
め、多くの携帯型電気・電子機器に採り入れられてい
る。低消費電力モードの最たる例は、「サスペンド(S
uspend)」である。ここで、サスペンドとは、逐
語的にはアプリケーション実行の中断のことであり、よ
り具体的には、アプリケーション・プログラムの実行中
に、所定の事象*が発生した場合に、同一時点でのアプ
リケーションの実行の再開(Resume)に必要なデ
ータ**をメイン・メモリにセーブした後、メイン・メモ
リ以外のほとんど全ての回路への電力供給を停止させる
ことをいう。
【0058】第1の実施例に供されるPC100は、こ
のような低消費電力化機能を好適に実現するために、上
述したハードウェア構成要素以外に、さらに電力管理プ
ロセッサ89を備えている。電力管理プロセッサ89
は、システム負荷40への電力供給の管理、及びシステ
ム100の動作モードの遷移に関してメイン・プロセッ
サ72をサポートするようになっている。
【0059】電力管理プロセッサ89の1つの機能は、
内蔵バッテリ・パック30から電流,電圧,温度等のデ
ータを入力して、その充電状態や放電状態を監視して、
FETスイッチ95を開閉操作することによって、内蔵
バッテリ30の充電を制御することである。
【0060】また、電力管理プロセッサ89の他の機能
は、サスペンド・モードに遷移すべき所定の事象*が発
生すると、メイン・プロセッサ72に通知することであ
る。すなわち、電源管理プロセッサ89は、キーボード
90の入力マトリックス、マウス91の座標指示、ノー
トブック・コンピュータの蓋体(LID)93、バッテ
リ30の電圧を監視して、所定の事象*が発生したこと
を検知すると、バス71上にソフトウェア割込みを起こ
すようになっている。割込みコントローラ76は、ソフ
トウェア割り込みを検出すると、メイン・プロセッサ7
2に通知する。メイン・プロセッサ72は、ソフトウェ
ア割り込みの原因が電力管理プロセッサ89であること
を知ると、アプリケーションの実行を中断するとともに
その再開に必要なデータ**をメイン・メモリ73にセー
ブした後、電力管理プロセッサ89に対してメイン・メ
モリ73以外の電源を遮断する旨の命令を送る。そし
て、電力管理プロセッサ89は、FETスイッチ94を
開いてDC/DCコンバータ20からの電力供給を停止
することによって、メイン・メモリ73以外の電源を遮
断する。これような一連の動作によって、PC100は
サスペンド・モードに遷移できる。
【0061】電力管理プロセッサ89は、電源オフやサ
スペンド・モードの間(すなわち電力が供給されていな
い状態)では制御信号63をOPEN状態にし、他方、
通常のオペレーションを行なっている間には制御信号子
63をGNDに接地するようになっている。前述した充
電コントローラ52は、制御信号端子63を入力して内
部でプル・アップしている(図示しない)。したがっ
て、PC100がオペレーション中には入力Dinがロー
・レベルになり、逆に、電源オフ又はサスペンド中では
inがハイ・レベルになるので、充電コントローラ52
はPC100の動作モードを監視できる訳である(前
述)。
【0062】なお、サスペンド・モードへの遷移及びサ
スペンド・モードからの復帰を行なうための一連の処理
プログラムは、例えばROM74内にコード化されて格
納されている。
【0063】サスペンド機能や電力管理プロセッサ自体
は、既に周知である(例えば、本出願人が譲受している
特願平04−54955号明細書(当社整理番号JA9
−92−004)や特願平04−246338号明細書
(当社整理番号JA9−92−029)にはこのような
電力管理プロセッサについて記載され、また、日本アイ
・ビー・エム(株)が市販するノートブック・コンピュ
ータ「ThinkPad 700C」には電力管理プロ
セッサ89と等価なコントロール・チップが含まれてい
る)。要するに、第1の実施例に係るトラベル・クィッ
ク・チャージャ50を適用可能なPC100のハードウ
ェア構成自体は新規ではない。
【0064】但し、特に留意されたいのは、PC100
が、 (1) 所定の事象が発生すると、低消費電力モードに遷移
する (2) 低消費電力モードに遷移した旨を告げるための信号
を外部に出力できるという2点を備えていることが、第
1の実施例に係るトラベル・クィック・チャージャ50
を適用するための前提となる、ということである。
【0065】*:システム100がサスペンド・モード
に遷移するための所定の事象とは、例えば、所定時間以
上ユーザからの入力動作がない、ホット・キー(若しく
は所定のキーの組合せ)が入力された、ノートブック・
コンピュータの蓋体(LID)93が閉じられた、また
はバッテリ30で駆動している最中にバッテリ30の電
圧が所定値以下に低下した、などである。 **:サスペンド・モードからアプリケーションの実行
を再開するために必要なデータとは、例えば、VRAM
の内容や、I/Oの設定状況、CPUの状態などであ
る。なお、サスペンド・モードから復帰してアプリケー
ションの実行を再開する動作のことを「レジューム(Re
sume)」という。
【0066】A−3−2.AC/DCアダプタ 一方、AC/DCアダプタ10は、外部の交流電圧を直
流電圧に変換して供給するためのものであり、例えば、
CV−CW−CCという出力特性を持っている。ここ
で、CVとは、定電圧出力(Constant Vol
tage)のことであり、CWとは定電力出力(Con
stant Wattage)のことであり、CCとは
定電流出力(Constant Current)のこ
とである。図5には、AC/DCアダプタ10の端子1
1aにおける出力(I−V)特性を例示している。
【0067】例えばPC100が内蔵バッテリ・パック
30を充電していない間は、AC/DCアダプタ10
は、比較的高電圧のCV領域にて動作し、且つ、システ
ム負荷40への供給費電力に応じて出力電流Iを変動さ
せるようになっている。また、内蔵バッテリ・パック3
0を充電しているときは、バッテリ・パック30の端子
電圧のために端子11aも低く抑えられる。そして、伝
統的にバッテリの充電は定電流で行うようになっている
ことから、充電中、AC/DCアダプタ10はCC領域
にて動作し、内蔵バッテリ・パック30の充電過程が進
み端子電圧が上昇するのに応じて出力電圧Vを変動させ
るようになっている。
【0068】図5に示すように、本例のAC/DCアダ
プタ10は、2種類のCW及びCC領域、すなわち、モ
ードIとモードIIとをサポートしている。モードIは
電源オフ時又はサスペンド時にバッテリ30を充電する
ためのモードであり、バッテリ30を過充電電流から保
護するために、比較的低い電流値(CC1)にてCC動
作するようになっている。また、モードIIはPC10
0がオペレーション中にバッテリ30を充電するための
モードであり、システム負荷40に充分な電力を供給し
た上で余剰電力をバッテリ30の充電にまわすために、
比較的高い電流値(CC2)にてCC動作するようにな
っている。そして、AC/DCアダプタ10は、端子1
1cから制御信号線63'を受け取ることによって、モ
ードI,モードIIのいずれで動作するかを決定できる
ようになっている。
【0069】上述したAC/DCアダプタ10は、既に
公知なので(例えば、本出願人に譲受されている特願平
04−246338号明細書(当社整理番号JA9−9
2−029)には同様のAC/DCアダプタが開示さ
れ、また、日本アイ・ビー・エム(株)が市販する「T
hinkPad 700C」には同様のAC/DCアダ
プタが利用に供されている)、ここでは内部回路等の詳
細な説明はしない。但し、上述したAC/DCアダプタ
10は、トラベル・クィック・チャージャ50に適用可
能なものの一例に過ぎず、これに限定されるものではな
い。
【0070】また、AC/DCアダプタは、上述したよ
うな2つの出力モードをサポートしていなくても、第1
の実施例に係るトラベル・クィック・チャージャ50に
適用可能である(この場合は制御信号線63は利用され
ないだけである)。要するに、AC/DCアダプタは、
CVCCやCVCWなどのバッテリを充電するための出
力特性を持つものであれば、トラベル・クィック・チャ
ージャ50に適用可能なことは、当業者であれば理解で
きるであろう。
【0071】A−4.トラベル・クィック・チャージャ
のオペレーション 前項までで、第1の実施例に係るトラベル・クィック・
チャージャ50及びこれを適用するPC100,AC/
DCアダプタ10の構成について説明してきたので、本
項では、トラベル・クィック・チャージャ50の動作に
ついて説明する。図6には、トラベル・クィック・チャ
ージャ50によるバッテリ30’の充電制御オペレーシ
ョンを、フローチャート化して示している。以下、各ス
テップについて詳細に説明する。
【0072】まず、ステップS8では、SW1をオンす
るとともにSW2をオフしておく。これがトラベル・ク
ィック・チャージャ50の初期状態と把握されたい。な
ぜなら、バッテリ・パック30'未装着時に、端子31
aからの漏電を防止できるからである。
【0073】次いで、ステップS10では、トラベル・
クィック・チャージャ50がバッテリ・パック30'を
装着しているか否かを判別する。この判別は、充電コン
トローラ52が端子BATからの入力を調べることによ
って可能である(前述)。もしこの判別ブロックの結果
が肯定的であれば、分岐Yesを経て次ステップS12
に進む。逆に、結果が否定的であれば、分岐Noを経て
ステップS8に戻り、状況が変わるまで待機する。
【0074】次いで、ステップS12では、PC100
で内蔵バッテリ・パック30を充電中かどうかを判別す
る。この判別は、充電コントローラ52が端子AD4か
らの入力を調べることによって可能である(前述)。も
しこの判別ブロックの結果が否定的であれば、分岐No
を経て次ステップS14に進む。逆に、結果が肯定的で
あれば、分岐Yesを経てステップS8に戻り、状況が
変わるまで待機する。
【0075】次いで、ステップS14では、PC100
が通常のオペレーション中か又はサスペンド・モードや
電源オフ状態かを判別する。この判別は、充電コントロ
ーラ52が電力管理プロセッサ89が出力する制御信号
63を調べることによって可能である(前述)。もし通
常のオペレーション中(制御信号63がGND状態)で
あれば、分岐Yesを経てステップS8に戻り、状況が
変わるまで待機する。サスペンド・モードや電源オフ状
態(制御信号63がOPEN状態)であれば、分岐No
を経て次ステップS16に進む。
【0076】判別ブロックS14での結果Noは、PC
100は電力の供給を要求しておらず、したがって、A
C/DCアダプタ10の出力をスペアのバッテリ・パッ
ク30'の充電に利用可能なことを意味する。そこで、
ステップS16では、充電コントローラ52は、SW1
をオフするとともにSW2をオンする。
【0077】次いで、ステップS18では、バッテリ・
パック30'の満充電***(若しくは満充電に近い状態)
かどうかを判別する。満充電かどうかの判別は、充電コ
ントローラ52が、AD1から入力した電流データや、
AD2から入力した電圧データ、AD3から入力した温
度データなどに基づいて行う。もし満充電(若しくは満
充電に近い状態)であれば、分岐Noを経て次ステップ
20に進む。また、満充電でなければ、SW1,SW2
の状態を維持して充電を継続するとともに、ステップS
10に戻り、他の判別ブロックS10,S12,S14
における状態が変化していないかどうかも同時に監視す
る。そして、各判別ブロックの結果に変化があれば(例
えば、システム100がオペレーションを再開したと
か、充電の途中でバッテリ・パック30'が抜かれたと
か)、ステップS8に戻ってSW2をオフし、充電を中
断する。
【0078】ステップS20は、充電制御オペレーショ
ンの終了処理に該当する。すなわち、SW1をオンする
とともにSW2をオフに戻して、一連の処理フローを終
了する。
【0079】なお、このような充電制御オペレーション
は、実際には、充電コントローラ52が、自己が内蔵す
るプログラムに従って実行する、と考えられたい。
【0080】***:充電終了の条件は、バッテリ・セ
ルの種類によって相違する。例えば、NiMHバッテリ
であれば、バッテリ・セル32の内部温度Tが所定値以
上(例えば60℃以上)になったか或は上昇温度ΔTが
所定値以上(例えば25℃以上)になったことによって
充電の終了時期を検出できる。また、NiCdバッテリ
であれば、電圧が単調的に上昇した後に若干低下したと
きに充電から完了したと判断できる。各バッテリについ
ての充電時期の検出方法自体は周知であり、要は、充電
コントローラ52がバッテリ・セルの種類に応じて最適
な検出方法を採用すればよい、ということを当業者であ
れば理解できよう。
【0081】A−5.応用例 図7は、図3の応用例を示した図である。
【0082】図1及び図3では、トラベル・クィック・
チャージャ50を1個しか挿入していないが、複数個直
列接続させても動作可能であることを、当業者であれば
理解できるであろう。したがって、ユーザは自分の必要
とするスペアのバッテリ・パックの個数に応じてトラベ
ル・クィック・チャージャを増設できる訳である。
【0083】B.本発明の第2の実施例 次に、A項で説明したバッテリ・パックとは規格が異な
るバッテリ・パックを適用可能な第2の実施例について
説明する。以下の説明で、第2の実施例では、バッテリ
の残存容量等を自ら計測して、バッテリの充電終了時期
を外部に通知できるという、いわゆる「インテリジェン
ト・バッテリ」(Intelligent Battery)を使用してい
る、ということを理解されたい。
【0084】図8には、本発明の第2の実施例に係るト
ラベル・クィック・チャージャ50の内部回路の概観構
成を、AC/DCアダプタ10,PC本体100,及び
装着したバッテリ・パック30’とともに示している。
【0085】バッテリ・パック30’は、PC本体10
0に内蔵されるバッテリ30とは同一の構成であり、電
荷を蓄積するためのバッテリ・セル部32の他に、バッ
テリ・セル部32の出力電流を検出するための電気抵抗
1及び差動アンプ34と、バッテリ・パック30’の
内部温度を検出するためのサーミスタTh及び電気抵抗
2と、バッテリ・セル部32の出力端子電圧を検出す
るための電気抵抗R3及びR4と、バッテリ・セル部32
の残存容量を計測するための容量コントローラ("Fu
el Gauge"ともいう)33と、容量コントロー
ラ33に安定化電源を供給するためのレギュレータ回路
35とを含んでいる。バッテリ・セル部32の電流,電
圧,及び温度を検出するための各素子(差動アンプ3
4,抵抗体R1,R2,R3,R4)の接続関係は、図3の
対応部分と略同一である。容量コントローラ33は、バ
ッテリ・セル部32の出力端子電圧をレギュレータ回路
35によって安定化させて給電端子VCCに入れるととも
に、GND端子にはバッテリ・セル部32の負極側端子
を入れている。また、容量コントローラ33は、AD変
換器を備えており(図示しない)、差動アンプ34の出
力,点Q,点Sをデジタル化して、それぞれ電流デー
タ,電圧データ,温度データとして取り込んでいる。そ
して、容量コントローラ33は、第1の実施例の充電コ
ントローラ52と同じ要領で(例えばA−4のステップ
S18の説明箇所で詳解)、バッテリ・セル部32の充
電終了時期を検出して、出力端子Cから該検出結果をシ
リアル・データとして出力するようになっている。
【0086】バッテリ・パック30'は、4つの端子3
1a,31b,31c,31dを出力している。このう
ち、31aは正極側端子、31bは負極側端子、31d
はバッテリ装着検出用の端子であり、第1の実施例と略
同一である。31cは、容量コントローラ33の端子C
をトラベル・クィック・チャージャ50側に送出するた
めのものである。
【0087】第2の実施例に係るトラベル・クィック・
チャージャ50が第1の実施例のそれと相違する点は、
バッテリ・パック30'の電流データ,電圧データ,温
度データといった生のデータを取り込んでいない点、及
び、バッテリ・セル部32の充電終了時期を自分では検
出しない点である。本例のトラベル・クィック・チャー
ジャ50は、容量コントローラ33の出力Cによる充電
終了の通知を鵜呑みにしてスイッチSW1,SW2を開
閉制御するようになっているのである。
【0088】PC100及びAC/DCアダプタ10
は、A−3項で説明したのと同様のものであれば第2の
実施例に適用可能である。
【0089】第2の実施例に係るトラベル・クィック・
チャージャ50による充電制御オペレーションは、図6
に示すものと同様のフローチャートに従って実現でき
る。但し、ステップS18における充電終了時期の判断
は、もっぱらバッテリ・パック30'内の容量コントロ
ーラ33からの出力Cに頼っている。
【0090】第2の実施例に係るトラベル・クィック・
チャージャ50も、第1の実施例と同様に、図7のよう
に直列接続して使用できる、ということを当業者であれ
ば理解できるであろう。
【0091】なお、上述したインテリジェント・バッテ
リ自体は、既に公知であり、例えば本出願人に譲受され
ている特願平05−184098号明細書(当社整理番
号JA9−93−032)に開示されている。また、日
本アイ・ビー・エム(株)が市販するノートブック・コ
ンピュータ「ThinkPad 750」では同様のイ
ンテリジェント・バッテリが利用に供されている。
【0092】C.本発明の第3の実施例 次に、本発明の第3の実施例について説明する。
【0093】C−1.トラベル・クィック・チャージャ
のハードウェア構成 図9には、本発明の第3の実施例に係るトラベル・クィ
ック・チャージャ50の内部回路の概観構成を、AC/
DCアダプタ10,PC100,及び装着したバッテリ
・パック30'とともに示している。第1及び第2の実
施例との主な相違点は、充電コントローラ52は、PC
100への供給電流Iや駆動電圧Vを電力線61から直
接取り出して、PC100で消費される電力量W(=V
×I)に基づいて充電制御している点である。以下、該
相違点を中心に、詳解する。
【0094】電力線61上には、電流検出用の微弱な電
気抵抗R8が直列に挿入され、他方、SW1は挿入され
ていない。R8の両端は差動アンプ57の反転側及び非
反転側の各入力端子に入れられ、PC100への供給電
流Iは電圧に変換される。充電コントローラ52は、A
D変換器(図示しない)を備えており、差動アンプ57
のアナログ出力を入力端子AD5に入れるとともにこれ
をデジタル化して、PC100への供給電流Iのデータ
として用いる。また、充電コントローラ52は、入力端
子AD4にはPC100の駆動電圧Vを分圧して入力し
ており(第1及び第2の実施例と同様)、これらAD4
及びAD5からの入力データによってPC100への供
給電力W(WはPC100の消費電力と等価と考えてよ
い)を計測できるようになっている。そして、充電コン
トローラ52は、PC100の消費電力W(=V×I)
が高いと、システム・オペレーションを優先すべく、S
W2をオフにする。逆に、消費電力Wが充分低いと、A
C/DCアダプタ10の余剰電力をバッテリ・パック3
0'の充電に充当すべく、SW2をオンにする。要する
に、トラベル・クィック・チャージャ50は、PC10
0が通常のオペレーション状態であっても入力待ちなど
比較的稼働率が低い期間は、バッテリ・パック30'に
対して充電電流を供給できるようになっている訳であ
る。なお、バッテリ・パック30'が装着されていない
間はSW2をオフする点は、第1及び第2の実施例と同
様である。
【0095】一方、充電コントローラ52はPC100
の動作モードを監視しておらず、したがって、入力端子
in,及び出力端子Doutを持たない。換言すれば、ト
ラベル・クィック・チャージャ50にとっては制御信号
線63は不要なので、単にAC/DCアダプタ10にパ
ス・スルーしているだけである。
【0096】なお、PC100及びAC/DCアダプタ
10は、A−3項で説明したものと同様のものであれ
ば、第3の実施例に係るトラベル・クィック・チャージ
ャ50を適用可能である。
【0097】但し、AC/DCアダプタ10が制御信号
63を利用しない場合には、各部10,50,100を
結ぶ電源コードL,L'は制御信号線63を含む必要が
ないことは自明である。また、充電コントローラ52は
PC100の動作モードをモニタしていないので、PC
100もサスペンドなどの低消費電力化機能をサポート
していなくてもよい。
【0098】第3の実施例に係るトラベル・クィック・
チャージャ50も、第1の実施例と同様に、図7のよう
に直列接続して使用できる、ということを当業者であれ
ば理解できるであろう。
【0099】C−2.トラベル・クィック・チャージャ
のオペレーション 次いで、第3の実施例に係るトラベル・クィック・チャ
ージャ50の動作について説明する。図10には、C−
1項で記述したトラベル・クィック・チャージャ50に
よるバッテリ30’の充電制御オペレーションを、フロ
ーチャート化して示している。該充電制御オペレーショ
ンは、充電コントローラ52が、自己が内蔵するプログ
ラムに従って実行する。以下、各ステップについて説明
する。
【0100】まず、ステップS8では、スイッチSW2
をオフする。端子31aからの漏電を防止するために、
SW2のオフがトラベル・クィック・チャージャ50の
初期状態となっている。
【0101】次いで、ステップS10では、トラベル・
クィック・チャージャ50がバッテリ・パック30'を
装着しているか否かを判別する。この判別は、充電コン
トローラ52が端子BATからの入力を調べることによ
って可能である(前述)。もしこの判別ブロックの結果
が肯定的であれば、分岐Yesを経て次ステップS12
に進む。逆に、結果が否定的であれば、分岐Noを経て
ステップS8に戻り、状況が変わるまで待機する。
【0102】次いで、ステップS12では、PC100
への供給電力が充分低いかどうかを判別する。この判別
は、充電コントローラ52が端子AD4及びAD5から
の入力データを調べることによって可能である(前
述)。もしこの判別ブロックの結果が肯定的であれば、
分岐Yesを経て次ステップS14に進む。逆に、結果
が否定的であれば、分岐Noを経てステップS8に戻
り、状況が変わるまで待機する。
【0103】次いで、ステップS14では、AC/DC
アダプタ10の余剰電力をバッテリ・パック30'の充
電に当てるべく、スイッチSW2をオンにする。
【0104】次いで、ステップS16では、バッテリ・
パック30'の充電を継続可能かどうかを判別する。こ
こで、充電不可能な場合とは、満充電状態(すなわち充
電終了)の他に、電力線61'を流れる充電電流が許容
値以下の場合がある。何故なら、充電電流が微弱では、
充電が進行しても温度が上昇せず、充電終了時期を誤検
出するおそれがあるからである。これら以外の場合は、
充電の継続が可能である。この判別は、充電コントロー
ラ52が、AD1から入力した電流データや、AD2か
ら入力した電圧データ、AD3から入力した温度データ
などに基づいて行う。もし充電の継続が不可能であれ
ば、分岐Noを経て次ステップ18に進む。また、充電
の継続が可能であれば、SW2のオン状態を維持して充
電を継続するとともに、ステップS10に戻り、他の判
別ブロックS10,S12,S14における状態が変化
していないかどうかも同時に監視する。そして、各判別
ブロックの結果に変化があれば(例えば、システム10
0がオペレーションを再開したとか、充電の途中でバッ
テリ・パック30'が抜かれたとか)、ステップS8に
戻ってSW2をオフし、充電を中断する。
【0105】ステップS18は、充電制御オペレーショ
ンの終了処理に該当する。すなわち、SW2をオフに戻
して、一連の処理フローを終了する。
【0106】D.追補 上記実施例では、電気・電子機器としてパーソナル・コ
ンピュータを適用した場合について、本発明を詳解して
きた。しかしながら、本発明はこれに限定されるもので
はなく、例えば、携帯電話機やコードレス電話機、ビデ
オ・カメラ等の各種コードレス機器、ワード・プロセッ
サ等のように、バッテリ・パックによって駆動可能な電
気・電子機器に対しても、本発明を適用することができ
る(本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例
の修正や代用を成し得ることは自明である)。要する
に、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、
限定的に解釈されるべきではないのである。本発明の要
旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲
の欄を参酌すべきである。
【0107】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明に係るバッ
テリ充電装置は、AC/DCアダプタと電気・電子機器
とを結ぶ電力線の間に直列的に挿入できるので、配線が
煩わしくなく、内蔵バッテリを補う2次的なバッテリを
ごく自然に充電することができる。また、電気・電子機
器の消費電力が少ない期間のみ充電を行なうのでシステ
ムのオペレーションに影響を与えることはない。また、
該バッテリ充電装置は交流−直流変換用の回路(例えば
変圧用のコイルや整流・平滑化回路など)を含んでいな
いので、小型軽量であり、携帯的な使用に適している。
また、該バッテリ充電装置を装着したまま2次的なバッ
テリ・パックを持ち運べば、嵩張らずに済む上、バッテ
リの端子部分は覆われて異物の接触から保護されること
になるので、電極間のショート事故を好適に防止するこ
とができる。
【0108】ユーザは、宿泊先のホテルでは、AC/D
Cアダプタ→トラベル・クィック・チャージャ→PCの
順で電源コードを直列接続して、PCを使用するように
すればよい。そうすれば、他に格別の操作を要すること
なく、翌朝にはスペアのバッテリ・パックも充電が済ん
でいることになる。また、次の日、商用電源のない出先
でPCを使用する場合には、内蔵バッテリ・パックとス
ペアのバッテリ・パックの両方を利用できる。また、2
次的なバッテリを携帯する場合には、トラベル・クィッ
ク・チャージャを装着したまま持ち運べば、端子部分を
カバーできるので鞄の中で乱れて異物と接触しても電源
ショート事故を起こすことはない。トラベル・クィック
・チャージャは、AC/DC変換部分を持たない小型の
充電装置なので、携帯するのにユーザの負担にはならな
い筈である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第5の側面に係るバッテリ充
電装置の構成を概略的に示した図である。
【図2】図2は、本発明に係るバッテリ充電装置(トラ
ベル・クィック・チャージャ)の外観を示した図であ
る。
【図3】図3は、本発明の第1の実施例に係るトラベル
・クィック・チャージャ50の内部回路の概観構成を、
AC/DCアダプタ10、PC本体100、及び装着し
たバッテリ・パック30’とともに示した図である。
【図4】図4は、第1の実施例に係るトラベル・クィッ
ク・チャージャ50を利用可能なコンピュータ100の
ハードウェア構成を、図3よりも詳細に示した図であ
る。
【図5】図5は、第1の実施例に係るトラベル・クィッ
ク・チャージャ50に接続可能なAC/DCアダプタ1
0の出力(I−V)特性を示した図である。
【図6】図6は、第1の実施例に係るトラベル・クィッ
ク・チャージャ50によるバッテリ30’の充電制御オ
ペレーションを、フローチャート化して示した図であ
る。
【図7】図7は、図3の応用例を示した図である。
【図8】図8は、本発明の第2の実施例に係るトラベル
・クィック・チャージャ50の内部回路の概観構成を、
AC/DCアダプタ10,PC本体100,及び装着し
たバッテリ・パック30’とともに示した図である。
【図9】図9は、本発明の第3の実施例に係るトラベル
・クィック・チャージャ50の内部回路の概観構成を、
AC/DCアダプタ10,PC100,及び装着したバ
ッテリ・パック30'とともに示した図である。
【図10】図10は、第3の実施例に係るトラベル・ク
ィック・チャージャ50によるバッテリ30’の充電制
御オペレーションを、フローチャート化して示した図で
ある。
【図11】図11(a)は従来の電気・電子機器の電力供
給系統の外観構成を示す図であり、図11(b)は従来の
AC/DC変換器付きの急速充電装置の使用形態を示す
図である。
【符号の説明】
10…AC/DCアダプタ、11…コネクタ、20…D
C/DCコンバータ、30,30’…バッテリ・パッ
ク、31…コネクタ、32…バッテリ・セル部、33…
容量コントローラ、34,57…差動アンプ、35…レ
ギュレータ、40…システム負荷、50…トラベル・ク
ィック・チャージャ、51…コネクタ、52…充電コン
トローラ、53…レギュレータ回路、54…差動アン
プ、56,64…ダイオード、59a,b…LED、6
1,61’,62…電力線、63,63'…制御信号
線、71…バス、72…メイン・プロセッサ、73…メ
イン・メモリ、74…ROM、75…DMAコントロー
ラ、76…割込みコントローラ、77…ビデオ・コント
ローラ、78…VRAM、79…LCD、80…オーデ
ィオ・コントローラ、81…アンプ、82…スピーカ、
83…HDD、84…FDC、85…FDD、86…I
/Oコントローラ、87…シリアル・ポート、88…パ
ラレル・ポート、89…電力管理プロセッサ、90…キ
ーボード、91…マウス、92…電源スイッチ、93…
蓋体、94,95…FETスイッチ、100…パーソナ
ル・コンピュータ(PC)。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02J 7/34 G06F 1/00 330F (72)発明者 三戸 敏嗣 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部電源と電気・電子機器とを結ぶ電力線
    上に直列的に接続可能なバッテリ充電装置であって、前
    記電気・電子機器の電力消費状態を監視して該電力消費
    状態に応じてバッテリの充電の開始・停止を制御するこ
    とを特徴とするバッテリ充電装置。
  2. 【請求項2】AC/DCアダプタが電気・電子機器に駆
    動電流を供給するための電力線上に直列的に接続可能な
    バッテリ充電装置であって、前記電気・電子機器の電力
    消費状態を監視して該電力消費状態に応じてバッテリの
    充電を開始又は停止することを特徴とするバッテリ充電
    装置。
  3. 【請求項3】外部電源と電気・電子機器とを結ぶ電力線
    上に直列的に接続可能なバッテリ充電装置であって、前
    記電気・電子機器の動作モードを監視して該動作モード
    に応じてバッテリの充電の開始・停止を制御することを
    特徴とするバッテリ充電装置。
  4. 【請求項4】AC/DCアダプタが電気・電子機器に駆
    動電流を供給するための電力線上に直列的に接続可能な
    バッテリ充電装置であって、前記電気・電子機器の動作
    モードを監視して該動作モードに応じてバッテリの充電
    を開始又は停止することを特徴とするバッテリ充電装
    置。
  5. 【請求項5】前記電気・電子機器が低消費電力モード又
    は電源オフの状態でのみ充電を行なうことを特徴とする
    請求項3又は4に記載のバッテリ充電装置。
  6. 【請求項6】AC/DCアダプタが電気・電子機器に駆
    動電流を供給するため第1の電力線上に直列的に接続可
    能なバッテリ充電装置であって、前記第1の電力線を接
    続・切離しするための第1のスイッチと、前記第1の電
    力線に並列的に接続されて前記駆動電流の少なくとも一
    部を充電電流としてバッテリに供給するための第2の電
    力線と、前記第2の電力線を接続・切離しするための第
    2のスイッチと、前記第1及び第2のスイッチの開閉動
    作を制御するための充電コントローラと、を具備するこ
    とを特徴とするバッテリ充電装置。
  7. 【請求項7】前記充電コントローラは、前記電気・電子
    機器の電力消費状態を監視するとともに、前記バッテリ
    の電圧,電流,温度などの検出値からその残存容量を計
    測して、前記電気・電子機器の消費電力が高いか又は前
    記バッテリが満充電状態(若しくは満充電に近い状態)
    の場合は前記第1のスイッチを接続するとともに前記第
    2のスイッチを切離し、前記電気・電子機器の消費電力
    が低く且つ前記バッテリが満充電でない状態では前記第
    1のスイッチを切り離すとともに前記第2のスイッチを
    接続することを特徴とする請求項6に記載のバッテリ充
    電装置。
  8. 【請求項8】前記充電コントローラは、前記電気・電子
    機器の動作モードを監視するとともに、前記バッテリの
    電圧,電流,温度などの検出値からその残存容量を計測
    して、前記電気・電子機器が通常のオペレーション・モ
    ードであるか又は前記バッテリが満充電状態(若しくは
    満充電に近い状態)の場合は前記第1のスイッチを接続
    するとともに前記第2のスイッチを切離し、前記電気・
    電子機器が低消費電力モード若しくは電源オフ状態で且
    つ前記バッテリが満充電でない場合には前記第1のスイ
    ッチを切り離すとともに前記第2のスイッチを接続する
    ことを特徴とする請求項6に記載のバッテリ充電装置。
  9. 【請求項9】前記充電コントローラは、前記電気・電子
    機器の動作モードを監視するとともに、前記バッテリの
    電圧,電流,温度などの検出値からその残存容量を計測
    して、前記電気・電子機器が通常のオペレーション・モ
    ード若しくは前記電気・電子機器に内蔵されるバッテリ
    を充電中であるか又は前記バッテリが満充電状態(若し
    くは満充電に近い状態)の場合は前記第1のスイッチを
    接続するとともに前記第2のスイッチを切離し、前記電
    気・電子機器が低消費電力モード若しくは電源オフ状態
    で且つ前記バッテリが満充電でない場合には前記第1の
    スイッチを切り離すとともに前記第2のスイッチを接続
    することを特徴とする請求項6に記載のバッテリ充電装
    置。
  10. 【請求項10】AC/DCアダプタが電気・電子機器に
    駆動電流を供給するための第1の電力線上に直列的に接
    続可能なバッテリ充電装置であって、前記第1の電力線
    に並列的に接続されて前記駆動電流の少なくとも一部を
    バッテリに供給するための第2の電力線と、前記第2の
    電力線を接続・切離しするためのスイッチと、前記第1
    の電力線上の電流・電圧と前記バッテリの電流・電圧・
    温度などを監視することによって前記スイッチの開閉動
    作を制御するための充電コントローラと、を具備するこ
    とを特徴とするバッテリ充電装置。
  11. 【請求項11】前記充電コントローラは、前記第2の電
    力線上の電流がバッテリの許容最低充電電流を下回る
    か、前記第1の電力線から供給される電力が前記電気・
    電子機器のオペレーションに必要な電力を下回るか、バ
    ッテリが満充電状態(若しくは満充電に近い状態)のい
    ずれかに該当する期間は前記スイッチを切り離し、それ
    以外の期間にのみ前記スイッチを接続することを特徴と
    する請求項10に記載のバッテリ充電装置。
  12. 【請求項12】端子部分を含むバッテリの一部のみを被
    覆することを特徴とする請求項1乃至請求項11に記載
    のバッテリ充電装置。
  13. 【請求項13】交流電圧を直流電圧に変換するための回
    路は含まず、且つ、AC/DCアダプタ及び電気・電子
    機器とは取外し可能に接続されることを特徴とする請求
    項1乃至請求項11のいずれかに記載のバッテリ充電装
    置。
  14. 【請求項14】さらにバッテリの装着の有無を検出する
    手段を含み、バッテリが装着されていない間はバッテリ
    側への給電を必ず停止することを特徴とする請求項1、
    2、3及び4のいずれかに記載のバッテリ充電装置。
  15. 【請求項15】さらにバッテリの装着の有無を検出する
    手段を含み、バッテリが装着されていない間は前記充電
    コントローラは前記第2のスイッチを必ず切り離すこと
    を特徴とする請求項6に記載のバッテリ充電装置。
  16. 【請求項16】さらにバッテリの装着の有無を検出する
    手段を含み、バッテリが装着されていない間は前記充電
    コントローラは前記スイッチを必ず切り離すことを特徴
    とする請求項10に記載のバッテリ充電装置。
  17. 【請求項17】交流電圧を直流電圧に変換する回路を含
    まないことを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の
    バッテリ充電装置。
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