JPH08250912A - ストリップラインの垂直給電部 - Google Patents

ストリップラインの垂直給電部

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JPH08250912A
JPH08250912A JP7080825A JP8082595A JPH08250912A JP H08250912 A JPH08250912 A JP H08250912A JP 7080825 A JP7080825 A JP 7080825A JP 8082595 A JP8082595 A JP 8082595A JP H08250912 A JPH08250912 A JP H08250912A
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JP
Japan
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stripline
connector
center conductor
strip line
connector center
Prior art date
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Pending
Application number
JP7080825A
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English (en)
Inventor
Yuzo Shibuya
裕三 渋谷
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Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストリップラインに垂直給電コネクタを取り
付ける場合の整合性を良くし、マイクロ波帯の高周波領
域の垂直給電を可能とする。 【構成】 ストリップラインのコネクタ中心導体と接す
る先端部分の幅をコネクタ中心導体の径に一致させるよ
うにテーパー部を設け、ネジ用スルーホールの内側に別
のスルーホールを設ける構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力分配器,アンテナ給
電回路等に使用されるストリップラインの垂直給電部に
関する。
【0002】
【従来の技術】図1(A)は、電力分配器としてストリ
ップライン構成基板へ垂直給電コネクタを取り付けた状
態を示す斜視図であり、図において、1は垂直給電コネ
クタ、2はストリップライン構成基板、3はストリップ
ラインである。また図1(B)は、垂直給電コネクタ1
を横から見た図であり、13はコネクタ外部導体、14
はコネクタ中心導体である。
【0003】図4は、従来のストリップライン構成基板
2の断面と、この基板2に取り付けられる垂直給電コネ
クタ1との接続関係を示す図、図5はストリップライン
構成基板2の第2層目のパターンを示す図であり、図に
おいて、3bはストリップライン、4bはストリップラ
イン面グランドパターン、5はグランド板、6はコネク
タ挿入穴、7はコネクタ取付ネジ用スルーホールであ
る。また図5に示すように、ストリップライン3bの先
端には、コネクタ中心導体14が接し、ストリップライ
ン面グランドパターン4bにはコネクタ取付ネジ用スル
ーホール7が貫通している。
【0004】従来のストリップラインの垂直給電部は以
上のように構成され、コネクタ挿入穴6にコネクタ中心
導体14が挿入され、ストリップライン構成基板2を貫
通してスルーホールがネジ止めされてコネクタ1が構成
基板2に取り付けられ(図示せず)、ストリップライン
3bと中心導体14とが電気的に接続され、表裏に設け
られたグランド板5へと外部導体13とが電気的に接続
される。なお、ストリップライン面グランドパターン4
bは、構成基板2の第2層目において、各スルーホール
を同電位に保つ役割を果たす。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のストリップライ
ンの垂直給電部は以上のように構成されており、コネク
タの形状と第2層パターンの形状との不連続性により、
この部分で不整合が生じるという問題点があった。すな
わち図5に示すように、従来の構造はストリップライン
の幅が一定でその先端のコネクタ中心導体14と接する
部分にも所定の幅があり、この部分でコネクタ中心導体
14と不連続になり、不整合が生じる。また、ストリッ
プライン面グランドパターン4bの位置が適切でなく、
且つ、スルーホールをネジ穴兼用としているため、その
配設位置に制約があり、コネクタ中心導体先端部でイン
ピーダンスの不整合が生じ、ストリップラインモードと
同軸モードとの変換がスムーズに行われず、そのため使
用できる高周波が制限される。
【0006】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、不整合を軽減しストリップラインモ
ードと同軸モードとの変換をよりスムーズに行い、より
高周波の使用が可能なストリップラインの垂直給電部を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるストリッ
プラインの垂直給電部は、ストリップラインのコネクタ
中心導体と接する先端部分の幅をコネクタ中心導体の径
に一致させるようにこの先端部分にテーパー部を設け、
ストリップライン面グランドパターンの幅をコネクタ外
部導体の内径の直下位置まで広げ、ネジ用スルーホール
の内側にこのストリップライン面グランドパターンを貫
通するスルーホールを別に設けたことを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図2は本実施例のストリップライン構成基板2の断
面と、この構成基板2に取り付けられる垂直給電コネク
タ1との関係を示す図、図3は本実施例のストリップラ
イン構成基板2の第2層目のパターンを示す図であり、
図において、3aはストリップライン、4aはストリッ
プライン面グランドバターン、5はグランド板、6はコ
ネクタ挿入穴、7はコネクタ取付ネジ用スルーホール、
8はネジ用スルーホール7の内側に別に設けられる小径
のスルーホール、9はストリップラインのコネクタ中心
導体と接する先端部分に設けられたテーパー部である。
【0009】図2,図3に示すように本実施例では、ス
トリップライン3aのコネクタ中心導体14と接する先
端部分の幅をコネクタ中心導体14の径に一致させるよ
うに、この先端部分にテーパー部9を設ける。すなわ
ち、ストリップライン3aは所望の特性インピーダンス
を得る必要性から一定の幅を有しており、この幅のまま
コネクタ中心導体14と接続させると、上述のようにコ
ネクタ中心導体14との(同軸モードにおける伝送線路
の)不連続性が大きくなり、このため整合性が悪くな
る。本実施例ではこの部分にテーパー部9を設けること
で、コネクタ中心導体14の径に一致させることがで
き、この部分での不連続性を軽減し整合性が改善でき
る。
【0010】また本実施例では、ストリップライン面グ
ランドパターン4aの幅を図2の一点鎖線15に示すよ
うに、コネクタ外部導体13の内径の直下位置まで広
げ、ネジ用スルーホール7の内側にこのストリップライ
ン面グランドパターン4aを貫通する小径のスルーホー
ル8を別に設け、コネクタ中心導体14部分のインピー
ダンスを、所望の特性インピーダンスが得られる構造と
する。なお、小径スルーホール8を配置する位置は、所
望する特性インピーダンス,コネクタ中心導体14の直
径,ストリップライン構成基板2の比誘電率から最適な
値を求めて決定する。
【0011】以上のように本発明のストリップラインの
垂直給電部は、ストリップライン3aのコネクタ中心導
体14と接する部分にテーパー部9を設け、コネクタ中
心導体14との径の不連続性を軽減すると共に、ストリ
ップライン面グランドパターン4aの幅をコネクタ外部
導体14の内径の直下位置まで広げ、ネジ用スルーホー
ル7の内側にこのストリップライン面グランドパターン
4aを貫通する小径のスルーホール8を別に設けること
でコネクタ中心導体14のインピーダンスを、所望の特
性インピーダンスが得られる構造とすることにより整合
性を高め、ストリップラインモードと同軸モードとの変
換をよりスムーズに行わせることができ、マイクロ波帯
の高周波領域においても実用可能な特性が得られるスト
リップラインの垂直給電部を構成することができる。な
お上記実施例では、マイクロ波帯の電力分配器として説
明しているが、マイクロ波帯のアンテナ給電をストリッ
プラインで行う等、他のストリップラインで構成される
マイクロ波回路全般に実施できることは言うまでもな
い。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明のストリップライン
の垂直給電部は、ストリップラインモードと同軸モード
の変換を整合性を高めよりスムーズに行うことができ、
垂直給電を行うマイクロ波回路の周波数領域をより高周
波とすることができる。また、マイクロ波回路をアセン
ブリする上での自由度が高められる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】構成基板と垂直給電コネクタとの関係を示す図
である。
【図2】本実施例における構成基板と垂直給電コネクタ
との接続関係を示す図である。
【図3】本実施例における第2層目のパターンを示す図
である。
【図4】従来の構成基板と垂直給電コネクタとの接続関
係を示す図である。
【図5】従来の第2層目のパターンを示す図である。
【符号の説明】
3,3a3b ストリップライン 4a ストリップライン面グランドバターン 5 グランド板 6 コネクタ挿入穴 7 コネクタ取付ネジ用スルーホール 8 スルーホール 9 テーパー部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストリップライン構成基板へ垂直給電コ
    ネクタがスルーホールを介してネジ止めされ、このコネ
    クタ中心導体とストリップラインとが電気的に接続さ
    れ、この接続部周囲を上記スルーホールが貫通するグラ
    ンドパターンが囲む構造のストリップラインの垂直給電
    部において、 上記ストリップラインの上記コネクタ中心導体と接する
    先端部分の幅を当該コネクタ中心導体の径に略一致させ
    るように、この先端部分にテーパー部を設けたことを特
    徴とするストリップラインの垂直給電部。
  2. 【請求項2】 ストリップライン構成基板へ垂直給電コ
    ネクタがスルーホーを介してネジ止めされ、このコネク
    タ中心導体とストリップラインとが電気的に接続され、
    この接続部周囲を上記スルーホールが貫通するグランド
    パターンが囲む構造のストリップラインの垂直給電部に
    おいて、 上記ストリップラインの上記コネクタ中心導体と接する
    先端部分の幅を当該コネクタ中心導体の径に略一致させ
    るように、この先端部分にテーパー部を設け、上記グラ
    ンドパターンの幅を上記コネクタ外部導体の内径の略直
    下位置まで広げ、上記スルーホールの内側にこのグラン
    ドパターンを貫通する別のスルーホールを設けることを
    特徴とするストリップラインの垂直給電部。
JP7080825A 1995-03-14 1995-03-14 ストリップラインの垂直給電部 Pending JPH08250912A (ja)

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