JPH082506A - 用紙、カードなどの帯封装置 - Google Patents

用紙、カードなどの帯封装置

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JPH082506A
JPH082506A JP16312594A JP16312594A JPH082506A JP H082506 A JPH082506 A JP H082506A JP 16312594 A JP16312594 A JP 16312594A JP 16312594 A JP16312594 A JP 16312594A JP H082506 A JPH082506 A JP H082506A
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JP
Japan
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tape
guides
receiving plate
pinch roller
band
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JP16312594A
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English (en)
Inventor
Takaya Okamura
孝也 岡村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被帯封物にホットメルト型の接着剤が塗布し
てあるテープを巻き付け、緊縛して、このテープにヒー
トシーラを押しつけて、接着剤によりテープを溶着して
帯封をする装置を市場に提供する。一台の装置で異なる
幅の前記テープも同様に利用できる。 【構成】 テーブル面上の被帯封物Fを垂直面の周りに
囲繞する一対のテープガイド20を設けてある。これら
のテープガイド20は接近離反自在で接近位置は移動固
定可能なストッパによって調整自在である。一対のテー
プガイド20の接近時にテープTを供給し、テープTの
先端を固定してテープガイド20を開いて引き戻し、テ
ープを緊縛してヒートシーラ50でヒートシールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、事務用用紙、宝く
じ、劇場入場券、数冊のノートなどを纏めて帯封する装
置に関し、殊に、片面にホットメルト型の接着剤が塗布
してあるテープを用いて、前記の帯封を行なう装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の此の種の帯封装置としては、本件
出願人が先に開発した日本特許第1265971号(特
公昭59−40686号公報)が知られている。この刊
行物には片面にホットメルト型の接着剤が塗布してある
テープを用いて、前記の帯封を行なう方法及び装置が記
載されていて、その概要は、特許請求の範囲に記載され
ているとおり、少なくとも片面ホットメルト型接着剤が
塗布してあるテープの先端を挟持して、該接着剤塗布面
側より積層被帯封物を供給して、接着剤塗布面が内側に
なるようテープを被帯封物に緩みなく巻き付け、テープ
の根元側を被積層物の一面に添わせ、そのまま折り曲げ
ることなく積層被帯封物の稜線より延在させ、テープの
先端はこの稜線部で90°折り曲げて該稜線際でテープ
の接着面同士を合わせて挟持加熱して、帯封すると共に
供給側に連なるテープを先端側のシール部余端より長い
寸法に切断し、次いでこの長い方の余端が外側になるよ
う、一対の余端を伏倒し、これらの外側より加熱加圧し
て、長い方の余端に塗布された接着剤を溶融して、帯封
の外側に接着する方法が記載され、この方法を実施する
装置が特許請求の範囲の2及び実施例の項並びに1及び
第1図乃至第5図に詳細に記載され、一応の効果を奏す
る。
【0003】ところが、テープを被帯封物に巻き付ける
構造が複雑で、特に前述の様に接着剤塗布面同士を弛緩
なく合わせるための構造が複雑であり、完全な帯封を施
すために、二つの作業ステーションを要し、装置も大型
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は被帯封物の
周りに帯封用テープを巻き付けるためのものであり、テ
ープの幅が異なる場合でも、簡単な操作で常に巻き付け
るテープを確実に支え、巻き付け易くすることである。
また巻き付けるテープが弛緩することなく、被帯封物に
巻きつけられ、ヒートシール時にも弛緩しないようにす
るためである。更に装置自体を簡素化し、故障が起こり
難くした装置を市場に提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題を達成するた
めにこの発明は、 帯封装置本体と、テープ案内装置
と、テープ供給緊縛装置と、テープ溶着装置と、テープ
切断装置とよりなり、前記帯封装置本体はその上面が天
板よりなるテーブルとしてあり、その中央には前記天板
のないテープ幅以上の幅の逃げ溝が形成してあり、前記
テープ案内装置は前記逃げ溝部に設けてあって、テープ
ガイドが前記テープル面の上の被帯封物を垂直方向に囲
繞するよう、ほぼ閉ループ形状に装備してあり、前記テ
ープガイドの先端部は前記の天板下の位置としてある装
置において、 前記テープガイドは一対のテープガイド
よりなり、これらは断面コの字型の型材が相向いあっ
て、テープ案内溝が形成してあり、かつ、これら一対の
テープガイドは前記逃げ溝外の最大離反の待機位置よ
り、逃げ溝内の最接近位置まで逃げ溝の横断方向に接近
離反可能に装備してあり、前記一対のテープガイドの接
近間隔は移動固定自在のストッパによって、調整自在に
装備して構成してあり、テープ供給緊縛装置は前記一対
のテープガイドが相接近しているとき、このこれらのガ
イドのテープ案内溝内に、帯封用の内面にホットメルト
型の接着剤が塗布してあるテープを送り込み、引き戻す
可逆回転のピンチローラと前記天板下の位置で前記逃げ
溝内にこの横断方向に進出退避する受け板とこの受け板
が前記逃げ溝内に進出しているとき、下方の待機位置か
ら上昇しこの下面に圧接するテープ先端押さえ部材を備
えている。以上の構成要素よりなることを特徴とする用
紙、カードなどの帯封装置とする。
【0006】また前述の課題を達成するために、この用
紙、カードなどの帯封装置の前記テープ溶着装置は前記
受け板の下面に前記ピンチローラから一対のテープガイ
ドに搬送されるテープ通路の外側から上昇し、前記受け
板下面にテープをループにして重ねて圧接するヒートシ
ーラを備えており、前記テープ切断装置は前記ヒートシ
ーラと前記ピンチローラの間にはテープカッターが装備
してあり、前記ヒートシーラは前記受け板下面に圧接
後、テープが締まる方向に前記受け板下面に圧接しなが
ら、摺動するものであることを特徴とすることが好まし
い。
【0007】また前述の課題を達成するために、前記請
求項2記載の発明において、前記テーブル面上に被帯封
物があり、前記一対のテープガイドが相接近し、受け板
がテープ逃げ溝内に進出した状態のとき、前記ピンチロ
ーラは正回転を開始し、これによって送り込まれたテー
プがその両側部分を支えられて、閉ループ状のテープガ
イドの中を進行し、その先端が前記受け板の下側に到達
した信号を入力信号として、前記ピンチローラは一時停
止し、ついで前記押さえ部材が離反位置から圧接位置に
進行して、前記テープを受け板に押し付けて固定し、後
前記一対のテープガイドは待機位置まで離反し、次いで
ピンチローラは逆転し、前記テープを緊張させた後停止
するものであり、前記ヒートシーラは前記ピンチローラ
が逆転動作完了後、下位の待機位置より上昇し、前記緊
張状態のテープをその先端の下側に重ねて、これらを受
け板の下面に押圧し、引き続き前記テープが緊張する方
向にテープ面に沿って摺動させ後、下方に離反するもの
であり、前記切断装置は前記ヒートシーラが上昇し、受
け板下面に圧接した初期に作動し、また前記押さえ部材
はこの切断装置の作動とほぼ同時に待機位置に復帰する
ものであることを特徴とすることが好ましい。
【0008】また前述の課題を達成するために、この請
求項3記載の発明の用紙、カードなどの帯封装置の前記
ピンチローラは可逆回転モータとスリップ可能な伝達手
段を介して伝動してあることを特徴とすることが好まし
い。。
【0009】また前述の課題を達成するために、この用
紙、カードなどの帯封装置の前記ピンチローラの駆動以
外の順序往復駆動はすべて、共通の回転軸に装備した対
応する数箇カム及びこれによって往復運動するリンク機
構によることを特徴とすることが好ましい。
【0010】
【作用】請求項1の記載の特定発明に於いては、先ず使
用に先立って、一対のテープガイドの間隔をこれらが最
も接近したとき、これらによって、形成されたテープ案
内溝の間隔が使用されるテープの両側縁を支える間隔に
なるよう、前記移動固定自在のストッパを移動させてテ
ープ幅に対応させた後、再びこれを固定し、前記テープ
ガイドを前記ストッパに当たるまで接近させる。
【0011】更に前記テープガイドが接近し、受け板が
テープ逃げ溝内に進出したときに、前記ピンチローラを
正回転させると、テープは前記一対のテープガイドによ
って両側縁を支持された状態で、ほぼ閉ループのテープ
ガイドを一周し、その先端が受け板の下側に達したとこ
ろで前記ピンチローラを停止させる。この間一対のテー
プガイドはテープ幅に対応しているから、テープは左右
に移動することなく正確に送り込まれる。次に押さえ部
材を作動させて、下位の待機位置から上昇させて、これ
と受け板によって、一対のテープガイドの間において、
テープの先端近傍を挟持して固定する。
【0012】次に前記テープガイドを離反させると、テ
ープはテープガイドから外れ、前記ピンチローラを逆転
して、テープを引き戻し、被包装物を囲繞して、テープ
は緊張する。これとほぼ同時にピンチローラを停止させ
る。次にヒートシーラを下位の待機位置から上昇させ
て、ヒートシーラによって供給側に連なるテープをテー
プの内面に塗布されているホットメルト接着剤を溶融し
て、これらテープを溶着するとほぼ同時に、切断装置の
可動刃を作動させて、ヒートシーラとテープ原反支持装
置の間において、テープを切断する。このようにする
と、テーブル面上において用紙カードなどの被帯封物が
テープで帯封される。
【0013】前述の押さえ部材及びヒートシーラは元の
位置に復帰し、受け板を逃げ溝外まで後退させ、緊縛さ
れたテープより抜取る。その後帯封物をテーブル面より
除去する。被包装物が異なるか、或いは顧客の要求に応
じ使用されるテープの幅が異なる場合は、その都度、使
用されるテープ幅に対応して、一対のテープガイドの間
隔が最も接近したときの間隔を、前回同様に移動固定型
のストッパの位置を調整して行なう。
【0014】請求項2記載の発明においては、請求項1
記載の発明の作用の他、前記ヒートシーラはテープ供給
通路の下側から上昇して、前記受け板下面にテープを重
ねて圧接後、テープが締まる方向に前記受け板下面に圧
接しながら、摺動するものであることを特徴とするか
ら、前記の請求項1記載の発明に加えて、ヒートシーラ
がループになったテープを受け板に圧接しながら、切断
装置で切断された方向に摺動し、溶着途中のテープをこ
れらが締まる方向に相互に摺動させ、緊縛力を高める。
【0015】請求項3記載の発明に於いては、請求項2
記載の発明の作用が順次自動的に行なわれる。
【0016】請求項4記載の発明に於いては、前記ピン
チローラは可逆回転モータとスリップ可能な伝達手段を
介して伝動してあることを特徴とするから、ピンチロー
ラが逆転して、テープがある程度緊張すると、前記スリ
ップ可能な伝達手段部分でスリップが起こり、テープに
過緊張を与えず、モータに過負荷を与えない。
【0017】請求項5記載の発明に於いては、前記ピン
チローラの駆動以外の順序往復駆動はすべて、共通の回
転軸に装備した対応する数箇カム及びこれによって往復
運動するリンク機構によることを特徴とするから、一度
始動すれば、共通の前記回転軸の回転にともなって、順
次正確に各往復運動部材が作動する。
【0018】
【実施例】
実施例1 図1乃至図6に示すものであり、請求項1乃至請求項4
記載の発明を含む実施例である。
【0019】図1乃至図5において、この装置Aは帯封
装置本体、Bはテープ案内装置Cはテープ供給緊縛装
置、Dはテープ溶着装置及びEはテープ切断装置によっ
て形成されている。
【0020】前記帯封装置本体Aは箱型に形成され、そ
の上面は左右の天板10、11によって形成されて、テ
ーブル12を形成し中央には前記天板10、11の無い
テープTの逃げ溝13が形成されている。この逃げ溝1
3の幅は使用される最大幅のテープTよりも尚5乃至1
0%程度広幅に形成してある。
【0021】更に前記テープ案内装置Bは前記逃げ溝1
3部分に設けてあり、一対のテープガイド20が前記逃
げ溝13に架橋し、テーブル12上に載置された被帯状
物Fを垂直方向に囲繞するように、側面から見てロ字状
形状に装備して、これらテープガイド20の先端部21
及び下部部分22は前記天板11、12よりも下位の位
置で逃げ溝13の一端寄りに位置させてある。
【0022】更にこれら一対のテープガイド20の断面
形状はコの字型をして、相向い合っており、この一対の
相向い合ってコの字の型材によってほゞ閉ループのテー
プ案内溝23が形成してある。
【0023】前述の一対のテープガイド20はその内縁
が前記逃げ溝13外の最大離反の待機位置から、逃げ溝
13中の中央部での最接近位置まで逃げ溝13の横断方
向に接近離反自在に前記帯封装置本体Aに装備してあ
る。
【0024】更に、前記一対のテープガイド20の接近
時の間隔は前記帯封装置本体Aに軸方向に移動せず、軸
線周りのみ回転可能な送りねじ24に螺合したストッパ
25によって調整自在に装備してあり、図示の実施例に
おいては、前記一対のテープガイド14と一体的に移動
するレバー26の一部が当接するように設けてある。前
記一対のテープガイド20は左右対称に移動するよう、
連結リンク27によって連結してある。前記テープガイ
ド14の搬入端部28は前記先端部21の近傍を通っ
て、この下側へ斜め下方に傾斜して設けてある。
【0025】前記テープ供給緊縛装置Cは、更に前記テ
ープガイド20の搬入端部28からテープTを送り込む
テープ案内路30と、このテープ案内路30の途中にテ
ープTを挾持するピンチローラ31が設けてあり、ピン
チローラ31の一方のローラ軸32はスリップ可能な伝
動手段の一種たる平ベルト33とプーリー34によって
可逆回転モータM1と連結してある。スリップ可能な伝
動手段としては、前述の例に限定されるものでなく、ス
リップディスク型のトルクコンバータなど、特に限定は
ない。ピンチローラ31の上流側にはロール状の巻テー
プ原反を支持する原反支持装置35が帯封装置本体Aの
一部にあり、更にピンチローラ31と原反支持装置35
の間にはテープの弛緩を除去する数個の案内ローラ36
とダンサーローラ37よりなる弛緩除去手段が設けてあ
る。
【0026】また前述のテープ供給緊縛装置Cとして
は、更に前記テーブルガイド20先端部21で、テープ
Tを固定するため、前記先端部21の位置のテープガイ
ド20と天板10又は11の間には逃げ溝13に進出
し、この天板10又は11下に後退する受け板38が帯
封装置本体Aに、逃げ溝13の横断方向に移動自在に装
備してある。
【0027】またこの受け板38が逃げ溝13内に進出
しているときに受け板38の下方の待機位置から上昇
し、受け板35の下面に圧接する押さえ部材39が帯封
装置本体の一部に装備してあり、図示の例においては、
押さえ部材39の一端乃至一部が帯封装置本体Aの一部
に逃げ溝13の横断方向で水平な枢軸40によって枢着
してあり、この押さえ部材39の先端が受け板38に当
たる位置は押さえ部材39が受け板38に対し、直角に
なるより多少テープTの先端寄りに傾斜して当接するよ
うにしてある。従ってテープTが引き戻されると前記押
さえ部材39は枢軸40を中心として回動し、押さえ部
材39は更に強く受け板38の下面に当接し、テープT
を強く挾持するようにしてある。つまり押さえ部材39
は一種の楔の作用を為す。
【0028】またテープガイド20の先端部21の近傍
にはテープガイド20中を進行して来たテープTの先端
を検出するセンサ41が設けてあり、この検出信号によ
りモータM1の正転を停止し、暫時後逆転し始めるよう
にしてある。前記テープ供給緊縛装置Cは上記の通り構
成している
【0029】テープ溶着装置Dは次のように構成されて
いる。前記テープガイド20の搬入端28の下側つまり
閉ループ状のテープガイド20の外側にヒートシーラ5
0が設けてあり、このヒートシーラ50の下部は、逃げ
溝13横断方向で水平な水平軸51によって、上下移動
体52に枢着され、上下移動体52は帯封装置本体Aの
一部に設けて垂直方向のガイド53に摺動自在に装備し
てあり、ヒートシーラは通常ばね54によって垂直方向
の姿勢になるように上下移動体42に設けた第2ストッ
パ55に当接させてある。前記ヒートシーラ50の頂面
は、上向に凸に湾曲し、かつテープの先端寄りが低く傾
斜させてある。従って、ヒートシーラの偏在したヒート
シーラの先端56と、前記水平軸51を結ぶ線0はガイ
ド53の方向より図5において水平軸51を基準として
右方向に傾斜、つまりテープTの後端を被帯封物に巻き
つける方向に傾斜している。
【0030】前記ヒートシーラ50は前記上下移動体5
2と共に下位の待機位置より上昇し、テープTを重ねて
前記受け板38の下面であって、前記押さえ部材39が
当接する部分よりテープガイド20の先端寄りとしてあ
る。
【0031】テープ切断装置Eは通常の鋏み型のもので
あり、前記テープ溶着装置Dとピンチローラ31の間の
テープ案内路30の途中に設けてあり、切断装置Dの一
方の固定刃は帯封装置本体Aの一部に固定してあり、他
方の可動刃61はこれと摺合して往復運動するように設
けてある。この切断装置Dの可動刃61の作動のタイミ
ングは、前記ヒートシーラ50の頂面が受け板38の下
面に当接し、側方に摺動開始の初期として構成してあ
る。
【0032】実施例1の作用 この装置において、テープガイド20、受け板35、押
さえ部材39上下移動体52及び可動刃61の往復動は
適宜の手段でよく、例えば独立したエアシリンダ装置と
連結し、これらの電磁制御弁を電磁式若しくは電子式の
シーケンサによって予め定められたプログラムに基づ
き、併せて前記ピンチローラを駆動する可逆回転モータ
M1の正逆及び発停を制御してもよいし、図示の例のよ
うに、帯封装置本体Aの天板10下に装備してある共通
の回転軸70に前記各往復動部材に対応して設けた各カ
ムを用い、このカムによって往復運動する各対応したレ
バーによって順序正しく、往復運動させる場合もある。
【0033】実施例1の作用としては、請求項請求項3
記載の発明の作用を併せた作用を概ね為す。異なるとこ
ろは、押さえ部材39が枢軸40を回転中心として、そ
の先端部が待機位置から上昇し、受け板38とによっ
て、テープTを挾持し、ピンチローラ31が逆転して、
テープTが引き戻されると、このテープTと前記押さえ
部材39の先端との摩擦力により、押さえ部材39は枢
軸40を中心として、更に挾持力が上昇し、テープTが
引き戻される力によってこれが押さえ部材39から外れ
ることはない(図4参照)。
【0034】一対のピンチローラ31で引き戻されたテ
ープTはこのピンチローラ31と原反支持装置35の間
に設けられた数個の案内ローラ36とダンサーローラ3
7によってその弛緩が吸収される。
【0035】またヒートシーラ50が上下移動体52と
共に上昇して、その先端が二枚重ねになっているテープ
を受け板38下面に当接(図5の実線参照)し、更に上
下移動体52に上昇力が作用するとヒートシーラ50の
下部が水平軸51によって上下移動体52に枢着され、
前述の通り水平軸51とヒートシーラ50の偏在した先
端56を結ぶ線0が前述のようにガイド53の方向より
図5において右方に傾斜しているから、上下移動体52
の上昇力により、ヒートシーラ50は水平軸51を中心
として、右方向に傾斜する力を受け、その上向きに凸の
湾曲面はテープTに圧接しながら図5において右方向に
摺動し、テープT相互を相当に広い面積に亘って溶着す
る作用を為す。
【0036】溶着が終わって、上下移動体52が下降さ
せればヒートシーラ50の頂面への圧力は解除され、ヒ
ートシーラ50はばね54の復元力によってこれが第2
ストッパ55に当たる元の位置まで復帰し、ヒートシー
ラ50は再び垂直となる。
【0037】実施例2 請求項5記載の発明を含むものであり、実施例2に加え
て、図1乃至図6に示すものである帯封装置体Aの天板
10の下の室内に、主駆動モータMoで一方向に設定さ
れた回転数で回転する共通の回転軸70が水平に設けて
あり、この回転軸70には、カム71、72、73、7
4及び75が固着され、対応した適宜のレバーなどのリ
ンク機構26、27、81、82、83及び84及び8
5を介して、前記テープガイド20、受け板38押さえ
部材39、上下移動体52及び可動刃61が定められた
順序で作動する。
【0038】この状態を略画的に図6に示してある。主
モータMoは回転軸70と直結でも必要に応じて電磁ク
ラッチ76及び適宜の減速機77を介して連結すること
もある。この実施例においては、主モータMoを駆動し
た後、各帯封作業時毎、作動始動スイッチ(図示してい
ない)をオンし、前記電磁クラッチを閉じ回転軸70を
一回転させ、電磁クラッチが開いて回転軸70が停止す
るようにしてある。この回転軸70の回転中に、前記実
施例1で説明したすべての作業が順序正しく行われる
(図7参照)。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明においては、前述の
通りに構成し作用を為すから、テーブル面上に被帯封物
を載置して、ピンチローラ及び各往復移動する構成部材
を前述の通りに作動させれば、テーブル面上の被帯封物
テープは一対のテープガイドに案内されて、容易にこれ
を囲繞し、テープ先端を固定した後、一対のテープガイ
ドを相離反して、テープはピンチローラを逆転すること
によって確実に被帯封物を緊縛し、ヒートシーラで溶着
しながら原反側に連なるテープを切断して、被帯封物を
緊縛状態で帯封できる効果を発揮する。
【0040】更に目的に応じ、テープ幅の異なるものを
使用する場合であっても、一対のテープガイドが最も接
近する間隔を規制する移動固定可能なストッパーを一度
調整すれば、その後一対のストパに当たるまで、テープ
ガイドが接近してその最接近間隔は以後同一となり、テ
ープ幅に応じた位置に一対のテープガイドは調整され、
テープの供給が安定し、正確な帯封となる。
【0041】請求項2記載の発明においては、ヒートシ
ーラは、テープに圧接した後、テープが緊縛する方向に
摺動するものであるから、先にヒートシーラが圧接し、
溶融した部分のホットメルト接着剤は、ヒートシーラの
水平摺動に伴って、固化を開始しヒートシーラが離反す
るときにはテープの一部は既に固化を開始した接着剤に
よって固着されるため、ヒートシール直後における剥離
が格段に少なくなる効果を有する。
【0042】請求項3記載の発明においては、請求項1
記載の発明によって行う作業は予め定められたシーケン
スに従って行われるため、毎回の作業が均一となり、そ
の効果も均一となる。
【0043】請求項4記載の発明においてはピンチロー
ラとこれを駆動するモータとは滑りを伴う伝動手段で連
結されているから緊縛するテープに過引張力を与えずそ
のモータに過負荷を与えない。
【0044】請求項5記載の発明においては、各往復運
動は共通の回転軸の対応するカムによって順序正しく制
御されるから、電圧の変化や、空気圧を用いた駆動装置
のような空気圧変化による作動むらがなく、確実な動作
を為し、面倒な各動作終了確認センサなどが不要とな
り、制御系が簡素化される。
【0045】実施例1の効果 請求項1乃至請求項4記載の発明の効果を併せて奏す
る。 実施例2の効果はすべての請求項の効果を併せて奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置全体の主要機構を示す側面図である。
【図2】テープガイドの運動機構を示す正面図である。
【図3】受板の運動機構を示す正面図である。
【図4】テープ緊縛途中を示す側面図である。
【図5】ヒートシール動作を示す側面図である。
【図6】回転軸と各往復運動部材の関係を示す説明図で
ある。
【図7】作動線図である。
【符号の説明】
A 帯封装置本体 B テープ案内装置 C テープ供給緊縛装置 D テープ溶着装置 E テープ切断装置 F 被帯封物 T テープ 10、11 天板 12 テーブル 13 逃げ溝 20 テープガイド 21 先端部 22 テープ案内溝 24 ストッパ 30 テープ案内路 31 ピンチローラ 35 原反支持装置 37 ダンサローラ 39 押さえ部材 50 ヒートシーラ 60 固定刃 61 可動刃

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯封装置本体と、テープ案内装置と、テー
    プ供給緊縛装置と、テープ溶着装置と、テープ切断装置
    とよりなり、 前記帯封装置本体はその上面が天板よりなるテーブルと
    してあり、その中央には前記天板のないテープ幅以上の
    幅の逃げ溝が形成してあり、 前記テープ案内装置は前記逃げ溝部に設けてあって、テ
    ープガイドが前記テープル面の上の被帯封物を垂直方向
    に囲繞するよう、ほぼ閉ループ形状に装備してあり、前
    記テープガイドの先端部は前記の天板下の位置としてあ
    る装置において、 前記テープガイドは一対のテープガ
    イドよりなり、これらは断面コの字型の型材が相向いあ
    って、テープ案内溝が形成してあり、かつ、これら一対
    のテープガイドは前記逃げ溝外の最大離反の待機位置よ
    り、逃げ溝内の最接近位置まで逃げ溝の横断方向に接近
    離反可能に装備してあり、前記一対のテープガイドの接
    近間隔は移動固定自在のストッパによって、調整自在に
    装備して構成してあり、 テープ供給緊縛装置は前記一対のテープガイドが相接近
    しているとき、このこれらのガイドのテープ案内溝内
    に、帯封用の内面にホットメルト型の接着剤が塗布して
    あるテープを送り込み、引き戻す可逆回転のピンチロー
    ラと前記天板下の位置で前記逃げ溝内にこの横断方向に
    進出退避する受け板とこの受け板が前記逃げ溝内に進出
    しているとき、下方の待機位置から上昇しこの下面に圧
    接するテープ先端押さえ部材を備えている。以上の構成
    要素よりなることを特徴とする用紙、カードなどの帯封
    装置。
  2. 【請求項2】前記テープ溶着装置は前記受け板の下面に
    前記ピンチローラから一対のテープガイドに搬送される
    テープ通路の外側から上昇し、前記受け板下面にテープ
    をループにして重ねて圧接するヒートシーラを備えてお
    り、前記テープ切断装置は前記ヒートシーラと前記ピン
    チローラの間にはテープカッターが装備してあり、 前記ヒートシーラは前記受け板下面に圧接後、テープが
    締まる方向に前記受け板下面に圧接しながら、摺動する
    ものであることを特徴とする請求項2記載の用紙、カー
    ドなどの帯封装置。
  3. 【請求項3】前記テーブル面上に被帯封物があり、前記
    一対のテープガイドが相接近し、受け板がテープ逃げ溝
    内に進出した状態のとき、前記ピンチローラは正回転を
    開始し、これによって送り込まれたテープがその両側部
    分を支えられて、閉ループ状のテープガイドの中を進行
    し、その先端が前記受け板の下側に到達した信号を入力
    信号として、前記ピンチローラは一時停止し、ついで前
    記押さえ部材が離反位置から圧接位置に進行して、前記
    テープを受け板に押し付けて固定し、後前記一対のテー
    プガイドは待機位置まで離反し、次いでピンチローラは
    逆転し、前記テープを緊張させた後停止するものであ
    り、 前記ヒートシーラは前記ピンチローラが逆転動作完了
    後、下位の待機位置より上昇し、前記緊張状態のテープ
    をその先端の下側に重ねて、これらを受け板の下面に押
    圧し、引き続き前記テープが緊張する方向にテープ面に
    沿って摺動させ後、下方に離反するものであり、 前記カッターは前記ヒートシーラが上昇し、受け板下面
    に圧接した初期に作動し、また前記押さえ部材はこのカ
    ッターの作動とほぼ同時に待機位置に復帰するものであ
    ることを特徴とする請求項2記載の用紙、カードなどの
    帯封装置。
  4. 【請求項4】前記ピンチローラは可逆回転モータとスリ
    ップ可能な伝達手段を介して伝動してあることを特徴と
    する請求項4記載の用紙、カードなどの帯封装置。
  5. 【請求項5】前記ピンチローラの駆動以外の順序往復駆
    動はすべて、共通の回転軸に装備した対応する数箇カム
    及びこれによって往復運動するリンク機構によることを
    特徴とする請求項4または請求項5記載の用紙、カード
    などの帯封装置。
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