JPH0825034B2 - 電縫管のガスシール溶接方法 - Google Patents

電縫管のガスシール溶接方法

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JPH0825034B2
JPH0825034B2 JP2285741A JP28574190A JPH0825034B2 JP H0825034 B2 JPH0825034 B2 JP H0825034B2 JP 2285741 A JP2285741 A JP 2285741A JP 28574190 A JP28574190 A JP 28574190A JP H0825034 B2 JPH0825034 B2 JP H0825034B2
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welding method
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洋実 高木
健策 河野
錠治 大脇
眞二 小島
昭夫 佐藤
健 多田
俊一 秋山
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日本鋼管株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電縫管のガスシール溶接方法に関するもの
である。
[従来の技術] 電縫部を内外面からシールして不活性ガスの雰囲気の
下で電縫溶接する方法として、特開昭53−119264号、実
開昭62−10966号公報に開示されているように、電縫溶
接のスクイズロールスタンド、溶接機等の全体をシール
する方法が採用されている。
しかし、これらの方法には、次のような問題点があ
る。
1)装置の組込みに時間が掛かる。
2)シール領域が大きいため、ガス置換に時間が掛か
り、また酸素濃度の維持のために大量のガスが必要にな
る。
3)大径サイズの場合には、更に1コイル毎のバッチ装
入であるため、1コイル毎にガス置換が必要となり、ガ
ス置換に時間が掛かるだけでなく、ガスも大量に必要に
なる。
[解決しようとする課題] そこで、これら問題点を解決する方法として、実開昭
58−33148号に示されるような、局部的に非接触で内外
面をシールする方法が提案されている。しかし、これで
は、スクイズトップロールのある4ロール又は5ロール
式の場合には、外面シール装置を設置するスペイスが無
いため、適用することができない。
本発明はスクイズトップロールのある4ロール又は5
ロールの場合に適用できるようにした電縫管のガスシー
ル溶接方法を提供することを課題とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の電縫管のガスシール溶接方法は、電縫部内面
をガスシールすると共に、二重円筒ノズルを管軸を含む
垂直面内で溶接ポイントに向け、パイプ面に対する傾斜
角度θを45〜75°とすると共に、先端位置の溶接ポイン
トからの水平距離Lを70〜120mmとし、且つ先端のパイ
プ面からの垂直距離Hを30〜90mmとして配設して、外面
シールを行うことを特徴とするものである。
更に、一対の筒型のサイド副ノズルを、溶接ポイント
に向け管軸に対象に配設し、不活性ガスを噴出させて外
面シールを行うものである。
更に、断面半円形で下部開放の上蓋ノズルを溶接機の
上流側に設け、不活性ガスを溶接部に向き噴出させて外
面シールを行うものである。
[作用] 外面シールのためのノズル類は、スクイズトップロー
ルがあっても取付け可能であるので、スクイズロールが
4ロール又は5ロールの場合にも適用できる。
そして、内面シールに二重円筒ノズルの外面シールを
組み合わせることにより、溶接部の酸素濃度を低下させ
ることができる。
また、サイド副ノズルを併用することにより、更に酸
素濃度を低下させることができる。
なお、上蓋ノズルを使用すれば、溶接ポイントから相
当の距離即ちVスロートの全領域に亘って酸素濃度を低
下させることができる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら説明す
る。
まず、第1図及び第2図により本発明方法を実施する
ための装置の概要について説明する。
溶接機3の下流にスクイズトップロールのあるスクイ
ズロール4が配設されている。Vスロート部の内面は内
面シール装置5によりシールされている。
そして、不活性ガスを噴出する二重円筒ノズル11が、
対をなすスクイズトップロール4aの間に配設されてい
る。また、一対のサイド副ノズル21が溶接ポイントに向
けて左右に設けられている。更に、上蓋ノズル26が溶接
機3の上流に設けられている。
次に、各ノズルの構成、作用について説明する。
二重円筒ノズル11の構成が第3図に、その配設位置が
第4図に示されている。
二重円筒11の内筒12の先端部は拡径され、拡径内筒13
となり、その拡径部に整流用のスクリーン14が設けられ
ている。また外筒15の先端部外周に複数の噴出穴16が開
けられ、これら噴出穴を覆って拡径外筒17が接続されて
いる。
そして、二重円筒11は、第4図に示すように、パイプ
1の面に対して角度θで傾斜され、その先端は溶接ポイ
ントPから水平方向にLの位置にあり、またパイプ面か
ら垂直方向にHのところにあるように配設されている。
これらθ、L及びHを色々に組み合わせ外面シールを
行うと共に、、内面シールを併用した場合の、Vスロー
ト先端部の酸素濃度を測定した結果を第1表に示す。
この結果より、パイプ面に対する傾斜角度θを45〜75
°の範囲内とし、その先端位置の溶接ポイントPから水
平距離Lを70〜120mmとし、且つパイプ面から垂直方向
距離Hを30〜90mmに位置させた場合に、Vスロート先端
部の酸素濃度を低く押さえることができることが明らか
になった。
次に、サイド副ノズル21の構成を第5図に、その配設
位置を第6図に示す。
断面矩形状の筒型本体22の長さ方向1/3の位置に整流
用のスクリーン23が設けられている。
そして、一対のサイド副ノズル21は、第6図に示すよ
うに、管軸に対して対称に配設され、パイプ1に直交す
る面に対して角度δで傾斜され、その先端は溶接ポイン
トPから水平方向にlの位置にあり、またパイプ面から
垂直方向にh(図示せず)のところにあるように配設さ
れている。
そして、内面シールしつつ、外面シールを上記二重円
筒ノズル11をθ=75°、l=80mm、H=80mmに配設して
行うと共に、サイド副ノズル21のδ、l及びhを色々に
組み合わせ外面シールを行った場合の、Vスロート中央
部の酸素濃度を測定した結果を第2表に示す。
この結果より、管軸に直交する面に対する傾斜角度δ
を35〜60°の範囲内とし、その先端位置の溶接ポイント
Pからの距離lを160〜250mmとし、且つパイプ面から垂
直方向距離hを0〜30mmに位置させた場合に、Vスロー
ト中央部の酸素濃度を低く押さえることができることが
明らかになった。
次に、上蓋ノズル26の構成を第7図に示す。
断面半円形で下部開放の本体27の、長さ方向1/3の位
置に整流用のスクリーン28が設けられている。
次に、内面シールと二重円筒ノズルの組み合わせ、内
面シールと二重円筒ノズル及びサイド副ノズルの組み合
わせ、並びに内面シールと二重円筒ノズル、サイド副ノ
ズル及び上蓋ノズルを組み合わせた場合の電縫部(V
点)からの各距離における酸素濃度を調査した結果を第
8図に示す。
サイド副ノズルを併用することにより、Vスロート中
央部の酸素濃度を下げることができる。また更に上蓋ノ
ズルを使用することにより、電縫部から離れた位置にお
いても酸素濃度を下げることができる。
次に、本発明方法により、第3表に示す材質の材料を
用い、電縫溶接した場合の溶接部の靭性について調査し
た結果を第4表に示す。
本発明方法により、溶接部の靭性を大幅に向上させる
ことができる。
[発明の効果] 本発明の電縫管のガスシール溶接方法は上記のような
もので、外面シールのためのノズル類は、スクイズトッ
プロールがあっても取付け可能であるので、スクイズロ
ールが4ロール又は5ロールの場合にも適用できる。
そして、内面シールに二重円筒ノズルの外面シールを
組み合わせることにより、溶接部の酸素濃度を低下させ
ることができる。
また、サイド副ノズルを併用することにより、更に酸
素濃度を低下させることができる。
なお、上蓋ノズルを使用すれば、溶接ポイントから相
当の距離即ちVスロートの全領域に亘って酸素濃度を低
下させることができる。
こうして、内外面シールをすることにより溶接部の靭
性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施するための装置の一例を示す
説明図、第2図は第1図の平面図(ただし、縮率が異な
っている。)、第3図及び第4図は二重円筒ノズルの断
面図と配設状態説明図、第5図及び第6図はサイド幅ノ
ズルの斜視図と配設状態説明図、第7図は上蓋ノズルの
斜視図、第8図は各種シール方法とVスロート部の酸素
濃度との関係を示す説明図である。 5…内面シール装置、11…二重円筒ノズル、21…サイド
副ノズル、26…上蓋ノスル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 眞二 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 佐藤 昭夫 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 多田 健 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 秋山 俊一 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−89581(JP,A) 特公 昭52−22945(JP,B1) 特公 昭56−26518(JP,B2) 実公 昭59−27981(JP,Y2)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電縫部内面をガスシールすると共に、二重
    円筒ノズルを管軸を含む垂直面内で溶接ポイントに向
    け、パイプ面に対する傾斜角度θを45〜75°とすると共
    に、先端位置の溶接ポイントからの水平距離Lを70〜12
    0mmとし、且つ先端のパイプ面からの垂直距離Hを30〜9
    0mmとして配設して、外面シールを行うことを特徴とす
    る電縫管のガスシール溶接方法。
  2. 【請求項2】更に、一対の筒型のサイド副ノズルを、溶
    接ポイントに向け管軸に対象に、管軸に直交する面に対
    する傾斜角度δを35〜60°とすると共に、先端位置の溶
    接ポイントからの水平距離lを160〜250mmとし、且つ先
    端のパイプ面からの垂直距離hを0〜30mmとして配設し
    て、不活性ガスを噴出させて外面シールを行う請求項1
    に記載の溶接方法。
  3. 【請求項3】更に、断面半円形で下部開放の上蓋ノズル
    を溶接機の上流側に設け、不活性ガスを溶接部に向き噴
    出させて外面シールを行う請求項2に記載の溶接方法。
JP2285741A 1990-10-25 1990-10-25 電縫管のガスシール溶接方法 Expired - Fee Related JPH0825034B2 (ja)

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