JPH0824908A - ステンレス鋼および高合金鉄帯体の圧延方法 - Google Patents

ステンレス鋼および高合金鉄帯体の圧延方法

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JPH0824908A
JPH0824908A JP16703594A JP16703594A JPH0824908A JP H0824908 A JPH0824908 A JP H0824908A JP 16703594 A JP16703594 A JP 16703594A JP 16703594 A JP16703594 A JP 16703594A JP H0824908 A JPH0824908 A JP H0824908A
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JP
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rolling
mill
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stainless steel
cold
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JP16703594A
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Shintaro Kaneyasu
信太郎 兼安
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
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Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステンレス鋼帯などの硬質材料を複数基の6
重圧延機で構成されるタンデム式圧延機によって高圧下
冷間圧延することができる圧延方法を提供する。 【構成】 ステンレス鋼帯1は、タンデムに配設された
第1ミル9、第2ミル10および第3ミル11で冷間圧
延される。第2ミル10および第3ミル11は、同一構
成の6重圧延機である。第2ミル10のワークール10
a,10bの直径は第3ミル11と同様、比較的小径の
230〜250mmである。冷間圧延は、高粘度ソリブ
ル圧延剤を噴射ノズル32a,32b,33a,33b
から第2ミル10および第3ミル11に噴射しつつ、大
きな圧延張力のもとで行われる。該冷間圧延方法によっ
て圧延荷重は従来法と比較して10〜20%減少する。
したがって、圧延荷重を従来水準に維持するとすれば、
圧延荷重低減分だけ圧下量を大きくすることができるの
で、高圧下冷間圧延が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステンレス鋼帯および
高合金鉄帯など硬質材の高圧下冷間圧延方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に熱間圧延ステンレス鋼帯および高
合金鉄帯は、熱間圧延組織を消失し改質するためや熱間
圧延により加工硬化した鋼帯および高合金鉄帯を軟化さ
せるためと、さらに冷間圧延により加工硬化した鋼帯お
よび高合金鉄帯をも含めて焼鈍により生じた厚くて緻密
なスケールを除去するために、たとえば特開昭59−4
1482号公報にも紹介されているように、主として焼
鈍装置および機械的処理と化学的処理とを組合わせて構
成された脱スケール装置とからなる一連の焼鈍脱スケー
ル設備の配備された工程に連続的に通板して、焼鈍かつ
脱スケール処理を行っている。特定の熱間圧延ステンレ
ス鋼帯や高合金鉄帯では、別に配置された箱型焼鈍炉を
有する設備で焼鈍処理のみ先に行ってから、前記焼鈍脱
スケール設備に連続的に通板して、脱スケール処理のみ
行う場合もある。
【0003】このような焼鈍および脱スケール処理を終
えた熱間圧延や冷間圧延ステンレス鋼帯および高合金鉄
帯は、種々の機種やその組合わせによる圧延機を備えた
レバース式あるいはタンデム式の冷間圧延設備に、鋼帯
や高合金鉄帯毎にまたは連続的に通板して冷間圧延を行
っている。
【0004】一般にステンレス鋼帯および高合金鉄帯
は、普通鋼の鋼帯と比べて変形抵抗が大きく硬質である
とともに加工硬化も結構激しい。したがって、ステンレ
ス鋼帯および高合金鉄帯は冷間圧延時に圧延荷重が大き
くなるので、冷間圧下率を大きくすることが困難であ
る。圧延荷重はワークロールの直径、圧延張力、冷間圧
延剤などによって影響を受ける。ワークロールの直径
は、小径になるほど材料との接触面積が小さくなるので
圧延荷重が減少する。圧延張力は、大きくなるほど圧延
荷重が減少する。したがってステンレス鋼帯および高合
金鉄帯は、大きな圧延張力を付与しつつ、小径のワーク
ロールを用いて圧延されている。
【0005】冷間圧延剤には、潤滑性、ロール冷却性、
クリーニング性および製品表面光沢性などが要求され
る。一般に、圧延剤の粘度が高いほど圧延剤の膜厚が厚
くなるので摩擦係数が低くなる。したがって潤滑性は、
圧延剤の粘度が高いほど向上する。製品表面光沢性は、
冷間圧延機のワークロール面を圧延剤の薄膜を介して製
品表面になる鋼帯や高合金鉄帯表面に擦すりつけること
で得られるので、圧延剤の粘度が低いほどその膜厚が薄
くなり製品表面光沢性は向上する。また膜厚が厚くなる
と、オイルピットが多数形成され製品表面光沢性が損な
われるので、圧延剤の粘度が低いほど製品表面光沢性は
向上する。
【0006】ステンレス鋼帯および高合金鉄帯の冷間圧
延剤には、鉱油のストレート油と、鉱油を水に分散させ
てエマルジョンにしたソリブル圧延剤とが主として使用
されている。前記ストレート油は、前記ソリブル圧延剤
と比較して製品表面光沢性は良好であるけれども、ロー
ル冷却性は劣る。ステンレス鋼帯および高合金鉄帯の冷
間圧延機には、前述のようにレバース式圧延機やタンデ
ム式圧延機などが使用されている。レバース式圧延機
は、たとえば、20段ゼンジミアミルに代表されるクラ
スタ型圧延機で構成され、タンデム式圧延機は、複数基
の20段ゼンジミアミルまたは特開平5−212410
号公報に紹介されているように複数基の4重圧延機や6
重圧延機で構成されている。レバース式冷間圧延機で
は、主として光沢仕上げ製品が冷間圧延されるので、製
品表面光沢性が良好な前記ストレート油が使用される。
タンデム式冷間圧延機では、高圧下冷間圧延が行われ、
圧延ロールの温度上昇により潤滑性の低下を招き、焼付
きいわゆるヒートスクラッチ等の表面欠陥を生じやすい
ので、ロール冷却性の良好な前記ソリブル圧延剤が使用
される。前述のごとく、冷間圧延剤に要求される特性に
は、相反する特性があり、現状ではすべての要求を満た
す冷間圧延剤は存在しない。したがって冷間圧延剤は、
目的に応じて選定されている。
【0007】現在レバース式冷間圧延機の圧延剤には、
低粘度鉱油のストレート油が主として使用されている。
使用されている圧延油の粘度は、40℃で10cSt級
である。またタンデム式冷間圧延機の圧延剤には、低粘
度鉱油のソリブル圧延剤が使用されている。使用されて
いる圧延剤の粘度は、40℃で20cSt級である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によれば、ス
テンレス鋼帯および高合金鉄帯は小径のワークロールを
使用して冷間圧延されている。小径のワークロールは、
圧延荷重の低減に有効であり、たとえば20段ゼンジミ
アミルにおいては従来より使用されている。しかしなが
ら4重圧延機や6重圧延機においては、通常ワークロー
ルの径が400〜600mm程度であり、このワークロ
ールをあまり小径にすることは困難である。このような
6重圧延機は、上下一対のワークロールと、各ワークロ
ールを補強する中間ロールとバックアップロールとによ
って構成されている。またこの中間ロールは、軸線方向
に往復移動して形状修正のためのロールシフトを行うこ
とができる。したがって、このような6重圧延機におい
てワークロールを小径化すると、水平方向の力によって
ワークロールの水平曲げが生じやすくなり、圧延板の平
坦度が悪くなる。ワークロールの水平曲げは、水平支持
ロールを設置すれば防止できるので、水平支持ロールを
設置することによって、6重圧延機のワークロールの直
径をもっと小径にすることができる。しかしこの場合に
は6重圧延機の構造が複雑となるので、高投資額を要す
るだけでなく、保守点検作業の負荷が増大し、低コスト
で鋼帯や高合金鉄帯を品質良く安定して冷間圧延するこ
とが困難である。したがって、6重圧延機においてはワ
ークロールの小径化には限界がある。20段ゼンジミア
ミルのワークロールは、扇状に配列された非常に多数
(多段)の支持ロールによって支持されているので水平
力も支えられる。したがってワークロールの水平曲げが
生じずワークロールを小径化することが可能である。冷
間圧延剤は、前述のように低粘度の圧延剤が使用されて
いるので圧延剤の摩擦係数は比較的高く圧延荷重の低減
は困難である。したがって、前述のごとく変形抵抗が大
きく加工硬化の激しいステンレス鋼帯や高合金鉄帯を、
特にタンデム式圧延機において4重圧延機や6重圧延機
を使用して冷間圧延する場合、高圧下冷間圧延は困難で
ある。また、高圧下高速冷間圧延はさらに困難である。
【0009】一方、6重圧延機は前述のような20段ゼ
ンジミアミルと比較して構造が簡単であり、かつ中間ロ
ールが軸線方向に往復移動できるので被圧延鋼帯や高合
金鉄帯の形状制御性が優れている。したがって、タンデ
ム式圧延機によってステンレス鋼帯および高合金鉄帯を
冷間圧延する場合、複数基のタンデム式圧延機を6重圧
延機により、あるいは6重圧延機を含んで構成すること
は工業上極めて有益である。しかしながら前述のように
6重圧延機は20段ゼンジミアミルと比較してロール径
を小さくすることが困難であるので、圧延荷重が大きく
なり高圧下冷間圧延、それ以上に高圧下高速冷間圧延を
行うことが困難である。
【0010】本発明の目的は、複数機の6重圧延機を含
んで構成されるタンデム式冷間圧延機によって、硬質材
料であるステンレス鋼帯および高合金鉄帯を高圧下冷間
圧延する圧延方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、硬質材料であ
るステンレス鋼および高合金鉄の帯体を冷間圧延する方
法において、圧延剤として、50℃で粘度が60〜20
0cStであるソリブル圧延剤を用い、ワークロールの
直径を230〜250mmとし、圧延される帯体の長手
方向に付加される張力を15〜50kgf/mm2とす
ることを特徴とするステンレス鋼および高合金鉄帯体の
圧延方法である。
【0012】また本発明は、前記ソリブル圧延剤の粘度
は、40℃で100〜300cStであることを特徴と
する。
【0013】また本発明は、前記ソリブル圧延剤の粘度
は、50℃で60〜100cStまたは40℃で100
〜150cStであることを特徴とする。
【0014】また本発明は、前記冷間圧延の圧延速度
は、5〜200mpmであることを特徴とする。
【0015】また本発明は、前記冷間圧延は、タンデム
圧延機によって行うことを特徴とする。
【0016】また本発明は、前記冷間圧延は、前記ワー
クロールを上下一対備え、各ワークロールを中間ロール
とバックアップロールとによって補強する6重圧延機を
用いて行うことを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明に従えば、硬質材料であるステンレス鋼
帯および高合金鉄帯は、圧延剤として50℃で粘度が6
0〜200cStの高粘度ソリブル圧延剤を用い、ワー
クロールの直径を比較的小径の230〜250mmと
し、圧延張力を高張力の15〜50kgf/mm2 とし
て冷間圧延されるので、圧延荷重を低減することができ
る。したがって、圧延荷重低減分だけ高圧下冷間圧延を
することができる。
【0018】また本発明に従えば、前記ソリブル圧延剤
は40℃で粘度が100〜300cStであり、好まし
くは50℃で粘度が60〜100cStまたは40℃で
粘度が100〜150cStであるので摩擦係数は低い
水準で維持され、圧延荷重を安定して低減することがで
きる。したがって、圧延荷重低減分だけ高圧下冷間圧延
をすることができる。
【0019】また本発明に従えば、前記冷間圧延の圧延
速度は5〜200mpmであり、普通鋼の圧延速度と比
べれば低速で圧延される。被圧延材とワークロールの接
触面内へ引込まれる前記ソリブル圧延剤の膜厚は、粘度
が高くなるほど増大し圧延速度が小さくなるほど減少す
る。被圧延材とワークロールの接触面内へ引込まれる圧
延剤は、オイルピットを形成し製品表面光沢性を損な
う。したがって、低速圧延は高粘度圧延剤使用による製
品表面光沢性の低下を抑制することができる。
【0020】また本発明に従えば、前記冷間圧延はタン
デム式冷間圧延機によって行われるので、生産性が極め
て高い。
【0021】また本発明に従えば、前記冷間圧延は形状
制御性の良好な6重圧延機を用いて行われるので、高圧
下冷間圧延を平坦度を低下させずに行うことができる。
【0022】
【実施例】図1は、本発明に係るプロセスラインの一例
の構成全体を簡略化して示す説明図である。本発明の冷
間圧延方法を実施するための冷間圧延設備事例が、図1
に含まれている。ステンレス鋼帯1はコイル毎にペイオ
フリール2a,2bに装着され、先行コイルがペイオフ
リール2aから繰出される。先行コイルの通板が終了す
ると、後行コイルがペイオフリール2bから繰出され、
溶接装置3で先行コイルの尾端と後行コイルの先端とが
溶接される。ステンレス鋼帯1は、熱間圧延ステンレス
鋼帯である場合と冷間圧延ステンレス鋼帯である場合と
がある。溶接装置3の下流側には、入側ルーパ装置4が
配設されている。入側ルーパ装置4は、下流側にステン
レス鋼帯1を連続通板するために必要な鋼帯長さを蓄え
ているので、溶接は下流側を停止せずに行うことができ
る。入側ルーパ装置4の下流側には焼鈍装置5および脱
スケール装置6が配設されている。
【0023】ステンレス鋼帯1は、焼鈍装置5の焼鈍炉
5aで加熱され冷却装置5bで冷却されて焼鈍処理を終
え、引続き脱スケール装置6で機械的処理と化学的処理
とを組合わせて脱スケール処理される。脱スケール処理
を終えたステンレス鋼帯1は、出側ルーパ装置7を介し
てブライドル装置8に連続通板される。ブライドル装置
8の下流側には、第1ミル9が配設されている。第1ミ
ル9は、たとえば2重圧延機または4重圧延機にロール
配列を変更可能な冷間圧延機である。ステンレス鋼帯1
が前記焼鈍処理および脱スケール処理に引続き冷間圧延
される時には、第1ミル9は4重圧延機として構成され
る。図1は、第1ミル9が4重圧延機として構成されて
いる状態を示している。ステンレス鋼帯1が、前記焼鈍
処理および脱スケール処理後冷間圧延されないときに
は、第1ミル9は2重圧延機として構成され、たとえば
調質圧延機として使用される。第1ミル9の下流側には
溶接部を剪断する剪断機16が配設されており、デフレ
クタロール17を介してステンレス鋼帯1を巻取る前面
巻取りリール18が配設されている。前面巻取りリール
18および剪断機16は、ステンレス鋼帯1が冷間圧延
されないときに使用される。
【0024】前面巻取りリール18の下流側には、セン
タリング装置19を介してたとえば2基の6重圧延機が
上流側から第2ミル10,第3ミル11の順にタンデム
に配設されている。第2ミル10および第3ミル11
は、全く同一の構成である。センタリング装置19は、
ステンレス鋼帯1が冷間圧延されるときに使用される。
ステンレス鋼帯1は、第1ミル9で冷間圧延された後、
センタリング装置19でセンタリングされつつ第2ミル
10に通板される。第3ミル11の下流側に、上下一対
のロールにより構成される張力付与装置12が配設され
ている。張力付与装置12は、ステンレス鋼帯1に張力
を付与するとともに鋼帯上の汚れを洗浄する。張力付与
装置12の下流側には、ステンレス鋼帯1の溶接部を剪
断する剪断機13が配設されており、デフレクタロール
14を介してステンレス鋼帯1を巻取る後面巻取りリー
ル15が配設されている。本発明の冷間圧延方法は、も
っぱら第2ミル10および第3ミル11で実施される。
【0025】図2は、図1に示すプロセスライン中本発
明の冷間圧延方法を実施するための冷間圧延設備と、圧
延剤の循環系統とを簡略化して示す模式図である。図1
と対応する部分には、同一の参照符号を付す。
【0026】第1ミル9は、前述のとおり2重圧延機ま
たは4重圧延機にロール配列を変更可能な冷間圧延機で
ある。ステンレス鋼帯1が前記焼鈍処理および脱スケー
ル処理に引続き冷間圧延されるときには、第1ミル9は
4重圧延機として構成される。図2は、第1ミル9が4
重圧延機として構成されている状態を示している。第1
ミル9で冷間圧延を行う場合、圧延剤には有機酸を主成
分とする水溶性圧延剤が使用される。前記水溶性圧延剤
には、有機アミンはほとんど含まれていない。前記水溶
性圧延剤の濃度は10%程度である。前記水溶性圧延剤
は、冷間圧延中噴射ノズル22a,22bから噴射さ
れ、第1ミル9の下部に設置されたオイルパン23を介
して圧延剤タンク24に貯蔵される。貯蔵された水溶性
圧延剤は、ポンプ25によって送剤され、フィルタ26
およびクーラ27を経て循環しながら噴射ノズル22
a,22bから噴射される。クーラ27は、前記水溶性
圧延剤の温度を予め定める温度範囲に調整する。ステン
レス鋼帯1は、第1ミル9で冷間圧延された後、空気ノ
ズル31a,31bで水溶性圧延剤が除去される。
【0027】第2ミル10は6重圧延機であり、上下一
対のワークロール10a,10bと、各ワークロール1
0a,10bを補強する中間ロール10c,10dとバ
ックアップロール10e,10fとによって構成されて
いる。ワークロール10a,10bの軸線は、同一鉛直
面内に存在する。中間ロール10c,10dおよびバッ
クアップロール10e,10fの軸線は、別の同一鉛直
面内に存在する。ワークロール10a,10bの軸線を
含む鉛直面は、後者の鉛直面より約10mm程度下流側
にオフセットされている。また中間ロール10c,10
dは、軸線方向に往復移動して形状修正のためのロール
シフトを行うことができる。さらに中間ロール10c,
10dは、図示しないモータによって回転駆動されてい
る。第2ミル10のワークロールの直径は、230〜2
50mmである。ワークロールの直径は、小径になるほ
どステンレス鋼帯1との接触面積が小さくなるので圧延
荷重が減少する。したがって、通常普通鋼などの鋼帯を
冷間圧延するタンデム式冷間圧延機における上下一対の
ワークロールの直径が400〜600mmの範囲である
のに対して、本発明に係る第2ミル10のワークロール
の直径は非常に小径である。また第2ミル10のワーク
ロールの直径の下限を230mmとしたのは、直径23
0mm未満のロール径では圧延時水平方向の力によって
ワークロールが水平曲げを生じやすくなり、ステンレス
鋼帯1の平坦度が悪くなるからである。また第3ミル1
1の構成は、第2ミル10と全く同一である。
【0028】第2ミル10および第3ミル11の圧延剤
としては、合成エステルを基剤とする圧延剤を水に分散
させてエマルジョンにしたソリブル圧延剤が使用され
る。前記圧延剤の濃度は6%程度であり、粘度は50℃
で80cSt級で高粘度である。この高粘度圧延剤は、
潤滑性を向上させ圧延荷重を減少させるので、高圧下冷
間圧延が可能となる。前記圧延剤の粘度範囲は、50℃
で60〜200cStまたは40℃で100〜300c
Stである。また特に好ましい粘度範囲は、50℃で6
0〜100cStまたは40℃で100〜150cSt
である。この圧延剤の粘度が高くなるとその融点が高く
なるので、圧延剤は凝固しやすくなる。圧延剤が凝固す
れば冷間圧延は困難になるので、前記圧延剤の粘度範囲
の上限値はその融点から決定される。前記圧延剤の粘度
範囲を越える圧延剤の融点は、たとえば50℃で粘度が
230cStの場合、融点は35℃である。また前記圧
延剤の粘度の下限値を50℃で60cStまたは40℃
で100cStとしたのは、下限値未満の粘度では摩擦
係数が高くなり、圧延荷重を低減することができないか
らである。第2ミル10および第3ミル11の圧延剤と
してソリブル圧延剤が使用されるのは、ロール冷却性
が良いこと火災の危険性が少ないことヒートスクラ
ッチが発生しにくいことなどによるものである。
【0029】第2ミル10および第3ミル11の圧延剤
であるソリブル圧延剤は、冷間圧延中噴射ノズル32
a,32bから第2ミル10に、噴射ノズル33a,3
3bから第3ミル11にそれぞれ噴射される。噴射され
た前記ソリブル圧延剤は、第2ミル10および第3ミル
11の下部に設置されたオイルパン34を介してダーテ
ィタンク35に貯蔵される。ダーティタンク35に貯蔵
されている前記ソリブル圧延剤は、ポンプ36によって
送剤されフィルタ37を経てクリーンタンク38に貯蔵
される。このフィルタ37は、比較的粗大な粒子を除去
する。クリーンタンク38に貯蔵されている清浄化され
た前記ソリブル圧延剤は、ポンプ42によって送剤さ
れ、クーラ43を経て、前記噴射ノズル32a,32
b,33a,33bから噴射される。クーラ43は前記
ソリブル圧延剤の温度を予め定める温度範囲、たとえば
35〜40℃に調整する。
【0030】前記ソリブル圧延剤の一部は、戻り配管4
5を経て前記ダーティタンク35に還流する。戻り配管
45の中間には、濃度計44が配設されている。濃度計
44は、前記ソリブル圧延剤中の圧延剤濃度を測定す
る。圧延剤濃度が、予め定める濃度範囲を下まわるとき
には、圧延剤が補給される。冷間圧延が一時中断される
場合には、前記噴射ノズル32a,32b,33a,3
3bへの送剤を停止し、戻り配管45とダーティタンク
35とクリーンタンク38を循環する経路で、前記ソリ
ブル圧延剤が送剤される。
【0031】ステンレス鋼帯1は、第2ミル10および
第3ミル11で冷間圧延された後、張力検出器20,2
1をそれぞれ通板される。張力検出器20,21は、張
力を測定するとともにステンレス鋼帯1に付着した前記
ソリブル圧延剤を除去する。ステンレス鋼帯1が第2ミ
ル10および第3ミル11で冷間圧延されるときには、
圧延荷重を低減するために大きな張力が付与される。第
2ミル10および第3ミル11のミル出側張力は、15
〜50kgf/mm2 の範囲に選ばれる。ミル出側張力
値の下限を15kgf/mm2としたのは、15kgf
/mm2未満の張力値では圧延荷重の低減効果が認めら
れないからである。またミル出側張力値の上限を50k
gf/mm2としたのは、50kgf/mm2を越える張
力値では板破断のおそれがあるからである。またプロセ
スライン全体の通板速度は、前記焼鈍装置5および脱ス
ケール装置6によって律速されるので、冷間圧延は5〜
200mpm程度で、普通鋼の冷間圧延などに比較すれ
ば低速で行われる。ステンレス鋼帯1とワークロール1
0a,10bとの接触面内へ引込まれる前記圧延剤の膜
厚は、圧延剤の粘度が高くなるほど増大し、圧延速度が
小さくなるほど減少する。ステンレス鋼帯1とワークロ
ール10a,10bとの接触面内へ引込まれる前記圧延
剤は、オイルピットを形成し、製品表面光沢性を損な
う。したがって低速圧延は、高粘度圧延剤使用による製
品表面光沢性の低下を抑制する。
【0032】また前記冷間圧延の圧延速度範囲の上限速
度は、硬質材料であるステンレス鋼帯1のレバース式圧
延機の圧延速度と比べれば高速の場合もあるので、能率
や生産性は高水準である。
【0033】張力付与装置12は、上下一対のロール1
2a,12bと、ロール12a,12bを駆動する図示
しないモータによって構成される。ステンレス鋼帯1
は、一対のロール12a,12bの間に挟持されて通板
される。張力付与装置12は、ステンレス鋼帯1に張力
を付与するとともに鋼帯上の汚れを洗浄する。張力付与
装置12の潤滑剤としては、鉱油のストレート油が使用
される。前記ストレート油は、洗浄力を向上させるため
にアルコール系添加剤を含有している。前記ストレート
油の粘度は、40℃で6.0cStである。前記ストレ
ート油は、噴射ノズル50a,50bから張力付与装置
12に噴射される。噴射された前記ストレート油は、張
力付与装置12の下部に設置されたオイルパン51を介
してタンク52の第1槽52aに貯蔵される。第1槽5
2aに貯蔵されたストレート油は、第1槽52aの堰5
2bを越えて第2槽52cに流入する。第2槽52cに
貯蔵されたストレート油は、遠心分離機53を経て第3
槽52dに送油される。遠心分離機53は、油と水とを
回転分離する。第3槽52dに貯蔵された前記脱水スト
レート油は、ポンプ54によってフィルタ55を経て前
記噴射ノズル50a,50bから噴射される。ステンレ
ス鋼帯1は、張力付与装置12を通板することによって
鋼帯上のスカム等が除去され洗浄されるので表面品質が
向上する。張力付与装置12を通過したステンレス鋼帯
1は、デフレクタロール14を介して後面巻取りリール
15に巻取られる。後面巻取りリール15にかかる張力
は、張力付与装置12が介在されるために小さくなる。
また、剪断機13が溶接部を剪断しても、圧延に必要な
張力は張力付与装置12によって確保される。
【0034】表1には、第2ミル10および第3ミル1
1において本発明の圧延剤を使用した実施例1の圧延荷
重と、従来品の圧延剤を使用した比較例1の圧延荷重と
が示されている。圧延荷重としては、全荷重とステンレ
ス鋼帯の単位幅当たりの荷重が示されている。実施例1
で使用した圧延剤は、合成エステルを基剤とする圧延剤
を水に分散させてエマルジョンにしたソリブル圧延剤で
ある。圧延剤の濃度は約6%であり、粘度は50℃で1
65cStであった。比較例1で使用した圧延剤は、鉱
油を基剤とする圧延剤を水に分散させてエマルジョンに
したソリブル圧延剤である。圧延剤の濃度は約6%であ
り、粘度は50℃で19.5cStであった。表1に示
す冷間圧延に使用したステンレス鋼帯の鋼種は、SUS
304であり、その出発材料である熱間圧延ステンレス
鋼帯の寸法は、板厚2.93mm、板幅1252mmで
ある。冷間圧延後の寸法は、板厚2.050mm、板幅
1252mmであった。冷間圧延のパススケジュール、
圧延速度および圧延張力は、実施例1および比較例1と
も表1に示すように同一に設定した。圧延速度は、極低
速と低速の2条件設定した。第2ミル10および第3ミ
ル11のワークロールの直径は、ともに250mmであ
った。第1ミル9は4重圧延機として構成され、冷間圧
延機として使用される。圧延剤としては、有機酸を主成
分とする水溶性圧延剤が使用された。前記水溶性圧延剤
の濃度は約10%である。第1ミル9による冷間圧延後
の板厚は、2.500mm、板幅は1252mmであっ
た。また第1ミル9の出側張力は、22.4kgf/m
2 に設定した。第1ミル9のワークロールの直径は、
460mmである。第1ミル9の前記冷間圧延条件は、
実施例1および比較例1とも同一に設定した。表1に示
すように、実施例1の圧延荷重は、比較例1の圧延荷重
よりも低減している。上記圧延荷重の低減は、第2ミル
10および第3ミル11とも生じている。また圧延速度
が極低速の場合も低速の場合も、圧延荷重は低減してい
る。比較例1と実施例1の圧延荷重の差を比較例1の圧
延荷重で除した値を圧延荷重低減率(%)と定義すれ
ば、圧延荷重低減率は13.7〜20.2%であった。
上述のように、高粘度圧延剤を使用した実施例1の圧延
荷重は、比較例1に比べ低減している。したがって、圧
延荷重を従来水準に維持するとすれば実施例1は圧延荷
重低減分だけ圧下量を大きくすることができるので、冷
間圧下率を高くすることができる。
【0035】
【表1】
【0036】表2には、第2ミル10および第3ミル1
1において本発明の圧延剤を使用した実施例2の圧延荷
重と従来品の圧延剤を使用した比較例2の圧延荷重が示
されている。圧延荷重としては、全荷重とステンレス鋼
帯の単位幅当たりの荷重が示されている。実施例2で使
用した圧延剤は、実施例1で使用した圧延剤と同一であ
る。比較例2で使用した圧延剤は、比較例1で使用した
圧延剤と同一である。表2に示す冷間圧延に使用したス
テンレス鋼帯の鋼種は、SUS304であり、その出発
材料である熱間圧延ステンレス鋼帯の寸法は、板厚3.
11mm,板幅1252mmであり、冷間圧延後の寸法
は、板厚2.120mm,板幅1252mmであった。
冷間圧延のパススケジュール、圧延速度および圧延張力
は、実施例2および比較例2とも表2に示すように同一
に設定した。圧延速度は、極低速と低速の2条件設定し
た。第2ミル10および第3ミル11のワークロールの
直径は、ともに250mmである。第1ミル9は、4重
圧延機として構成され、冷間圧延機として使用された。
圧延剤としては、有機酸を主成分とする水溶性圧延剤が
使用された。前記水溶性圧延剤の濃度は約10%であっ
た。第1ミル9による冷間圧延後の板厚は2.550m
m、板幅は1252mmであった。また第1ミル9の出
側張力は、21.9kgf/mm2に設定した。第1ミ
ル9のワークロールの直径は460mmである。第1ミ
ル9の前記冷間圧延条件は、実施例2および比較例2と
も同一に設定した。表2に示すように実施例2の圧延荷
重は、比較例2の圧延荷重よりも低減している。上記圧
延荷重の低減は、第2ミル10および第3ミル11とも
生じている。また圧延速度が極低速の場合も、低速の場
合も圧延荷重は低減している。前記圧延荷重低減率は、
9.9〜19.2%であった。上述のように高粘度圧延
剤を使用した実施例2の圧延荷重は、比較例2に比べ低
減している。したがって、圧延荷重を従来水準に維持す
るとすれば、実施例2は圧延荷重低減分だけ圧下量を大
きくすることができるので、冷間圧下率を高くすること
ができる。
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、硬質材料であるステン
レス鋼帯および高合金鉄帯は、圧延剤として50℃で粘
度が60〜200cStの高粘度ソリブル圧延剤を用
い、ワークロールの直径を比較的小径の230〜250
mmとし、圧延張力を高張力の15〜50kgf/mm
2 として冷間圧延される。これによって、被圧延鋼帯
は、摩擦係数の低い高粘度圧延剤と、被圧延鋼帯との接
触面積の小さい小径ワークロールとを用いて、高圧延張
力のもとで冷間圧延されるので、圧延荷重を低減するこ
とができる。したがって、圧延荷重を従来水準に維持す
るとすれば、圧延荷重低減分だけ圧下量を大きくするこ
とができるので、高圧下冷間圧延が可能となる。また圧
延剤としてソリブル圧延剤を用いているので、ロール冷
却性がよく、火災の危険性が少なく、ヒートスクラッチ
が発生しにくい。
【0039】また本発明によれば、前記ソリブル圧延剤
の粘度は40℃で100〜300cStであり、好まし
くは50℃で60〜100cStまたは40℃で100
〜150cStである。通常のソリブル圧延剤の粘度は
40℃で20cStであるので、該圧延剤の粘度はきわ
めて高粘度である。このため該ソリブル圧延剤の摩擦係
数は低い水準で維持され、圧延荷重を安定して低減する
ことができる。したがって、圧延荷重を従来水準に維持
するとすれば圧延荷重低減分だけ圧下量を大きくするこ
とができるので、高圧下冷間圧延が可能となる。
【0040】また本発明によれば、前記冷間圧延の圧延
速度は5〜200mpmであり、普通鋼の圧延速度と比
べれば低速で圧延される。被圧延鋼帯とワークロールの
接触面内へ引込まれる前記ソリブル圧延剤の膜厚は粘度
が高くなるほど増大し、圧延速度が小さくなるほど減少
する。被圧延鋼帯とワークロールの接触面内へ引込まれ
る圧延剤は、オイルピットを形成し製品表面光沢性を損
なう。したがって低速圧延は、高粘度圧延剤使用による
製品表面光沢性の低下を抑制することができる。また前
記冷間圧延の圧延速度範囲の上限速度は、硬質材料であ
るステンレス鋼帯などのレバース式圧延機の圧延速度と
比べれば高速の場合もあるので、能率や生産性は高水準
である。
【0041】また本発明によれば、前記冷間圧延はタン
デム式冷間圧延機によって行われるので、生産性が高
く、コスト低減に寄与することができる。
【0042】また本発明によれば、前記冷間圧延は、形
状制御性の良好な6重圧延機を用いて行われるので、高
圧下冷間圧延を平坦度を低下させずに行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロセスラインの一例の構成全体
を簡略化して示す説明図である。
【図2】図1に示すプロセスライン中本発明の冷間圧延
方法を実施するための冷間圧延設備と、圧延剤の循環系
統とを簡略化して示す模式図である。
【符号の説明】
1 ステンレス鋼帯 5 焼鈍装置 6 脱スケール装置 9 第1ミル 10 第2ミル 10a,10b ワークロール 10c,10d 中間ロール 10e,10f バックアップロール 11 第3ミル 12 張力付与装置 20,21 張力検出器 22a,22b,32a,32b,33a,33b,5
0a,50b 噴射ノズル 26,30,37,55 フィルタ 27,43 クーラ 35 ダーティタンク 38 クリーンタンク 44 濃度計 53 遠心分離機

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質材料であるステンレス鋼および高合
    金鉄の帯体を冷間圧延する方法において、冷間圧延剤と
    して、50℃で粘度が60〜200cStであるソリブ
    ル圧延剤を用い、ワークロールの直径を230〜250
    mmとし、圧延される帯体の長手方向に付加される張力
    を15〜50kgf/mm2 とすることを特徴とするス
    テンレス鋼および高合金鉄帯体の圧延方法。
  2. 【請求項2】 前記ソリブル圧延剤の粘度は、40℃で
    100〜300cStであることを特徴とする請求項1
    記載のステンレス鋼および高合金鉄帯体の圧延方法。
  3. 【請求項3】 前記ソリブル圧延剤の粘度は、50℃で
    60〜100cStまたは40℃で100〜150cS
    tであることを特徴とする請求項1または2記載のステ
    ンレス鋼および高合金鉄帯体の圧延方法。
  4. 【請求項4】 前記冷間圧延の圧延速度は、5〜200
    mpmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載のステンレス鋼および高合金鉄帯体の圧延方法。
  5. 【請求項5】 前記冷間圧延は、タンデム圧延機によっ
    て行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    のステンレス鋼および高合金鉄帯体の圧延方法。
  6. 【請求項6】 前記冷間圧延は、前記ワークロールを上
    下一対備え、各ワークロールを中間ロールとバックアッ
    プロールとによって補強する6重圧延機を用いて行うこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のステン
    レス鋼および高合金鉄帯体の圧延方法。
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