JPH08245173A - 材木集材機のウインチ連動制御回路 - Google Patents

材木集材機のウインチ連動制御回路

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JPH08245173A
JPH08245173A JP7965695A JP7965695A JPH08245173A JP H08245173 A JPH08245173 A JP H08245173A JP 7965695 A JP7965695 A JP 7965695A JP 7965695 A JP7965695 A JP 7965695A JP H08245173 A JPH08245173 A JP H08245173A
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JP
Japan
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winch
pilot
interlocking
valve
main valve
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JP7965695A
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English (en)
Inventor
Akihiro Toyomura
昭宏 豊村
Kouichi Kouchisako
幸一 河内迫
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数ウインチの連動操作を1本の操作レバー
で簡単に伝えるようにして、操作性を向上させ、集材効
率を高める。 【構成】 連動スイッチ34をONにすると、第1ウイ
ンチ51の第1主弁11Aの巻き込み側パイロット管路
21aと第2ウインチ61の第2主弁11Bの巻き出し
側パイロット管路22bが連通し、この状態で第1ウイ
ンチ51の操作レバー12aを操作すると第1ウインチ
51は巻き込み駆動され、第2ウインチ61は第1ウイ
ンチ51の速度に同調して巻き出し駆動される構成とし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は林業作業車両及び集材機
などに用いられるウインチ連動制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の集材機の2台のウインチの連動方
法について図4乃至図6を参照して説明する。先ず、一
方の集材基地で伐採した木材を他方の集材基地に移送さ
せる方法について図4により説明する。一方の集材基地
に第1ウインチ50および第2ウインチ60と滑車41
を有する集材機40を停車させ、他方の集材基地の立木
43に滑車42を設置する。集材機40の第2ウインチ
60から延びるワイヤロープ4bは滑車41、42を通
り、木材45を吊るすための吊り具44の一端に固定さ
れる。集材機40の第1ウインチ50から延びるワイヤ
ロープ4aは滑車41を通り、吊り具44の他端に固定
される。第2ウインチ60からワイヤロープ4bを巻き
出しながら、第1ウインチ50でワイヤロープ4aを巻
き込むことにより、吊り具44に吊るされた木材45を
一方の集材基地から他方の集材基地へ移送するように行
っている。
【0003】次に、2台のウインチ制御回路について図
5、図6により説明する。第1ウインチ50および第2
ウインチ60は架台30に油圧モータ1a,1bを取着
し、この油圧モータ装置1a,1bの出力軸2a,2b
にドラム3a,3bを取着して、油圧モータ5A,5B
の正逆回転により、ドラム3a,3bにワイヤロープ4
a,4bを巻き込み、巻き出しするようになっている。
この油圧モータ装置1a,1bには油圧モータ5A,5
B,カウンタバランス弁6a,6b,ブレーキ弁7a,
7b,ブレーキ8a,8b,安全弁9a,9b,減速機
10a,10bなどが一体的に内蔵されている。
【0004】この油圧モータ装置1a,1bは主弁11
A,11Bに接続している。この主弁11A,11Bは
操作レバー12a,12bによって操作されるパイロッ
ト弁13A,13Bから出力されるパイロット圧により
切換えられる。この操作レバー12a,12bの操作量
に応じて主弁11A,11Bが開口し、主ポンプ14
a,14bから吐出する圧油を油圧モータ装置1a,1
bに供給し、カウンタバランス弁6a,6b,ブレーキ
弁7a,7bを作動させてブレーキ8a,8bを解放
し、油圧モータ5A,5Bを回転させる。
【0005】尚、パイロット弁13A,13Bは操作レ
バー12a,12bの操作量に応じたパイロット圧を主
弁11A,11Bの巻き込み側パイロット回路21a,
21bと巻き出し側パイロット回路22a,22bに出
力し、パイロットポンプ31は圧油をパイロット弁13
a,13bに供給している。32はリリーフ弁である。
【0006】前記第1ウインチ50を巻き込み駆動させ
るために、第1ウインチ50の操作レバー12aを巻き
込み側に操作するとパイロット弁13Aの巻き込み側管
路13aから出力されるパイロット圧が主弁11Aの巻
き込み側操作部11aに作用し、主弁11Aは巻き込み
側に切換わり、圧油は油圧モータ5Aに供給して回転駆
動し第1ウインチ50は巻き込み駆動される。
【0007】前記第2ウインチ60を巻き出し駆動させ
るために、第2ウインチ60の操作レバー12Bを巻き
出し側に操作するとパイロット弁13Bの巻き出し側管
路13bから出力されるパイロット圧が主弁11Bの巻
き出し側操作部11dに作用し、主弁11Bは巻き出し
側に切換わり、圧油は油圧モータ5Bに供給して回転駆
動し第2ウインチ60は巻き出し駆動される。
【0008】前記2台のウインチ50,60は、1台が
巻き込みの時はもう1台は巻き出しとなるように、連動
操作される時は、各々のウインチ50,60を操作する
2本の操作レバー12a,12bを同時に操作をしてい
る。
【0009】また、前記2台のウインチ50,60の連
動操作に同期ドラムを別途設置してインタロッキング方
式でやる方法もあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】2台のウインチの連動
動作では、1台のウインチは巻き込みのためドラムの巻
き径が刻々と大きくなり、もう1台のウインチは巻き出
しのためドラムの巻き径が刻々と小さくなって行く。ワ
イヤロープのラインスピードは両ウインチにとって同一
のため、2本の操作レバーを巧妙に操作して、両ドラム
の回転数を刻々と変化させて、ワイヤロープが弛んだ
り、張り過ぎないように制御する必要がある。しかしな
がら2本の操作レバーを巧妙に操作するには、高度な熟
練を必要とするので操作が困難であるという問題があっ
た。
【0011】また同期ドラムを別途設置する方法では多
くの部品が必要で、かつ構造が複雑で高価であるという
問題があった。
【0012】本発明は上記従来の問題点に着目し、複数
ウインチの連動操作を1本の操作レバーで簡単に行える
ようにして、操作性を向上させ、集材効率を高める集材
機のウインチの連動制御回路を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る第1の材木集材機のウインチ連動制御
回路は、一方の集材基地にウインチを有する集材機を停
車させ、他方の基地に滑車を設置し、この滑車と前記ウ
インチ間にワイヤロープを巻着して伐採した材木をワイ
ヤロープを介して集材基地へ移送するようにした材木集
材機のウインチ連動制御回路であって、前記ウインチは
第1のウインチ系統と第2のウインチ系統を有し、この
第1のウインチ系統と第2のウインチ系統を連動指令を
発信する連動スイッチ34と、この第1ウインチおよび
第2ウインチの圧油の方向を切換える第1主弁11Aお
よび第2主弁11Bと、第1主弁11Aおよび第2主弁
11Bに接続される第1パイロット管路21a,22a
および第2パイロット管路21b,22bと、この連動
スイッチ34からの信号をうけて第1パイロット管路2
1a,22aと第2パイロット管路21b,22bを連
通する連動弁25a,25bとを設け、この第1あるい
は第2のウインチ系統のいずれかを巻き込み側に駆動し
たときに反対側のウインチ系統を巻き出し側に駆動する
ように切換わる第1主弁11Aおよび第2主弁11Bか
らなる構成としたものである。
【0014】また、本発明に係る第2の材木集材機のウ
インチ連動制御回路は、少なくとも第1および第2ウイ
ンチ系統を有し、各ウインチ系統はそれぞれ架台に油圧
モータ5A,5Bを取着し、この油圧モータ5A,5B
の出力端にドラム3a,3bを取着し、前記油圧モータ
5A,5Bに主ポンプ14a,14bからの吐出油を給
排し、前記油圧モータ5A,5Bの正逆回転により、前
記ドラム3a,3bにワイヤロープを巻き込み、あるい
は巻き出しする主弁11A,11Bと、この主弁11
A,11Bにパイロット管路21a,22a,21b,
22bにより接続されたパイロットポンプ31からの圧
油を導くパイロット弁13A,13Bとを設け、前記油
圧モータ5A,5Bの入口管路と出口管路を短絡させる
連通管路と、連動スイッチ34の指令により前記連通管
路の開閉を行う連通弁27a,27bと、第1および第
2ウインチ系統の主弁11A,11Bの巻き込み側パイ
ロット圧により作動し、連動スイッチ34の指令を第1
および第2ウインチ系統の連通弁27a,27bに伝え
る油圧スイッチ29a,29bとを設けた構成としたも
のである。
【0015】更に、本発明に係る第3の材木集材機のウ
インチ連動制御回路は、少なくとも第1および第2ウイ
ンチ系統を有し、各ウインチ系統はそれぞれ架台に油圧
モータ5A,5Bを取着し、この油圧モータ5A,5B
の出力端にドラム3a,3bを取着し、前記油圧モータ
5A,5Bに主ポンプ14a,4bからの吐出油を給排
し、前記油圧モータ5A,5Bの正逆回転により、前記
ドラム3a,3bにワイヤロープを巻き込み、あるいは
巻き出しする主弁11A,11Bと、この主弁11A,
11Bにパイロット管路21a,22a,21b,22
bにより接続されたパイロットポンプ31からの圧油を
導くパイロット弁13A,13Bとを設け、第1および
第2ウインチ系統の主弁11A,11Bの巻き込み側パ
イロット管路21a,21bと、第1および第2ウイン
チ系統の主弁11A,11Bの巻き出し側パイロット管
路22a,22bとをシャトル弁23a,23bを介し
て連通させる連動管路と、連動スイッチ34の指令によ
り前記連動管路の開閉を行う連動弁25a,25bと、
油圧モータ5A,5Bの入口管路と出口管路を短絡させ
る連通管路と、連動スイッチ34の指令により前記連通
管路の開閉を行う連通弁27a,27bと、第1および
第2ウインチ系統の主弁11A,11Bの巻き込み側パ
イロット圧により作動し、連動スイッチ34の指令を第
1および第2ウインチ系統の前記連通弁27a,27b
に伝える油圧スイッチ29a,29bとを設けた構成と
したものである。
【0016】そして、上記構成において、前記連通管路
に、固定あるいは可変の絞り弁28a,28bを設けた
構成としたものである。
【0017】
【作用】上記第1のウインチ連動制御回路の構成によれ
ば、第1および第2ウインチを連動して作動させるため
に連動スイッチをONにすると、連動弁が作動し、第1
または第2ウインチの主弁の巻き込み側パイロット回路
と第2または第1ウインチの主弁の巻き出し側パイロッ
ト回路が連通する。この状態で第1ウインチの操作レバ
ーを巻き込み側に操作すると第1ウインチの主弁の巻き
込み側と第2ウインチの主弁の巻き出し側にパイロット
圧が作用し、第1ウインチは巻き込み駆動されると同時
に第2ウインチは巻き出し駆動される。上記は第1ウイ
ンチの操作レバーを操作する場合について説明したが第
2ウインチの操作レバーの場合も同様である。
【0018】上記第2のウインチ連動制御回路の構成に
よれば、第1および第2ウインチを連動して作動させる
ために連動スイッチをONにすると、油圧スイッチの作
動後に連通弁に通電されるようになる。この状態で第1
ウインチの操作レバーを巻き込み側に操作すると第1ウ
インチの主弁の巻き込み側にパイロット圧が作用し、第
1ウインチは巻き込み駆動される。これと同時にこのパ
イロット圧は第1ウインチの油圧スイッチを作動させ、
第2ウインチの連通弁に通電される。これにより第2ウ
インチの油圧モータの入口管路と出口管路が連通し、第
2ウインチの駆動はフリーとなるが、絞り弁の作用によ
り、ある張力をもって第1ウインチに引っ張られて自由
に巻き出される。上記は第1ウインチの操作レバーを操
作する場合について説明したが第2ウインチの操作レバ
ーの場合も同様である。
【0019】上記第3のウインチ連動制御回路の構成に
よれば、第1および第2ウインチを連動して作動させる
ために連動スイッチをONにすると、連動弁が作動し、
第1または第2ウインチの主弁の巻き込み側パイロット
回路と第2または第1ウインチの主弁の巻き出し側パイ
ロット回路が連通する。これと同時に油圧スイッチが作
動し連通弁に通電されるようになる。この状態で第1ウ
インチの操作レバーを巻き込み側に操作すると、第1ウ
インチの主弁の巻き込み側と第2ウインチの主弁の巻き
出し側にパイロット圧が作用し、第1ウインチは巻き込
み駆動されると同時に第2ウインチは巻き出し駆動され
る。これと同時に、このパイロット圧は第1ウインチの
油圧スイッチを作動させ、第2ウインチの連通弁に通電
される。これにより第2ウインチの油圧モータの入口管
路と出口管路が連通するので、第2ウインチは第1ウイ
ンチより低い回転で巻き出し駆動されようとするが、絞
り弁の作用により、ある張力をもって第1ウインチに引
っ張られて巻き出し駆動される。上記は第1ウインチの
操作レバーを操作する場合について説明したが第2ウイ
ンチの操作レバーの場合も同様である。
【0020】
【実施例】以下に本発明に係るウインチ連動制御回路の
具体的実施例を図面を参照して説明する。この中で図4
乃至図6と共通の部品については同一符号を付して説明
する。
【0021】本発明に係る第1のウインチ連動制御回路
の実施例を図1、図5を参照して説明する。第1及び第
2ウインチ系統51、61は架台30に油圧モータ装置
1a,1bを取着し、この油圧モータ装置1a,1bの
出力軸2a,2bにドラム3a,3bを取着して、油圧
モータ5A,5Bの正逆回転により、ドラム3a,3b
にワイヤロープ4a,4bを巻き込み、巻き出しするよ
うになっている。油圧モータ装置1a,1bには油圧モ
ータ5A,5B,カウンタバランス弁6a,6b,ブレ
ーキ弁7a,7b,ブレーキ8a,8b,安全弁9a,
9b,減速機10a,10bなどが一体的に内蔵されて
いる。油圧モータ装置1a,1bは第1主弁11A,第
2主弁11Bに接続される。この第1主弁11A,第2
主弁11Bは操作レバー12a,12bによって操作さ
れるパイロット弁13A,13Bから出力されるパイロ
ット圧により切換操作され、操作レバー12a,12b
の操作量に応じた油量の圧油を主ポンプ14a,14b
から油圧モータ装置1a,1bに供給する。
【0022】この主ポンプ14a,14bから吐出する
圧油はカウンタバランス弁6a,6b,ブレーキ弁7
a,7bを作動させてブレーキ8a,8bを解放し、油
圧モータ5A,5Bを回転させる。
【0023】パイロットポンプ31はパイロット圧をパ
イロット弁13A,13Bに供給している。このパイロ
ット弁13A,13Bは操作レバー12a,12bの巻
込側への操作量に応じたパイロット圧は管路13aから
管路21aを介して第1主弁11Aの操作部11aに作
用し、このパイロット圧は管路13cから管路21bを
介して第2主弁11Bの操作部11cに作用する。また
パイロットポンプ31はパイロット弁13A,13Bと
接続し、パイロット弁13A,13Bは操作レバー12
a,12bの巻出側への操作量に応じたパイロット圧は
管路13bから管路22aを介して第1主弁11Aの操
作部11bに作用し、このパイロット圧は管路13dか
ら管路22bを介して第2主弁11Bの操作部11dに
作用する。32はリリーフ弁である。
【0024】前記第1主弁11A,第2主弁11Bの巻
き出し側パイロット管路22a,22bにシャトル弁2
3A,23Bを設けている。このシャトル弁23Aは前
記管路13bを介してパイロット弁13Aと接続し、前
記管路22aを介して第1主弁11Aの操作部11bに
接続すると共に、管路24bを介して連動弁25bと接
続している。シャトル弁23Bは前記13dを介してパ
イロット弁13Bと接続し、前記管路22bを介して第
2主弁11Bの操作部11dと接続し、管路24aを介
して連動弁25aと接続している。
【0025】この連動弁25a,25bは電磁式の2位
置弁で連動スイッチ34のON、OFF操作により連動
管路24a,24bの開閉動作を行うようになってい
る。連動スイッチ34はバッテリー35に接続されてい
る。
【0026】次に、作動について説明する。第1および
第2ウインチ51、61を連動して作動させるために連
動スイッチ34をONにすると、連動弁25a,25b
が作動し、連動管路24a,24bが開位置となり、第
1主弁11A,第2主弁11Bの巻き込み側パイロット
管路21a,21bと第1主弁11A,第2主弁11B
の巻き出し側パイロット回路22a,22bが連通す
る。この状態で第1ウインチ51の操作レバー12aを
巻き込み側に操作するとパイロット弁13Aの巻き込み
側管路13aから出力されるパイロット圧が第1主弁1
1Aの巻き込み側操作部11aに作用し、第1主弁11
Aは巻き込み側の位置に切換わる。このため主ポンプ1
4aからの吐出する圧油は油圧モータ装置1aに供給さ
れる。これによりカウンタバランス弁6a、ブレーキ弁
7aを作動させて、ブレーキ8aを解放し、油圧モータ
5Aを回転駆動し、第1ウインチ51は巻き込み駆動す
る。
【0027】これと同時にパイロット弁13Aの巻き込
み側管路13aから出力されるパイロット圧は連動弁2
5aを介して連動管路24aからシャトル弁23bを通
って第2主弁11Bの巻き出し側操作部11dに作用
し、第2主弁11Bは巻き出し側の位置に切換わる。こ
のため主ポンプ14bからの吐出する圧油は油圧モータ
装置1bに供給される。これにより第2ウインチ61は
巻き出し駆動される。上記は第1ウインチ51の操作レ
バー12aを操作する場合について説明したが、第2ウ
インチ61の操作レバー12bの場合も同様の駆動が可
能である。
【0028】このように1本の操作レバーを操作するこ
とにより一方のウインチが巻き込み駆動し、他方のウイ
ンチが巻き出し駆動することが可能である。
【0029】本発明に係る第2のウインチ連動制御回路
の実施例を図2、図5を参照して説明する。第1および
第2ウインチ系統52、62は架台30に油圧モータ装
置1a,1bを取着し、この油圧モータ装置1a,1b
の出力軸2a,2bにドラム3a,3bを取着してい
る。油圧モータ5A,5Bの正逆回転により、ドラム3
a,3bにワイヤロープ4a,4bを巻き込み、巻き出
しするようになっている。油圧モータ装置1a,1bは
油圧モータ5A,5B,カウンタバランス弁6a,6
b,ブレーキ弁7a,7b,ブレーキ8a,8b,安全
弁9a,9b,減速機10a,10bなどが一体的に内
蔵されている。油圧モータ装置1a,1bは第1主弁1
1A,第2主弁11Bに接続されている。第1主弁11
A,第2主弁11Bは操作レバー12a,12bによっ
て操作されるパイロット弁13A,13Bから出力され
るパイロット圧により切換操作され、操作レバー12
a,12bの操作量に応じた油量の圧油を主ポンプ14
a,14bから油圧モータ装置1a,1bに供給する。
【0030】この主ポンプ14a,14bから吐出する
圧油はカウンタバランス弁6a,6b,ブレーキ弁7
a,7bを作動させてブレーキ8a,8bを解放し、油
圧モータ5A,5Bを回転させる。
【0031】またパイロットポンプ31はパイロット弁
13A,13Bと接続し、パイロット弁13A,13B
は操作レバー12a,12bの巻出側への操作量に応じ
たパイロット圧は管路13bから管路22aを介して第
1主弁11Aの操作部11bに作用し、このパイロット
圧は管路13dから管路22bを介して第2主弁11B
の操作部11dに作用する。32はリリーフ弁である。
【0032】次に、油圧モータ5A,5Bは入口管路5
a,5cと、出口管路5b,5dを接続している。この
入口管路5a,5cと、出口管路5b,5dを短絡させ
る連通管路26a,26bと接続している。この連通管
路26a,26bに連通弁27a,27bを介在させて
いる。この連通弁27a,27bは連動スイッチ34の
指令により、この連通管路26a,26bの開閉を行う
ようになっている。また、連通弁27a,27bと、こ
の連通管路26a,26bに流量抵抗を与える絞り弁2
8a,28bをこの連通管路26a,26bに介在させ
ている。この連通弁27a,27bは電磁式の2位置弁
で、油圧スイッチ29a,29bを介して連動スイッチ
34に接続している。連動スイッチ34はバッテリー3
5に接続されている。
【0033】前記油圧スイッチ29a,29bは第1主
弁11A,第2主弁11Bの巻き込み側パイロット管路
21a,21bに接続し、第1主弁11A,第2主弁1
1Bの巻き込み側パイロット圧により作動するようにな
っている。
【0034】次に、作動について説明する。第1および
第2ウインチ52、62を連動して作動させるために連
動スイッチ34をONにすると、油圧スイッチ29a,
29bの作動後に、連通弁27a,27bに通電され
る。この状態で第1ウインチ52の操作レバー12aを
巻き込み側に操作すると、パイロット弁13Aの巻き込
み側管路13aから出力されるパイロット圧は第1主弁
11Aの巻き込み側操作部11aに作用し、第1主弁1
1Aは巻き込み側に切換わる。このため主ポンプ14a
からの吐出する圧油は油圧モータ装置1aに供給され
る。この主ポンプ14aからの吐出する圧油はカウンタ
バランス弁6a、ブレーキ弁7aを作動させて、ブレー
キ8aを解放し、油圧モータ5Aを回転駆動させ、第1
ウインチ52は巻き込み駆動される。
【0035】これと同時にパイロット弁13Aの巻き込
み側管路13aから出力されるパイロット圧は油圧スイ
ッチ29aを作動させ、連通弁27bに通電される。こ
れにより連通弁27bは開位置に切換わり連通管路26
bを開にする。このため油圧モータ5Bの入口管路5c
と出口管路5dが絞り弁28bを介して連通する。これ
により第2ウインチ62の駆動はフリーとなるが、絞り
弁28bによりワイヤロープ4bに張力が与えられ、第
1ウインチ52の巻き込み駆動に対して、第2ウインチ
62はワイヤロープ4bを弛ませることなく、自由に巻
き出すことができる。なお張力は絞り弁28bの絞りを
変えることにより調整される。尚、この絞り弁28bは
固定絞りでも可変絞りでも適宜選択することが可能であ
る。上記は第1ウインチ52の操作レバー12aを操作
する場合について説明したが第2ウインチ62の操作レ
バー12bの場合も同様の作動が可能である。
【0036】図3は上記の図1で説明した第1のウイン
チ連動制御回路と、図2で説明した第2のウインチ連動
制御回路を併せたものであり、同一符号を付した部品は
同一機能を有するのでここでは説明を省略する。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、第1のウインチ連
動制御回路によれば、第1および第2ウインチを連動し
て作動させるために、連動スイッチをONにすると、第
1ウインチの操作レバーを操作することにより、第1ウ
インチは巻き込み駆動されながら、第2ウインチは巻き
出し駆動されるので操作性が向上し、集材効率を高める
ことができる。
【0038】また、第2のウインチ連動制御回路によれ
ば、第1および第2ウインチを連動して作動させるため
に、連動スイッチをONにすると、第1ウインチの操作
レバーを操作することにより、第1ウインチは巻き込み
駆動されながら、第2ウインチの駆動はフリーとなる
が、ある張力をもって第1ウインチに引っ張られて巻き
出しされるので操作性が向上し、集材効率を高めること
ができる。
【0039】更に、第1および第2ウインチを連動して
作動させるために、連動スイッチをONにすると、第1
ウインチの操作レバーを操作することにより、第1ウイ
ンチは巻き込み駆動されながら、第2ウインチは第1ウ
インチの速度に同調して巻き出し駆動されるので操作性
が向上し集材効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1のウインチ連動制御回路を示
す図である。
【図2】同第2のウインチ連動制御回路を示す図であ
る。
【図3】同第3のウインチ連動制御回路を示す図であ
る。
【図4】集材機の作業状況を示す図である。
【図5】複数ウインチ装置を示す図である。
【図6】従来の複数ウインチ制御回路を示す図である。
【符号の説明】
1a,1b…油圧モータ装置、 3a,3b…ドラム、
5A,5B…油圧モータ、 11A…第1主弁、 1
1B…第2主弁、 12a,12b…操作レバー、 1
3A,13B…パイロット弁、 14a,14b…主ポ
ンプ、 23a,23b…シャトル弁、 25a,25
b…連動弁、 27a,27b…連通弁、 28a,2
8b…絞り弁、 29a,29b…油圧スイッチ、 3
1…パイロットポンプ、 34…連動スイッチ、 40
…集材機、 50,51,52,53…第1ウインチ、
60,61,62,63…第2ウインチ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の集材基地にウインチを有する集材
    機を停車させ、他方の基地に滑車を設置し、この滑車と
    前記ウインチ間にワイヤロープを巻着して伐採した材木
    をワイヤロープを介して集材基地へ移送するようにした
    材木集材機のウインチ連動制御回路において、前記ウイ
    ンチは第1のウインチ系統と第2のウインチ系統を有
    し、この第1のウインチ系統と第2のウインチ系統を連
    動指令を発信する連動スイッチ(34)と、この第1ウイン
    チおよび第2ウインチの圧油の方向を切換える第1主弁
    (11A) および第2主弁(11B) と、第1主弁(11A) および
    第2主弁(11B) に接続される第1パイロット管路(21a,2
    2a) および第2パイロット管路(21b,22b) と、この連動
    スイッチ(34)からの信号をうけて第1パイロット管路(2
    1a,22a) と第2パイロット管路(21b,22b) を連通する連
    動弁(25a,25b) とを設け、この第1あるいは第2のウイ
    ンチ系統のいずれかを巻き込み側に駆動したときに反対
    側のウインチ系統を巻き出し側に駆動するように切り換
    わる第1主弁(11A) および第2主弁(11B) からなること
    を特徴とする材木集材機のウインチ連動制御回路。
  2. 【請求項2】 一方の集材基地にウインチを有する集材
    機を停車させ、他方の基地に滑車を設置し、この滑車と
    前記ウインチ間にワイヤロープを巻着して伐採した材木
    をワイヤロープを介して集材基地へ移送するようにした
    材木集材機のウインチ連動制御回路において、前記ウイ
    ンチは少なくとも第1および第2ウインチ系統を有し、
    各ウインチ系統はそれぞれ架台に油圧モータ(5a,5b) を
    取着し、この油圧モータ(5a,5b) の出力軸にドラム(3a,
    3b) を取着し、前記油圧モータ(5a,5b) に主ポンプ(14
    a,14b) からの吐出油を給排し、前記油圧モータ(5a,5b)
    の正逆回転により、前記ドラム(3a,3b) にワイヤロープ
    を巻き込み、あるいは巻き出しする主弁(11A,11B) と、
    この主弁(11A,11B) にパイロット管路(21a,22a,21b,22
    b) により接続されたパイロットポンプ(31)からの圧油
    を導くパイロット弁(13A,13B) とを設け、前記油圧モー
    タ(5a,5b) の入口管路と出口管路を短絡させる連通管路
    と、連動スイッチ(34)の指令により前記連通管路の開閉
    を行う連通弁(27a,27b) と、第1および第2ウインチ系
    統の主弁(11A,11B) の巻き込み側パイロット圧により作
    動し、連動スイッチ(34)の指令を第1および第2ウイン
    チ系統の連通弁(27a,27b) に伝える油圧スイッチ(29a,2
    9b) とを設けたことを特徴とする材木集材機のウインチ
    連動制御回路。
  3. 【請求項3】 一方の集材基地にウインチを有する集材
    機を停車させ、他方の基地に滑車を設置し、この滑車と
    前記ウインチ間にワイヤロープを巻着して伐採した材木
    をワイヤロープを介して集材基地へ移送するようにした
    材木集材機のウインチ連動制御回路において、前記ウイ
    ンチは少なくとも第1および第2ウインチ系統を有し、
    各ウインチ系統はそれぞれ架台に油圧モータ(5a,5b) を
    取着し、この油圧モータ(5a,5b) の出力軸にドラム(3a,
    3b) を取着し、前記油圧モータ(5a,5b) に主ポンプ(14
    a,14b) からの吐出油を給排し、前記油圧モータ(5a,5b)
    の正逆回転により、前記ドラム(3a,3b) にワイヤロープ
    を巻き込み、あるいは巻き出しする主弁(11A,11B) と、
    この主弁(11A,11B) にパイロット管路(21a,22a,21b,22
    b) により接続されたパイロットポンプ(31)からの圧油
    を導くパイロット弁(13A,13B) とを設け、第1および第
    2ウインチ系統の主弁(11A,11B) の巻き込み側パイロッ
    ト管路(21a,21b) と、第1および第2ウインチ系統の主
    弁(11A,11B)の巻き出し側パイロット管路(232a,22b)と
    をシャトル弁(23a,23b) を介して連通させる連動管路
    と、連動スイッチ(34)の指令により前記連動管路の開閉
    を行う連動弁(25a,25b) と、油圧モータ(5a,5b) の入口
    ポートと出口ポートを短絡させる連通管路と、連動スイ
    ッチ(34)の指令により前記連通管路の開閉を行う連通弁
    (27a,27b) と、第1および第2ウインチ系統の主弁(11
    A,11B) の巻き込み側パイロット圧により作動し、連動
    スイッチ(34)の指令を第1および第2ウインチ系統の前
    記連通弁(27a,27b) に伝える油圧スイッチ(29a,29b) と
    を設けたことを特徴とする材木集材機のウインチ連動制
    御回路。
  4. 【請求項4】 前記連通管路に、固定あるいは可変の絞
    り弁(28a,28b) を設けたことを特徴とする請求項2また
    は3記載の材木集材機のウインチ連動制御回路。
JP7965695A 1995-03-09 1995-03-09 材木集材機のウインチ連動制御回路 Pending JPH08245173A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020083485A (ja) * 2018-11-15 2020-06-04 株式会社日立建機ティエラ チェーン式集材システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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