JPH08244597A - 車両のブレーキブースタ取付構造 - Google Patents

車両のブレーキブースタ取付構造

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JPH08244597A
JPH08244597A JP7088561A JP8856195A JPH08244597A JP H08244597 A JPH08244597 A JP H08244597A JP 7088561 A JP7088561 A JP 7088561A JP 8856195 A JP8856195 A JP 8856195A JP H08244597 A JPH08244597 A JP H08244597A
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和明 清水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラック等のABS装置付空気圧液圧複合式
ブレーキ装置における複数のブレーキブースタを車体に
対し集中配置して取付ける構造において、構造簡単で軽
量であり、かつ製造コストが安い構成を提供する。 【構成】 後輪ブレーキ装置作動用の第1及び第2ブレ
ーキブースタを串型に配置して、夫々のハウジングの一
端部を、車台フレームのサイドレールに固着され、略車
巾方向に延在する前後一対のブラケットにボルトにより
固定すると共に、対向する他端部を連結装置により相互
に連結する。第1及び第2ブレーキブースタとサイドレ
ールとの間に、第3のブレーキブースタを配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のブレーキブース
タ取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大型トラック等に装備されている
アンチロックブレーキ制御装置(以下場合により、AB
S又はABS装置という)を具えた空気圧液圧複合式ブ
レーキ装置の典型的な構成を、図9の全体構成図及び図
8の概略平面図を参照して説明する。先ず、図9におい
て、車両のエンジンにより駆動されるエアコンプレッサ
10から吐出された圧縮空気は、エアドライヤ12を経
て第1エアタンク16に充填される。同第1エアタンク
16に供給された圧縮空気は、空気管路18及び20を
経て第2エアタンク22の互いに区分されたタンク室2
4及び26に充填される。
【0003】上記タンク室24及び26は、夫々空気管
路28及び30を介しデュアルブレーキバルブ32の第
1弁部分34及び第2弁部分36に接続され、運転者が
上記ブレーキバルブ32のブレーキペダルを踏み込む
と、出力管路38及び40から第1及び第2リレーバル
ブ42及び44に夫々信号圧が供給される。第1及び第
2リレーバルブ42及び44に信号空気圧が供給される
と、各リレーバルブが開いてタンク室24及び26から
多量の圧縮空気が出力管路46及び48に流れる。
【0004】上記出力管路46に流れた圧縮空気は、A
BS装置の要部を構成するモジュレータ50で圧力を調
整されて空気圧液圧複合式のブレーキブースタ52に供
給される。同ブレーキブースタ52に圧縮空気が供給さ
れることにより液圧シリンダ52′内のブレーキ液が加
圧され、前輪ブレーキ装置54のホイールシリンダ56
にブレーキ液圧が供給されて同前輪ブレーキ装置が作動
する。一方、上記出力管路48に供給された圧縮空気
は、左後輪用のABSモジュレータ58及び右後輪用の
ABSモジュレータ60で圧力を調整されて夫々空気圧
液圧複合式のブレーキブースタ62及び64に供給され
る。同ブレーキブースタ62及び64に圧縮空気が供給
されることにより、液圧シリンダ62′及び64′内の
ブレーキ液が加圧され、左後輪ブレーキ装置66及び右
後輪ブレーキ装置70のホイールシリンダ68及び72
に夫々ブレーキ液圧が供給されて、左右の後輪ブレーキ
装置が夫々作動する。なお、図中符号74は、上記液圧
シリンダ52′、62′及び64′にブレーキ液を補給
するためのフルードタンク又はリザーバである。
【0005】上記図9の概略構成図に示したABS装置
付空気圧液圧複合式ブレーキ装置のうち、エアコンプレ
ッサ10、デュアルブレーキバルブ32及び前後輪ブレ
ーキ装置54、66及び70を除く構成部材即ちエアド
ライヤ12からブレーキブースタ及びこれと一体の液圧
シリンダ52′、62′、64′に到るすべての構成部
材は、製造及び点検、装備等の便宜性のために、通常、
車両の一個所に集中配置されている。いま、上記ABS
装置付ブレーキ装置構成部材の集中配置構造の一例を図
8の概略平面図について説明すると、図中符号76はト
ラック等車両の車台フレームにおけるサイドレール78
及び80は夫々の一側縁を上記サイドレール76にボル
ト等の固着手段により固定されて車巾方向に延在した前
後一対のブラケットであり、上記前方及び後方のブラケ
ット78及び80の下端縁に設けられた円弧状凹部に上
記第1エアタンク16及び第2エアタンク22がUボル
ト等により吊持されている。
【0006】上記後方ブラケット80に、後輪ブレーキ
装置66及び70を作動させるための略平行に配置され
たブレーキブースタ62及び64のハウジングの一端部
がボルト等によって支持され、かつ上記各ハウジングの
他端部は、平面形状が略V字状をなす振れ止めブラケッ
ト82及び84を介して前方ブラケット78に夫々固定
されている。また前方ブラケット78の前方に、上記前
輪ブレーキ装置54を作動させるためのブレーキブース
タ52のハウジングが、一対の支持ブラケット86及び
88により傾斜して装架されている。さらに、前方及び
後方ブラケット78及び80に夫々前後両端を固着され
上記サイドレール76に対し略平行に配置されたモジュ
レータブラケット90及び92が設けられ、これらモジ
ュレータブラケット90及び92に、上記前輪用ブレー
キブースタ52の作動圧縮空気圧を調整するモジュレー
タ50及び後輪用ブレーキブースタ62及び64の作動
空気圧を調整するモジュレータ58及び60が装架され
ている。なおまた、上記前方のブラケット78には、プ
レッシャガバナ14が装架され、一方後方のブラケット
80には、上記各ブレーキブースタの液圧シリンダ5
2′、62′及び64′に対して夫々ホース又はパイプ
94を介してブレーキ液を補給するためのフルードタン
ク又はリザーバ74がリザーバブラケット96を介して
装架されている。
【0007】上記従来のブレーキ装置構成部材の車両に
対する集中配置構造では、後輪ブレーキ装置用のブレー
キブースタ62及び64を前方及び後方ブラケット78
及び80により支持するために、夫々振れ止めブラケッ
ト82及び84が設けられ、また前輪ブレーキ装置用の
ブレーキブースタ52を支持するために、一対の支持ブ
ラケット86及び88が設けられている。則ちABS装
置付空気圧液圧複合式ブレーキ装置における3個のブレ
ーキブースタ52、62及び64を車体に対し集中配置
するために、主たる支持部材としての前方及び後方ブラ
ケット78及び80の他に、合計4個の補助的なブラケ
ット82、84、86及び88を必要とするので、構造
が著しく複雑になり重量及び製造コストが増大する不具
合がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、車両の前後
輪ブレーキ装置を、空気圧液圧複合式のブレーキブース
タにより夫々作動させるようにしたABS装置付ブレー
キ装置の前記主要構成部材を集中配置して車体に装架す
る装置において、特に上記複数のブレーキブースタを取
付け支持する構造簡単かつ軽量で、しかも製造コストが
低廉な構成を提供することを主たる目的とするものであ
る。また本発明は、上記複数のブレーキブースタ、特に
前輪ブレーキ装置用に1個、後輪ブレーキ装置用に2
個、合計3個のブレーキブースタを、小さいスペース内
で合理的に配置することができるブレーキブースタ取付
構造を提供することを他の目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために創案されたもので、車台フレームのサイド
レール側方に略車巾方向外方に延在して突設された前後
一対のブラケットと、上記前後ブラケットに夫々のハウ
ジングの一端部をボルト等により固定され、かつ上記ハ
ウジングの対向する他端部を連結装置により相互に連結
された第1及び第2のブレーキブースタとを具備してい
ることを特徴とする車両のブレーキブースタ取付構造を
提案するものである。
【0010】また、本発明は、上記第1及び第2ブレー
キブースタと上記サイドレールとの間に第3のブレーキ
ブースタが装架され、同第3ブレーキブースタは、その
ハウジングの一端部を上記前後ブラケットの一方に固定
され、かつ上記ハウジングの他端部を振れ止めブラケッ
トを介し上記前後ブラケットの他方に支持されているこ
とを特徴とする車両のブレーキブースタ取付構造を提案
するものである。本発明において、上記連結装置は、上
記第1及び第2ブレーキブースタの対向するハウジング
他端部に夫々一方の脚部を固定され、かつ他方の脚部を
ボルトにより相互に連結された第1及び第2のL字状連
結部材から構成されることが好ましい。また本発明にお
いて、上記連結装置は、上記第1及び第2ブレーキブー
スタの対向するハウジング他端部に夫々の底辺部を固定
され、かつ各底辺部の両端から延在した平行脚部を夫々
ボルトにより相互に連結された第1及び第2のU字状連
結部材から構成されても良く、さらに上記第1及び第2
ブレーキブースタのハウジングの他端部に固定される連
結部材の上記ボルトが挿通されるボルト孔の少くとも一
方が、第1又は第2ブレーキブースタの軸線方向に長軸
を有する長孔であることが好ましい。なおまた、本発明
において、上記連結装置は、上記第1及び第2ブレーキ
ブースタのハウジングの対向する他端部に夫々螺合され
た第1及び第2の長ナットと、その両端部を上記第1及
び第2の長ナットに螺合された中間ねじ軸と、同中間ね
じ軸に螺合され上記第1及び第2長ナットに当接する第
1及び第2のロックナットとから構成することができ
る。
【0011】
【作用】本発明によれば、上記第1及び第2のブレーキ
ブースタが、夫々のハウジングの一端部を前方及び後方
のブラケットに支持され、かつ対向する他端部を連結装
置により相互に連結されて上記前方及び後方のブラケッ
トに支持されるので、第1及び第2ブースタブラケット
を支持するための振れ止めブラケットを省略することが
できる。また、上記第1及び第2ブースタブラケットが
背中合せに串形に配置されることによって、前方及び後
方ブラケット間に十分なスペース的余裕を確保すること
ができ、この余裕スペース内に第3のブースタブラケッ
トを合理的に配置することができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図1ないし図7につい
て具体的に説明する。(なお、図8及び図9を参照して
説明した従来の空気圧液圧複合式ブレーキ装置と実質的
に同一又は対応する部材及び部分には同一の符号を付
し、重複説明は省略する。)先ず、本発明の第1実施例
を示す図1ないし図4において、トラック等車両の車台
フレームにおける車体前後方向に延在する左右一対のサ
イドレールの一方、通常は右側のサイドレール76のウ
ェブ76′に、夫々複数の取付ボルト98によって、前
後一対のブラケット78及び80の車体内方の端縁が固
着され、各ブラケット78及び80は略車巾方向外方に
向い、かつ互に略平行に延在している。
【0013】特に図2の車体後方から視た正面図に良く
示されているように、後方ブラケット80及び前方ブラ
ケット78(図2には示されていない)の下端縁には、
夫々円弧状をなす凹所100及び102が設けられ、同
凹所100及び102内に夫々の外周の一部を嵌装され
た第1及び第2のエアタンク16及び22が前後各1個
のUボルト104によって吊持されている。また、後方
ブラケット80に、左右の後輪ブレーキ装置の何れか一
方、例えば左後輪ブレーキ装置66を作動させるための
第1ブレーキブースタ62のハウジングの一端部が、複
数のボルト106によって取付けられ、また右後輪ブレ
ーキ装置70を作動させるための第2ブレーキブースタ
64のハウジングの一端部が、複数のボルト108によ
って前方ブラケット78に取付けられている。上記第1
及び第2ブレーキブースタ62及び64のハウジングの
対向する他端部は、総括的に符号110で示されている
連結装置によって、相互に連結され、同連結装置110
は各ブレーキブースタ62及び64の振れ止め装置を形
成している。
【0014】上記第1及び第2ブレーキブースタ62及
び64の軸線は、図1に良く示されているように、サイ
ドレール76に対して略平行な鉛直平面内に含まれてい
る。また第1及び第2ブレーキブースタ62及び64と
サイドレール76との間に、前輪ブレーキ装置54を作
動させるための第3ブレーキブースタ52が配設され、
同ブースタ52は、そのハウジングの一端部を後方ブラ
ケット80に複数のボルト112によって支持され、ま
た同ハウジングの他端部は、平面形状が略V字状をなす
振れ止めブラケット114によって前方ブラケット78
に支持されている。図示のように、第3ブレーキブース
タ52の軸線は、サイドレール76に対し略平行な鉛直
平面内に含まれている。上記第3ブレーキブースタ52
には、第1リレーバルブ42が一体的に組み付けられ、
また第1ブレーキブースタ62には、第2リレーバルブ
44が一体的に組み付けられている。
【0015】さらに、上記後方のブラケット80には、
モジュレータブラケット116を介して上記第1ブレー
キブースタ62に供給される空気圧力を制御するABS
モジュレータ58及び第3ブレーキブースタ52に供給
される空気圧力を制御するABSモジュレータ50が装
架され、また前方のブラケット78には、モジュレータ
ブラケット118を介して上記第2ブレーキブースタ6
4に供給される空気圧力を制御するABSモジュレータ
60が装架されている。さらに、後方ブラケット80に
は、ブラケット122を介してフルードタンク又はリザ
ーバ74が取付けられている。同フルードタンク又はリ
ザーバ74には、上記第1ないし第3ブレーキブースタ
62、64及び52に夫々一体的に組み付けられた液圧
シリンダ62′、64′及び52′に、ホース又は管路
94を経て補給されるブレーキ液が貯溜されている。一
方、前方のブラケット78には、支持ブラケット124
を介してエアドライヤ12が装架されている。
【0016】上記連結装置110は、図3の部分的平面
図に良く示されているように、第1及び第2ブレーキブ
ースタ62及び64の対向する端部に、夫々の一脚部1
26a及び128aをボルト及びナットにより固着され
たL字状の連結部材126及び128を具えている。上
記連結部材126及び128の他脚部126b及び12
8bには、図4の正面図に良く示されているように、2
個の夫々ブレーキブースタ軸線方向に延在する長孔13
0が設けられ、同長孔130内にボルト132を挿入し
ナットを螺合することによって、協働する連結部材12
6及び128を介して第1及び第2ブレーキブースタ6
2及び64のハウジングが相互に連結される。上記長孔
130は、前方及び後方ブラケット78及び80、第1
及び第2ブレーキブースタ62及び64の製造技術上不
可避的な製作誤差及び組付け誤差を吸収することを主た
る目的とするものであるから、連結部材126及び12
8の何れか一方に設け、他方には通常の円形ボルト孔を
設けてもよい。
【0017】上記第1ないし第3ブレーキブースタ6
2、64及び52の作動態様は、図9に示した従来のA
BS装置付ブレーキ装置と実質的に同一であり、かつ技
術上周知であるので、詳細な説明は省略する。上記第1
実施例の構成によれば、後輪ブレーキ装置作動用の第1
及び第2ブレーキブースタ62及び64が、夫々ハウジ
ングの一端部を後方及び前方のブラケット80及び78
によって支持され、かつ対向する他端部を連結装置11
0により相互に連結され支持されているので、従来の装
置で必要とした振れ止めブラケットを設ける必要がな
く、また第3ブレーキブースタ52が、そのハウジング
の一端部を後方のブラケット80により支持される共
に、他端部を振れ止めブラケット114により前方のブ
ラケット78に支持されるので、2個の支持ブラケット
を必要としていた従来の装置と較べ、振れ止めブラケッ
ト及び支持ブラケットの個数が大巾に低減されるので、
構造簡単になり、相応して重量及び製造コストを低減す
ることができる。また、第1及び第2ブレーキブースタ
62及び64を串形に配置することによって、これらブ
レーキブースタ62及び64とサイドレール76との間
のスペースに、第2ブレーキブースタ52を配置するこ
とができるので、合計3個のブレーキブースタ62、6
4及び52の配置に必要なスペースを縮減し得る利点が
ある。
【0018】次に図5は本発明の第2実施例を示すもの
である。この実施例では、串形に配置された第1及び第
2ブレーキブースタ62及び64のハウジングの対向す
る端部を相互に連結する連結装置110が、夫々の底辺
部132a及び134aをハウシング端部にボルト及び
ナットにより固着された夫々U字状をなす連結部材13
2及び134によって構成されている。協働する連結部
材132及び134の平行に延在した2個の脚部132
b及び134bは、夫々ボルト136及びナットにより
締結される。連結部材132及び134の少くとも一方
のボルト孔136をブースタ軸線方向に延在する長孔と
することによって、前後ブラケット78及び80、第1
及び第2ブレーキブースタ62及び64の製作誤差及び
組立誤差を効果的に吸収することができる。この第2実
施例の構成により、上記第1実施例と同様に、構造簡単
で重量及び製造コストを低減し得ると共に、省スペース
の効果を得ることができる。
【0019】さらに、図6及び図7は本発明の第3実施
例を示すものである。この実施例では、串形に配置され
た第1及び第2ブレーキブースタ62及び64のハウジ
ングの対向する端部を相互に連結する連結装置110
が、第1及び第2ブレーキブースタ62及び64の端部
に突設されたねじ軸に螺合された第1及び第2の長ナッ
ト138及び140と、同第1及び第2長ナット138
及び140に両端部を夫々螺合された中間ねじ軸144
と、同中間ねじ軸144に螺合され上記第1及び第2長
ナット138及び140の対向する端面に夫々緊締圧着
されたロックナット142とから構成されている。この
構成により、上記第1実施例と同様に、従来の同種装置
と較べ、構造簡単で重量及び製造コストを低減し得ると
共に、省スペース効果を奏し得ることは明らかであり、
また第1及び第2長ナット138及び140の少くとも
一方のねじこみ深さを調整することによって、前後ブラ
ケット78及び80、第1及び第2ブレーキブースタ6
2及び64の製作誤差及び組立誤差を効果的に吸収する
ことができる。
【0020】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係る車両のブレ
ーキブースタ取付構造は、車台フレームのサイドレール
側方に略車巾方向外方に延在して突設された前後一対の
ブラケットと、上記前後ブラケットに夫々のハウジング
の一端部をボルト等により固定され、かつ上記ハウジン
グの対向する他端部を連結装置により相互に連結された
第1及び第2のブレーキブースタとを具備していること
を特徴とし、従来の同種装置と較べ、構造簡単かつ軽量
で、製造コストが低廉な利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す概略平面図である。
【図2】図1に示した装置の車体後方から視た正面図で
ある。
【図3】図1における連結装置110の拡大平面図であ
る。
【図4】図3における連結部材126及び128の正面
図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す連結装置110の拡
大平面図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す連結装置110の拡
大平面図である。
【図7】図6に示した連結装置110の要部拡大断面図
である。
【図8】従来のABS装置付ブレーキ装置のブレーキブ
ースタを含む主要構成部材の集中配置構造を示した概略
平面図である。
【図9】一般的なABS装置付ブレーキ装置の全体構成
を示す概略構成図である。
【符号の説明】
10…エアコンプレッサ、16…第1エアタンク、22
…第2エアタンク、32…デュアルブレーキバルブ、4
2及び44…リレーバルブ、50,58及び60…モジ
ュレータ、52…前輪用ブレーキブースタ(第3ブレー
キブースタ)、62及び64…後輪用ブレーキブースタ
(第1及び第2ブレーキブースタ)、54…前輪ブレー
キ装置、66及び70…後輪ブレーキ装置、76…車台
フレームのサイドレール、78…前方ブラケット、80
…後方ブラケット、110…連結装置、126,12
8,132及び134…連結部材、138及び140…
長ナット、144…中間ねじ軸、142…ロックナット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車台フレームのサイドレール側方に略車
    巾方向外方に延在して突設された前後一対のブラケット
    と、上記前後ブラケットに夫々のハウジングの一端部を
    ボルト等により固定され、かつ上記ハウジングの対向す
    る他端部を連結装置により相互に連結された第1及び第
    2のブレーキブースタとを具備していることを特徴とす
    る車両のブレーキブースタ取付構造。
  2. 【請求項2】 上記第1及び第2ブレーキブースタと上
    記サイドレールとの間に第3のブレーキブースタが装架
    され、同第3ブレーキブースタは、そのハウジングの一
    端部を上記前後ブラケットの一方に固定され、かつ上記
    ハウジングの他端部を振れ止めブラケットを介し上記前
    後ブラケットの他方に支持されていることを特徴とする
    請求項1記載の車両のブレーキブースタ取付構造。
  3. 【請求項3】 上記連結装置が、上記第1及び第2ブレ
    ーキブースタの対向するハウジング他端部に夫々一方の
    脚部を固定され、かつ他方の脚部をボルトにより相互に
    連結された第1及び第2のL字状連結部材から構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の車両のブレーキ
    ブースタ取付構造。
  4. 【請求項4】 上記連結装置が、上記第1及び第2ブレ
    ーキブースタの対向するハウジング他端部に夫々の底辺
    部を固定され、かつ各底辺部の両端から延在した平行脚
    部を夫々ボルトにより相互に連結された第1及び第2の
    U字状連結部材から構成されていることを特徴とする請
    求項1記載の車両のブレーキブースタ取付構造。
  5. 【請求項5】 上記第1及び第2ブレーキブースタのハ
    ウジングの他端部に固定される連結部材の上記ボルトが
    挿通されているボルト孔の少くとも一方が、第1又は第
    2ブレーキブースタの軸線方向に長軸を有する長孔であ
    ることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の車両の
    ブレーキブースタ取付構造。
  6. 【請求項6】 上記連結装置が、上記第1及び第2ブレ
    ーキブースタのハウジングの対向する他端部に夫々螺合
    された第1及び第2の長ナットと、その両端部を上記第
    1及び第2の長ナットに螺合された中間ねじ軸と、同中
    間ねじ軸に螺合され上記第1及び第2長ナットに当接す
    る第1及び第2のロックナットから構成されたことを特
    徴とする請求項1記載の車両のブレーキブースタ取付構
    造。
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