JPH1037913A - 作業車両のブレーキ・ステアリング油圧装置 - Google Patents

作業車両のブレーキ・ステアリング油圧装置

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JPH1037913A
JPH1037913A JP20637396A JP20637396A JPH1037913A JP H1037913 A JPH1037913 A JP H1037913A JP 20637396 A JP20637396 A JP 20637396A JP 20637396 A JP20637396 A JP 20637396A JP H1037913 A JPH1037913 A JP H1037913A
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JP
Japan
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steering
hydraulic
valve
brake
accumulator
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JP20637396A
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English (en)
Inventor
Noboru Kanayama
登 金山
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1037913A publication Critical patent/JPH1037913A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイベルジョイントを有する作業車両のブレ
ーキ、ステアリング油圧装置の構造を簡単にする。 【解決手段】 油圧ポンプ10の吐出回路11にスイベ
ルジョイント4を介してステアリング用のプライオリテ
ィバルブ12を配置し、その下流にアキュムレータ用チ
ャージバルブ20と、作業機作動用の圧力比例制御回路
22と、空調器駆動用油圧モータ24を配置する。油圧
ポンプ10の吐出回路11から分岐した回路31に絞り
32を設け、ブレーキ用のアキュムレータ30を介装す
る。これにより1個の油圧ポンプでステアリング、作業
機作動、空調器作動およびブレーキ用アキュムレータの
圧力チャージが可能となり、構造が簡単になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下部走行体に上部
旋回体を旋回自在に搭載したホイール式の作業車両の、
ブレーキ及びステアリングの油圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の作業車両のブレーキ・ステ
アリング油圧装置の回路例の図である。この作業車両
は、ブレーキ及びステアリング装置が油圧により作動さ
れる装輪式の建設車両である。即ち、ブレーキ回路40
と作業機用圧力比例制御回路とへ圧油を供給するブレー
キ用油圧ポンプ41と、ステアリング回路へ圧油を供給
するステアリング用油圧ポンプ42の2個の油圧ポンプ
を用いている。そしてブレーキ回路40はブレーキバル
ブ34L、34Rを経てブレーキキャリパ36L、36
Rに連通し、またステアリング回路のステアリングバル
ブ13はステアリングシリンダ14に連通しており、ス
テアリング用油圧ポンプ42の吐出油は常時循環される
ようになっている。
【0003】また、従来のホイール式の建設車両は、図
示しないがステアリング用の油圧回路と、ブレーキ用の
油圧回路とが独立しており、夫々油圧ポンプを備えた構
成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
は、どちらも2個の油圧ポンプを用いているため、配管
が複雑となり、ロス馬力が大きく、またコスト高であ
る。さらにこれを上部旋回体を備えた作業車両に適応し
た場合、スイベルジョイントを介した油圧源とブレーキ
バルブ、ステアリングバルブとの回路構成が極めて複雑
となり、ロス馬力が更に大きくなり、コストも更に上昇
する。
【0005】本発明は上記の問題点に着目し、下部走行
体に旋回自在に上部旋回体を搭載し、スイベルジョイン
トを有するホイール式の作業車両に適応可能な、構造簡
単でコストの安い作業車両のブレーキ・ステアリング油
圧装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段および効果】上記の目的を
達成するために、本発明に係る作業車両のブレーキ・ス
テアリング油圧装置の第1は、下部走行体に上部旋回体
を旋回自在に搭載し、下部走行体にエンジン、油圧ポン
プ、油圧ポンプの吐出圧を蓄圧するアキュムレータ及び
ステアリング用油圧シリンダを備え、上部旋回体にステ
アリング用バルブ、作業機用圧力比例制御バルブ、アキ
ュムレータ用チャージバルブ、空調器駆動用油圧モータ
及びブレーキペダルを備えると共に、下部走行体と上部
旋回体との間にスイベルジョイントを設けた作業車両に
おいて、1個の油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出口
に接続するステアリング用バルブと、このステアリング
用バルブの下流に配置された空調用の油圧モータ及び作
業機作動用の圧力比例制御回路と、前記油圧ポンプとス
テアリング用バルブとの間から分岐されて接続され、か
つステアリング用バルブの下流に配置されたアキュムレ
ータ用チャージバルブにより制御され、油圧ポンプの吐
出圧を蓄圧する他回路用のアキュムレータとを備えたこ
とを特徴としている。
【0007】上記第1の構成によれば、油圧ポンプから
先ずステアリング回路に圧油を供給し、その後、空調器
と作業機用の圧力比例制御回路とに圧油を供給する。こ
れによりステアリング回路への圧油の供給が優先され、
安全が確保される。そしてアキュムレータ用チャージバ
ルブによって必要に応じてアキュムレータに油圧ポンプ
の吐出圧を蓄圧し、この圧油をブレーキに使用すること
により1個の油圧ポンプでステアリング操作、空調器の
駆動、作業機の制御及びブレーキ操作が可能となり、構
造簡単で配管も少なく、ロス馬力を低減できる。従って
スイベルジョイントを有する作業車両でも回路構成が簡
単となり、コストの安い作業車両のブレーキ・ステアリ
ング油圧装置となる。
【0008】第2は、上記第1の構成において、請求項
1記載の作業車両のブレーキ・ステアリング油圧装置に
おいて、前記分岐された回路のアキュムレータ側に絞り
及び減圧弁のいずれか一方又は両方を備えたことを特徴
としている。
【0009】上記第2の構成によれば、油圧ポンプから
先ずステアリング回路に圧油を供給し、その後、空調器
と作業機用の圧力比例制御回路とに圧油を供給する。こ
れによりステアリング回路への圧油の供給が優先され、
安全が確保される。そしてアキュムレータ用チャージバ
ルブによって必要に応じてアキュムレータに油圧ポンプ
の吐出圧を蓄圧し、この圧力をブレーキに使用すること
により1個の油圧ポンプでステアリング操作、空調器の
駆動、作業機の制御及びブレーキ操作が可能となり、構
造簡単で配管も少なく、ロス馬力を低減できる。また分
岐通路のアキュムレータ側に絞り及び減圧弁のいずれか
一方又は両方を配置したため、ステアリング回路にはア
キュムレータ蓄圧中でも圧油が供給され、安全は更に保
証される。従ってスイベルジョイントを有する作業車両
でも、回路構成が簡単になり、安全でコストの安い作業
車両のブレーキ・ステアリング油圧装置が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に事例を図面を参照して説明
する。図1はブレーキ・ステアリング装置を装着した作
業車両の一例を示す側面図である。ホイール式の下部走
行体1には作業機3を有する上部旋回体2が、旋回自在
に搭載されている。下部走行体1には図示しないが、エ
ンジン、油圧ポンプ、油圧ポンプの吐出圧を蓄圧するア
キュムレータ及びステアリング用油圧シリンダが装着さ
れ、上部旋回体2には図示しないが、ステアリング用バ
ルブ、作業機3の作動用の圧力比例制御バルブ、アキュ
ムレータ用のチャージバルブ、空調機駆動用の油圧モー
タ及びブレーキペダルが装着されている。そして旋回中
心には上部旋回体2と下部走行体1との油圧回路を接続
するためのスイベルジョイント4が装着されている。
【0011】図2はブレーキ・ステアリング油圧装置の
回路図である。下部走行体1に取着された油圧ポンプ1
0の吐出口に設けられたステアリング回路11はスイベ
ルジョイント4を経て上部旋回体2に取着されたステア
リング用のプライオリティバルブ12に接続している。
プライオリティバルブ12はステアリングシリンダ14
を操作するステアリングバルブ13に接続している。プ
ライオリティバルブ12の下流には、他回路用(たとえ
ばブレーキ用)のアキュムレータ30Rに供給する圧油
を制御するアキュムレータ用チャージバルブ20が配置
され、プライオリティバルブ12を通過した回路21は
作業機作動用の圧力比例制御回路22に接続している。
アキュムレータ用チャージバルブ20内で回路11から
分岐した回路23は、空調機駆動用油圧モータ24に接
続しており、その戻り回路25はスイベルジョイント4
を経てオイルタンク15に接続している。
【0012】油圧ポンプ10の吐出回路11から分岐し
たブレーキ回路31には絞り32が設けられ、その下流
はブレーキ回路33F、33Rに分岐されている。ブレ
ーキ回路33Fは前輪用のブレーキバルブ34Fを介し
て前輪ブレーキ用の油圧ブースタ35Fに接続されてお
り、途中にはアキュムレータ30Fが介装されている。
油圧ブースタ35Fは前輪用のブレーキキャリパ36
F、36Fに接続している。一方、ブレーキ回路33R
は後輪用のブレーキバルブ34Rを介して後輪ブレーキ
用の油圧ブースタ35Rに接続されており、途中にはア
キュムレータ30Rが介装されている。油圧ブースタ3
5Rは後輪用のブレーキキャリパ36R、36Rに接続
している。
【0013】上部旋回体2に設けられたブレーキペダル
5に連結しているマスタシリンダ6の回路7は、スイベ
ルジョイント4を経てブレーキバルブ34F、34Rに
接続している。
【0014】次に作動を説明する。油圧ポンプ10から
の圧油はプライオリティバルブ12により優先的にステ
アリングバルブ13に送られ、安全を確保している。一
方、圧油は、回路21を経て作業機用の圧力比例制御回
路22に送られ、作業機を作動させ、また圧力油は回路
23を経て空調器駆動用油圧モータ24に送られ、空調
器を作動させる。アキュムレータ用チャージバルブ20
はアキュムレータチャージ回路33Rからの圧力信号を
受け、アキュムレータ30Rの圧力が所定の値より低い
場合には油圧ポンプ10の圧油をブレーキ回路31に導
き、アキュムレータ30F、30Rを所定圧まで蓄圧さ
せる。アキュムレータ30F、30Rの圧力が所定圧よ
りも高い場合にはその状態を保持する。アキュムレータ
30F、30Rに蓄圧する場合、油圧ポンプ10の圧油
はブレーキ回路31に供給されるが、絞り32を介して
いるため、圧油の一部がブレーキ回路31に供給される
だけで、残余はステアリング回路11に供給され、さら
に高圧の圧油がステアリング回路に必要な場合は、減圧
弁37の動きでアキュムレータへの供給が制限されるこ
とによりステアリング操作の安全性を確保する。尚、ア
キュムレータ30F、30Rを蓄圧している間は、空調
器駆動用油圧モータ24への圧力油の供給量が減少し、
この間、油圧モータ24は停止することもある。ブレー
キの制動はブレーキペダル5を踏み込むことにより、マ
スタシリンダ6が作動しブレーキバルブ34F,34R
及び油圧ブースタ35F、35Rが作動しブレーキキャ
リバ36F、36Rに圧油が供給される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブレーキ・ステアリング油圧装置を搭
載した作業車両の側面図である。
【図2】本発明のブレーキ・ステアリング油圧装置の回
路図である。
【図3】従来のブレーキ・ステアリング油圧装置の回路
図である。
【符号の説明】
4 スイベルジョイント 5 ブレーキペダル 10 油圧ポンプ 11 ステアリング回路 12 プライオリティバルブ 13 ステアリングバルブ 20 アキュムレータ用チャージバルブ 22 作業機用圧力比例制御回路 24 空調駆動用油圧モータ 30F,30R アキュムレータ 31 ブレーキ回路 35F,35R 油圧ブースタ 37 減圧弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体に上部旋回体を旋回自在に搭
    載し、下部走行体にエンジン、油圧ポンプ、油圧ポンプ
    の吐出圧を蓄圧するアキュムレータ及びステアリング用
    油圧シリンダを備え、上部旋回体にステアリング用バル
    ブ、作業機用圧力比例制御バルブ、アキュムレータ用チ
    ャージバルブ、空調器駆動用油圧モータ及びブレーキペ
    ダルを備えると共に、下部走行体と上部旋回体との間に
    油圧回路を接続するスイベルジョイントを設けた作業車
    両において、 1個の油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出口に接続す
    るステアリング用バルブと、このステアリング用バルブ
    の下流に配置された空調用の油圧モータ及び作業機作動
    用の圧力比例制御回路と、前記油圧ポンプとステアリン
    グ用バルブとの間から分岐されて接続され、かつステア
    リング用バルブの下流に配置されたアキュムレータ用チ
    ャージバルブにより制御され、油圧ポンプの吐出圧を蓄
    圧する他回路用のアキュムレータとを備えたことを特徴
    とする作業車両のブレーキ・ステアリング油圧装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の作業車両のブレーキ・ス
    テアリング油圧装置において、前記分岐された回路のア
    キュムレータ側に絞り及び減圧弁のいずれか一方又は両
    方を備えたことを特徴とする作業車両のブレーキ・ステ
    アリング油圧装置。
JP20637396A 1996-07-18 1996-07-18 作業車両のブレーキ・ステアリング油圧装置 Pending JPH1037913A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006502341A (ja) * 2002-10-08 2006-01-19 ボルボ コンストラクション イクイップメント ホールディング スウェーデン アーベー 自動車を制御する方法および装置と該方法を実行するためのコンピュータプログラム
CN101943191A (zh) * 2010-09-26 2011-01-12 无锡市拓发自控设备有限公司 大流量气动压力比例控制伺服阀
JP2011080540A (ja) * 2009-10-07 2011-04-21 Hitachi Constr Mach Co Ltd ホイール式建設機械の油圧駆動装置
CN102229328A (zh) * 2011-05-05 2011-11-02 四川大学 一种多泵合流的车辆机械节能液压***
CN108974118A (zh) * 2017-06-05 2018-12-11 湖南中车时代电动汽车股份有限公司 一种车辆及其行车辅助***

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