JPH08243721A - 鋳造装置 - Google Patents
鋳造装置Info
- Publication number
- JPH08243721A JPH08243721A JP7451795A JP7451795A JPH08243721A JP H08243721 A JPH08243721 A JP H08243721A JP 7451795 A JP7451795 A JP 7451795A JP 7451795 A JP7451795 A JP 7451795A JP H08243721 A JPH08243721 A JP H08243721A
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- JP
- Japan
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- runner
- space
- molten metal
- mold
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- Pending
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- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 複数の鋳型によって湯道空間を形成した鋳造
装置において、前記湯道空間にリブ成形空間を連設する
とともにこのリブ成形空間を前記鋳型のパーティング面
に形成した鋳造装置である。 【効果】 リブが湯道よりも早く凝固して、未だ完全に
凝固していない湯道の補強をすることができるため、当
該鋳型を抜く際に、リブが凝固した状態で行えば、湯道
が未だ完全に凝固していなくても、当該湯道がリブによ
って補強されるため、湯道が台盤等に引っ掛かって千切
れたり、この千切れた湯道が溶湯補給管に残存するとい
うことはない。
装置において、前記湯道空間にリブ成形空間を連設する
とともにこのリブ成形空間を前記鋳型のパーティング面
に形成した鋳造装置である。 【効果】 リブが湯道よりも早く凝固して、未だ完全に
凝固していない湯道の補強をすることができるため、当
該鋳型を抜く際に、リブが凝固した状態で行えば、湯道
が未だ完全に凝固していなくても、当該湯道がリブによ
って補強されるため、湯道が台盤等に引っ掛かって千切
れたり、この千切れた湯道が溶湯補給管に残存するとい
うことはない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の鋳型によって
湯道空間を形成した鋳造装置に関するものである。
湯道空間を形成した鋳造装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来におけるこの種の鋳造装置にあって
は、湯道空間を介して溶湯をキャビティ（鋳造空間）に
供給し、キャビティにおけるワークが凝固したと同時に
前記鋳型を抜いていた。
は、湯道空間を介して溶湯をキャビティ（鋳造空間）に
供給し、キャビティにおけるワークが凝固したと同時に
前記鋳型を抜いていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記鋳
造装置にあっては、当該鋳型を抜く際に、前記ワークが
凝固しているにも関わらず湯道は未だ完全に凝固してい
ないため、湯道が台盤等に引っ掛かって千切れ、この千
切れた湯道が溶湯補給管に残存しやすいという不都合を
有した。
造装置にあっては、当該鋳型を抜く際に、前記ワークが
凝固しているにも関わらず湯道は未だ完全に凝固してい
ないため、湯道が台盤等に引っ掛かって千切れ、この千
切れた湯道が溶湯補給管に残存しやすいという不都合を
有した。
【０００４】この発明の課題はかかる不都合を解消する
ことである。
ことである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、この発明に係る鋳造装置においては、複数の鋳型に
よって湯道空間を形成した鋳造装置において、前記湯道
空間にリブ成形空間を連設するとともにこのリブ成形空
間を前記鋳型のパーティング面に形成したものである。
に、この発明に係る鋳造装置においては、複数の鋳型に
よって湯道空間を形成した鋳造装置において、前記湯道
空間にリブ成形空間を連設するとともにこのリブ成形空
間を前記鋳型のパーティング面に形成したものである。
【０００６】なお、前記リブ成形空間の先端縁に沿って
断面が略円状の補助空間を連設するとともにこの補助空
間を前記鋳型のパーティング面に形成することもでき
る。
断面が略円状の補助空間を連設するとともにこの補助空
間を前記鋳型のパーティング面に形成することもでき
る。
【０００７】
【作用】この発明に係る鋳造装置は上記のように構成さ
れているため、リブが湯道より薄肉のため早く凝固し
て、未だ完全に凝固していない湯道の補強をすることが
できるものである。即ち、リブは冷却と補強の働きをす
るものである。
れているため、リブが湯道より薄肉のため早く凝固し
て、未だ完全に凝固していない湯道の補強をすることが
できるものである。即ち、リブは冷却と補強の働きをす
るものである。
【０００８】なお、前記リブ成形空間の先端縁に沿って
断面が略円状の補助空間を連設するとともにこの補助空
間を前記鋳型のパーティング面に形成すれば、溶湯が湯
道成形空間を流れる際に、前記補助空間に侵入した溶湯
の流速を減速させることができるため、前記鋳型のパー
ティング面からの溶湯の漏れを防止しやすいものであ
る。
断面が略円状の補助空間を連設するとともにこの補助空
間を前記鋳型のパーティング面に形成すれば、溶湯が湯
道成形空間を流れる際に、前記補助空間に侵入した溶湯
の流速を減速させることができるため、前記鋳型のパー
ティング面からの溶湯の漏れを防止しやすいものであ
る。
【０００９】
【実施例】図１はこの発明に係る鋳造装置の断面図、図
２は図１におけるII−II線断面拡大図である。
２は図１におけるII−II線断面拡大図である。
【００１０】図１において、10はこの鋳造装置Ｄの基台
である。この基台10は車両用ホイ−ルを成形するための
鋳型セットＳを支えている。この鋳型セットＳは、下型
20と一対の横型30,30 と上型40との組み合わせである。
なお、本願でいう横型とは後記溶湯補給管70の軸心に交
差する面に沿って移動する型のことをいう。50はキャビ
ティであり、前記鋳型セットＳによって形成されてい
る。このキャビティ50は車両用ホイ−ル状をしており、
ディスク成形部51とスポ−ク成形部52とリム成形部53と
から構成される。なお、21は下型20の入子であり、ディ
スク部（車両用ホイ−ルの）の表面を成形するためのも
のである。
である。この基台10は車両用ホイ−ルを成形するための
鋳型セットＳを支えている。この鋳型セットＳは、下型
20と一対の横型30,30 と上型40との組み合わせである。
なお、本願でいう横型とは後記溶湯補給管70の軸心に交
差する面に沿って移動する型のことをいう。50はキャビ
ティであり、前記鋳型セットＳによって形成されてい
る。このキャビティ50は車両用ホイ−ル状をしており、
ディスク成形部51とスポ−ク成形部52とリム成形部53と
から構成される。なお、21は下型20の入子であり、ディ
スク部（車両用ホイ−ルの）の表面を成形するためのも
のである。
【００１１】60は溶湯保持炉であり、前記基台10の下方
に配置されている。この溶湯保持炉60には溶湯Ｍが収容
されている。又、70,70 は溶湯補給管であり、前記基台
10に略垂直状態に設置されている。この溶湯補給管70,7
0 の下端は前記溶湯保持炉60内に開口している。溶湯保
持炉60内の溶湯Ｍは加圧されることによってこの溶湯補
給管70,70 を上昇して前記キャビティ50内に充填され
る。なお、溶湯補給管70からキャビティ50までの流路に
ついては後記する。
に配置されている。この溶湯保持炉60には溶湯Ｍが収容
されている。又、70,70 は溶湯補給管であり、前記基台
10に略垂直状態に設置されている。この溶湯補給管70,7
0 の下端は前記溶湯保持炉60内に開口している。溶湯保
持炉60内の溶湯Ｍは加圧されることによってこの溶湯補
給管70,70 を上昇して前記キャビティ50内に充填され
る。なお、溶湯補給管70からキャビティ50までの流路に
ついては後記する。
【００１２】31,31 は流路変更湯道空間であり、前記横
型30のパーティング面302 に形成されている。この湯道
空間31,31 は略Ｌ字状をしており、一端を前記キャビテ
ィ50のリム成形部53に開口し、堰311,311 を構成してい
る。また、前記流路変更湯道空間31,31 の他端は前記溶
湯補給管70,70 の上端開口に連通している。このため、
溶湯補給管70,70 を上昇した溶湯Ｍは横型30,30 の流路
変更湯道空間31,31 を介してキャビティ50のリム成形部
53に供給される。
型30のパーティング面302 に形成されている。この湯道
空間31,31 は略Ｌ字状をしており、一端を前記キャビテ
ィ50のリム成形部53に開口し、堰311,311 を構成してい
る。また、前記流路変更湯道空間31,31 の他端は前記溶
湯補給管70,70 の上端開口に連通している。このため、
溶湯補給管70,70 を上昇した溶湯Ｍは横型30,30 の流路
変更湯道空間31,31 を介してキャビティ50のリム成形部
53に供給される。
【００１３】図１および図２において、312 はリブ成形
空間であり、前記横型30,30 のパーティング面302 に形
成されている。このリブ成形空間312 は前記流路変更湯
道空間31に連設しており、流路変更湯道（溶湯の凝固し
たもの）の背面に沿ってリブを形成するためのものであ
る。322 は補助空間であり、前記横型30,30 のパーティ
ング面302 に形成されている。この補助空間322 は前記
リブ成形空間312 の先端縁に沿って連設されている。そ
して、この補助空間322 の断面は略円状であるため（図
２参照のこと）、侵入した溶湯Ｍの流速は減速される。
よって、隣合う横型30,30 のパーティング面302 からの
溶湯の漏れを防止することができる。
空間であり、前記横型30,30 のパーティング面302 に形
成されている。このリブ成形空間312 は前記流路変更湯
道空間31に連設しており、流路変更湯道（溶湯の凝固し
たもの）の背面に沿ってリブを形成するためのものであ
る。322 は補助空間であり、前記横型30,30 のパーティ
ング面302 に形成されている。この補助空間322 は前記
リブ成形空間312 の先端縁に沿って連設されている。そ
して、この補助空間322 の断面は略円状であるため（図
２参照のこと）、侵入した溶湯Ｍの流速は減速される。
よって、隣合う横型30,30 のパーティング面302 からの
溶湯の漏れを防止することができる。
【００１４】80は上型作動具であり、前記上型40に固定
されている。この上型作動具80を上下動させることによ
って前記上型40を上下動させることができる。また、90
は押出板、91はこの押出板90に固定された押し出しピン
である。この押し出しピン91は上型40を貫通してリム成
形部（キャビティ50の）53のフランジ端（図におてい上
方の）に露出している。このため、上型作動装置80を作
動させて上型40及び押し出しピン91を上昇させた後、押
し出しピン91のみを下降させれば、そのピン先が鋳造さ
れたリムフランジを押圧することになり、上型40からホ
イール（鋳造された）が脱型される。
されている。この上型作動具80を上下動させることによ
って前記上型40を上下動させることができる。また、90
は押出板、91はこの押出板90に固定された押し出しピン
である。この押し出しピン91は上型40を貫通してリム成
形部（キャビティ50の）53のフランジ端（図におてい上
方の）に露出している。このため、上型作動装置80を作
動させて上型40及び押し出しピン91を上昇させた後、押
し出しピン91のみを下降させれば、そのピン先が鋳造さ
れたリムフランジを押圧することになり、上型40からホ
イール（鋳造された）が脱型される。
【００１５】この鋳型装置Ｄの脱型方法を説明する。
【００１６】キャビティ50内で溶湯が凝固した後、ま
ず、一対の横型30,30 を脱型する（図面の垂直方向に開
放する。）。このとき、横型30の流路変更湯道空間31,3
1 によって形成されたＬ字状の湯道（溶湯の凝固したも
の）も当該横型30,30 から開放される。このとき、リブ
（リブ成形空間312 によって形成されたもの）が湯道よ
りも早く凝固することを利用して、リブが凝固した状態
で行えばＬ字状の湯道が未だ完全に凝固していなくて
も、当該湯道がリブによって補強されるため、湯道が台
盤等に引っ掛かって千切れたり、この千切れた湯道が溶
湯補給管に残存するということはない。その後、上型作
動具80を作動させて上型40及び押し出しピン91をホイー
ル（鋳造された）とともに持ち上げ、製品にかかる重力
によって下型20を外す。その状態で、押し出しピン91の
みを下降させ、そのピン先でホイール（鋳造された）の
リムフランジを押圧すれば、上型40からホイール（鋳造
された）は脱型される。
ず、一対の横型30,30 を脱型する（図面の垂直方向に開
放する。）。このとき、横型30の流路変更湯道空間31,3
1 によって形成されたＬ字状の湯道（溶湯の凝固したも
の）も当該横型30,30 から開放される。このとき、リブ
（リブ成形空間312 によって形成されたもの）が湯道よ
りも早く凝固することを利用して、リブが凝固した状態
で行えばＬ字状の湯道が未だ完全に凝固していなくて
も、当該湯道がリブによって補強されるため、湯道が台
盤等に引っ掛かって千切れたり、この千切れた湯道が溶
湯補給管に残存するということはない。その後、上型作
動具80を作動させて上型40及び押し出しピン91をホイー
ル（鋳造された）とともに持ち上げ、製品にかかる重力
によって下型20を外す。その状態で、押し出しピン91の
みを下降させ、そのピン先でホイール（鋳造された）の
リムフランジを押圧すれば、上型40からホイール（鋳造
された）は脱型される。
【００１７】
【発明の効果】この発明に係る鋳造装置は、複数の鋳型
によって湯道空間を形成した鋳造装置において、前記湯
道空間にリブ成形空間を連設するとともにこのリブ成形
空間を前記鋳型のパーティング面に形成したため、リブ
が湯道よりも薄肉のため早く凝固して、未だ完全に凝固
していない湯道の補強をすることができるものである。
によって湯道空間を形成した鋳造装置において、前記湯
道空間にリブ成形空間を連設するとともにこのリブ成形
空間を前記鋳型のパーティング面に形成したため、リブ
が湯道よりも薄肉のため早く凝固して、未だ完全に凝固
していない湯道の補強をすることができるものである。
【００１８】よって、この鋳造装置を使用すれば、当該
鋳型を抜く際に、リブが凝固した状態で行えば、湯道が
未だ完全に凝固していなくても、当該湯道がリブによっ
て補強されるため、湯道が台盤等に引っ掛かって千切れ
たり、この千切れた湯道が溶湯補給管に残存するという
ことはない。
鋳型を抜く際に、リブが凝固した状態で行えば、湯道が
未だ完全に凝固していなくても、当該湯道がリブによっ
て補強されるため、湯道が台盤等に引っ掛かって千切れ
たり、この千切れた湯道が溶湯補給管に残存するという
ことはない。
【００１９】なお、前記リブ成形空間の先端縁に沿って
断面が略円状の補助空間を連設するとともにこの補助空
間を前記鋳型のパーティング面に形成すれば、溶湯が湯
道成形空間を流れる際に、前記補助空間に侵入した溶湯
の流速を減速させることができるため、前記鋳型のパー
ティング面からの溶湯の漏れを防止しやすいものであ
る。
断面が略円状の補助空間を連設するとともにこの補助空
間を前記鋳型のパーティング面に形成すれば、溶湯が湯
道成形空間を流れる際に、前記補助空間に侵入した溶湯
の流速を減速させることができるため、前記鋳型のパー
ティング面からの溶湯の漏れを防止しやすいものであ
る。
【図１】この発明に係る鋳造装置の断面図である。
【図２】図１におけるII−II線断面拡大図である。
30 … 鋳型（鋳型） 302 … パーティング面 31 … 流路変更湯道空間（湯道空間） 312 … リブ成形空間 322 … 補助空間 Ｄ … 鋳造装置
Claims (2)
- 【請求項１】 複数の鋳型によって湯道空間を形成した
鋳造装置において、前記湯道空間にリブ成形空間を連設
するとともにこのリブ成形空間を前記鋳型のパーティン
グ面に形成したことを特徴とする鋳造装置。 - 【請求項２】 前記リブ成形空間の先端縁に沿って断面
が略円状の補助空間を連設するとともにこの補助空間を
前記鋳型のパーティング面に形成したことを特徴とする
請求項１の鋳造装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7451795A JPH08243721A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | 鋳造装置 |
| EP96904319A EP0760267B1 (en) | 1995-03-06 | 1996-03-05 | Pressure casting device for automobile wheels |
| PCT/JP1996/000514 WO1996027467A1 (fr) | 1995-03-06 | 1996-03-05 | Dispositif de moulage sous pression pour les roues automobiles |
| DE69609910T DE69609910T2 (de) | 1995-03-06 | 1996-03-05 | Niederdruckgiessanlage für Fahrzeugräder |
| US08/755,754 US5810068A (en) | 1995-03-06 | 1996-11-05 | Pressure die-casting apparatus for vehicle wheel |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7451795A JPH08243721A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | 鋳造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08243721A true JPH08243721A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=13549608
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7451795A Pending JPH08243721A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | 鋳造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08243721A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007118053A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Toyota Motor Corp | 鋳造金型 |
| JP2007260753A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Asahi Tec Corp | 鋳型装置 |
-
1995
- 1995-03-06 JP JP7451795A patent/JPH08243721A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007118053A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Toyota Motor Corp | 鋳造金型 |
| JP2007260753A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Asahi Tec Corp | 鋳型装置 |
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