JPH08242604A - 同軸正逆転作業機 - Google Patents

同軸正逆転作業機

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JPH08242604A
JPH08242604A JP5250095A JP5250095A JPH08242604A JP H08242604 A JPH08242604 A JP H08242604A JP 5250095 A JP5250095 A JP 5250095A JP 5250095 A JP5250095 A JP 5250095A JP H08242604 A JPH08242604 A JP H08242604A
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Tsuneo Otake
恒男 大竹
Masashi Takeuchi
正志 竹内
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 畦際に残耕部分が発生し難く、しかも部品点
数の削減及びメンテナンス性の向上に有利なサイドドラ
イブ式の同軸正逆転作業機を提供する。 【構成】 走行用ミッションケース1の後部に機体中心
線CLを挟むように左側の耕耘作業用ミッションケース
22及び右側の側板23を配置し、相対回転自在且つ同
軸に嵌合する内側作業軸43、中間作業軸42及び外側
作業軸39を耕耘作業用ミッションケース22から右向
きに延出させて内側作業軸43の右端を側板23に支持
する。内側作業軸43に逆転する右側耕耘爪741 …を
支持し、外側作業軸39に逆転する左側耕耘爪731
を支持し、中間作業軸42に正転する中央耕耘爪721
…を支持する。左右方向の厚さが小さい側板23を畦に
沿わせることにより、右側耕耘爪741 …が畦際まで耕
耘して残耕部分が減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業部材を駆動するた
めの耕耘作業用トランスミッションを収納した耕耘作業
用ミッションケースを機体中心線の側方に配置してな
る、所謂サイドドライブ式の同軸正逆転作業機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】かかる同軸正逆転作業機は、特開平6−
292402号公報に記載されているように既に知られ
ている。
【0003】この同軸正逆転作業機は、機体中心線の左
右両側に配置した一対のミッションケース間に正転作業
軸及び逆転作業軸を同軸に架設し、正転作業軸に正転作
業部材を固定し、逆転作業軸に逆転作業部材を固定した
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものは、畦際を耕耘すべく機体を畦に接近させた場合
に、ミッションケースの左右方向の厚さが大きいために
作業部材を充分に畦に接近させることができず、畦際に
残耕部分が発生するのが避けられない問題があったた
め、この問題を解決すべく耕耘爪ホルダーや耕耘爪の形
状構造を代えて残耕処理対策を施していた。また、ミッ
ションケースが左右に分割されているため、部品点数が
増加したりメンテナンスが若干面倒になる問題があっ
た。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、普通のナタ爪や普通の花びら爪を用いた耕耘でも畦
際に残耕部分が発生し難く、しかも部品点数やメンテナ
ンスの面でより有利な同軸正逆転作業機を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、機体中心線の一側に
配置されて内部に耕耘作業用トランスミッションを収納
する耕耘作業用ミッションケースに、同軸且つ相対回転
自在に嵌合する内側作業軸、中間作業軸及び外側作業軸
の一端を支持して他端を機体中心線の他側に向けて延出
し、前記内側作業軸の他端を機体中心線の他側に配置し
た支持部材に支持し、前記各作業軸にそれぞれ作業部材
を支持したことを特徴とする。
【0007】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記内側作業軸、中間作業軸及び外
側作業軸のそれぞれに、筒状ホルダーを介して作業部材
を支持したことを特徴とする。
【0008】また請求項3に記載された発明は、請求項
2の構成に加えて、前記各筒状ホルダーが前記内側作業
軸、中間作業軸及び外側作業軸に対して着脱自在である
ことを特徴とする。
【0009】また請求項4に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記内側作業軸に支持した逆転作業
部材を前記支持部材に隣接するように配置したことを特
徴とする。
【0010】また請求項5に記載された発明は、請求項
4の構成に加えて、前記中間作業軸に正転作業部材を支
持し、前記外側作業軸に支持した逆転作業部材を前記正
転作業部材の一側に配置するとともに前記内側作業軸に
支持した逆転作業部材を前記正転作業部材の他側に配置
したことを特徴とする。
【0011】また請求項6に記載された発明は、請求項
5の構成に加えて、逆転作業部材の回転数を正転作業部
材の回転数よりも小さく設定したことを特徴とする。
【0012】また請求項7に記載された発明は、請求項
5の構成に加えて、逆転作業部材の回転数と正転作業部
材の回転数とを略等しく設定したことを特徴とする。
【0013】また請求項8に記載された発明は、請求項
5の構成に加えて、逆転作業部材の外径と正転作業部材
の外径とを略等しく設定したことを特徴とする。
【0014】また請求項9に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記内側作業軸を駆動源から切り離
すクラッチを備えたことを特徴とする。
【0015】また請求項10に記載された発明は、請求
項1の構成に加えて、前記内側作業軸を駆動源から切り
離して前記中間作業軸に結合することにより該内側作業
軸の回転方向を切り換えるクラッチを備えたことを特徴
とする。
【0016】
【作用】請求項1の構成によれば、3本の作業軸を駆動
する耕耘作業用トランスミッションが共通の耕耘作業用
ミッションケースの内部に収納されるので、部品点数が
削減されるだけでなくメンテナンス性が従来以上に向上
する。また耕耘作業用ミッションケースに比べて左右方
向の厚さが小さい支持部材を畦に沿わせて耕耘を行うこ
とにより、作業部材として普通のナタ爪等を使用して耕
耘を行った場合でも、畦際の残耕部分を従来よりも容易
に減少させることができる。
【0017】請求項4の構成によれば、支持部材に隣接
して配置した逆転作業部材によって耕耘土塊が進行方向
前方に多く排出されるため、畦際に容易に溝を形成する
ことができる。
【0018】請求項5の構成によれば、正転作業部材の
左右両側に逆転作業部材が配置されるので、正転作業部
材の推進力と逆転作業部材の制動力とが相殺して機体の
ダッシングが防止され、また機体中心線の左右の耕耘負
荷がバランスして機体の直線性が向上する。更に、正転
作業部材及び逆転作業部材を前後に配置したものに比べ
て旋回性が向上する。
【0019】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0020】図1〜図6は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1は歩行型耕耘作業機の全体側面図、図2は図
1の2方向拡大矢視図、図3は図1の3−3線拡大断面
図、図4は図1の4−4線拡大断面図、図5は溝堀器を
装着した場合の、前記図1に対応する図、図6は溝堀器
を装着した場合の、前記図2に対応する図である。
【0021】図1に示すように、歩行型耕耘作業機T
は、左右一対の車輪W,Wを支持する走行用ミッション
ケース1から前方に延びるエンジンベッド2を備えてお
り、このエンジンベッド2の上部にクランクシャフトを
機体左右方向に配設したエンジンEが搭載される。エン
ジンEの上部には燃料タンク3及びマフラ4が支持され
るとともに、エンジンEの左側面は内部にベルトテンシ
ョンクラッチを収納するクラッチカバー5によって覆わ
れる。エンジンベッド2の前端には、エンジンEの前方
に突出するようにフロントウエイト6が装着される。
【0022】走行用ミッションケース1の後部にはシフ
トレバーガイドプレート7が設けられており、このシフ
トレバーガイドプレート7を貫通してシフトレバー8が
機体後方に向けて延出する。また走行用ミッションケー
ス1の後部には、ハンドル9と一体のハンドルコラム1
0が角度調節可能に支持される。ハンドル9には、クラ
ッチレバー11、スロットルレバー12及びデフロック
レバー13が設けられる。
【0023】次に、図2及び図3を併せて参照しながら
サイドドライブロータリ作業機Rの構造を説明する。
【0024】走行用ミッションケース1の後部上面に固
定された連結フレーム21の左端及び右端に、それぞれ
耕耘作業用ミッションケース22の前端と側板23の前
端とが固定される。走行用ミッションケース1の後部か
ら左方向に突出する作業用駆動軸24の左端と、耕耘作
業用ミッションケース22の前部から右方向に突出する
作業用従動軸25とが、継手26を介して結合される。
耕耘作業用ミッションケース22は左ケース半体27と
右ケース半体28とを複数本のボルト29…で結合した
もので、その後部は保護用のパンツ30,31で覆われ
る。一方、側板23はプレス製の板体よりなり、その左
右方向の厚さは耕耘作業用ミッションケース22の左右
方向の厚さに比べて薄く形成される。
【0025】内部に作業用トランスミッションMを収納
する耕耘作業用ミッションケース22の前部には作業用
ドライブスプロケット32を有する前記作業用従動軸2
5がボールベアリング33,33で回転自在に支持され
るとともに、耕耘作業用ミッションケース22の中間部
には作業用ドリブンスプロケット34を有する中間軸3
5がボールベアリング33,33で回転自在に支持され
ており、これら作業用ドライブスプロケット32と作業
用ドリブンスプロケット34とが無端チェーン37で接
続される。
【0026】耕耘作業用ミッションケース22の右ケー
ス半体28の後部にボールベアリング38を介して外側
作業軸39が回転自在に支持され、この外側作業軸39
の内周にボールベアリング40及びニードルベアリング
41,41を介して中間作業軸42が回転自在に支持さ
れる。更に、中間作業軸42の内周には内側作業軸43
が回転自在に支持される。即ち、左ケース半体27の後
部にボールベアリング44を介してスリーブ45が回転
自在に支持されており、このスリーブ45の内周にニー
ドルベアリング46,46を介して内側作業軸43の左
端が回転自在に支持される。一方、中間作業軸42の内
周にはボールベアリング47,47を挟んでスリーブ4
8がキー49で結合されており、このスリーブ48の内
周にニードルベアリング50,50を介して内側作業軸
43の中間部が回転自在に支持される。
【0027】尚、符号51は右ケース半体28と外側作
業軸39との間をシールするシール部材、符号52,5
2は外側作業軸39と中間作業軸42との間をシールす
るシール部材、符号53は左ケース半体27とスリーブ
46間をシールするシール部材、符号54,54はスリ
ーブ45と内側作業軸43間をシールするシール部材、
符号55,55はスリーブ48と内側作業軸43間をシ
ールするシール部材である。
【0028】中間軸35には、作業用ドリブンスプロケ
ット34の左側に位置するように内側作業軸用第1ギヤ
56が固定されるとともに、作業用ドリブンスプロケッ
ト34の右側に位置するように中間作業軸用第1スプロ
ケット57及び外側作業軸用第1ギヤ58が固定され
る。内側作業軸用第1ギヤ56にはスリーブ45に固定
した内側作業軸用第2ギヤ59が噛合し、外側作業軸用
第1ギヤ58には外側作業軸39に固定した外側作業軸
用第2ギヤ60が噛合する。また、中間作業軸42に固
定した中間作業軸用第2スプロケット61が、無端チェ
ーン62を介してて中間作業軸用第1スプロケット57
に接続される。
【0029】内側作業軸用第1ギヤ56から内側作業軸
用第2ギヤ59への減速比は、外側作業軸用第1ギヤ5
8から外側作業軸用第2ギヤ60への減速比と等しく設
定されている。また、前記減速比に比べて、中間作業軸
用第1スプロケット57から中間作業軸用第2スプロケ
ット61への減速比は小さく設定されている。その結
果、中間作業軸42は正転駆動(作業機の走行方向と同
方向)されるとともに、内側作業軸43及び外側作業軸
39は相互に同一回転数であって且つ前記中間作業軸4
2よりも遅い速度で逆転駆動(作業機の走行方向と逆方
向)される。
【0030】内側作業軸43の右端は、側板23の後部
に図示せぬボールベアリング及びシール部材を介して回
転自在に支持される。内側作業軸43の外周に嵌合する
中間作業軸42は内側作業軸43よりも短く、その右端
は機体中心線CL(図2参照)と側板23との間で終わ
っている。中間作業軸42の外周に嵌合する外側作業軸
39は更に短く、その右端は耕耘作業用ミッションケー
ス22と機体中心線CLとの間で終わっている。内側作
業軸43の右端を側板23に支持することにより、後述
するロータリ作業機71の負荷により内側作業軸43に
過大な曲げモーメントが作用することが防止される。
【0031】図3及び図4から明らかなように、耕耘作
業用ミッションケース22の左ケース半体27及び右ケ
ース半体28の内面に相互に対向する一対の支点2
1 ,281 が突設され、これら支点271 ,281
切換ロッド63の前後方向中間に形成した小径部631
が左右揺動自在に枢支される。切換ロッド63の後端に
設けたフォーク64は、内側作業軸43の外周にスプラ
イン係合するドグクラッチ65の外周に形成した環状溝
に係合する。ドグクラッチ65の左側面に設けたクラッ
チ歯651 …は、内側作業軸用第2ギヤ59の右側面に
設けたクラッチ歯591 …に噛合可能である。切換ロッ
ド63の前端は右ケース半体28の右側面を摺動自在に
貫通する操作部材66の先端に接続される。操作部材6
6はノブ67によって耕耘作業用ミッションケース22
の外部から操作可能であり、ボール68及びスプリング
69よりなるディテント機構70により2つの位置の何
れかに安定的に停止可能である。
【0032】而して、ノブ67が図4に示す位置にある
とき、ドグクラッチ65のクラッチ歯651 …は内側作
業軸用第2ギヤ59のクラッチ歯591 …に噛合してお
り、内側作業軸用第2ギヤ59の回転は内側作業軸43
に伝達される。この状態からノブ67を矢印方向に操作
すると、両クラッチ歯591 …,651 …が離間して内
側作業軸43は内側作業軸用第2ギヤ59から切り離さ
れる。
【0033】上述したように、耕耘作業用ミッションケ
ース22を機体中心線CLの一側にのみ配置し、この耕
耘作業用ミッションケース22の内部に外側作業軸3
9、中間作業軸42及び内側作業軸43の駆動機構を集
約して収納したので、部品点数が削減されるだけでな
く、分解・組立・清掃等のメンテナンスも容易になる。
【0034】次に、図2及び図3に基づいてロータリ作
業機71の構造を説明する。
【0035】ロータリ作業機71は、機体中心線CLの
近傍に配置された4本の中央耕耘爪721 〜724 と、
中央耕耘爪721 〜724 と耕耘作業用ミッションケー
ス22との間に配置された4本の左側耕耘爪731 〜7
4 と、中央耕耘爪721 〜724 と側板23との間に
配置された4本の右側耕耘爪741 〜744 とを備え
る。中央耕耘爪721 〜724 を支持する筒状ホルダー
75は、複数のボルト76によって中間作業軸42に着
脱自在に固定される。左側耕耘爪731 〜734を支持
する筒状ホルダー77は、ボルト78によって外側作業
軸39に着脱自在に固定される。右側耕耘爪741 〜7
4 を支持する筒状ホルダー79は、ピン80によって
内側作業軸43に着脱自在に固定される。尚、スプライ
ン結合にて筒状ホルダー79を内側作業軸43に着脱自
在に固定することもできる。
【0036】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0037】エンジンEのクランクシャフトの回転は作
業用駆動軸24、作業用従動軸25、作業用ドライブス
プロケット32、無端チェーン37及び作業用ドリブン
スプロケット34を介して中間軸35に伝達される。中
間軸35の回転は中間作業軸用第1スプロケット57、
無端チェーン62及び中間作業軸用第2スプロケット6
1を介して中間作業軸42に伝達され、この中間作業軸
42を中央耕耘爪72 1 〜724 と共に正転駆動する。
また中間軸35の回転は外側作業軸用第1ギヤ58及び
外側作業軸用第2ギヤ60を介して外側作業軸39に伝
達され、この外側作業軸39を左側耕耘爪731 〜73
4 と共に逆転駆動する。更にドグクラッチ65によって
内側作業軸用第2ギヤ59が内側作業軸43に結合され
ているとき、中間軸35の回転は内側作業軸用第1ギヤ
56及び内側作業軸用第2ギヤ59を介して内側作業軸
43に伝達され、この内側作業軸43を右側耕耘爪74
1〜744 と共に逆転駆動する。このとき、各耕耘爪7
1 〜724 ,731 〜734 ,741 〜744 の回転
方向は、表1のに示す状態となる。
【0038】
【表1】
【0039】さて、耕耘作業機Tにより耕耘を行う場
合、圃場に水を導入し易いように畦際に沿って溝を掘る
必要がある。このとき、機体右側の側板23が畦に沿う
ようにして耕耘作業機Tを走行させると、側板23に隣
接して配置した右側耕耘爪74 1 〜744 は逆転しなが
ら畦際を耕耘することになる。このとき、側板23の左
右方向の厚さは耕耘作業用ミッションケース22の左右
方向の厚さに比べて極めて薄いため、右側耕耘爪741
〜744 を畦の側面に接近させて残耕部分を減少させる
ことができる。また逆転耕耘爪は土を前方に押し出す傾
向があるため、逆転する右側耕耘爪741 〜744 によ
って前方に押し出された土は行き場を失って左右に押し
退けられる結果、図5及び図6に示す溝堀器81を逆転
する右側耕耘爪741 〜744 の後方に装着することに
より、畦際に沿って容易に溝を形成することができる。
更に右側に押し退けられた土は畦の側面に押し付けられ
るため、その土を畦の側面に沿って上方に掻き上げるだ
けで、その後に行う畦塗り作業を容易に済ませることが
できる。
【0040】ここで、図5及び図6に基づいて溝堀器8
1の構造を簡単に説明する耕耘作業用ミッションケース
22から後方に延びるブラケット82と、側板23から
後方に延びるブラケット83とに支持ロッド84に左右
両端が支持されており、この支持ロッド84に左右位置
調節自在に溝堀器81が装着される。溝堀器はV字形に
組み合わされた左右一対の板体85,86から成り、土
中に楔状の食い込むことにより溝を形成する。
【0041】また、サイドドライブロータリ作業機Rは
正転する中央耕耘爪721 〜724と逆転する左側及び
右側耕耘爪731 〜734 ,741 〜744 とを備えて
いるので、中央耕耘爪721 〜724 の推進力を左側及
び右側耕耘爪731 〜734,741 〜744 の制動力
で相殺して機体のダッシングを防止することができる。
このとき、全ての耕耘爪721 〜724 ,731 〜73
4 ,741 〜744 の外径を同一に設定したことによ
り、正転する中央耕耘爪721 〜724 の負荷と逆転す
る左側及び右側耕耘爪731 〜734 ,741 〜744
の負荷とがバランスして、機体のダッシングが一層効果
的に防止される。
【0042】特に、機体の走行方向に沿って凹状の溝と
凸状の畝とが平行に存在する場合、機体が前記畝に乗り
上げてスタックするのを防止するために、機体が溝の上
方に沿うように走行するのが一般的であるが、このとき
正転する中央耕耘爪721 〜724 は溝によって空転
し、逆転する左側及び右側耕耘爪731 〜734 ,74
1 〜744 が畝に当接するため、機体がダッシングを起
こすことがない。
【0043】しかも、正転する中央耕耘爪721 〜72
4 の左右両側に逆転する左側、右側耕耘爪731 〜73
4 ,741 〜744 を左右対称に配置したので、機体の
直進性も向上する。更に、正転する中央耕耘爪721
724 と逆転する左側、右側耕耘爪731 〜734 ,7
1 〜744 とを同軸に配置したので、それらを前後に
配置する場合に比べて、機体の旋回性能が向上する。
【0044】ところで、前述したように逆転耕耘爪は土
を前方に押し出すため、逆転耕耘爪によって前方に押し
出された土が同じ逆転耕耘爪によって再度耕耘されるこ
とになる。そのために、一般に逆転耕耘爪により耕耘さ
れた土は、正転耕耘爪により耕耘された土に比べて細か
くなる傾向がある。しかしながら、本実施例では逆転す
る左側、右側耕耘爪731 〜734 ,741 〜744
回転数を正転する中央耕耘爪721 〜724 の回転数よ
りも僅かに小さく設定しているため、ロータリ作業機7
1の左右方向全域に亘って均一な耕耘が可能となる。
【0045】尚、逆転する左側、右側耕耘爪731 〜7
4 ,741 〜744 の回転数と正転する中央耕耘爪7
1 〜724 の回転数とが等しくなるように設定するこ
とも可能である。このようにすれば、左側、右側耕耘爪
731 〜734 ,741 〜744 の位相と正転する中央
耕耘爪721 〜724 の位相とにずれが発生することが
防止され、振動の軽減に寄与することができるばかりか
石噛みも未然に回避される。
【0046】ノブ67を矢印方向に操作して内側作業軸
43を内側作業軸用第2ギヤ59から切り離すと、表1
のに示すように、中央耕耘爪721 〜724 が正転駆
動されて左側耕耘爪731 〜734 が逆転駆動され、右
側耕耘爪741 〜744 は停止する。このとき、右側耕
耘爪741 〜744 は筒状ホルダー79ごと内側作業軸
43から取り外ずされる。このようにすると、機体中心
線CLから右側に向けて土寄せを行うことができる。
【0047】次に、図7に基づいて本発明の第2実施例
を説明する。
【0048】第2実施例は、ドグクラッチ65が左側面
のクラッチ歯651 …に加えて右側面にもクラッチ歯6
2 …を備えており、このクラッチ歯652 …は中間作
業軸用第2スプロケット61の左側面に設けたクラッチ
歯611 に噛合可能である。従って、ドグクラッチ65
を右方向に摺動させてクラッチ歯652 …をクラッチ歯
611 に噛合させると、内側作業軸43が中間作業軸4
2に結合されて正転する。
【0049】その結果、表1のに示すように、左側耕
耘爪731 〜734 が逆転駆動されるとともに、中央耕
耘爪721 〜724 及び右側耕耘爪741 〜744 が正
転駆動され、機体中心線CLの左側の土壌硬度が高く右
側の土壌硬度が低い場合に効果的な耕耘を行うことがで
きる。尚、第2実施例のものが、表1の及びの状態
を選択可能であることは勿論である。
【0050】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0051】例えば、エンジンEにより駆動される作業
用駆動軸24の回転方向を正逆切り換え可能にすれば、
表1の〜の3種類のモードに、それらの正転を逆転
に置き換え、逆転を正転に置き換えた〜の3種類の
モードを加えた合計6種類のモードが可能となる。例え
ば、表1のの場合、即ち左側耕耘爪731 〜734
けを正転させて中央耕耘爪721 〜724 及び右側耕耘
爪741 〜744 を逆転させた場合、畑地における深掘
りに適した耕耘を行うことが可能となる。
【0052】尚、耕耘爪としてナタ爪を使用した場合に
は、正転及び逆転の切り換えに伴って、回転方向に応じ
た形状の耕耘爪に交換する必要がある。また、耕耘爪と
して正逆両用爪(たとえば、花びら爪等)を使用するこ
とができる。更に、サイドドライブロータリ作業機Rは
トラクタに油圧昇降装置を介して取り付けることも可能
であり、特に大型用の耕耘作業に適している。
【0053】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、機体中心線の一側に配置されて内部に耕耘
作業用トランスミッションを収納する耕耘作業用ミッシ
ョンケースに、同軸且つ相対回転自在に嵌合する内側作
業軸、中間作業軸及び外側作業軸の一端を支持して他端
を機体中心線の他側に向けて延出し、前記内側作業軸の
他端を機体中心線の他側に配置した支持部材に支持し、
前記各作業軸にそれぞれ作業部材を支持したので、3本
の作業軸を駆動する作業用トランスミッションを共通の
作業用ミッションケースの内部に収納して部品点数の削
減及びメンテナンス性の向上を図ることができるだけで
なく、耕耘作業用ミッションケースに比べて左右方向の
厚さが小さい支持部材を畦に沿わせて耕耘を行えば、畦
際の残耕部分を減少させることができる。
【0054】また請求項2に記載された発明によれば、
前記内側作業軸、中間作業軸及び外側作業軸のそれぞれ
に、筒状ホルダーを介して作業部材を支持したので、作
業軸に対する作業部材の支持を容易に行うことができ
る。
【0055】また請求項3に記載された発明によれば、
前記各筒状ホルダーが前記内側作業軸、中間作業軸及び
外側作業軸に対して着脱自在であるので、不要時に作業
部材を容易に取り外すことができる。
【0056】また請求項4に記載された発明によれば、
前記内側作業軸に支持した逆転作業部材を前記支持部材
に隣接するように配置したので、機体のダッシングをあ
る程度防止できるばかりか、逆転作業部材によって畦際
に溝を容易に形成することができる。
【0057】また請求項5に記載された発明によれば、
前記中間作業軸に正転作業部材を支持し、前記外側作業
軸に支持した逆転作業部材を前記正転作業部材の一側に
配置するとともに前記内側作業軸に支持した逆転作業部
材を前記正転作業部材の他側に配置したので、正転作業
部材の推進力と逆転作業部材の制動力とを相殺させて機
体のダッシングを防止することができるばかりか、機体
中心線の左右の耕耘負荷をバランスさせて機体の直線性
を向上させることができる。更に、正転作業部材及び逆
転作業部材を前後に配置したものに比べて旋回性能を向
上させることができる。
【0058】また請求項6に記載された発明によれば、
逆転作業部材の回転数を正転作業部材の回転数よりも小
さく設定したので、正転作業部材により砕かれた土の細
かさと逆転作業部材により砕かれた土の細かさとを均一
化することができる。
【0059】また請求項7に記載された発明によれば、
逆転作業部材の回転数と正転作業部材の回転数とを略等
しく設定したので、正転作業部材及び逆転作業部材間の
位相のずれをなくして振動の発生を防止することがで
き、また石噛み発生の不具合も未然に回避することがで
きる。
【0060】また請求項8に記載された発明によれば、
逆転作業部材の外径と正転作業部材の外径とを略等しく
設定したので、両作業部材の負荷を均一化してダッシン
グを一層効果的に防止するとともに、振動の発生を防止
することができる。
【0061】また請求項9に記載された発明によれば、
前記内側作業軸を駆動源から切り離すクラッチを備えた
ことにより、内側作業軸の駆動及び停止が可能となる。
【0062】また請求項10に記載された発明によれ
ば、前記内側作業軸を駆動源から切り離して前記中間作
業軸に結合することにより該内側作業軸の回転方向を切
り換えるクラッチを備えたことにより、内側作業軸を中
間作業軸と同方向又は逆方向に駆動して各種耕耘作業に
使用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】歩行型耕耘作業機の全体側面図
【図2】図1の2方向拡大矢視図
【図3】図1の3−3線拡大断面図
【図4】図1の4−4線拡大断面図
【図5】溝堀器を装着した場合の、前記図1に対応する
【図6】溝堀器を装着した場合の、前記図2に対応する
【図7】第2実施例に係る、前記図3に対応する図
【符号の説明】
22 耕耘作業用ミッションケース 23 側板(支持部材) 39 外側作業軸 42 中間作業軸 43 内側作業軸 65 ドグクラッチ(クラッチ) 721 〜724 中央耕耘爪(正転作業部材) 731 〜734 左側耕耘爪(逆転作業部材) 741 〜744 右側耕耘爪(逆転作業部材) CL 機体中心線 M 耕耘作業用トランスミッション

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体中心線(CL)の一側に配置されて
    内部に耕耘作業用トランスミッション(M)を収納する
    耕耘作業用ミッションケース(22)に、同軸且つ相対
    回転自在に嵌合する内側作業軸(43)、中間作業軸
    (42)及び外側作業軸(39)の一端を支持して他端
    を機体中心線(CL)の他側に向けて延出し、前記内側
    作業軸(43)の他端を機体中心線の他側に配置した支
    持部材(23)に支持し、前記各作業軸(39,42,
    43)にそれぞれ作業部材(72 1 〜724 ,731
    734 ,741 〜744 )を支持したことを特徴とする
    同軸正逆転作業機。
  2. 【請求項2】 前記内側作業軸(43)、中間作業軸
    (42)及び外側作業軸(39)のそれぞれに、筒状ホ
    ルダー(75,77,79)を介して作業部材(721
    〜724 ,731 〜734 ,741 〜744 )を支持し
    たことを特徴とする、請求項1記載の同軸正逆転作業
    機。
  3. 【請求項3】 前記各筒状ホルダー(75,77,7
    9)が前記内側作業軸(43)、中間作業軸(42)及
    び外側作業軸(39)に対して着脱自在であることを特
    徴とする、請求項2記載の同軸正逆転作業機。
  4. 【請求項4】 前記内側作業軸(43)に支持した逆転
    作業部材(741 〜744 )を前記支持部材(23)に
    隣接するように配置したことを特徴とする、請求項1記
    載の同軸正逆転作業機。
  5. 【請求項5】 前記中間作業軸(42)に正転作業部材
    (721 〜724 )を支持し、前記外側作業軸(39)
    に支持した逆転作業部材(731 〜734 )を前記正転
    作業部材(721 〜724 )の一側に配置するとともに
    前記内側作業軸(43)に支持した逆転作業部材(74
    1 〜744 )を前記正転作業部材(721 〜724 )の
    他側に配置したことを特徴とする、請求項4記載の同軸
    正逆転作業機。
  6. 【請求項6】 逆転作業部材(731 〜734 ,741
    〜744 )の回転数を正転作業部材(721 〜724
    の回転数よりも小さく設定したことを特徴とする、請求
    項5記載の同軸正逆転作業機。
  7. 【請求項7】 逆転作業部材(731 〜734 ,741
    〜744 )の回転数と正転作業部材(721 〜724
    の回転数とを略等しく設定したことを特徴とする、請求
    項5記載の同軸正逆転作業機。
  8. 【請求項8】 逆転作業部材(731 〜734 ,741
    〜744 )の外径と正転作業部材(721 〜724 )の
    外径とを略等しく設定したことを特徴とする、請求項5
    記載の同軸正逆転作業機。
  9. 【請求項9】 前記内側作業軸(43)を駆動源から切
    り離すクラッチ(65)を備えたことを特徴とする、請
    求項1記載の同軸正逆転作業機。
  10. 【請求項10】 前記内側作業軸(43)を駆動源から
    切り離して前記中間作業軸(42)に結合することによ
    り該内側作業軸(43)の回転方向を切り換えるクラッ
    チ(65)を備えたことを特徴とする、請求項1記載の
    同軸正逆転作業機。
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