JPH08239860A - 地下室の防水装置 - Google Patents

地下室の防水装置

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JPH08239860A
JPH08239860A JP7046908A JP4690895A JPH08239860A JP H08239860 A JPH08239860 A JP H08239860A JP 7046908 A JP7046908 A JP 7046908A JP 4690895 A JP4690895 A JP 4690895A JP H08239860 A JPH08239860 A JP H08239860A
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JP
Japan
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frame
wall panel
face bar
basement
groove
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JP7046908A
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Inventor
Saburo Noda
三郎 野田
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地下室の壁パネルを枠状のフレームとそのフ
レームに張り付けた面材とから構成するものにおいて、
それらフレームと面材との接合部分の防水を低コストで
行えるようにする。 【構成】 壁パネル(3)のフレーム(22)と面材(23)との
接合部に凹溝(27)を設けて、シール材(28)を充填するも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、地下室の防水装置で
あって、特に、壁パネルを用いたものに関する。
【0002】
【従来の技術】壁パネルで外周壁を構成する地下室にお
いて、その壁パネルのフレームに張り付ける面材を防水
性の金属板などで構成することで、防水性に優れたパネ
ル構造の地下室を構築することが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、地下室
をパネルで構築することによって、現場打ちのコンクリ
ート構造に比較して、施工期間を短縮し、また、コスト
を低減できるといった利点があるが、その半面接合部分
が多いため、地下水の浸透を防止するための防水施工が
必要となる。その一例として、壁パネルを枠状のフレー
ムと面材とから構成するものにおいて、それらフレーム
と面材との接合部分の防水が挙げられる。この場合、通
常、フレームと面材とは溶接によって接合されるが、全
周溶接する場合に、溶接不良の個所があると、そこから
パネル内に水が浸透する恐れがある。そのため、フレー
ムと面材とは精度の高い溶接が要求され、このことがパ
ネル自体の製造コストを上昇させる要因となる。
【0004】この発明の目的は、地下室の壁パネルを枠
状のフレームとそのフレームに張り付けた面材とから構
成するものにおいて、それらフレームと面材との接合部
分の防水を低コストで行えるようにすることにある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の課題を解決する
ため、この発明は、枠状のフレームとそのフレームの外
側面に張り付けた面材とを備えた壁パネルで地下室の外
周壁を構成するものにおいて、それら面材端部とフレー
ムとの接合部分に沿う凹溝が形成されるとともに、この
凹溝内にシール材が充填されて、前記接合部を水密に構
成していることを特徴とする。
【0006】同じくこの出願の請求項2の発明は、上記
において、フレーム外側面に、そのフレームの内端縁が
フレームの幅方向内側に窪んだ段部が形成され、面材の
端部にその端縁部が前記段部と同方向に窪んだ段部が形
成されて、これら段部が互いに重ねて接合されて前記の
凹溝を形成していることを特徴とするものが提供され
る。
【0007】
【作用】上記のように、フレームと面材との接合部には
シールが施されているので、それらの溶接接合に不良個
所があっても、地下水の浸透を防止できる。また、面材
とフレームとは、必ずしも全周溶接して水密を行う必要
はない。
【0008】
【実施例】図1は、この発明の壁パネルを用いた地下室
の断面を示している。図において、(1)は、地盤を掘削
した地下底部の捨コンクリート(8)上に現場打ちされた
礎版コンクリート、(2)は、この礎版コンクリート(1)
の上面に設置される断面概略コの字型の鋼製土台を示し
ている。この土台(2)は、コの字型の開放部が内向きと
なるようにして、地下室の外周壁に沿って設置され、こ
の土台(2)の上面に、その外周壁を構成する鋼製壁パネ
ル(3)が固定される。その際、壁パネル(3)の裏面と土
台(2)の上部フランジ(4)上面との間に、膨潤性のパッ
キン材(5)が介装されている。なお、土台(2)の下部フ
ランジ(10)の裏面には、L字形に折り曲げ形成された定
着筋(6)が溶接されて、礎版コンクリート(1)内に埋設
されている。
【0009】壁パネル(3)の上面には、H形鋼からなる
外周梁(7)の内側が設置されて、その壁パネル(3)へボ
ルト(9)で固定されている。また、この外周梁(7)の内
側に、屋根材などに用いられる鋼製デッキ(10)が設置さ
れて、その上面に無筋コンクリートからなる屋根コンク
リート(11)が打設されている。(12)は、外周梁(7)の上
に設置された、地上階の建物の壁軸組を示している。
【0010】前記土台(2)は、礎版コンクリート(1)の
打設前に、捨コンクリート(8)上に固定された土台受け
(13)の上に仮置きして設置されるもので、この土台受け
(13)は、L字形の下部固定部(14)と、上下逆向きのL字
形上部受け部(15)とからなるもので、それらの垂直片(1
6)(17)を互いに内外に重合して、両者に差し込んだ水平
方向のボルト(17)で連結してある。
【0011】壁パネル(3)は、図2で示すように、断面
概略溝形の上下の横枠(20)(20)と、同じく概略断面溝形
の左右一対の縦枠(21)(21)とによって方形枠状のフレー
ム(22)を構成して、その外側面にステンレスなどの薄肉
の防水性材料からなる面材(23)を張り付けてなるもので
ある。また、フレーム(22)内には、折板材(24)が、嵌合
状に取り付けられて外側からの土圧及び上方からの荷重
を支えるようにしている。
【0012】上記において、面材(23)を接合するフレー
ム(22)の外側のフランジ(24)には、そのフランジ(24)の
内端縁が、フレーム(22)の幅方向の内側へ窪むような段
部(25)が形成されている。他方、面材(23)の外周端部
も、同様に、フレーム(22)の幅方向の内側へ窪むような
段部(26)が形成されている。そして、フレーム(22)の段
部(25)の外側へ、面材(23)の段部(26)の先端の片が重合
するようにして設置され、これによって、壁パネル(3)
の外側面に図3で示すような凹溝(27)が形成されるよう
になっており、このようにして、形成された凹溝(27)に
シール材(28)を充填して、接合部分の防水を施すもので
ある。また、フレーム(22)と面材(23)は、溶接などによ
って接合されるが、このようにシール材(28)で防水され
ているので、溶接する場合でも必ずしも全周に行う必要
はない。
【0013】更に、図1で示すように、壁パネル(3)
は、その下部横枠(20)が、ボルト(29)によって、土台
(2)の上部フランジに固定されるものである。そして、
この壁パネル(3)の外側には、面材(23)よりも厚肉の保
護層パネル(30)が密着して設置されるが、前記シール材
(28)が凹溝(27)内に充填されているので、このシール材
(28)によって、保護層パネル(30)が浮き上がることがな
い。
【0014】なお、礎版コンクリート(1)上には、防水
シート(31)を介して床コンクリート(32)が打設してあ
る。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、壁パ
ネルのフレームと面材との接合部に凹溝を設けてシール
材を充填しているので、この接合部分からの地下水の浸
透を防止できる効果がある。また、これらのフレームと
面材を溶接で接合する場合でも、完全な防水が得られる
ような高精度の溶接は不要であり、また、必ずしも全周
溶接することは不要であって、それだけ低コストに製作
できることになる。また、予めシールを施しておくこと
で、この部分での現場での防水施工が不要となり、それ
だけ施工期間を短縮できる。
【0016】更に、凹溝を設けてシール材を充填するの
で、シール材がパネルの表面から突出せず、運搬時や施
工時に他の部材との衝突によって損傷するといった不都
合がなく、また、前記のように、外側に保護層用のパネ
ルなどを設ける場合でも、そのパネルが浮き上がること
がないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す地下室の外周壁部分の
縦断面図である。
【図2】壁パネルの分解斜視図である。
【図3】壁パネルの要部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
(3) 壁パネル (22) フレーム (23) 面材 (25) 段部 (26) 段部 (27) 凹溝 (28) シール材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠状のフレームとそのフレームの外側面
    に張り付けた面材とを備えた壁パネルで地下室の外周壁
    を構成するものにおいて、それら面材端部とフレームと
    の接合部分に沿う凹溝が形成されるとともに、この凹溝
    内にシール材が充填されて、前記接合部を水密に構成し
    ていることを特徴とする地下室の防水装置。
  2. 【請求項2】 フレーム外側面に、そのフレームの内端
    縁がフレームの幅方向内側に窪んだ段部が形成され、面
    材の端部にその端縁部が前記段部と同方向に窪んだ段部
    が形成されて、これら段部が互いに重ねて接合されて前
    記の凹溝を形成していることを特徴とする請求項1の地
    下室の防水装置。
JP04690895A 1995-03-07 1995-03-07 地下室の防水装置 Expired - Fee Related JP3308422B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002364297A (ja) * 2001-06-11 2002-12-18 Railway Technical Res Inst 異種防水材料間の接合方法
KR20190096557A (ko) * 2018-02-09 2019-08-20 강성숙 콘크리트 구조물의 방수층 코너부 마감프레임 구조

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002364297A (ja) * 2001-06-11 2002-12-18 Railway Technical Res Inst 異種防水材料間の接合方法
KR20190096557A (ko) * 2018-02-09 2019-08-20 강성숙 콘크리트 구조물의 방수층 코너부 마감프레임 구조

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