JPH0823946B2 - テ−プレコ−ダの動作モ−ド選択切換装置 - Google Patents

テ−プレコ−ダの動作モ−ド選択切換装置

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JPH0823946B2
JPH0823946B2 JP61157968A JP15796886A JPH0823946B2 JP H0823946 B2 JPH0823946 B2 JP H0823946B2 JP 61157968 A JP61157968 A JP 61157968A JP 15796886 A JP15796886 A JP 15796886A JP H0823946 B2 JPH0823946 B2 JP H0823946B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、テープレコーダの停止状態や動作状態から
早送り等の動作モードを選択し切換える装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
テープレコーダには、早送り(FF)や巻戻し(逆転早
送り、RWD)の動作モードと再生や録音の動作モードが
切換可能になっている。またイジェクト(EJECT)機構
とよばれ、カセットテープのパックを内蔵パワーにより
装置内から排出する機構を備えたものもある。
例えば早送りモードが選択されると、第9図に示すよ
うに、リンクの従動部材5に軸支され駆動モータMに連
結して回転駆動されているギア12が鎖線示の位置から矢
示X1方向に回動してギア13に噛み合う。するとギア13か
らギア20を経て回転が伝達されリール軸21が回転しテー
プ23がリール26からリール25に巻かれてゆく。尚、この
ときピンチローラ31・32および磁気ヘッド33はテープ23
から離れて高速走行を妨げないようになっている。
逆転早送りモードを選択すると、第10図に示すよう
に、従動部材5が鎖線示の位置から矢示X2方向に回動し
てギア12がアイドラギア15に噛み合う。するとギア15か
らギア16、ギア27を経て回転が伝達されリール軸28が回
転しテープ23がリール25からリール26に巻かれてゆく。
再生(または録音)の動作モードが選択されると、リ
ンクにより従動部材5が後退し、第11図に示すように、
ギア14(ギア12より歯数少)が取り付けられている従動
部材17が進出して、ギア14がギア13に噛み合う。同時に
ピンチローラ31および磁気ヘッド33が進出してテープ23
と接触する。その結果、テープ23は定速走行して再生
(または録音)しながらリール26からリール25に巻かれ
てゆく。上記の場合をA面の再生とすると、B面の再生
の場合には、回動部材17を点線示に回動させて、ギア14
がアイドラギア15に噛み合い、同時にピンチローラ31が
後退し、ピンチローラ32が進出してテープ23に接触す
る。
またイジェクト(EJECT)機構が動作するときは、第1
2図(a)に示す位置からレバー65が軸66を中心として
反時計回り方向に回動し、ギア67が駆動モータMに連結
して回転駆動されているギア68に噛み合い、モータM→
ギア68→ギア67→ギア69→カムギア70の順に回転駆動が
伝達される。カムギア70の回転によりカム72がコロ75を
押す。第12図(b)の側面図に示すように、コロ75はイ
ジェクトレバー76に軸支されており、イジェクトレバー
76が矢示方向に移動する。イジェクトレバー76の先端部
76aはリンク板80に軸支されているコロ78を押し、リン
ク板80は軸81を中心に反時計回り方向に回動する。リン
ク板80にはパックホルダ82・83が固設されてカセットテ
ープパック85を支持しており、カセットテープパック85
は鎖線の位置まで排出される。
従来、早送り、巻戻し等の動作モードを選択する場合
やイジェクト機構を動作させるには動作モードに応じた
数のソレノイドを設け、各ソレノイドを作動させること
により動作モードを切換えるという操作をしている。例
えば第12図に示すイジェクト機構を動作させるには、レ
バー65にソレノイド(不図示)を係合させ、そのソレノ
イドを吸引作動させることによりレバー65を回動させて
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のテープレコーダで動作モードを選択し切換する
装置では、動作モードに応じた数のソレノイドを必要と
し、小型軽量化、低廉化の妨げになっていた。
本発明はこのような問題点を解決するためになされた
もので、コンパクトでしかも安価なテープレコーダを得
るための動作モード選択切換装置を提供するものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕 上記問題点を解決するための本発明を適用したテープ
レコーダの動作モード選択切換装置の構成を、実施例に
対応する第1図により説明する。
同図に示すように、本発明を適用したテープレコーダ
の動作モード選択切換装置は、少なくとも早送り動作と
逆転早送り動作とプログラム切換動作とイジェクト機構
動作とを有するテープレコーダにおいて、前記各動作を
選択する操作に応じて制御され作動をする1個のソレノ
イド1と、該ソレノイドの作動開始によりストッパ2を
解除されて回転する1個の回転体3と、該回転体3の両
面には前記各動作の数と同一数でかつ前記各動作に応じ
て駆動開始時間が異なる複数のカム9・10・8・4と、
該カム9・10・8・4に対応する従動部材5・6とを有
し、該回転体3の回転中に該ソレノイド1の作動により
前記各動作に応じた該複数のカム9・10・8・4の中の
動作に適したカムが該従動部材5・6を駆動し、該従動
部材の従動により前記各動作のなかゝら特定動作を選択
可能である。
〔作用〕
各動作モードに応じたカム9、カム10、カム8または
カム4の従動部材5または従動部材6の従動開始を誘導
するのは、ソレノイド1の各動作モードに応じた時間の
作動によるものである。したがって1個のソレノイド1
の作動時間を制御するだけで各動作モードの駆動伝達手
段12または18・19を切換えることができる。早送り動作
と逆転早送り動作とプログラム切換動作とイジェクト機
構動作のなかゝら選択された動作が開始する。
〔実施例〕
以下、本発明のテープレコーダの動作モード選択切換
装置の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明を適用するテープレコーダの動作モー
ド選択切換装置の要部正面図が示してある。同図の装置
は、早送り(FF)モード、逆転早送り(RWD)モード、P
RGモード、イジェクト(EJECT)モードを選択し切換え
る装置である(第2図参照)。なおPRGモードとはプロ
グラム切換モードの略で、再生の動作途中で、テープの
走行方向を逆転させて(A面からB面、またはB面から
A面)再生するモードである。
第1図は動作の中立(ニュートラル)状態を示してい
る。同図の1はソレノイド、3は回転体、5は第1従動
部材、6は第2従動部材、7はモータMに連結した回転
体駆動ギア、11は第2従動部材6に連結された位置決め
バー、12はモータMに連結したリール駆動ギア、18はプ
ログラム切換リンク部材、19はイジェクト動作リンク部
材である。
ソレノイド1のプランジャ41にはピン42が植設されて
いる。図示状態(ソレノイド1が吸引していない状態)
ではピン42と第2従動部材6とは若干離れており、従動
部材6が反時計回り方向に回動するのを妨げないが、ソ
レノイド1が吸引すれば従動部材6に係合し時計回り方
向に回動させるようになっている。
ソレノイド1を制御駆動する回路の実施例は、第2図
に示してあり、各モードを選択するスイッチFF、RWD、P
RGおよびEJECTと、早送りまたは逆転早送りを停止させ
るスイッチOFFがある。各スイッチを押すとタイマ回路4
0から異なったタイミングのオン信号がでるようになっ
ている。そのオン信号によりスイッチングトランジスタ
Qがオンになり、ソレノイド1に駆動電圧V+が印加され
る構成である。
回転体3の詳細は、第3図に上方斜視図(a)、側面
図(b)、下方斜視図(c)が示しているように、軸46
を回転中心とし、側面は間欠ギアになっている。回転体
3の上面にはカム8、カム4、回転案内部47、案内部47
から突出している第1ストッパ突起43と第2ストッパ突
起44、第1ピン48と第2ピン49が夫々固設されている。
また下面にはカム9およびカム10を設けてある。尚、カ
ム8のカム面は8a、カム4のカム面は4a、カム9のカム
面は9a、カム10のカム面は10aである。ギアの第1間欠
部分3aと第2間欠部分3bとの間隔ピッチは第1ストッパ
突起43と第2ストッパ突起44の間隔ピッチに合わせてあ
る。また第1ピン48と第2ピン49の間隔ピッチも同様で
ある。中立状態では、第1図に示すように、第1間欠部
分3aが駆動ギア7に対向している。また第1ピン48には
シャーシに取付けられたバネ50が係合し、回転体3を反
時計回り方向に回転付勢している。
第1従動部材5は、軸51により軸支されておりバネ52
により付勢され、この状態が安定である。従動部材5に
は回転体3の下面に対向して突起53が固設されている。
従動部材5の一方の端は凸形状になり中立状態では位置
決めバー11が先端部分54に係合している。また第1従動
部材5にはリール駆動ギア12が軸支されており、従動部
材5が回動すると正転リール側のギア13または逆転リー
ル側のギア16にアイドラギア15を介して噛み合うように
なっている。
第2従動部材6は、軸58により軸支されておりバネ59
により反時計回り方向に回動付勢されている。従動部材
6にはストッパピン2が植設されており、回転体3の第
1ストッパ突起43に当接し、従動部材6の回動を制止す
るとともに、バネ50により回転付勢されている回転体3
を停止させている。
位置決めバー11は軸60により第2従動部材6と回動可
能に連結されている。位置決めバー11と従動部材6との
間にはバネ61が取り付けられ、図示の開き角度が安定状
態であるが、さらに開くことが可能である。位置決めバ
ー11の先端部にはローラ62が取付けられ、従動部材5の
先端部分54に係合している。
プログラム切換リンク部材18は第2従動部材6の回動
軌跡上にあり、従動部材6が時計回り方向に大きく回動
した時に押し動かされる。そしてリンク部材18は、ギア
14が取付けられた従動部材17、ピンチローラ31、ピンチ
ローラ32および磁気ヘッド33(第11図参照)に不図示の
リンク機構により連結されている。
イジェクト動作リンク部材19はプログラム切換リンク
部材18の反対側にあり第2従動部材6が反時計回り方向
に回動した時に押し動かされる。そしてリンク部材19
は、第12図に示すイジェクト機構の回動レバー65に係合
している。
上記したテープレコーダの動作モード選択切換装置の
動作を説明する。
《早送り(FF)動作》 早送り動作を選択するには、第2図に示すスイッチFF
を押す。タイマ回路40からオン信号がでて、ソレノイド
1が第4図のタイムチャート図のFFに示すだけ吸引す
る。中立状態(第1図)からソレノイド1が吸引される
と操作ピン42に引かれて第2従動部材6が時計回り方向
に回動してストッパピン2が第1ストッパ突起43から外
れ、バネ50の付勢力で回転体3が僅かに回転する。する
と回転体3の第1間欠部分3aが移動しギア部分が駆動ギ
ア7に噛み合い、回転体3は次に第2間欠部分3bが駆動
ギア7に対向するまで、約270°回転し停止する。回転
が開始するとソレノイド1の吸引が停止し、回転途中45
°ぐらいで、カム9のカム面9aが第1従動部材5の突起
53に到達し、カム9が突起53を押して従動部材5は時計
回り方向へ回動を始める。回転体3の回転が続くから、
カム9により従動部材5の回動が続き、第5図の鎖線示
から実線示のようになると、リール駆動ギア12がギア13
に噛み合い早送り動作を開始する。このとき、位置決め
バー11のローラ62と第1従動部材5の先端部分54との係
合が外れ、バネ59に引かれて第2従動部材6および位置
決めバー11が反時計方向に回動し、ローラ62が凹部分55
と係合する。回転体3は、第2間欠部分3bが駆動ギア7
と対向するまで、すなわち第2ストッパ突起44が従動部
材6のストッパピン2に係合するまで回転を続けて停止
する。そして早送り期間の間この状態で、第9図に示す
ような動作モードを継続してゆく。
《逆転早送り(RWD)動作》 逆転早送り動作を選択するには、第2図のスイッチRW
Dを押すとタイマ回路40からのオン信号で、ソレノイド
1が第4図のRWDに示すだけ吸引する。逆転早送り動作
も早送り動作と同様に中立の状態から始まり、一連の動
作も早送り動作と略同じである。しかしソレノイド1が
吸引される時間が異なるため、有効な仕事をするカムが
異なる。その相違点を中心に説明する。
回転体3が1回転する途中で、カム9により第1従動
部材5は、一旦、時計回り方向へ回動して凹部55がロー
ラ62に向き合うが、ソレノイド1が吸引中で第2従動部
材6および位置決めバー11が時計回り方向に回動いてい
るから、係合することはない。回転体3がさらに回転し
てカム9が第1従動部材5の突起53を通過した後ソレノ
イド1の吸引が停止すると、第2従動部材6が反時計回
り方向に戻り、ローラ62が先端部分55に戻る。回転体3
の回転が続き、カム10のカム面10aが突起53に到達し、
カム10が突起53を押して従動部材5は反時計回り方向へ
回動をする。第6図の鎖線示から実線示のようになる
と、駆動ギア12がアイドラギア15に噛み合い逆転早送り
動作を開始する。このとき、バネ59に引かれて位置決め
バー11が反時計方向に回動し、ローラ62が凹部分56と係
合する。回転体3は、第2ストッパ突起44がストッパピ
ン2に係合するまで回転を続けて停止する。そして逆転
早送り期間の間この状態で、第10図に示すような動作モ
ードを継続してゆく。
《停止(OFF)動作》 早送り動作(または逆転早送り動作)の期間中にそれ
を停止するときには、第2図のスイッチOFFを押すと、
タイマ回路40からのオン信号で、ソレノイド1が吸引す
る。早送り動作の期間中は、第2従動部材6のストッパ
ピン2が第2ストッパ突起44に係合し、バネ50が第2ピ
ン49に係合し、第2間欠部分3bが駆動ギア7と対向して
いる。この状態からソレノイド1が吸引するから、従動
部材6が時計回り方向に回動してストッパピン2と第2
ストッパ突起44の係合が外れ、バネ50の付勢力により回
転体3が回転し、そのギア部分が駆動ギア7と噛み合っ
て回転を続ける。ソレノイド1が第4図のOFFに示すだ
け吸引している間、従動部材6は回動した状態を維持
し、カム4とカム8との間にピン2が誘導される。ここ
でソレノイド1の吸引が停止すると、回転体3はカム4
の外面4bにピン2が沿って回転し、第1間欠部分3aが駆
動ギア7と対向するまで、すなわち第1ストッパ突起43
がストッパピン2に係合するまで回転を続けて停止す
る。これにより全て中立の状態に戻る。
この停止動作中にカム面9a、カム10a、カム面8aまた
はカム面4aによる仕事がないのでリール駆動ギア12がギ
ア13やギア15と噛み合ってしまったりするような、他の
動作を誘導することなく停止動作ができ、再生動作に移
行できる。
《プログラム(PRG)動作》 プログラム切換動作を選択するときには第2図のスイ
ッチPRGを押す。タイマ回路40からのオン信号で、ソレ
ノイド1が第4図のPRGに示すだけ吸引する。吸引する
と先ずピン2が第1ストッパ突起から外れ、バネ50によ
り第1ピン48を経て付勢された回転体3が回転しギア部
分が駆動ギア7に噛み合い、回転体3は回転をする。回
転の途中でカム9が従動部材5を時計回り方向へ回動さ
せ、次にカム10が従動部材5を反時計回り方向へ回動さ
せた後、第1従動部材5は中立と同じ状態(ギア12が噛
み合っていない状態)に戻る。カム8のカム面8aが第2
従動部材6のピン2に到達し、カム面8aがピン2を押し
て従動部材6は時計回り方向へ回動を始める。この直
後、ソレノイド1は吸引を終了しプランジャ41は戻る
が、第2従動部材6は回動が続き、第7図に示すよう
に、プログラム切換リンク部材18を押し動かす。
第10図の実線で示すように、ギア14がギア13に噛み合
い、ピンチローラ31が進出してA面の再生がされている
最中に上記のプログラム切換動作がなされたとすると、
リンク部材18の動きにより、従動部材17が鎖線示の方向
に回動してギア14がギア15に噛み合い、ピンチローラ32
が進出してテープ23と接触する。すなわち同図の点線で
示すB面の再生が開始される。逆に同図の点線で示すB
面の再生がされている最中に上記のプログラム切換動作
がされると、やはりリンク部材18の動きにより、従動部
材17が実線示の方向に回動してギア14がギア13に噛み合
い、ピンチローラ31が進出してA面の再生が開始され
る。
第7図に示すように、ピン2がカム面8aにより押され
てリンク部材18を押し動かした後、回転体3はさらに回
転する。ピン2は、カム8の外面に沿い、次いでカム4
の外面4bに沿うと従動部材6が戻る。ストッパ突起43に
突き当る寸前に間欠部分3aが駆動ギア7に対向し、回転
体3の回転は停止する。すなわち中立状態に戻る。
《イジェクト(EJECT)動作》 イジェクト動作をするときは、第1図の中立状態から
始まる。第2図のスイッチEJECTを押すと、タイマ回路4
0からのオン信号でソレノイド1が第4図のEJECTに示す
2回吸引する。1回目の吸引開始により第1ストッパ突
起43からピン2が外れ、バネ50により第1ピン48を経て
付勢された回転体3が僅かに回転して回転体3のギア部
分が駆動ギア7に噛み合い、回転体3は回転を開始す
る。回転の途中でカム9が従動部材5を時計回り方向へ
回動させ、次にカム10が従動部材5を反時計回り方向へ
回動させた後、第1従動部材5は中立と同じ状態(ギア
12が噛み合っていない状態)に戻る。回転体3の回転が
続き、カム8のカム面8aが第2従動部材6のピン2に到
達する前に、ソレノイド1は吸引を終了すると、ピン2
は回転案内部47に沿う。そして第2間欠部分3bが駆動ギ
ア7に対向するとき、すなわち第2ストッパ突起44がス
トッパピン2に当る直前で、ソレノイド1が2回目の吸
引をする。それによりピン2が第2ストッパ突起43を飛
びこし、バネ50により第2ピン49を経て付勢された回転
体3が回転しギア部分が駆動ギア7に噛み合い、回転体
3は回転を開始する。このときソレノイド1はただちに
吸引を停止し、第2従動部材6は戻る。ピン2が回転し
てきたカム4のカム面4aに押され、従動部材6は反時計
回り方向へ回動を始める。このとき第8図に示すよう
に、位置決めバー11は第1従動部材5の先端部分54に当
っているが、従動部材6との間は軸60を中心として開角
するので、従動部材6は妨げられることなく回動してイ
ジェクト動作リンク部材19を押し動かす。回転体3が回
転しカム面4aの先端が過ぎ去ると、ピン2が回転案内部
47のカム面47aに当接して押し上げられ、従動部材6は
時計回り方向へ回動する。第1ストッパ突起43に突き当
る寸前に間欠部分3aが駆動ギア7に対向し、回転体3の
回転は停止する。すなわち中立状態に戻る。
上記のようにイジェクト動作リンク部材19が押し動か
されると、第12図に示すイジェクト機構が動作し、カセ
ットテープパック85が実線の位置から鎖線の位置に排出
される。
なお上記の実施例ではソレノイド1の作動時間を制御
するのに、独立のタイマ回路40を用いたが、他の装置を
制御するためのマイコンを共用して制御することも実施
可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明を適用したテープレコー
ダの動作モード選択切換装置は、1つのソレノイドの作
動を制御するだけで複数のカムのなかから動作モードに
適合したカムが作動し、各動作モードの駆動伝達手段を
切換えることができる。このように複数のカムは1個の
回転体の両面に配置したため、実現可能になった。した
がって数多くのソレノイドを必要としないため、この装
置を使用したテープレコーダは極めてコンパクトでしか
も安価なものになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用するテープレコーダの動作モード
選択切換装置の実施例の要部正面図、第2図はソレノイ
ドを制御駆動する回路の実施例を示す図、第3図は回転
体の詳細図、第4図はソレノイドのタイムチャートと回
転体の回転角度の関係を説明する図、第5図から第8図
は上記実施例の装置の動作状態を示す図、第9図から第
12図は夫々テープレコーダの各動作モードを説明する図
である。 1……ソレノイド、3……回転体 5……第1従動部材、6……第2従動部材、7……回転
体駆動ギア 4・8・9・10……カム 11……位置決めバー 12……早送り駆動ギア 13……正転リール側ギア 14……再生駆動ギア 15……アイドラギア 16……逆転リール側ギア 17……従動部材 18……プログラム切換リンク部材 19……イジェクト動作リンク部材 40……タイマ回路 FF……早送り、RWD……逆転早送り、PRG……プログラム OFF……停止 EJECT……イジェクト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも早送り動作と逆転早送り動作と
    プログラム切換動作とイジェクト機構動作とを有するテ
    ープレコーダにおいて、前記各動作を選択する操作に応
    じて制御され作動をする1個のソレノイドと、該ソレノ
    イドの作動開始によりストッパを解除されて回転する1
    個の回転体と、該回転体の両面には前記各動作の数と同
    一数でかつ前記各動作に応じて駆動開始時間が異なる複
    数のカムと、該カムに対応する従動部材とを有し、該回
    転体の回転中に該ソレノイドの作動により前記各動作に
    応じた該複数のカムの中の動作に適したカムが該従動部
    材を駆動し、該従動部材の従動により前記各動作のなか
    ゝら特定動作を選択可能な動作モード選択切換装置。
JP61157968A 1986-07-07 1986-07-07 テ−プレコ−ダの動作モ−ド選択切換装置 Expired - Lifetime JPH0823946B2 (ja)

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