JPH08237767A - 分散監視制御システム - Google Patents

分散監視制御システム

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Publication number
JPH08237767A
JPH08237767A JP7035030A JP3503095A JPH08237767A JP H08237767 A JPH08237767 A JP H08237767A JP 7035030 A JP7035030 A JP 7035030A JP 3503095 A JP3503095 A JP 3503095A JP H08237767 A JPH08237767 A JP H08237767A
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JP
Japan
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address
setting request
unit
monitoring control
transmission
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Withdrawn
Application number
JP7035030A
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English (en)
Inventor
Hideki Fujimura
秀樹 藤村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 間違いの無い信頼性の高いアドレス設定を可
能にする。 【構成】 それぞれの分散監視制御装置Bは、ネットワ
ーク伝送線L0 を介してデータ授受を行う伝送部B
a と、電源が投入されると開始アドレスからインクリメ
ントしながら他の分散監視制御装置から拒否されない設
定要求アドレスに達するまで伝送部からアドレス設定要
求コマンドを順次一斉同報送信せしめるアドレス設定要
求部と、伝送部の受信するアドレス設定要求コマンドの
含む設定要求アドレスと自己アドレスとを比較するアド
レス比較部と、アドレス比較部が一致していると判断す
るとアドレス設定拒否コマンドを伝送部から一斉同報送
信せしめるアドレス設定拒否部と、伝送部がアドレス設
定要求コマンドを送信してから所定時間以内にアドレス
設定拒否コマンドを受信できなければ現在の設定要求ア
ドレスを自己アドレスに設定する自己アドレス設定部と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人手を介さずにアドレ
ス設定のできる分散監視制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ビル内の空調設備機器の発停や照明設備
機器の点灯消灯などの操作は、ビルの一郭の中央監視室
に設置した中央監視制御装置から集中的に行う場合が多
い。しかしながら、中央監視制御装置から集中的に操作
を行うからといって、全ての機能を中央監視制御装置に
集中してしまうと、中央監視制御装置に万が一不具合が
生じた場合にビル全体で機能が停止してしまう恐れがあ
るとともに、例えば、運転スケジュール変更や空調温度
設定変更などの各階毎あるいは各部屋毎の、きめ細かい
運転要求に対応することが難しい。
【0003】そこで、近年のビルにあっては、多重伝送
技術やネットワーク通信技術の進歩に伴い、中央監視制
御装置に集中していた機能の中の幾つかの機能をサブ的
な存在である分散監視制御装置に持たせ、この分散監視
制御装置を各階毎あるいは各部屋毎に設置するととも
に、ネットワーク伝送線によりそれぞれの分散監視制御
装置を中央監視制御装置に接続し、中央監視制御装置か
らはビル全体の管理を行い、分散監視制御装置からは各
階毎あるいは各部屋毎のきめ細かい管理を行う分散監視
制御システム化が行われるようになってきている。
【0004】ところで、上述のような分散監視制御シス
テム化の図られた分散監視制御システムにあっては、中
央監視制御装置とのデータ授受をはじめ、分散監視制御
装置相互間のデータ授受を行うに当たっても、それぞれ
の分散監視制御装置を特定するためのアドレスが必要で
ある。そこで、従来の分散監視制御システムにあって
は、施工業者が施工時に人手を介してそれぞれの分散監
視制御装置に具備されているアドレス設定スイッチ(デ
ィップスイッチやロータリースイッチなど)を操作設定
し、アドレス設定を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来のアドレス設定であると、人手を使って設定
するのでネットワーク伝送線に接続している他の分散監
視制御装置の使用しているアドレスを誤って設定してし
まったり、アドレス設定スイッチが故障してしまった場
合などは正しいアドレス設定がなされなかったりして、
誤動作を生じるという問題点があった。
【0006】本発明は上記の問題点を解決するために成
されたもので、その目的とするところは、信頼性の高い
アドレス設定の可能な、優れた分散監視制御システムを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、複数の
分散監視制御装置をネットワーク伝送線を介して接続し
た分散監視制御システムであって、それぞれの分散監視
制御装置は、ネットワーク伝送線を介してデータ授受を
行う伝送部と、電源が投入されると開始アドレスからイ
ンクリメントしながら他の分散監視制御装置から拒否さ
れない設定要求アドレスに達するまで伝送部からアドレ
ス設定要求コマンドを順次一斉同報送信せしめるアドレ
ス設定要求部と、伝送部の受信するアドレス設定要求コ
マンドの含む設定要求アドレスと自己アドレスとを比較
するアドレス比較部と、アドレス比較部が一致している
と判断するとアドレス設定拒否コマンドを伝送部から一
斉同報送信せしめるアドレス設定拒否部と、伝送部がア
ドレス設定要求コマンドを送信してから所定時間以内に
アドレス設定拒否コマンドを受信できなければ現在の設
定要求アドレスを自己アドレスに設定する自己アドレス
設定部とを備えることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明にあっては、前記分散
監視制御装置に、アドレス設定要求コマンドを伝送部か
ら送信せしめるタイミングを定める送信タイミング設定
部を付加したことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明にあっては、前記送信
タイミング設定部は、乱数値発生部と、乱数値に基づい
て送信待ち時間を設定する送信待ち時間設定部とを備え
ることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明にあっては、前記乱数
値発生部は整数乱数値を発生するものであり、前記送信
待ち時間設定部は前記整数乱数値に分散監視制御装置の
アドレス設定処理最大所要時間を乗算して送信待ち時間
を設定するものであることを特徴とする。
【0011】
【作用】以上のように構成したことにより、請求項1記
載の発明にあっては、電源が投入されると、それぞれの
分散監視制御装置のアドレス設定要求部は、アドレス設
定要求コマンドの含む設定要求アドレスが他の分散監視
制御装置から拒否されないアドレスに達するまで、開始
アドレスから順次インクリメントしながら、伝送部から
アドレス設定要求コマンドを逐次一斉同報送信せしめ
る。それぞれの分散監視制御装置のアドレス比較部は、
伝送部がアドレス設定要求コマンドを受信すると、この
伝送部の受信したアドレス設定要求コマンドの含む設定
要求アドレスと自己アドレスとを比較する。それぞれの
分散監視制御装置のアドレス設定拒否部は、アドレス比
較部が設定要求アドレスと自己アドレスとが一致してい
ると判断すれば、アドレス設定拒否コマンドを伝送部か
ら一斉同報送信せしめる。そして、それぞれの分散監視
制御装置の自己アドレス設定部は、伝送部がアドレス設
定要求コマンドを送信する毎に、アドレス設定拒否コマ
ンドが所定時間以内に他の分散監視制御装置から受信さ
れるか否かを監視しており、所定時間以内にアドレス設
定拒否コマンドが受信されなければ、現在の設定要求ア
ドレスを自己アドレスとして設定する。従って、それぞ
れの分散監視制御装置の自己アドレスは、最終的に、ネ
ットワーク内に同一アドレスの無いそれぞれ異なったも
のに設定することができる。
【0012】請求項2記載の発明にあっては、前記請求
項1記載の発明の作用に加えて、それぞれの分散監視制
御装置は、それぞれ同時に電源投入されたにしても、伝
送部からそれぞれ異なるタイミングでアドレス設定要求
コマンドを送信させるようにできる。
【0013】請求項3記載の発明にあっては、前記請求
項2記載の発明の作用に加えて、それぞれの分散監視制
御装置は、乱数値発生部の発生する乱数値に基づいて、
それぞれタイミングをずらしながら伝送部からアドレス
設定要求コマンドを送信することができる。
【0014】請求項4記載の発明にあっては、前記請求
項3記載の発明の作用に加えて、それぞれの分散監視制
御装置は、少なくとも分散監視制御装置のアドレス設定
処理最大所要時間の時間差を以てアドレス設定処理を開
始することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る分散監視制御システムの
第1実施例を図1〜図5に基づいて、第2実施例を図6
および図7に基づいてそれぞれ詳細に説明する。
【0016】〔第1実施例〕図1は分散監視制御システ
ムを示すシステム構成図、図2は分散監視制御システム
を構成する分散監視制御装置の要部ブロック図である。
図3は通信コマンドのフォーマットを示す説明図であ
り、図3(a)はアドレス設定要求コマンドのフォーマ
ットを示し、図3(b)はアドレス設定拒否コマンドの
フォーマットを示す。図4は分散監視制御システムのア
ドレス設定処理のフローチャート、図5は分散監視制御
システムのアドレス設定拒否処理のフローチャートであ
る。
【0017】図1に示すように、分散監視制御システム
は、中央監視制御装置Aと、複数の分散監視制御装置
B,…と、ネットワーク伝送線L0 とを含んで構成され
ている。中央監視制御装置Aは、例えば、ビルの地下階
の一郭に設けられた中央監視室などに設置される。分散
監視制御装置B,…は、例えば、ビルの各階毎に、ある
いは、各部屋毎にそれぞれ設置される。
【0018】それぞれの分散監視制御装置B,…は、伝
送部Ba と、ローカル伝送部Bb と、制御部Bc とを備
えている。伝送部Ba は、ネットワーク伝送線L0 を介
して、中央監視制御装置Aあるいは他の分散監視制御装
置B,…の伝送部Ba との間で各種コマンドの授受を行
う。ローカル伝送部Bb は、信号線L1 を介して、管轄
下にあるそれぞれの負荷(空調設備機器や照明設備機器
など)R,…に対し、発停・点灯・消灯などの制御を行
うとともに発停・点灯・消灯などの状態監視を行う。制
御部Bc は、分散監視制御装置B全体の制御を司る。
【0019】上述のように構成されるそれぞれの分散監
視制御装置B,…は、中央監視制御装置Aや他の分散監
視制御装置B,…からネットワーク伝送線L0 を介して
受信する各種制御要求コマンドや各種監視要求コマンド
に基づいて、あるいは、自己の判断に基づいて、信号線
1 を介して管轄下のそれぞれの負荷R,…に対して発
停・点灯・消灯などの制御を行うとともに、負荷R,…
の発停・点灯・消灯などの状態に変化が生じると、該状
態変化を中央監視制御装置Aや他の分散監視制御装置
B,…にネットワーク伝送線L0 を介して送信する。
【0020】ところで、それぞれの分散監視制御装置B
の制御部Bc は、図2に示すように、アドレス設定要求
部Bc1と、自己アドレス設定部Bc2と、アドレス比較部
c3と、アドレス設定拒否部Bc4と、仮アドレス設定部
c5と、記憶部Bc6とを含んで構成される。
【0021】アドレス設定要求部Bc1は、電源が投入さ
れると、アドレス設定要求コマンド(図3(a)に示
す)Xの含む設定要求アドレスX5 が他の分散監視制御
装置B,…から拒否されないアドレスに達するまで、開
始アドレス(開始アドレスの値は通常『1』とされる)
から順次インクリメントしながら、伝送部Ba からアド
レス設定要求コマンドXを逐次一斉同報送信せしめる。
【0022】自己アドレス設定部Bc2は、伝送部Ba
アドレス設定要求コマンドXを送信する毎に、アドレス
設定拒否コマンド(図3(b)に示す)Yが所定時間以
内に他の分散監視制御装置B,…から受信されるか否か
を監視しており、所定時間以内にアドレス設定拒否コマ
ンドYが受信されなければ、現在の設定要求アドレスX
5 を自己アドレスとして記憶部Bc6に設定記憶する。
【0023】アドレス比較部Bc3は、伝送部Ba がアド
レス設定要求コマンドXを受信すると、この伝送部Ba
の受信したアドレス設定要求コマンドXの含む設定要求
アドレスX5 と自己アドレスとを比較する。
【0024】アドレス設定拒否部Bc4は、アドレス比較
部Bc3が設定要求アドレスX5 と自己アドレスとが一致
していると判断すれば、アドレス設定拒否コマンドYを
伝送部Ba から一斉同報送信せしめる。
【0025】仮アドレス設定部Bc5は、電源が投入され
ると、通常ネットワーク上に存在し得ないアドレス値
(例えば値『0』)を、自己アドレスとして、取り敢え
ず記憶部Bc6に設定記憶する。この仮アドレス設定部B
c5は、図3(a)に示すアドレス設定要求コマンドXの
フォーマットを取り敢えず整えるためのものであり、例
えば、アドレス設定要求コマンドXを送信する場合に必
要となる発信元アドレスX1 を確保し、発信元アドレス
1 として何らかの値を入力し、通信エラーを生じない
ようにしている。従って、分散監視制御システムの通信
コマンドのフォーマットを定める場合の条件によって
は、仮アドレス設定部Bc5は、不要となる場合もある。
【0026】なお、この分散監視制御システムにあって
は、アドレス設定要求コマンドXにおける相手先アドレ
スX2 の値『255』と、アドレス設定拒否コマンドY
における相手先アドレスY2 の値『255』とは、それ
ぞれ一斉同報送信を意味し、この相手先アドレスX2,
2 が値『255』であれば、それぞれの分散監視制御装
置B,…は自己アドレスと異なるからと言って該コマン
ドを無視することは無く、それぞれ自己に宛てられたコ
マンドであるものとして処理するようにされている。ま
た、図3において、バイトカウンタX3,3 は、アドレ
ス設定要求コマンドXやアドレス設定拒否コマンドYの
コマンド種別X4,4 が、2バイト命令であることを表
している。
【0027】次に、上述のように構成される分散監視制
御システムの運用方法を、図4および図5を用いて説明
する。さて、施工業者は、中央監視制御装置Aと分散監
視制御装置B,…とをそれぞれ所定位置に搬入設置する
とともに、ネットワーク伝送線L0 を配線接続する。そ
の後、施工業者は、例えば、先ず1階に設置した分散監
視制御装置Bの電源をオンする。すると、1階の分散監
視制御装置Bの仮アドレス設定部Bc5は、取り敢えず記
憶部Bc6に、自己アドレスとしてアドレス値『0』を設
定する(S100)。
【0028】その後、1階に設置した分散監視制御装置
Bのアドレス設定要求部Bc1は、初回のアドレス設定要
求コマンドXの設定要求アドレスX5 の値として、仮ア
ドレス値『0』をインクリメントした、開始アドレスで
あるアドレス値『1』を設定する(S101)ととも
に、このアドレス値『1』が本来許される最大アドレス
を超えた値であるか否かをチェックし(S102)、該
チェックを通過すると、設定要求アドレスX5 が値
『1』であるアドレス設定要求コマンドXを、伝送部B
a から一斉同報送信せしめる(S103)。
【0029】ところで、現在電源の投入されているのは
1階の分散監視制御装置Bのみであり、他の分散監視制
御装置B,…は当然にてアドレス設定拒否コマンドYを
送信することは不可能である。従って、1階の分散監視
制御装置Bの伝送部Ba は、所定時間のあいだ拒否待ち
を行う(S104)ものの、アドレス設定拒否コマンド
Yを受信する(S105)ことは無く、伝送部Ba から
先程一斉同報送信したアドレス設定要求コマンドXの含
む設定要求アドレスX5 の値『1』を、自己アドレスと
して記憶部Bc6に設定する(S106)。
【0030】さて、次に、施工業者は、例えば、2階に
設置した分散監視制御装置Bの電源をオンする。する
と、2階の分散監視制御装置Bの仮アドレス設定部Bc5
は、取り敢えず記憶部Bc6に、自己アドレスとしてアド
レス値『0』を設定する(S100)。
【0031】その後、2階に設置した分散監視制御装置
Bのアドレス設定要求部Bc1は、初回のアドレス設定要
求コマンドXの設定要求アドレスX5 の値として、仮ア
ドレス値『0』をインクリメントした、開始アドレスで
あるアドレス値『1』を設定する(S101)ととも
に、このアドレス値『1』が本来許される最大アドレス
を超えた値であるか否かをチェックし(S102)、該
チェックを通過すると、設定要求アドレスX5 が値
『1』であるアドレス設定要求コマンドXを、伝送部B
a から一斉同報送信せしめる(S103)。
【0032】ところで、この時点では、現在電源の投入
されているのは1階と2階との分散監視制御装置B,B
のみである。従って、2階に設置した分散監視制御装置
Bの伝送部Ba から一斉同報送信される設定要求アドレ
スX5 が値『1』であるアドレス設定要求コマンドX
は、ネットワーク伝送線L0 を介して、1階に設置した
分散監視制御装置Bの伝送部Ba に受信される。
【0033】そして、1階に設置した分散監視制御装置
Bのアドレス比較部Bc3は、伝送部Ba がアドレス設定
要求コマンドXを受信すると、この伝送部Ba の受信し
たアドレス設定要求コマンドXの含む設定要求アドレス
5 の値『1』と自己アドレスとを比較(S200)す
る。すると、1階に設置した分散監視制御装置Bのアド
レス値は『1』であり、アドレス設定要求コマンドXの
含む設定要求アドレスX5 の値も『1』であり、アドレ
ス比較部Bc3の比較結果は等しいということになる。従
って、1階に設置した分散監視制御装置Bのアドレス設
定拒否部Bc4は、伝送部Ba からアドレス設定拒否コマ
ンドYを一斉同報送信せしめる(S201)。
【0034】すると、2階に設置した分散監視制御装置
Bの伝送部Ba は、この1階に設置した分散監視制御装
置Bの一斉同報送信するアドレス設定拒否コマンドY
を、受信する(S105)。従って、2階に設置した分
散監視制御装置Bのアドレス設定要求部Bc1は、2回目
のアドレス設定要求コマンドXの設定要求アドレスX5
の値として、初回のアドレス設定要求コマンドXの設定
要求アドレスX5 の値『1』をインクリメントした値
『2』を設定する(S101)とともに、このアドレス
値『2』が本来許される最大アドレスを超えた値である
か否かをチェックし(S102)、該チェックを通過す
ると、設定要求アドレスX5 が値『2』であるアドレス
設定要求コマンドXを、伝送部Ba から一斉同報送信せ
しめる(S103)。
【0035】すると、この2階に設置した分散監視制御
装置Bの伝送部Ba から一斉同報送信される設定要求ア
ドレスX5 が値『2』であるアドレス設定要求コマンド
Xは、ネットワーク伝送線L0 を介して、1階に設置し
た分散監視制御装置Bの伝送部Ba に受信される。
【0036】そして、1階に設置した分散監視制御装置
Bのアドレス比較部Bc3は、伝送部Ba がアドレス設定
要求コマンドXを受信すると、この伝送部Ba の受信し
たアドレス設定要求コマンドXの含む設定要求アドレス
5 の値『2』と自己アドレスとを比較(S200)す
る。すると、1階に設置した分散監視制御装置Bのアド
レス値は『1』であり、アドレス設定要求コマンドXの
含む設定要求アドレスX5 の値は『2』であり、アドレ
ス比較部Bc3の比較結果は異なるということになる。そ
こで、1階に設置した分散監視制御装置Bのアドレス設
定拒否部Bc4は、伝送部Ba からアドレス設定拒否コマ
ンドYを一斉同報送信せしめること無く、アドレス設定
拒否処理を終了する。
【0037】従って、2階の分散監視制御装置Bの伝送
部Ba は、所定時間のあいだ拒否待ちを行う(S10
4)ものの、アドレス設定拒否コマンドYを受信する
(S105)ことは無く、伝送部Ba から先程一斉同報
送信したアドレス設定要求コマンドXの含む設定要求ア
ドレスX5 の値『2』を、自己アドレスとして記憶部B
c6に設定する(S106)。
【0038】つまり、施工業者が、引き続き、3階、4
階、………n階というように、設置した分散監視制御装
置Bの電源を順次オンしたとすると、上述と同様の要領
で、3階に設置した分散監視制御装置Bの自己アドレス
は値『3』に、4階に設置した分散監視制御装置Bの自
己アドレスは値『4』に、………n階に設置した分散監
視制御装置Bの自己アドレスは値『n』に、というよう
に、電源を投入した順に、開始アドレスから順次インク
リメントしたアドレス値が、自己アドレス値として自動
的に設定登録される。
【0039】すなわち、アドレス設定に人手を煩わせる
ことが無く、しかも、アドレス設定間違いの無い優れた
分散監視制御システムを実現できる。また、ビルなどで
増設工事などがあった場合に分散監視制御装置Bも増設
されるが、このような増設時にあっても、分散監視制御
装置Bをネットワーク伝送線L0 に接続して電源を立ち
上げれば、直ちに自動的に適切なアドレス値が割り当て
られて設定登録されるので便利である。
【0040】〔第2実施例〕図6は分散監視制御システ
ムを構成する分散監視制御装置の要部ブロック図であ
り、図7は分散監視制御システムのアドレス設定処理の
フローチャートである。なお、図6および図7におい
て、第1実施例と同様の箇所には同じ符号を付してある
ので、同じ符号を付してある箇所の詳細な説明は省略す
る。
【0041】この第2実施例の分散監視制御システムが
第1実施例の分散監視制御システムと異なり特徴となる
のは、第1実施例の分散監視制御システムを構成する分
散監視制御装置Bの制御部Bc に、アドレス設定要求コ
マンドを伝送部Ba から送信せしめるタイミングを定め
る送信タイミング設定部Bc7を設けたことである。
【0042】送信タイミング設定部Bc7は、乱数値発生
部Bc70 と、送信待ち時間設定部B c71 とを備えてい
る。乱数値発生部Bc70 は、アドレス設定要求部Bc1
初回のアドレス設定要求コマンドXの送信準備が整う
と、正の整数の乱数を発生させ、送信待ち時間設定部B
c71 に出力する。送信待ち時間設定部Bc71 は、乱数値
発生部Bc70 の出力する乱数値に所定時間Tを乗算する
ことにより送信待ち時間を算出する。
【0043】そして、アドレス設定要求部Bc1は、アド
レス設定要求コマンドXの含む設定要求アドレスX5
他の分散監視制御装置B,…から拒否されないアドレス
に達するまで、開始アドレスから順次インクリメント
し、伝送部Ba からアドレス設定要求コマンドXを逐次
一斉同報送信せしめる。
【0044】なお、前述の乱数値に乗算する所定時間T
は、第1実施例の説明で述べた要領で、次々に送信する
アドレス設定要求コマンドXに対して、次々にアドレス
設定拒否コマンドYが受信され、この分散監視制御シス
テムで用いられる最大アドレス値『MAX』に自己アド
レス値が設定される場合に要する時間よりも僅かに長い
時間に設定される。
【0045】上述のように構成される分散監視制御シス
テムのアドレス設定処理のフローチャートにあっては、
図7に示すようなものとなり、第1実施例の図5に示し
たフローチャートと異なるのは、電源投入の後に、乱数
値を発生するステップ(S300)と、乱数値に基づい
て送信待ち時間を算出するステップ(S301)とが付
加されていることである。
【0046】従って、上述のように構成される分散監視
制御システムにあっては、分散監視制御システムを構成
する複数の分散監視制御装置B,…の電源を同時に投入
した場合においても、全ての分散監視制御装置B,…が
同じタイミングでアドレス設定処理を行うことは無く、
コマンド同士が衝突することも無い。つまり、ネットワ
ーク伝送線L0 の伝送量がある時間帯にのみ非常に混雑
することを防止でき、信頼性の高いアドレス設定登録が
可能となる。
【0047】
【発明の効果】本発明の分散監視制御システムは上述の
ように構成したものであるから、請求項1記載の発明に
あっては、ネットワーク内に同一アドレスの無いそれぞ
れ異なったアドレスに設定登録が可能であるとともに、
自動的に人手を煩わすこと無く電源の投入順に間違いの
ないアドレス設定登録が可能であり、請求項2記載の発
明にあっては、請求項1記載の発明の効果に加えて、そ
れぞれ異なるタイミングでアドレス設定要求コマンドを
送信させることができるので、コマンド同士の衝突を防
止でき、より信頼性の高いアドレス設定登録が可能であ
り、請求項3記載の発明にあっては、送信タイミング設
定部を乱数値発生部を用いて構成するので、簡単な構成
で且つ安価に請求項2記載の発明の効果を実現すること
ができ、請求項4記載の発明にあっては、前記請求項3
記載の発明の効果に加えて、更にコマンド同士の衝突を
防止することができ、優れた分散監視制御システムを提
供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分散監視制御システムの第1実施
例を示すシステム構成図である。
【図2】上記実施例を構成する分散監視制御装置の要部
ブロック図である。
【図3】上記実施例の通信コマンドのフォーマットを示
す説明図である。
【図4】上記実施例のアドレス設定処理のフローチャー
トである。
【図5】上記実施例のアドレス設定拒否処理のフローチ
ャートである。
【図6】本発明に係る分散監視制御システムの第2実施
例を構成する分散監視制御装置の要部ブロック図であ
る。
【図7】上記実施例のアドレス設定処理のフローチャー
トである。
【符号の説明】
B 分散監視制御装置 Ba 伝送部 Bc1 アドレス設定要求部 Bc2 自己アドレス設定部 Bc3 アドレス比較部 Bc4 アドレス設定拒否部 Bc7 送信タイミング設定部 Bc70 乱数値発生部 Bc71 送信待ち時間設定部 L0 ネットワーク伝送線 X アドレス設定要求コマンド Y アドレス設定拒否コマンド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の分散監視制御装置をネットワーク
    伝送線を介して接続した分散監視制御システムであっ
    て、それぞれの分散監視制御装置は、ネットワーク伝送
    線を介してデータ授受を行う伝送部と、電源が投入され
    ると開始アドレスからインクリメントしながら他の分散
    監視制御装置から拒否されない設定要求アドレスに達す
    るまで伝送部からアドレス設定要求コマンドを順次一斉
    同報送信せしめるアドレス設定要求部と、伝送部の受信
    するアドレス設定要求コマンドの含む設定要求アドレス
    と自己アドレスとを比較するアドレス比較部と、アドレ
    ス比較部が一致していると判断するとアドレス設定拒否
    コマンドを伝送部から一斉同報送信せしめるアドレス設
    定拒否部と、伝送部がアドレス設定要求コマンドを送信
    してから所定時間以内にアドレス設定拒否コマンドを受
    信できなければ現在の設定要求アドレスを自己アドレス
    に設定する自己アドレス設定部とを備えることを特徴と
    する分散監視制御システム。
  2. 【請求項2】 前記分散監視制御装置に、アドレス設定
    要求コマンドを伝送部から送信せしめるタイミングを定
    める送信タイミング設定部を付加したことを特徴とする
    請求項1記載の分散監視制御システム。
  3. 【請求項3】 前記送信タイミング設定部は、乱数値発
    生部と、乱数値に基づいて送信待ち時間を設定する送信
    待ち時間設定部とを備えることを特徴とする請求項2記
    載の分散監視制御システム。
  4. 【請求項4】 前記乱数値発生部は整数乱数値を発生す
    るものであり、前記送信待ち時間設定部は前記整数乱数
    値に分散監視制御装置のアドレス設定処理最大所要時間
    を乗算して送信待ち時間を設定するものであることを特
    徴とする請求項3記載の分散監視制御システム。
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JP2018093382A (ja) * 2016-12-05 2018-06-14 オムロン株式会社 通信システム、通信装置および通信プログラム

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