JPH08237762A - ビル管理システム - Google Patents

ビル管理システム

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JPH08237762A
JPH08237762A JP3714095A JP3714095A JPH08237762A JP H08237762 A JPH08237762 A JP H08237762A JP 3714095 A JP3714095 A JP 3714095A JP 3714095 A JP3714095 A JP 3714095A JP H08237762 A JPH08237762 A JP H08237762A
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control
time control
building
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JP3714095A
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Nobuhisa Kobayashi
延久 小林
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビル管理システムを構成する装置の一部に異
常が発生したとき、システムの機能を縮退させ、システ
ムの機能を維持させることを可能とする。 【構成】 本発明によるビル管理システムは、システム
コンソール装置1、リアルタイム制御装置2A、2B、
プロセス入出力装置3A〜3Dが、情報系ネットワーク
10、制御系ネットワーク20を介して図示のように階
層構造に接続されて構成される。システム全体が正常な
場合、リアルタイム制御装置は、それぞれ、自装置に割
り当てられているビル設備機器をプロセス入出力装置を
介して制御する。リアルタイム制御装置の1つに異常が
発生すると、正常なリアルタイム制御装置が、異常側が
制御すべきビル設備機器をも制御する。正常なリアルタ
イム制御装置がない場合、システムコンソール装置1が
情報中継装置4を介してビル設備機器の制御を行う。シ
ステムコンソール装置1は、通常時、システム全体の正
常性の監視等を実行している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビル管理システムに係
り、特に、ビル管理システムのシステムを構成する装置
を、それらの機能に応じ、階層的に分割して、その間を
ネットワークにより接続することによって、システム異
常時にも機能の継続を可能とし、システムの拡張を容易
にしたビル管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、計算機を用いる制御システム
は、計算機内部の演算回路の処理性能の向上、装置実装
の小型軽量化の進展と共に、ネットワーク技術が進歩し
たことにより、システムの機能を複数の計算機に分割
し、それらをネットワークにより接続することによっ
て、システムの性能、信頼性等の向上を図ることが可能
となっている。
【0003】一方、計算機を用いるビル管理システムに
おいても、大規模ビル管理システムを中心に、システム
構成の分散化、階層化が進んでいる。そして、これらの
ビル管理システムは、ビル設備機器の監視、制御を行う
階層を制御対象エリア毎に分割して構成され、ビル設備
機器の監視、制御を行うリアルタイム制御装置とプロセ
ス入出力装置とを、制御対象エリア別に複数設け、制御
対象エリア毎の分散制御を行うというものである。
【0004】このような構成のビル管理システムは、リ
アルタイム制御装置、プロセス入出力装置に異常が発生
した場合、対応する制御エリアの制御が停止するだけ
で、システム全体としての制御が停止しないという危険
分散効果を有している。しかし、このようなビル管理シ
ステムは、異常が発生した制御対象エリアの制御が完全
に停止し、異常発生機器の復旧を待たなければ、そのエ
リアの制御を再開することができないものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
るビル管理システムは、ビル設備機器の監視、制御を行
う階層を制御対象エリア毎に分割して、ビル設備機器の
監視、制御を行うリアルタイム制御装置とプロセス入出
力装置とを、制御対象エリア別に複数設け、制御対象エ
リア毎に分散制御を行っているため、あるエリアを制御
しているリアルタイム制御装置あるいはプロセス入出力
装置に異常が発生すると、異常発生機器の復旧を待たな
ければ、そのエリアの制御を再開することができないと
いう問題点を有している。
【0006】一般に、リアルタイム制御装置は、ハード
ウェア、ソフトウェアともに複雑な構成を有しているた
め異常の発生確率が高い。これに対して、プロセス入出
力装置は、リアルタイム制御装置に比較してハードウェ
ア、ソフトウェアが簡単な構成のため異常の発生確率も
低い。また、制御系ネットワークも、制御用に限定する
と簡潔な構成とすることができるため、異常の発生確率
を低く抑えることができる。
【0007】本発明の目的は、前述した計算機システム
の特性を利用して従来技術の問題点を解決し、ビル管理
システムのリアルタイム制御装置の一部に異常が発生し
た場合、プロセス入出力装置が正常であれば、システム
全体の機能を縮退させながらも、機能の維持を可能と
し、かつ、システム構成装置のいずれについても、シス
テムコンソール装置からソフトウェアの開発保守が可能
なビル管理システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、ビル管理システムの基本的ビル設備監視、制御機能
を実現するリアルタイム制御装置に異常が発生した場
合、その機能の維持を図るため、異常の発生したリアル
タイム制御装置の代替え機能を、システムコンソール装
置、あるいは、他の正常なリアルタイム制御装置を使用
して実現するようにすることにより達成される。
【0009】すなわち、前記目的は、ビル管理システム
が、リアルタイム制御装置を1台だけ備えて構成される
場合、そのリアルタイム制御装置に異常が生じた場合の
機能の代替えを、システムコンソール装置に行わせるよ
うにすることにより達成される。このため、この場合の
ビル管理システムは、制御系ネットワークと情報系ネッ
トワークとの間に情報中継装置を設け、該情報中継装置
を介して制御系ネットワークに接続されるプロセス入出
力装置とシステムコンソール装置との間で、制御入出力
情報の授受が可能となるように構成される。これによ
り、このビル管理システムは、リアルタイム制御装置に
異常が発生した場合、異常となったリアルタイム制御装
置の機能の一部をシステムコンソール装置に行わせるこ
とができる。
【0010】また、前記目的は、ビル管理システムが、
リアルタイム制御装置を複数台備えて構成される場合、
その一部のリアルタイム制御装置に異常が生じた場合の
機能の代替えを、他の正常なリアルタイム制御装置に行
わせるようにすることにより達成される。このため、こ
の場合のビル管理システムは、制御系ネットワークにに
接続されているプロセス入出力装置の全てを、複数台の
リアルタイム制御装置に共用させ、プロセス入出力装置
からの入出力制御情報を、全てのリアルタイム制御装置
で取り込み可能に構成される。これにより、このビル管
理システムは、一部のリアルタイム制御装置に異常が発
生した場合、異常となったリアルタイム制御装置の機能
の一部を正常なリアルタイム制御装置に行わせることが
できる。
【0011】また、前記目的は、システムコンソール装
置をネットワークを介して、リアルタイム制御装置、プ
ロセス入出力装置のいずれの装置とも接続可能に構成
し、ビル管理システムを階層形に構成することにより達
成される。これにより、このビル管理システムは、階層
の下位の装置の設置場所が離れているために、従来、効
率の悪かった下位の装置のソフトウェアの開発保守等
を、システムコンソール装置から効率よく行うことがで
きる。
【0012】
【作用】リアルタイム制御装置を1台のみ備えて構成さ
れる本発明は、制御系ネットワークと情報系ネットワー
クとの間が、情報中継装置により接続され、リアルタイ
ム制御装置の異常時、プロセス入出力装置が正常であれ
ば、プロセス入出力装置を前記情報中継装置を介してリ
アルタイム制御装置より上位のシステムコンソール装置
に接続することができ、プロセス入出力装置をシステム
コンソール装置により制御することができるので、シス
テムの機能を停止することなくビル管理を継続すること
ができる。
【0013】また、リアルタイム制御装置を複数台備え
て構成される本発明は、制御系ネットワークによりプロ
セス入出力装置を複数のリアルタイム制御装置が共有し
ているので、異常なリアルタイム制御装置を切り離して
制御を継続することができ、システムの機能を停止する
ことなくビル管理を継続することができる。
【0014】また、階層構造を有する本発明は、システ
ムコンソール装置がネットワークを介して、リアルタイ
ム制御装置、プロセス入出力装置のいずれの装置とも接
続可能に構成されているので、階層の下位の装置の設置
場所が離れているために、従来、効率の悪かった下位の
装置のソフトウェアの開発、保守等を、システムコンソ
ール装置から効率よく行うことができる。
【0015】本発明によるビル管理システムは、本発明
の各請求項に記載のいずれの構成を備える場合にも、構
成装置に異常が発生した場合、システム構成装置をネッ
トワークで接続し、相互の情報の授受を可能とすると共
に、装置間で機能の一部代行を行わさせることができる
ので、システムの機能を停止することなくビル管理を継
続することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明によるビル管理システムの実施
例を図面により詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の第1の実施例によるビル管
理システムの構成を示すブロック図、図2はリアルタイ
ム制御装置の構成を示すブロック図、図3はプロセス入
出力装置の構成を示すブロック図、図4は情報中継装置
の構成を示すブロック図である。図1〜図4において、
1はシステムコンソール装置、2A、2Bはリアルタイ
ム制御装置、3A〜3Dはプロセス入出力装置、4は情
報中継装置、5はビル設備機器群、10は情報系ネット
ワーク、20は制御系ネットワーク、21は主制御部、
22は主記憶部、23は情報系ネットワーク制御部、2
4は制御系ネットワーク制御部、25は外部補助記憶
部、26はマンマシン制御部、27は直接入出力部、2
8は直接通信部、31は入出力制御部、32は入出力記
憶部、33は制御系ネットワーク制御部、34〜38は
プロセス入出力装置とビル設備機器とのインターフェー
ス部であり、それぞれ、接点レベルの入力部、出力部、
アナログレベルの入力部、出力部、その他の入出力部、
41は中継制御部、42は中継記憶部、43は情報系ネ
ットワーク制御部、44は制御系ネットワーク制御部で
ある。
【0018】本発明の第1の実施例によるビル管理シス
テムは、図1に示すように、システムコンソール装置1
を最上位の構成装置とし、このシステムコンソール装置
1と、複数のリアルタイム制御装置2A、2B、及び、
情報中継装置4とを情報系ネットワーク10により相互
に接続し、これらのリアルタイム制御装置2A、2B、
及び、情報中継装置4と、ビル設備機器群5を制御する
最下位の構成装置である複数のプロセス入出力装置3A
〜3Dとを制御系ネットワーク20により相互に接続し
て構成される。
【0019】前述のように構成されるビル管理システム
において、システムコンソール装置1は、ビル管理シス
テムにおけるマンマシン機能、ファイル管理機能、帳票
等の出力機能を備えている。そして、このシステムコン
ソール装置1は、情報処理系の装置であるため、情報処
理用のオペレーティングシステムを搭載したワークステ
ーション、パーソナルコンピュータ等により構成され
る。
【0020】リアルタイム制御装置2A、2Bは、制御
対象となるビル設備機器の状態監視機能、スケジュール
制御機能等を備えている。リアルタイム制御装置2A、
2Bは、ビル設備機器群を24時間連続してリアルタイ
ムに制御する必要があるため、リアルタイム制御用オペ
レーティングシステムを搭載した制御専用装置として構
成されるビル管理システムの中核を担う装置であり、機
能的に複雑であるため、ハードウェア、ソフトウェアと
も規模の大きなものである。
【0021】また、プロセス入出力装置3A〜3Dは、
ビル内ビル設備機器との間で、直接的に制御信号の入出
力を行う装置である。これらのプロセス入出力装置3A
〜3Dは、制御対象となるビル設備機器がビル内に分散
配置されているため、配線工事量、作業量を低減する必
要上分散配置される。なお、ビル設備機器群5として
は、ビル内の受変電機器、空調機器、高架水槽等であ
る。
【0022】情報系ネットワーク10は、情報処理機能
を中心とするシステムコンソール装置1とビル設備制御
の中心となるリアルタイム制御装置2A、2Bとを接続
するネットワークであり、システムコンソール装置1が
標準規格に基づくワークステーション等により構成され
るため、イーサネットワークのような標準規格に基づい
たネットワークが使用される。一方、制御系ネットワー
ク20は、リアルタイム制御装置2A、2Bとプロセス
入出力装置3A〜3Dとを接続するネットワークであ
り、ビル設備機器の状態情報、制御出力情報の授受を行
う。そして、この制御系ネットワーク20は、制御用と
して使用されるため、伝送遅延時間保証が必要であるこ
と、及び、伝送制御がネットワークに接続される一部装
置の異常で停止しないことが要求され、このため、制御
用に改造されたキャリアセンスマルチアクセス方式の伝
送系、トークンリング方式の伝送系等が使用される。
【0023】情報中継装置5は、情報系ネットワーク1
0と制御系ネットワーク20とを接続する機能を有す
る。そして、情報中継装置5は、制御系ネットワーク2
0上のプロセス入出力装置3A〜3Dがビル設備機器か
ら取り込むビル設備機器の状態情報を、情報系ネットワ
ーク10上に中継、転送すると共に、システムコンソー
ル装置1からのプロセス入出力装置3A〜3Dに対する
制御出力情報、ソフトウェア保守情報を転送することが
できる。
【0024】リアルタイム制御装置2A、2Bは、図2
にその内部構成を示すように、リアルタイム制御装置の
主制御部21と、プログラム、制御データ/ファイル等
を格納する主記憶部22と、情報系ネットワーク23と
のインターフェース部である情報系ネットワーク制御部
23と、制御系ネットワークとのインターフェース部で
ある制御系ネットワーク制御部24と、ハードディスク
等の外部補助記憶部25と、CRT等により構成される
マンマシン制御部26と、リアルタイム制御装置に内蔵
されるビル設備との接点レベルの直接入出力部27と、
ビル設備機器とのシリアル通信レベルの直接通信部28
とを備えて構成される。
【0025】プロセス入出力装置3A〜3Dは、図3に
その内部構成を示すように、プロセス入出力装置の入出
力制御部31と、プログラム、制御データ/ファイルを
格納する入出力記憶部32と、制御系ネットワークとの
インターフェース部である制御系ネットワーク制御部3
3と、プロセス入出力装置とビル設備機器とのインター
フェース部である接点レベルの入力部34、出力部3
5、アナログレベルの入力部36、出力部37、その他
の入出力部38とを備えて構成される。
【0026】情報中継装置4は、図4にその内部構成を
示すように、情報中継装置の制御を行う中継制御部41
と、プログラム、制御データ/ファイルを格納する中継
記憶部42と、情報系ネットワークとのインターフェー
ス部である情報ネットワーク制御部33と、制御系ネッ
トワークとのインターフェース部である制御系ネットワ
ーク制御部44とを備えて構成される。
【0027】次に、前述したように構成される本発明の
第1の実施例によるビル管理システムの制御動作を、主
に図1を参照して説明する。
【0028】図1に示すビル管理システムにおいて、シ
ステムを構成する全ての装置が正常であるとき、制御対
象となるビル設備機器群5の各機器とその制御を行うリ
アルタイム制御装置2A、2Bとの対応付けは、予め決
定されている。そして、リアルタイム制御装置2A、2
Bの何れかの装置に異常が発生した場合、正常なリアル
タイム制御装置は、その制御範囲を拡大し、正常時には
制御対象外であったビル設備機器をも制御対象とする。
但し、制御範囲の拡大は、リアルタイム制御装置の制御
性能等の制約より、機能の縮退等を発生させる。
【0029】プロセス入出力装置3A〜3Dは、ビル設
備機器群5の各機器の状態情報を周期的に取り込み、取
り込んだビル設備状態情報を制御系ネットワーク20に
送出する。この場合のプロセス入出力装置3A〜3Dか
らリアルタイム制御装置へのビル設備状態情報の送出
は、特定のリアルタイム制御装置に対する宛先を付与す
ることなく、ビル設備状態情報として制御系ネットワー
ク20に送出することにより行われる。
【0030】そして、ビル設備状態情報のデータ伝送フ
ォーマットの中には、そのデータの送り元プロセス入出
力装置の番号が持たせられており、これによりビル設備
機器とプロセス入出力装置番号との対応付けが分かるよ
うにされている。リアルタイム制御装置2A、2Bは、
制御系ネットワーク20に接続される全てのプロセス入
出力装置3A〜3Dからのビル設備状態情報の取り込み
を行うが、システムの状態によって、それらの状態情報
を制御に結びつけるか否かの判定を行い、必要な状態情
報に対するものについてのみ制御のための処理を行う。
【0031】例えば、システム全体の正常時、リアルタ
イム制御装置2Aには、制御対象とするビル設備機器と
して、プロセス入出力装置3A、3Bを介するもののみ
が割り当てられ、リアルタイム制御装置2Bには、制御
対象とするビル設備機器として、プロセス入出力装置3
C〜3Dを介するものが割り当てられているものとす
る。この場合、リアルタイム制御装置2A、2Bは、シ
ステム全体の正常時、全てのプロセス入出力装置3A〜
3Dからの状態情報の取り込みを行うが、リアルタイム
制御装置2Aは、プロセス入出力装置3A、3Bからの
状態情報に対しての制御のみを実行し、リアルタイム制
御装置2Bは、プロセス入出力装置3C〜3Dからの状
態情報に対しての制御を実行する。
【0032】そして、リアルタイム制御装置2Aは、リ
アルタイム制御装置2Bに異常が発生した場合、それま
でリアルタイム制御装置2Bにより制御されていたプロ
セス入出力装置3C〜3Dからの状態情報に対しての制
御をも実行する。
【0033】前述した本発明の第1の実施例は、プロセ
ス入出力装置からリアルタイム制御装置へのビル設備機
器の状態情報の送出に当たって、リアルタイム制御装置
が伝送制御の主たる制御を行っていないため、リアルタ
イム制御装置に異常が発生した場合にも、プロセス入出
力装置からのビル設備機器の状態情報の送出が停止する
ことがなく、一部のリアルタイム制御装置の異常によっ
て、システムの動作が影響を受けることはない。
【0034】リアルタイム制御装置2A、2Bは、取り
込んだビル設備機器の状態情報に基づいて、予め定めら
れている制御スケジュール等の下に、ビル設備機器に対
する制御出力情報を作成して、制御系ネットワーク20
上に送出する。このプロセス入出力装置3A〜3Dに対
する制御出力情報を制御系ネットワーク20に送出する
場合、リアルタイム制御装置2A、2Bは、プロセス入
出力装置3A〜3Dの宛先を付けずに情報の送出を行
う。制御系ネットワーク20上に送出された制御出力情
報の全ては、プロセス入出力装置3A〜3Dにより受信
される。プロセス入出力装置3A〜3Dのそれぞれは、
リアルタイム制御装置2A、2Bから送られる前述の制
御出力情報に基づいて、自装置が制御するビル設備機器
に対する制御出力を行う。
【0035】さらに、リアルタイム制御装置2A、2B
のそれぞれは、図2により説明したように、直接、ビル
設備機器群5内の各機器との間で、接点レベル、また
は、シリアル通信によってインターフェースを行う直接
入出力部27、直接通信部28を有しており、これらを
介してビル設備機器群5内の各機器の制御を行うことが
できる。但し、前述のように、リアルタイム制御装置が
直接インターフェースして制御するビル設備機器に対し
ては、システム内のリアルタイム制御装置に異常が発生
した場合の機能の代替えを行うことはできない。
【0036】プロセス入出力装置3A〜3Dからリアル
タイム制御装置2A、2Bに送られるビル設備機器の状
態情報は、同時に、情報中継装置4により、制御系ネッ
トワーク20と情報系ネットワーク10との間のデータ
伝送プロトコル変換がなされて、情報系ネットワーク1
0に送出される。プロセス入出力装置3A〜3Dからの
ビル設備機器の状態情報は、前述したように、宛先を付
与せずに送り出されるので、情報中継装置4は、制御系
ネットワーク20上のビル設備機器の状態情報を、単に
装置内をスルーさせ、宛先を付けずに情報系ネットワー
ク10に送出する。
【0037】システムコンソール装置1は、情報系ネッ
トワーク10上に情報中継装置4を介して送られてくる
ビル設備機器の状態情報を取り込むことにより、リアル
タイム制御装置に対するのと同一のビル設備機器の状態
情報を、リアルタイム制御装置とほぼ同時に取り込むこ
とができる。
【0038】リアルタイム制御装置2A、2Bは、すで
に説明したように、取り込んだビル設備機器の状態情報
に基づいて周期的に制御出力情報を作成し、これを制御
系ネットワーク20に送出しているが、これと同時に、
この制御出力情報とこの制御出力情報の作成に使用した
ビル設備機器の状態情報とを情報系ネットワーク10上
に送出する。
【0039】システムコンソール装置1は、プロセス入
出力装置3A〜3Dが、規定の制御周期でビル設備機器
に対する制御出力を行っている状況を情報中継装置4、
情報系ネットワーク10を経由して取り込み、また、リ
アルタイム制御装置2A、2Bが前述により情報系ネッ
トワーク10に送り出したビル設備機器の状態情報(モ
ニタ情報)とプロセス入出力装置3A〜3Dが直接送り
出したビル設備機器の状態情報とを比較することによ
り、リアルタイム制御装置2A、2Bの制御状態、制御
系ネットワーク20とのインターフェースを診断する。
【0040】また、システムコンソール装置1は、ビル
設備機器の状態情報を使用して、一部の制御出力情報を
作成し、この制御出力情報と情報系ネットワーク10を
介し取り込んだリアルタイム制御装置2A、2Bからの
制御出力情報とを比較することにより、リアルタイム制
御装置2A、2Bの制御機能の診断も実行する。
【0041】さらに、システムコンソール装置1は、リ
アルタイム制御装置2A、2Bの異常を検出すると、オ
ペレータに対して警報を発すると共に、異常が発生した
リアルタイム制御装置に対して、制御停止指令を出力し
て制御を停止させる。
【0042】この制御停止指令は、制御停止指令情報と
して、情報系ネットワーク10を介してリアルタイム制
御装置に与えられる。これを与えられたリアルタイム制
御装置は、他のリアルタイム制御装置の自装置に対する
診断結果と合わせ、多数決により、自装置の異常と判断
した場合、自装置による制御を停止する。制御を停止す
るか否かの判断は、システムコンソール装置1を含め、
全ての装置を対等に考えて処理される。すなわち、シス
テムコンソール装置1は、汎用のパソコン、または、ワ
ークステーションにより構成されるため、装置の信頼性
について、これを高く評価することができないためであ
る。
【0043】前述した制御停止指令により、異常が発生
したリアルタイム制御装置の制御出力が停止しない場
合、システムコンソール装置1と他の正常なリアルタイ
ム制御装置との制御信号によって、異常なリアルタイム
制御装置の動作をハードウェア的に停止させる手段を別
に設けるようにしてもよい。
【0044】また、リアルタイム制御装置2A、2Bの
それぞれは、自ら他のリアルタイム制御装置の制御状態
を監視し、診断結果情報を作成すると共に、システムコ
ンソール装置1、及び、他のリアルタイム制御装置から
の診断結果情報よりなるシステム状態情報が与えられ、
全てのシステム状態情報の多数決により、自装置の制御
出力範囲の決定を行う。
【0045】システムコンソール装置1が、異常な装置
の発生を連絡したとき、正常なリアルタイム制御装置が
存在すれば、その正常なリアルタイム制御装置は、制御
範囲の変更を行ない、一部機能の縮退を伴なうが、異常
となったリアルタイム制御装置の機能の代替えを行う。
【0046】システムコンソール装置1は、情報系ネッ
トワーク10から、情報中継装置4を経由して、制御系
ネットワーク20と接続されているため、システムコン
ソール装置1内で開発したプロセス入出力装置3A〜3
Dの内部制御プログラムを、プロセス入出力装置3A〜
3D内にダウンロードすることができ、また、前述の経
路により、プロセス入出力装置3A〜3Dの内部プログ
ラムのリモート保守を行うことが可能である。
【0047】前述した本発明の第1の実施例は、2台の
リアルタイム制御装置を備えて階層構造に構築したビル
管理システムの例であるが、本発明は、リアルタイム制
御装置をさらに多数として、構成を拡張するすることが
でき、また、リアルタイム制御装置、プロセス入出力装
置の複数を、図示とは別の制御系ネットワークに接続し
たサブシステムを単位として情報系ネットワークに接続
して、その構成を拡張することもできる。
【0048】図5は本発明の第2の実施例によるビル管
理システムの構成を示すブロック図である。図5におけ
る符号は図1の場合と同一である。
【0049】図5に示す本発明の第2の実施例は、本発
明を適用した最小構成の例であり、リアルタイム制御装
置を1台のみ備えた例である。この例の場合、リアルタ
イム制御装置として、リアルタイム制御装置2Aが1台
のみしか備えられていないため、このリアルタイム制御
装置2Aに異常が発生すると、その機能の代替えを行う
他の正常なリアルタイム制御装置が存在しないことにな
る。
【0050】本発明の第2の実施例は、このような場
合、システムとしての機能のさらなる縮退となるが、シ
ステムコンソール装置1が、自ら、情報中継装置4を介
して制御出力をプロセス入出力装置3A〜3Dに与える
ことにより、システムとしての制御機能を継続すること
ができる。
【0051】なお、前述した本発明の第1の実施例にお
いても、2台のリアルタイム制御装置に異常が発生し、
機能の代替えを行わせるべきリアルタイム制御装置存在
しなくなった場合、前述と同様に、システムコンソール
装置1が、それらの機能の代替えを行うことができる。
【0052】図6は本発明の第3の実施例によるビル管
理システムの構成を示すブロック図である。図6におけ
る符号は図1の場合と同一である。
【0053】図6に示す本発明の第2の実施例は、図1
により説明した本発明の第1の実施例におけるシステム
コンソール装置をなくし、システムコンソール装置の機
能を、複数のリアルタイム制御装置の1つに持たせたも
のである。この実施例の場合、図1に示す本発明の第1
の実施例の場合と同様に、1つのリアルタイム制御装置
に異常が発生した場合、正常なリアルタイム制御装置
が、異常となったリアルタイム制御装置の機能を代替え
し、システムとしての制御機能を継続する。そして、シ
ステム全体が正常なとき、リアルタイム制御装置相互間
で、ビル設備機器の状態情報の交換を行うことにより相
互診断を実行する。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ビ
ル管理システムを構成する機器の一部に異常が発生した
場合、異常が発生した装置の担当機能の全てを停止する
ことなく、機能を縮退させながら、ビル管理の機能を維
持することができる。機能の縮退レベルは、実際に制御
を行うリアルタイム制御装置レベルとシステムコンソー
ルレベルとの2段階である。
【0055】また、本発明によれば、従来、システムの
信頼性の向上のための手法として取られていた装置の多
重化等の手段を必要とせず、従って、通常、機能してい
ない装置を設けることなく、システムの信頼性の向上を
図ることができる。
【0056】また、本発明によれば、ビル管理システム
内のネットワーク間を接続し、システムコンソール装置
から、リアルタイム制御装置、プロセス入出力装置の各
装置のソフトウェアの保守を可能としているので、分散
形システムの下位層における装置のソフトウェアの保守
効率を向上させることができる。
【0057】前述により、本発明は、環境のよい場所に
設置されたシステムコンソール装置において、全ての装
置の保守が可能となり、保守員の作業環境、作業効率を
向上させることができると共に、保守員の数を減らすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるビル管理システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】リアルタイム制御装置の構成を示すブロック図
である。
【図3】プロセス入出力装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】情報中継装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施例によるビル管理システム
の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第1の実施例によるビル管理システム
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 システムコンソール装置 2A、2B リアルタイム制御装置 3A〜3D プロセス入出力装置 4 情報中継装置 5 ビル設備機器群 10 情報系ネットワーク 20 制御系ネットワーク 21 主制御部 22 主記憶部 23、43 情報系ネットワーク制御部 24、33、44 制御系ネットワーク制御部 25 外部補助記憶部 26 マンマシン制御部 27 直接入出力部 28 直接通信部 31 入出力制御部 32 入出力記憶部 34 接点レベルの入力部 35 接点レベルの出力部 36 アナログレベルの入力部 37 アナログレベルの出力部 38 その他の入出力部 41 中継制御部 42 中継記憶部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンマシン、ファイル管理機能等を有す
    るシステムコンソール装置と、制御対象となるビル設備
    機器等の監視、制御機能を有する少なくとも1台のリア
    ルタイム制御装置と、制御対象となるビル設備機器と直
    接インターフェースし、その状態情報を取り込み、制御
    出力を行う複数のプロセス入出力装置とを備え、前記リ
    アルタイム制御装置の1つが、正常時に制御対象とする
    ビル設備機器が予め定められている機能分割構成のビル
    管理システムにおいて、システムコンソール装置とリア
    ルタイム制御装置とを接続する情報系ネットワークと、
    リアルタイム制御装置とプロセス入出力装置とを接続す
    る制御系ネットワークと、前記ネットワーク間を接続す
    る情報中継装置とを備え、前記リアルタイム制御装置の
    1つに異常が発生した場合、正常なリアルタイム制御装
    置が、異常となったリアルタイム制御装置が制御すべき
    ビル設備機器の制御を対応するプロセス入出力装置を介
    して行うことを特徴とするビル管理システム。
  2. 【請求項2】 前記システムコンソール装置は、前記プ
    ロセス入出力装置が取り込んでリアルタイム制御装置に
    送出しているビル設備機器の状態情報を、前記情報中継
    装置を介してモニタし、ビル管理システムの構成機器が
    正常動作している場合、リアルタイム制御装置と同時に
    取り込んだビル設備機器の状態情報からリアルタイム制
    御装置と並行して一部の制御出力情報を作成し、リアル
    タイム制御装置が情報系ネットワークを介して、システ
    ムコンソール装置に送出してくるビル設備機器の状態入
    力情報、制御出力情報と比較することにより、リアルタ
    イム制御装置の制御状態の監視を行うことにより、前記
    リアルタイム制御装置の異常を検出することを特徴とす
    る請求項1記載のビル管理システム。
  3. 【請求項3】 前記リアルタイム制御装置のそれぞれが
    制御対象とするビル設備機器の割り付けを、システムの
    正常時、異常時に、可変としておくことにより、リアル
    タイム制御装置の一部に異常が発生した場合、異常とな
    ったリアルタイム制御装置が制御すべきビル設備機器の
    制御を残りの正常なリアルタイム制御装置に行わせるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のビル管理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記システムコンソール装置は、正常な
    リアルタイム制御装置が存在しなくなったとき、前記情
    報中継装置を介してプロセス入出力装置からビル設備機
    器の状態情報を受け取って、ビル設備機器の制御を行う
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載のビル管理
    システム。
  5. 【請求項5】 前記システムコンソール装置は、情報系
    ネットワークを介して、リアルタイム制御装置の制御プ
    ログラムの開発、保守を行い、また、情報中継装置、制
    御系ネットワークを介して、プロセス入出力装置の制御
    プログラムの開発、保守を行うことを特徴とする請求項
    1ないし4のうち1記載のビル管理システム。
  6. 【請求項6】 前記システムコンソール装置は、マンマ
    シンインタフェース処理とデータ処理とを実行する情報
    処理系オペレーティングシステムを搭載した計算機を使
    用し、前記情報系ネットワークは、情報処理系計算機と
    の接続の容易な情報処理用ネットワークを使用し、前記
    制御系ネットワークは、トークンリグ方式、キャリアセ
    ンスマルチアクセス方式等の伝送制御のための主制御局
    を持たない制御用ネットワークを使用することを特徴と
    する請求項1ないし5のうち1記載のビル管理システ
    ム。
  7. 【請求項7】 リアルタイム制御装置、制御系ネットワ
    ーク、プロセス入出力装置よりなるビル設備制御機能を
    有するサブシステムを単位として、情報系ネットワーク
    に接続することにより、装置の増設を行うことにより制
    御対象規模の拡大が可能であることを特徴とする請求項
    1ないし6のうち1記載のビル管理システム。
  8. 【請求項8】 前記情報系ネットワークにシステムコン
    ソール装置を接続することにより、マンマシンインタフ
    ェース機能、ファイル管理機能の拡張、多重系化を図る
    ことが可能であることを特徴とする請求項1ないし7の
    うち1記載のビル管理システム。
  9. 【請求項9】 前記システムコンソール装置の機能を、
    リアルタイム制御装置内に備えること請求項1ないし7
    のうち1記載のビル管理システム。
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