JPH08237653A - 画像処理装置及び画像伝送装置 - Google Patents

画像処理装置及び画像伝送装置

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JPH08237653A
JPH08237653A JP6344695A JP6344695A JPH08237653A JP H08237653 A JPH08237653 A JP H08237653A JP 6344695 A JP6344695 A JP 6344695A JP 6344695 A JP6344695 A JP 6344695A JP H08237653 A JPH08237653 A JP H08237653A
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JP
Japan
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aspect ratio
image
information
image information
input
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Application number
JP6344695A
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English (en)
Inventor
Giichi Watanabe
義一 渡邊
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH08237653A publication Critical patent/JPH08237653A/ja
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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力された画像情報がアスペクト比情報を含
んでいない場合でも、適正なアスペクト比でその入力さ
れた画像情報を表示することができる画像処理装置を提
供すること、及び、入力された画像情報がアスペクト比
情報を含んでいない場合でも、適正なアスペクト比情報
を含んだ画像情報として相手装置に伝送することができ
る画像伝送装置を提供すること。 【構成】 画像情報入力手段より入力された画像情報が
アスペクト比情報を含んでいない場合は前記入力された
画像情報に応じてアスペクト比を選択するアスペクト比
選択手段を備え、前記入力された画情報をその選択され
たアスペクト比で表示することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アスペクト比情報を含
み得る画像情報を入力するための1つ以上の画像情報入
力手段を備え、その画像情報入力手段より入力された画
像情報がアスペクト比情報を含んでいる場合は、前記入
力された画像情報をそのアスペクト比で表示する画像処
理装置に関し、また、アスペクト比情報を含み得る画像
情報を入力するための1つ以上の画像情報入力手段を備
え、その画像情報入力手段より入力された画像情報がア
スペクト比情報を含んでいる場合は、そのままその入力
された画像情報を相手装置に伝送する画像伝送装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】画像処理の一つとして画像情報の符号化
処理がある。その代表的なものとして、カラー静止画符
号化のためのJPEG(Joint Photogra
phic Coding Experts Grou
p)アルゴリズムがあり、例えば、デジタルスチルカメ
ラや、カラー静止画ファイルイングシステム、テレビ会
議システム等の画像処理装置あるいは画像伝送装置で広
く用いられている。
【0003】これらの各装置においては、入力された画
像情報の符号化を行うと、それぞれの装置ごとに様々な
画像フォーマット(画像の解像度等)の画像データが生
成される。
【0004】このような、異なる装置ごとの様々な画像
フォーマットの画像データのそれらの装置間での授受を
可能とするために、画像フォーマットに関する情報は、
符号化された画像データを格納するJPEGファイルの
インターチェンジフォーマット中のヘッダ情報として取
り込まれている。このヘッダ情報に基づいて復号化する
ことにより、符号化された際の画像フォーマットに合わ
せた画像情報を復元することができる。
【0005】しかしながら、従来の画像フォーマットに
関する情報には、符号化された画像情報のアスペクト比
の情報が含まれていないため、それに基づいて画像デー
タを復号化することはできても、符号化された画像のア
スペクト比を再現することができず、表示される画像が
不正なアスペクト比で表示されて縦伸びしたり横伸びし
たりすることがあった。
【0006】そのため、従来のJPEGファイルのイン
ターチェンジフォーマットに準じつつ、符号化された画
像情報のアスペクト比をも含有した、JFIF(JPE
GFile Interchange Format)
が提唱され、一部の装置で採用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像処理装置または画像伝送装置は、JFIFが提唱さ
れる以前の上記従来のインターチェンジフォーマットに
より画像情報を符号化しているため、それら従来の装置
により符号化された画像データをJFIFに則した装置
で復号化してもその復号化された画像データにはアスペ
クト比情報は含まれないため、その画像のアスペクト比
を再現することができい。
【0008】このことを図9を参照して説明する。
【0009】いま、従来のJPEGファイルのインター
チェンジフォーマットには則しているがJFIFには則
していないある装置で、同図(a)に示される画像が取
り込まれて符号化されたとする。この装置で扱う画像
の、横(X):縦(Y)で表されるアスペクト比は1:
1である。この1:1のアスペクト比は、パーソナルコ
ンピュータ等でよく用いられるアスペクト比である。ま
た、解像度は、352画素×288ラインである。
【0010】この場合、符号化された画像データを含む
JPEGファイルには、従来のJPEGファイルのイン
ターチェンジフォーマットにしたがって、その解像度の
情報が含まれる。しかし、アスペクト比情報は、JFI
Fには則していないため含まれない。
【0011】一方、JFIFにも則している別の装置が
あるとする。この装置で扱う画像の、横(X):縦
(Y)で表されるアスペクト比は32:25である。こ
の32:25のアスペクト比は、通信系等でよく用いら
れるアスペクト比である。
【0012】前記ある装置でJPEGファイル化された
同図(a)に示される画像が、その別の装置により復号
化されるとすると、もし、復号化すべきJPEGファイ
ルがJFIFに則していてアスペクト比情報を含んでい
れば、そのアスペクト比を再現することができるが、前
述したように、前記ある装置で符号化されたJPEGフ
ァイルはアスペクト比情報を含んでいない。
【0013】そのため、前記別の装置では、正しいアス
ペクト比を再現することができず、表示される画像は、
同図(b)に示されるように、解像度は、同図(a)に
示されるもの同様に352画素×288ラインである
が、アスペクト比が異なる横伸びした画像となってしま
う。
【0014】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、入力された画像情報がアスペクト比情報を含んで
いない場合でも、適正なアスペクト比でその入力された
画像情報を表示することができる画像処理装置を提供す
ること、及び、入力された画像情報がアスペクト比情報
を含んでいない場合でも、適正なアスペクト比情報を含
んだ画像情報として相手装置に伝送することができる画
像伝送装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の画像処理装置は、アスペクト比情報
を含み得る画像情報を入力するための1つ以上の画像情
報入力手段を備え、その画像情報入力手段より入力され
た画像情報がアスペクト比情報を含んでいる場合は、前
記入力された画像情報をそのアスペクト比で表示する画
像処理装置において、前記画像情報入力手段より入力さ
れた画像情報がアスペクト比情報を含んでいない場合は
前記入力された画像情報に応じてアスペクト比を選択す
るアスペクト比選択手段を備え、前記入力された画情報
をその選択されたアスペクト比で表示することを特徴と
するものである。
【0016】請求項2記載の画像処理装置は、請求項1
記載の画像処理装置において、前記アスペクト比選択手
段は、前記入力された画像情報の解像度に応じてアスペ
クト比を選択するものであることを特徴とするものであ
る。
【0017】請求項3に記載の画像処理装置は、請求項
1記載の画像処理装置において、前記アスペクト比選択
手段は、前記入力された画像情報が前記1つ以上の画像
情報入力手段のうちのどの画像情報入力手段から入力さ
れたかに応じてアスペクト比を選択するものであること
を特徴とするものである。
【0018】請求項4記載の画像伝送装置は、アスペク
ト比情報を含み得る画像情報を入力するための1つ以上
の画像情報入力手段を備え、その画像情報入力手段より
入力された画像情報がアスペクト比情報を含んでいる場
合は、そのままその入力された画像情報を相手装置に伝
送する画像伝送装置において、前記画像情報入力手段よ
り入力された画像情報がアスペクト比情報を含んでいな
い場合は前記入力された画像情報に応じてアスペクト比
を選択するアスペクト比選択手段を備え、前記入力され
た画像情報にその選択されたアスペクト比情報を付加し
て相手装置に伝送することを特徴とするものである。
【0019】請求項5記載の画像伝送装置は、請求項4
記載の画像伝送装置において、前記アスペクト比選択手
段は、前記入力された画像情報の解像度に応じてアスペ
クト比を選択するものであることを特徴とするものであ
る。
【0020】請求項6記載の画像伝送装置は、請求項4
記載の画像伝送装置において、前記アスペクト比選択手
段は、前記入力された画像情報が前記1つ以上の画像情
報入力手段のうちのどの画像情報入力手段から入力され
たかに応じてアスペクト比を選択するものであることを
特徴とするものである。
【0021】
【作用】請求項1記載の構成によれば、入力された画像
情報がアスペクト比情報を含んでいない場合でも、アス
ペクト比選択手段によりその入力された画像情報に応じ
たアスペクト比が選択され、その入力された画像情報が
その選択されたアスペクト比で表示される。これによ
り、入力された画像情報がアスペクト比情報を含んでい
ない場合でも、その入力された画像情報をそれに見合っ
たアスペクト比で表示することができる。
【0022】請求項2記載の構成によれば、前記アスペ
クト比選択手段は、前記入力された画像情報の解像度に
応じてアスペクト比を選択する。つまり、画像情報の解
像度と、画像情報のアスペクト比との一定の相関関係に
基づいて、入力された画像情報のアスペクト比が選択さ
れる。これにより、入力された画像情報がアスペクト比
情報を含んでいない場合でも、その入力された画像情報
をその解像度に見合ったアスペクト比で表示することが
できる。
【0023】請求項3記載の構成によれば、前記アスペ
クト比選択手段は、前記入力された画像情報が前記1つ
以上の画像情報入力手段のうちのどの画像情報入力手段
から入力されたかに応じてアスペクト比を選択する。つ
まり、画像情報の入力経路と、画像情報のアスペクト比
との一定の相関関係に基づいて、入力された画像情報の
アスペクト比が選択される。これにより、入力された画
像情報がアスペクト比情報を含んでいない場合でも、そ
の入力された画像情報をその入力経路に見合ったアスペ
クト比で表示することができる。
【0024】請求項4記載の構成によれば、入力された
画像情報がアスペクト比情報を含んでいない場合でも、
アスペクト比選択手段によりその入力された画像情報に
応じたアスペクト比が選択され、その入力された画像情
報にその選択されたアスペクト比情報が付加されて相手
装置に伝送される。これにより、入力され相手装置に伝
送される画像情報がアスペクト比情報を含んでいない場
合でも、相手装置側でその伝送された画像情報を表示す
る等する際に、その画像情報に付加されて伝送されたア
スペクト比情報によってその伝送された画像情報をそれ
に見合ったアスペクト比で表示することができる。
【0025】請求項5記載の構成によれば、前記アスペ
クト比選択手段は、前記入力された画像情報の解像度に
応じてアスペクト比を選択する。つまり、画像情報の解
像度と、画像情報のアスペクト比との一定の相関関係に
基づいて、入力された画像情報のアスペクト比が選択さ
れる。これにより、入力された画像情報がアスペクト比
情報を含んでいない場合でも、相手装置側でその伝送さ
れた画像情報を表示する等する際に、その画像情報に付
加されて伝送されたアスペクト比情報によってその伝送
された画像情報をその解像度に見合ったアスペクト比で
表示することができる。
【0026】請求項6記載の構成によれば、前記アスペ
クト比選択手段は、前記入力された画像情報が前記1つ
以上の画像情報入力手段のうちのどの画像情報入力手段
から入力されたかに応じてアスペクト比を選択する。つ
まり、画像情報の入力経路と、画像情報のアスペクト比
との一定の相関関係に基づいて、入力された画像情報の
アスペクト比が選択される。これにより、入力された画
像情報がアスペクト比情報を含んでいない場合でも、相
手装置側においてその伝送された画像情報を表示する等
する際に、その画像情報に付加されて伝送されたアスペ
クト比情報によってその伝送された画像情報をその入力
経路に見合ったアスペクト比で表示することができる。
【0027】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0028】図1は、本発明の一実施例に係る、画像処
理装置の一つであると共に画像伝送装置の一つでもある
通信会議装置を示している。この通信会議装置は、IS
DNの基本インターフェースを伝送路として用いるもの
であり、音声情報の通信機能、動画情報の通信機能、静
止画像情報の通信機能、及び、これらの通信機能の多重
化通信機能を備え、ISDNの基本インターフェースに
接続することにより、2つの情報チャンネル(Bチャン
ネル)を用いたデータ通信が可能である。
【0029】同図において、システム制御部1は、この
通信会議装置の各部の制御処理、テレビ会議通信の上位
レイヤの処理、この通信会議装置が備えている各種アプ
リケーショプログラムの実行処理、及び、ユーザからの
ヘルプ要求に対応したヘルプ表示処理などの各種制御処
理を実行するものである。
【0030】ROM(リード・オンリ・メモリ)2は、
システム制御部1が実行する制御処理プログラムの一部
や、制御処理プログラムを実行するために必要な各種の
データなどを記憶するものである。RAM(ランダム・
アクセス・メモリ)3は、システム制御部1のワークエ
リアなどを構成するものである。
【0031】コンソール4は、表示部及びキーパッドが
配設されたユーザインターフェースのためのものであ
る。コンソール制御部5は、コンソール4への表示デー
タの出力、及び、コンソール4からのキーデータの入を
行うものである。フロッピーディスクドライブ(FD
D)6は、パーソナルコンピュータ等の他の装置で作成
されたJPEG形式の静止画データを入力するためのも
のである。
【0032】FDDインターフェース7は、FDD6を
駆動し、システム制御部1との間で、FDD6から読み
出したデータや、FDD6に書き込むデータの転送を行
うためのものである。メモリカードドライブ8は、デジ
タルスチルカメラ等の他の装置で作成されたJPEG形
式の静止画データを入力するためのものである。
【0033】音声CODEC10は、音声信号の符号化
復号化、及びエコーキャンセルを行うためのものであ
る。音声入力処理部11は、マイク12からの入力音声
信号を増幅した後A/D変換し、音声CODEC10に
入力するためのものである。音声出力処理部13は、音
声CODEC10から出力されるデジタル音声信号をD
/A変換した後増幅してスピーカ14に出力するための
ものである。
【0034】ビデオカメラ装置15は、この通信会議装
置のユーザ側の映像を撮影するためのものである。映像
入力処理部16は、ビデオカメラ装置15から出力され
る画像信号にNTSCデコード、A/D変換等の信号処
理をして後述する動画CODEC17及び静止画COD
EC20に入力するためのものである。
【0035】動画CODEC17は、ビデオカメラ装置
15の動画信号を、TTC標準JT−H.261の符号
化方式で符号化圧縮して動画情報を形成するとともに、
符号化圧縮された状態の動画情報を元の動画信号に変換
するものである。動画出力処理部18は、動画CODE
Cから出力される動画情報にD/A変換、NTSCエン
コード等の処理をして動画モニタ装置19に出力するた
めのものである。
【0036】静止画CODEC20は、ビデオカメラ装
置15の静止画信号を、符号化してJPEG形式の画像
ファイルに変換したり、逆に、JPEG形式の画像ファ
イルを復号化して出力するものである。静止画出力処理
部21は、静止画CODEC20から出力される静止画
情報にD/A変換、NTSCエンコード等の処理をして
静止画モニタ装置22に出力するためのものである。
【0037】ISDNインターフェース回路23は、I
SDNに接続すると共に、ISDNのレイヤ1の信号処
理機能及びDチャンネルの信号と2つのBチャンネルの
信号の統合/分離機能を備えたものであり、Dチャンネ
ルの信号はシステムバス25を介してやり取りし、ま
た、2つのBチャンネルの信号は多重化/分離装置24
とやりとりしている。また、ISDNインターフェース
回路23は、Dチャンネルのレイヤ2の信号処理機能、
および、1つまたは2つのBチャンネルを呼接続/開放
するための呼制御処理機能を備えている。
【0038】多重化/分離装置27は、Bチャンネルを
用いてやりとりする音声、動画、及び、汎用データ(静
止画データなどのその他のデータ)などの複数のメディ
アのデータを多重化し、TTC標準JT−H.221に
規定されているフレームデータを形成して回線側に送出
すると共に、受信したフレームデータに多重化されてい
る複数のメディアのデータを分離するものである。この
多重化/分離装置27は、音声データを音声CODEC
10との間でやり取りし、動画データを動画CODEC
17との間でやり取りし、また、汎用データをシステム
バス25を介してシステム制御部1との間でやり取りし
ている。この汎用データには、静止画CODEC20で
生成されたJPEG形式の画像ファイルが含まれる。
【0039】これらのシステム制御部1、ROM2、R
AM3、コンソール制御部5、FDDインターフェース
部7、メモリカードインターフェース部9、音声COD
EC10、動画CODEC17、静止画CODEC2
0、ISDNインターフェース部23及び多重化/分離
装置24はシステムバス25に接続されており、これら
の各要素間のデータのやり取りは、主として、システム
バス25を介して行われる。
【0040】図2は、図1に示した通信会議装置等のオ
ーディオビジュアル端末がBチャンネルを用いてデータ
伝送するときに実行する伝送制御手順として適用するT
TC標準JT−H.242の一般的な手順例を示してい
る。なお、この場合、2つのBチャンネルを用いて、端
末間で音声データ、汎用データ(静止画データを含
む)、動画データをやりとりするときの伝送手順の一例
を示している。
【0041】まず、発呼端末が宛先端末を発呼してDチ
ャンネル上で呼設定手順を行い、1つのBチャンネル
(以下、第1チャンネルという)を確保し(フェーズ
A)、その設定した第1チャンネル上でPCM音声デー
タ(A則またはμ則、64Kbps)をセットしたフレ
ームデータをやりとりしながらフレーム同期を行い(フ
レームモード)、フレーム同期が確立すると、相互に能
力BASデータおよびコマンドBASデータをやりとり
し(フェーズB1−1)、そのときに使用する伝送モー
ドを決定して、2つ目のBチャンネルを確保するための
付加呼設定要求を開始する(フェーズB1−2)。
【0042】そして伝送モードをそのときに相互に交換
した内容から、原則として、互いに共通で最も機能の高
いモードを選択し(フェーズB1−3)、発呼端末から
その選択した動作モードで着呼端末に機能を動作させる
よう端末機能を指定するBASコマンドを送信して、発
呼端末と着呼端末の装置機能に共通するパラメータを設
定する(フェーズB2)。これにより、第1チャンネル
では、そのときに選択した伝送モードに対応した、例え
ば、音声データ(16Kbps)のデータ伝送、及び、
動画データ(46.4Kbps)のデータ伝送が行われ
る(フェーズC)。
【0043】第1チャンネルがフレームモードでデータ
伝送を開始すると、2つ目のBチャンネル(以下、第2
チャンネルという)についてDチャンネル上で呼設定手
順を行い(フェーズCA)、第2チャンネルが確立する
と、第2チャンネルを使ってフレーム同期信号FASお
よびビット割り当て信号BASのみを含むフレームデー
タをやりとりしてフレーム同期およびフレーム同期を確
立し(フェーズCB1−11)、次いで、第1チャンネ
ルと第2チャンネル間の同期を確立する(フェーズCB
1−12)。
【0044】2つのBチャンネルの同期が完了すると、
発呼端末側からBASコマンドを送出して伝送モードを
設定し(フェーズCB1−2)、その設定した内容に伝
送モードを切り替え(フェーズCB1−3)、共通パラ
メータを設定する(フェーズCB2)。
【0045】このようにして、第2チャンネルの初期化
が終了すると、それ以降は、第1チャンネルでやりとり
するフレームデータ、及び、第2チャンネルでやりとり
するフレームデータが同期された状態で、2つのBチャ
ンネルを用いて、例えば、音声データ、汎用データ(静
止画データを含む)、および、動画データが、それぞ
れ、58Kbps、6.4Kbpsおよび62.4Kb
psの伝送速度が割り当てられてデータ伝送される(図
3参照)。
【0046】ここで、汎用データのチャンネルは、音声
データ以外のC&Iモード(会議制御機能)のデータや
静止画データをやり取りするために用いられる。
【0047】このようにして通信会議装置が起動される
と、システム制御部1は、音声CODEC10、動画C
ODEC17及び静止画CODEC20を起動し、これ
により、音声、動画及び静止画の相手装置との双方向通
信が可能となる。
【0048】ユーザが静止画を相手装置に伝送するに
は、先ず、ユーザはコンソール4を操作して、静止画情
報の入力ソースを選択する。本実施例では、この入力ソ
ースとして、ビデオカメラ装置15からの入力、FDD
6からの入力、及び、メモリカードドライブ8からの入
力の3つからの選択が可能である。
【0049】選択された入力ソースがビデオカメラ装置
15であった場合には、システム制御部1は、静止画C
ODEC20を起動してビデオカメラ装置15の画像信
号を映像入力処理部16を介して取り込み、JPEGア
ルゴリズムにより符号化を行い、符号化データをRAM
3に一時格納する。システム制御部1は、そのRAM3
に格納された符号化データに対して、各種マーカーコー
ドを付加して所定のインターチェンジフォーマットのJ
PEGファイルに変換する。なお、このJPEGファイ
ルは、JFIFにも対応しており、所定のアスペクト比
情報をも含有している。
【0050】ここで、JPEGファイルのデータ構造に
ついて図4を参照して簡単に説明する。
【0051】同図において、JPEGファイル中の圧縮
画像データは、イメージ/フレーム/スキャンの3つの
階層構造となっている。1つの画像に対する圧縮画像デ
ータは、マーカコードSOI(Start Of Im
age)とEOI(EndOf Image)ではさま
れた1つのイメージを構成する。図に示すものはハイア
ラーキカル符号化ではない場合であるため、1つのイメ
ージは、1つだけのフレームを含んでいる。フレームの
先頭には、フレームに対するヘッダがつき、そのあとに
1つ以上のスキャンがつながっている。
【0052】1つのフレームはSOF(Start o
f Frame)というマーカコードで始まり、これに
フレームヘッダとして複数のパラメータが続く。1つの
スキャンは、SOS(Start of Scan)と
いうマーカコードで始まり、それにスキャンヘッダとし
て複数のパラメータが続く。スキャンヘッダのあとには
画像を圧縮符号化したデータが続く。この圧縮画像デー
タの中には、RSTm(Restart)マーカコード
を挿入することができる。
【0053】次に、圧縮画像データ内に挿入されるマー
カコードについて説明する。SOIは、前述したよう
に、イメージの先頭につけられるものである。EOI
は、イメージの最後に付けられるものである。
【0054】SOFは、フレームの先頭につれられ、符
号化のアルゴリズム、エントロピー符号化の方式等を指
定する。また、SOFには、圧縮画像データの解像度の
情報も含まれている。DHT(Define Huff
man Table)は、ハフマン符号テーブルにどの
ような符号を入れるかを指定するためのものである。D
QT(Define Quantization Ta
ble)は、どの量子化テーブル番号に何ビットの精度
でどのようなテーブルを入れるかを指定するためのもの
である。
【0055】DAC(Define Arithmet
ic Coding Condition)は、算術符
号化の統計モデルの設定を行うためのものである。DR
I(Define Restart Interva
l)は、RSTを挿入する間隔をMCUの数で2バイト
で指定するためのものである。COM(Commem
t)は、キャラクタコードを挿入するためのものであ
る。
【0056】APPn(Reserved for A
pplication use)は、アプリケーション
が自由に利用することができるマーカコードである。R
STm(Restart Interval Term
ination)は、圧縮データ内にDRIで指定され
た間隔毎に挿入されるものである。DNL(Defin
e Number of Line)は、通常はフレー
ムヘッダの中で指定される画像のライン数が、符号化ス
タート時に分からない時に、第1フレーム、第1スキャ
ンの圧縮画像データの最後につけるものである。
【0057】DHT、DQT、DAC、DRI、CO
M、APPnの各マーカコードはSOFの前、またはS
OSの前に、必要なもののみを挿入することができる。
【0058】マーカコードAPPnのうち、nが0のも
の、すなわち、APP0は、JFIFのために用いら
れ、このAPP0に必要ならばその他の情報と共にアス
ペクト比情報を含ませることができる。
【0059】さて、選択された入力ソースがFDD6ま
たはメモリカードドライブ8であった場合には、システ
ム制御部1は、FDDインターフェース部7またはメモ
リカードインターフェース部9を制御することにより、
FDD6またはメモリカートドライブ8を起動し、FD
D6またはメモリカートドライブ8セットされているフ
ロッピーディスクやメモリカード等の記録媒体からJP
EG形式で符号化された静止画ファイルを読み込み、R
AM3に一時格納する。なお、この読み込まれたJPE
Gファイルは、本実施例にかかる通信会議装置により作
成したものではないため、必ずしもJFIFに対応した
ものであるとは限らない。
【0060】システム制御部1は、このようにしてビデ
オカメラ装置15、FDD6またはメモリカードドライ
ブ8から入力されたJPEGファイルを多重化/分離装
置24へ転送し、前記汎用データチャンネルで相手装置
に伝送する。また、相手装置への伝送と同時に、静止画
モニタ装置22に表示することもできる。
【0061】JPEGファイルを受信する場合は、シス
テム制御部1は、多重化/分離装置24から汎用データ
チャンネル上のデータを読み込み、RAM3に格納す
る。1画像分のデータの受信が完了するとシステム制御
部1は、受信したJPEGファイルを解析して復号化に
必要な情報(ライン数、ライン長等の各種パラメータ)
を抽出し、静止画CODEC20にセットする。
【0062】システム制御部1は、RAM3内のJPE
Gファイルを静止画CODEC20に転送し、静止画C
ODEC20は、そのJPEGファイル内の圧縮画像デ
ータを前記セットされたパラメータにしたがって復号化
する。復号化された画像は、静止画出力処理部21に出
力される。システム制御部1は、受信したJPEGファ
イルにマーカコードAPP0が含まれ、アスペクト比情
報を得た場合は、静止画出力処理部21を制御し静止画
をそのアスペクト比情報に応じて変倍させる。得られた
画像は、静止画モニタ装置22に表示される。
【0063】さて、以上のような一連の通信会議が終了
し、データ伝送を終了するときには、まず、第2チャン
ネルから切断する。このとき、第1チャンネルのみで行
う音声データ伝送のために、共通モードを設定するため
の手順が行われて(フェーズCD1)、第2チャンネル
はフレームモードのモード0Fへのモード切替えが行わ
れる(フェーズCD2)。このときには、第1チャンネ
ルと第2チャンネルが非同期であり、かつ、第2チャン
ネルではフレーム同期信号FASとビット割り当て信号
BASのみの伝送状態で呼が保持されている状態であ
り、Dチャンネルの呼切断開放手順により第2チャンネ
ルの呼を開放できる状態になっている。
【0064】また、第1チャンネルでは、フェーズCD
1及びフェーズCD2の間、フレームモードで音声デー
タと動画データが合計62.4KBASの伝送速度で伝
送されており、さらに、一方の端末のオペレータが通話
終了する場合は動画データの伝送を終了し、この動画デ
ータの伝送容量を含めて、全ての第1チャンネルの伝送
容量を音声伝送に使用するためにモード0Fに切替え
(フェーズD2)、この後、Dチャンネルの呼切断開放
手順により第1チャンネルの呼を開放できる状態になっ
ている。
【0065】これにより、第1チャンネルおよび第2チ
ャンネルについて、Dチャンネル上で、呼切断開放手順
が実行されて(フェーズE)、2つの端末間のオーディ
オビジュアル転送が終了する。
【0066】このようにして会議通信が終了すると、シ
ステム制御部1は、音声CODEC10、動画CODE
C17及び静止画CODEC20を停止させる。なお、
ユーザは、以上の各動作(発呼、静止画伝送、通信会議
終了)の起動や、各種パラメータの登録をコンソール4
に配設されたキーパッドを操作して行い、それらの操作
データは、コンソール制御部5を介してシステム制御部
1に通知される。システム制御部1は、操作データを解
析し、操作内容に応じた動作の起動あるいはパラメータ
の登録を行うと共に、ユーザへのガイダンスの表示デー
タをコンソール制御部5を介してコンソール4に通知
し、コンソール4に配設された表示器へ表示させる。
【0067】次に、本実施例にかかる通信会議装置にお
ける、静止画の送信の手順について、図5及び図6のフ
ローチャートを参照して詳細に説明する。
【0068】同図において、システム制御部1は、コン
ソール制御部5からの通知を監視し、ユーザによる静止
画送信の操作が有るかを監視する(判断101のNoル
ープ)。静止画送信の操作があった場合(判断101の
Yes)は、その操作内容を解析する(処理102)。
【0069】その操作内容の解析の結果、静止画情報の
入力ソースがビデオカメラ装置15である場合(判断1
03のA)は、1フレーム分の画像を取り込み(処理1
04)、JPEGアルゴリズムで符号化してRAM3に
格納する(処理105)。なお、ビデオカメラ装置15
から入力される画像フォーマット(解像度)は、704
画素×480ラインである。
【0070】そのRAM3に格納された符号化データに
対して、システム制御部1は、ROM2に予め記憶され
ている、図7に示されるテーブルを参照することによ
り、RAM3に格納された符号化データに適用すべきア
スペクト比を選択する(処理106)。なお、図7のテ
ーブルについての詳細は後述する。
【0071】そして、その選択されたアスペクト比情報
書き込んだマーカコードAPP0をRAM3に格納され
た符号化データに付加し、JFIFに対応したJPEG
ファイルを作成する(処理107)。処理107の後
は、後述する処理117を行う。
【0072】一方、処理102における操作内容の解析
の結果、静止画情報の入力ソースがFDD6である場合
(判断103のB)は、FDD6を起動し(処理10
8)、そのFDD6にセットされたフロッピーディスク
からJPEG形式の静止画ファイルを読み込みRAM3
に格納する(処理109)。
【0073】また、処理102における操作内容の解析
の結果、静止画情報の入力ソースがメモリカードドライ
ブ8である場合(判断103のC)は、メモリカードド
ライブ8を起動し(処理110)、そのメモリカードド
ライブ8にセットされたメモリカードからJPEG形式
の静止画ファイルを読み込む(処理111)。
【0074】処理109または処理111の後は、処理
112を行う。処理112では、RAM3に格納されて
いるJPEGファイルからマーカコードを抽出して解析
する。その結果、アスペクト比情報を含有するマーカコ
ードAPP0が含まれている場合(判断113のYe
s)は、後述する処理107を行う。
【0075】含まれていない場合(判断113のNo)
は、マーカコードSOFから画像フォーマット情報(解
像度)を抽出し(処理114)、その画像フォーマット
から得た解像度を基に図7に示されるテーブルを参照し
てアスペクト比情報を選択し(処理115)、RAM3
に格納されたJPEGファイルの静止画像情報にその選
択したアスペクト比情報を付加し、JFIFに則したJ
PEGファイルを作成する(処理116)。
【0076】以上の手順により、各入力ソースから入力
された静止画には必ずアスペクト比情報が付加されてJ
FIFに則したJPEGファイルに変換される。
【0077】ここで、図7に示されるテーブルについて
説明する。同図のテーブルは、静止画入力ソース(静止
画入力手段)、解像度(画像フォーマット)、及び、ア
スペクト比(X対Y)の各種組み合わせで構成されてい
る。同図のテーブルは、画像のフォーマットとアスペク
ト比とには一定の相関関係があること、及び、静止画入
力手段とアスペクト比とには一定の相関関係があること
に着目して作成されている。
【0078】すなわち、パーソナルコンピュータ等でよ
く扱われる画像フォーマットとしては、640画素×4
80ラインや、640×400ラインがあり、それらの
場合に適用されれるアスペクト比は、通常、それぞれ
1:1、5:6である。それ以外の画像フォーマットで
は通常1:1である。そして、パーソナルコンピュータ
で作成された画像データは通常フロッピディスクにより
他の装置に受けわたされる場合が多い。すなわち、FD
D6により入力される画像データは、パーソナルコンピ
ュータにより作成された可能性が高いといえる。また、
入力された画像データの画像フォーマットが640画素
×480ラインや、640×400ライン等であれば、
その画像データは、パーソナルコンピュータにより作成
された可能性が高いともいえる。
【0079】デジタルスチルカメラ等でも同様であり、
そのデジタルスチルカメラで作成された画像データは、
通常メモリカードドライブにより他の装置に受けわたさ
れ、その画像フォーマットとアスペクト比も、デジタル
スチルカメラで作成されたということと相関がある。
【0080】相手端末装置からの受信ファイルでも同様
であり、通信系で扱われる画像は、画像フォーマットに
よらず、ほとんどのアスペクト比が32:25かそれに
近い比率である。
【0081】すなわち、入力された画像情報がアスペク
ト比情報を含んでいない場合には、その画像情報の画像
フォーマットに基づいてアスペクト比を選択することが
できる(処理114)し、その画像情報の入力経路(F
DD6からか、メモリカードドライブ8からか、相手端
末からか等)に基づいてアスペクト比を選択することも
できる。
【0082】さて、アスペクト比情報が付加されてJF
IFに則したJPEGファイルに変換されたRAM3に
格納された符号化データを相手装置に送信し(処理11
7)、静止画CODEC20に、RAM3に格納された
符号化データ(JPEGファイル)から各種パラメータ
を抽出して静止画CODEC20にセットし(処理11
8)、RAM3から符号化データを静止画CODEC2
0に転送して復号化し(処理119)、静止画出力処理
部21を制御することによりその符号化データに含まれ
るアスペクト比情報にしたがって変倍をして静止画モニ
タ装置22に表示する(処理120)。
【0083】これにより、相手端末装置がJFIFに則
したJPEGファイルを取り扱える装置であれば、相手
端末は、自動的にアスペクト比を調整して表示するた
め、相手端末装置のユーザの操作性が損なわれることが
ない。また、自端末に表示される画像も、それが、FD
D6やメモリカードドライブ8から入力されたJFIF
に則していないJFIFファイルであった場合でも、ほ
ぼその画像に適したアスペクト比で表示されるため、自
端末側のユーザの操作性も損なわれることがない。
【0084】次に、本実施例にかかる通信会議装置にお
ける、静止画の受信の手順について、図8フローチャー
トを参照して詳細に説明する。
【0085】同図において、システム制御部1は、静止
画ファイルの受信を監視する(判断201のNoルー
プ)。静止画ファイルを受信した場合(判断201のY
es)は、多重化/分離装置24から汎用データチャン
ネル上のデータを読み込み、RAM3に格納する(処理
202)。そして、RAM3に格納されている静止画フ
ァイルであるJPEGファイルからマーカコードを抽出
して解析する(処理203)。その結果、アスペクト比
情報が含まれているマーカコードAPP0が含まれてい
る場合(判断204のYes)は、後述する処理207
を行う。
【0086】含まれていない場合(判断204のNo)
は、マーカコードSOFから画像フォーマット情報(解
像度)を抽出し(処理205)、その画像フォーマット
情報から得た解像度を基に図7に示されるテーブルを参
照してアスペクト比情報を選択し(処理206)し、R
AM3に格納されたJPEGファイルの静止画像情報に
その選択したアスペクト比情報を付加してJFIFに則
したJPEGファイルを作成する(処理207)。
【0087】以上の手順により、受信した静止画ファイ
ルには、必ずアスペクト比情報が付加され、JFIFに
則したJPEGファイルに変換される。
【0088】そして、RAM3に格納された静止画デー
タ(JPEGファイル)から各種パラメータを抽出して
静止画CODEC20にセットし(処理208)、RA
M3から符号化データを静止画CODEC20に転送し
て復号化し(処理209)、静止画出力処理部21を制
御することによりその静止画データに含まれるアスペク
ト比情報にしたがって変倍をして静止画モニタ装置22
に表示する(処理210)。
【0089】これにより、相手端末装置がJFIFに則
したJPEGファイルを取り扱えない装置であるために
受信した静止画ファイルがアスペクト比情報を含んでい
なくとも、自端末に表示される画像は、ほぼその画像に
適したアスペクト比で表示されるため、自端末側のユー
ザの操作性が損なわれることがない。
【0090】なお、以上説明した本発明にかかる通信会
議装置の実施例では、静止画像、特ににJPEG方式の
静止画像を例にとって説明したが、本発明はそれに限ら
れるもにのではなく、圧縮されないで扱われる画像情報
や、動画像にも同様に適用できることはいうまでもな
い。
【0091】また、画像情報の入力手段としては自端末
のモニタカメラや、FDD、メモリカードドライブ、相
手端末装置等に限られるものではない。
【0092】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、入力され
た画像情報がアスペクト比情報を含んでいない場合で
も、その入力された画像情報をそれに見合ったアスペク
ト比で表示することができるため、表示画像が縦伸びし
たり横伸びしたりすることがない適正な画像表示を、入
力された画像情報がアスペクト比情報を含んでいるかい
ないかにかかわらずすることができる。
【0093】請求項2に係る発明によれば、入力された
画像情報がアスペクト比情報を含んでいない場合でも、
その入力された画像情報をその解像度に見合ったアスペ
クト比で表示することができるため、表示画像が縦伸び
したり横伸びしたりすることがない適正な画像表示を、
入力された画像情報がアスペクト比情報を含んでいるか
いないかにかかわらずすることができる。したがって、
ユーザの操作性が損なわれることもない。
【0094】請求項3に係る発明によれば、入力された
画像情報がアスペクト比情報を含んでいない場合でも、
その入力された画像情報をその入力経路に見合ったアス
ペクト比で表示することができるため、表示画像が縦伸
びしたり横伸びしたりすることがない適正な画像表示
を、入力された画像情報がアスペクト比情報を含んでい
るかいないかにかかわらずすることができる。したがっ
て、ユーザの操作性が損なわれることもない。
【0095】請求項4に係る発明によれば、入力され相
手装置に伝送される画像情報がアスペクト比情報を含ん
でいない場合でも、相手装置側でその伝送された画像情
報を表示する等する際に、その画像情報に付加されて伝
送されたアスペクト比情報によってその伝送された画像
情報をそれに見合ったアスペクト比で表示することがで
きるため、表示画像が縦伸びしたり横伸びしたりするこ
とがない適正な画像表示を、入力された画像情報がアス
ペクト比情報を含んでいるかいないかにかかわらず、相
手装置側においてすることができる。
【0096】請求項5に係る発明によれば、入力された
画像情報がアスペクト比情報を含んでいない場合でも、
相手装置側でその伝送された画像情報を表示する等する
際に、その画像情報に付加されて伝送されたアスペクト
比情報によってその伝送された画像情報をその解像度に
見合ったアスペクト比で表示することができるため、表
示画像が縦伸びしたり横伸びしたりすることがない適正
な画像表示を、入力された画像情報がアスペクト比情報
を含んでいるかいないかにかかわらず、相手装置側にお
いてすることができる。したがって、相手装置側のユー
ザの操作性が損なわれることもない。
【0097】請求項6に係る発明によれば、入力された
画像情報がアスペクト比情報を含んでいない場合でも、
相手装置側においてその伝送された画像情報を表示する
等する際に、その画像情報に付加されて伝送されたアス
ペクト比情報によってその伝送された画像情報をその入
力経路に見合ったアスペクト比で表示することができる
ため、表示画像が縦伸びしたり横伸びしたりすることが
ない適正な画像表示を、入力された画像情報がアスペク
ト比情報を含んでいるかいないかにかかわらず、相手装
置側においてすることができる。したがって、相手装置
側のユーザの操作性が損なわれることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る通信会議装置のブロッ
ク構成図である。
【図2】TTC標準JT−H.242の一般的な手順例
を示したタイムチャートである。
【図3】2つのBチャンネルを用いたデータ伝送におけ
る音声データ、汎用データ、及び、動画データに対する
伝送容量割り当ての一例を示した概略図である。
【図4】JPEGファイルのデータ構造の一例を示す図
である。
【図5】本発明の一実施例にかかる通信会議装置の静止
画送信動作の処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】図5と共に本発明の一実施例にかかる通信会議
装置の静止画送信動作の処理の手順を示すフローチャー
トである。
【図7】静止画入力手段、画像フォーマット及びアスペ
クト比の対応を示す図である。
【図8】本発明の一実施例にかかる通信会議装置の静止
画受信動作の処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】従来の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 システム制御部 2 ROM 3 RAM 4 コンソール 5 コンソール制御部 6 FDD 7 FDDインターフェース部 8 メモリカードドライブ 9 メモリカードドライブインターフェース部 10 音声CODEC 11 音声入力処理部 12 マイク 13 音声出力処理部 14 スピーカ 15 ビデオカメラ装置 16 映像入力処理部 17 動画CODEC 18 動画出力処理部 19 動画モニタ装置 20 静止画CODEC 21 静止画出力処理部 22 静止画モニタ装置 23 ISDNインターフェース部 24 多重化/分離装置 25 システムバス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アスペクト比情報を含み得る画像情報を
    入力するための1つ以上の画像情報入力手段を備え、そ
    の画像情報入力手段より入力された画像情報がアスペク
    ト比情報を含んでいる場合は、前記入力された画像情報
    をそのアスペクト比で表示する画像処理装置において、 前記画像情報入力手段より入力された画像情報がアスペ
    クト比情報を含んでいない場合は前記入力された画像情
    報に応じてアスペクト比を選択するアスペクト比選択手
    段を備え、前記入力された画情報をその選択されたアス
    ペクト比で表示することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記アスペクト比選択手段は、前記入力
    された画像情報の解像度に応じてアスペクト比を選択す
    るものであることを特徴とする請求項1記載の画像処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記アスペクト比選択手段は、前記入力
    された画像情報が前記1つ以上の画像情報入力手段のう
    ちのどの画像情報入力手段から入力されたかに応じてア
    スペクト比を選択するものであることを特徴とする請求
    項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 アスペクト比情報を含み得る画像情報を
    入力するための1つ以上の画像情報入力手段を備え、そ
    の画像情報入力手段より入力された画像情報がアスペク
    ト比情報を含んでいる場合は、そのままその入力された
    画像情報を相手装置に伝送する画像伝送装置において、 前記画像情報入力手段より入力された画像情報がアスペ
    クト比情報を含んでいない場合は前記入力された画像情
    報に応じてアスペクト比を選択するアスペクト比選択手
    段を備え、前記入力された画像情報にその選択されたア
    スペクト比情報を付加して相手装置に伝送することを特
    徴とする画像伝送装置。
  5. 【請求項5】 前記アスペクト比選択手段は、前記入力
    された画像情報の解像度に応じてアスペクト比を選択す
    るものであることを特徴とする請求項4記載の画像伝送
    装置。
  6. 【請求項6】 前記アスペクト比選択手段は、前記入力
    された画像情報が前記1つ以上の画像情報入力手段のう
    ちのどの画像情報入力手段から入力されたかに応じてア
    スペクト比を選択するものであることを特徴とする請求
    項4記載の画像伝送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003030529A1 (en) * 2001-09-28 2003-04-10 Sony Corporation Television reception apparatus
WO2012079493A1 (zh) * 2010-12-17 2012-06-21 华为终端有限公司 发送、接收视频信息的方法及装置

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