JPH08236747A - ハイブリッド光集積回路の製造方法 - Google Patents

ハイブリッド光集積回路の製造方法

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JPH08236747A
JPH08236747A JP7039756A JP3975695A JPH08236747A JP H08236747 A JPH08236747 A JP H08236747A JP 7039756 A JP7039756 A JP 7039756A JP 3975695 A JP3975695 A JP 3975695A JP H08236747 A JPH08236747 A JP H08236747A
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JP
Japan
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substrate
optical axis
bench
alignment mark
oxide film
Prior art date
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Pending
Application number
JP7039756A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Higuchi
恵一 樋口
Hiroaki Okano
広明 岡野
Naoto Uetsuka
尚登 上塚
Tatsuo Teraoka
達夫 寺岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 寸法精度の高いハイブリッド光集積回路の製
造方法を提供する。 【構成】 半導体光素子の底面に複数の光軸調整用の光
素子側マークを形成し、他方、光導波路素子が形成され
た基板上に複数の光軸調整用の基板側マークを形成し、
両マーク同士を合わせて半導体光素子と導波路素子とを
光学的に結合するハイブリッド光集積回路の製造方法に
おいて、基板10上に基板側マークのマスク材を形成す
る前に基板表面に酸化膜14を形成することを特徴とし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光集積回路の製造方法
に関し、特にハイブリッド光集積回路の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】Si基板上に形成された石英系光導波路
に、半導体素子(光素子)を位置決め固定する方法とし
て、光素子上に設けた光軸調整用合わせマークとSi基
板上に設けた光軸調整用合わせマークを合わせることで
位置合わせを行う方法が提案されている(1993年電
子情報通信学会秋季大会講演論文集4−266頁)。
【0003】これは、赤外線顕微鏡で各々のマークを検
出し、基板ステージを移動させて位置決め固定するもの
である。
【0004】図2は従来技術によるハイブリッド光集積
回路の拡散分解斜視図である。
【0005】これは光素子22上に設けた光軸調整用合
わせマーク23と、Si基板上21に形成した光軸調整
用合わせマーク24とを赤外線顕微鏡で検出し、光素子
22をSi基板21上に位置決め固定したものである。
なお、同図において25はバッファ層、26はコア層、
27はクラッド層である。
【0006】図3は本出願人による先行技術を説明する
ための工程図である(特願平6−245438号)。
【0007】Si基板31上にSiベンチ32を形成し
(図3(a)、(b))、このSiベンチ32上にSi
2 のガラス膜33を堆積させる(図3(c))。
【0008】研磨などにより不要なSiO2 ガラス膜を
除去してバッファ層34とする(図3(d))。
【0009】バッファ層34が埋め込まれたSi基板3
1上にバッファ層34よりも屈折率が僅かに大きいコア
ガラス膜35を形成する(図3(e))。
【0010】このコアガラス膜35をフォトリソグラフ
ィ技術を用いて光導波路コアパターン36と光軸調整用
合わせマークのパターン37とを形成する(図3
(f))。
【0011】光軸調整用合わせマークのパターン37を
マスク材として、水酸化カリウム(KOH)水溶液を用
いてSiベンチ32の一部分をエッチングし、Siベン
チ32上に光軸調整用合わせマーク38を形成する(図
3(g))。
【0012】光導波路コアパターン36と光軸調整用合
わせマーク38とが形成されたSi基板31上にクラッ
ド層39を形成し(図3(h))、その後Siベンチ3
2のクラッド層39をエッチングし、光素子搭載用ピッ
ト40を形成する(図3(i))。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、Siベンチ
32の上に形成したパターン37をマスク材としてKO
H水溶液を用いてSiベンチ32の一部分をエッチング
し、光軸調整用合わせマーク38をSiベンチ32上に
形成すると、パターン37とSiベンチ32との間にエ
ッチング液がまわり込んでパターン37の下部にあるS
iベンチ32がエッチングされることにより光軸調整用
合わせマーク38の寸法が設計値より大きくなってしま
い、光素子22を高精度に塔載することができないとい
う問題が発生した。
【0014】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、光軸調整用合わせマークを高精度に形成することが
できるハイブリッド光集積回路の製造方法を提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、半導体光素子の底面に複数の光軸調整用の
光素子側マークを形成し、他方、光導波路素子が形成さ
れた基板上に複数の光軸調整用の基板側マークを形成
し、両マーク同士を合わせて半導体光素子と導波路素子
とを光学的に結合するハイブリッド光集積回路の製造方
法において、基板上に基板側マークのマスク材を形成す
る前に基板表面に酸化膜を形成するものである。
【0016】上記構成に加え本発明は、酸化膜を熱酸化
膜で形成したものである。
【0017】上記構成に加え本発明は、酸化膜を化学気
相堆積法により形成したものである。
【0018】
【作用】マスク材の下部にエッチング液がまわり込む原
因を究明したところ、ガラスからなるマスク材とSiベ
ンチとの密着性の低さが原因であることが判明した。
【0019】すなわち、バッファ層が埋め込まれたSi
基板において、研磨などの手段を用いて不要なSiO2
ガラス膜を除去しているため、Siベンチの表面にはS
iが露出している。このSiベンチの上に直接マスク材
となるガラス膜を形成すると、Siとガラスとの密着度
が著しく低下してエッチング液がまわり込みやすくなる
のである。
【0020】そこで、Siベンチ上にマスク材を形成す
る前にSiベンチ表面に酸化膜を形成することにより、
Siベンチ表面とマスク材との密着性が向上してエッチ
ング液がマスク材の下部にまわり込むことがなくマスク
材下部のSiベンチがエッチングされるのが防止され
る。これにより光軸調整用合わせマークの寸法が設計値
に等しくなる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0022】図1は本発明のハイブリッド光集積回路の
製造方法の一実施例を示す工程図である。
【0023】直径約76mm、厚さ1mmのSi基板1
0の両面に、厚さ約1μmの酸化膜(SiO2 )を形成
し、フォトレジストを塗布し、マスクアライナでSiベ
ンチ形成用のパターンを転写する(図1(a))。
【0024】反応性イオンエッチング(RIE)又はフ
ッ酸を用いて不要な酸化膜を除去し、残された酸化膜を
マスク材としてSi基板のエッチングを行う。エッチン
グ液は、濃度40重量%、温度40℃のKOH水溶液を
用いる。深さ25μmのエッチングを行ってSiベンチ
11を形成する(図1(b))。
【0025】Siベンチ11上にSiO2 のガラス膜1
2を電子ビーム蒸着法や火炎堆積法で25μm堆積させ
(図1(c))、さらに研磨などの手段を用いて不要な
SiO2 のガラス膜を削り取りバッファ層13とする。
このときSiベンチ11の表面はSiが露出している
(図1(d))。
【0026】Siベンチ11上に酸素雰囲気での加熱あ
るいは化学気相堆積法で酸化膜14を0.5から1μm
の厚さに形成する(図1(e))。
【0027】バッファ層13が埋め込まれたSi基板1
0上にバッファ層13よりもわずかに屈折率の大きいコ
アガラス膜15を電子ビーム蒸着法で8μmの厚さに形
成する(図1(f))。
【0028】コアガラス膜15の表面上に厚さ約1μm
のWSi膜をマグネトロン・スパッタリング法により形
成する。フォトレジストを塗布した後、マスクアライナ
で光導波路と光軸調整用合わせマークを形成するための
パターンを転写し、RIEでコアガラス膜15をエッチ
ングし、導波路コアパターン16と光軸調整用合わせマ
ークのパターン17を形成する(図1(g))。
【0029】光軸調整用合わせマークのパターン17が
形成されたSi基板10を濃度40重量%、温度40℃
のKOH水溶液に入れ、光軸調整用合わせマークのパタ
ーンをマスク材としてSiベンチ11の一部をエッチン
グし、光軸調整用合わせマーク18をSiベンチ11上
に形成する(図1(h))。
【0030】導波路コアパターンと光軸調整用合わせマ
ークが形成されたSi基板を、加熱されたターンテーブ
ルに置き、火炎堆積法でSiO2 −B2 3 −P2 5
系の多孔質ガラス層を300μm形成する。その後この
基板を電気炉において、石英炉心管内に置き、Heガス
雰囲気で約1330℃の温度で1時間保持することによ
り透明ガラス化し、クラッド層19を厚さ約30μm形
成する(図1(i))。
【0031】クラッド層19の屈折率は、バッファ層1
3の屈折率に等しい。また導波路コアの幅および高さは
共に約8μmであり、コア、バッファ層間及びコア、ク
ラッド層間の比屈折率差は0.3%である。
【0032】クラッド層19の表面に、WSi膜をマグ
ネトロン・スパッタリング法で約2.5μm形成する。
そしてフォトレジストを塗布した後マスクアライナで光
素子搭載用のピットのパターンを転写し、RIEでクラ
ッド層19のガラス膜の一部をエッチングし、光素子搭
載用ピット20を形成する(図1(j))。
【0033】尚、従来技術により形成された光軸調整用
合わせマークはマスク設計値10μmに対して19μm
であった。
【0034】一方、本実施例による光軸調整用合わせマ
ークは、マスク設計値10μmに対してわずか10.5
μmであった。
【0035】以上において本実施例によれば、基板上に
基板側マークのマスク材を形成する前に基板表面に酸化
膜を形成することにより、光軸調整用合わせマークが形
成されるSi基板表面とコアガラス膜との密着性が向上
し、エッチング時にコアガラス膜でマスクされた部分の
基板がエッチングされるのが防止される。これにより光
軸調整用合わせマークの寸法が設計値に等しくなり、寸
法精度が向上する。
【0036】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0037】基板上に基板側マークのマスク材を形成す
る前に基板表面に酸化膜を形成するので、寸法精度の高
いハイブリッド光集積回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハイブリッド光集積回路の製造方法の
一実施例を示す工程図である。
【図2】従来技術によるハイブリッド光集積回路の拡散
分解斜視図である。
【図3】本出願人による先行技術を説明するための工程
図である。
【符号の説明】
10 基板 14 酸化膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺岡 達夫 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社オプトロシステム研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体光素子の底面に複数の光軸調整用
    の光素子側マークを形成し、他方、光導波路素子が形成
    された基板上に複数の光軸調整用の基板側マークを形成
    し、両マーク同士を合わせて半導体光素子と導波路素子
    とを光学的に結合するハイブリッド光集積回路の製造方
    法において、上記基板上に上記基板側マークのマスク材
    を形成する前に上記基板表面に酸化膜を形成することを
    特徴とするハイブリッド光集積回路の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記酸化膜を熱酸化膜で形成した請求項
    1記載のハイブリッド光集積回路の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記酸化膜を化学気相堆積法により形成
    した請求項1記載のハイブリッド光集積回路の製造方
    法。
JP7039756A 1995-02-28 1995-02-28 ハイブリッド光集積回路の製造方法 Pending JPH08236747A (ja)

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