JPH08236668A - 放熱効果の良好な半導体素子用ヒートシンク - Google Patents

放熱効果の良好な半導体素子用ヒートシンク

Info

Publication number
JPH08236668A
JPH08236668A JP5822495A JP5822495A JPH08236668A JP H08236668 A JPH08236668 A JP H08236668A JP 5822495 A JP5822495 A JP 5822495A JP 5822495 A JP5822495 A JP 5822495A JP H08236668 A JPH08236668 A JP H08236668A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
heat sink
semiconductor element
view
hollow part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5822495A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2725235B2 (ja
Inventor
Junichi Takahashi
純一 高橋
Kenji Futaki
健司 二木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RIYOOSAN KK
Original Assignee
RIYOOSAN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RIYOOSAN KK filed Critical RIYOOSAN KK
Priority to JP7058224A priority Critical patent/JP2725235B2/ja
Publication of JPH08236668A publication Critical patent/JPH08236668A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2725235B2 publication Critical patent/JP2725235B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱伝導にバラツキが生じることを防止する。 【構成】 合せ面に中空部3が形成される合せ金属板
1,2をヒートシンクとして用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、減圧状態に作動液を
注入し、その作動液による気化熱の効率的奪取と流動と
により放熱を行い、それによりそこに取り付けられた半
導体素子を冷却するヒートシンクに関する。
【0002】
【従来の技術】トランジスタやサイリスタ等の半導体素
子は、使用中に温度が上昇するとその性能が格段に落
ち、ひどい場合にはシステムが暴走したりする。このた
め、図9や図10に示すようなヒートパイプ10を備えた
ヒートシンクが使用されるようになった。
【0003】図9はヒートパイプ10に金属製のブロック
(図示なし)や板11をハンダ付やロウ付にて接合させて
いるもので、半導体素子からの局部的な熱をヒートパイ
プ10によってブロックや板11全体に拡散するものであ
る。図10はヒートパイプ10に金属製のブロック12及び
フィン13をハンダ等により接合させたもので、半導体素
子からの熱をブロック12を介してヒートパイプ10によっ
てフィン13に伝え、該フィン13部から放熱するものであ
る。そして、いずれもヒートパイプ10の中に作動液を注
入後、減圧させてその沸点を下げ、気化熱の効率的奪取
と作動液の流動によって効率的な放熱効果を図ってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来のヒートシンクは、いずれもヒートパイプと
板またはブロックとがハンダ付やロウ付で接合されてい
るので、接合面にハンダ厚み、ロウ厚みや気泡が存在
し、このため熱の伝導にバラツキが生じてしまって放熱
特性が一定にできないという問題があった。
【0005】この発明は、このような問題に鑑み創案さ
れたもので、熱伝導にバラツキが生じることなく、さら
にそれ以外にも種々の顕著な作用効果が得られる半導体
素子用ヒートシンクを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
半導体素子用ヒートシンクは、合せ面に中空部が形成さ
れる合せ金属板をヒートシンクとして用いたことを特徴
とする。
【0007】また、前記構成の範囲において、前記中空
部に突起を設ける態様、金属板表面にフィンを設ける態
様、前記中空部以外の箇所に冷媒流路を形成する態様、
前記中空部内にウィックを挿入する態様、ファンを配置
して強制的に風を吹き付ける態様など種々の態様が採り
うることはいうまでもない。
【0008】
【作用】本発明に係るヒートシンクの製造は、例えば少
なくとも一の合せ材の合せ面となる面に溝を形成した
後、他の合せ材と熱接着及び溶着し、溝を膨管させて中
空部を形成させる。その後、中空部に作動液を注入し、
さらに脱気して内部を減圧させ、最後に中空部の開口を
密閉すればよい。ここで作動液の流路となる中空部は溝
を形成するだけでよいので、その形状は自由に行え、取
り付ける半導体に応じて自由な中空部が形成できる等、
設計上の自由度が向上する。
【0009】また、本発明に係るヒートシンクの使用で
は、半導体素子からの熱は中空部の作動液に伝わり、作
動液が沸騰して半導体素子の熱を気化熱として奪うとと
もにその流動によって他方の金属板表面側に中空部の長
さに亘って伝導させるが、その際、合せ材の接合面は熱
接着及び溶着によるので、熱は何の支障もなくそのまま
均一に伝導することになる。
【0010】さらに、ヒートシンク全体の形状も平板状
でコンパクトであるため、場所のいかんを問わず設置で
き、汎用性が大きい。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づき説明する。な
お、本発明は以下の実施例に何ら限定されるものではな
い。
【0012】図1は第1実施例を示す。同図(a)は平面
図、(b)は側面図、(c)は正面図、(d)は中空部周辺の断
面図である。図示のように、本実施例のヒートシンク
は、2枚の合せ金属板1,2が熱接着及び溶着より接合
されるクラッド材であり、その合せ金属板1,2の合わ
せ面に略S字状の中空部3が形成され、そこに作動液4
が注入されている。中空部3内は作動液4が注入された
後、脱気して減圧されており、ノズル5を封鎖して密閉
されている。中空部3が突出する金属板1の他方側の金
属板2の表面には半導体素子6が取り付けられる。
【0013】図2は第2実施例を示す。同図(a)は正面
図、(b)は平面図である。本実施例は基本的に第1実施
例と構造が同様であるが、2個のヒートシンクが重構造
で設置される。
【0014】第1実施例及び第2実施例のヒートシンク
では、半導体素子6が動作するとその動作に見合うだけ
の発熱が生じることになるが、その熱は当接する金属板
1から中空部3の作動液4に伝わり、作動液4が沸騰し
て半導体素子6の熱を気化熱として奪うとともにその流
動によって他方の金属板2表面側に中空部3の長さに亘
って伝導させる。その際、合せ材1,2の接合面は熱接
着及び溶着によるので、熱は何の支障もなくそのまま均
一に伝導することになり、放熱特性が一定化する。
【0015】第1実施例及び第2実施例において、図3
に示すように、前記中空部3内に突起30を形成させても
よい。該突起30により、中空部3内の表面積が増加する
ことになって熱伝導効率が向上することになる。
【0016】また、前記中空部3内には、図4に示すよ
うにウィック31を挿入してもよい。同図(a)はウィック3
1として金網を、(b)は燒結金属を、(c)はワイヤをそれ
ぞれ中空部3内周方向に沿って挿入される例である。こ
のようなウィック31の挿入により、作動液4がウィック
31に付着してその沸騰の効率が上がり、熱伝導効率が上
昇することになる。
【0017】図5は第3実施例を示す。同図(a)は平面
図、(b)は側面図、(c)は正面図、(d)は底面図である。
本実施例のヒートシンクは、2枚の合せ金属板1,2が
熱接着及び溶着より接合されるクラッド材であり、基本
的に第1実施例と同様の構成であるが、合せ金属板1,
2の合わせ面に形成される中空部3が直線状となってい
る点、金属板1表面に冷却効率を大きくしその冷却効果
を高めるためのフィン7がくり抜き加工されている点で
一部異なっている。本実施例でも、第1実施例と同様の
放熱効果が得られるが、フィン7により放熱効果がより
顕著となる。さらに、そのフィン7の放熱効果をより高
めるため、図6に示すように、ファン70を配置して前記
フィン7に強制的に風を吹き付ける構成としてもよい。
【0018】図7は第4実施例を示す。同図(a)は底面
図、(b)は側面図である。本実施例は基本的に第3実施
例と同様の構造であるが、さらにその底部となる金属板
2側に水冷ヒートシンク8を設け、第3実施例の冷却効
果をさらに高めている。
【0019】図8は第5実施例を示す。同図(a)は平面
図、(b)は側面図、(c)は正面図である。本実施例も、基
本的に第3実施例と同様の構造であるが、さらに底部と
なる金属板2側に冷却水を循環させる中空部9を設け、
第4実施例と同様に第3実施例の冷却効果をさらに高め
ている。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るヒー
トシンクによれば、合せ板間は熱接着及び溶着によるの
で熱伝導にバラツキが生じるということがなく、放熱特
性が安定化するものとなる。
【0021】また、中空部の形状も自在に設計できるの
でその用途、目的に沿った最適なものを得ることができ
る。
【0022】さらに、ヒートシンク全体の形状もコンパ
クトにすることが可能となるので、どのような場所にも
配置することができ、汎用性が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示し、(a)は平面図、(b)
は側面図、(c)は正面図、(d)は中空部周辺の断面図であ
る。
【図2】本発明の第2実施例を示し、(a)は正面図、(b)
は平面図である。
【図3】中空部内に突起が形成される例を示す断面図で
ある。
【図4】中空部内にウィックが挿入される例を示す断面
図である。
【図5】本発明の第3実施例を示し、(a)は平面図、(b)
は側面図、(c)は正面図、(d)は底面図である。
【図6】第3実施例にファンを配置した状態を示し、
(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図7】本発明の第4実施例を示し、(a)は底面図、(b)
は側面図である。
【図8】本発明の第5実施例を示し、(a)は平面図、(b)
は側面図、(c)は正面図である。
【図9】従来のヒートシンクの一例を示し、(a)は平面
図、(b)は側面図である。
【図10】従来のヒートシンクの他の例を示し、(a)は
正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。
【符号の説明】
1,2 金属板 3 中空部 4 作動液 5 ノズル 6 半導体素子 7 フィン 8 水冷ヒートシンク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合せ面に中空部が形成される合せ金属板
    をヒートシンクとして用いたことを特徴とする放熱効果
    の良好な半導体素子用ヒートシンク。
  2. 【請求項2】 請求項1の放熱効果の良好な半導体素子
    用ヒートシンクにおいて、前記中空部に突起を設けたこ
    とを特徴とする請求項1の放熱効果の良好な半導体素子
    用ヒートシンク。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2の放熱効果の良
    好な半導体素子用ヒートシンクにおいて、金属板表面に
    フィンを設けたことを特徴とする請求項1または請求項
    2の放熱効果の良好な半導体素子用ヒートシンク。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の放熱効果の良
    好な半導体素子用ヒートシンクにおいて、前記中空部以
    外の箇所に、冷媒流路を形成したことを特徴とする請求
    項1ないし請求項3の放熱効果の良好な半導体素子用ヒ
    ートシンク。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の放熱効果の良
    好な半導体素子用ヒートシンクにおいて、前記中空部内
    にウィックを挿入したことを特徴とする請求項1ないし
    請求項4の放熱効果の良好な半導体素子用ヒートシン
    ク。
  6. 【請求項6】 請求項3の放熱効果の良好な半導体素子
    用ヒートシンクにおいて、ファンを配置して前記フィン
    に強制的に風を吹き付けることを特徴とする請求項3の
    放熱効果の良好な半導体素子用ヒートシンク。
JP7058224A 1995-02-23 1995-02-23 放熱効果の良好な半導体素子用ヒートシンク Expired - Fee Related JP2725235B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7058224A JP2725235B2 (ja) 1995-02-23 1995-02-23 放熱効果の良好な半導体素子用ヒートシンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7058224A JP2725235B2 (ja) 1995-02-23 1995-02-23 放熱効果の良好な半導体素子用ヒートシンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08236668A true JPH08236668A (ja) 1996-09-13
JP2725235B2 JP2725235B2 (ja) 1998-03-11

Family

ID=13078120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7058224A Expired - Fee Related JP2725235B2 (ja) 1995-02-23 1995-02-23 放熱効果の良好な半導体素子用ヒートシンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2725235B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS602841U (ja) * 1983-06-20 1985-01-10 日本軽金属株式会社 半導体取付基板
JPH03273669A (ja) * 1990-03-23 1991-12-04 Toshiba Corp 冷却機構付き半導体装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS602841U (ja) * 1983-06-20 1985-01-10 日本軽金属株式会社 半導体取付基板
JPH03273669A (ja) * 1990-03-23 1991-12-04 Toshiba Corp 冷却機構付き半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2725235B2 (ja) 1998-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7044199B2 (en) Porous media cold plate
KR101110164B1 (ko) 반도체 디바이스
US5829516A (en) Liquid cooled heat sink for cooling electronic components
JP5343574B2 (ja) ヒートシンクのろう付け方法
JP2015173301A (ja) 両面冷却式電力用被覆層付き電力モジュール
JP2008294283A (ja) 半導体装置
JP5114323B2 (ja) 半導体装置
JP2008282969A (ja) 冷却器及び電子機器
EP3988885B1 (en) Vapor chamber heatsink assembly
JP2005175163A (ja) 半導体モジュールの冷却構造
JP2002151636A (ja) ヒートシンク
JPH08236668A (ja) 放熱効果の良好な半導体素子用ヒートシンク
JP2007324212A (ja) マイクロチャネル内蔵モジュールおよびモジュール集合体
JP2003294381A (ja) ヒート・シンク
JP3093441B2 (ja) 高出力電子機器用ヒートシンク
JP3577192B2 (ja) 半導体素子用冷却装置
KR20040019150A (ko) 평판형 히트파이프와 히트싱크
KR200297491Y1 (ko) 평판형 히트파이프와 히트싱크
KR100600561B1 (ko) 자동차의 엔진 오일 냉각용 수냉식 오일 쿨러
CN111757634B (zh) 热传递装置
JP2005166789A (ja) 放熱器
JP2019102677A (ja) 半導体冷却装置
US20050178530A1 (en) Heat absorber and its fabrication
JPH07159012A (ja) ヒートプレート付きヒートシンク
JPH08279577A (ja) 電子部品用冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees