JPH08236322A - 高圧用可変抵抗器及びその製造方法 - Google Patents

高圧用可変抵抗器及びその製造方法

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JPH08236322A
JPH08236322A JP7042072A JP4207295A JPH08236322A JP H08236322 A JPH08236322 A JP H08236322A JP 7042072 A JP7042072 A JP 7042072A JP 4207295 A JP4207295 A JP 4207295A JP H08236322 A JPH08236322 A JP H08236322A
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JP
Japan
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slider
protrusion
variable resistor
hole
rotary shaft
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JP7042072A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Nakagawa
一広 中川
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Adjustable Resistors (AREA)
  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 摺動子に係止爪を設けることにより、摺動子
はずれのない高圧用可変抵抗器及びその製造方法を提供
する。 【構成】 回転軸1aには突起部7が設けられ、摺動子
3cには孔9が設けられている。孔9の内周面の一部に
は矩形状の係止爪10が形成されている。突起部7に孔
9を嵌合させて回転軸1aに摺動子3cを取付けてい
る。その際、予め係止爪10を摺動子3cの脱落方向側
に曲げておき、係止爪10の先端とそれに対抗する孔9
の内周面との距離Yを、対応する突起部7の幅Xより小
さく形成してから突起部7に孔9を嵌合させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、例えばカラ−テレ
ビ、CRTディスプレイ等のブラウン管に必要なフォ−
カス電圧及びスクリ−ン電圧を供給するために用いられ
る高圧用可変抵抗器及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】 従来この種の高圧用可変抵抗器は、例
えば図9、図10及び図11に示すように構成されてい
る。図9に示すように、この高圧用可変抵抗器は、回転
軸1a、1bを備えた絶縁ケ−ス2内に、摺動子3a、
3bと矩形状の絶縁基板4とリ−ド端子5a、5bとが
設けられている。絶縁基板4の一方表面(図9では上
面)には絶縁樹脂6が形成されている。図10及び図1
1に示すように、回転軸1aに備えられた突起部7に摺
動子3aに備えられた孔9を嵌合させている。図示して
いないが、摺動子3bも摺動子3aと同様に回転軸1b
に取付けられている。
【0003】絶縁基板4の他方表面(図9では下面)に
は電極(図示していない)と皮膜抵抗体(図示していな
い)とが形成されており、摺動子3a、3bの一端は前
記電極に、摺動子3a、3bの他端は前記皮膜抵抗体に
それぞれ接続されている。また、摺動子3a、3bは直
接あるいは間接的にリ−ド端子5a、5bに接続されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記
従来の高圧用可変抵抗器においては、突起部7の外周と
摺動子3aに備えられた孔9の内周との間に隙間8が生
じているため、摺動子3aが回転軸1aからはずれると
いう問題があった。これまでにそのような摺動子はずれ
を防止するため、突起部7をかしめて隙間8をなくすこ
とが試みられているが、突起部7が変形して絶縁基板4
にあたり、回転軸の回転異常が生じることがあった。
【0005】そこで、本発明の目的は、以上のような従
来の高圧用可変抵抗器がもつ問題点を解消し、摺動子は
ずれのない高圧用可変抵抗器及びその製造方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに本発明は、回転軸を備えた絶縁ケ−ス内に、前記回
転軸と連動する摺動子が設けられている高圧用可変抵抗
器において、前記回転軸には突起部が設けられ、前記摺
動子には少なくとも1個の係止爪を備えた孔が設けら
れ、前記摺動子が前記孔部分において前記突起部に嵌合
され、前記係止爪の先端と前記孔の内周面の一部とが前
記突起部の側面の一部に接していることを特徴とする。
【0007】また、上記目的を達成するために本発明
は、回転軸を備えた絶縁ケ−ス内に、前記回転軸と連動
する摺動子が設けられている高圧用可変抵抗器におい
て、前記回転軸には突起部が設けられ、前記摺動子には
対向する2個の係止爪を備えた孔が設けられ、前記摺動
子が前記孔部分において前記突起部に嵌合され、前記係
止爪の各々の先端が前記突起部の側面の一部に接してい
ることを特徴とする。
【0008】また、上記目的を達成するために本発明
は、回転軸を備えた絶縁ケ−ス内に、前記回転軸と連動
する摺動子が設けられている高圧用可変抵抗器におい
て、前記回転軸には突起部が設けられ、前記摺動子には
3個以上の係止爪を備えた孔が設けられ、前記摺動子が
前記孔部分において前記突起部に嵌合され、前記係止爪
の各々の先端が前記突起部の側面の一部に接しているこ
とを特徴とする。
【0009】そして、上記目的を達成するために本発明
は、予め前記係止爪を前記摺動子の脱落方向側に曲げて
おき、前記係止爪の先端とそれに対向する前記孔の内周
面との距離を、対応する前記突起部の厚みよりも小さく
形成してから、前記摺動子を前記突起部に嵌合させたこ
とを特徴とする。
【0010】そして、上記目的を達成するために本発明
は、予め対向する2個の前記係止爪を前記摺動子の脱落
方向側に曲げておき、一方の前記係止爪の先端と他方の
前記係止爪の先端との距離を、対応する前記突起部の厚
みよりも小さく形成してから、前記摺動子を前記突起部
に嵌合させたことを特徴とする。
【0011】さらに、上記目的を達成するために本発明
は、予め全ての前記係止爪を前記摺動子の脱落方向側に
曲げておき、全ての前記係止爪の先端で囲まれる部分の
面積を、前記突起部の底面積よりも小さく形成してか
ら、前記摺動子を前記突起部に嵌合させたことを特徴と
する。
【0012】
【作用】 上記の構成によれば、摺動子の孔に備えられ
た少なくとも1個の係止爪の先端と摺動子の孔の内周面
の一部とが回転軸に備えられた突起部の側面の一部に接
しているため、摺動子の脱落方向に力が加わっても摩擦
力が働いて摺動子が回転軸からはずれることがない。
【0013】また、上記の構成によれば、摺動子の孔に
備えられた対向する2個の係止爪の各々の先端が回転軸
に備えられた突起部の側面の一部に接しているため、摺
動子の脱落方向に力が加わっても摩擦力が働いて摺動子
が回転軸からはずれることがない。
【0014】また、上記の構成によれば、摺動子の孔に
備えられた3個以上の係止爪の各々の先端が回転軸に備
えられた突起部の側面の一部に接しているため、摺動子
の脱落方向に力が加わっても摩擦力が働いて摺動子が回
転軸からはずれることがない。
【0015】そして、上記の構成によれば、予め係止爪
を摺動子の脱落方向側に曲げておき、係止爪の先端とそ
れに対向する孔の内周面との距離を、対応する突起部の
厚みよりも小さく形成してから、摺動子を突起部に嵌合
させているため、摺動子の脱落方向に力が加わっても摩
擦力が働いて摺動子が回転軸からはずれることがない。
【0016】そして、上記の構成によれば、予め対向す
る2個の係止爪を摺動子の脱落方向側に曲げておき、一
方の係止爪の先端と他方の係止爪の先端との距離を、対
応する突起部の厚みよりも小さく形成してから、摺動子
を突起部に嵌合させているため、摺動子の脱落方向に力
が加わっても摩擦力が働いて摺動子が回転軸からはずれ
ることがない。
【0017】さらに、上記の構成によれば、予め全ての
係止爪を摺動子の脱落方向側に曲げておき、全ての係止
爪の先端で囲まれる部分の面積を、突起部の底面積より
も小さく形成してから、摺動子を突起部に嵌合させてい
るため、摺動子の脱落方向に力が加わっても摩擦力が働
いて摺動子が回転軸からはずれることがない。
【0018】
【実施例】 以下本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて説明する。図において、従来例と同一または相当す
る部分、同一機能のものについては同一符号を付す。
【0019】図1は本発明の第一の実施例に係る高圧用
可変抵抗器の回転軸と摺動子の嵌合の様子を示す部分上
面図であり、図2は図1の部分正面図である。本発明の
第一の実施例に係る高圧用可変抵抗器は、少なくとも1
個の回転軸1aを備えた絶縁ケ−ス内に、摺動子3cと
矩形状の絶縁基板と外部接続端子とが設けられている。
【0020】図1及び図2に示すように、回転軸1aに
は摺動子3cの位置決めをするための突起部7が設けら
れている。摺動子3cには突起部7と嵌合させるための
孔9が設けられている。孔9の内周面の一部には矩形状
の1個の係止爪10が形成されている。そして、回転軸
1aに備えられた突起部7に摺動子3cに形成された孔
9を嵌合させて、回転軸1aに摺動子3cを取付けてい
る。
【0021】図3(a)は本発明の第一の実施例に係る
高圧用可変抵抗器の摺動子の孔部分の上面図であり、図
3(b)は本発明の第一の実施例に係る高圧用可変抵抗
器の回転軸の突起部部分の上面図である。図3(a)及
び図3(b)に示すように、回転軸1aに摺動子3cを
取付ける際、予め係止爪10を摺動子3cの脱落方向側
に曲げておき、係止爪10の先端とそれに対向する孔9
の内周面との距離Yを、対応する突起部7の幅Xより小
さく形成してから、回転軸1aの突起部7に摺動子3c
の孔9を嵌合させている。そのため、係止爪10の先端
とそれに対向する孔9の内周面の一部とは、いずれも突
起部7の側面の一部に接しており、隙間が生じない。し
たがって、摺動子3cの脱落方向に力が加わっても、摩
擦力が働いて摺動子3cが回転軸1aの突起部7からは
ずれることがない。また、係止爪10を形成する工程は
増えるが、従来技術で要していた突起部7をかしめる工
程が不要となるため、工数アップを防止できる。
【0022】前記絶縁基板の一方表面には電極と皮膜抵
抗体とが形成されており、摺動子3cの一端は前記電極
に、摺動子3cの他端は前記皮膜抵抗体にそれぞれ接続
されている。また、摺動子3cは直接あるいは間接的に
前記外部接続端子に接続されている。
【0023】前記絶縁基板の他方表面に絶縁樹脂が形成
されていてもよいし、絶縁樹脂が形成されていなくても
よい。
【0024】図1、図2及び図3に示す本発明の第一の
実施例においては、1個の係止爪10を設けているが、
図4に示す本発明の第二の実施例のように、係止爪10
を2個設けてもよい。また、図示していないが、係止爪
10を3個以上設けてもよい。要は係止爪10の先端と
摺動子3cの孔9の内周面の一部とが回転軸1aの突起
部7の側面の一部に接していればよい。また、上述した
本発明の第一の実施例では、係止爪10は矩形状である
が、突起部7の側面の一部に接しているかぎり係止爪1
0の形状についてもこだわらない。
【0025】図5は本発明の第三の実施例に係る高圧用
可変抵抗器の回転軸と摺動子の嵌合の様子を示す部分上
面図であり、図6は図5の部分正面図である。
【0026】図5及び図6に示すように、回転軸1aに
は摺動子3dの位置決めをするための突起部7が設けら
れている。摺動子3dには突起部7と嵌合させるための
孔9が設けられている。孔9の内周面の一部には矩形状
の対向する2個の係止爪10a、10bが形成されてい
る。そして、回転軸1aに備えられた突起部7に摺動子
3dに形成された孔9を嵌合させて、回転軸1aに摺動
子3dを取付けている。
【0027】本発明の第三の実施例における他の部分の
構成については、本発明の第一の実施例の構成と同様で
あるため、説明を省略する。
【0028】図7(a)は本発明の第三の実施例に係る
高圧用可変抵抗器の摺動子の孔部分の上面図であり、図
7(b)は本発明の第三の実施例に係る高圧用可変抵抗
器の回転軸の突起部部分の上面図である。図7(a)及
び図7(b)に示すように、回転軸1aに摺動子3dを
取付ける際、予め係止爪10aと係止爪10bとを摺動
子3dの脱落方向側に曲げておき、係止爪10aの先端
と係止爪10bの先端との距離Zを、対応する突起部7
の幅Xより小さく形成してから、回転軸1aの突起部7
に摺動子3dの孔9を嵌合させている。そのため、対向
する2個の係止爪10a、10bの先端はいずれも突起
部7の側面の一部に接しており、隙間が生じない。した
がって、摺動子3dの脱落方向に力が加わっても、摩擦
力が働いて摺動子3dが回転軸1aの突起部7からはず
れることがない。また、係止爪10a、10bを形成す
る工程は増えるが、従来技術で要していた突起部7をか
しめる工程が不要となるため、工数アップを防止でき
る。
【0029】上述した本発明の第三の実施例において
は、矩形状の係止爪10a及び10bとなっているが、
突起部7の側面の一部に接しているかぎり係止爪の形状
についてはこれに限定されない。また、本発明の第三の
実施例では、対向する2個の係止爪10a、10bを備
えた摺動子3dとなっているが、係止爪の数は3個以上
でもよい。すなわち、図8に示す本発明の第四の実施例
では、摺動子の孔9の内周面には3個の係止爪10c、
10d及び10eが設けられている。この場合、3個の
係止爪10c、10d、及び10eはかならずしも互い
に対向している必要はない。そして、予め3個の係止爪
10c、10d及び10eを摺動子の脱落方向側に曲げ
ておき、係止爪10c、10d及び10eで囲まれる部
分の面積Aを回転軸の突起部の底面積よりも小さく形成
してから、前記突起部に摺動子の孔9を嵌合させればよ
い。そうすれば、係止爪10c、10d及び10eの先
端が前記突起部の側面の一部に接しており、摺動子の脱
落方向に力が加わっても、摩擦力が働いて摺動子が回転
軸からはずれることがない。
【0030】本発明の第一から第四の実施例において
は、回転軸1aに備えられた突起部7は底面が楕円形状
であるが、位置決め機能があるかぎり突起部7の形状に
ついてはこだわらない。突起部7は例えば、底面が円形
あるいは矩形であってもよい。また、本発明の第一から
第四の実施例においては、回転軸の突起部と摺動子の孔
はそれぞれ1個ずつ設けられていたが、回転軸の突起部
と摺動子の孔は複数個設けられていてもよい。また、摺
動子全体の形状についても摺動子として機能するかぎり
図1から図8で紹介しているタイプのみにこだわらな
い。
【0031】
【発明の効果】 以上説明したように、請求項1記載の
高圧用可変抵抗器によれば、摺動子の孔に備えられた少
なくとも1個の係止爪の先端と摺動子の内周面の一部と
が回転軸に備えられた突起部の側面の一部に接している
ため、摺動子の脱落方向に力が加わっても摩擦力が働い
て摺動子が回転軸からはずれることがない。したがっ
て、摺動子が回転軸からはずれて不良が発生するのを防
止できる。また、従来技術で要していた突起部をかしめ
る工程が不要となるため、工数を削減するとともに、か
しめ部が変形して絶縁基板にあたることによって発生し
ていた回転軸の回転異常をなくすことができる。
【0032】請求項2記載の高圧用可変抵抗器によれ
ば、摺動子の孔に備えられた対向する2個の係止爪の各
々の先端が回転軸に備えられた突起部の側面の一部に接
しているため、摺動子の脱落方向に力が加わっても摩擦
力が働いて摺動子が回転軸からはずれることがない。し
たがって、摺動子が回転軸からはずれて不良が発生する
のを防止できる。また、従来技術で要していた突起部を
かしめる工程が不要となるため、工数を削減するととも
に、かしめ部が変形して絶縁基板にあたることによって
発生していた回転軸の回転異常をなくすことができる。
【0033】請求項3記載の高圧用可変抵抗器によれ
ば、摺動子の孔に備えられた3個以上の係止爪の各々の
先端が回転軸に備えられた突起部の側面の一部に接して
いるため、摺動子の脱落方向に力が加わっても摩擦力が
働いて摺動子が回転軸からはずれることがない。したが
って、摺動子が回転軸からはずれて不良が発生するのを
防止できる。また、従来技術で要していた突起部をかし
める工程が不要となるため、工数を削減するとともに、
かしめ部が変形して絶縁基板にあたることによって発生
していた回転軸の回転異常をなくすことができる。
【0034】請求項4記載の高圧用可変抵抗器によれ
ば、予め係止爪を摺動子の脱落方向側に曲げておき、係
止爪の先端とそれに対向する孔の内周面との距離を、対
応する突起部の厚みよりも小さく形成してから、摺動子
を突起部に嵌合させているため、摺動子の脱落方向に力
が加わっても摩擦力が働いて摺動子が回転軸からはずれ
ることがない。したがって、摺動子が回転軸からはずれ
て不良が発生するのを防止できる。また、従来技術で要
していた突起部をかしめる工程が不要となるため、工数
を削減するとともに、かしめ部が変形して絶縁基板にあ
たることによって発生していた回転軸の回転異常をなく
すことができる。
【0035】請求項5記載の高圧用可変抵抗器によれ
ば、予め対向する2個の係止爪を摺動子の脱落方向側に
曲げておき、一方の係止爪の先端と他方の係止爪の先端
との距離を、対応する突起部の厚みよりも小さく形成し
てから、摺動子を突起部に嵌合させているため、摺動子
の脱落方向に力が加わっても摩擦力が働いて摺動子が回
転軸からはずれることがない。したがって、摺動子が回
転軸からはずれて不良が発生するのを防止できる。ま
た、従来技術で要していた突起部をかしめる工程が不要
となるため、工数を削減するとともに、かしめ部が変形
して絶縁基板にあたることによって発生していた回転軸
の回転異常をなくすことができる。
【0036】請求項6記載の高圧用可変抵抗器によれ
ば、予め全ての係止爪を摺動子の脱落方向側に曲げてお
き、全ての係止爪の先端で囲まれる部分の面積を、突起
部の底面積よりも小さく形成してから、摺動子を突起部
に嵌合させているため、摺動子の脱落方向に力が加わっ
ても摩擦力が働いて摺動子が回転軸からはずれることが
ない。したがって、摺動子が回転軸からはずれて不良が
発生するのを防止できる。また、従来技術で要していた
突起部をかしめる工程が不要となるため、工数を削減す
るとともに、かしめ部が変形して絶縁基板にあたること
によって発生していた回転軸の回転異常をなくすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施例に係る高圧用可変抵抗
器の回転軸と摺動子の嵌合の様子を示す部分上面図であ
る。
【図2】 本発明の第一の実施例に係る高圧用可変抵抗
器の回転軸と摺動子の嵌合の様子を示す部分正面図であ
る。
【図3】 本発明の第一の実施例に係る高圧用可変抵抗
器の摺動子の孔部分の上面図(a)と回転軸の突起部部
分の上面図(b)である。
【図4】 本発明の第二の実施例に係る高圧用可変抵抗
器の摺動子の孔部分の上面図である。
【図5】 本発明の第三の実施例に係る高圧用可変抵抗
器の回転軸と摺動子の嵌合の様子を示す部分上面図であ
る。
【図6】 本発明の第三の実施例に係る高圧用可変抵抗
器の回転軸と摺動子の嵌合の様子を示す部分正面図であ
る。
【図7】 本発明の第三の実施例に係る高圧用可変抵抗
器の摺動子の孔部分の上面図(a)と回転軸の突起部部
分の上面図(b)である。
【図8】 本発明の第四の実施例に係る高圧用可変抵抗
器の摺動子の孔部分の上面図である。
【図9】 従来の高圧用可変抵抗器の断面図である。
【図10】 従来の高圧用可変抵抗器の回転軸と摺動子
の嵌合の様子を示す部分上面図である。
【図11】 従来の高圧用可変抵抗器の回転軸と摺動子
の嵌合の様子を示す部分正面図である。
【符号の説明】
1a、1b 回転軸 2 絶縁ケ−ス 3a、3b、3c、3d 摺動子 4 絶縁基板 5a、5b リ−ド端子 6 絶縁樹脂 7 突起部 8 隙間 9 孔 10、10a、10b10c、10d、10e
係止爪 A 係止爪10c、10
d、10eで囲まれる部分の面積 X 突起部7の幅 Y 係止爪10の先端とそ
れに対抗する孔9の内周面との距離 Z 係止爪10aの先端と
係止爪10bの先端との距離

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を備えた絶縁ケ−ス内に、前記回
    転軸と連動する摺動子が設けられている高圧用可変抵抗
    器において、前記回転軸には突起部が設けられ、前記摺
    動子には少なくとも1個の係止爪を備えた孔が設けら
    れ、前記摺動子が前記孔部分において前記突起部に嵌合
    され、前記係止爪の先端と前記孔の内周面の一部とが前
    記突起部の側面の一部に接していることを特徴とする高
    圧用可変抵抗器。
  2. 【請求項2】 回転軸を備えた絶縁ケ−ス内に、前記回
    転軸と連動する摺動子が設けられている高圧用可変抵抗
    器において、前記回転軸には突起部が設けられ、前記摺
    動子には対向する2個の係止爪を備えた孔が設けられ、
    前記摺動子が前記孔部分において前記突起部に嵌合さ
    れ、前記係止爪の各々の先端が前記突起部の側面の一部
    に接していることを特徴とする高圧用可変抵抗器。
  3. 【請求項3】 回転軸を備えた絶縁ケ−ス内に、前記回
    転軸と連動する摺動子が設けられている高圧用可変抵抗
    器において、前記回転軸には突起部が設けられ、前記摺
    動子には3個以上の係止爪を備えた孔が設けられ、前記
    摺動子が前記孔部分において前記突起部に嵌合され、前
    記係止爪の各々の先端が前記突起部の側面の一部に接し
    ていることを特徴とする高圧用可変抵抗器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の高圧用可変抵抗器の製造
    方法において、予め前記係止爪を前記摺動子の脱落方向
    側に曲げておき、前記係止爪の先端とそれに対向する前
    記孔の内周面との距離を、対応する前記突起部の厚みよ
    りも小さく形成してから、前記摺動子を前記突起部に嵌
    合させたことを特徴とする高圧用可変抵抗器の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の高圧用可変抵抗器の製造
    方法において、予め対向する2個の前記係止爪を前記摺
    動子の脱落方向側に曲げておき、一方の前記係止爪の先
    端と他方の前記係止爪の先端との距離を、対応する前記
    突起部の厚みよりも小さく形成してから、前記摺動子を
    前記突起部に嵌合させたことを特徴とする高圧用可変抵
    抗器の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1または3記載の高圧用可変抵抗
    器の製造方法において、予め全ての前記係止爪を前記摺
    動子の脱落方向側に曲げておき、全ての前記係止爪の先
    端で囲まれる部分の面積を、前記突起部の底面積よりも
    小さく形成してから、前記摺動子を前記突起部に嵌合さ
    せたことを特徴とする高圧用可変抵抗器の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008032539A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Aisan Ind Co Ltd 回転角センサ用センサロータ、スロットルポジションセンサ、デバイスユニット及びエンジンの吸気装置
JP2011187805A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Alps Electric Co Ltd 摺動子の取付構造及び取付方法

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