JPH0823387A - 電話機 - Google Patents

電話機

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Publication number
JPH0823387A
JPH0823387A JP6156938A JP15693894A JPH0823387A JP H0823387 A JPH0823387 A JP H0823387A JP 6156938 A JP6156938 A JP 6156938A JP 15693894 A JP15693894 A JP 15693894A JP H0823387 A JPH0823387 A JP H0823387A
Authority
JP
Japan
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image
telephone
message
unit
user
Prior art date
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Pending
Application number
JP6156938A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Toriyama
佳昭 鳥山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH0823387A publication Critical patent/JPH0823387A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、イメージ媒体に描いた画像メッセ
ージを相手先電話機に送信することにより、言葉による
音声メッセージでは説明し難く、また、微妙なニュアン
スの伝達し難い画情報を的確に伝えることのできる電話
機を提供することを目的とする。 【構成】 呼び出し信号を所定回数検出すると着信し、
留守である旨のメッセージを送信可能な相手先電話機に
通信回線網10を介して接続され、相手先電話機により着
信された後、相手先電話機から送信されたメッセージを
受信するメッセージ受信手段14を備えた電話機におい
て、相手先に通知する画情報を自機イメージ媒体から読
み取る読取手段22と、前記メッセージ受信手段14により
相手先電話機から留守である旨のメッセージが受信され
たとき、前記読取手段22により読み取られた画情報を相
手先電話機に送信する送信手段22と、から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所謂留守番機能を有す
る電話機に関し、詳しくは音声メッセージとともに、あ
るいは音声メッセージの代りに、画像メッセージの送受
信が可能な留守番機能付き電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】留守番機能付き電話は、近年の電子技術
の発展に伴って、極く普通の電話機に標準的な機能とし
て搭載されるようになってきている。現代の一般的な留
守番機能付き電話機では、留守番モードに電話機が設定
されているとき他の電話機から電話がかかってくると、
呼び出し信号を所定回数検出した後、自動的に着信して
通話状態に入り、次いで、相手先電話機に対して予め自
機のメモリに記憶しておいた音声メッセージ、例えば
“はい、○○です。ただ今外出しております。御用の方
は、ピーという音が聞えましたら、名前と要件をお話し
ください。では、どうぞ”を送信するとともに、次に相
手先電話機から送信されてくるであろう音声メッセージ
に備えて、その音声メッセージを録音するためにカセッ
トテープレコーダ等の録音装置を起動させ、待機させて
おく。次いで、自機からの音声メッセージを聴いた相手
先電話機のユーザーは、ユーザーの名前と要件等のメッ
セージ、例えば“もしもし、△△です。ファクシミリの
電話番号を教えて下さい”といった内容の言葉を送話器
に向かって話す。次いで、相手先電話機からの音声メッ
セージを受信した自機は、音声メッセージを受信すると
同時に録音装置を起動させて、相手先電話機から送信さ
れてくる音声メッセージを録音する。音声メッセージが
録音されると自機では、音声メッセージが録音された旨
を所定の表示ランプを発光させる等によって表示し、自
機のユーザーにその旨を伝えるようにする。そして、自
機のユーザーが外出先から帰宅してきたとき、自機に音
声メッセージが録音されている旨の表示を認識して、自
機に録音された音声メッセージを再生し、留守中にかか
ってきた電話の内容を聴くことができる。このように、
従来の留守番機能付き電話機においては、通話音声をそ
のまま録音した後、再生することができるので、相手先
電話機のユーザーは音声で伝言を伝えることができると
ともに、自機のユーザーは、音声で要件の内容を知るこ
とができ、自機のユーザー及び相手先電話機のユーザー
双方にとってある程度のコミュニケーションを確保する
ことができるという利点を有している。そして、相手先
電話機のユーザーの音声メッセージは録音されて記憶さ
れるので、一度電話をかけて要件を吹込んでしまうだけ
でよいので、従来のように何度も電話をかけ直してユー
ザーがでてくる迄かけ直す必要がなく、相手先電話機の
ユーザーにとって、手間がかからず、かつ、時間の制約
を受けないという点ですぐれた利点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の留守番機能付き電話機にあっては、単に音声
メッセージを録音することができるに過ぎないため、例
えば、待合わせ場所を説明するために、待合わせ場所へ
の交通手段、待合わせ場所周辺にある目印、待合わせ場
所に至る順路等を細かに説明しようとしても、待合わせ
場所の地理的位置、空間的配置等を正確に言葉で相手に
伝達することは難しいため、受信側のユーザーは正確に
待合わせ場所を推理することができず、待合わせ時間に
待合わせ場所に到達できないという不具合が発生する可
能性があった。また、住所や名前を相手に伝えるとき
等、漢字を読むときの発音しか伝達できないので、送信
側のユーザーの意図する漢字と受信側の意図する漢字と
が異なって伝達されたり、日常の使用頻度の少ない漢字
では、その漢字を読むことはできても、漢字を書くこと
ができず、結果として送信側のユーザーから受信側のユ
ーザーに必要な情報を伝達できないという不具合があっ
た。また、留守番機能付き電話機の機種によっては、録
音された音声メッセージを一度再生して聴いてしまう
と、自動的に消去されてしまい、再び聴こうとしても聴
くことができず、場合によっては自機のユーザーに極め
て不利益な結果をもたらしかねないという問題があっ
た。
【0004】そこで、請求項1記載の発明は、相手先電
話機が留守番モードであると判断されたときには、音声
メッセージとともに、あるいは音声メッセージの代りに
ユーザーがイメージ媒体に描いた画像メッセージ(画情
報)を相手先電話機に送信することにより、言葉による
音声メッセージでは説明し難く、また、微妙なニュアン
スの伝達し難い画情報を的確に伝えることのできる電話
機を提供することを目的とする。
【0005】また、請求項2記載の発明は、相手先電話
機から画情報が送信されてきたときには、その画情報を
受信して記憶することにより、言葉による音声メッセー
ジでは理解し難く、また、微妙なニュアンスを把握し難
い画情報を伝達することのできる電話機を提供すること
を目的とする。ところで、相手先電話機から画情報を受
信した場合、受信した画情報を自機で再生できれば、受
信した画情報を即座に確認できて、便利であるととも
に、再生画像に含まれる情報を認識して利用することが
できるので好ましい。
【0006】そこで、請求項3記載の発明は、受信した
画情報を表示手段により再生して表示することにより、
受信した画情報を自機の電話機で認識することのできる
電話機を提供することを目的とする。また、受信した画
情報が印刷できれば、例えば電話機が故障して、記憶し
ている画情報が消えてしまっても、送信されてきた画情
報を物質的に保存することができて好ましく、画情報が
印刷された用紙を電話機から切離すことによって、画情
報の印字された用紙をそのまま必要な情報の書かれたメ
モとして有効に利用することができて好ましい。
【0007】そこで、請求項4記載の発明は、給紙手段
から給紙された記録紙に受信した画情報を印刷して再生
することにより、受信した画情報を物質的に保存するこ
とができるとともに、そのまま有用な情報の書かれたメ
モとして利用することのできるな電話機を提供すること
を目的とする。また、ユーザーが画像メッセージを描く
イメージ媒体として、タッチパネルを用いれば、ペンで
表示面をなぞるだけで画像を描くことができ、自機以外
に紙や鉛筆等のイメージを描くための手段が不要となり
好ましい。また、タッチパネルに自機の有する機能を表
示するとともに、タッチパネルに触れることによって、
自機の有する機能を設定できたり、起動できたりできれ
ば、複雑な操作も表示を見ながら簡易に行えるので好ま
しい。
【0008】そこで、請求項5及び6記載の発明は、接
触部材と、接触部材により接触されたとき、接触軌跡に
対応する画像を形成するとともに、所定領域に自機の有
する所定機能を表示し、所定領域が指先等で触れられる
と所定機能を設定及び起動する接触画像表示部を設ける
ことにより、自機に直接画情報を入力することができ、
かつ、入力された画情報をダイレクトに認識することが
できるとともに、ユーザーの指先などで簡単に操作ので
きる電話機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明に係る電
話機の概念を模式的に示す図である。ユーザーが自機電
話機から相手先電話機を発呼したとき、相手先電話機か
ら留守である旨のメッセージが送信されてくると、発呼
側のユーザーは、相手先が留守であると認識できる。ユ
ーザーは希望により画像メッセージを送信する手段を選
択することができ、今の場合、相手先に画像によって伝
言メッセージを伝達することがユーザーにより選択され
たとする。
【0010】自機のユーザーにより相手先に伝えるべき
内容の文字や絵等の画像メッセージがイメージ媒体に描
かれたとき、電話機は画像メッセージの描かれたイメー
ジ媒体から画情報を読み取り、読み取られた画情報を相
手先電話機に送信することができればよい。また、被呼
側では、発呼側から送信されてきた画情報を受信して、
ユーザーが帰宅するまで受信した画情報を記憶できれば
よい。この際、画情報が記憶されただけでは、被呼側ユ
ーザーは留守時に画像によるメッセージが受信されたこ
とを認識することができないので、何等かの方法でユー
ザーに知らせる必要がある。そのためには、報知手段を
設けて被呼側ユーザーに留守中画像メッセージに記憶さ
れた旨を知らせてやればよい。この報知手段により、被
呼側ユーザーは、電話機に画像メッセージが受信されて
記憶されていることを認識することができる。更に、記
憶手段に記憶された画像メッセージを視覚的に認識でき
る形態に変換することができれば好ましい。そこで、自
機に表示手段を設けて、記憶手段に記憶された画像メッ
セージを再現するとともに、印刷手段を設けて、記憶手
段に記憶された画像メッセージを印刷して再現すればよ
い。
【0011】また、画像メッセージを描くためのイメー
ジ媒体は、ユーザーが普段の生活で筆記したり、絵を描
いたりするときと同じように、ペン状のもので所定の面
上をなぞったとき、そのなぞった軌跡に対応する画像が
所定面に形成されれば、鉛筆や紙等の筆記用具を必要と
しないので好ましく、また、そのイメージ媒体が自機に
設置されているのが最も便利である。
【0012】以上の事項を勘案して、請求項1記載の発
明は、呼び出し信号を所定回数検出すると着信し、留守
である旨のメッセージを送信可能な相手先電話機に通信
回線網を介して接続され、前記相手先電話機により着信
された後、相手先電話機から送信されたメッセージを受
信するメッセージ受信手段を備えた電話機において、相
手先に通知する画情報を自機イメージ媒体から読み取る
読取手段と、前記メッセージ受信手段により相手先電話
機から留守である旨のメッセージが受信されたとき、前
記読取手段により読み取られた画情報を相手先電話機に
送信する送信手段と、を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0013】請求項2記載の発明は、通信回線網を介し
て相手先電話機に接続され、呼び出し信号を所定回数検
出すると着信し、留守である旨のメッセージを相手先電
話機に送信するメッセージ送信手段を備えた電話機にお
いて、前記メッセージ送信手段により留守である旨のメ
ッセージが相手先電話機に送信された後、相手先電話機
から送信された画情報を受信する受信手段と、該受信手
段により受信された画情報を記憶する記憶手段と、前記
受信手段により受信された画情報が前記記憶手段により
記憶されたとき、画情報が記憶された旨を報知する報知
手段と、を設けたことを特徴とするものである。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記報知手段により画情報が記憶された旨
が報知されているとき、前記記憶手段に記憶された画情
報を読み出し、読み出した画情報に対応する画像を形成
する表示手段を設けたことを特徴とするものである。請
求項4記載の発明は、請求項2記載の発明において、所
定の記録紙を収納する収納手段と、該収納手段に収納さ
れた記録紙を給紙する給紙手段と、前記報知手段により
画情報が記憶された旨が報知されているとき、前記記憶
手段に記憶された画情報を読み出し、前記給紙手段によ
り給紙された記録紙に読み出した画情報に対応する画像
を印字形成する印刷手段と、を設けたことを特徴とする
ものである。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、相手部材に対して略点接触可能な接触部を
有する接触部材を設け、前記イメージ媒体は、前記接触
部材により接触されたとき、接触軌跡に対応する画像を
形成するとともに、所定領域に自機の有する所定機能を
表示し、前記所定領域が触れられると前記所定機能を設
定及び起動することを特徴とするものである。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項3記載の電
話機において、前記表示手段は、相手部材に対して略点
接触可能な接触部を有する接触部材と、該接触部材によ
り接触されたとき、接触軌跡に対応する画像を形成する
とともに、所定領域に自機の有する所定機能を表示し、
前記所定領域が触れられると前記所定機能を設定及び起
動するイメージ媒体と、からなることを特徴とするもの
である。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明では、読取手段が設けら
れ、相手先に通知する画情報が自機イメージ媒体から読
み取られる。したがって、2次元的な情報を相手先電話
機に送信する前準備とすることができる。また、送信手
段が設けられ、メッセージ受信手段により相手先電話機
から留守である旨のメッセージが受信されたとき、読取
手段により読み取られた画情報が相手先電話機に送信さ
れる。したがって、相手先電話機のユーザーが留守であ
っても、相手先電話機に2次元的な情報である画情報を
送信することができる。
【0018】したがって、言葉等による音声メッセージ
では説明することが難しい情報や、言葉では微妙なニュ
アンスを伝え難い情報でも、的確かつ確実に相手先ユー
ザーに伝えることができる。したがって、自機のユーザ
ーと相手先電話機のユーザーとで、同じイメージを心象
形成することが可能となり、情報伝達及びコミュニケー
ションの伝達に齟齬や錯誤を生じ難くすることができ
る。したがって、円滑な情報伝達を図ることができる。
【0019】また、音声によるメッセージを残すことに
抵抗があるユーザーにとっては、音声によらないメッセ
ージの伝達ができるので、そのようなユーザーにとって
も心理的な負担とならない電話機とすることができる。
請求項2記載の発明では、受信手段が設けられ、メッセ
ージ送信手段により相手先電話機に留守である旨のメッ
セージが送信された後、相手先電話機から送信された画
情報が受信される。したがって、画情報をそのままの形
で変質することなく自機に取込むことができ、相手先電
話機から自機への画情報の伝達を完遂することができ
る。
【0020】また、記憶手段が設けられ、受信手段によ
り受信された画情報が記憶される。したがって、相手先
電話機から伝達された画情報を保存することができ、情
報の欠損や損失を防ぐことができる。したがって、画情
報到達後に該画情報を利用することができ、時間に拘束
されない情報伝達を行うことができる。また、報知手段
が設けられ、受信手段により受信された画情報が記憶手
段により記憶されたとき、画情報が記憶された旨が報知
される。したがって、ユーザーは留守中に電話があり、
かつ、相手先から画像メッセージが届いていることを認
識することができる。したがって、ユーザーが相手先か
らの画像メッセージが着信していることに気が付かずに
記憶手段に記憶された情報を消去するといったことがな
く、確実に受信された画情報をユーザーに提供すること
ができる。
【0021】したがって、言葉等による音声メッセージ
では理解することが難しい情報や、また、言葉では微妙
なニュアンスを把握し難い情報を、的確かつ確実に自機
のユーザーに伝えることができる。したがって、自機の
ユーザーと相手先電話機のユーザーとで、同じイメージ
を心象形成することが可能となり、情報伝達及びコミュ
ニケーションの伝達に齟齬や錯誤を生じ難くすることが
できる。したがって、円滑な情報伝達を図ることができ
る。
【0022】また、音声によるメッセージを聴取するこ
とに抵抗があるユーザーにとっては、音声によらないメ
ッセージを伝達することできるので、そのようなユーザ
ーにとっても心理的な負担とならない電話機とすること
ができる。請求項3記載の発明では、表示手段が設けら
れ、報知手段により画情報が記憶された旨が報知されて
いるとき、記憶手段に記憶された画情報が読み出され、
読み出された画情報に対応する画像が形成される。した
がって、自機のユーザーは、受信した画情報をわざわざ
他の装置を用いて再生する必要がないので、経費の節約
を図ることができる。また、自機で画情報を再生するこ
とができるので、受信した画情報を即座に再生すること
ができ、時間の節約を図ることができるとともに、その
場で受信した情報の内容を認識することができるので、
送信されてきた情報に対して素速く対処することができ
る。また、受信した画情報が画像として形成されるの
で、画像に含まれる画情報を過たず自機のユーザーに伝
達することができ、正確な情報伝達を果すことができ
る。また、表示手段に表示された画像を写し取ることが
可能となるので、画情報を保存する便とすることができ
る。
【0023】また、相手先電話機から送信されてきた画
情報を対応する画像に形成することができるので、相手
先電話機のユーザーと自機のユーザーとで当該画像に対
して同じイメージを心像形成することが可能となり、情
報伝達及びコミュニケーションの伝達に齟齬や錯誤を生
じ難くすることができる。したがって、円滑な情報伝達
を図ることができる。また、表示手段により画情報に対
応する画像が形成されるので、自機のユーザーは一目で
当該画像に含まれる情報を認識することができ、音声メ
ッセージのように情報の内容を認識するのに時間がかか
ることがなく、効率のよい情報伝達を行うことができ
る。
【0024】請求項4記載の発明では、収納手段が設け
られ、記録紙が収納される。したがって、記録紙が電話
機の外部に露出して、自機のユーザーの取り扱いの邪魔
になることがなく、また、記録紙が傷ついたり、折れた
り曲がったりしないので、画情報を情報劣化させること
なく再生することができる。また、給紙手段が設けら
れ、収納手段に収納された記録紙が給紙されるので、給
紙過程により記録紙が傷ついたり、折れたり曲がったり
することがなく、画情報を情報劣化させることなく再生
することができる。また、給紙手段により記録紙を給紙
するので、自機のユーザーの手を煩わせることなく記録
紙を給紙することができ、使い勝手をよくすることがで
きる。
【0025】また、印刷手段が設けられ、報知手段によ
り画情報が記憶された旨が報知されているとき、記憶手
段に記憶された画情報が読み出され、給紙手段により給
紙された記録紙に読み出された画情報に対応する画像が
印字形成される。したがって、ユーザーの直接認識にか
かる状態で画情報を保存することができる。したがっ
て、停電時等の緊急時に対しても受信した画情報を有効
に保存することができる。また、画情報に対応する画像
を印字形成するので、言葉等の音声メッセージでは十分
に情報が伝達し難い、漢字や地図等のイメージ情報を過
たず自機のユーザーに伝達することができ、正確な情報
伝達を果すことができる。また、画情報に対応する画像
を記録紙上に印字形成するので、ユーザーは印字形成さ
れた画情報を電話機から切離して、単独の情報源として
活用でき、ユーザーの日常活動に有効に利用することが
できる。
【0026】請求項5記載の発明では、略点接触可能な
接触部を有する接触部材が設けられる。したがって、接
触部材が相手部材に接触するとき接触部で接触すれば、
略点接触することができ、記号や画像等を描くとき細か
な画像を描くことができる。したがって、ユーザーのイ
メージする画像を意図した通りに描くことができる。ま
た、イメージ媒体は、接触部材により接触されたとき、
接触軌跡に対応する画像が形成される。すなわち、ユー
ザーが接触部材によってイメージ媒体をなぞると、その
なぞった跡に画像が形成される。したがって、自機に直
接画情報を入力することができ、かつ、入力された画情
報をダイレクトに認識することができる。また、ユーザ
ーは、紙に文字を書いたり、絵を描く感覚で、イメージ
媒体に画像を形成させることができ、日常の生活と同じ
感覚で画像を形成させることができる。
【0027】また、接触部材により接触されたとき、接
触軌跡に対応する画像が形成されるので、用紙や鉛筆等
の別の筆記用具を必要とせず、かつ、繰り返し使用する
ことができ、経費の節約に資するとともに、即時に画像
を描くことができ、時間の節約を図ることができる。ま
た、イメージ媒体は、イメージ媒体の所定領域に自機の
有する所定機能が表示されるとともに、所定領域が触れ
られると所定機能が設定及び起動される。したがって、
電話機本体のボタンの数を少なくでき、ボタン操作の煩
雑さを緩和することができる。また、自機の機能設定及
び機能の起動を、イメージ媒体を見ながら行うことがで
きる。
【0028】すなわち、必要なときに必要な機能、必要
な操作内容のみの表示がイメージ媒体に表示され、表示
を見ながら、必要な機能や操作内容の選択及び実行をイ
メージ媒体の表示部分を指先で触れることにより行うこ
とができるので、複雑な操作でも順をおって一つずつ着
実に操作することができ、自機の操作を簡易に行うこと
ができる。したがって、電話機に備えられた種々の機能
をユーザーが不安を感じることなく、また、戸惑うこと
なく利用することができ、ユーザーは電話機の有する機
能を十分に活用することができる。また、操作手順を知
るためにマニュアルを見る必要が減少し、効率的に操作
を行うことができる。
【0029】請求項6記載の発明では、相手部材に対し
て略点接触可能な接触部を有する接触部材と、接触部材
により接触されたとき、接触軌跡に対応する画像が形成
されるとともに、所定領域に自機の有する所定機能を表
示し、所定領域が触れられると所定機能が設定及び起動
されるイメージ媒体とから表示手段が構成される。すな
わち、略点接触可能な接触部を有する接触部材を設けた
ので、接触部材が相手部材に接触するとき接触部で接触
すれば、略点接触することができ、記号や画像等を描く
とき細かな画像を描くことができる。したがって、ユー
ザーのイメージする画像を意図した通りに描くことがで
きる。また、イメージ媒体は、接触部材により接触され
たとき、接触軌跡に対応する画像が形成される。すなわ
ち、ユーザーが接触部材によってイメージ媒体をなぞる
と、そのなぞった跡に画像が形成される。したがって、
自機に直接画情報を入力することができ、かつ、入力さ
れた画情報をダイレクトに認識することができる。ま
た、ユーザーは、紙に文字を書いたり、絵を描く感覚
で、イメージ媒体に画像を形成させることができ、日常
の生活と同じ感覚で画像を形成させることができる。
【0030】また、接触部材により接触されたとき、接
触軌跡に対応する画像が形成されるので、用紙や鉛筆等
の別の筆記用具を必要とせず、かつ、繰り返し使用する
ことができ、経費の節約に資するとともに、即時に画像
を描くことができ、時間の節約を図ることができる。ま
た、イメージ媒体は、イメージ媒体の所定領域に自機の
有する所定機能が表示されるとともに、所定領域が触れ
られると所定機能が設定及び起動されるので、電話機本
体のボタンの数を少なくでき、ボタン操作の煩雑さを緩
和することができる。また、自機の機能設定及び機能の
起動を、イメージ媒体を見ながら行うことができる。
【0031】すなわち、必要なときに必要な機能、必要
な操作内容のみの表示がイメージ媒体に表示され、表示
を見ながら、必要な機能や操作内容の選択及び実行をイ
メージ媒体の表示部分を指先で触れることにより行うこ
とができるので、複雑な操作でも順をおって一つずつ着
実に操作することができ、自機の操作を簡易に行うこと
ができる。したがって、電話機に備えられた種々の機能
をユーザーが不安を感じることなく、また、戸惑うこと
なく利用することができ、ユーザーは電話機の有する機
能を十分に活用することができる。また、操作手順を知
るためにマニュアルを見る必要が減少し、効率的に操作
を行うことができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して具体
的に説明する。なお、以下の説明において、画像メッセ
ージとは、送信元ユーザーが相手方ユーザーに対して画
像によって伝達しようとした情報を意味し、画情報と
は、画像メッセージの客観的総体であり、画像メッセー
ジから人間の恣意性を排除して単に情報という観点から
捉えたものである。したがって、画像メッセージは画情
報である。また、画像データとは、画情報から所定の秩
序に基づいて抽出されたもの、あるいは、画情報に所定
の算術的乃至論理的処理を施した結果得られたものであ
る。しかし、画像データという形態においても、情報を
内包しているのであるから、その意味において画情報で
ある。
【0033】図2は本発明に係る電話機の一実施例の構
成を示すブロック図である。まず、構成を説明する。図
2において、保護回路11は、通信回線網10から流入する
誘導雷サージ、電力線との混触によって発生する異常電
圧電流から電話機使用者を保護するとともに、電話機の
損傷等を防ぐために設けられたものである。
【0034】リンガ部12は、通信回線網10を介して交換
機をから呼び出し信号(着信信号:15Hz以上20Hz以下の
周波数の信号が断続比20IPM±20%以内かつメーク率33
±10%以内で断続送出されたもの)を受信すると、その
呼び出し信号に対応した所定の信号をアンプ13に出力す
るようになっている。このリンガ部12は、後述するアン
プ13により呼び出し信号に対応した所定の信号を増幅さ
せ、スピーカ17により可聴音に変換し、ユーザーに自機
が発呼されている旨を知らせるためのものである。
【0035】アンプ13は、リンガ部12により出力された
呼び出し信号に対応する信号を増幅して出力するように
なっている。回線I/F14は、通常モードでは、交換器
からの呼び出し信号によりユーザがハンドセット19を把
持すること等によりフックスイッチが接続されて、内部
回路が交流ループ(直流を通さないループ)から直流ル
ープに切り換えられ、回線接続される(直流ループが閉
結完成する)ようになっており、通話が終了してハンド
セット19が載置されることによりフックスイッチの接続
が断たれて回線の直流ループが遮断され、回線接続が断
たれるようになっている。留守番モードでは、所定の回
数呼び出し信号を検出すると自動的に内部回線を交流ル
ープから直流ループに切り換え、回線接続する。また、
留守番モードで所定の処理が終了すると回線の直流ルー
プを遮断して回線接続を断つことができるようになって
いる。
【0036】また、通話状態時において、特定のトーン
信号が受信された場合には、後続の信号は画像信号と見
做して画像データ変換回路部22に転送し、画像データ
(画情報)の送信終了を表す特定のトーン信号が受信さ
れた場合には、後続の信号は音声信号と見做してスピー
チ回路部15に転送するようになっている。この回線I/
F14は、通話状態において相手先電話機から送信された
音声メッセージ(音声情報)乃至画像メッセージ(画情
報)を受信するメッセージ受信手段を構成するととも
に、通話状態において、スピーチ回路部15から送られて
きた音声メッセージ乃至画像データ変換回路部22から送
られてきた画像メッセージを相手先電話機に送信するメ
ッセージ送信手段を構成する。
【0037】スピーチ回路部15は、2線式の通信回線か
ら3線式乃至4線式のハンドセット19及びスピーカ17と
マイクロホン18との間で信号変換を行うものである。こ
のスピーチ回路部15は、音声データ用記憶媒体31bから
読み出された音声メッセージの音声データを音声信号に
変換して出力することができるようになっている。アン
プ16は、スピーチ回路部15から出力された音声信号を増
幅して、低出力インピーダンスで出力し、スピーカ17を
駆動できるようになっている。
【0038】スピーカー17は、リンガ部12から出力さ
れ、アンプ13により増幅された呼び出し信号に対応する
信号を音に変換して出力するものである。また、スピー
チ回路部15から出力され、アンプ16により増幅された音
声信号を音声に変換して出力するものである。マイクロ
ホン18は、ユーザーの音声等による空気振動を検出して
電気信号に変換し、出力するものである。
【0039】ハンドセット19は、音声等による空気振動
を検出して電気信号に変換する送話器とスピーチ回路部
15から送信されてきた電気信号をユーザーが聴取するこ
とのできる可聴音に変換する受話器とが一体となった、
所謂送受器である。キーパッド20は、“0”から“9”
までの数字キーと“#”等の符号キーとが4行3列のマ
トリクス状に配列された12個のボタンと所定の操作を
行うためのボタン等を有し、ボタンを押す都度、そのボ
タンに対応する信号を出力することができるようになっ
ている。このキーパッド20により、相手先電話機に電話
をかけるときの発呼ダイヤル番号をダイヤラ21に入力す
ることができるとともに、ワンタッチダイヤル番号や短
縮ダイヤル番号を入力することができるようになってい
る。
【0040】ダイヤラ21は、相手先電話機に電話をかけ
るときに、キーパッド20から入力された相手先電話機を
発呼する発呼ダイヤル番号を対応する所定のダイヤルパ
ルス信号乃至所定のDTMF(Dual Tone Matrix Frequ
ency)信号(PB信号:プッシュボタン信号)に変換し
て回線I/F14及び保護回路11を介して通信回線網10に
出力して、交換機に相手先電話機との回線接続要求をす
ることができるようになっている。また、ダイヤラ21
は、通信回線網10を経由して提供される各種通信サービ
スを享受したいとき等において、キーパッド20により入
力された通信サービスの内容を指定する所定のサービス
コードをDTMF信号に変換して相手先に送信するため
のものである。また、ダイヤラ21は内部にEEPROM
等からなるメモリを有しており、発呼ダイヤル番号を記
憶できるようになっている。ダイヤラ21は、予め相手先
ユーザーの発呼ダイヤル番号を短縮ダイヤル番号または
ワンタッチダイヤル番号と対応させて記憶しておき、キ
ーパッド20からワンタッチダイヤル番号や短縮ダイヤル
番号で入力があったとき、コントロール部27を介してメ
モリ部28から該当する発呼ダイヤル番号を読み出し、読
み出した発呼ダイヤル番号に対応するダイヤルパルス信
号乃至DTMF信号を出力するようになっている。
【0041】画像データ変換回路部22は、内部にモデム
部及び符号化復号化部等を有している。モデム部は、符
号化復号化部により符号化された画像データを通信回線
網10の信号伝送帯域及び相手先電話機の信号受信能力等
に適合するように変調して、回線I/F14及び保護回路
11を介して送信することができるとともに、保護回路11
及び回線I/F14を介して受信した信号を復調すること
ができるようになっている。符号化復号化部では、タッ
チパネル部23から入力されメモリ部28のイメージデータ
格納エリアに記憶された画像データを読み出し、読み出
した画像データに補正処理を施した後にその画像データ
を符号化して画像データの圧縮を図ることができるとと
もに、符号化されて圧縮された画像データを復号化して
伸張し、元の画像データに戻すことができるようになっ
ている。この画像データ変換回路部22は、読取手段を構
成する。
【0042】この画像データ変換回路部22は、タッチパ
ネル部23に描画ペン24で描いた記号や図形等の画像デー
タを符号化復号化部で符号化して画像データを圧縮した
後、モデム部により変調して相手先電話機に送信するこ
とができ、送信手段を構成するとともに、相手先電話機
から受信した画像データをモデム部により復調してディ
ジタル信号として取り出し、取り出したディジタル信号
を符号化復号化部により復号化して伸張し、元の画像デ
ータにすることができるようになっており、受信手段を
構成する。
【0043】タッチパネル部23は、表示部30の表示面に
密着されて構成された公知のタッチパネルよりなるもの
である。タッチパネル部23には、接触されたか否かを検
出する接触感応センサーがマトリクス状に配置されてい
る。このタッチパネル部23は、サブ・コントロール部26
の制御により、描画ペン24を用いた画像入力モードと、
ユーザーの指先によるタッチパネル部23への接触により
機能するタッチ入力モードとに機能分割されて使用され
るようになっている。画像入力モードが選択されている
ときには、タッチパネル部23の入力分解能は高分解能に
設定されるとともに、タッチパネル部23に同時に2点以
上接触されているときには、入力されていないものと見
做すようになっている。このタッチパネル部23は、接触
された接触感応センサーの位置座標に対応する位置情報
を出力するようになっている。
【0044】描画ペン24は、ペン型の形状を有してお
り、その先端の接触部は表示部30に略点接触可能なよう
になっている。接触部が表示部30の表示面の表面をなぞ
るときにおいて、描画ペン24が相手部材に接触したとき
には、接触していることを表す接触信号を出力するよう
になっている。描画ペン24は、接触部材を構成する。ペ
ン入力制御部25は、描画ペン24を使用してタッチパネル
部23上に画像を描くとき、タッチパネル部23の接触感応
センサーが検出した接触と、描画ペン24によるタッチパ
ネル部23への接触とが時間的に符合するものと見做され
るかどうかを判断して、描画ペン24以外の部材、例えば
メカニカルペンシル等によるタッチパネル部23への接触
を無効なものと見做して、誤入力を防止することができ
るようになっており、描画ペン24による入力とみなされ
るときには、その旨の制御情報を出力するようになって
いる。
【0045】サブ・コントロール部26は、タッチパネル
部23からの入力モードを画像入力モードと画像入力モー
ドとに切り換えることができるようになっている。画像
入力モードが選択されているとき、描画ペン24によりタ
ッチパネル部23が接触されるとペン入力制御部25からの
制御情報に基づいて、タッチパネル部23から接触された
接触感応センサーの位置座標に対応する位置情報を読み
出し、読み出した位置情報をメモリ部28のRAM部内の
イメージデータ格納エリアに書き込むことができるよう
になっている。また、タッチ入力モードが選択されてい
る場合には、タッチパネル部23の入力設定を同時多点入
力に設定し、ユーザーの指先等によりタッチパネル部23
が接触されたとき等のように、ある程度の数の接触感応
センサーが同時に接触を検出しないと入力があったと判
断しないようになっている。
【0046】コントロール部27は、電話機内部の回線I
/F14、ダイヤラ21、画像データ変換回路部22、サブ・
コントロール部26、メモリ部28、表示コントロール/ド
ライバー部29、記憶媒体31、プリンタドライバー部32等
の制御を司どるCPU(Central Processing Unit)等か
らなるマイクロコンピュータであり、メモリ部28内のR
OM部に予め記憶された所定のプログラムやシーケンス
の処理手順にしたがって、電話機の前述の各部を制御す
るようになっている。
【0047】メモリ部28は、RAM(Random Access Me
mory)部及びROM(Read Only Memory)部を有してお
り、RAM部には、保護回路11及び回線I/F14を介し
て受信された画像メッセージや、タッチパネル部23から
サブ・コントロール部26を介して入力された画像データ
が記憶されるようになっている。また、ROM部には、
電話機の各部を制御する所定のプログラムが予めコード
化されて記憶されている。RAM部は、内部のメモリ空
間を伝送データ格納エリア、変換データ格納エリア、イ
メージデータ格納エリア等に分割することができるよう
になっており、伝送データ格納エリアは、相手先電話機
から画像データ変換回路部22内のモデム部を介して受信
された画像データを記憶したり、画像データ変換回路部
22内の符号化復号化部により符号化された画像データ等
を記憶するためのものである。変換データ格納エリア
は、画像データ変換回路部22の符号化復号化部により符
号化された画像データを格納したり、記憶媒体31から読
み出した符号化された画像データ等を格納するためのも
のである。また、イメージデータ格納エリアは、サブ・
コントロール部26を介してタッチパネル部23により読み
出された描画ペン24のタッチパネル部23への接触位置に
関する位置情報、相手先電話機から受信された画像デー
タ(画像メッセージ)が画像データ変換回路部22により
復号化された後の画像データ、画像データ用記憶媒体31
cから読み出され、画像データ変換回路部22内の符号化
復号化部により復号化された画像データ等が、エリア内
のアドレスを指定して、指定したアドレスにデータを書
き込むことにより、保持できるようになっている。ま
た、画像データを消去するときは、エリアのアドレスを
指定して、指定したアドレスのデータをすべて“0”に
することにより行われるようになっている。なお、以下
の説明において、画像データがイメージデータ格納エリ
アに展開されたというときは、イメージデータ格納エリ
アのアドレスを画像の位置情報に対応させ、かつ、その
位置情報に対応したアドレスのデータを書きかえて、画
像に対応した情報を保持することを意味するものとす
る。
【0048】また、ROM部には、タッチパネル部23を
タッチ入力モードで使用するとき、自機の所定機能をア
イコン等で表示するための画像データと、所定機能を表
示部30に表示するときの表示領域を指定する情報と、自
機の各部を制御して所定機能を設定及び起動し、実行す
るプログラムやシーケンスがコード化されて記憶される
ようになっている。
【0049】表示コントロール/ドライバー部29は、表
示部30に文字や図形等の画像を表示するためのものであ
り、メモリ部28のイメージデータ格納エリアから阿どれ
エスを指定することにより、指定したアドレスのデータ
を読み出し、そのアドレスに対応した表示部30の液晶セ
ルをデータに基づいて駆動・制御して画像を形成するよ
うになっている。また、タッチ入力モードであるときに
は、メモリ部28のROM部からタッチ入力モード用のア
イコン表示用データを読み出し、そのアイコン表示用デ
ータに基づいて表示部30の液晶セルを駆動・制御するよ
うになっている。
【0050】表示部30は、例えばネマチック液晶を数μ
m〜数十μm間隔の2枚のガラス板乃至透明樹脂板に封
入したセルを使用した所謂液晶ディスプレイ(LCD:
Liquid Crystal Display)を用い、比較的弱い電場や磁
場のon/offでディレクター(分子長軸の平均的配
向を特徴づける単位ベクトル)の配向を制御できるよう
になっており、液晶セルのディレクター配向を制御する
ことによって光学異方性を制御し、液晶セルによる光の
反射特性や透過特性を変えることができるようになって
いる。そして、液晶セルによる光の反射特性や透過特性
を変えることにより、ディスプレイの画面に画像を形成
することができるようになっている。この表示部30は、
自機が留守番モードに設定されているとき相手先電話機
から送信されてきた画像データが画像データ用記憶媒体
31cに記憶された場合、例えば“画像メッセージが届い
ています”という表示を行って、画像データが記憶され
た旨をユーザーに知らせることができるようになってお
り、報知手段を構成する。また、表示部30は、自機の有
する機能や作業内容や指示内容等を記号化した図形であ
るアイコン(ikon)を表示できるようになってい
る。
【0051】記憶媒体31は、内部に電話機のシステム用
記憶媒体31a、音声データ記憶用記憶媒体31b、画像デ
ータ用記憶媒体31cをそれぞれ有している。システム用
記憶媒体31aは、例えば、電気的にデータの書換え、消
去の行えるとともに、電源が落ちてもデータの保存が可
能なEEPROMからなっており、電話機のシステム設
定のデータやワンタッチダイヤルに登録された発呼ダイ
ヤル番号や短縮ダイヤルに登録された発呼ダイヤル番号
等を記憶することができるようになっている。音声デー
タ用記憶媒体31bは、例えばカセットテープ、カセット
テープドライバー、磁気ヘッド、カセットテープコント
ローラー等からなっており、自機電話機を留守設定にし
ておいたときに相手先電話機から送信された音声メッセ
ージを記憶することができるようになっている。
【0052】また、画像データ記憶媒体31cは、例えば
ハードディスク、ハードディスクドライバー、書き込み
読み出しユニット、ハードディスクコントロールユニッ
ト等からなっており、記憶手段を構成する。画像データ
用の記憶媒体31cには、自機を留守番モードに設定にし
ておいたときに相手先電話機から送信された画像メッセ
ージを記憶することができるようになっている。
【0053】これらシステム用記憶媒体31a、音声デー
タ用記憶媒体31b、画像データ用記憶媒体31cとして、
ハードディスク、フロッピーディスク、光ディスク、光
磁気ディスク、ICカード、光カード、カセットテー
プ、マイクロカセットテープ、オープンリールテープ、
ビデオテープ、DATテープ、ミニディスク等を用いる
ことができ、停電時においても記憶された音声データや
画像データが保持されるものが好ましい。なお、本発明
に係る電話機には、記憶媒体31に対応した記憶媒体31へ
のデータ書き込み装置、記憶媒体31に書き込まれたデー
タを読み出す読み出し装置とが備えられていることは言
うまでもない。
【0054】プリンタドライバー部32は、メモリ部28内
のイメージデータ格納エリアからアドレスを指定するこ
とにより、指定したアドレスのデータを読み出し、その
アドレスに対応した記録紙上の位置に画像がデータに基
づいて印字形成されるよう、プリンタを駆動・制御して
画像を形成するようになっており、イメージデータ格納
エリアに格納された画像データに対応する画像をプリン
タ33に印字形成させるようになっている。
【0055】プリンタ33は、詳細は図示しないが、所定
のサイズのシート状記録紙乃至ロール状記録紙が収納さ
れる記録紙収納部(収納手段)と、紙サイズセンサ、紙
詰りセンサ等からなる検出部と、記録紙収納部から記録
紙をピックアップして後述の画像印刷部に記録紙を給紙
するフィードローラ、搬送ローラ等からなる給紙部(給
紙手段)と、給紙部により給紙された記録紙上に画像デ
ータに対応する画像を印字形成する画像印刷部と、画像
印刷部により印刷された記録紙を自機の外部に排出する
排紙ローラ等からなる排紙部と、給紙部や排紙部等が有
するローラや無端ベルト等を駆動するモータやクラッチ
やソレノイド等からなる駆動部とを有している。プリン
タ33は、プリンタドライバー32によって駆動・制御され
ることにより、メモリ部28内のイメージデータ格納エリ
アに展開された画像データに対応する画像を印字形成す
ることができるようになっている。このプリンタ33は印
刷手段を構成する。
【0056】電源部34は、電話機を動作させるためのも
ので、通常の単相100V交流電源から給電された電力
を交流/直流変換、所定電圧へ降圧処理等の処理を行っ
た後、図示しないケーブルによって電話機の少なくとも
画像データ変換回路部22、タッチパネル部23、描画ペン
24、表示コントロール/ドライバー部29、表示部30、記
憶媒体31、プリンタドライバー部32、プリンタ33の各部
に電力を供給するようになっている。
【0057】また、上記タッチパネル部23、ペン入力制
御部25、サブ・コントロール部26、メモリ部28、表示コ
ントロール/ドライバー部29、表示部30は、描画ペン24
がタッチパネル部23に接触したとき、タッチパネル部23
内に配置された接触感応センサーが接触されたか否かを
検出して、接触された位置座標に対応する位置情報を出
力し、サブ・コントロール部26によりタッチパネル部23
から接触されたポイントの位置情報を読み出し、読み出
した位置情報に基づいてメモリ部28内のイメージデータ
格納エリアの位置情報に対応するアドレスのデータを、
例えば“1”と書き込むことにより、接触点の位置座標
に対応するアドレスにデータを書き込んでいく。次い
で、表示コントロール/ドライバー部29がメモリ部28内
のイメージデータ格納エリアからアドレスを指定するこ
とにより、指定したアドレスのデータを読み出し、その
アドレスに対応した表示部30の液晶セルをデータに基づ
いて駆動して、描画ペン24によるタッチパネル部23への
接触軌跡に対応する画像を表示部30に形成するようにな
っている。
【0058】また、タッチ入力モードが起動されたと
き、タッチパネル部23の所定領域に自機の有する所定機
能、例えば“画像メッセージ送信”、“画像メッセージ
読み出し”、“音声メッセージ再生”等の表示用画像デ
ータをメモリ部28のROM部乃至記憶媒体31のシステム
用記憶媒体31aから読み出して、メモリ部28内のイメー
ジデータ格納エリアに書き込み、表示部30にその旨のア
イコンや画像を表示させるとともに、タッチパネル部30
の入力モードをタッチ入力モードに切り換え、ユーザー
の指先等によって表示部30に形成されたアイコンに対応
する領域内の複数の接触感応センサーが接触されたとサ
ブ・コントロール部28により判断されたとき、アイコン
に対応する機能プログラムをメモリ部28内のROM部か
ら読み出し、接触されたアイコン位置に対応する機能を
設定及び起動するようになっており、これらタッチパネ
ル部23、ペン入力制御部25、サブ・コントロール部26、
メモリ部28、表示コントロール/ドライバー部29、表示
部30は、イメージ媒体を構成する。
【0059】また、タッチパネル部23、ペン入力制御部
25、サブ・コントロール部26、メモリ部28、表示コント
ロール/ドライバー部29、表示部30からなるイメージ媒
体と、描画ペン24とにより表示手段が構成され、所謂G
UI(Graphical User Interface)を形成している。こ
の表示手段により自機電話機の機能や操作内容を視覚的
なメニューとして表示するとともに、メニューのアイコ
ン表示部はユーザーの指先によるタッチ入力領域と対応
しており、アイコン表示部分を指先で接触することによ
って、機能や操作内容を選択できるようになっている。
【0060】なお、報知手段として、本実施例では表示
部30を用いたが、スピーカ17から所定のメロディを奏で
たり、ブザー音によりユーザーに報知することも可能で
あり、また、筐体にLEDや電球等を設け、点灯させる
ことによりユーザーに報知することも可能である。この
ように構成された電話機の外観を図3に示す。また、図
4には、タッチパネル部23に描画ペン24で記号や絵を描
いて描画入力する場合の様子を示す。
【0061】次に、作用を請求項別に説明する。まず、
請求項1記載の発明に係る電話機の作用について、図
2、図5を参照して説明する。まず、相手先電話機を発
呼して、相手先電話機と回線接続(自機、交換機及び相
手先電話機からなる通信回線が閉結)された後(処理P
1)、相手先電話機から留守である旨のメッセージが受
信された場合、自機ユーザーは、ハンドセット19の送話
器から話すことにより音声メッセージを相手先電話機に
送信することができる。また、自機ユーザーは、自機の
イメージ媒体である表示部30に描画ペン24で画像メッセ
ージを描くことができる。
【0062】ユーザーがペン入力により画像メッセージ
を送信する場合、まず、ユーザーは、例えば表示部30に
表示された、例えば“絵を描く”というアイコンを指で
接触して“描画モード”を起動させる。“描画モード”
が起動されるとペン入力制御部25を介して描画ペン24に
よる入力が可能となると同時に、タッチパネル部23の機
能がペン入力用に切り換えられる。ユーザーが描画ペン
24によりタッチパネル部23をなぞると、サブ・コントロ
ール部26は接触された接触感応センサーの位置座標に対
応する位置情報を読み出し、読み出した位置情報に基づ
いてメモリ部28のRAM部内のイメージデータ格納エリ
アのアドレスのうち位置情報に対応するアドレスに例え
ば“1”というデータを書き込んでいく。メモリ部28の
イメージデータ格納エリアにアドレスとデータという形
式で書き込まれた位置情報は、表示コントロール/ドラ
イバー部29によりアドレスを指定することにより、指定
したアドレスのデータが読み出され、そのアドレスに対
応する表示部30の位置座標の液晶セルをデータに基づい
て駆動して、画像を形成させる。
【0063】このようにして、タッチパネル部23に描画
ペン24が接触した位置の位置情報は、順次サブ・コント
ロール部26によりタッチパネル部23から読み出され、読
み出された位置情報は、メモリ部28内のイメージデータ
格納エリアに書き込まれて記憶されていく。更に、メモ
リ部28内のイメージデータ格納エリアに書き込まれた位
置情報は、表示コントロール/ドライバー部29により読
み出され、位置情報に対応する表示部30の位置座標の液
晶セルを駆動して、画像を形成していく。このようにし
て、描画ペン24がタッチパネル23aをなぞった接触軌跡
に対応する画像が表示部30に形成される。
【0064】次いで、表示部30に描かれた画像メッセー
ジの送信要求が入力された場合には(処理P2)、画像
データ変換回路部22は、表示部30により画像形成された
画像メッセージの画像データをメモリ部28のイメージデ
ータ格納エリアから読み取る(処理P3)。読み取られ
た画像データは、画像データ変換回路部22内の符号化復
号化部により符号化されてデータ圧縮されたのち、一旦
メモリ部28内のRAM部に圧縮された画像データが展開
されて記憶される。画像データの符号化が終了すると、
メモリ部28に記憶された画像データが画像データ変換回
路部22により読み出され、画像データ変換回路部22内の
モデム部により変調され、回線I/F14及び保護回路11
を経て、相手先電話機に送信される(処理P4)。画像
メッセージが相手先電話機に送信された後、相手先電話
機との回線接続が断たれ(処理P5)、待機状態に入
る。
【0065】このように本実施例(請求項1)において
は、画像データ変換回路部22が設けられ、イメージ媒体
であるメモリ部28から相手先に通知する画像データが読
み取られるので、2次元的な情報を相手先電話機に送信
する前準備とすることができる。また、スピーチ回路部
15により相手先電話機から留守である旨のメッセージが
受信されたとき、画像データ変換回路部22により読み取
られた画像データが、同じく画像データ変換回路部22に
より相手先電話機に送信されるので、相手先電話機のユ
ーザーが留守であっても、相手先電話機に2次元的な情
報である画像データを送信することができる。
【0066】したがって、言葉等による音声メッセージ
では説明することが難しい情報や、言葉では微妙なニュ
アンスを伝え難い情報でも、的確かつ確実に相手先ユー
ザーに伝えることができる。したがって、自機のユーザ
ーと相手先電話機のユーザーとで、同じイメージを心象
形成することが可能となり、情報伝達及びコミュニケー
ションの伝達に齟齬や錯誤を生じ難くすることができ、
円滑な情報伝達を図ることができる。また、音声による
メッセージを残すことに抵抗があるユーザーにとって
は、音声によらないメッセージの伝達ができるので、そ
のようなユーザーにとっても心理的な負担とならない電
話機とすることができる。
【0067】次に、請求項2記載の発明に係る電話機の
作用について、図2、図6、図7を参照して説明する。
まず、待機状態にあるとき相手先電話機から発呼され、
着信して回線接続すると(処理R1)、自機の機能モー
ドが留守番モードに設定されているか否かを判断する
(処理R2)。留守番モードに設定されている場合に
は、自機にメッセージの送信が設定されているか否かを
判断する(処理R3)。メッセージの送信が設定されて
いる場合には、まず、そのメッセージが電話機に予め用
意されている音声メッセージであるか否かを判断する
(処理R4)。送信設定されたメッセージが予め用意さ
れた音声メッセージでない場合には、更にオリジナルの
音声メッセージが送信設定されているか否かを判断する
(処理R5)。
【0068】次いで、送信設定されたメッセージがオリ
ジナルの音声メッセージでないと判断された場合には、
画像メッセージが送信設定されているか否かを判断する
(処理R6)。画像メッセージが送信設定されていると
判断された場合には、記憶媒体31の中の画像データ用記
憶媒体31cから画像メッセージに該当する画像データを
読み出し、画像データ変換回路部22により符号化してデ
ータ圧縮した後、データ変換回路部19が有するモデム部
により変調し、回線I/F14及び保護回路11を介して相
手先電話機に送信する(処理R7)。
【0069】なお、処理R4において、予め用意された
音声メッセージが送信設定されている場合には、予め用
意された音声メッセージを音声データ用記憶媒体31bか
ら読み出し、スピーチ回路部15により音声信号に変換し
た後、回線I/F14及び保護回路11を介して相手先電話
機に送信する(処理R8)。また、処理R5において、
オリジナルの音声メッセージが送信設定されている場合
には、オリジナルの音声メッセージを音声データ用記憶
媒体31bから読み出し、スピーチ回路部15により音声信
号に変換した後、回線I/F14及び保護回路11を介して
相手先電話機に送信する(処理R9)。
【0070】予め用意された音声メッセージ、オリジナ
ルの音声メッセージ又は画像メッセージが相手先電話機
に送信された後、それらメッセージに対する相手先電話
機からの応答メッセージが所定の待機時間内に受信され
たか否かを判断する(処理R10)。次いで、応答メッ
セージが受信された場合には、受信された応答メッセー
ジが音声メッセージであるか画像メッセージであるかを
判断する(処理R11)。画像メッセージであった場合
には、保護回路11、回線I/F14を介して受信した画像
メッセージをそのまま画像データ用記憶媒体31cに記憶
させるか、画像データ変換回路部22で符号化して更に圧
縮した後、画像データ用記憶媒体31cに記憶させる(処
理R12)。なお、受信した画像データを画像データ変
換回路部22により更にデータ圧縮する場合には、受信し
た画像データを一旦メモリ部28のRAM部に記憶させ、
RAM部に記憶された画像データから画像データ変換回
路部22が画像データを読み出し、読み出した画像データ
を画像データ変換回路部22内の符号化復号化部により符
号化してデータ圧縮を行う。圧縮された画像データは、
メモリ部28のRAM部の別領域に記憶される。このよう
にして、受信した画像データを全て符号化してメモリ部
28のRAM部に一旦記憶した後、メモリ部28から画像デ
ータ用記憶媒体31cに画像データを転送し、記憶する。
【0071】画像データ用記憶媒体31cに画像メッセー
ジが記憶されると、画像メッセージが記憶された旨の表
示、例えば“画像メッセージが届いています”という表
示を表示部30に表示して、自機ユーザーに報知する(処
理R13)。次いで、相手先電話機との回線接続が断た
れ(処理R14)、待機状態に入る。ところで、処理R
11において、音声メッセージが受信された場合には、
保護回路11、回線I/F14、スピーチ回路部15を介して
音声データ用記憶媒体31bに音声メッセージが記憶され
る(処理R15)。音声メッセージが記憶されると、音
声メッセージが記憶された旨の表示、例えば“音声メッ
セージが届いています”という表示を表示部30に表示し
て、自機ユーザーに報知する(処理R16)。また、音
声メッセージを受信した際、引続き画像メッセージが送
信されてくるか否かを音声メッセージが終了した直後に
特定のコードが付けられているか否かにより判断する
(処理R17)。画像メッセージが音声メッセージの終
了後に送信されてくると判断された場合には、処理R1
2に移行する。画像メッセージが送られてこないと判断
された場合には、処理R14に移行し、相手先電話機と
の回線接続を断ち(回線の直流ループを遮断)、待機状
態に入る。
【0072】また、処理R10において、相手先電話機
から応答メッセージが所定の待機時間以内に受信されな
いときは、処理R14に移行し、相手先電話機との回線
接続を断ち、待機状態に入る。また、処理R2におい
て、留守番モードに自機が設定されていない場合には、
回線接続せず、待機状態を維持する。
【0073】このように本実施例(請求項2)において
は、画像データ変換回路部22が設けられ、スピーチ回路
部15により相手先電話機に留守である旨のメッセージが
送信された後、相手先電話機から送信された画像メッセ
ージが受信されるので、画情報をそのままの形で変質す
ることなく自機に取込むことができ、相手先電話機から
自機への画情報の伝達を完遂することができる。
【0074】また、画像データ用記憶媒体31cが設けら
れ、画像データ変換回路部22により受信された画像メッ
セージが記憶されるので、相手先電話機から伝達された
画像データを保存することができ、情報の欠損や損失を
防ぐことができる。したがって、画像データ到達後に該
画像データを利用することができ、時間に拘束されない
情報伝達を行うことができる。また、表示部30が設けら
れ、画像データ変換回路部22により受信された画像デー
タが画像データ用記憶媒体31cにより記憶されたとき、
画像データが記憶された旨が報知されるので、ユーザー
は留守中に電話があり、かつ、相手先から画像メッセー
ジが届いていることを認識することができる。したがっ
て、ユーザーが相手先からの画像メッセージが着信して
いることに気が付かずに画像データ用記憶媒体31cに記
憶された情報を消去するといったことがなく、確実に受
信された画像データをユーザーに提供することができ
る。
【0075】したがって、言葉等による音声メッセージ
では理解し難い情報や、また、言葉では微妙なニュアン
スを把握し難い情報を、的確かつ確実に自機のユーザー
に伝えることができる。したがって、自機のユーザーと
相手先電話機のユーザーとで、同じイメージを心象形成
することが可能となり、情報伝達及びコミュニケーショ
ンの伝達に齟齬や錯誤を生じ難くすることができ、円滑
な情報伝達を図ることができる。また、音声によるメッ
セージを聴取することに抵抗があるユーザーにとって
は、音声によらないメッセージを伝達することできるの
で、そのようなユーザーにとっても心理的な負担となら
ない電話機とすることができる。
【0076】次に、請求項3及び4記載の発明に係る電
話機の作用について、図2、図8を参照して説明する。
相手先電話機から送信された音声メッセージ乃至画像メ
ッセージが受信され、表示部30に音声メッセージが記憶
された旨の表示乃至画像メッセージが記憶された旨の表
示を出した状態で自機が待機しているときには、ユーザ
ーから音声メッセージの再生を要求する入力があったか
否かを常に検出する(処理S1)。音声メッセージの再
生を要求する入力があった場合には、音声データ用記憶
媒体31bから音声メッセージのデータを読み出し、スピ
ーチ回路部15により音声メッセージのデータを音声信号
に変換したのち、スピーカ17により再生出力する(処理
S2)。
【0077】次いで、画像メッセージのデータが画像デ
ータ用記憶媒体31cに記憶されている場合には、画像メ
ッセージが記憶されている旨が表示部30に表示されてい
るので、ユーザーは画像メッセージを再生するか否かを
決定することができる。表示部30には、画像メッセージ
を再生するか否かが表示されるとともに、表示部30と一
体的に構成されたタッチパネル部23を検出手段としてユ
ーザーから画像メッセージの再生を要求する入力がある
か否かを検出する(処理S3)。画像メッセージの再生
を要求する入力があった場合には、更に、表示部30に画
像メッセージを表示するか否かが表示されるとともに、
タッチパネル部23を検出手段としてユーザーから画像メ
ッセージの再生・表示を要求する入力があったか否かを
検出する(処理S4)。
【0078】画像メッセージの再生・表示を要求する入
力があった場合には、画像データ用記憶媒体31cから画
像メッセージの画像データを読み出し、一旦メモリ部28
のRAMの所定メモリ領域に記憶した後、メモリ部28に
記憶された画像データを読み出し、読み出した画像デー
タを画像データ変換回路部19により復号化して元の画像
データに復元する。復元された画像データは、メモリ部
28のイメージデータ格納エリアに書き込まれる。メモリ
部28のイメージデータ格納エリアに書き込まれた画像デ
ータは、表示コントロール/ドライバー部によって読み
出され、読み出された画像データの位置情報に基づいて
表示部30の液晶セルを駆動し、画像を形成させて表示す
る(処理S5)。
【0079】次いで、表示部30に画像メッセージを印刷
するか否かが表示されるとともに、タッチパネル部23を
検出手段としてユーザーから画像メッセージの印刷を要
求する入力があったか否かを検出する(処理S6)。画
像メッセージの印刷を要求する入力があった場合には、
表示部30に形成された画像の画像データをメモリ部28か
ら読み出し、プリンタドライバー部32によりプリンタ33
を駆動して、プリンタ33により画像メッセージを印字形
成して出力する(処理S7)。画像メッセージを印刷し
終わると待機状態に入る。
【0080】なお、処理S6において、画像メッセージ
の印刷が不要と入力された場合、また、画像メッセージ
の印刷を要求する入力が所定時間以上なかった場合、自
機電話機は待機状態に移行する。また、処理S4におい
て、画像メッセージの再生・表示が不要と入力された場
合には、処理S6に移行する。また、処理S3におい
て、画像メッセージの再生を要求する入力が所定時間以
上なかった場合、自機電話機は待機状態に移行する。ま
た、処理S1において、音声メッセージの再生不要の入
力があった場合には、処理S3に移行し、画像メッセー
ジの再生を要求する入力があるか否かを検出する。
【0081】このように本実施例(請求項3)において
は、タッチパネル部23、描画ペン24、ペン入力制御部2
5、サブ・コントロール部26、メモリ部28、表示コント
ロール/ドライバー部29及び表示部30からなる表示手段
が設けられ、表示部30に画像データが記憶された旨が表
示されているとき、画像データ用記憶媒体31cに記憶さ
れた画像データが読み出され、読み出された画像データ
に対応する画像が形成されるので、自機のユーザーは、
受信した画像データをわざわざ他の装置を用いて再生す
る必要がなく、経費の節約を図ることができる。また、
自機で画像データを再生することができるので、受信し
た画像データを即座に再生することができ、時間の節約
を図ることができるとともに、その場で受信した情報の
内容を認識することができるので、送信されてきた情報
に対して素速く対処することができる。
【0082】また、受信した画像データが画像として形
成されるので、イメージ情報を過たず自機のユーザーに
伝達することができ、正確な情報伝達を果すことができ
る。また、表示手段に表示された画像を写し取ることが
可能となるので、画像データを保存する便とすることが
できる。また、相手先電話機から送信されてきた画像デ
ータを対応する画像に形成することができるので、相手
先電話機のユーザーと自機のユーザーとで当該画像に対
して同じイメージを心像形成することが可能となり、情
報伝達及びコミュニケーションの伝達に齟齬や錯誤を生
じ難くすることができ、円滑な情報伝達を図ることがで
きる。また、表示手段により画像データに対応する画像
が形成されるので、自機のユーザーは一目で当該画像に
含まれる情報を認識することができ、音声メッセージの
ように情報の内容を認識するのに時間がかかることがな
く、効率のよい情報伝達を行うことができる。
【0083】また、本実施例(請求項4)においては、
収納部が設けられ、記録紙が収納されるので、記録紙が
電話機の外部に露出して、自機のユーザーの取り扱いの
邪魔になることがなく、また、記録紙が傷ついたり、折
れたり曲がったりしないので、画像データを情報劣化さ
せることなく再生することができる。また、給紙部が設
けられ、収納部に収納された記録紙が給紙されるので、
給紙過程により記録紙が傷ついたり、折れたり曲がった
りすることがなく、画像データを情報劣化させることな
く再生することができる。また、給紙部により記録紙を
給紙するので、自機のユーザーの手を煩わせることなく
記録紙を給紙することができ、使い勝手をよくすること
ができる。
【0084】また、印刷部が設けられ、表示部30に画像
データが記憶された旨が表示されているとき、画像デー
タ用記憶媒体31cに記憶された画像データが読み出さ
れ、給紙部により給紙された記録紙に読み出された画像
データに対応する画像を印字形成するので、ユーザーに
とって直接認識にかかる状態で画像データを保存するこ
とができる。したがって、停電時等の緊急時に対しても
受信した画像データを有効に保存することができる。ま
た、画像データに対応する画像を印字形成するので、言
葉等の音声メッセージでは十分に情報が伝達し難い、漢
字や地図等のイメージ情報を過たず自機のユーザーに伝
達することができ、正確な情報伝達を果すことができ
る。また、画像データに対応する画像を記録紙上に印字
形成するので、ユーザーは印字形成された画像データを
電話機から切離して、単独の情報源として活用でき、ユ
ーザーの日常活動に有効に利用することができる。
【0085】次に請求項5乃至6記載の発明の作用につ
いて図2を参照して説明する。描画ペン24がタッチパネ
ル部23に接触したとき、タッチパネル部23内に配置され
た接触感応センサーが接触されたか否かを検出して、接
触された位置座標に対応する位置情報をタッチパネル部
23が出力する。サブ・コントロール部26は、タッチパネ
ル部23上での接触されたポイントの位置情報をタッチパ
ネル部23から読み出し、読み出した位置情報に基づいて
メモリ部28内のイメージデータ格納エリアの位置情報に
対応するアドレスに例えば“1”というデータを書き込
むことにより、接触点の位置情報に順次書き込んでい
く。次いで、表示コントロール/ドライバー部29がメモ
リ部28内のイメージデータ格納エリアからアドレスを指
定することにより、指定したアドレスのデータを読み出
し、そのアドレスに対応した表示部30の液晶セルをデー
タに基づいて駆動・制御して、描画ペン24によるタッチ
パネル部23への接触軌跡に対応する画像を表示部30に形
成する。
【0086】また、タッチ入力モードが起動されたと
き、タッチパネル部23の所定領域に自機の有する所定機
能、例えば“画像メッセージ送信”、“画像メッセージ
読み出し”、“音声メッセージ再生”等の表示用画像デ
ータをメモリ部28のROM部乃至記憶媒体31のシステム
用記憶媒体31aから読み出して、メモリ部28内のイメー
ジデータ格納エリアに書き込み、表示部30にその旨のア
イコンを表示させるとともに、タッチパネル部30の入力
モードをタッチ入力モードに切り換え、ユーザーの指先
等によって表示部30に形成されたアイコン表示部分に対
応する領域内の複数の接触感応センサーが接触されたこ
とがサブ・コントロール部28により認識されたとき、ア
イコンに対応する機能プログラムをメモリ部28内のRO
M部から読み出し、接触されたアイコン位置に対応する
機能を設定及び起動する。
【0087】このように本実施例(請求項5及び請求項
6)においては、略点接触可能な接触部を有する描画ペ
ン24を設けたので、描画ペン24が相手部材に接触すると
き接触部で接触すれば、略点接触することができ、記号
や画像等を描くとき細かな画像を描くことができる。し
たがって、ユーザーのイメージする画像を意図した通り
に描くことができる。また、タッチパネル部23、ペン入
力制御部25、サブ・コントロール部26、メモリ部28、表
示コントロール/ドライバー部29、表示部30からなるイ
メージ媒体は、描画ペン24によりタッチパネル部23が接
触されたとき、接触軌跡に対応する画像を表示部30に形
成するので、自機に直接画情報を入力することができ、
かつ、入力された画情報をダイレクトに認識することが
できる。また、ユーザーは、例えば紙に文字を書いた
り、絵を描く感覚で、表示部30に画像を形成させること
ができ、日常の生活と同じ感覚で画像を形成させること
ができる。したがって、ユーザーに違和感を与えないよ
うにすることができる。
【0088】また、描画ペン24により接触されたとき、
接触軌跡に対応する画像を形成するので、用紙や鉛筆等
の別の筆記用具を必要とせず、かつ、繰り返し使用する
ことができ、経費の節約に資するとともに、即時に画像
を描くことができ、時間の節約を図ることができる。ま
た、表示部30の所定領域に自機の有する所定機能が表示
されるとともに、表示部30に重畳するタッチパネル部23
の所定領域が触れられると所定機能が設定及び起動され
るので、電話機本体のボタンの数を少なくでき、ボタン
操作の煩雑さを緩和することができる。
【0089】また、自機の機能設定及び機能の起動を、
表示部30を見ながら行うことができる。すなわち、必要
なときに必要な機能、必要な操作内容のみのメニューが
表示部30の画面に表れ、画面を見ながら、必要な機能や
操作内容の選択及び実行をメニューアイコンの表示部分
を指先で触れることにより行うことができるので、複雑
な操作でも順をおって一つずつ着実に操作することがで
き、自機の操作を簡易に行うことができる。したがっ
て、電話機に備えられた種々の機能をユーザーが不安を
感じることなく、また、戸惑うことなく利用することが
でき、ユーザーは電話機の有する機能を十分に活用する
ことができる。また、操作手順を知るためマニュアルを
見る必要が減少し、効率的に操作を行うことができる。
【0090】次に、本発明に係る電話機を使用して画像
メッセージのやり取りを行う場合の概念を図9を参照し
て説明する。本発明に係る電話機を使用すれば、双方向
で画像メッセージのやり取りが可能となる。まず、発呼
側から自機電話機のイメージ媒体を使用して画像の入力
があると読取手段により画像データが読み取られ、送信
手段により画像データが被呼側電話機に送信される。被
呼側電話機では、送信されてきた画像データを受信する
と自機イメージ媒体に受信したが情報に対応する画像を
形成して表示し、発呼側ユーザーからのメッセージを伝
達する。被呼側ユーザーは、自機イメージ媒体に形成さ
れた画像を認識することができる。
【0091】また、被呼側ユーザーから発呼側ユーザー
に画像メッセージを伝えるには、被呼側電話機のイメー
ジ媒体に被呼側ユーザーがメッセージを描画し、そのメ
ッセージが描画されたイメージ媒体の画像データが読取
手段により読み取られ、送信手段により読み取られた画
像データが発呼側電話機に送信される。発呼側電話機で
は、受信手段により送信されてきた画像データを受信す
ると、イメージ媒体上に受信された画像データに対応す
る画像を形成して、発呼側ユーザーに被呼側ユーザーか
らのメッセージを伝達することができる。
【0092】このようにして行う発呼側/被呼側双方間
での画像メッセージのやり取りを行う場合の本発明に係
る電話機の動作フローを図10、図11を参照して説明
する。まず、短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルの機能
を表示部30に表示しているとき、タッチパネル部23から
短縮ダイヤル機能乃至ワンタッチダイヤル機能を使用す
る旨の入力があったか否かが判断される(処理T1)。
タッチパネル部23にユーザーが指で触れて短縮ダイヤル
機能乃至ワンタッチダイヤル機能が選択され、キーパッ
ド20により短縮ダイヤル番号乃至ワンタッチダイヤル番
号が入力されると、ダイヤラ21は、当該短縮ダイヤル乃
至ワンタッチダイヤルに該当する発呼ダイヤル番号をダ
イヤラ内部に設けられたメモリから検索する(処理T
2)。
【0093】該当する発呼ダイヤル番号が発見される
と、当該発呼ダイヤル番号を読み出してダイヤラ21に転
送し、ダイヤラ21により、ダイヤルパルス信号乃至DT
MF信号に変換された後、通信回線網10を介して交換機
に送信し、当該発呼ダイヤル番号に該当する相手先電話
機を呼び出してもらう(処理T3)。相手先電話機が発
呼され、相手先電話機のユーザーにより着信されると、
自機と相手先電話機との間で回線接続がなされる(処理
T4)。回線接続されると通常の通話状態となる(処理
T5)。
【0094】ところで、処理T1において、タッチパネ
ル部23から入力がなく、キーパッド20の有するテンキー
から発呼ダイヤル番号の入力があった場合には、そのま
ま当該発呼ダイヤル番号をダイヤラ21にてダイヤルパル
ス信号乃至DTMF信号に変換した後、通信回線網10を
介して交換機に送信し(処理T6)、当該発呼ダイヤル
番号に該当する相手先電話機を呼び出してもらい、処理
T4に移行する。通常の通話状態に入った後、回線I/
F14では、画像データを相手先電話機から受信したかど
うか判断し(処理T7)、画像データを受信していない
ときは、自機電話機の機能モードがペン入力モードか否
かが判断される(処理T8)。自機電話機の機能モード
がペン入力モードに設定されている場合には、自機ユー
ザーにより描画ペン24によりタッチパネル部23上をなぞ
られ、文字や図形等の画像メッセージが描かれると、タ
ッチパネル部23上の接触された位置座標に対応する位置
情報がタッチパネル部23からサブ・コントロール部26に
より読み出され、読み出された位置情報に基づいてメモ
リ部28のイメージデータ格納エリアのアドレスのデータ
を位置情報に対応させて例えば“1”と書き直し、画像
に対応した情報がメモリ部28に書き込まれる(処理T
9)。
【0095】ユーザーにより画像メッセージが書き込ま
れた後、表示部30に表示された、例えば“画像メッセー
ジ送信”というアイコンがユーザーの指先により接触さ
れると、表示部30に形成された画像の画像データを相手
先電話機に送信すると判断し(処理T10)、メモリ部
28のイメージデータ格納エリアに記憶された画像データ
を画像データ変換回路部22が読み出して、画像データ変
換回路部22内の符号化復号化部により符号化する。符号
化された画像データは、一旦メモリ部28の変換データ格
納エリアに展開され、符号化画像データが作成された
後、画像データ変換回路部22内のモデム部が先に作成し
た符号化された画像データをメモリ部28の格納データ変
換エリアから読み出し、読み出したディジタルの画像デ
ータをモデム部により変調してアナログ信号に変換し、
回線I/F14及び保護回路11を介して相手先電話機に送
信する(処理T11)。画像メッセージの送信が終了す
ると、再び通話モードに戻り、例えばハンドセットがフ
ックにかけられることによって、通話が終了したと判断
され(処理T12)、回線I/F14により回線接続を断
ち(処理T13)、待機状態に入る。
【0096】ところで、処理T7において、相手先電話
機から画像データが受信されたと判断された場合には、
回線I/F14により受信した画像データを画像データ変
換回路部22に転送する。回線I/F14から転送された画
像データは画像データ変換回路部22のモデム部により復
調されて、アナログ信号からディジタル信号に変換され
た後、一旦メモリ部28の伝送データ格納エリアに記憶さ
れる。メモリ部28の伝送データ格納エリアに記憶された
画像データは、画像データ変換回路部28により読み出さ
れ、読み出された画像データは画像データ変換回路部22
の符号化復号化部により復号化されてメモリ部28のイメ
ージデータ格納エリアに書き込まれ、記憶される。メモ
リ部28のイメージデータ格納エリアに書き込まれた画像
データは、表示コントロール/ドライバー部29により読
み出され、読み出された画像データに基づいて表示部30
を駆動して画像データに対応した画像を形成して表示す
る(処理T14)。
【0097】表示部30に受信された画像データに対応す
る画像が形成された後、表示部30には、例えば“画像メ
ッセージを印刷しますか?”と表示されると同時に、表
示部30に例えば“印刷する”、“印刷しない”というア
イコン表示を行う(処理T15)。タッチパネル部23の
出力に基づいてサブ・コントロール部26により“印刷し
ない”というアイコン表示部分がユーザーの指先等によ
り接触されたと判断された場合には、更に、例えば“受
信した画像メッセージを保存しますか?”という表示が
表示部30になされ、“保存する”、“保存しない”とい
う表示が表示部30に同時に表示される(処理T16)。
次いで、タッチパネル部23の出力に基づいてサブ・コン
トロール部26が“保存する”というアイコン表示部分を
ユーザーの指先等により接触されたと判断した場合に
は、メモリ部28の伝送データ格納エリアに記憶された画
像データを読み出して、画像データ用記憶媒体31cに格
納し、保存される(処理T17)。
【0098】また、処理T10において、表示部30に形
成された画像データを相手先電話機に送信しない旨の入
力があった場合には、表示部30に表示部30に形成された
画像を印刷するか否かの表示、例えば“描いた画像を印
刷しますか?”という表示を行うと同時に、例えば“印
刷する”、“印刷しない”というアイコン表示を行う
(処理T18)。次いで、タッチパネル部23の出力に基
づいてサブ・コントロール部26が“印刷する”というア
イコン表示部分をユーザーの指先等により接触されたと
判断した場合には、プリンタドライバー部32がメモリ部
28のイメージデータ格納エリアに格納された画像データ
を読み出し、読み出した画像データに対応する画像が形
成されるようプリンタ33を駆動して、記録紙に表示部30
に形成された画像を印字形成する(処理T19)。
【0099】プリンタ33による画像の印字形成が終了す
ると、表示部30に表示された画像を処分するか否かを問
うメッセージ、例えば“画面をクリアしますか?”とい
うメッセージの表示を行うと同時に、例えば“クリアす
る”、“クリアしない”というアイコン表示を行う(処
理T20)。次いで、タッチパネル部23の出力に基づい
てサブ・コントロール部26が“クリアする”というアイ
コン表示部分をユーザーの指先等により接触されたと判
断した場合には、メモリ部28のイメージデータ格納エリ
アに展開された画像データを消去し、表示部30に形成さ
れた画像を消去する(処理T21)。
【0100】処理T20において、表示部30に形成され
た画像を消去しない場合には、処理T9に移行し、ユー
ザーの描画ペン24による入力を受付ける。また、処理T
18において、タッチパネル部23が“印刷しない”とい
うアイコン表示部分をユーザーの指先等により接触され
たと判断した場合には、処理T20に移行し、表示部30
に形成された画像を消去するか否かを判断する。
【0101】また、処理T16において、タッチパネル
部23の出力に基づいてサブ・コントロール部26が“保存
しない”というアイコン表示部分をユーザーの指先等に
より接触されたと判断した場合には、処理T7に移行
し、回線I/F14において画像データを相手先電話機か
ら受信したかどうかを判断する。また、処理T15にお
いて、タッチパネル部23の出力に基づいてサブ・コント
ロール部26により“印刷する”というアイコン表示部分
がユーザーの指先等により接触されたと判断された場合
には、処理T19に移行し、プリンタドライバー部32が
メモリ部28のイメージデータ格納エリアに格納された画
像データを読み出し、読み出した画像データに対応する
画像が形成されるようプリンタ33を駆動して、記録紙に
表示部30に形成された画像を印字形成する。
【0102】また、処理T8において、自機電話機の機
能モードがペン入力モードに設定されていない場合に
は、処理T12に移行して、通話モードに戻り、例えば
ハンドセットがフックにかけられることによって、通話
が終了したと判断されると、回線I/F14により回線接
続を断ち(処理T13)、待機状態に入る。このよう
に、本発明に係る電話機を使用すれば、相手先電話機と
自機電話機との間で双方向の画像メッセージのやり取り
ができ、言葉では表現することがむずかしい事項や、言
葉ではニュアンスを伝え難い事柄でも、画像により的確
にかつ正確に伝達することができ、迅速かつ円滑なコミ
ュニケーションを図ることができる。
【0103】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、読取手段
を設け、相手先に通知する画情報を自機イメージ媒体か
ら読み取るので、2次元的な情報を相手先電話機に送信
する前準備とすることができる。また、送信手段を設
け、メッセージ受信手段により相手先電話機から留守で
ある旨のメッセージが受信されたとき、読取手段により
読み取られた画情報を相手先電話機に送信するので、相
手先電話機のユーザーが留守であっても、相手先電話機
に2次元的な情報である画情報を送信することができ
る。
【0104】したがって、言葉等による音声メッセージ
では説明することが難しい情報や、言葉では微妙なニュ
アンスを伝え難い情報でも、的確かつ確実に相手先ユー
ザーに伝えることができる。したがって、自機のユーザ
ーと相手先電話機のユーザーとで、同じイメージを心象
形成することが可能となり、情報伝達及びコミュニケー
ションの伝達に齟齬や錯誤を生じ難くすることができ、
円滑な情報伝達を図ることができる。 また、音声によ
るメッセージを残すことに抵抗があるユーザーにとって
は、音声によらないメッセージの伝達ができるので、そ
のようなユーザーにとっても心理的な負担とならない電
話機とすることができる。
【0105】請求項2記載の発明によれば、受信手段を
設け、メッセージ送信手段により相手先電話機に留守で
ある旨のメッセージを送信した後、相手先電話機から送
信された画情報を受信するので、画情報をそのままの形
で変質することなく自機に取込むことができ、相手先電
話機から自機への画情報の伝達を完遂することができ
る。
【0106】また、記憶手段を設け、受信手段により受
信された画情報を記憶するので、相手先電話機から伝達
された画情報を保存することができ、情報の欠損や損失
を防ぐことができる。したがって、画情報到達後に該画
情報を利用することができ、時間に拘束されない情報伝
達を行うことができる。また、報知手段を設け、受信手
段により受信された画情報が記憶手段により記憶された
とき、画情報が記憶された旨を報知するので、ユーザー
は留守中に電話があり、かつ、相手先から画像メッセー
ジが届いていることを認識することができる。したがっ
て、ユーザーが相手先からの画像メッセージが着信して
いることに気が付かずに記憶手段に記憶された情報を消
去するといったことがなく、確実に受信された画情報を
ユーザーに提供することができる。
【0107】したがって、言葉等による音声メッセージ
では理解し難い情報や、言葉では微妙なニュアンスを把
握し難い情報を、的確かつ確実に自機のユーザーに伝え
ることができる。したがって、自機のユーザーと相手先
電話機のユーザーとで、同じイメージを心象形成するこ
とが可能となり、情報伝達及びコミュニケーションの伝
達に齟齬や錯誤を生じ難くすることができ、円滑な情報
伝達を図ることができる。
【0108】また、音声によるメッセージを聴取するこ
とに抵抗があるユーザーにとっては、音声によらないメ
ッセージを伝達することできるので、そのようなユーザ
ーにとっても心理的な負担とならない電話機とすること
ができる。請求項3記載の発明によれば、表示手段を設
け、報知手段により画情報が記憶された旨が報知されて
いるとき、記憶手段に記憶された画情報が読み出され、
読み出された画情報に対応する画像を形成するので、自
機のユーザーは、受信した画情報をわざわざ他の装置を
用いて再生する必要がなく、経費の節約を図ることがで
きる。また、自機で画情報を再生することができるの
で、受信した画情報を即座に再生することができ、時間
の節約を図ることができるとともに、その場で受信した
情報の内容を認識することができるので、送信されてき
た情報に対して素速く対処することができる。また、受
信した画情報が画像として形成されるので、イメージ情
報を過たず自機のユーザーに伝達することができ、正確
な情報伝達を果すことができる。また、表示手段に表示
された画像を写し取ることが可能となるので、画情報を
保存する便とすることができる。
【0109】また、相手先電話機から送信されてきた画
情報を対応する画像に形成することができるので、相手
先電話機のユーザーと自機のユーザーとで当該画像に対
して同じイメージを心像形成することが可能となり、情
報伝達及びコミュニケーションの伝達に齟齬や錯誤を生
じ難くすることができる。したがって、相手先電話機の
ユーザーと自機のユーザーとで円滑なコミュニケーショ
ンを結ぶことができる。また、表示手段により画情報に
対応する画像が形成されるので、自機のユーザーは一目
で当該画像に含まれる情報を認識することができ、音声
メッセージのように情報の内容を認識するのに時間がか
かることがなく、効率のよい情報伝達を行うことができ
る。
【0110】請求項4記載の発明によれば、収納手段を
設け、記録紙を収納するので、記録紙が電話機の外部に
露出して、自機のユーザーの取り扱いの邪魔になること
がなく、また、記録紙が傷ついたり、折れたり曲がった
りしないので、画情報を情報劣化させることなく再生す
ることができる。また、給紙手段を設け、収納手段に収
納された記録紙が給紙されるので、給紙過程により記録
紙が傷ついたり、折れたり曲がったりすることがなく、
画情報を情報劣化させることなく再生することができ
る。また、給紙手段により記録紙を給紙するので、自機
のユーザーの手を煩わせることなく記録紙を給紙するこ
とができ、使い勝手をよくすることができる。
【0111】また、印刷手段を設け、報知手段により画
情報が記憶された旨が報知されているとき、記憶手段に
記憶された画情報が読み出され、給紙手段により給紙さ
れた記録紙に読み出された画情報に対応する画像を印字
形成するので、ユーザーにとって直接認識にかかる状態
で画情報を保存することができる。したがって、停電時
等の緊急時に対しても受信した画情報を有効に保存する
ことができる。また、画情報に対応する画像を印字形成
するので、言葉等の音声メッセージでは十分に情報が伝
達し難い、漢字や地図等のイメージ情報を過たず自機の
ユーザーに伝達することができ、正確な情報伝達を果す
ことができる。また、画情報に対応する画像を記録紙上
に印字形成するので、ユーザーは印字形成された画情報
を電話機から切離して、単独の情報源として活用でき、
ユーザーの日常活動に有効に利用することができる。
【0112】請求項5記載の発明によれば、略点接触可
能な接触部を有する接触部材を設けたので、接触部材が
相手部材に接触するとき接触部で接触すれば、略点接触
することができ、文字や画像を描くとき細かな画像を描
くことができる。したがって、ユーザーのイメージする
画像を意図した通りに描くことができる。また、イメー
ジ媒体は、接触部材により接触されたとき、接触軌跡に
対応する画像が形成される。すなわち、ユーザーが接触
部材によってイメージ媒体をなぞると、そのなぞった跡
に画像が形成されるので、自機に直接画情報を入力する
ことができ、かつ、入力された画情報をダイレクトに認
識することができる。また、ユーザーは、例えば紙に文
字を書いたり、絵を描く感覚で、イメージ媒体に画像を
形成させることができ、日常の生活と同じ感覚で画像を
形成させることができる。したがって、ユーザーに違和
感を与えないようにすることができる。
【0113】また、接触部材により接触されたとき、接
触軌跡に対応する画像を形成するので、用紙や鉛筆等の
別の筆記用具を必要とせず、かつ、繰り返し使用するこ
とができ、経費の節約に資するとともに、即時に画像を
描くことができ、時間の節約を図ることができる。ま
た、イメージ媒体は、イメージ媒体の所定領域に自機の
有する所定機能を表示するとともに、所定領域が触れら
れると所定機能を設定及び起動するので、電話機本体の
ボタンの数を少なくでき、ボタン操作の煩雑さを緩和す
ることができる。また、自機の機能設定及び機能の起動
を、イメージ媒体を見ながら行うことができる。
【0114】すなわち、必要なときに必要な機能、必要
な操作内容のみの表示がイメージ媒体に表示され、表示
を見ながら、必要な機能や操作内容の選択及び実行をイ
メージ媒体の表示部分を指先で触れることにより行うこ
とができるので、複雑な操作でも順をおって一つずつ着
実に操作することができ、自機の操作を簡易に、かつ、
軽快に行うことができる。
【0115】したがって、電話機に備えられた種々の機
能をユーザーが不安を感じることなく、また、戸惑うこ
となく利用することができ、ユーザーは電話機の有する
機能を十分に活用することができる。また、操作手順を
知るためにマニュアルを見る必要が減少し、効率的に操
作を行うことができる。請求項6記載の発明によれば、
略点接触可能な接触部を有する接触部材を設けたので、
接触部材が相手部材に接触するとき接触部で接触すれ
ば、略点接触することができ、記号や画像等を描くとき
細かな画像を描くことができる。したがって、ユーザー
のイメージする画像を意図した通りに描くことができ
る。また、イメージ媒体は、接触部材により接触された
とき、接触軌跡に対応する画像が形成される。すなわ
ち、ユーザーが接触部材によってイメージ媒体をなぞる
と、そのなぞった跡に画像が形成されるので、自機に直
接画情報を入力することができ、かつ、入力された画情
報をダイレクトに認識することができる。また、ユーザ
ーは、例えば紙に文字を書いたり、絵を描く感覚で、イ
メージ媒体に画像を形成させることができ、日常の生活
と同じ感覚で画像を形成させることができる。したがっ
て、ユーザーに違和感を与えないようにすることができ
る。
【0116】また、接触部材により接触されたとき、接
触軌跡に対応する画像を形成するので、用紙や鉛筆等の
別の筆記用具を必要とせず、かつ、繰り返し使用するこ
とができ、経費の節約に資するとともに、即時に画像を
描くことができ、時間の節約を図ることができる。ま
た、イメージ媒体は、イメージ媒体の所定領域に自機の
有する所定機能を表示するとともに、所定領域が触れら
れると所定機能を設定及び起動するので、電話機本体の
ボタンの数を少なくでき、ボタン操作の煩雑さを緩和す
ることができる。また、自機の機能設定及び機能の起動
を、イメージ媒体を見ながら行うことができる。
【0117】すなわち、必要なときに必要な機能、必要
な操作内容のみの表示がイメージ媒体に表示され、表示
を見ながら、必要な機能や操作内容の選択及び実行をイ
メージ媒体の表示部分を指先で触れることにより行うこ
とができるので、複雑な操作でも順をおって一つずつ着
実に操作することができ、自機の操作を簡易に、かつ、
軽快に行うことができる。
【0118】したがって、電話機に備えられた種々の機
能をユーザーが不安を感じることなく、また、戸惑うこ
となく利用することができ、ユーザーは電話機の有する
機能を十分に活用することができる。また、操作手順を
知るためにマニュアルを見る必要が減少し、効率的に操
作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電話機の概念を模式的に示す図で
ある。
【図2】本発明に係る電話機の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明に係る電話機の一実施例の外観を示す図
である。
【図4】本発明に係る電話機の一実施例の接触部材によ
るイメージ媒体への描画入力の様子を示す図であり、
(a)は文字による要件の記入例を、(b)は地図を記
入する例を示している。
【図5】請求項1記載の発明に係る電話機の一実施例の
動作フローを示すフローチャートである。
【図6】請求項2記載の発明に係る電話機の一実施例の
動作フローを示すフローチャートである。
【図7】請求項2記載の発明に係る電話機の一実施例の
動作フローを示すフローチャートである。
【図8】請求項3乃至5記載の発明に係る電話機の一実
施例の動作フローを示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る電話機を使用して画像メッセージ
のやり取りを行う場合の概念を模式的に示す図である。
【図10】本発明に係る電話機の一実施例の動作フロー
を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る電話機の一実施例の動作フロー
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 通信回線網 11 保護回路 12 リンガ部 13 アンプ 14 回線I/F(メッセージ受信手段、メッセージ送
信手段) 15 スピーチ回路部 16 アンプ 17 スピーカー 18 マイクロホン 19 ハンドセット 20 キーパッド 21 ダイヤラ 22 画像データ変換回路部(読取手段、送信手段、受
信手段) 23 タッチパネル部(イメージ媒体、表示手段) 24 描画ペン(接触部材、表示手段) 25 ペン入力制御部(イメージ媒体、表示手段) 26 サブ・コントロール部(イメージ媒体、表示手
段) 27 コントロール部 28 メモリ部(イメージ媒体、表示手段) 29 表示コントロール/ドライバー部(イメージ媒
体、表示手段) 30 表示部(イメージ媒体、報知手段、表示手段) 31 記憶媒体 31a システム用記憶媒体 31b 音声データ用記憶媒体 31c 画像データ用記憶媒体(記憶手段) 32 プリンタドライバー部 33 プリンタ(収納手段、給紙手段、印刷手段) 34 電源部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】呼び出し信号を所定回数検出すると着信
    し、留守である旨のメッセージを送信可能な相手先電話
    機に通信回線網を介して接続され、前記相手先電話機に
    より着信された後、相手先電話機から送信されたメッセ
    ージを受信するメッセージ受信手段を備えた電話機にお
    いて、 相手先に通知する画情報を自機イメージ媒体から読み取
    る読取手段と、 前記メッセージ受信手段により相手先電話機から留守で
    ある旨のメッセージが受信されたとき、前記読取手段に
    より読み取られた画情報を相手先電話機に送信する送信
    手段と、を設けたことを特徴とする電話機。
  2. 【請求項2】通信回線網を介して相手先電話機に接続さ
    れ、呼び出し信号を所定回数検出すると着信し、留守で
    ある旨のメッセージを相手先電話機に送信するメッセー
    ジ送信手段を備えた電話機において、 前記メッセージ送信手段により留守である旨のメッセー
    ジが相手先電話機に送信された後、相手先電話機から送
    信された画情報を受信する受信手段と、 該受信手段により受信された画情報を記憶する記憶手段
    と、 前記受信手段により受信された画情報が前記記憶手段に
    より記憶されたとき、画情報が記憶された旨を報知する
    報知手段と、を設けたことを特徴とする電話機。
  3. 【請求項3】前記報知手段により画情報が記憶された旨
    が報知されているとき、前記記憶手段に記憶された画情
    報を読み出し、読み出した画情報に対応する画像を形成
    する表示手段を設けたことを特徴とする請求項2記載の
    電話機。
  4. 【請求項4】所定の記録紙を収納する収納手段と、 該収納手段に収納された記録紙を給紙する給紙手段と、 前記報知手段により画情報が記憶された旨が報知されて
    いるとき、前記記憶手段に記憶された画情報を読み出
    し、前記給紙手段により給紙された記録紙に読み出した
    画情報に対応する画像を印字形成する印刷手段と、を設
    けたことを特徴とする請求項2記載の電話機。
  5. 【請求項5】相手部材に対して略点接触可能な接触部を
    有する接触部材を設け、 前記イメージ媒体は、前記接触部材により接触されたと
    き、接触軌跡に対応する画像を形成するとともに、所定
    領域に自機の有する所定機能を表示し、前記所定領域が
    触れられると前記所定機能を設定及び起動することを特
    徴とする請求項1記載の電話機。
  6. 【請求項6】前記表示手段は、 相手部材に対して略点接触可能な接触部を有する接触部
    材と、 該接触部材により接触されたとき、接触軌跡に対応する
    画像を形成するとともに、所定領域に自機の有する所定
    機能を表示し、前記所定領域が触れられると前記所定機
    能を設定及び起動するイメージ媒体と、からなることを
    特徴とする請求項3記載の電話機。
JP6156938A 1994-07-08 1994-07-08 電話機 Pending JPH0823387A (ja)

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JP6156938A JPH0823387A (ja) 1994-07-08 1994-07-08 電話機

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ID=15638635

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001084813A1 (fr) * 2000-04-14 2001-11-08 Sharp Kabushiki Kaisha Dispositif repondeur et equipement de communication communiquant avec celui-ci, support d'enregistrement enregistrant son programme et programme

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001084813A1 (fr) * 2000-04-14 2001-11-08 Sharp Kabushiki Kaisha Dispositif repondeur et equipement de communication communiquant avec celui-ci, support d'enregistrement enregistrant son programme et programme

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