JPH08232930A - コーチねじ - Google Patents
コーチねじInfo
- Publication number
- JPH08232930A JPH08232930A JP6680295A JP6680295A JPH08232930A JP H08232930 A JPH08232930 A JP H08232930A JP 6680295 A JP6680295 A JP 6680295A JP 6680295 A JP6680295 A JP 6680295A JP H08232930 A JPH08232930 A JP H08232930A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall surface
- screwed
- nut
- coach
- coach screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 木材が硬くコーチねじを壁面に完全にねじ込
むことができない場合や、壁面に段差がある場合にも、
その壁面に部材を確実に固定する。 【構成】 木材にねじ込むコーチねじの軸部20の付け
根部分に、ナット30が螺合するボルトねじ部22を設
ける。ナット30を用いて、部材を壁面から浮かした状
態に固定する。
むことができない場合や、壁面に段差がある場合にも、
その壁面に部材を確実に固定する。 【構成】 木材にねじ込むコーチねじの軸部20の付け
根部分に、ナット30が螺合するボルトねじ部22を設
ける。ナット30を用いて、部材を壁面から浮かした状
態に固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木材への金属部材等の
固定に使用されるコーチねじに関する。
固定に使用されるコーチねじに関する。
【0002】
【従来の技術】コーチねじは、木材にねじ込まれる比較
的大型のねじであり、木ねじでは強度が足りないときに
使用される。コーチねじの形状上の特徴は、図4に示す
ように、頭部1から延出した軸部が、回転に伴って木材
にねじ込まれる大ピッチのねじ部2となっていること、
ねじ部2の先端部分が先尖りになっていること、頭部1
が四角または六角の角形になっていることなどである。
的大型のねじであり、木ねじでは強度が足りないときに
使用される。コーチねじの形状上の特徴は、図4に示す
ように、頭部1から延出した軸部が、回転に伴って木材
にねじ込まれる大ピッチのねじ部2となっていること、
ねじ部2の先端部分が先尖りになっていること、頭部1
が四角または六角の角形になっていることなどである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなコーチねじ
は、例えば壁面への金具の取付けに使用されるが、木材
が硬く、コーチねじを付け根まで完全にねじ込むことが
できない場合は、図5(A)に示すように、壁面から頭
部1が浮くので、金具3を固定することができない。ま
た、図5(B)に示すように、壁面に段差があり、その
段差に金具3が係る場合も、壁面から頭部1が浮くの
で、金具3の固定が不可能となる。
は、例えば壁面への金具の取付けに使用されるが、木材
が硬く、コーチねじを付け根まで完全にねじ込むことが
できない場合は、図5(A)に示すように、壁面から頭
部1が浮くので、金具3を固定することができない。ま
た、図5(B)に示すように、壁面に段差があり、その
段差に金具3が係る場合も、壁面から頭部1が浮くの
で、金具3の固定が不可能となる。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みて創案されたも
のであり、ねじ込み面から頭部が浮く場合にも、確実な
部材取付けを可能にするコーチねじを提供することを目
的とする。
のであり、ねじ込み面から頭部が浮く場合にも、確実な
部材取付けを可能にするコーチねじを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるコーチね
じは、頭部から延出した軸部の付け根側の一部分を除く
部分を、回転に伴って木材にねじ込まれる大ピッチのコ
ーチねじ部とし、付け根側の一部分を、ナットが螺合す
る小ピッチのボルトねじ部としたものである。
じは、頭部から延出した軸部の付け根側の一部分を除く
部分を、回転に伴って木材にねじ込まれる大ピッチのコ
ーチねじ部とし、付け根側の一部分を、ナットが螺合す
る小ピッチのボルトねじ部としたものである。
【0006】望ましくは、ボルトねじ部における谷部径
を、コーチねじ部における山部径より大とする。
を、コーチねじ部における山部径より大とする。
【0007】
【作用】例えば壁面に金具を取付けるときに、木材が硬
く軸部を完全にねじ込むことができない場合は、ボルト
ねじ部に螺合するナットにより、金具を壁面に押し付け
る。壁面の段差によって頭部が壁面から浮いた場合は、
ナットを2ケにし、頭部、壁面それぞれの側へ締め付け
ることにより、ナットと頭部の間に金具を固定する。
く軸部を完全にねじ込むことができない場合は、ボルト
ねじ部に螺合するナットにより、金具を壁面に押し付け
る。壁面の段差によって頭部が壁面から浮いた場合は、
ナットを2ケにし、頭部、壁面それぞれの側へ締め付け
ることにより、ナットと頭部の間に金具を固定する。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の1実施例を示すコーチねじの斜視
図、図2(A)(B)は同コーチねじの使用状態を示す
断面図である。
する。図1は本発明の1実施例を示すコーチねじの斜視
図、図2(A)(B)は同コーチねじの使用状態を示す
断面図である。
【0009】本コーチねじは、六角形の頭部10と、そ
の頭部10の端面中央部から軸方向に延出した軸部20
とからなる。軸部20は、先端側のほぼ2/3の長さの
部分がコーチねじ部21であり、残りの付け根の側に位
置するぼぼ1/3の長さの部分がボルトねじ部22であ
る。
の頭部10の端面中央部から軸方向に延出した軸部20
とからなる。軸部20は、先端側のほぼ2/3の長さの
部分がコーチねじ部21であり、残りの付け根の側に位
置するぼぼ1/3の長さの部分がボルトねじ部22であ
る。
【0010】コーチねじ部21は、従来のコーチねじに
おける軸部と同じように、先端部が尖り、外面に大ピッ
チの雄ねじ加工が施されている。一方、ボルトねじ部2
2は、従来のボルトの軸部と同じように、外面に小ピッ
チの雄ねじ加工が施されている。
おける軸部と同じように、先端部が尖り、外面に大ピッ
チの雄ねじ加工が施されている。一方、ボルトねじ部2
2は、従来のボルトの軸部と同じように、外面に小ピッ
チの雄ねじ加工が施されている。
【0011】すなわち、本コーチねじは、軸部20の付
け根側の一部分にボルトねじ部22を有するのである。
そして、そのボルトねじ部22には、頭部10とほぼ同
じ大きさのナット30が螺合している。コーチねじ部2
1を除けば、本コーチねじはボルトと実質的に同じ構造
である。
け根側の一部分にボルトねじ部22を有するのである。
そして、そのボルトねじ部22には、頭部10とほぼ同
じ大きさのナット30が螺合している。コーチねじ部2
1を除けば、本コーチねじはボルトと実質的に同じ構造
である。
【0012】コーチねじ部21とボルトねじ部22の外
径については、ナット30の着脱を自由に行い得るた
め、ボルトねじ部22における谷部径をコーチねじ部2
1における山部径より大きくして、コーチねじ部21を
ナット30が自由に通過するようにするのが良い。
径については、ナット30の着脱を自由に行い得るた
め、ボルトねじ部22における谷部径をコーチねじ部2
1における山部径より大きくして、コーチねじ部21を
ナット30が自由に通過するようにするのが良い。
【0013】次に本コーチねじの使用方法を、壁面に金
具を取付ける場合について図2により説明する。
具を取付ける場合について図2により説明する。
【0014】通常は、頭部10で金具40を壁面に押し
付けるまで、軸部20を壁面にねじ込む。木材が硬く軸
部20を壁面に完全にねじ込むことができない場合は、
図2(A)に示すように、コーチねじ部21のねじ込み
を終えた後、ボルトねじ部22に装着されているナット
30を、コーチねじ部21の側へ締め付け、そのナット
30で金具40を壁面に押し付ける。
付けるまで、軸部20を壁面にねじ込む。木材が硬く軸
部20を壁面に完全にねじ込むことができない場合は、
図2(A)に示すように、コーチねじ部21のねじ込み
を終えた後、ボルトねじ部22に装着されているナット
30を、コーチねじ部21の側へ締め付け、そのナット
30で金具40を壁面に押し付ける。
【0015】壁面に残差がありその段差に金具40が係
る場合は、図2(B)に示すように、コーチねじ部21
のねじ込みを終えた後、ボルトねじ部22に装着されて
いるナット30を、頭部10の側へ締め付け、そのナッ
ト30と頭部10の間に金具40を挟んで固定する。い
ずれの場合も、頭部10が壁面から浮いているにもかか
わらず、金具40を壁面に固定することができる。
る場合は、図2(B)に示すように、コーチねじ部21
のねじ込みを終えた後、ボルトねじ部22に装着されて
いるナット30を、頭部10の側へ締め付け、そのナッ
ト30と頭部10の間に金具40を挟んで固定する。い
ずれの場合も、頭部10が壁面から浮いているにもかか
わらず、金具40を壁面に固定することができる。
【0016】このような本コーチねじは、図3に示すよ
うに、壁掛け式のエアコン据え付け台を取付ける場合な
どに特に有効であるが、その用途、使用形態等を限定す
るものではない。
うに、壁掛け式のエアコン据え付け台を取付ける場合な
どに特に有効であるが、その用途、使用形態等を限定す
るものではない。
【0017】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明にかかるコ
ーチねじは、軸部の付け根部分にナットが螺合するボル
トねじ部を有し、そのナットによって部材固定を行うこ
とができるので、部材をねじ込み面から浮かして固定す
ることができる。従って、木材が硬く壁面にコーチねじ
を完全にねじ込むことができない場合や、壁面に段差が
ある場合にも、確実な部材固定を行うことができる。
ーチねじは、軸部の付け根部分にナットが螺合するボル
トねじ部を有し、そのナットによって部材固定を行うこ
とができるので、部材をねじ込み面から浮かして固定す
ることができる。従って、木材が硬く壁面にコーチねじ
を完全にねじ込むことができない場合や、壁面に段差が
ある場合にも、確実な部材固定を行うことができる。
【図1】本発明の1実施例を示すコーチねじの斜視図で
ある。
ある。
【図2】同コーチねじの使用状態を示す断面図であり、
(A)は木材が硬くねじ込みを完全に行うことができな
い場合、(B)は取付け面に段差のある場合をそれぞれ
示す。
(A)は木材が硬くねじ込みを完全に行うことができな
い場合、(B)は取付け面に段差のある場合をそれぞれ
示す。
【図3】同コーチねじの他の使用状態を示す断面図であ
る。
る。
【図4】従来のコーチねじを示す斜視図である。
【図5】従来のコーチねじを用いて壁面に金具を取付け
る場合の問題点を示す断面図である。
る場合の問題点を示す断面図である。
10 頭部 20 軸部 21 コーチねじ部 22 ボルトねじ部 30 ナット 40 金具
Claims (1)
- 【請求項1】 頭部から延出した軸部の付け根側の一部
分を除く部分を、回転に伴って木材にねじ込まれる大ピ
ッチのコーチねじ部とし、付け根側の一部分を、ナット
が螺合する小ピッチのボルトねじ部としたことを特徴と
するコーチねじ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6680295A JPH08232930A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | コーチねじ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6680295A JPH08232930A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | コーチねじ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08232930A true JPH08232930A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=13326376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6680295A Pending JPH08232930A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | コーチねじ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08232930A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019042963A1 (de) * | 2017-09-01 | 2019-03-07 | Sfs Intec Holding Ag | Befestiger, befestigungsanordnung und verfahren zur montage |
CN110259793A (zh) * | 2019-06-17 | 2019-09-20 | 湖北登峰高强螺栓有限公司 | 一种自攻自锁螺栓 |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP6680295A patent/JPH08232930A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019042963A1 (de) * | 2017-09-01 | 2019-03-07 | Sfs Intec Holding Ag | Befestiger, befestigungsanordnung und verfahren zur montage |
US11549542B2 (en) | 2017-09-01 | 2023-01-10 | Sfs Intec Holding Ag | Fastener, fastening arrangement and method for mounting |
CN110259793A (zh) * | 2019-06-17 | 2019-09-20 | 湖北登峰高强螺栓有限公司 | 一种自攻自锁螺栓 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040608 |