JPH0823190A - 電子部品供給カートリッジ - Google Patents

電子部品供給カートリッジ

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JPH0823190A
JPH0823190A JP6156246A JP15624694A JPH0823190A JP H0823190 A JPH0823190 A JP H0823190A JP 6156246 A JP6156246 A JP 6156246A JP 15624694 A JP15624694 A JP 15624694A JP H0823190 A JPH0823190 A JP H0823190A
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康雄 武藤
Kouichi Asai
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 幅の異なる複数種類のテープ化電子部品を供
給することができる電子部品供給カートリッジを提供す
る。 【構成】 カートリッジ本体40の上面58に、最も幅
の大きい部品保持テープ24を支持可能な間隔で一対の
支持レール60を設ける。部品保持テープ24の幅が小
さく、被支持部28を一対の支持レール60により支持
できないときには、間隔変更ブロック230を一方の支
持レール60に側壁面に密着させた状態で上面58に固
定し、支持レールとして機能させる。間隔変更部材をカ
ートリッジ本体40の上面上を幅方向に移動可能とし、
1つの間隔変更部材で間隔を複数種類に変更し得るよう
にしてもよく、固定式あるいは可動式の間隔変更部材を
一対設け、変更の前後で中心位置が変わらないようにし
てもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子部品供給カートリッ
ジに関するものであり、特に、幅が異なるテープ化電子
部品の供給に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テープ化電子部品は、部品保持テープに
電子部品が保持されたものである。部品保持テープは、
幅方向の両側において長手方向に延びる被支持部と、そ
れら両被支持部間において両被支持部より下方へ突出し
た電子部品収容部とを備えている。電子部品収容部は、
例えば、部品保持テープの一対の被支持部の間の部分が
一対の被支持部より下方へ長手方向に連続して突出させ
られるとともに、その突出部に上方に開口する多数の電
子部品収容凹部が等間隔に形成され、それら電子部品収
容凹部の各々に電子部品が収容されるものとされる。あ
るいは部品保持テープの一対の被支持部の間の部分か
ら、多数の容器状の電子部品収容部が被支持部より下方
へ等間隔に突出させられ、それら電子部品収容部内の各
電子部品収容凹部にそれぞれ電子部品が収容されること
もある。いずれにしても電子部品収容凹部の開口がカバ
ーフィルムにより覆われてテープ化電子部品とされる。
【0003】このようなテープ化電子部品を供給する電
子部品供給カートリッジは、(ア)カートリッジ本体
と、(イ)そのカートリッジ本体に組み付けられ、部品
保持テープを送るテープ送り装置と、(ウ)カートリッ
ジ本体に部品保持テープの送り方向に平行に設けられ、
部品保持テープの一対の被支持部をそれぞれ下から支持
するとともに電子部品収容部の通過を許容する一対の支
持レールと、(エ)部品保持テープの幅方向の位置を決
めるテープ幅方向位置決め装置とを含むように構成され
る。
【0004】部品保持テープに保持された電子部品を位
置決めするためには、部品保持テープを長手方向におい
て位置決めするとともに、長手方向に直角な方向、すな
わち幅方向と厚さ方向との位置決めも行うことが必要で
ある。部品保持テープの長手方向の位置決めは通常テー
プ送り装置によって行われる。幅方向および厚さ方向の
位置決めは、例えば、カートリッジ本体にカバーを被せ
て部品保持テープを一対のレールとカバーとの間に挟
み、厚さ方向の位置ずれを防止するとともに、部品保持
テープの側面をカバーの内側面に接触させあるいは僅か
な隙間を残して対向させ、幅方向における位置ずれを防
止することによって行われる。
【0005】上記一対の支持レールは、従来、カートリ
ッジ本体に位置を固定して設けられ、その間隔は、供給
すべきテープ化電子部品の部品保持テープの一対の被支
持部を支持し得る間隔に設定されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一対の
被支持部の間隔が電子部品の寸法によって異なるため、
一対の被支持部の間隔が異なる複数種類のテープ化電子
部品を供給するためには、それぞれ一対の支持レールの
間隔が一対の被支持部の間隔に応じた寸法とされた複数
種類の電子部品供給カートリッジが必要であり、電子部
品供給カートリッジが多品種少量となってコストが高く
なるとともに、電子部品供給カートリッジの数が増え、
管理が面倒であるという問題があった。
【0007】請求項1および2の発明は、部品保持テー
プの幅、すなわち一対の被支持部の間隔が異なる複数種
類のテープ化電子部品を供給することができる電子部品
供給カートリッジを提供することを課題として為された
ものであり、請求項3の発明は、部品保持テープの幅の
みならず送りピッチも異なる複数種類のテープ化電子部
品を供給することができる電子部品供給カートリッジを
提供することを課題として為されたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
の課題を解決するために、前記(ア)カートリッジ本
体,(イ)テープ送り装置,(ウ)一対の支持レールお
よび(エ)テープ幅方向位置決め装置を含む電子部品供
給カートリッジにおいて、一対の支持レールの間隔を複
数種類に変更する間隔変更手段を設けたことを要旨とす
るものである。
【0009】請求項2の発明は、上記の課題を解決する
ために、前記間隔変更部手段を、カートリッジ本体に着
脱可能に取り付けられて前記一対の支持レールの少なく
とも一方を形成する着脱式間隔変更部材を含むものとし
たことを要旨とするものである。
【0010】請求項3の発明は、上記の課題を解決する
ために、前記テープ送り装置を、(A)正逆両方向に移
動可能な駆動部材と、(B)その駆動部材の正方向の移
動に基づいて部品保持テープを送り、駆動部材の逆方向
の移動は部品保持テープに伝達しない送り機構と、
(C)駆動部材の正方向の移動限度を規定する正方向ス
トッパ装置と、(D)駆動部材の逆方向の移動限度を規
定する逆方向ストッパ装置とを含み、かつ、逆方向スト
ッパ装置が、(a)駆動部材と一体的に移動する移動ス
トッパ部と、(b)カートリッジ本体に相対移動可能に
取り付けられた可動部材と、(c)その可動部材に設け
られ、移動ストッパ部と当接することにより駆動部材の
逆方向の移動限度を規定する少なくとも1個の静止スト
ッパ部と、(d)可動部材のカートリッジ本体に対する
自由な相対移動を防止する相対移動防止装置とを含んで
駆動部材の逆方向の移動限度を複数種類に変えるものと
したことを要旨とするものである。
【0011】
【作用】請求項1の発明に係る電子部品供給カートリッ
ジにおいては、一対の支持レールの間隔が供給すべきテ
ープ化電子部品の部品保持テープの一対の被支持部を支
持し得る間隔でないときには、間隔変更手段により一対
の被支持部を支持し得る間隔に変更される。間隔変更手
段は、請求項2の発明におけるように、カートリッジ本
体に対する着脱により支持レールの間隔を変更する着脱
式間隔変更部材としたり、発明の望ましい態様の項にお
いて述べるように、一対の支持レールを備えてカートリ
ッジ本体の幅方向に移動させられる可動式間隔変更部材
としたりすることができる。
【0012】請求項2の発明に係る電子部品供給カート
リッジにおいては、着脱式間隔変更部材のカートリッジ
本体に対する着脱により支持レールの間隔が変更され
る。カートリッジ本体に一対の支持レールが一体的(文
字通り一体の場合と別体ではあるが取外し不能に固定さ
れている場合とを含む)に設けられているとき(カート
リッジ本体と一体的な支持レールを一体支持レールと称
する)には、着脱式間隔変更部材は、それら一対の一体
支持レールとは別の一対の支持レールを備え、一対の一
体支持レール間に取り付けられる2レール型着脱式間隔
変更部材とされるか、一対の一体支持レールの一方に隣
接して取り付けられ、その一方の一体支持レールの代わ
りに支持レールの機能を果たす1レール型着脱式間隔変
更部材とされる。2レール型着脱式間隔変更部材は一対
の支持レールを一体的に備えて例えば溝形を成す一体2
レール型着脱式間隔変更部材とされるか、それぞれ1個
ずつの支持レールを備えて個別に取り付けられる別体2
レール型着脱式間隔変更部材とされる。一体2レール型
着脱式間隔変更部材と1レール型着脱式間隔変更部材と
は、それらの着脱の前後で支持レールの間隔が段階的に
2種類に変更される。別体2レール型着脱式間隔変更部
材は、別体の2レールが同時に着脱される場合には一体
2レール型着脱式間隔変更部材と実質的に同じである
が、別体の2レールの一方のみが着脱される態様も含め
れば、レールの間隔を3段階に変更することが可能とな
る。
【0013】着脱式間隔変更部材のカートリッジ本体へ
の取付け時に、着脱式間隔変更部材を一体支持レールの
側壁面に密着させて取り付け、一体支持レールの側壁面
を着脱式間隔変更部材の幅方向の位置決め装置として機
能させるときには、幅が互に異なる複数種類の着脱式間
隔変更部材を選択的に取り付けることによって、支持レ
ール間隔を3種類以上に変更することができる。1レー
ル型着脱式間隔変更部材または別体2レール型着脱式間
隔変更部材は、それらの幅を変えなくても、カートリッ
ジ本体に対する取付位置を変えれば支持レール間隔を複
数種類に変更することができる。この場合には、一体支
持レールとは別に、着脱式間隔変更部材を幅方向におい
て位置決めする着脱式間隔変更部材位置決め装置を設け
ることが望ましい。この態様においては、間隔変更部材
はカートリッジ本体に着脱されるが、カートリッジ本体
に対する位置が変えられる可動式の間隔変更部材でもあ
ることとなる。
【0014】カートリッジ本体に一対の支持レールの一
方が一体的に設けられているときには、着脱式間隔変更
部材は少なくとも一方の支持レールを形成するものとさ
れ、上記のように着脱式間隔変更部材の幅を複数種類に
変えることにより、あるいは取付位置の変更により、一
対の支持レールの間隔を複数種類に変更することができ
る。カートリッジ本体に一対の支持レールのいずれも一
体的に設けられていないときには着脱式間隔変更部材は
一対の支持レールを形成するものとされ、着脱式間隔変
更部材が形成する一対の支持レールの間隔を複数種類に
変えることにより、一対の支持レールの間隔を複数種類
に変更することができる。
【0015】以上いずれの形態においても、一対の支持
レールの一方がカートリッジ本体に対して移動不能であ
り、かつ、その一方が常に支持レールとして機能する場
合には、従来通り、その支持レールを覆うカバーのその
支持レールに隣接する側壁の内側面を、部品保持テープ
を幅方向において位置決めするテープ幅方向位置決め装
置として機能させることができる。しかし、一対の支持
レールのいずれもカートリッジ本体と一体的ではない場
合、あるいは支持レール間隔が狭くされた場合に一体的
な支持レールが支持レールとして機能しなくなる場合に
は、カバーの側壁の内側面をテープ幅方向位置決め装置
として機能させるためには、カバーを着脱式間隔変更部
材と共に着脱することが必要になる。また、カバーを着
脱式間隔変更部材と共に着脱しない場合には、支持レー
ル自体にテープ幅方向位置決め装置の機能を果たさせる
ことも可能である。例えば、支持レールに、部品保持テ
ープの側面に接触する段付面を形成するか、着脱式間隔
変更部材の内側の側壁面を部品保持テープの電子部品収
容部の外側面に接触する位置に形成するかするのであ
る。
【0016】請求項3の発明に係る電子部品供給カート
リッジにおいて部品保持テープは、駆動部材の正方向の
移動により送られ、逆方向への移動時には送られず、部
品保持テープを送るための準備が為される。例えば、実
施例の項において述べるように、テープ化電子部品の送
り機構がラチェットホイールやスプロケット等により構
成される場合には、ラチェット爪にラチェットホイール
の歯を部品保持テープの送りに必要な数だけ乗り越えさ
せることが部品保持テープを送るための準備である。そ
のため、駆動部材の正方向の移動限度と逆方向の移動限
度とのいずれか一方を変えることにより、部品保持テー
プの送りピッチを変えることができ、正方向の移動限度
を一定とし、逆方向の移動限度を送りピッチに応じて変
えることにより、例えば、電子部品収容部に収容された
電子部品のうち、先頭の電子部品を、カートリッジ本体
に対してテープ送り方向において一定の位置に設定され
た電子部品取出位置に送ることができる。送りピッチの
変更時には、相対移動防止装置による可動部材のカート
リッジ本体に対する相対移動の防止が解除され、駆動部
材の逆方向の移動限度を所望の送りピッチが得られる限
度に規定する位置へ可動部材が移動させられた後、可動
部材のカートリッジ本体に対する相対移動が防止され
る。駆動部材の逆方向の移動限度は、可動部材に静止ス
トッパ部が複数設けられている場合、それら静止ストッ
パ部を、移動ストッパ部と当接して駆動部材の移動限度
を規定する移動限度規定位置へ択一的に移動させること
により、複数種類に変えることができる。また、静止ス
トッパ部が可動部材に1個のみ設けられている場合で
も、例えば、発明の望ましい態様の項において述べるよ
うに、可動部材をカートリッジ本体に取り付けるための
取付部をストッパとして機能させることにより、静止ス
トッパ部が1個でも駆動部材の逆方向の移動限度を2種
類に変えることができる。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、1つの電子部
品供給カートリッジにより部品保持テープの一対の被支
持部の間隔が異なる複数種類のテープ化電子部品から電
子部品を供給することができ、電子部品供給カートリッ
ジの種類を少なくすることができ、電子部品供給装置を
安価に構成することができる。また、電子部品供給カー
トリッジの数が減り、電子部品を供給しない電子部品供
給カートリッジの収納スペースが少なくて済む等、管理
が容易になる効果も得られる。
【0018】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、着脱式間隔変更部材をカートリッジ本
体に取付け,取外しするだけで一対の支持レールの間隔
を変更することができ、簡易に間隔変更を行うことがで
きる。
【0019】請求項3の発明によれば、請求項1または
2の発明の効果に加えて、部品保持テープの送りピッチ
を容易にかつ迅速に変更し得る効果が得られる。部品保
持テープの送りピッチは、駆動部材の逆方向の移動限度
をそれぞれ異なる限度に規定する複数種類のストッパを
設け、それらストッパを送りピッチに合わせて選択的に
カートリッジ本体に取り付けることによっても変更する
ことができる。しかし、その場合にはストッパが複数個
必要であり、また、送りピッチが変わる毎にいちいちス
トッパを交換することが必要であって面倒であるのに対
し、請求項3の発明によれば、可動部材を移動させるこ
とにより移動限度を規定することができ、容易にかつ迅
速に変更することができるのである。また、複数種類の
ストッパを管理する必要がなく、管理が容易な利点もあ
る。
【0020】
【発明の望ましい実施態様】以下、本発明の望ましい実
施態様を列挙するとともに、必要に応じて関連説明を行
う。 (1)前記間隔変更手段が、前記一対の支持レールの一
方を備えて前記カートリッジ本体にカートリッジ本体の
幅方向に移動可能に取り付けられた可動式間隔変更部材
であり、かつ、当該電子部品供給カートリッジがその可
動式間隔変更部材をカートリッジ本体に対して複数種類
の位置に位置決めする間隔変更部材位置決め装置を含む
請求項1または3に記載の電子部品供給カートリッジ。
この態様のカートリッジにおいて部品保持テープの一対
の被支持部は、可動式間隔変更部材の可動支持レールと
カートリッジ本体に一体的に設けられた一体支持レール
とによって支持される。可動式間隔変更部材は部品保持
テープの一対の被支持部の一方を支持し得る位置に移動
させられ、位置決めされる。一対の支持レールの間隔は
無段階に(連続的に)変更してもよく、段階的に変更し
てもよい。前者の場合には、間隔変更部材位置決め装置
は、可動式間隔変更部材を無段階に位置決めする装置と
され、後者の場合には多段階に位置決めするものとされ
る。支持レールの間隔が無段階に変更される場合には、
例えば、支持レールの間隔を電子部品収容部の幅に等し
い間隔に変更し、支持レールの内側の側壁面により電子
部品収容部を幅方向に位置決めし、支持レールを部品保
持テープを幅方向において位置決めするテープ幅方向位
置決め装置として機能させることができる。被支持部の
側面に接触してテープ幅方向位置決め装置として機能す
る段付面を形成することも可能である。間隔を無段階に
変更する場合でも段階的に変更する場合でも、1つの間
隔変更部材により支持レールの間隔を複数種類に変更す
ることができ、間隔変更を安価に行うことができる。
【0021】(2)前記テープ送り装置の駆動源が前記
カートリッジ本体に取り付けられている請求項3に記載
の電子部品供給カートリッジ。この態様のカートリッジ
によれば、カートリッジ自身が駆動源を有するため、駆
動源を共用できない別の装置と組み合わせて使用するこ
とができる。
【0022】(3)前記駆動源がエアシリンダである態
様(2)に記載の電子部品供給カートリッジ。エアシリ
ンダを用いれば駆動源を安価に構成することができる。
エアシリンダは、単動式でも、復動式でもよい。
【0023】(4)前記逆方向ストッパ装置の可動部材
が、前記カートリッジ本体に設けられた取付部に相対移
動可能に取り付けられ、その可動部材がその取付部の前
記移動ストッパ部と対向する部分を露出させる退避位置
まで移動可能である請求項3,態様(1)〜(3)のい
ずれか1つに記載の電子部品供給カートリッジ。この態
様のカートリッジにおいては、可動部材が取付部の移動
ストッパ部と対向する部分を露出させる退避位置まで移
動させられた状態では、取付部の移動ストッパ部と対向
する部分が静止ストッパとして機能する。例えば、可動
部材に静止ストッパ部が1個設けられるとともに、取付
部の移動ストッパ部と対向する部分を露出させる部分が
設けられている場合、逆方向ストッパ装置は、取付部の
静止ストッパ部として機能する部分および可動部材に設
けられた静止ストッパ部の2種類の静止ストッパ部を有
することとなる。取付部はカートリッジ本体と一体でも
別体でもよい。
【0024】(5)前記可動部材が一軸線まわりに回転
可能に取り付けられた回転部材であり、前記静止ストッ
パ部が回転部材の回転中心線を中心とする一円周上に複
数個設けられた請求項3または態様(4)に記載の電子
部品供給カートリッジ。この態様のカートリッジにおい
ては、相対移動防止装置による回転部材のカートリッジ
本体に対する回転防止を解除した状態で回転部材を回転
させることにより、静止ストッパ部の一つを移動ストッ
パ部と当接して駆動部材の逆方向の移動限度を規定する
移動限度規定位置へ移動させることができる。回転部材
は、円板でもよく、円板の一部を切り欠いたものでもよ
く、矩形の板状を成すものでもよく、十字形や多角形状
を成す板材でもよい。可動部材を回転部材とすれば、カ
ートリッジ本体の可動部材を設けるためのスペースが少
なくて済む。可動部材が直線移動する場合には、その移
動を許容するためのスペースを確保することが必要であ
るのに対し、回転部材の場合にはほぼ自身が占めるスペ
ース内で動くため、移動のためにそれ以上のスペースを
必要としない。カートリッジ本体にはテープ送り装置
等、種々の機構が設けられていてスペース確保は容易で
はない。それに対し、回転部材の場合にはスペースが少
なくて済み、逆方向ストッパ装置をカートリッジ本体に
容易に設けることができる。
【0025】(6)前記間隔変更部材が前記一対の支持
レールの一方を形成し、他方の支持レールが前記カート
リッジ本体と一体である請求項2,3,態様(1)〜
(5)のいずれか1つに記載の電子部品供給カートリッ
ジ。この態様のカートリッジにおいては、間隔変更部材
が着脱式でも可動式でも1個の間隔変更部材により一対
の支持レールの間隔が変更され、間隔変更部材の数が少
なくて済み、安価に変更することができる。
【0026】(7)前記間隔変更部材を一対備え、各間
隔変更部材が前記一対の支持レールの各々を有し、か
つ、それら一対の支持レール間の中心が間隔変更の前後
を通じて一定である請求項2,3,態様(1)〜(6)
のいずれか1つに記載の電子部品供給カートリッジ。こ
の態様のカートリッジにおいては、間隔変更部材が可動
式の場合には、一対の可動式間隔変更部材が一対の支持
レール間の中心として設定された位置に対して対称に移
動させられて一対の支持レールの間隔が変更される。間
隔変更部材が着脱式の場合には、一対の着脱式間隔変更
部材(別体2レール型着脱式間隔変更部材)をカートリ
ッジ本体に一対の支持レール間の中心として設定された
位置に対して対称に着脱することにより、あるいは、1
個であっても対称な一対の支持面を有する着脱式間隔変
更部材(一体2レール型着脱式間隔変更部材)の着脱に
より一対の支持レールの間隔が変更される。一対の支持
レールの間隔が変更されても一対の支持レール間の中心
が不変であるため、部品保持テープの大きさに関係な
く、電子部品収容部の中心位置が常に一定となり、例え
ば、電子部品の大きさが変わっても、部品吸着ノズルが
電子部品を電子部品収容部から取り出す電子部品取出位
置のカートリッジ本体の幅方向における位置を変えずに
済む。一対の間隔変更部材が可動式の場合、支持レール
の間隔は段階的に変更してもよく、無段階に変更しても
よい。この場合には、支持レールを部品保持テープ幅方
向位置決め装置として機能させることが望ましい。
【0027】(8)前記部品保持テープの前記電子部品
収容部に設けられ、各々電子部品が収容される電子部品
収容凹部の開口を覆うカバーフィルムを巻き取る巻取り
胴を有する巻取り装置と、前記電子部品収容凹部に電子
部品が収容されたテープ化電子部品を収容してそのテー
プ化電子部品を先端から順次繰り出すテープ化電子部品
収容器を保持する保持装置とを有し、前記巻取り胴の外
周面の少なくとも一部が、巻取り胴がない状態で前記テ
ープ化電子部品が前記テープ化電子部品収容器から前記
一対の支持レールに至る経路に対して巻取り胴の中心と
は反対側に位置し、巻取り胴またはそれに巻き取られた
カバーフィルムがテープ化電子部品を案内するガイドロ
ーラとして機能する請求項1〜3,態様(1)〜(7)
のいずれか1つに記載の電子部品供給カートリッジ。
【0028】この態様のカートリッジにおいて巻取り装
置は、テープ化電子部品の送り時に巻取り胴の回転によ
りカバーフィルムを巻き取り、同時に巻取り胴または巻
き取られたカバーフィルムの外周面のテープ化電子部品
の移動方向と同じ方向に回転する部分によってテープ化
電子部品を案内するガイドローラの機能を果たす。その
ため、専用のガイドローラを設ける必要がなく、カート
リッジを安価に構成することができる。巻き取られたカ
バーフィルムの外径は巻取りの進行に伴って徐々に増大
するが、その増大につれて巻取り胴の角速度が減少し、
巻き取られたカバーフィルムの外周面の移動量、すなわ
ちカバーフィルムの移動量と、テープ化電子部品の移動
量とは常にほぼ等しいため、巻き取られたカバーフィル
ムの外周面とテープ化電子部品との間には殆ど滑りが生
じない。したがって、巻き取られたカバーフィルムとテ
ープ化電子部品との間の摩擦係数が大きくても差し支え
なく、むしろ巻き取られたカバーフィルムはテープ化電
子部品に送りを与え、送り装置によるテープ化電子部品
の送りを補助する送り補助機能を果たす。
【0029】
【実施例】以下、請求項1ないし3の各発明に共通の実
施例を図面に基づいて詳細に説明する。図3において1
0は電子部品供給カートリッジである。この電子部品供
給カートリッジ10は、テープ化電子部品保持装置1
2,テープ送り装置14およびカバーフィルム巻取り装
置16を有している。
【0030】電子部品供給カートリッジ10により供給
される電子部品20は、図13ないし図15に示すよう
にテープ化電子部品22とされている。テープ化電子部
品22は、部品保持テープ24とカバーフィルム26
(図13参照)とによって、リード線を有する電子部品
20がテーピングされたものである。
【0031】部品保持テープ24は、図14および図1
5に示すように、長手方向に平行な両側の被支持部28
と、それら両被支持部28の間において両被支持部28
より下方へ突出させられた多数の容器状の電子部品収容
部30とを有する。これら電子部品収容部30は部品保
持テープ24に等間隔で設けられ、各電子部品収容部3
0の部品保持テープ24の上面に開口する電子部品収容
凹部32内にそれぞれ、電子部品20が収容されてい
る。
【0032】薄くて透明なカバーフィルム26は部品保
持テープ24の表面に貼り付けられて電子部品収容凹部
32の開口を覆っている。また、部品保持テープ24の
一対の被支持部28のうち、一方の被支持部28に沿っ
て、部品保持テープ24を貫通する送り穴34が一列に
等ピッチで形成されている。
【0033】テープ化電子部品22は、図3に示すテー
プ化電子部品保持部材としてのリール38に巻き付けら
れており、カートリッジ本体40の後部に設けられて支
持軸42を有する取付け体44にリール38ごと着脱さ
れる。これら支持軸42および取付け体44がテープ化
電子部品保持装置12を構成している。取付け体44に
はリール押さえ部材46が軸48により回動可能に取り
付けられるとともにばね50により付勢され、リール3
8の外周面に接触させられてリール38の回転に抵抗を
与えるようにされている。
【0034】なお、取付け体44には、支持軸42を挿
入するための軸穴52が複数個設けられている。テープ
化電子部品22の寸法によってリール38の径が異なっ
ても、リール38をリール押さえ部材46によって押さ
えられる位置に取り付けられるようにされているのであ
る。
【0035】このようにリール38に巻き付けられ、テ
ープ化電子部品保持装置12により保持されたテープ化
電子部品22は、カバーフィルム巻取り装置16を経て
テープ送り装置14により送られる。カバーフィルム巻
取り装置16は、テープ化電子部品22を案内する案内
装置として機能するが、それについては後に説明する。
【0036】カートリッジ本体40は概して細長い板状
を為し、長手方向と厚さ方向(幅方向)とが水平となる
姿勢で立てて設置される。カートリッジ本体40の前部
には、図11に示すように、カートリッジ本体40の上
面58から上方へ延び出させられるとともに、テープ送
り方向に平行に延びる一対の支持レール60が設けられ
ている。これら一対の支持レール60は、当該電子部品
供給カートリッジ10により供給が予定されているテー
プ化電子部品22のうち、幅が最も大きいテープ化電子
部品22の部品供給テープ24の一対の被支持部28を
下から支持することができるとともに、電子部品収容部
30の通過を許容する間隔を隔てて設けられている。
【0037】テープ化電子部品22の両側の被支持部2
8は、図11に示すように、一対の支持レール60によ
り下から支持されるとともにカバー62が被せられ、支
持レール60とカバー62との間に挟まれてテープ送り
装置14により送られる。
【0038】テープ送り装置14は、テープ化電子部品
22に、水平面内のY方向に、一定ピッチ、すなわち電
子部品収容凹部32の中心間のピッチに等しい距離の送
りを与える。テープ送り装置14は、図4に示すよう
に、エアシリンダ66を有している。エアシリンダ66
は複動のエアシリンダであり、2個のエア室がエア源と
大気とに択一的に連通させられることにより、ピストン
ロッド68が伸縮させられる。
【0039】ピストンロッド68の先端部にはストッパ
ブロック70が固定されるとともに、ストッパブロック
70には回動板72が相対回動可能に連結されている。
回動板72は、その中央部において、ねじ部材75(図
5参照)の締付けによりカートリッジ本体40に固定さ
れた支持軸74の一端部にテープ送り方向と直交する水
平軸線まわりに回動可能に取り付けられるとともに、図
5に示すように、下端部において、ストッパブロック7
0に固定された支持軸76に回動可能に嵌合されてお
り、ピストンロッド68の伸縮により回動板72が正方
向あるいは逆方向に回動させられる。支持軸76の両端
部はストッパブロック70から突出させられ、一方の突
出端部に回動板72が嵌合され、他方の突出端部には、
支持軸74の他端部に回動可能に取り付けられたリンク
77が相対回動可能に嵌合されている。支持軸76の頭
部78とスリーブ79のフランジとが回動板72を両側
から精度良く挟んでおり、支持軸76およびストッパブ
ロック70の回動板72に対する相対回転を許容しつ
つ、支持軸76の傾きは防止する。リンク77も支持軸
76の傾きを防止する役割を果たす。
【0040】回動板72には、図4に示すように、ラチ
ェット爪80が軸82によって回動可能に取り付けられ
ている。ラチェット爪80は、付勢手段としてのばね8
4によってラチェットホイール86の歯88に噛み合う
向きに付勢されている。ラチェットホイール86は、支
持軸74に回動可能に支持されたスプロケット90に相
対回転不能に取り付けられている。スプロケット90の
歯92は部品保持テープ24の送り穴34に嵌合されて
おり、ピストンロッド68の収縮により回動板72が正
方向に回動させられるとき、ラチェット爪80はラチェ
ットホイール86の歯88に係合した状態を保って移動
させられ、ラチェットホイール86を正方向に回動させ
るとともにスプロケット90を正方向に回動させ、部品
保持テープ24を送る。
【0041】回動板72の正方向の回動限度は、ラチェ
ット爪80がカートリッジ本体40に設けられたストッ
パ突部96に当接することにより規定され、カバーフィ
ルム26を剥がされた電子部品20のうち、先頭の電子
部品20が常に一定の位置、すなわち電子部品取出位置
に送られる。
【0042】ピストンロッド68の伸長により回動板7
2は逆方向へ回動させられ、ラチェット爪80がラチェ
ットホイール86の歯88を乗り越える。この際、ラチ
ェットホイール108の回転はストッパレバー94によ
り阻止される。それにより部品保持テープ24の送り方
向とは逆向きの移動が阻止され、上記先頭の電子部品2
0が電子部品取出位置からずれることがない。ストッパ
レバー94は、先頭の電子部品20の電子部品取出位置
における位置決めも行うのである。回動板72は正方向
の回動時には、ラチェット爪80が乗り越えた歯88の
中心角に等しい角度回動させられる。部品保持テープ2
4の送りピッチは、ラチェット爪80が乗り越える歯8
8の数によって決まり、回動板72の逆方向の回動限度
を変えることによって変えることができる。
【0043】回動板72の逆方向の回動限度は、カート
リッジ本体40に設けられた逆方向ストッパ装置112
により規定される。逆方向ストッパ装置112は、カー
トリッジ本体40に固定の取付台116と、取付台11
6にボルト118によって固定された回転板120とを
有する。取付台116はL字形を成し、図11に示すよ
うに、L字の一方の腕部122は、カートリッジ本体4
0の前部に形成された切欠124内においてボルト12
6によりカートリッジ本体40に固定され、他方の腕部
128(図6参照)はカートリッジ本体40の中心側へ
直角に延び出させられている。
【0044】取付台116の腕部128のエアシリンダ
66側の端面130(図10参照)は、ピストンロッド
68の伸長端、すなわち回動板72の逆方向の回動限度
を、最も大きい送りピッチが得られる位置に規定する位
置とされている。
【0045】回転板120には、直径方向に隔たった2
個所にそれぞれ、ストッパ突起132,134が突設さ
れるとともに、それらストッパ突起132,134の間
の部分に切欠136が形成されている。切欠136は、
回転板120を、回転板120の中心から外れた位置を
通り、回転板120の中心線と直交する平面で切り欠く
ことにより形成され、前記ピストンロッド68に取り付
けられたストッパブロック70の下側の部分の通過を許
容する大きさを有するものとされている。
【0046】また、回転板120の厚さは、取付台11
6に固定された状態で、エアシリンダ66側の端面13
8(図10参照)がちょうどピストンロッド68の伸長
端を、部品保持テープ24の送りピッチを2番目に大き
いピッチとする位置に規定する厚さとされている。ま
た、ストッパ突起132,134はそれぞれ、部品保持
テープ24の送りピッチを3番目に大きいピッチおよび
最小ピッチとする位置に規定し得る長さを有するものと
されている。
【0047】ボルト118を緩めて取付台116への固
定を解除した状態で回転板120を回転させることによ
り、図6,図8〜図10に示すように、ストッパ突起1
32,134,切欠136および端面138が順次ピス
トンロッド68と対向し、回動板72の逆方向の回動限
度を規定する回動限度規定位置へ移動させられる。スト
ッパ突起132,134,端面138が回動限度規定位
置へ移動させられた状態では、回転板120のストッパ
突起132,134,端面138が設けられた部分は取
付台116に密着させられ、取付台116によって後方
から支持される。
【0048】ストッパ突起132,134が回動限度規
定位置へ移動させられた状態では、図6および図8に示
すように、ストッパブロック70がストッパ突起13
2,134に当接することにより回動板72の逆方向の
回動限度が規定され、端面138が回動限度規定位置へ
移動させられた状態では、図9に示すようにストッパブ
ロック70が端面138に当接することにより回動板7
2の逆方向の回動限度が規定される。また、切欠136
が回動限度規定位置へ移動させられた状態では、図10
に示すように、取付台116の端面130がストッパブ
ロック70に対して露出させられ、ストッパブロック7
0は切欠136を通って端面130に当接し、回動板7
2の逆方向の回動限度が規定される。切欠136が回動
限度規定位置へ移動させられるということは、換言すれ
ば、回転板120が端面130をストッパブロック70
に対して露出させる退避位置へ移動させられるというこ
とである。
【0049】前記カバー62は図5に示すように断面形
状がコの字形を成し、その後部においてカートリッジ本
体40に軸146によって回動可能に取り付けられてい
る。カバー62の一対の側板148の前部にはそれぞ
れ、図6に示すように係合切欠150が形成され、カー
トリッジ本体40に取り付けられた一対の係合部材15
2が係合させられている。係合部材152には上下方向
に延びる長穴154が形成され、カートリッジ本体40
の側面に突設されたピン156に相対移動可能に嵌合さ
れるとともに、スプリング158によって下方に付勢さ
れ、カバー62に抜け出し不能に係合させられるととも
にカバー62を付勢し、その下面をテープ化電子部品2
2に接触させ、電子部品収容凹部32からの電子部品2
0の飛出しを防止している。上記下面が固定飛出防止面
159(図1参照)である。
【0050】カバー62には、図12に示すように、テ
ープ化電子部品22の送り方向と直交する方向に延びる
スリット160が設けられている。部品保持テープ24
から剥がされたカバーフィルム26はこのスリット16
0を通って引き出された後、図4に示すようにカートリ
ッジ本体40に固定的に保持されたガイドローラ164
を経てカバーフィルム巻取り装置16の巻取りリール1
62に巻き取られる。カバーフィルム巻取り装置16に
ついては後に述べる。
【0051】また、カバー62の部品保持テープ24に
形成された送り穴34に対応する部分には長穴168が
形成されており、前記スプロケット90の歯92とカバ
ー62との干渉が回避されている。さらに、カバー62
のスリット160より先端側には矩形の開口170が形
成され、ここから電子部品20が部品吸着ヘッド172
によって取り出される。開口170は、寸法が最も大き
い電子部品20を電子部品収容凹部32から取り出すこ
とができる大きさとされている。
【0052】部品吸着ヘッド172は、図示しないX方
向移動装置上に昇降可能に取り付けられ、図示しない昇
降装置によって昇降させられるようになっており、X方
向移動装置により、テープ送り方向であるY方向と水平
面内において直交するX方向に移動させられる。本実施
例の電子部品供給カートリッジ10は、図示しない取付
台上に多数、電子部品取出位置がX方向に平行な一直線
上に並ぶ状態で載置されており、部品吸着ヘッド172
はY方向の位置を電子部品取出位置に一致させられた状
態でX方向に移動させられ、複数の電子部品供給カート
リッジ10のうちの1つから電子部品20を取り出す。
【0053】カバー62の開口170は、一部がシャッ
タ180により覆われたり、完全に開放されたりする。
シャッタ180は、図5に示すように、回動板72とラ
チェットホイール86との間に嵌入させられ、テープ化
電子部品22の送り方向に延びる板状のスライド部18
2と、スライド部182の上縁からカバー62上へ延び
出させられた飛出防止部184とを有する。
【0054】スライド部182の前部には、図5および
図6に示すように、下面に開口し、上下方向に延びる切
欠186が形成され、回動板72に突設された突部18
8が嵌入させられており、回動板72の回動に伴ってシ
ャッタ180が前進,後退させられる。スライド部18
2の後部にはテープ送り方向に平行に延びる長穴190
が形成されており、この長穴190を通って頭部および
段付状の軸部を有する段付ピン192の軸部が挿通され
るとともに、軸部の小径部がカバー62の側板148に
かしめられている。段付ピン192の軸部の大径部は長
穴190内にテープ送り方向において相対移動可能に位
置し、これら長穴190および段付ピン192の軸部の
大径部によってシャッタ180のテープ送り方向に平行
な方向の移動を案内するシャッタ案内装置が構成されて
いる。
【0055】シャッタ180の飛出防止部184は、シ
ャッタ180が前進端位置へ移動させられても後端部が
カバー62とオーバラップした状態に保たれる長さを有
する。飛出防止部184は、図5および図12に示すよ
うに、スライド部182から一対の支持レール60間の
中央の位置まで延び出させられた後、下方へ曲げられ、
飛出防止片194が形成されている。カバー62には、
開口170のテープ送り方向において上流側の縁に開口
し、テープ送り方向に平行に延びるスリット196が形
成され、飛出防止片194との干渉が回避されるように
なっており、飛出防止片194はスリット196内に相
対移動可能に嵌入させられるとともに、その下端面は固
定飛出防止面159と同一平面内に位置させられ、電子
部品収容凹部32からの電子部品20の飛出しを防止す
る可動飛出防止面198とされている。
【0056】前記カバーフィルム巻取り装置16は、図
3に示すようにテープ化電子部品保持装置12と電子部
品送り装置14との間に設けられており、テープ化電子
部品22の送り時にカバーフィルム26を巻き取るよう
にされている。カバーフィルム巻取り装置16は、図4
に示すように巻取りリール162を有する。巻取りリー
ル162は、円筒状の巻取り胴202と、巻取り胴20
2の両端縁からそれぞれ半径方向外向きに延び出させら
れたフランジ部204とを有する。巻取り胴202は、
支持軸206に回転可能に支持された図示しないリール
支持部材にゴムリング等の摩擦係合部材を介して係合さ
せられている。
【0057】支持軸206は、カートリッジ本体40の
一構成要素である支持部材210に取り付けられ、巻取
りレバー214が回動可能に取り付けられている。巻取
りレバー214は三角形状を成し、図3に示すように支
持部材210との間に配設された、付勢手段の一種であ
る弾性部材としての引張コイルスプリング216によ
り、カバーフィルム巻取り方向に付勢されている。
【0058】巻取りレバー214には、支持軸206の
軸心を中心とする部分円弧状の長穴218が形成される
とともに、リンク220の一端部に設けられた係合部、
すなわちリンク220の一端部に固定された軸に回転可
能に嵌合された駒222が相対移動可能に係合させられ
ている。リンク220の他端部は、前記回動板72に連
結されている。回動板72とストッパブロック70とを
連結する支持軸76に相対回転可能に嵌合されているの
である。なお、リンク220の長手方向の中間部の上面
にはつまみ224が突設されており、リンク220を手
動で動かす際に使用される。
【0059】巻取りリール200を支持するリール支持
部材と巻取りレバー214との間には、図示しない第1
一方向クラッチが設けられ、巻取りレバー214の巻取
りリール200に対するカバーフィルム巻取り方向の相
対回転は阻止するが、逆向きの相対回転は許容するよう
にされている。また、リール支持部材と支持軸206と
の間には図示しない第2一方向クラッチが設けられ、巻
取りリール200の支持軸206に対するカバーフィル
ム巻取り方向の回転は許容するが、逆向きの回転は阻止
するようにされている。
【0060】巻取りリール200の巻取り胴202はリ
ール支持部材に摩擦係合させられており、また、リール
支持部材のカバーフィルム巻取り方向とは逆向きの回転
は第2一方向クラッチによって阻止されているため、リ
ール支持部材との間の摩擦力を超える相対回転トルクを
巻取りリール200に加えれば、巻取りリール200を
リール支持部材に対して相対的にカバーフィルム巻取り
方向とは逆向きに回転させることができ、巻取りリール
200の取付け,取外しを容易に行い得るともに、取付
け時に巻き取ったカバーフィルム26を巻き戻して電子
部品収容凹部32を覆い、電子部品20を部品吸着ノズ
ル172に供給することができる。
【0061】前記リール38に巻かれたテープ化電子部
品22は、リール38から引き出された後、巻取りリー
ル200の巻取り胴202あるいは巻取り胴202に巻
き取られたカバーフィルム26の外周面の下側の部分に
掛けられた上、部品保持テープ24の両側の被支持部2
8がカートリッジ本体40に形成された一対の支持レー
ル60上に載せられるとともに、送り穴34にスプロケ
ット90の歯92が嵌合される。
【0062】巻取りリール200は、巻取り胴202の
外周面の下側の部分が、巻取りリール200がない状態
でテープ化電子部品22がリール38から一対の支持レ
ール60に至る経路よりリール38および支持レール6
0側となる位置に設けられている。部品保持テープ24
が送られ、電子部品20が供給されるに従ってリール3
8に巻かれたテープ化電子部品22の径は減少し、逆に
巻取りリール200の巻取り胴202に巻き付けられた
カバーフィルム26の径は増大するが、これら径の増減
に関係なく、巻取り胴202の外周面あるいは巻取り胴
202に巻き付けられたカバーフィルム26の外周面の
下部が上記経路より下方に位置する位置に取り付けられ
ている。換言すれば、巻取り胴202の外周面あるいは
巻取り胴202に巻き付けられたカバーフィルム26の
外周面の、巻取りリール200の巻取り方向の回転につ
れてテープ化電子部品22の送り方向に移動する部分
が、上記経路に対して支持軸206、すなわち巻取り胴
202の中心とは反対側となる位置に設けられているの
である。
【0063】前述のように、リール38の取付け体44
に対する取付位置は、リール38の径の大きさによって
変えられ、リール38が常にケース押さえ部材46によ
って押さえられるようにされているが、このようにリー
ル38の取付位置を径の大きさにより変えることは、巻
取り胴202を上記経路より下側に位置させる上でも有
効である。
【0064】本電子部品供給カートリッジ10は、部品
保持テープ24の幅が2種類に異なるテープ化電子部品
22を供給する。一つは、部品保持テープ24の両側の
被支持部28がカートリッジ本体40に一体的に形成さ
れた一対の支持レール60により支持される間隔を有す
るものであり、もう一つは被支持部28の間隔が、一対
の支持レール60により支持されるより小さいものであ
る。後者の場合には、図1および図2に示すように間隔
変更ブロック230により一対の支持レール60の間隔
が変更される。
【0065】間隔変更ブロック230は、支持レール6
0の上面58からの突出長さと同じ高さを有し、上面5
8上に載置されるとともに、スプロケット90やラチェ
ットホイール86が設けられた側とは反対側の支持レー
ル60の内側の側壁面232に密着させられた状態で図
示しない複数個のボルトによりカートリッジ本体40に
固定される。間隔変更ブロック230は一方の支持レー
ルを形成し、その上面は他方の支持レール60の上面と
同一平面内に位置させられる。
【0066】間隔変更ブロック230のカートリッジ本
体40への着脱時には、カバー62がカートリッジ本体
40上から退避させられる。カバー62の係合切欠15
0と係合部材152との係合が解除された状態でカバー
62が回動させられ、カートリッジ本体40上から退避
させられるのであり、このとき、前記長穴190および
段付ねじ192によってカバー62に係合させられたシ
ャッタ180もカバー62共にカートリッジ本体40上
から退避させられる。シャッタ180は切欠186と突
部188との嵌合によって回動板72に係合させられて
いるが、カバー62の回動中心線からこれら切欠186
と突部188との係合部までの距離は長いため、切欠1
86はほぼ上下方向に移動し、突部188から外れるこ
とができる。
【0067】次に作動を説明する。テープ化電子部品2
2の供給に先立って、必要であれば一対の支持レール6
0の間隔および回動板72の逆方向の回動限度が部品保
持テープ24の両側の被支持部28の間隔および送りピ
ッチに合わせて変更される。一対の支持レール60の間
隔は、間隔変更ブロック230のカートリッジ本体40
への取付けあるいは取外しによって変更される。
【0068】部品保持テープ24の幅が大きく、両側の
被支持部28が一対の支持レール60によって支持され
る場合には、図11および図12に示すようにそれら被
支持部28の各側面はそれぞれカバー62の一対の側板
148に殆ど隙間なく対向し、部品保持テープ24の幅
方向の位置はこれら側板148によって決められる。部
品保持テープ24の長手方向、すなわち送り方向の位置
はスプロケット90の歯92の送り穴34への嵌入によ
って決められる。なお、図12に示されている電子部品
収容凹部32は、幅が最大であって、送り方向の寸法は
幅が最大である場合に作られ得る最小の寸法のものであ
り、送り方向の寸法が図12に示す電子部品収容凹部3
2より大きい電子部品収容凹部32を有する部品保持テ
ープ24によっても電子部品は供給される。図2に示す
部品保持テープ24の電子部品収容凹部32についても
同じである。
【0069】また、部品保持テープ24の幅が小さく、
一対の支持レール60の間隔が間隔変更ブロック230
によって変更される場合には、図1および図2に示すよ
うに、部品保持テープ24の両側の被支持部28のう
ち、送り穴34が形成された被支持部28の側面のみが
カバー62の側板148に殆ど隙間なく対向する。両側
の被支持部28のうちの一方のみがカバー62の側板1
48に対向するのみであっても、部品保持テープ24の
幅方向の位置決めは可能である。スプロケット90の歯
92の送り穴30への嵌入により部品保持テープ24の
歯92と係合した部分の水平面内における位置が決ま
り、その部分を中心とする部品保持テープ24の水平面
内における回動がカバー62によって阻止されることに
より、部品保持テープ24の長手方向と幅方向との両方
の位置決めが行われるのである。
【0070】カバー62の開口170は大きい電子部品
20でも取り出し得る大きさとされており、また、電子
部品20は小さくても、図2に示すようにシャッタ18
0により飛出しを防止される大きさであるため、部品保
持テープ24の幅が変わり、支持レール60の間隔が変
更されてもカバー62を変えずに済み、シャッタ180
も交換されない。電子部品20の大きさが変われば、電
子部品収容凹部32の大きさも変わるが、電子部品収容
凹部32は大きさに関係なく、送り穴34に対して同じ
位置(送り穴34からの距離が同じである位置)に形成
される。そのため、電子部品20の大きさが変わればカ
ートリッジ本体40の幅方向における電子部品20の中
心位置が変わることとなり、部品吸着ヘッド172が電
子部品20を吸着する際のX方向の位置が電子部品20
の寸法に応じて修正され、常に電子部品20の中央を吸
着するようにされる。
【0071】部品保持テープ24の送りピッチが変わる
場合には、回動板72の逆方向の回動限度が変えられ
る。ボルト118の螺合を緩めた状態で回転板120を
回転させ、2個のストッパ突起132,134,切欠1
36および端面138のうち、回動板72の逆方向の回
動限度を部品保持テープ24を所望のピッチで送ること
ができる限度に規定するものを回動限度規定位置へ移動
させ、移動後、再びボルト118を締め付けて、回転板
120が取付台116に固定されるのである。
【0072】エアシリンダ66のピストンロッド68が
伸長させられ、ストッパブロック70のストッパ突起1
32,134,取付台116の端面130,端面138
のいずれかへの当接により回動板72の逆方向の回動限
度が規定された状態では、ラチェット爪80がラチェッ
トホイール86の歯82を所定数乗り越えた状態にあ
り、シャッタ180は後退端位置にある。
【0073】この状態でピストンロッド68が収縮させ
られれば、回動板72が回動させられるのに伴ってシャ
ッタ180が前進させられるとともに、ラチェットホイ
ール86およびスプロケット90が回転させられて部品
保持テープ24が1ピッチ分送られる。カバーフィルム
26が剥がされた電子部品20のうち、先頭の電子部品
20がシャッタ180の可動飛出防止片194によって
電子収容凹部32からの飛出しを防止された状態で電子
部品取出位置へ送られるのである。
【0074】飛出防止部184は、シャッタ180が前
進端位置へ移動しても後端部がカバー62とオーバラッ
プした状態に保たれる長さを有するものとされているた
め、カバーフィルム26が剥がされた電子部品収容凹部
32に収容された電子部品20は、部品吸着ノズル17
2によって吸着されるまで、カバー62の固定飛出防止
面159とシャッタ180の可動飛出防止面198との
少なくとも一方によって飛出しを防止される。
【0075】次いでピストンロッド68が伸長させられ
る。このとき、回動板72は逆方向へ回動させられるが
ラチェットホイール86は回転させられないため、部品
保持テープ24は送られず、シャッタ180のみが前進
端位置から後退端位置へ移動させられ、可動飛出防止片
194が電子部品取出位置に位置決めされた電子部品2
0上から退避させられる。
【0076】この退避と同期して電子部品取出位置に位
置決めされた部品吸着ノズル172が下降させられる。
部品吸着ノズル172は、可動飛出防止片194が電子
部品20全体から外れた位置まで後退させられた後に電
子部品20に接触するタイミングで下降させられ、電子
部品20を吸着する。吸着後、部品吸着ノズル172は
上昇させられるとともにX方向へ移動させられ、プリン
ト基板等の装着対象部材に電子部品20を装着する。
【0077】ピストンロッド68の伸長によってラチェ
ット爪80がラチェットホイール86の歯88を乗り越
えさせられるとき、リンク220が前進させられ、巻取
りレバー214が引張コイルスプリング216の付勢力
に抗してカバーフィルム巻取り方向とは逆向きに回動さ
せられる。このとき、巻取りレバー214の回動運動の
リール支持部材および巻取りリール162への伝達は第
1一方向クラッチにより遮断され、リール支持部材およ
び巻取りリール162の回転が第2一方向クラッチによ
り防止される。
【0078】ピストンロッド68の収縮によって部品保
持テープ24が送られるとき、リンク220が後退させ
られるのに伴って巻取りレバー214が引張コイルスプ
リング216により付勢されてカバーフィルム巻取り方
向へ回動させられる。この回動は第1一方向クラッチに
よりリール支持部材および巻取りリール162に伝達さ
れ、これらの回転が第2一方向クラッチにより許容され
て、カバーフィルム26が巻取りリール162に巻き取
られる。カバーフィルム26の巻取り量が増大し、巻取
り胴202に巻き付けられたカバーフィルム26の径が
増大するに従って、巻取りリール214の単位回転角度
当たりの巻取り量が増大するが、余分な巻取り量は、駒
222が巻取りレバー214の長穴218内を移動し、
巻取りレバー214が巻取りリール162から離れるこ
とにより吸収される。換言すれば、巻取り胴202に巻
き付けられたカバーフィルム26の径が増大するに従っ
て、1回の巻取りに伴う巻取りリール162の回転角度
が減少し、カバーフィルム26の径の増大にかかわらず
常にテープ化電子部品の送りピッチに等しい長さのカバ
ーフィルム26が巻き取られるのである。
【0079】なお、カバー62のカバーフィルム26が
引き出されるスリット160は、シャッタ180の移動
範囲から外れた位置に設けられており、シャッタ180
の移動時にシャッタ180と干渉することがなく、シャ
ッタ180が前進し、部品保持テープ24が送られると
きにのみカバーフィルム26に動きが生ずる。カバーフ
ィルム26が部品保持テープ24から剥がされ、スリッ
ト160から引き出され、巻取りリール162に巻き取
られるのである。
【0080】このようにカバーフィルム26の巻取り方
向および巻取り時期が部品保持テープ24の送り方向お
よび送り時期と同じであり、巻取り胴202あるいは巻
取り胴202に巻き付けられたカバーフィルム26の外
周面に掛けられたテープ化電子部品22は、それら巻取
り胴202あるいは巻取り胴202に巻き付けられたカ
バーフィルム26によって移動を案内されるとともに、
送りを与えられる。カバーフィルム26の巻取り胴20
2に巻き付けられたときに外側となる面には、部品保持
テープ24に貼り付けるための粘着剤が残っており、テ
ープ化電子部品22とカバーフィルム26との間の摩擦
係数は高いが、巻き取られたカバーフィルム26のテー
プ化電子部品22と接触する部分は、テープ化電子部品
22の送り方向と同じ方向に移動させられるため、テー
プ化電子部品22の送りを妨げることがなく、むしろ巻
き取られたカバーフィルム26がテープ化電子部品22
に送りを与え、送り装置によるテープ電子部品22の送
りを補助する送り補助機能を果たすのである。なお、前
述のように、巻取り胴202に巻き付けられたカバーフ
ィルム26の径が増大しても、それの外周面の周方向の
移動量は常にテープ化電子部品の送りピッチに等しいた
め、巻取り胴202に巻き付けられたカバーフィルム2
6とそれに案内されるテープ化電子部品22との間に実
質的な滑りは生じない。また、このような巻取りリール
200に巻き取られたカバーフィルム26によるテープ
化電子部品22の案内機能や送り補助機能は、電子部品
20の自重によりテープ化電子部品22が下向きに撓ん
でカバーフィルム26に接触しないときには得られな
い。
【0081】また、本電子部品供給カートリッジ10に
おいては、回転板120が、ストッパブロック70の移
動方向と平行な軸線まわりに回転可能に取付台116を
介してカートリッジ本体40に取り付けられており、ス
トッパブロック70の当接時に力が回転軸線と平行な方
向において回転板120および取付台116を介してカ
ートリッジ本体40に受けられるため、当接力が強固に
受けられるとともに、回転板120が回転することがな
く、回転体120の強度およびカートリッジ本体40へ
の取付強度を低くすることができて、逆方向ストッパ装
置112を安価に構成することができる。
【0082】また、回転体120の厚さは、端面138
がちょうどストッパとして機能する大きさに設定されて
いるため、ストッパとして設ける突起の数が少なくて済
み、この点においても逆方向ストッパ装置112を安価
に構成することができる。さらに、回転体120の直径
はカートリッジ本体40の幅より小さくされており、回
転体120を設けてもカートリッジ本体40の幅が大き
くなることがない。
【0083】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、部品保持テープ24に形成された送り穴3
4,スプロケット90およびカバー58がテープ幅方向
位置決め装置を構成し、間隔変更ブロック230が着脱
式間隔変更部材を構成し、間隔変更ブロック230をカ
ートリッジ本体40に固定する図示しないボルトと共に
間隔変更手段を構成している。また、エアシリンダ66
が駆動源を構成し、回動板72が駆動部材を構成し、ス
プロケット90およびラチェットホイール86が送り機
構を構成し、ストッパ突部96が正方向ストッパ装置を
構成し、ストッパブロック70が移動ストッパ部を構成
し、回転部材である回転板120が可動部材を構成し、
ストッパ突起132,134,端面138,130が静
止ストッパ部を構成し、ボルト118が相対移動防止装
置を構成している。さらに、取付台116が取付部を構
成している。
【0084】なお、上記実施例においてカートリッジ本
体40の幅は、逆方向ストッパ装置112を回転板12
0により構成しても、回転体120がカートリッジ本体
40からはみ出すことのない大きさを有するものとされ
ていたが、供給するテープ化電子部品22の電子部品2
0の寸法によっては、カートリッジ本体40の幅が狭
く、回転体120を設けたのでは、カートリッジ本体4
0から幅方向へはみ出すことがある。このように小形の
電子部品を供給する場合、送りピッチの種類は多くない
のが普通であり、3種類の場合には、例えば、短冊状の
回転板の一端部にストッパ突起を設けるとともに、他端
部の端面をストッパとして機能させ、この回転板を取り
付ける取付台の端面をストッパとし、取付台の端面によ
り回動限度を規定するときには、回転板を外してカート
リッジ本体に設けた回転板収納部に収納する。このよう
にすれば、送りピッチ変更時に回転板の着脱操作は必要
であるが、1個の回転板で3種類の送りピッチを得るこ
とができる。ただし、カートリッジ本体40には短冊状
の回転板の回転を許容する開口ないし切欠を設けること
が必要である。
【0085】なお、上記実施例においては、間隔変更部
材が着脱式とされていたが、図16〜図18に示すよう
に可動式としてもよい。本実施例は前記態様(1)の一
例である。その他の構成は上記実施例と同じであり、対
応する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0086】カートリッジ本体240の上面242の幅
方向においてスプロケット等が設けられる側の端には、
図16に示すように固定支持レール244が一体的に立
設されるとともに、上面242の他方の側の端には可動
支持レール246がカートリッジ本体240の幅方向に
摺動可能に載置されている。可動支持レール246は、
図16および図18に示すように、断面形状がL字形を
成し、テープ送り方向において長いものとされており、
上下方向に延びる支持部248の上面において部品保持
テープ24の被支持部28を下側から支持する。
【0087】可動支持レール246の、上面242上を
摺動する摺動部250の長手方向に隔たった2個所には
それぞれ、ガイドロッド252がカートリッジ本体40
の幅方向に延びる向きに取り付けられるとともに、カー
トリッジ本体240に形成されたガイド穴254に摺動
可能に嵌合されている。摺動部250にはまた、図18
に示すように、長手方向に隔たった2個所であって、ガ
イドロッド250が設けられた部分より外側の位置にそ
れぞれ、位置決め具256が螺合されている。位置決め
具256は、図17に示すように、ケーシング258内
にボール260が移動可能に嵌合されるとともに、スプ
リング262によりケーシング258から突出する向き
に付勢されたものであり、ケーシング258において摺
動部250に固定されている。
【0088】カートリッジ本体240のテープ送り方向
において2個の位置決め具256に対応する2個所には
それぞれ、上面242に開口する4個のノッチ266
(図示の例では円錐形の凹部であるが、テープ送り方向
に平行なV溝でもよい)が形成されている。これらノッ
チ266は、可動支持レール246と固定支持レール2
44との間隔を4種類に変更する位置に形成され、ボー
ル260のノッチ266への嵌入により、可動支持レー
ル246がカートリッジ本体240に対して位置決めさ
れる。
【0089】固定支持レール244と可動支持レール2
46との間隔を変更する場合には、可動支持レール24
6にカートリッジ本体240の幅方向に移動する向きの
力を加える。それによりボール260がノッチ266か
ら離脱して可動支持レール246の移動が許容され、所
望の間隔が得られる位置でボール260がノッチ266
に嵌入し、可動支持レール246を位置決めする。
【0090】本実施例においては、可動支持レール24
6が可動式間隔変更部材を構成し、位置決め具256お
よびノッチ266が間隔変更部材位置決め装置を構成し
ている。また、被案内部としてのガイドロッド252お
よび案内部としてのガイド穴254が可動支持レール2
46の移動を案内する案内装置を構成しており、これら
可動式間隔変更部材および案内装置が間隔変更手段を構
成している。
【0091】なお、案内装置の被案内部および案内部
は、ガイドロッドおよびガイド穴に限らず、例えば、カ
ートリッジ本体の上面にカートリッジ本体の幅方向に延
びる係合凹部あるいは係合凸部を設けるとともに、可動
支持レールの摺動部に係合凹部あるいは係合凸部に係合
する係合凸部あるいは係合凹部を設け、それぞれ案内部
および被案内部としてもよい。
【0092】また、上記各実施例において間隔変更手段
は、間隔変更部材を1個有するものとされていたが、一
対有するものとしてもよい。着脱式間隔変更部材を一対
設ける場合には、例えば、幅の等しい一対の間隔変更部
材を前記一対の支持レール60の内側の側壁面にそれぞ
れ密着させてカートリッジ本体に固定する。
【0093】可動式間隔変更部材を一対設ける場合の一
例を図19〜図22に示す。図19は前記実施例の図5
に相当する図であり、カートリッジ本体270の上面2
72上には、一対の可動支持レール274,276がカ
ートリッジ本体270の幅方向に摺動可能に載置されて
いる。これら可動支持レール274,276はそれぞ
れ、前記図16〜図18に示す実施例と同様に、位置決
め具278および4個のノッチ280(図20参照)を
有する間隔変更部材位置決め装置により位置決めされる
とともに、ガイドロッド282(図19参照)およびガ
イド穴284(図20参照)を有する案内装置により摺
動を案内される。
【0094】ただし、4個のノッチ280は、図20に
示すように千鳥状に形成されている。2個ずつのノッチ
280がテープ送り方向において異なる位置に形成され
るとともに、テープ送り方向において位置を異にする2
個のノッチ280は、互にカートリッジ本体270の幅
方向における位置を異にして形成されているのである。
これは、互に隣接するノッチ280同士の干渉を避ける
ためであり、ノッチ280の大きさが間隔に比較して小
さい場合は千鳥配置にする必要はない。
【0095】可動支持レール274,276はいずれも
L字形を成し、テープ送り方向に長く、上下方向に延び
る支持部288,290の上端部にはそれぞれ、部品保
持テープ24の厚さに等しい深さを有し、テープ送り方
向に平行に延びる切欠292,294が形成されてい
る。支持部288,290は、切欠292の底面29
6,298において部品保持テープ24の両側の被支持
部28を下方から支持し、支持部288,290の外側
の縁部にはそれぞれ、部品保持テープ24の厚さに等し
い高さの案内面300,302が形成されている。
【0096】カートリッジ本体270には、一方の側面
に開口し、幅方向に延びる段付状の嵌合穴306が形成
されている。嵌合穴306内には、支持軸308が同心
状に立設され、外周面にスプラインの形成されたスプラ
インスリーブ310が相対回転可能に嵌合されるととも
に、スプラインスリーブ310には、スプロケット31
2と一体的に形成され、内周面にスプラインが形成され
たスプラインスリーブ314が嵌合されている。スプロ
ケット312は、一方の可動支持レール276に形成さ
れた切欠316に相対回転可能かつ相対移動不能に嵌合
されており、可動支持レール276と共にカートリッジ
本体270の幅方向に移動させられる。スプロケット3
12の移動時のカートリッジ本体270に対する干渉
は、切欠318によって回避される。
【0097】嵌合穴306の開口はカートリッジ本体2
70に固定された蓋体320により塞がれ、スプライン
スリーブ310は蓋体320に圧入されたリング322
によって相対回転可能に支持されている。スプラインス
リーブ310の蓋体320から外へ突出した部分にラチ
ェットホイール324が一体的に設けられている。ま
た、支持軸308のラチェットホイール324より外側
に突出した部分に回動板326が回動可能に取り付けら
れている。
【0098】本実施例においてカートリッジ本体270
に被せられるカバー330は、一対の側板332におい
てカートリッジ本体270に回動可能に取り付けられて
いる。また、図22に示すように、カバー330の前部
に設けられた切欠334は、カートリッジ本体270に
突設された支持ピン336に係合させられる。切欠33
4は、支持ピン336に丁度嵌合可能な円形部とその円
形部より僅かに幅が狭い首部とを備え、切欠334の周
辺部の弾性変形を伴うスナップアクションにより支持ピ
ン336と係合させられ、カバー330をテープ化電子
部品22に殆ど隙間なく被せられた状態に保つ。
【0099】カバー330には、図21に示すように、
カバーフィルムを引き出すためのスリット340が形成
されるとともに、電子部品342を取り出すための開口
344が電子部品取出位置に形成されている。この電子
部品342はリード線を有しないものである。カバー3
30には、開口344のテープ送り方向において上流側
の端縁から上流側に向かって延びる一対の嵌合切欠34
6が形成され、それら嵌合切欠346の間に帯状の固定
飛出防止片348が形成され、固定飛出防止片348の
下面が固定飛出防止面350として機能する(図19参
照)。これら一対の嵌合切欠346は、一対の可動支持
レール274,276間の中心に対して対称の位置に形
成され、固定飛出防止面350はちょうど上記中心上に
位置する。
【0100】カバー330には、シャッタ356がテー
プ送り方向に平行な方向に移動可能に取り付けられてい
る。シャッタ356は、カバー330によりテープ送り
方向に移動可能に支持された一対のスライド部358
と、カートリッジ本体270の幅方向に延び、一対のス
ライド部358を連結する連結部360とを有する。
【0101】一対のスライド部358にはそれぞれ、図
22に示すように、テープ送り方向に平行に延びる長穴
362が形成されるとともに、長穴362を通ってカバ
ー330に段付ピン364が前記段付ピン192と同様
に取り付けられ、これら長穴362および段付ピン36
4によってシャッタ356の移動が案内される。スライ
ド部358にはまた、図22に示すように上下方向に延
びる切欠366が形成されるとともに、図19に示すよ
うに回動板326に設けられた突部368が嵌入させら
れており、回動板326の回動に伴ってシャッタ356
が前進,後退させられる。
【0102】連結部360の一対の可動支持レール27
4,276の幅方向の中心に対応する位置と、前記カバ
ー330の一対の嵌合切欠346を画定する外側の部分
とに対応する位置にはそれぞれ、テープ送り方向におい
て下流側から上流側に延びる溝370,372,374
が形成され、それにより、一対の嵌合切欠346に対応
する部分にそれぞれ嵌合切欠346に嵌合可能な幅を有
する飛出防止片376,378が形成されている。
【0103】これら飛出防止片376,378は、図2
2に示すように、その基端部において下方へ屈曲させら
れ、その下面がカバー330の固定飛出防止面350と
同一平面内に位置する可動飛出防止面380,382と
されている。なお、一対の飛出防止片376,378間
の溝370の幅は、本電子部品供給カートリッジにより
供給される部品保持テープの幅が2種類に異なるテープ
化電子部品のうち、大きい方の部品保持テープ24によ
り保持された電子部品342を吸着する部品吸着ノズル
の直径より大きく、小さい方の部品保持テープにより保
持された電子部品の幅より小さくされている。
【0104】本電子部品供給カートリッジにおいては、
電子部品の供給に先立って、必要であれば一対の可動支
持レール274,276の間隔が変更される。間隔変更
時にはカバー330およびシャッタ356がカートリッ
ジ本体270上から退避させられた状態で可動支持レー
ル274,276が幅方向に対称に移動させられ、変更
前と変更後とで可動支持レール274,276の中心が
変わらないようにされる。
【0105】幅変更時には、可動支持レール276と共
にスプロケット312も移動させられるため、電子部品
収容凹部32の大きさが変わり、部品保持テープ24の
一対の被支持部28の間隔が変わっても、送り穴34が
形成された側の被支持部28の幅を変えずに済む。電子
部品収容凹部32の大きさが変わっても送り穴34と電
子部品収容凹部32との間隔は変わらず、幅の異なる部
品保持テープ24を容易に製造することができる。
【0106】電子部品供給時には、前記実施例と同様
に、図示しないエアシリンダによって回動板326が正
方向に回動させられるとき、図示しないラチェット爪の
移動によってラチェットホイール324が回転させられ
る。この回転はスプラインスリーブ310,314の嵌
合によりスプロケット312に伝達され、部品保持テー
プ24が送られる。
【0107】部品保持テープ24が送られるとき、回動
板326の回動に伴ってシャッタ356が前進させられ
る。電子部品342が一対の可動飛出防止片376,3
78により、その幅方向の両端部を押さえられた状態で
電子部品取出位置へ送られるのである。この送りと同期
して部品吸着ノズルが下降させられ、送り停止後、部品
吸着ノズルは一対の可動飛出防止片376,378の間
の溝372を通って電子部品342を吸着する。吸着
後、シャッタ356が退避させられ、可動飛出防止片3
76,378が電子部品342上から退避した後、部品
吸着ノズルが上昇させられ、電子部品342を電子部品
収容凹部32から取り出す。
【0108】このように電子部品342は、部品吸着ノ
ズルによる吸着が完了するまで、可動飛出防止片37
6,378により押さえられているため、電子部品取出
位置への送り時に電子部品収容凹部32からの飛出しが
防止されることは勿論、電子部品吸着時における電子部
品342の立上がりが防止され、吸着ミスが生ずること
がない。
【0109】一対の可動飛出防止片376,378間の
溝372の幅は、供給される大きい方の電子部品342
を吸着する部品吸着ノズルの径より大きく、小さい方の
電子部品の幅より小さくされている。そのため、小さい
方の電子部品342の供給時にカバー330およびシャ
ッタ356を変えずに済む。電子部品342が小さくて
も、大きい場合のシャッタ356の可動飛出防止片37
6,378によって飛出しを防止して部品保持テープ2
4を送ることができ、部品吸着ノズルを可動飛出防止片
376,378の間を通過させて電子部品342を吸着
させることができるからである。
【0110】本電子部品供給カートリッジにおいて部品
保持テープ24の一対の側面はそれぞれ、可動支持レー
ル274,276に形成された案内面300,302に
よって案内される。したがって、可動支持レール27
4,276の間隔変更に伴って案内面300,302の
間隔も変更され、部品保持テープ24は常に一対の側面
を案内面300,302によって案内される。
【0111】なお、部品保持テープ24により供給され
る電子部品が小さく、可動支持レール274,276の
間隔が最も狭い幅と、次に狭い幅とされる場合には、カ
バー330およびシャッタ356を、溝370の幅が、
可動飛出防止片376,378が最も小さい電子部品2
0の幅方向の両端部を押さえることができ、かつ、大き
い方の電子部品20を吸着する部品吸着ノズルの通過を
許容する寸法のものに交換する。
【0112】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、可動支持レール274,276が可動式間
隔変更部材を構成し、案内装置と共に間隔変更手段を構
成し、スプロケット312および可動支持レール27
4,276の案内面300,302がテープ幅方向位置
決め装置を構成している。
【0113】なお、上記図1〜図18に示す各実施例に
おいては、シャッタ180に設けられた線状の飛出防止
片194が電子部品の電子部品収容凹部32からの飛出
しを防止するようにされていたが、図23および図24
に示すシャッタ400のように、帯状の飛出防止部40
2により飛出しを防止するようにしてもよい。このシャ
ッタ400は、一対のスライド部404と、それらスラ
イド部404を連結する連結部406とを有する。スラ
イド部404は前記シャッタ180のスライド部182
と同様に、長穴および段付ピン408によりカバー41
0の一対の側板412に相対移動可能に取り付けられて
おり、連結部406はカバー410の天板414上に位
置している。
【0114】天板414の幅方向の中央部には、電子部
品を取り出す開口415のテープ送り方向において上流
側の端縁に開口し、上流側へ延びる切欠416が形成さ
れている。この切欠416の幅は、本実施例の電子部品
供給カートリッジにより供給される最小の電子部品の幅
方向の寸法より小さくされている。連結部406の幅方
向において切欠416に対応する部分は、プレス加工に
より天板414側へ帯状に突出させられて飛出防止部4
02が形成されている。飛出防止部402は切欠416
に嵌合可能な幅を有し、切欠416にテープ送り方向と
平行な方向に移動可能に嵌合されている。これら天板4
14の下面および飛出防止部402の下面は同一平面内
に位置させられ、天板414の下面が固定飛出防止面4
18を構成し、飛出防止部402の下面が可動飛出防止
面420を構成している。
【0115】飛出防止部402は、シャッタ400が後
退端位置にある状態では、電子部品取出位置に位置する
電子部品収容凹部32にテープ送り方向において上流側
に隣接する電子部品収容凹部32からの電子部品の飛出
しを防止し、部品保持テープが送られるとき、電子部品
収容凹部32の開口を覆いつつ前進させられ、部品吸着
ヘッド172が電子部品を吸着するとき、後退させられ
る。カバー410の切欠416の幅は最小の電子部品の
幅より小さくされているため、電子部品は、飛出防止部
402とカバー410の切欠416の両側の部分との少
なくとも一方によって電子部品収容凹部32からの飛出
しを防止され、電子部品取出位置へ送られるまでの間、
飛出しを防止されない状態が生ずることがない。
【0116】このようにシャッタ400の飛出防止部4
02を面によって電子部品の電子部品収容凹部32から
の飛出しを防止するものとすれば、飛出防止部が電子部
品を覆う範囲が幅方向おいて広く、電子部品の寸法の変
化に広く対応することができる。そのため、シャッタの
交換回数が少なくて済み、段取り替えを迅速に行うこと
ができるとともに、シャッタの種類が少なくて済み、コ
ストを低減することができる。
【0117】なお、上記各実施例において逆方向ストッ
パ装置の可動部材は回転部材とされていたが、直線移動
する部材としてもよい。
【0118】また、可動部材のカートリッジ本体に対す
る相対移動を防止する相対移動防止装置は、ボルトに限
らず、例えば、図16〜図18に示す実施例において用
いられた位置決め具256と同様の位置決め具をカート
リッジ本体に、あるいは取付部を設ける場合には取付部
に設けるとともに、可動部材に位置決め具のボールが嵌
入するノッチを複数個設け、相対移動防止装置を構成し
てもよい。このようにすれば、いちいちボルトを操作し
なくて可動部材を移動させることができ、容易にかつ迅
速に移動限度を変えることができる。
【0119】さらに、上記各実施例においては、駆動部
材の正方向の移動限度は変えられず、逆方向の移動限度
を変えることにより部品保持テープの送りピッチを変え
るようにされていたが、逆でもよい。この場合には、テ
ープ送り方向における電子部品取出位置が部品保持テー
プの送りピッチに応じて変わることとなるが、電子部品
供給カートリッジと部品吸着ノズルとをテープ送り方向
において相対移動させることにより、部品吸着ノズルに
電子部品を吸着させることができる。
【0120】また、上記各実施例において、駆動部材と
しての回動板72の回動限度は、ラチェット爪の移動端
を規定し、エアシリンダのピストンロッドの伸長端を規
定することにより間接的に規定されるようになっていた
が、その他にも、例えば、回動板72の正方向の回動限
度はピストンロッドの収縮端を規定することにより規定
することができ、回動板72の逆方向の回動限度は、シ
ャッタの後退端を規定することにより規定することがで
きる。回動板72と一体的に移動する部材の移動を規定
すればよいのである。また、回動板の回動を直接規定し
てもよい。
【0121】さらに、上記各実施例においてテープ送り
装置の駆動源はエアシリンダとされ、カートリッジ本体
に取り付けられていたが、駆動源はエアシリンダ以外の
装置により構成してもよく、また、カートリッジ本体と
は別に設けてもよい。例えば、電子部品供給カートリッ
ジからの電子部品を取り出してプリント基板等装着対象
部材に装着する電子部品装着装置には、一軸線まわりに
回転させられるターンテーブルに多数の部品吸着ノズル
が搭載されるとともに、それら部品吸着ノズルがターン
テーブルの回転により複数の作業位置へ移動して電子部
品の吸着,取付け等を行う装置があり、このような電子
部品装着装置の電子部品供給カートリッジのテープ送り
装置についてはターンテーブルを回転させるモータを駆
動源とすることができる。この場合には、ターンテーブ
ルの回転,部品吸着ノズルの昇降による電子部品の吸
着,装着等と部品保持テープの送りとを同期させること
が必要であり、モータにより回転させられるカムの構成
により同期が得られる。そのため、モータとテープ送り
装置の駆動部材との間には、モータにより回転させられ
るカムと、カムのカム面に追従して移動するカムフォロ
ワと、カムフォロワの運動を駆動部材の正逆両方向の移
動に変換して駆動部材に伝達する運動伝達装置とが設け
られる。シャッタが図1〜図15に示す実施例のシャッ
タと同様の構成のものであるときには、電子部品取出位
置へ送られた電子部品上からシャッタが退避させられた
後に部品吸着ノズルが電子部品に接触し、吸着するよう
にカム面が構成される。また、シャッタが図19〜図2
2に示す実施例のシャッタと同様の構成のものであると
きには、電子部品の電子部品取出位置への送りと部品吸
着ノズルの下降とが同期して行われ、部品吸着ノズルが
電子部品を吸着した後にシャッタが電子部品上から退避
するようにカム面が構成される。
【0122】また、エアシリンダをテープ送り方向と平
行に設けることは不可欠ではなく、別の方向に設けても
よい。この場合、移動ストッパ部の移動方向と可動部材
としての回転部材の回転中心線方向とは平行にすること
が望ましい。
【0123】さらに、上記各実施例において電子部品供
給カートリッジ10は、支持台上に電子部品取出位置が
一直線状に並ぶ状態で設けられ、部品吸着ノズルのX方
向の移動により電子部品が取り出されるようになってい
たが、電子部品の部品保持テープからの取出しのために
は、部品吸着ノズルと電子部品供給カートリッジとが相
対移動装置により水平面内において相対移動させられれ
ばよい。例えば、部品吸着ノズルが垂直軸線まわりに回
転可能に設けられたターンテーブルに設けられ、ターン
テーブルの回転により電子部品取出し位置へ移動させら
れる場合には、電子部品供給カートリッジが設けられた
支持台をX方向移動装置によりX方向に移動させ、多数
の電子部品供給カートリッジの一つを電子部品供給位置
へ移動させる。また、テープ送り装置の駆動部材の正方
向の移動限度が複数種類に変えられる場合には、電子部
品供給カートリッジが搭載された支持台をY方向移動装
置によりY方向へ移動させ、電子部品取出位置を部品吸
着ノズルの真下に位置させることができる。さらに、部
品吸着ノズルと電子部品供給カートリッジを支持する支
持台とのいずれか一方を、X方向およびY方向に移動す
るものとしてもよい。
【0124】さらに、上記各実施例において電子部品供
給カートリッジ10は支持台上に電子部品取出位置一直
線状に並ぶ状態で設けられ、電子部品供給装置を構成し
ていたが、電子部品供給カートリッジは電子部品取出し
位置が円弧状に並ぶように支持台に設けてもよい。
【0125】また、電子部品の幅が変わり、飛出防止片
や飛出防止部によって飛出しを防止することができない
ほど小さくなった場合には、シャッタを電子部品の飛出
しを防止することができるものに交換する。例えば、図
1〜図15に示す実施例におけるシャッタ180は、電
子部品が、一対の支持レール60の幅方向の中心を越え
てスプロケット90等が設けられていない方の支持レー
ル60側に位置する寸法のものであれば飛出しを防止す
ることができ、複数種類の電子部品の電子部品収容凹部
32からの飛出しを防止することができる。しかし、電
子部品が、一対の支持レール60の幅方向の中心より、
スプロケット90等が設けられた支持レール60側に位
置するほど小さい場合には、飛出防止片194は電子部
品の飛出しを防止することができないため、シャッタを
飛出防止片が電子部品の飛出しを防止できるものに交換
するのである。
【0126】シャッタは、電子部品の大きさが変わる毎
に交換してもよい。電子部品の大きさに合わせて、電子
部品の幅方向の中央部において電子部品の電子部品収容
凹部からの飛出しを防止することができるシャッタに交
換するのである。
【0127】また、電子部品収容凹部は、電子部品の大
きさに関係なく、常に部品供給カートリッジの幅方向の
中央部に位置するように形成してもよい。このようにす
れば、電子部品の幅方向の大きさが変わっても、電子部
品取出位置がX方向において一定になり、部品吸着時に
部品吸着ヘッド172のX方向の停止位置を修正する必
要がなく、また、シャッタを交換しなくてもよい。
【0128】さらに、図1〜図15に示す実施例におい
てカバー62の後部は、一端部において、カートリッジ
本体40に嵌合された軸146に嵌合され、止め輪によ
り抜出しを防止されるようになっていたが、例えば、図
19〜図22に示す実施例のカバー330の前部が切欠
334と支持ピン336とによってカートリッジ本体2
70に取り付けられていたのと同様に、カートリッジ本
体に支持ピンを幅方向に圧入し、支持ピンのカートリッ
ジ本体から突出させられた両端部にそれぞれ、カバーの
後部に設けられた切欠を嵌合してカバーをカートリッジ
本体に取り付けるようにしてもよい。この場合、カバー
の前部は、図1〜図15に示す実施例におけると同様に
係合部材と係合切欠とによってカートリッジ本体に取り
付けてもよく、あるいは図19〜図22に示す実施例に
おけると同様に、切欠と支持ピンとによってカートリッ
ジ本体に取り付けてもよい。このようにすれば、カバー
のカートリッジ本体に対する着脱が容易になり、例え
ば、カバーをシャッタと共に電子部品の寸法に応じて交
換することが必要な場合でも迅速に交換を行うことがで
きる。カバー後部の切欠の周辺部にスリットを設けて弾
性変形し易くすれば、容易に切欠を支持ピンに嵌合する
ことができる。
【0129】さらに、上記各実施例においてテープ化電
子部品22はカートリッジ本体40に位置を固定して取
り付けられたカバー62と、カートリッジ本体40に対
してテープ送り方向に相対移動可能に取り付けられたシ
ャッタ180とによって電子部品収容凹部32からの飛
出しを防止されるようになっていたが、カバーとシャッ
タとを一体的に構成し、カバーのテープ送り方向の移動
により、電子部品の電子部品収容凹部32からの飛出し
を防止するようにしてもよい。
【0130】また、請求項3の発明は、供給するテープ
化電子部品の部品保持テープの幅が一定であるが、送り
ピッチが変わる電子部品供給カートリッジにも適用する
ことができる。さらに、本発明は、上記各実施例の構成
要素の組合わせを変えた態様で実施することができる。
その他、特許請求の範囲を逸脱することなく、当業者の
知識に基づいて種々の変形,改良を施した態様で本発明
を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜3の各発明に共通の一実施例である
電子部品供給カートリッジのカートリッジ本体に間隔変
更ブロックが取り付けられた状態を示す側面図(一部断
面)である。
【図2】上記電子部品供給カートリッジのカバー,シャ
ッタおよび間隔変更ブロックを示す平面図である。
【図3】上記電子部品供給カートリッジを概略的に示す
正面図である。
【図4】上記電子部品供給カートリッジのテープ送り装
置およびカバーフィルム巻取り装置を示す正面図であ
る。
【図5】図4におけるV−V断面図である。
【図6】上記テープ送り装置の構成要素である回動板が
逆方向に回動させられた状態を示す正面図である。
【図7】上記電子部品供給カートリッジの逆方向ストッ
パ装置の構成要素である回転板を示す正面図である。
【図8】上記回転板が図4に示す位相とは異なる位相に
おいて前記回動板の逆方向の回動限度を規定する状態を
示す正面図である。
【図9】上記回転板が図4および図8に示す位相とは異
なる位相において前記回動板の逆方向の回動限度を規定
する状態を示す正面図である。
【図10】上記回転板が図4,図8および図9に示す位
相とは異なる位相において前記回動板の逆方向の回動限
度を規定する状態を示す正面図である。
【図11】前記電子部品供給カートリッジのカートリッ
ジ本体に間隔変更ブロックが取り付けられていない状態
を示す側面図である。
【図12】図11に示す電子部品供給カートリッジのカ
バーおよびシャッタを示す平面図である。
【図13】前記電子部品供給カートリッジにより供給さ
れるテープ化電子部品を示す正面図である。
【図14】上記テープ化電子部品をカバーフィルムを剥
がして示す平面図である。
【図15】上記テープ化電子部品を示す側面断面図であ
る。
【図16】請求項1および3の各発明に共通の別の実施
例である電子部品供給カートリッジに設けられた一対の
支持レールを示す側面断面図である。
【図17】図16に示す一対の支持レールのうち、可動
支持レールがカートリッジ本体に位置決めされた状態を
示す側面断面図である。
【図18】図17に示す可動支持レールを示す背面図で
ある。
【図19】請求項1および3の各発明に共通の更に別の
実施例である電子部品供給カートリッジを示す前記図5
に相当する図である。
【図20】図19に示す電子部品供給カートリッジのカ
ートリッジ本体を示す平面図である。
【図21】図19に示す電子部品供給カートリッジのカ
バーおよびシャッタを示す平面図である。
【図22】図21に示すカバーおよびシャッタを示す正
面図である。
【図23】カバーおよびシャッタの別の態様を示す側面
断面図である。
【図24】図23に示すカバーおよびシャッタを示す平
面図である。
【符号の説明】
10 電子部品供給カートリッジ 12 テープ化電子部品保持装置 14 テープ送り装置 16 カバーフィルム巻取り装置 20 電子部品 22 テープ化電子部品 24 部品保持テープ 26 カバーフィルム 28 被支持部 30 電子部品収容部 40 カートリッジ本体 60 支持レール 62 カバー 66 エアシリンダ 70 ストッパブロック 72 回動板 90 スプロケット 96 ストッパ突部 112 逆方向ストッパ装置 116 取付台 162 巻取りリール 230 間隔変更ブロック 240 カートリッジ本体 244 固定支持レール 246 可動支持レール 256 位置決め具 266 ノッチ 270 カートリッジ本体 274,276 可動支持レール 280 ノッチ 310 スプロケット 326 回動板 342 電子部品 410 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅井 鎬一 愛知県知立市山町茶碓山19番地 富士機械 製造株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジ本体と、 そのカートリッジ本体に組み付けられ、両側の被支持部
    とそれら両被支持部間において両被支持部より下方へ突
    出した電子部品収容部とを備えた部品保持テープを送る
    テープ送り装置と、 前記カートリッジ本体に前記部品保持テープの送り方向
    に平行に設けられ、部品保持テープの前記一対の被支持
    部をそれぞれ下から支持するとともに前記電子部品収容
    部の通過を許容する一対の支持レールと、 前記部品保持テープの幅方向の位置を決めるテープ幅方
    向位置決め装置とを含む電子部品供給カートリッジにお
    いて、 前記一対の支持レールの間隔を複数種類に変更する間隔
    変更手段を設けたことを特徴とする電子部品供給カート
    リッジ。
  2. 【請求項2】 前記間隔変更手段が前記カートリッジ本
    体に着脱可能に取り付けられて前記一対の支持レールの
    少なくとも一方を形成する着脱式間隔変更部材を含む請
    求項1に記載の電子部品供給カートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記テープ送り装置が、 正逆両方向に移動可能な駆動部材と、 その駆動部材の正方向の移動に基づいて部品保持テープ
    を送り、駆動部材の逆方向の移動は前記部品保持テープ
    に伝達しない送り機構と、 前記駆動部材の正方向の移動限度を規定する正方向スト
    ッパ装置と、 前記駆動部材の逆方向の移動限度を規定する逆方向スト
    ッパ装置とを含み、かつ、 前記逆方向ストッパ装置が、 前記駆動部材と一体的に移動する移動ストッパ部と、 前記カートリッジ本体に相対移動可能に取り付けられた
    可動部材と、 その可動部材に設けられ、前記移動ストッパ部と当接す
    ることにより駆動部材の逆方向の移動限度を規定する少
    なくとも1個の静止ストッパ部と、 前記可動部材の前記カートリッジ本体に対する自由な相
    対移動を防止する相対移動防止装置とを含んで前記駆動
    部材の逆方向の移動限度を複数種類に変える請求項1ま
    たは2に記載の電子部品供給カートリッジ。
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