JPH08231796A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPH08231796A JPH08231796A JP6337095A JP6337095A JPH08231796A JP H08231796 A JPH08231796 A JP H08231796A JP 6337095 A JP6337095 A JP 6337095A JP 6337095 A JP6337095 A JP 6337095A JP H08231796 A JPH08231796 A JP H08231796A
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Abstract
械的強度等に優れた成形品となり得る熱可塑性樹脂組成
物を提供する。 【構成】 (A)芳香族ビニル化合物および不飽和脂肪族
ニトリル化合物からなる共重合体、芳香族ビニル化合
物,不飽和脂肪族ニトリル化合物およびジエン系ゴム質
重合体からなる共重合体、およびこれらの混合物から選
ばれる熱可塑性樹脂、(B)ポリオルガノシロキサン、お
よび(C)芳香族ビニル化合物、不飽和脂肪族ニトリル化
合物およびオルガノシロキサン化合物からなる共重合体
からなる熱可塑性樹脂組成物。
Description
関し、詳しくは、成形性に優れ、離型性,潤滑性,撥水
性,機械的強度等に優れた成形品となり得る熱可塑性樹
脂組成物に関する。
・スチレン樹脂(AS樹脂)とアクリロニトリル・ブタ
ジエン・スチレン樹脂(ABS樹脂)は優れた物理特性
を有するため、様々な成形材料として広く使用されてい
る。しかし、この種の熱可塑性樹脂は、成形性,離型
性,潤滑性,撥水性等の特性に劣るという欠点があっ
た。一方、シリコーンオイルとかシリコーン生ゴムと称
される線状のポリオルガノシロキサンは、優れた界面特
性を有するため、熱可塑性樹脂の成形性、離型性、潤滑
性、撥水性等の特性を改良するための添加剤として使用
されている。従来、このような熱可塑性樹脂にポリオル
ガノシロキサンを配合して、その特性を改良する試みが
なされている(特公昭57−10144号公報参照)。
しかし、一般にポリオルガノシロキサンと熱可塑性樹
脂、中でもAS樹脂あるいはABS樹脂とは相溶性が悪
く、このような熱可塑性樹脂中にポリオルガノシロキサ
ンを微細な形態で均一に分散させることは困難であっ
た。このため、ポリオルガノシロキサンを添加配合した
熱可塑性樹脂は作業性が悪く、またその成形品において
も、表面にポリオルガノシロキサンが滲み出したり、両
者の相分離による外観不良が発生するなどの問題や、機
械的強度が低下したり、成形品ごとの成形性、離型性、
潤滑性、撥水性、機械的強度等のバラツキが大きい等の
問題点があった。
点を解決するために鋭意研究した結果、熱可塑性樹脂と
ポリオルガノシロキサンの相溶性を向上させるために特
定の第3成分を配合すれば、上記問題点が一挙に解決さ
れるという事実を見出して、本発明に到達した。即ち、
本発明の目的は、成形性に優れ、離型性、潤滑性、撥水
性、機械的強度等に優れた成形品となり得る熱可塑性樹
脂組成物を提供することにある。
脂は、(A)芳香族ビニル化合物および不飽和脂肪族ニト
リル化合物からなる共重合体、芳香族ビニル化合物,不
飽和脂肪族ニトリル化合物およびジエン系ゴム質重合体
からなる共重合体、およびこれらの混合物から選ばれる
熱可塑性樹脂である。このような(A)成分の1つは、芳
香族ビニル化合物と不飽和脂肪族ニトリル化合物からな
る共重合体であるが、芳香族ビニル化合物としては、例
えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン
等が挙げられ、不飽和脂肪族ニトリル化合物としては、
例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等が挙
げられる。このような共重合体の種類や分子量や製造方
法は特に限定されない。本発明においては、かかる共重
合体の中でもアクリロニトリル・スチレン共重合体が好
ましく使用される。(A)成分のもう1つは、芳香族ビニ
ル化合物、不飽和脂肪族ニトリル化合物およびジエン系
ゴム質重合体からなる共重合体であるが、芳香族ビニル
化合物としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニ
ルトルエン等が挙げられ、不飽和脂肪族ニトリル化合物
としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等が
挙げられ、そして、ジエン系ゴム質重合体としては、ポ
リブタジエン、スチレン・ブタジエン共重合体、アクリ
ロニトリル・ブタジエン共重合体等が挙げられる。この
ような共重合体の種類や分子量や製造方法は特に限定さ
れない。かかる共重合体としては、例えば、ジエン系ゴ
ム質重合体に芳香族ビニル化合物と不飽和脂肪族ニトリ
ル化合物の混合物をグラフト重合して得られたもの、あ
るいはこのグラフト共重合体と芳香族ビニル化合物と不
飽和脂肪族ニトリル化合物の混合物を重合して得られた
共重合体とを混合して得られたもの等がある。本発明に
おいては、かかる共重合体の中でもアクリロニトリル・
スチレン・ブタジエン三元共重合体が好ましく使用され
る。
脂は上記のような芳香族ビニル化合物および不飽和脂肪
族ニトリル化合物からなる共重合体、芳香族ビニル化合
物,不飽和脂肪族ニトリル化合物およびジエン系ゴム質
重合体からなる共重合体、およびこれらの混合物から選
ばれる熱可塑性樹脂であるが、このような(A)成分の熱
可塑性樹脂を構成する化合物としては、前記の芳香族ビ
ニル化合物と不飽和脂肪族ニトリル化合物に加え、熱可
塑性樹脂の特性を改良する目的で1種または2種以上の
他のビニル化合物を含んでいてもよい。このようなビニ
ル化合物としては、メタクリル酸、アクル酸等の不飽和
カルボン酸類、メチルメタクリレート、メチルアクリレ
ート等の不飽和カルボン酸エステル類、あるいは、グリ
シジルメタクリレート等のエポキシ基含有不飽和カルボ
ン酸エステル類等が挙げられる。
ノシロキサンは、本発明の熱可塑性樹脂組成物に、成形
性、潤滑性、離型性、撥水性等の特性を付与する働きを
する。このような(B)成分のポリオルガノシロキサンの
代表例は、末端がトリオルガノシロキサン単位[R3S
iO1/2(式中、Rは、メチル基,エチル基,プロピル
基,クロロプロピル基,3,3,3−トリフルオロプロピ
ル等の置換もしくは非置換のアルキル基、ビニル基,ア
リル基,ブテニル基,ヘキセニル基等の置換もしくは非
置換のアルケニル基、フェニル基等のアリール基、ベン
ジル基等の置換もしくは非置換のアラルキル基等で例示
される置換もしくは非置換の1価炭化水素基であ
る。)]あるいはヒドロキシ基からなり、末端以外のシ
ロキサン単位が、主として、ジオルガシロキサン単位
[R2SiO単位(式中、Rは前記と同じである。)か
らなる直鎖状のポリオルガノシロキサンやこれらに加え
て、少量のRSiO3/ 2単位(式中、Rは前記と同じで
ある。)]および/またはSiO2単位を含む、ポリオ
ルガノシロキサンである。このようなポリオルガノシロ
キサンとしては、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリ
ジメチルシロキサン,両末端ジメチルハイドロオキシシ
ロキシ基封鎖ポリジメチルシロキサン,両末端トリメチ
ルシロキシ基封鎖メチルフェニルシロキサン,両末端ト
リメチルシロキシ基封鎖メチルフェニルシロキサン・ジ
メチルシロキサン共重合体,両末端トリメチルシロキシ
基封鎖ジフェニルシロキサン,両末端トリメチルシロキ
シ基封鎖ジフェニルシロキサン・ジメチルシロキサン共
重合体,両末端トリメチルシロキシ基封鎖(3,3,3−
トリフルオロプロピル)メチルシロキサン,両末端トリ
メチルシロキシ基封鎖(3,3,3−トリフルオロプロピ
ル)メチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体,
両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・
メチルビニルシロキサン共重合体,両末端ジメチルビニ
ルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン,両末端ジメチル
ビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニ
ルシロキサン共重合体等が例示される。
リオルガノシロキサンに加え、本発明の目的を損なわな
い範囲で、前記のようなRSiO3/2単位やSiO2単位
を含む分岐状のポリオルガノシロキサンを配合してもよ
い。このような(B)成分のポリオルガノシロキサンの粘
度は特に限定されないが、離型性を必要とする用途では
低粘度のものが好ましく使用される。潤滑性を必要とす
る用途では高粘度のものが好ましく用いられ、特に、2
5℃における粘度が100万センチストークス以上のポ
リオルガノシロキサンが、潤滑性やその持続性に優れる
ため好ましく用いられる。また、離型性と潤滑性を制御
するために、異なる粘度のものを混合して用いてもよ
い。また、このような(B)成分のポリオルガノシロキサ
ンは、その中に含まれる200℃で10mmHg以上の蒸気
圧を有する低分子量ポリオルガノシロキサンの含有量
が、重量単位で50,000ppm以下であることが好まし
く、20,000ppm以下であることがより好ましい。
脂100重量部に対して0.1重量部〜200重量部で
ある。これは、(B)成分の配合量が0.1重量部未満に
なると成形性,離型性,潤滑性等の特性改良効果が見ら
れなくなり、一方、200重量部を越えると熱可塑性樹
脂に対する(B)成分の容積比が大きくなりすぎ、本発明
の熱可塑性樹脂組成物が固体状を呈しなくなるためであ
る。
ル化合物、不飽和脂肪族ニトリル化合物およびオルガノ
シロキサン化合物からなる共重合体は、本発明の特徴と
なる成分であり、(A)成分の熱可塑性樹脂と(B)成分の
ポリオルガノシロキサンの相溶性を向上させ(A)成分の
熱可塑性樹脂中に(B)成分のポリオルガノシロキサンを
微細な形態で均一に分散させる働きをする。このような
(C)成分の共重合体は、芳香族ビニル化合物および不飽
和脂肪族ニトリル化合物が連続するブロックとオルガノ
シロキサン単位が連続するブロックを含むものであれば
よく、共重合体の分子量や構造は特に限定されない。こ
こで芳香族ビニル化合物としては、例えば、スチレン,
α−メチルスチレン,ビニルトルエン等が挙げられ、不
飽和脂肪族ニトリル化合物としては、例えば、アクリロ
ニトリル,メタクリロニトリル等が挙げられる。また、
これらの化合物に加え、1種または2種以上の他のビニ
ル化合物を含んでいてもよい。このようなビニル化合物
としては、メタクリル酸,アクル酸等の不飽和カルボン
酸類,メチルメタクリレート,メチルアクリレート等の
不飽和カルボン酸エステル類、グリシジルメタクリレー
ト等のエポキシ基含有不飽和カルボン酸エステル類等が
挙げられる。一方、オルガノシロキサン単位が連続する
ブロックは、主としてジオルガノシロキサン単位[R2
SiO単位(式中、Rは、メチル基,エチル基,プロピ
ル基,クロロプロピル基,3,3,3−トリフルオロプロ
ピル等の置換もしくは非置換のアルキル基、ビニル基,
アリル基,ブテニル基,ヘキセニル基等の置換もしくは
非置換のアルケニル基、フェニル基等のアリール基、ベ
ンジル基等の置換もしくは非置換のアラルキル基等で例
示される置換もしくは非置換の1価炭化水素基であ
る。)]からなるもので、少量のRSiO3/2単位やS
iO2単位を含んでいてもよい。芳香族ビニル化合物お
よび不飽和脂肪族ニトリル化合物が連続するブロックの
化合物の平均繰り返し数は5以上の範囲が好ましく、1
0以上の範囲がより好ましい。このような平均繰り返し
数の上限は特に限定されず、一般により長い方が好まし
い。一方、オルガノシロキサン化合物が連続するブロッ
クのオルガノシロキサン単位の平均繰り返し数は5以上
の範囲が好ましく、10以上の範囲がより好ましい。こ
のような連鎖長の上限は特に限定されないが、一般によ
り長い方が好ましい。また、このような(C)成分中の芳
香族ビニル化合物または不飽和脂肪族ニトリル化合物が
連続するブロックとオルガノシロキサン単位が連続する
ブロックとの量比は、モル比で1:0.2から0.2:1
の範囲内のものが好ましく用いられる。
例えば、芳香族ビニル化合物および不飽和脂肪族ニトリ
ル化合物が連続するブロックとオルガノシロキサン単位
が連続するブロックが直鎖状につながった、いわゆるA
Bブロック共重合体や(AB)nブロック共重合体、あ
るいは芳香族ビニル化合物および不飽和脂肪族ニトリル
化合物が連続するブロックを主骨格とし、オルガノシロ
キサン単位が連続するブロックが枝状に分岐したり、オ
ルガノシロキサン単位が連続するブロックを主骨格と
し、芳香族ビニル化合物および不飽和脂肪族ニトリル化
合物が連続するブロックが枝状に分岐したグラフト共重
合体等が挙げられる。このような(C)成分の芳香族ビニ
ル化合物、不飽和脂肪族ニトリル化合物およびオルガノ
シロキサン化合物からなる共重合体は、アニオン重合,
ラジカル重合等、従来周知の方法により製造することが
できる。例えば、芳香族ビニル化合物および不飽和脂肪
族ニトリル化合物の混合物をリビングアニオン重合し、
続いて、これにヘキサオルガノシクロトリシロキサンを
アニオン重合することによりABブロック共重合体を製
造することができる。また、分子末端にラジカル反応開
始基を有するポリオルガノシロキサンマクロイニシエー
ターと芳香族ビニル化合物と不飽和脂肪族ニトリル化合
物の混合物をラジカル重合して(AB)nブロック共重
合体を製造することができる。また、芳香族ビニル化合
物、不飽和脂肪族ニトリル化合物の混合物と分子中に少
なくとも1個のラジカル反応性の不飽和基を有する線状
のポリオルガノシロキサンマクロモノマーをラジカル反
応触媒の存在下にラジカル重合することにより芳香族ビ
ニル化合物または不飽和脂肪族ニトリル化合物が連続す
るブロックを主骨格とし、オルガノシロキサン単位が連
続するブロックが枝状に分岐したグラフト共重合体を製
造することができる。また、側鎖にメルカプト基を有す
るポリオルガノシロキサンと芳香族ビニル化合物と不飽
和脂肪族ニトリル化合物の混合物をラジカル反応触媒の
存在下にラジカル重合することにより、オルガノシロキ
サン単位が連続するブロックを主骨格とし、芳香族ビニ
ル化合物または不飽和脂肪族ニトリル化合物が連続する
ブロックが枝状に分岐したグラフト共重合体を製造する
ことができる。
樹脂100重量部に対して0.1重量部〜200重量部
である。これは、(C)成分の配合量が0.1重量部未満
になると(A)成分の熱可塑性樹脂と(B)成分のポリオル
ガノシロキサンの相溶性を向上させる働きが見られなく
なり、一方、200重量部を越えると熱可塑性樹脂組成
物の機械的強度が低下するなるためである。
成分,(B)成分および(C)成分を均一に混合することに
より製造できる。この製造に使用される装置としては、
一般の熱可塑性樹脂の混練に使用される回分式加熱混練
装置、連続式加熱混連装置等従来周知の混練装置を用い
て製造可能である。ここで、(A)、(B)および(C)成分
の配合順序は任意であり、加熱混練条件は、一般に、
(A)成分の熱可塑性樹脂を溶融混練する場合と同様の条
件でよく、混練時間は数分以上あれば十分である。ま
た、本発明の熱可塑性樹脂組成物においては、(A)、
(B)および(C)成分に加えて、熱可塑性樹脂の改質剤や
添加剤、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、マイカ、タル
ク、シリカ微粉末等の補強剤あるいは充填剤、有機滑剤
等の成形加工性改良剤、難燃剤、帯電防止剤、顔料等の
着色剤、抗菌剤等の特殊添加剤等を配合することは本発
明の目的を損なわない限り差し支えない。
を含有しているため熱可塑性樹脂中のポリオルガノシロ
キサンの分散性がよく、そのため、従来のポリオルガノ
シロキサンを単独で含有する熱可塑性樹脂に比べて成形
性、離型性、潤滑性、撥水性、機械的強度等に優れてい
る。本発明の熱可塑性樹脂組成物は、そのまま、射出成
形や押出し成形により成形品とし使用される。また、熱
可塑性樹脂、特にAS樹脂あるいはABS樹脂の改質剤
として、これらの樹脂に添加配合し使用することができ
る。
および比較例中の部とあるのは重量部を意味し、粘度は
25℃における測定値であり、cStはセンチストーク
スを表わす。また、実施例中、成形品の外観の観察、ポ
リオルガノシロキサン相の平均粒子径の測定、成形品の
潤滑性、引張り強度および衝撃強度の測定は、次に示す
方法に従って行った。 ○成形品の外観の観察 試料をそのまま、あるいは、所定の熱可塑性樹脂で希釈
して(希釈は、ラボプラストミルにより加熱混練するこ
とにより行った。)、加圧プレスを用いて成形し、板状
試験片とした。この試験片の外観を肉眼にて観察した。
観察結果は次のように表示した。 ○ 均一な表面であり、フローマーク等の異常現象が見
られなかった。 × ポリオルガノシロキサンの分散不良により、表面が
均一でなく、フローマークが発生した。 ○ポリオルガノシロキサン相の平均粒子径の測定 試料を液体窒素で冷却して、破砕した後、室温にてヘキ
サンに浸せきし、試料中に含まれるポリオルガノシロキ
サン成分を溶解除去した。破断面を走査型電子顕微鏡に
て観察し、ポリオルガノシロキサンの抜けた穴径を測定
することによりポリオルガノシロキサン相の平均粒子径
を測定した。 ○成形品の潤滑性の測定 試料をそのまま、あるいは、所定の熱可塑性樹脂で希釈
して(希釈は、ラボプラストミルにより加熱混練するこ
とにより行った。)、これを加圧プレスを用いて平状試
験片とした。一方、所定の熱可塑性樹脂を用いて、射出
成形機を用いて円筒状試験片を成形した。両者を用い
て、スラスト摩擦磨耗試験機(東洋精機製)により、1
kg/cm2の圧力、50cm/sの周速度下における、動摩
擦係数およびその変動幅を測定した。 ○成形品の引張り強度およびアイゾット衝撃強度の測定 試料をそのまま、あるいは、所定の熱可塑性樹脂で希釈
して(希釈は、ラボプラストミルを用い加熱混練するこ
とにより行った。)、これを射出成形機を用いて、引張
り強度およびアイゾット衝撃強度測定用の試験片をそれ
ぞれ成形し、JISK 6874に決められた試験法に
従い、引張り強度およびアイゾット衝撃強度をそれぞれ
測定した。
格とし、ジメチルシロキサン単位が連続するブロックが
枝状に分岐した共重合体(a)の合成 攪拌機,還流管を備えた200mlのフラスコにα−メタ
クリロキシプロピル、ω−トリメチルシロキシ、ポリジ
メチルシロキサン(数平均分子量:6360)20g、
スチレン単量体13g、アクリロニトリル単量体7gお
よびトルエン80gを仕込み、反応系を窒素置換した。
フラスコを65℃に加熱し、アゾイソブチロニトロル1
00mgを投入した後、65℃にて24時間攪拌して重合
反応を行った。反応終了後、反応混合物を大過剰のイソ
プロピルアルコール中に投入することにより、白色の沈
澱物を得た。この沈殿物を分離し、イソプロピルアルコ
ールで洗浄後、真空乾燥し、白色固体26.0gを得
た。この白色固体をゲルパーミェーションクロマトグラ
フィー(GPC)、磁気共鳴スペクトル(NMR)を用
いて分析したところ、スチレンとアクリロニトリルが連
続するブロックの平均繰り返し数が96であり、オルガ
ノシロキサン単位が連続するブロックのオルガノシロキ
サン単位の平均繰り返し数が82であり、スチレンとア
クリロニトリルが連続するブロックとオルガノシロキサ
ン単位が連続するブロックとの量比が、モル比にして
1:0.85であるスチレン・アクリロニトリル・ジメ
チルシロキサン共重合体であることが判明した。また、
この共重合体の数平均分子量は36,100であった。
し、スチレンとアクリロニトリルが連続するブロックが
枝状に分岐した共重合体(b)の合成 末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メ
チル(γ−メルカプトプロピル)シロキサン共重合体
(数平均分子量:10,200、メルカプト基当量:5,
100)16g、スチレン単量体15.6g、アクリロ
ニトリル単量体8.4gおよびトルエン80gを仕込
み、反応系を窒素置換した。フラスコを65℃に加熱
し、アゾイソブチロニトロル100mgを投入した後、6
5℃にて24時間攪拌して重合反応を行った。反応終了
後、反応混合物を大過剰のイソプロピルアルコール中に
投入し、白色の沈澱物を得た。この沈殿物を分離し、イ
ソプロピルアルコールで洗浄後、真空乾燥し、白色固体
28.0gを得た。この白色固体をゲルパーミェーショ
ンクロマトグラフィー(GPC)、磁気共鳴スペクトル
(NMR)を用いて分析したところ、スチレンとアクリ
ロニトリルが連続するブロックの平均繰り返し数が71
であり、オルガノシロキサン単位が連続するブロックの
オルガノシロキサン単位の平均繰り返し数が69であ
り、スチレンとアクリロニトリルが連続するブロックと
オルガノシロキサン単位が連続するブロックとの量比
が、モル比にして1:0.97であるスチレン・アクリ
ロニトリル・オルガノシロキサン共重合体であることが
判明した。また、この共重合体の数平均分子量は21,
000であった。
(AS樹脂)[三菱化学株式会社製,商品名サンレック
スSAN−C、200℃,10kgの条件下におけるメル
トフローレイト,25g/10分]19g、粘度100
0万cStの末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリジメチ
ルシロキサン1gおよび参考例1で得られたスチレン・
アクリロニトリル・ジメチルポリシロキサンからなる共
重合体(a)0.5gをラボプラストミル(30ml)に入
れ、220℃、100rpmの条件下にて10分間加熱混
合した後、冷却し、白色固体状の熱可塑性樹脂組成物を
得た。得られた熱可塑性樹脂組成物について、成形品の
表面状態、ポリオルガノシロキサン相の平均粒子径の測
定および成形品の潤滑性、引張り強度および衝撃強度の
測定を行い、それらの結果を後記する表1に示した。
トリル・オルガノポリシロキサンからなる共重合体(a)
の代わりに参考例2で得られた共重合体(b)を配合した
以外は実施例1と同様にして、白色固体状の熱可塑性樹
脂組成物を得た。得られた熱可塑性樹脂組成物につい
て、成形品の表面状態、ポリオルガノシロキサン相の平
均粒子径の測定を行い、それらの結果を後記する表1に
示した。
の末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリジメチルシロキサ
ンの代わりに、粘度1万cStの末端トリメチルシロキ
シ基封鎖ポリジメチルシロキサンを配合した以外は実施
例1と同様にして、白色固体状の熱可塑性樹脂組成物を
得た。この組成物の特性を実施例1と同様に測定して、
それらの結果を後記する表1に示した。
S樹脂)[三菱化学株式会社製,商品名サンレックスS
AN−C、200℃,10kgの条件下におけるメルトフ
ローレイト,25g/10分]10g、粘度1000万
cStの末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリジメチルシ
ロキサン10gおよび参考例1で得られたスチレン・ア
クリロニトリル・オルガノポリシロキサン共重合体(a)
5gをラボプラストミル(30ml)に入れ、220℃、
100rpmの条件下にて10分間加熱混合した後、冷却
し、白色固体状の熱可塑性樹脂組成物を得た。次に、得
られた熱可塑性樹脂組成物1.0gおよび上記のAS樹
脂19gをラボプラストミル(30ml)に入れ、220
℃、100rpmの条件下にて10分間加熱混合後、冷却
し、白色固体状の熱可塑性樹脂組成物を得た。この組成
物の特性を実施例1と同様に測定して、それらの結果を
後記する表1に示した。
チレン共重合体(AS樹脂)の代わりに、アクリロニト
リル・スチレン・ブタジエン3元共重合体(ABS樹
脂)[東レ株式会社製,商品名トヨラック100、溶融
粘度(220℃)、4×103ポイズ]を配合した以外
は実施例1と同様にして、白色固体状の熱可塑性樹脂組
成物を得た。この組成物の特性を実施例1と同様に測定
して、それらの結果を後記する表1に示した。
チレン共重合体(AS樹脂)の代わりに、アクリロニト
リル・スチレン・ブタジエン共重合体(ABS樹脂)
[東レ株式会社製,商品名トヨラック100、溶融粘度
(220℃)、4×103ポイズ]を配合した以外は実
施例2と同様にして、白色固体状の熱可塑性樹脂組成物
を得た。得られた熱可塑性樹脂組成物について、成形品
の表面状態、ポリオルガノシロキサン相の平均粒子径の
測定を行い、それらの結果を後記する表1に示した。
チレン共重合体(AS樹脂)の代わりに、アクリロニト
リル・スチレン・ブタジエン共重合体(ABS樹脂)
[東レ株式会社製,商品名トヨラック100、溶融粘度
(220℃)、4×103ポイズ]を配合した以外は実
施例3と同様にして、白色固体状の熱可塑性樹脂組成物
を得た。この組成物の特性を実施例3と同様に測定し
て、それらの結果を後記する表1に示した。
S樹脂)[三菱化学株式会社製,商品名サンレックスS
AN−C、200℃,10kgの条件下におけるメルトフ
ローレイト,25g/10分]19g、粘度1000万
cStの末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリジメチルシ
ロキサン1gをラボプラストミル(30ml)に入れ、2
20℃、100rpmの条件下にて10分間加熱混合した
後、冷却し、白色固体状の熱可塑性樹脂組成物を得た。
得られた熱可塑性樹脂組成物について、成形品の表面状
態、ポリオルガノシロキサン相の平均粒子径の測定およ
び成形品の潤滑性、引張り強度および衝撃強度の測定を
行い、それらの結果を後記する表1に示した。
の末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリジメチルシロキサ
ンの代わりに、粘度1万cStの末端トリメチルシロキ
シ基封鎖ポリジメチルシロキサンを配合した以外は比較
例1と同様にして、白色固体状の熱可塑性樹脂組成物を
得た。この組成物の特性を比較例1と同様に測定して、
それらの結果を後記する表1に示した。
チレン共重合体(AS樹脂)の代わりに、アクリロニト
リル・スチレン・ブタジエン共重合体(ABS樹脂)
[東レ株式会社製,商品名トヨラック100、溶融粘度
(220℃)、4×103ポイズ]を配合した以外は比
較例1と同様にして、白色固体状の熱可塑性樹脂組成物
を得た。この組成物の特性を比較例1と同様に測定し
て、それらの結果を後記する表1に示した。
の末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリジメチルシロキサ
ンの代わりに、粘度1万cStの末端トリメチルシロキ
シ基封鎖ポリジメチルシロキサンを配合した以外は比較
例3と同様にして、白色固体状の熱可塑性樹脂組成物を
得た。この組成物の特性を比較例3と同様に測定して、
それらの結果を後記する表1に示した。
分〜(C)成分からなり、特に(C)成分として芳香族ビニ
ル化合物、不飽和脂肪族ニトリル化合物およびオルガノ
シロキサンからなる共重合体を含有するため、熱可塑性
樹脂中のポリオルガノシロキサンの分散性がよく、その
ため、従来のポリオルガノシロキサンを単独で含有する
熱可塑性樹脂に比べて成形性に優れ、離型性、潤滑性、
撥水性、機械的強度等に優れた成形品となるという特徴
を有する。
Claims (6)
- 【請求項1】 (A)芳香族ビニル化合物および不飽和脂肪族ニトリル化合物 からなる共重合体、芳香族ビニル化合物,不飽和脂肪族ニトリル化合物およびジ エン系ゴム質重合体からなる共重合体、およびこれらの混合物から選ばれる熱可 塑性樹脂 100重量部、 (B)ポリオルガノシロキサン 0.1〜200重量部、 および (C)芳香族ビニル化合物、不飽和脂肪族ニトリル化合物およびオルガノシロキサ ン化合物からなる共重合体 0.1〜200重量部 からなる熱可塑性樹脂組成物。
- 【請求項2】 (A)成分の熱可塑性樹脂がスチレン・ア
クリロニトリル共重合体である請求項1に記載の熱可塑
性樹脂組成物。 - 【請求項3】 (A)成分の熱可塑性樹脂がスチレン・ア
クリロニトリル・ブタジエン3元共重合体である請求項
1に記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項4】 (B)成分のポリオルガノシロキサンの2
5℃における粘度が100万センチストークス以上であ
る請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項5】 (B)成分のポリオルガノシロキサン中に
含まれる200℃で10mmHg以上の蒸気圧を有する低分
子量オルガノシロキサンの含有量が50,000ppm以下
である請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項6】 (C)成分の共重合体がスチレンとアクリ
ロニトリルからなるブロックとジメチルシロキサンから
なるブロックから構成されたブロック共重合体である請
求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06337095A JP3616155B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 熱可塑性樹脂組成物 |
DE69600135T DE69600135T2 (de) | 1995-02-27 | 1996-02-17 | Thermoplastische Harzzusammensetzung |
EP96102393A EP0728809B1 (en) | 1995-02-27 | 1996-02-17 | Thermoplastic resin composition |
US08/604,138 US5654366A (en) | 1995-02-27 | 1996-02-20 | Thermoplastic resin composition |
CA002170116A CA2170116A1 (en) | 1995-02-27 | 1996-02-22 | Thermoplastic resin composition |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08231796A true JPH08231796A (ja) | 1996-09-10 |
JP3616155B2 JP3616155B2 (ja) | 2005-02-02 |
Family
ID=13227337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06337095A Expired - Lifetime JP3616155B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3616155B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09302049A (ja) * | 1996-05-15 | 1997-11-25 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 固形離型剤 |
JP2010071479A (ja) * | 2008-09-16 | 2010-04-02 | Sanyo Electric Co Ltd | 逆セル型製氷機 |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP06337095A patent/JP3616155B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09302049A (ja) * | 1996-05-15 | 1997-11-25 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 固形離型剤 |
JP2010071479A (ja) * | 2008-09-16 | 2010-04-02 | Sanyo Electric Co Ltd | 逆セル型製氷機 |
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